JP2001297655A - 操作釦付き機器 - Google Patents

操作釦付き機器

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JP2001297655A
JP2001297655A JP2000109513A JP2000109513A JP2001297655A JP 2001297655 A JP2001297655 A JP 2001297655A JP 2000109513 A JP2000109513 A JP 2000109513A JP 2000109513 A JP2000109513 A JP 2000109513A JP 2001297655 A JP2001297655 A JP 2001297655A
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button
battery
camera
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sheet member
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JP2000109513A
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English (en)
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Sumio Kawai
澄夫 川合
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具などの紛失や不携帯などから生ずる操作
不能を無くすような機器を提供すること。 【解決手段】 機器(例えばカメラ1)本体内に設けられ
た収納室(例えば電池室10)と、この機器に設けられ、
表面がこの機器表面より窪んだ位置に位置した操作釦
(巻戻し釦5)と、その収納室内に収められたシート部材
(即ち保持シート部8cに連続する電池取出しシート)8
と、このシート部材に設けられその操作釦の表面を押圧
するための押圧部材(9:工具)とを備えるような構成を
有する操作釦付きのカメラ1等の機器であり、この機器
のシート部材8は、その一端が収納室(10)内に固着さ
れこのシート部材の一部に押圧部材9を有して収納室内
に納められるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は操作釦を有する機器
に係わり、例えばカメラの工具又は付属品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラに付属する部品(工具)に関
する技術としては、例えば実開昭60−128327号
公報に教示された「押し釦操作機能付きのカメラ付属
品」があり、この従来例では、携帯用のストラップに付
属された部品に凸部を設けて、この凸部分によってカメ
ラ筐体面の表面より沈み込んで設けられている操作釦を
押すときに利用できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例では、付属品としてのストラップ自体にその
ような部品(釦操作用工具)を設けているが、ユーザがス
トラップそのものをカメラ本体に取り付けるのを忘れた
り、元々の取付けをしない場合もあるため、カメラ筐体
面より沈み込んで設けられた操作釦を押そうとしても、
付属品としての工具がその際に備えられておらず、この
ような操作釦の押圧操作ができないという不都合があっ
た。
【0004】また、凸部を有する工具がストラップに付
いているため、カメラの使用中に何かにぶつかるなどし
て破損や磨耗が生じて、いざそれを使おうとしても役に
立たない場合も起こり得る。
【0005】そこで本発明の目的は、工具などの付属品
の紛失や不携帯などから生ずる操作不能を無くすような
カメラ等の機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するため、本発明では次のような手段を講じてい
る。即ち本発明によれば、機器内に設けられた収納室
と、この機器に設けられ表面が機器表面より窪んだ位置
に配置された操作釦と、上記収納室内に収められたシー
ト部材と、このシート部材に設けられ操作釦の表面を押
圧するための押圧部材とを備えるような操作釦付き機器
を提案する。そしてこの操作釦付き機器は次のような特
徴を有している。例えば、上記機器のシート部材は一端
が上記収納室内に固着され、このシート部材の一部に上
記押圧部材を有し収納室内に納められている。上記機器
のシート部材は可撓性材料から成る。また、上記収納室
を蓋するための蓋部材を有する。あるいは、上記シート
部材は上記収納室内からに固着され、このシート部材の
一部に上記押圧部材を有して成り、上記収納室内に納め
られるような特徴を有している操作釦付き機器である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に実施形態を複数挙げて、操
作釦付き機器として例えばカメラを例に本発明の要旨に
ついて詳しく説明する。 (第1実施形態)図1には、本発明の第1〜第3実施形
態としての操作釦付きカメラを裏から見た外観を示して
いる。操作釦付きカメラとしてのカメラ(本体)1には、
ファインダ窓2および表示窓3や、カメラ筐体面から僅
かに突出し操作釦として手動可能な複数の突出釦4およ
び、カメラ筐体面から奥まってそのままでは手動不可能
な操作釦、例えばフィルム用巻戻し釦5が図示の如く配
設されている。そのほかに、蓋として閉じた状態でこの
カメラ1の筐体の一部を兼ねるフィルムカートリッジ格
納用のカートリッジ室のカートリッジ蓋6および、同じ
く電池(30)格納用の電池室10を蓋する電池蓋7が配
設されている。
【0008】なお、ここで言う「操作釦」とは、例示の
カメラ1の場合は巻戻し釦であるが、他の機器の場合、
例えばリモートコントローラでは時計機能のリセット釦
であり、携帯型パーソナルコンピュータでは再起動用の
リセット釦などの例が挙げられる。
【0009】図2には、この第1実施形態としてカメラ
1の電池蓋7を開いた状態での電池室10の内部とその
近傍を示している。電池蓋7はこの蓋一辺をカメラ1本
体の二箇所で軸支され開閉可能に形成され、対向する他
方の一辺には、このカメラ本体側に係止できるように蓋
係止爪7a,7bが突設されている。この電池蓋7を開
くと、図示の如く「逆J」字状を成し可撓性材料、例え
ばポリエステルなどから作られた薄いシート部材と、電
池取出し用にその一端をカメラ本体内に固定され、他端
が電池室10の内壁面に沿って敷設されたように、電池
蓋7の蓋係止爪7a,7bがある付近まで延出できるよ
うに設けられた電池取出しシート8とが一体的に収納さ
れている。
【0010】この電池取出しシート8の平面形状は、中
間部である折返し部8aにて180°Uターンし、切欠
き部8bを形成しながら電池室10内方向に延長された
保持シート部8cを有する。このような延長部分の先端
中央近傍には、前述の巻戻し釦5を押すために利用可能
な凸状を成す押圧部材(押圧工具)9が突設されてい
る。
【0011】この押圧部材9を有した保持シート部8c
が延びる延長線上には、二つの突出釦(4)と隣接して並
ぶ巻戻し釦5がこのカメラ1の筐体面から窪んだ状態で
配置され、この筐体面に開口された穴の内部に設けられ
ている。また、電池室10の内部には、ここに装着され
る電池30との導通をとるための電気接片11が設けら
れている。
【0012】上述した操作釦付きカメラ1の電池室10
およびその近傍の構造について更に具体的に説明する。
図3及び図4に、図2中の線分A−Aに沿った断面構造
を示し、電池蓋7で蓋された状態と、その蓋が開かれた
状態の電池室10をそれぞれ示す。電池30は通常この
電池取出しシート8の上に装着された後に、図3に示す
如く電池室10内に格納されている。そしてこの電池取
出しシート8は電池30の周囲に沿って円弧状を成して
おり、押圧部材9はこの電池室10の角隅にできた空間
(即ち電池蓋7が軸支されている近傍角部)に収まるよ
うに各部の寸法が設定されている。
【0013】この第1実施形態の操作釦付きカメラ1の
場合、巻戻し釦5の押圧操作が必要な際には、ユーザは
電池蓋7を開き、電池取出しシート(シート部材)8の
保持シート部8cを指先で保持しながら、図4に示す如
く破線矢印Mの方向に電池室10外から引き出し、押圧
部材9を巻戻し釦5が隠されている穴の内部に挿入した
後、太矢印のようにこれで巻戻し釦5を下方向に押圧す
る。この押圧操作により、巻戻し釦5を支持していたゴ
ム等の弾性部材が変形して、その巻戻し釦5の下に設け
られた電気基板20上の一対の接点(21)がこの弾性部
材の底面に設けられた導伝体で短絡されて電気的に回路
が導通し、この場合はフィルムの巻戻し駆動が開始され
るように構成されている。
【0014】(作用効果1)このように、第1実施形態
によれば、設計上そのままでは指などで操作が不可能に
設けられた巻戻し釦5も、電池室10内から外に引き出
した電池取出しシート(シート部材)8の一部を成す保
持シート部8cの押圧部材9を使うことによって、カメ
ラ1の筐体面から窪んだ状態で配置された手動操作不可
能ボタン(巻戻し釦5)を押圧することができるように
なる。よって、押圧部材9は常にカメラ1の内部に一体
的に付属しているので、紛失や不携帯などから生じるこ
のような巻戻し釦5の操作不能は起こり得ない。
【0015】(第2実施形態)上述の第1実施形態で例
示した押圧部材9を有するシート部材の形状は、次のよ
うに変えて実施してもよい。例えば、図5に示す第2実
施形態として電池室10内に設けられた電池取出しシー
ト8の形状は、折返し部が無い単純な直線的帯状を成し
ていてもよく、押圧部材9が突設された保持シート部8
cとは別体であるか、又は図示しないシート部材の根元
で分岐してそれぞれが図示の如くの単純な帯状を成して
いてもよい。
【0016】また、電池取出しシート8は前述同様に電
池室10内の電池30に敷かれた状態で格納されてい
る。一方、保持シート部8cは図6に示す如くその電池
30の上に架けるように格納されており、この保持シー
ト部8cの一端近傍中央に設けられた押圧部材9は前述
同様に電池室10の角隅の空間に収まり、他端は巻戻し
釦5が設けられた穴を形成する壁部を取り囲んでカメラ
本体1内側に固着されている。
【0017】(作用効果2)このように、第2実施形態
によれば、図6に示す電池30の周囲に沿って円弧状を
成して格納されていた状態から、図示はしないが電池蓋
7の開放によって自らの弾性力で飛び出してきて押圧部
材9が電池室10外へ引き出し易くなるので、その押圧
部材9を穴の内部に挿入し、同様に巻戻し釦5を下方向
に押圧することができる。よって、別体、又はシート部
材の根元で分岐するような単純な帯状の形状にすること
によって、加工が簡単になると共に、第1実施形態と実
質的に同等な作用効果が得られる。
【0018】(第3実施形態)次に、図7(a)〜図9
(b)を参照して本発明の第3実施形態について説明す
る。なお、電池室10は前述同様であるため特徴的な事
項について詳説する。図7(a),(b)に示すこの実
施形態の操作釦付きカメラ1の電池室10およびその周
辺の断面構造によれば、押圧部材9を有するシート部材
(以下、収納部材12と称する)は、図7(a)に示す
如く、電池蓋7が開放されても飛び出さずに、凸状の押
圧部材9が設けられた部分をのぞかせて電池室10内か
ら外へ引き出し易い曲率が施され電池室10内に格納さ
れている。また、手動で外へ引き出すとそれまで大半が
収納されていたこの収納部材12は図7(b)の如く直
線的に繰り出され、端部の押圧部材9を利用し易い長さ
になる構造のものである。
【0019】その収納部材12の全体形状は、図8に例
示のような長細いスライド穴12aが形成された特徴な
形状を成す一個体部品であり、電池取出しシート8とは
別体のシート部材である。詳しくは、収納部材12は押
圧部材9が設けられた部分近傍がやや下方に湾曲して押
圧部材9を下向きに突設しており、この部分近傍までは
中央部が長手方向にわたって細長く切り欠いたスライド
穴12aが設けられ、このスライド穴12aの幅が巻戻
し釦5のための穴を形成する壁部を挟みガイドされなが
ら取出し方向に移動できるようになっている。
【0020】図9(a),(b)には図8中の収納部材
12の長手方向に沿った電池室10およびその周辺の断
面構造を示し、電池蓋7で蓋された状態とそれが開かれ
た状態をそれぞれ示している。通常、電池30は電池取
出しシート8上に装着され、図9(a)に示す如く電池
室10内に格納され、電池取出しシート8はこの電池3
0の周囲に沿って円弧状を成しており、収納部材12は
その部分を電池30の上部に敷置される如くに配され
て、一方は巻戻し釦5のための穴を形成する壁部を挟み
ながらガイド可能に収まっている。なお、この収納部材
12もまた所定の弾性と剛性をもったシート部材を成形
した部材である。
【0021】この第3実施形態のカメラ1の場合、巻戻
し釦5の押圧操作が必要な際、電池蓋7を開くと、図9
(b)に示す如く電池取出しシート8が自らの弾性力で
飛び出す。また収納部材12も外部に露出されるので、
ユーザはその端部を持って破線矢印Mのように反転さ
せ、押圧部材9を巻戻し釦5の在る穴内部に挿入した
後、太矢印の如くこの巻戻し釦5を押圧部材9で押圧す
ることができる。
【0022】前述同様の押圧操作により、巻戻し釦5を
支持していたゴム等の弾性部材が変形して、その巻戻し
釦5の下に設けられた電気基板20上の一対の接点(2
1)がこの部材の底面の導電体で短絡されて導通し、フ
ィルム巻戻し駆動が開始される。
【0023】(作用効果3)このように、第3実施形態
によれば、そのままでは手動操作が不可能な巻戻し釦5
も、電池取出しシート(シート部材)8とは別体の収納
部材12を電池室10内から所望のときにのみ外に引き
出してきて、その収納部材12が有する押圧部材9を使
って巻戻し釦5を押圧することができる。必要でなけれ
ば引き出さずにそのまま格納された状態に保持すること
もできるので電池交換の邪魔にはならない。そして、押
圧部材9が常にカメラ1本体内に一体的に付属している
ので、紛失や不携帯などから生じる巻戻し釦5の操作不
能は起こり得ない。
【0024】(第4実施形態)続いて図10(a)〜図
11(b)に、本発明の第4実施形態としての操作釦付
きカメラ1の外観と、このカメラ本体に専用に設けられ
た操作釦室およびその近傍の断面構造を示す。まず図1
0(a),(b)にはそれぞれ、カメラ外装1aから一
段低い位置に形成された操作釦室のための蓋(釦室カバ
ー16と称する)が閉じている状態と、この釦室カバー
16が開けられた状態を示す。
【0025】この第4実施形態のカメラ1では、各種の
操作釦(手動操作可能又は不可能な釦5,13,14)
が共に釦室カバー16付きの操作釦室内に設けられてい
る。またこの操作釦室内には操作釦と一緒に、所定形状
のシート部材8が一端を固定されて操作釦の上に格納さ
れおり、所望時にはこのシート部材8に付いている凸状
の押圧部材9で、窪んでいる巻戻し釦5などの隠された
操作釦を押す際に利用できるように構成されている。
【0026】図11(a)に更に詳しくシート部材8を
引き出す前の状態を示し、図11(b)にシート部材8
を引き出して使用している状態を示す。図示の如く、操
作釦室およびこれに関連する部位の断面構造によれば、
釦室カバー16で蓋された操作釦室内の底部には、突出
釦(手動可能ボタン)13,14とともに、巻戻し釦5
(手動不可能ボタン)が並設され、その上からはシート
部材8が載架されている。シート部材8の所定位置には
突出釦13,14の頭部が貫通するためのシート穴8
d,8eが開口されており、それら釦の頭部が覗いてい
る。
【0027】シート部材8の一端は両面テープ17でこ
の操作釦室の底面端部に固着されている。カメラの電気
基板20は基台25上に敷設され、この電気基板20に
は、それぞれの突出釦13,14に対応した下方位置に
接点21,22,23が配設されている。通常時、凸状
の押圧部材9はこの操作釦室の底面端部に形成された有
底の収納部1bに収容できるように構成されている。
【0028】(作用効果4)このように、第4実施形態
によれば、ユーザは所望時に操作釦室の釦室カバー16
を開けて、収納されているシート部材8の一端を指先で
持って破線矢印Mの方向に移動させ、巻戻し釦5が設け
られている穴に押圧部材9を挿入することで巻戻し釦5
の押圧に利用できる。
【0029】このような蓋(釦室カバー16)を有する操
作釦室内に押圧部材9が付いたシート部材8を収納して
おけるように構成したことで、押圧部材9は通常は操作
釦室内に格納され、外部に露呈されない故に、折れたり
磨耗したりすることがない。
【0030】また、釦室カバー16で蓋されているの
で、カメラ1本体の携帯中に操作釦を誤操作することも
ない。
【0031】(変形例)上述の第4実施形態はさらに次
のように変形実施してもよい。図12(a)の斜視図に
は、この変形例としてのカメラの外観上の一変形例を例
示しており、図12(b),(c)にはその関連部位の
断面構造を示している。この例の特徴は、図示の如く操
作釦室用の蓋(釦室カバー)を有せず、押圧部材9が付
いたシート部材8がそのカメラの外装の一部を兼ねるよ
うに構成されていることにある。また、このシート部材
8は例えば透明又は半透明であり、その下に配設された
各種釦や押圧部材(工具)が透けて見えるようになって
いる。
【0032】シート部材8の端部は両面テープ17によ
ってカメラ外装の段部に固着され、この固定端部の対辺
中央部には例えば半円形のシート部材張出し部8fが設
けられ、この張出し部分8fが対応する外装面に相似形
に形成された凹部にはまるように形成されている。ユー
ザはこの張出し部分8fを指先で持って破線矢印Mの方
向につまみ出して移動させ、押圧部材9を巻戻し釦5の
在る穴に挿入後、太矢印の如くこの巻戻し釦5を押圧す
ることで、前述同様に巻戻し釦5を支持する弾性部材が
変形してその下部の電気基板20上の一対の接点(23)
がこの弾性部材底面で短絡され導通するように構成され
ている。操作釦室をカバーする蓋が無い代わり、各種釦
はシート部材8で中が透視できる状態に覆われているの
で、操作釦や付属品としての工具の存在がわかりやす
い。よって、この変形例によれば、前述した第4実施形
態と同等またはそれ以上の効果が期待できる。
【0033】(その他の変形例)なお、上述の如き手動
操作不可能な操作釦を持つ機器は例示したカメラに限定
されず、家庭電化製品(クーラー、テレビ、ビデオデッ
キ等)のリモコンの録音消去釦、あるいは電卓やパソコ
ンなどの初期化釦などに適用される。また、ここでは操
作釦のための押圧部材は手動操作補助用の工具として例
示したが、その他の種類の工具が同様な形態で備えられ
ていてもよい。
【0034】また、本発明の各実施形態は各シート部材
に押圧部材を別に設けたが、その押圧部材の替りに、シ
ート先端を円柱状に丸めて形成して、それを押圧部とし
てもよい。このほかにも、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形実施が可能である。
【0035】以上、実施形態に基づき説明したが本明細
書中には次の発明が含まれる。 (1) 電池収納室と、表面より窪んだ位置に位置した
操作釦と、上記電池収納室内に収められたシート部材
と、上記シート部材に設けられ、上記操作釦の表面を押
圧するための押圧部材と、を具備することを特徴とする
操作釦付きカメラを提供できる。
【0036】(2) 上記シート部材は、その一端が上
記電池収納室内に固着され、このシートの一部に上記押
圧部材を有して成り、上記電池収納室内に納められるこ
とを特徴とする(1)に記載のカメラである。 (3) 上記シート部材は可撓性材料から成ることを特
徴とする(1)に記載のカメラである。
【0037】(4) 操作釦を格納する操作釦室の蓋
(釦室カバー)を有し、押圧部材が付いたシート部材が
操作釦の上に重ねられていることを特徴とする操作釦付
きカメラを提供できる。 (5) 操作釦を格納する操作釦室の蓋(釦室カバー)
を有せず、押圧部材が付いたシート部材が当該カメラの
外装の一部を兼ねるように構成されて成ることを特徴と
する操作釦付きカメラを提供できる。 (6) 上記シート部材は透明又は半透明の可撓性材料
であり、このシート部材の下に配設された各種釦が透け
て見えるように構成されたことを特徴とする(5)に記
載のカメラである。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、カメラなどの機器に設
けられた例えば電池室や操作釦室などの格納空間内に、
手動不可能な操作釦を押圧するための補助工具として押
圧部材をシート部材と共に配設するように構成すること
よって、工具など付属品の紛失や不携帯などから生ずる
操作不能を無くすような操作釦付きの機器を提供するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1〜第3実施形態としての
操作釦付きカメラの外観を示す斜視図。
【図2】図2は、第1実施形態としての操作釦付きカメ
ラの電池室を示す部分斜視図。
【図3】図3は、図2中の線分A−Aに沿った電池蓋を
開ける前の断面構造であり、この電池室およびその周辺
を示す部分断面図。
【図4】図4は、図3の状態から電池蓋を開け保持シー
トを取り出し、巻戻し釦を押しているところを示す部分
断面図。
【図5】図5は、第2実施形態としての操作釦付きカメ
ラの電池室を示す部分斜視図。
【図6】図6は、図5中の電池蓋を開ける前の電池室及
びその周辺の断面構造を示す部分断面図。
【図7】 図7(a),(b)は第3実施形態の操作釦
付きカメラの電池室およびその周辺の断面構造を示し、
図7(a)は、開かれた電池室及び収納部材の様子を示
す部分斜視図、図7(b)は、この収納部材を引き出し
て使用中のところを示す部分斜視図。
【図8】図8は、第3実施形態としての収納部材の全体
的外観を示す斜視図。
【図9】 図9(a),(b)は第3実施形態の操作釦
付きカメラの電池室およびその周辺の断面構造を示し、
図9(a)は、電池室及び収納されている収納部材を示
す部分断面図、図9(b)は、この収納部材を引き出し
て使用中のところを示す部分断面図。
【図10】 図10(a),(b)は本発明の第4実施
形態としての操作釦付きカメラの外観を示し、図10
(a)は、操作釦室の蓋が閉じている状態を示す斜視
図、図10(b)は、この蓋が開けられた状態における
操作釦室内を示す斜視図。
【図11】 図11(a),(b)は図10(b)中の
線分B−Bに沿った操作釦室およびその関連部位の断面
構造を示し、図11(a)は、収納されたシート部材を
引き出す前の状態を示す部分断面図、図11(b)は、
このシート部材を引き出し使用中のところを示す部分断
面図。
【図12】 図12(a)〜(c)は第4実施形態の操
作釦付きカメラの変形例を示し、図12(a)は、この
変形例としてのカメラの外観を示す斜視図、図12
(b)は、図12(a)中の線分C−Cに沿った操作釦
およびその関連部位の断面構造を示す部分断面図、図1
2(c)は、図12(b)が示す状態からシート部材を
引き出して使用中のところを示す部分断面図。
【符号の説明】
1…カメラ(本体)、 1a…カメラ外装、 1b…押圧部材収納部、 2…ファインダ窓、 3…表示窓、 4…突出釦(手動可能ボタン)、 5…巻戻し釦(手動不可能ボタン)、 5a…釦ボス、 6…カートリッジ蓋、 7…電池蓋、 7a,7b…蓋係止爪、 8…電池取出しシート(シート部材)、 8a…折返し部、 8b…切欠き部、 8c…保持シート部、 8d,8e…シート穴(釦貫通用)、 8f…シート部材張出し部、 9…押圧部材(押圧工具)(押圧部)、 10…電池室、 11…電池接片、 12…収納部材、 12a…スライド穴、 13,14…突出釦(手動可能ボタン)、 15…ゴム部材(弾性材)、 16…釦室カバー(蓋)、 17…両面テープ、 20…電気基板、 21,22,23…接点、 25…基台、 30…電池。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器内に設けられた収納室と、 上記機器に設けられ、表面が上記機器表面より窪んだ位
    置に配置した操作釦と、 上記収納室内に収められたシート部材と、 上記シート部材に設けられ、上記操作釦の表面を押圧す
    るための押圧部材と、を具備することを特徴とする操作
    釦付き機器。
  2. 【請求項2】 上記シート部材は、一端が上記収納室内
    に固着され、このシート部材の一部に上記押圧部材を有
    して成り、上記収納室内に納められていることを特徴と
    する、請求項1に記載の操作釦付き機器。
  3. 【請求項3】 上記シート部材は、可撓性材料から成る
    ことを特徴とする、請求項1に記載の操作釦付き機器。
  4. 【請求項4】 上記収納室を蓋するための蓋部材を有す
    ることを特徴とする、請求項1に記載の操作釦付き機
    器。
  5. 【請求項5】 上記シート部材は、上記収納室内に固着
    され、このシート部材の一部に上記押圧部材を有して成
    り、上記収納室内に納められることを特徴とする、請求
    項1に記載の操作釦付き機器。
JP2000109513A 2000-04-11 2000-04-11 操作釦付き機器 Withdrawn JP2001297655A (ja)

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