JP2001297551A - 小径円盤状記録媒体アダプタ装置 - Google Patents

小径円盤状記録媒体アダプタ装置

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JP2001297551A
JP2001297551A JP2000112631A JP2000112631A JP2001297551A JP 2001297551 A JP2001297551 A JP 2001297551A JP 2000112631 A JP2000112631 A JP 2000112631A JP 2000112631 A JP2000112631 A JP 2000112631A JP 2001297551 A JP2001297551 A JP 2001297551A
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Toshifumi Tanaka
敏文 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速回転時に小径円盤状記録媒体とアダプタと
の芯ずれが発生し難く、安定した記録再生を行えるよう
にする。 【解決手段】記録媒体支持穴2の内周面4の付近に、小
径円盤状記録媒体の外周面を支持する外周面支持突起2
3と小径円盤状記録媒体の2つの主面を上、下から支え
る上、下主面支持突起5、7を各々形成し、その外周面
支持突起23の上、下に小径円盤状記録媒体の外周面付
近に発生する対応する突起部の突出を許容する逃げ部を
各々設け、更に上、下主面支持突起5、7の各付け根付
近の下、上に小径円盤状記録媒体の外周面付近に発生す
る対応する突出部の突出を許容する逃げ部22等を各々
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小径円盤状記録媒体
を従来の円盤状記録媒体用記録再生装置で使用するため
のアダプタ装置、特にCD、CD−R、CD−RAM等
のコンパクトディスク類、DVD、DVD−R、DVD
−RAM等のデジタルビデオディスク類の小径円盤状記
録媒体アダプタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CDやDVD等のようなディスク
類のプレーヤを含む記録再生装置ではディスクの標準サ
イズとして、一般にアルバムと呼ばれる直径12cmの
大径ディスクを基準にして駆動部の調整を行っている。
しかし、その記録再生装置を用いて、一般にシングルと
呼ばれる保管や形態の利便性を優先させて開発された直
径約8cmの小径ディスクを記録再生する際には、大径
ディスクとの質量差によって不具合が発生する。具体的
には小径ディスクを用いると、大径ディスクとの質量差
によって慣性モーメントに差が生じ、角速度や線速度を
記録再生に適する範囲に制御するための駆動部の負荷が
増大して、記録再生が円滑に行われないばかりでなく、
装置の耐久性や信頼性の低下を招く等の不具合が生じ
る。
【0003】そして、このような不具合を解消すべく、
小径ディスクを大径ディスクと質量差を生じさせること
なく使用するためのアダプタ装置として、既に特許第2
718924号、特開平1−107387号、特開平1
−107388号等が提示されている。これ等の提示さ
れた小径ディスクアダプタ装置によると、従来の小径デ
ィスクアダプタ1を平面図で示すと図12のようにな
る。この小径ディスクアダプタ1は大径ディスクとほぼ
同じ外径を有し、その中心部に2つの主面と外周面を有
する小径ディスクを支持するディスク支持穴2を設けた
リング状のアダプタ本体3を備えている。そして、その
アダプタ本体3のディスク支持穴2の内周面4の付近に
小径ディスクを支持するディスク支持部を内周面4に沿
って多数分散配置して形成し、そのディスク支持穴2内
に小径ディスクを挿入し一体に保持した状態でローディ
ング及び回転可能になっている。
【0004】これ等のディスク支持部として、ディスク
支持穴2の内周面4に沿って、その内周面4の付近に小
径ディスクの一方の主面を上から支える図13に示すよ
うな上主面支持突起5(5a、5b、5c)が120度
間隔に分散配置され、アダプタ本体3の各上主面支持突
起5より外周側領域に各々貫通長穴6(6a、6b、6
c)又は溝を設けることにより、各上主面支持突起5に
弾力性を与えて弾性的に変形可能にしてある。又、上主
面支持突起5から少し離してその両側の内周面4の付近
に小径ディスクの他方の主面を下から支える図14に示
すような下主面支持突起7{7a(7a1、7a2)、
7b(7b1、7b2)、7c(7c1、7c2)}が
各々分散配置されている。なお、アダプタ本体3の内周
面4付近の断面形状は図15のようであり、上、下主面
8、9に対し、内周面4は垂直になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな小径ディスクには記録再生装置の駆動軸が挿入され
てディスク回転の中心と成る中心穴が設けられており、
その中心穴がディスクの外周面と共に十分に各部の寸法
が調整管理された状態で行われる基板の成形によって形
成されていても問題がある。何故なら、小径ディスクを
構成する基板の成形には金型駒等を合わせて用いている
が、その合わせ目に微小突起が発生した場合、ばり取り
作業をすると必要な部分まで削り取れて精度が一層悪く
なるため、積極的にばり取り作業を行えないからであ
る。なお、基板成形時の金型駒の組立方法によっては、
微小突起が垂直に配置した基板外周面の上、下縁部から
真上又は真下に3〜50μm程突出する。
【0006】その後、基板に対し記録層や反射層等の機
能層をスパッタリング或いは塗布等の手法により形成
し、更に保護層やラベル層をスピンコート等の塗布手段
或いはシルク印刷等の印刷手法によって形成するが、基
板に種々の層を形成して行く際、基板の主面のみに限定
して形成することは非常に困難であり、外周面(側面)
への回り込みを完全に防ぐことが難しい。しかも、例え
ば保護層等のように機能層の保護を目的とする場合に
は、既に設けられている機能層よりも広い範囲(大きな
外径寸法)で形成することが必須条件となり、外周面へ
の回り込みによって機能層を完全に覆うように構成する
ことはある程度必要である。
【0007】具体的にはスピンコートによって形成され
る保護層は、低速で回転する基板の内周側に液状の紫外
線硬化樹脂を滴下して基板を高速に回転し遠心力によっ
て外周側へ拡散すると共に、余剰分を振り切るという方
法で形成されるので、外周側への拡散や振り切る際に外
周面へ樹脂が回り込むという現象が発生する。このよう
に記録層、保護層、印刷層の形成時に生じる外周面への
回り込みによって生じた基板外周面の突出部は5〜20
μm程突出するが、その突出量を全周に渡って或いは個
体差が生じないよう一定に制御することは不可能であ
り、結果的に様々な突出量の個体が存在する。
【0008】このため、提示されているような従来のア
ダプタ1では図16、17に示すようにしてディスク支
持穴2に挿入した小径ディスク10の上、下主面11、
12をその外周面13の付近で上、下から支えることに
なる。それ故、アダプタ本体3の上、下主面8、9と平
行な方向に突出する上、下主面支持突起5、7を設ける
ことによっては、小径ディスク10を構成する基板14
の上主面に塗布或いは印刷され基板14の外周面15よ
り外側へ突出する塗布層或いは印刷層16の突出部17
の突出を許容する逃げ部として逃げ空間18を設けてい
ても、基板14の外周面15の付近から真下に突出する
微小突起からなる突出部19が邪魔になって、下主面支
持突起7aと小径ディスク10の下主面12との間に隙
間20ができて、厚さ方向に十分な保持効果を発揮する
ことができない。しかも、図18に示すようにアダプタ
本体3の内周面4は小径ディスク10を構成する基板1
4の外周面15と離れているため、径方向の保持が不十
分である。なお、特開平1−107388号のようにチ
ャッキング機能を備えても、径方向の保持には不十分で
あって構造が複雑になる。
【0009】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、高速回転時にも小径円盤状記録
媒体とアダプタとの回転中心の不一致による芯ずれが発
生し難く、安定した記録再生を行える小径円盤状記録媒
体アダプタ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による小径円盤状記録媒体アダプタ装置は大
径円盤状記録媒体とほぼ同じ外径を有し、その中心部に
2つの主面と外周面を有する小径円盤状記録媒体を支持
する記録媒体支持穴を設けたリング状のアダプタ本体を
備え、そのアダプタ本体の記録媒体支持穴の内周面に小
径円盤状記録媒体を挿入し一体に保持した状態でローデ
ィング及び回転可能に構成する。
【0011】そして、前記記録媒体支持穴の内周面の一
部に小径円盤状記録媒体の外周面を支持する外周面支持
突起を形成し、その外周面支持突起の上、下に小径円盤
状記録媒体の外周面付近に発生する対応する突起部の突
出を許容する逃げ部を各々設ける。
【0012】又、前記記録媒体支持穴の内周面付近の一
部に小径円盤状記録媒体の2つの主面を上、下から支え
る上、下主面支持突起を各々形成し、その上、下主面支
持突起の各付け根付近の下、上に小径円盤状記録媒体の
外周面付近に発生する対応する突出部の突出を許容する
逃げ部を各々設け、アダプタ本体の上、下主面支持突起
の少なくともいずれか一方より外周側領域に貫通長穴又
は溝を設けて、上、下主面支持突起の少なくともいずれ
か一方に弾力性を与えて弾性的に変形可能に構成すると
好ましくなる。
【0013】又、前記各逃げ部の大きさを小径円盤状記
録媒体の外周面付近に発生する突出部である対応する小
径円盤状記録媒体の基板に塗布或いは印刷され基板の外
周面より外側へ突出する塗布層或いは印刷層の突出量、
又は基板の成形時に金型駒の合わせ目に発生する微小突
起の突出量より大きくするとよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図1〜11を参照し
て、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明を適
用した小径ディスクアダプタ装置のアダプタを示す平面
図、図2はそのA−A線断面図、図3はそのB−B線断
面図、及び図4はそのC−C線断面図である。この小径
ディスクアダプタ21は従来の小径ディスクアダプタ1
と基本構造をほぼ同一にする。そこで、小径ディスクア
ダプタ1と対応する部分には同一符号を付して以下に説
明する。
【0015】この小径ディスクアダプタ21は小径ディ
スクアダプタ1と同様に左右対称構造にし、大径ディス
クとほぼ同じ外径を有し、その中心部に2つの主面1
1、12と外周面13を有する小径ディスク10を支持
するディスク支持穴2を設けたリング状のアダプタ本体
3を備える。又、そのアダプタ本体3のディスク支持穴
2の内周面4の付近にその内周面4に沿って小径ディス
ク10を支持するディスク支持部を多数分散配置して形
成する。
【0016】そして、ディスク支持部として、やはりデ
ィスク支持穴2の内周面4に沿って、その内周面4の付
近に小径ディスク10の一方の主面11を上から支える
長方形板状の小さな上主面支持突起5(5a、5b、5
c)を複数箇所例えば120度間隔にして3箇所に分散
配置する。その際、図2に示すように従来のものと同様
に、各上主面支持突起5をアダプタ本体3の内周面4付
近の上隅部より少し上方に突出させた後、その上主面8
に平行となるようにディスク支持穴2の中心に向けて突
出させ、その付け根付近に逃げ空間18を形成する。
又、アダプタ本体3の各上主面支持突起5より外周側の
近傍領域に各々対応する上主面支持突起5を囲むように
大略弓状に屈曲した貫通長穴6(6a、6b、6c)又
は溝を設ける。すると、各上主面支持突起5に弾力性を
与えることができ、指を掛けること等によってその上主
面支持突起5の付近を弾性的に変形させることができ
る。
【0017】又、上主面支持突起5から少し離してその
両側の内周面4付近に小径ディスク10の他方の主面1
2を下から支える細長い長方形板状の下主面支持突起7
{7a(7a1、7a2)、7b(7b1、7b2)、
7c(7c1、7c2)}を各々分散配置する。その
際、図3に示すように従来のものと同様に各下主面支持
突起7をアダプタ本体3の内周面4付近の下隅部より少
し下方に突出させた後、その下主面9に平行となるよう
にディスク支持穴2の中心に向け突出させて形成する。
但し、従来のものと異ならせ、各下主面支持突起7の付
け根付近の上側に小径ディスク10を構成する基板14
の外周面15の下縁部から真下に突出する微小突起から
なる突出部19の突出を許容する逃げ部として逃げ溝2
2を形成する。なお、アダプタ本体3の各下主面支持突
起7より外周側の近傍領域に上主面支持突起5の場合と
同様の貫通長穴又は溝を設けて、各下主面支持突起7に
弾力性を与えて弾性的に変形可能にすることもできる。
【0018】又、ディスク支持穴2の内周面4に沿っ
て、その内周面4の一部に小径ディスク10を構成する
基板14の外周面15を真横から支えるブロック状の外
周面支持突起23(23a、23b、23c)を隣接す
る下主面支持突起7の間に3箇所分散配置する。その
際、図4に示すように各外周面支持突起23をディスク
支持穴2の内周面4の中央部より基を広く先を狭くした
断面台形状にして、その上、下に逃げ部として逃げ空間
24(24a、24b)を各々設け、ディスク支持穴2
の中心に向け突出させて形成する。
【0019】このようにして、アダプタ本体3の内周面
4の付近に小径ディスク10を支持する上、下主面支持
突起5、7、外周面支持突起23等のディスク支持部を
形成したアダプタ21を用いると、そのアダプタ本体3
の外径は標準サイズのディスク外径とほぼ同じになって
おり、その中心部に設けたディスク支持穴2に小径ディ
スク10を挿入し保持できる。そして、小径ディスク1
0を挿入する際に、図5、6、7に示すように各上主面
支持突起5をそこに適宜指を掛け又は掛けずに弾性力に
逆らってアダプタ本体3の外周方向に移動させ、小径デ
ィスク10の縁部付近を下主面支持突起7上に乗せ、
上、下主面支持突起5、7で挟持するようにした後、弾
性力によって上主面支持突起5がアダプタ本体3の内周
方向に復元することで、外周面支持突起23の先端を広
く小径ディスク10の塗布層或いは印刷層16の突出部
17と微小突起からなる突出部19のない基板14の外
周面15の中央部にそれぞれ当接する。
【0020】すると、小径ディスク10を構成する基板
14の外周面15より外側へ突出する塗布層或いは印刷
層16の突出部17は上主面支持突起5の付け根付近の
下に設けた逃げ空間18と外周面支持突起23の上に設
けた逃げ空間24aに侵入突出し、基板14の外周面1
5の下縁部から真下に突出する微小突起からなる突出部
19は下主面支持突起7の付け根付近の上に設けた逃げ
溝22に侵入突出する。それ故、下主面支持突起7は突
出部19に邪魔されることなく、基板14の下主面12
と良好に接触する。又、基板14の外周面15の下縁部
から横方向に突出する微小突起等があれば、外周面支持
突起23の下に設けた逃げ空間24bに侵入突出する。
【0021】特に、逃げ空間18、24、逃げ溝22等
の各逃げ部の大きさを小径ディスク10を構成する基板
14の外周面15の上、下縁部付近に発生する突出部1
7、19である対応する基板14の外周面15より外側
へ突出する塗布層或いは印刷層16の突出量、又は基板
14の成形時に金型駒の合わせ目に発生する微小突起の
突出量より大きくすると、それ等の逃げ部によって突出
部17、19の侵入突出が十分に許容される。そして、
小径ディスク10をアダプタ本体3に設けた各外周面支
持突起23、上、下主面支持突起5、7によって径方向
及び厚さ方向の2方向で一層確実に保持して一体のもの
として取り扱うことができる。従って、このような小径
ディスク10を保持したアダプタ21からなる小径ディ
スクアダプタ装置を用いると、小径ディスク10を標準
サイズのディスクと同様に各種の記録再生装置に装填し
てローディングし回転させることができる。しかも、高
速回転時にも小径ディスク10とアダプタ21との回転
中心が一致し、芯ずれが発生し難く、安定した記録再生
を行える。
【0022】図8は本発明を適用した小径ディスクアダ
プタ装置のアダプタ本体に設ける第1変形形態の外周面
支持突起による小径ディスクの支持状態を示す図7に対
応する断面図である。この外周面支持突起23はディス
ク支持穴2の内周面4より突出し、基を広くその内周面
4の幅と同一にし、先を狭くした断面台形状にして、そ
の上、下に逃げ部として逃げ空間24(24a、24
b)を各々設け、ディスク支持穴2の中心に向け突出さ
せて形成する。そして、小径ディスク10を保持するた
め、外周面支持突起23の広い先端を小径ディスク10
の塗布層或いは印刷層16の突出部17と微小突起から
なる突出部19のない基板14の外周面15の中央部に
真横から当接して支える。
【0023】図9は本発明を適用した小径ディスクアダ
プタ装置のアダプタ本体に設ける第2変形形態の外周面
支持突起による小径ディスクの支持状態を示す図7に対
応する断面図である。この外周面支持突起23はディス
ク支持穴2の内周面4よりその幅と同一幅で突出し、そ
の上に逃げ部として逃げ空間24を設けて断面を大略長
方形状にし、ディスク支持穴2の中心に向け突出させて
形成する。そして、小径ディスク10を保持するため、
外周面支持突起23の広い先端を小径ディスク10の塗
布層或いは印刷層16の突出部17のない基板14の外
周面15に真横から当接して支える。その際、アダプタ
本体3の厚みを大きくすることにより外周面支持突起2
3の下隅部25の付近を微小突起からなる突出部19に
真横から当接しているが、その突出部19は外周面15
に沿って真下に突出しているため、外周面支持突起23
の下隅部25は突出部19の突出を許容する逃げ隅部と
なっている。
【0024】図10は本発明を適用した小径ディスクア
ダプタ装置のアダプタ本体に設ける第3変形形態の外周
面支持突起による小径ディスクの支持状態を示す図7に
対応する断面図である。この外周面支持突起23はディ
スク支持穴2の内周面4の中央部より突出させ、基を広
くしてその断面を先端の中央が最も突出した細長い半円
形状にして、その上、下に逃げ部として逃げ空間24を
設け、ディスク支持穴2の中心に向け突出させて形成す
る。そして、小径ディスク10を保持するため、外周面
支持突起23の狭い先端を小径ディスク10の塗布層或
いは印刷層16の突出部17と微小突起からなる突出部
19のない基板14の外周面15の中央に真横から当接
して支える。
【0025】図11は本発明を適用した小径ディスクア
ダプタ装置のアダプタ本体に設ける第4変形形態の外周
面支持突起による小径ディスクの支持状態を示す図7に
対応する断面図である。この外周面支持突起23はOリ
ング26等の弾力性の大きな円形断面の別部品を用い、
その半分をアダプタ本体3に埋設し、半分をディスク支
持穴2の内周面4の中央部より突出させ、基を広くして
その断面を先端の中央が最も突出した半円形にして、そ
の上、下に逃げ部として逃げ空間24(24a、24
b)を設け、ディスク支持穴2の中心に向け突出させて
形成する。そして、小径ディスク10を保持するため、
外周面支持突起23の狭い先端を小径ディスク10の塗
布層或いは印刷層16の突出部17と微小突起からなる
突出部19のない基板14の外周面15の中央に真横か
ら当接して支える。すると、大きな弾性力によって小径
ディスク10をアダプタ本体3に一層確実に保持でき
る。
【0026】以上の各場合において、アダプタ21に小
径ディスク10を装填して小径ディスクアダプタ装置を
構成し、実際に記録再生装置に装着して回転数を300
rpm、500rpm、1,000rpm、2,000
rpmに設定して実験を行ったところ、従来のように記
録再生を妨げるような振動の発生はなかった。
【0027】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、請求項1
記載の発明ではアダプタ本体に小径円盤状記録媒体を挿
入する際、外周面支持突起の先端を小径円盤状記録媒体
の外周面に当接し、その外周面支持突起の上、下に設け
た各逃げ部で小径円盤状記録媒体の外周面付近に発生す
る対応する突出部の突出を許容して、アダプタ本体によ
り小径円盤状記録媒体を径方向に確実に保持できる。
【0028】それ故、高速回転時にも外周面支持突起に
よって、小径円盤状記録媒体とアダプタ本体の位置を調
整して両者の回転中心を一致させ易く、芯ずれを発生し
難くできるため、記録再生を妨げるような振動が発生せ
ず、信号追従を円滑に行えて、安定した記録再生が可能
になる。
【0029】又、請求項2記載の発明では、アダプタ本
体に小径円盤状記録媒体を挿入する際、上、下主面支持
突起を弾性力に逆らって移動させる等して、小径円盤状
記録媒体の端部を挟持し、その上、下主面支持突起の各
付け根付近の下、上に設けた逃げ部で小径円盤状記録媒
体の外周面付近に発生する対応する突出部の突出を許容
して、アダプタ本体により小径円盤状記録媒体をその厚
さ方向にも確実に保持できる。
【0030】それ故、高速回転時にも上、下主面支持突
起と外周面支持突起の共同作用によって、小径円盤状記
録媒体とアダプタ本体の位置を調整して両者の回転中心
を一層一致させ易く、芯ずれが発生し難くなり、安定し
た記録再生が可能になる。
【0031】又、請求項3記載の発明では、各逃げ部で
小径円盤状記録媒体の外周面付近に発生する対応する突
出部の突出を十分許容して、アダプタ本体により小径円
盤状記録媒体を更に確実に保持できる。それ故、小径円
盤状記録媒体とアダプタ本体の位置を調整して両者の回
転中心を更に一致させ易く、芯ずれが発生し難くなり、
安定した記録再生を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した小径ディスクアダプタ装置の
アダプタを示す平面図である。
【図2】同アダプタのA−A線によるディスク支持穴の
内周面付近を示す断面図である。
【図3】同アダプタのB−B線によるディスク支持穴の
内周面付近を示す断面図である。
【図4】同アダプタのC−C線によるディスク支持穴の
内周面付近を示す断面図である。
【図5】同小径ディスクアダプタ装置のA−A線による
ディスク支持穴の内周面付近を示す断面図である。
【図6】同小径ディスクアダプタ装置のB−B線による
ディスク支持穴の内周面付近を示す断面図である。
【図7】同小径ディスクアダプタ装置のC−C線による
ディスク支持穴の内周面付近を示す断面図である。
【図8】本発明を適用した小径ディスクアダプタ装置の
アダプタ本体に設ける第1変形形態の外周面支持突起に
よる小径ディスクの支持状態を示す図7に対応する断面
図である。
【図9】本発明を適用した小径ディスクアダプタ装置の
アダプタ本体に設ける第2変形形態の外周面支持突起に
よる小径ディスクの支持状態を示す図7に対応する断面
図である。
【図10】本発明を適用した小径ディスクアダプタ装置
のアダプタ本体に設ける第3変形形態の外周面支持突起
による小径ディスクの支持状態を示す図7に対応する断
面図である。
【図11】本発明を適用した小径ディスクアダプタ装置
のアダプタ本体に設ける第4変形形態の外周面支持突起
による小径ディスクの支持状態を示す図7に対応する断
面図である。
【図12】従来の小径ディスクアダプタ装置のアダプタ
を示す平面図である。
【図13】同アダプタのa−a線によるディスク支持穴
の内周面付近を示す断面図である。
【図14】同アダプタのb−b線によるディスク支持穴
の内周面付近を示す断面図である。
【図15】同アダプタのc−c線によるディスク支持穴
の内周面付近を示す断面図である。
【図16】同小径ディスクアダプタ装置のa−a線によ
るディスク支持穴の内周面付近を示す断面図である。
【図17】同小径ディスクアダプタ装置のb−b線によ
るディスク支持穴の内周面付近を示す断面図である。
【図18】同小径ディスクアダプタ装置のc−c線によ
るディスク支持穴の内周面付近を示す断面図である。
【符号の説明】
1、21…小径ディスクアダプタ装置 2…ディスク支
持穴 3…アダプタ本体 4…内周面 5、7…上、下
主面支持突起 6…貫通長穴 8、9…アダプタの上、
下主面 10…小径ディスク 11、12…小径ディス
クの上、下主面 13…小径ディスクの外周面 14…基板 15…基板
の外周面 16…塗布層或いは印刷層 17…塗布層或
いは印刷層の突出部 18、24…逃げ空間 19…微
小突起からなる突出部 20…隙間 22…逃げ溝 2
3…外周面支持突起 25…逃げ隅部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径円盤状記録媒体とほぼ同じ外径を有
    し、該中心部に2つの主面と外周面を有する小径円盤状
    記録媒体を支持する記録媒体支持穴を設けたリング状の
    アダプタ本体を備え、該アダプタ本体の記録媒体支持穴
    の内周面に前記小径円盤状記録媒体を挿入し一体に保持
    した状態でローディング及び回転可能に構成した小径円
    盤状記録媒体アダプタ装置であって、前記記録媒体支持
    穴の内周面の一部に前記小径円盤状記録媒体の外周面を
    支持する外周面支持突起を形成し、該外周面支持突起の
    上、下に前記小径円盤状記録媒体の外周面付近に発生す
    る対応する突出部の突出を許容する逃げ部を各々設けた
    ことを特徴とする小径円盤状記録媒体アダプタ装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体支持穴の内周面付近の一部
    に前記小径円盤状記録媒体の2つの主面を上、下から支
    える上、下主面支持突起を各々形成し、該上、下主面支
    持突起の各付け根付近の下、上に前記小径円盤状記録媒
    体の外周面付近に発生する対応する突出部の突出を許容
    する逃げ部を各々設け、前記アダプタ本体の上、下主面
    支持突起の少なくともいずれか一方より外周側領域に貫
    通長穴又は溝を設けて、前記上、下主面支持突起の少な
    くともいずれか一方に弾力性を与えて弾性的に変形可能
    に構成したことを特徴とする請求項1記載の小径円盤状
    記録媒体アダプタ装置。
  3. 【請求項3】 前記各逃げ部の大きさを前記小径円盤状
    記録媒体の外周面付近に発生する突出部である対応する
    該小径円盤状記録媒体の基板に塗布或いは印刷され該基
    板の外周面より外側へ突出する塗布層或いは印刷層の突
    出量、又は該基板の成形時に金型駒の合わせ目に発生す
    る微小突起の突出量より大きくすることを特徴とする請
    求項1又は2記載の小径円盤状記録媒体アダプタ装置。
JP2000112631A 2000-04-13 2000-04-13 小径円盤状記録媒体アダプタ装置 Withdrawn JP2001297551A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007072677A1 (ja) * 2005-12-20 2007-06-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ディスクアダプタ

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