JP2001296464A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2001296464A
JP2001296464A JP2001084966A JP2001084966A JP2001296464A JP 2001296464 A JP2001296464 A JP 2001296464A JP 2001084966 A JP2001084966 A JP 2001084966A JP 2001084966 A JP2001084966 A JP 2001084966A JP 2001296464 A JP2001296464 A JP 2001296464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のカメラでは操作しにくい位置にズームレ
ンズ制御用ボタンが設けられる場合もあり、操作性の良
い位置にズームレンズ制御用ボタンを配置した場合に
は、カメラ本体が大型化したり、デザイン上に問題を生
じる場合もあった。 【解決手段】本発明は、構成部材を制御するCPU1
と、ズームレンズ3を駆動するズーム制御部2と、ファ
インダ内に設けられたキャラクタ表示(LED)4a,
4bを点灯及び点滅等を行うファインダ表示部4と、フ
ァインダを覗く撮影者の目6がファインダ内のどの位置
を注視しているかを検出する視線方向検出部5と、撮影
者が注視を継続しているかを検出する注視継続有無検出
部7と、その注視を継続したいた時間を測定する時間測
定部8とにより構成され、表示部を注視している撮影者
の視線が検出されると、ズーミング光学系が広角端また
は望遠端へステップ状に変倍されるカメラである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファインダ内に設
けられた表示手段を注視することにより、視線検出を行
うカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、撮影者が所望する画角で撮影す
ることができるズームレンズが装着されたカメラがあ
る。このようなカメラのズームレンズによる焦点距離の
設定は、手動によるものや、手動ボタンと電動アクチュ
エータを組合わせたものが普及している。特に、長い焦
点距離の範囲をズーミング可能にする、即ち高倍率のよ
り遠くの被写体を撮影することが可能な高倍率ズームレ
ンズが要求されている。
【0003】また、例えば、特開平2−32312号公
報には、ファインダに結像される画面内で撮影者の視線
を関知して、注視する被写体に焦点を合わせる、視線入
力によるオートフォーカス(AF)カメラが提案されて
いる。さらに特開平4−124235号公報には、ファ
インダ内に結像された被写体を観察しながら絞り値等の
設定データを、撮影者の視線により変更できるカメラの
情報設定装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した高倍
率ズームレンズを用いて焦点距離を長くするだけでは、
遠くの被写体を大きく且つ綺麗に撮影できるものではな
い。つまり、画角が狭くなるにしたがって、カメラの微
小な振動や被写体の動きが大きくなり、これを露光する
とブレによるぼけた写真が撮影されることが多くなる。
特に、手ぶれの防止は、カメラ製造者の重要な課題であ
り、ホールディングの改善や振動検知技術の革新が切望
されている。
【0005】また、正しいホールディングが手ぶれ軽減
の基本であるにもかかわらず、操作しにくい位置にカメ
ラのズームレンズ制御用ボタンが設けられているものが
少なくない。このようなカメラで長焦点距離側にズーミ
ングした後に手ぶれのない写真を撮影することは容易な
ことではない。また、操作性の良い位置にズームレンズ
制御用ボタンを配置した場合には、カメラ本体が大型化
したり、デザイン上に問題を生じさせて、最適なものと
はいえない。そこで本発明は、小型で操作性が良いカメ
ラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ズーミング光学系と、ファインダ内におい
て点灯または点滅表示を行う表示部と、撮影者が上記表
示部を注視しているか否かを検出する視線方向検出手段
と、上記視線方向検出手段により上記撮影者が表示部を
注視しているとの検出結果が得られた際に、上記ズーミ
ング光学系を少なくとも広角端または望遠端に変倍駆動
する変倍駆動手段とを備えるカメラを提供する。上記変
倍駆動手段は、上記ズーミング光学系を上記広角端と上
記望遠端との間でステップ状に変倍駆動させる。また、
上記表示部は、複数の表示素子からなり、該複数の表示
素子はそれぞれ焦点距離値をステップ状に示すものであ
る。 以上のような構成のカメラは、表示部を注視して
いる撮影者の視線が検出されると、ズーミング光学系が
広角端または望遠端へステップ状に変倍される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1(a)は、本発明
による第1の実施形態としてのズームレンズが装着され
たカメラの概念的な構成を示し説明する。
【0008】このカメラは、構成する部材を制御するワ
ンチップ・マイクコンピュータからなるCPU1と、ズ
ームレンズ3を駆動するズーム制御部2と、ファインダ
内に設けられた図1(b)に示すようなキャラクタ表示
(LED)4a,4bを点灯及び点滅等を行うファイン
ダ表示部4と、ファインダを覗く撮影者の目6がファイ
ンダ内のどの位置を注視しているかを検出する視線方向
検出部5と、撮影者が注視を継続しているかを検出する
注視継続有無検出部7と、その注視を継続したいた時間
を測定する時間測定部(タイマ)8とにより、構成され
ている。
【0009】図1(b)に示すLED4aは、ズームレ
ンズ3をワイド側(W)にズーミング動作させるための
ものであり、LED4bは、ズームレンズ3をテレ側
(T)にズーミング動作するさせるためのものであり、
各LED4a,4bは、作動中は点滅し、停止すると点
灯するように制御され、また、視線方向を検出する検出
部も兼ねている。またCPU1は、撮影者がワイド側の
LED4aかテレ側のLED4bのいずれかを注視して
いるか、もしくは、画角内を注視しているかを検出し、
その結果に従って、ズーム制御部2を介して、ズームレ
ンズ3をテレ側もしくはワイド側にズーミングするか否
か決定し、駆動制御する。
【0010】図1(c)に示すフローチャートを参照し
て、このように構成されたカメラのズーミング動作につ
いて説明する。まず、視線方向検出部5により、LED
4a,4bを注視しているか否か判定する(ステップS
1)。この判定で、注視されていれば(YES)、カウ
ンタリセットし(ステップS2)、注視が終了するまで
注視時間Tをカウントする(ステップS3,S4)。こ
の注視時間Tは、いずれかのLED4a,4bを注視し
たことによって、ズーム量Z1 が決定される(ステップ
S5)。次に、ズーミングを開始し、同時にズーム制御
部2より、CPU1がズーミング量Z1 をモニタする
(ステップS6)。
【0011】次に、1stレリーズスイッチ37がオン
した場合(ステップS7)、若しくはズーム量がステッ
プS5で求められたズーム量Z1 に至った場合に(ステ
ップS8)、ズーミング動作が停止する(ステップS
9)。従って、LED4a,4bを注視する時間が長く
なるほど、ズーム量は大きくなり、レリーズボタン(シ
ャッタボタン)を半押して、1stレリーズスイッチ3
7をオンさせることにより、任意の画角で、ズーミング
動作を停止させる。
【0012】このように構成されたカメラにより、撮影
者は、手動のズームボタンの操作をせずに、非接触でズ
ーミングを行うことができ、手動操作が不要でズーミン
グ動作できる。
【0013】次に図2(a)には、前述したカメラの視
線方向検出部5が組み込まれたカメラのファインダ光学
系の概略的な構成を示し説明する。このファインダ光学
系は、対物レンズ20及び、接眼レンズ22からなり、
前記接眼レンズ22の中央部には、ハーフミラー21が
設けられており、このハーフミラー21の上方に視線方
向検出部5が配置されている。この視線方向検出部5
は、ハーフミラー23、第1結像レンズ26、第2結像
レンズ27、発光ダイオード24及び、CCD等のライ
ンセンサ25から構成される。
【0014】前記ラインセンサ25における個々のセン
サアレイは、図2において、紙面方向に対して、垂直な
方向、即ちカメラを正面から見た場合の水平方向に沿っ
て配置されている。この視線方向検出部5は、発光ダイ
オード24の光を第1結像レンズ26及びハーフミラー
23,21を介して、撮影者の目6に入射させ、この目
6で反射した反射光をハーフミラー21,23及び第2
結像レンズ27を介して、ラインセンサ25上に角膜反
射光像と、虹彩と白眼との境界(虹彩エッジ)を検出す
るように構成されている。
【0015】そして、図2(b)には、前述した角膜反
射像及び虹彩エッジに対応するラインセンサの出力値を
横軸は、目の中心を水平に通る軸に沿ったラインセンサ
25の位置をそれぞれ示している。また、図2(b)に
おいて、ラインセンサの出力は、角膜反射像の出力A、
虹彩エッジの出力B,Cであり、これら出力A,B,C
の位置の相対関係を用いて、撮影者の視線方向をCPU
1が処理する。
【0016】次に、図3には、前述した視線方向検出部
5を搭載したカメラのブロック図を示し説明する。ここ
で、このカメラの構成部材で図1(a)の構成部材と同
等の部材には、同じ参照符号を付して、その説明を省略
する。このカメラにおいて、CPU1には、測距用回路
(AF)30が、被写体までの距離を検出して、カメラ
のオートフォーカス機能として設けられ、CPU1は、
所定のタイミングで、このAF回路30を作動させ、出
力信号に従って、ピント合わせを行う。
【0017】またCPU1には、被写体輝度判定用のセ
ンサ32からの輝度信号を出力したり、CPU1の制御
信号に従って、モータドライバ33を介して、モータ3
4を駆動するインターフェース(IF)回路31が接続
される。そして、前記モータ34の動きは、エンコーダ
35により検出され、CPU1に入力される。このモー
タ34は、この図では代表として1つ示しただけである
が、通常、複数個設けられており、ズーミング用、シャ
ッタ制御用、フィルム巻き上げ制御用等の動力として配
置されている。
【0018】また、ズームレンズ3のズーミング駆動
は、CPU1の制御信号により、IF回路31、ドライ
バ33を介して、モータ34を駆動させて行う。撮影レ
ンズに連動して、撮影者に分かりやすいように、ファイ
ンダ36もズーム動作するように設計されている。ま
た、1stレリーズスイッチ37は、レリーズボタンを
押し込む途中(半押し状態)にオンするスイッチであ
り、“ファーストレリーズ”と称され、撮影者の撮影開
始の直前のタイミングを検出するものである。そして、
2ndレリーズスイッチ38は、前記レリーズボタンを
完全に押し込むと、オンするスイッチであり、シャッタ
ボタン即ち、露光のタイミングを検出するものである。
またCPU1に設けられたメインスイッチ39は、オン
状態でCPU1を動作させ、オフ状態で動作を禁止する
スイッチであり、不必要な消費電流の軽減や撮影時以外
の誤動作を防止する。
【0019】次に図4に示すフローチャートを参照し
て、このような構成のカメラの動作を説明する。まず、
視線方向検出部5を断続的に作動させ、撮影者の視線が
図1(b)のLED4b(テレ側)を注視しているか否
か判定する(ステップS11)。この判定でLED4b
(テレ側)を注視していない場合(NO)、LED4a
(ワイド側)を注視しているか否か判定する。この判定
でLED4a(ワイド側)を注視していない場合(N
O)、ズーミング動作を行わないものとされ、1stレ
リーズスイッチ37のオンを待機する(ステップS1
4)。
【0020】前記ステップS11の判定でLED4b
(テレ側)を注視している場合には(YES)、ステッ
プS23に移行し、テレ側(長焦点距離)にズーミング
動作を所望しているものと判定する。また、前記ステッ
プS12の判定でLED4a(ワイド側)を注視してい
る場合には(YES)、ステップS30に移行し、ワイ
ド側(近焦点距離)にズーミング動作を所望しているも
のと判定する。
【0021】そしてステップS11で(テレ側)にズー
ミング動作を所望する場合に(YES)、図6(c)に
示すようなDC電源をLEDに送り、図6(a)に示す
ようにLED4bを点灯させて、撮影者に対して表示を
行い(ステップS23)、視線方向検出が正しくなさ
れ、モータ34が所定方向に回転し、ズームレンズ3が
テレ側に所定量ズーミングされる(ステップS24)。
【0022】そして、テレ側にいっぱいにまで(テレ端
fmax )ズーミングされたか否か判定し(ステップS2
5)、テレ端まで達した場合には(YES)、警告が行
われ(ステップS26)、ズーミングを停止させ(ステ
ップS27)、ステップS11に戻る。前述した警告
は、LED4bを図6(b)に示すように点灯から点滅
へと変えるもので、図6(d)に示すようにLEDは、
2Hzでデューティ50%で断続的に駆動される。この
警告により、撮影者は、これ以上テレ側にズーミングで
きないことを認識させる。一方、ステップS25におい
て、まだズーミング可能な時には(NO)、1stレリ
ーズスイッチ37のオンを待機し、オンすれば(YE
S)、撮影を所望するものと判定され、ズーミング動作
を停止させ(ステップS29)、ステップS14に移行
する。
【0023】また、前記ステップS12で(ワイド側)
にズーミング動作を所望する場合に(YES)、図6
(a)に示すLED4aを点灯させて、撮影者に対して
表示を行い(ステップS30)、視線方向検出がなさ
れ、モータ34が所定方向に回転し、ズームレンズ3が
ワイド側に所定量ズーミングされる(ステップS3
1)。そして、ワイド側にいっぱいにまで(ワイド端f
min )ズーミングされたか否か判定し(ステップS3
2)、ワイド端まで達した場合には(YES)、警告が
行われ(ステップS11)、ズーミングを停止させ(ス
テップS26)、ステップS11に戻る。前述した警告
は、LED4bと同様である。
【0024】一方、ステップS32において、まだズー
ミング可能な時には(NO)、1stレリーズスイッチ
37のオンを待機し(ステップS35)、オンすれば
(YES)、撮影を所望するものと判定され、ズーミン
グ動作を停止させ(ステップS36)、ステップS14
に移行する。そして、ステップS14に移行するとCP
U1の制御により、測距し(ステップS14)、測光が
行なわれる(ステップS15)。これらの測距・測光は
図3のAF回路30、IF回路31を動作させて行われ
る。
【0025】次に、2ndレリーズスイッチ38がオン
されたか否かを判定し(ステップS16)、この判定で
オンされていなければ(NO)、1stレリーズスイッ
チ37がオンされているか否かを判定する(ステップS
22)。ステップS22で1stレリーズスイッチ37
がオンされていれば(YES)、ステップS16に移行
して2ndレリーズスイッチ38がオンを待機する、し
かし、1stレリーズスイッチ37がオフされていれば
(NO)、ステップS11に戻る。これは、撮影者がレ
リーズボタンを離して、構図変更等の理由で撮影を中断
したような場合である。
【0026】次に前記ステップS16で、2ndレリー
ズスイッチ38がオンされると(YES)、ピント合わ
せが行われる(ステップS17)。そして、図3に示し
たカメラの振動を検知する振動検知部40を搭載したシ
ステムである場合、所定の焦点距離fT1と、限定された
ズームレンズの焦点距離fとを比較する(ステップS1
8)。この比較により、長焦点距離側にある時(YE
S)、手ぶれが起こる頻度が高くなると判断して、振動
検知を行う(ステップS19)。この振動検知の結果、
振動検知量m≧所定量m0 の場合は(NO)、ステッ
プS19に戻り、振動が治まるのを待機する。しかし、
振動検知量m<所定量m0 の場合は(YES)、露光
する(ステップS21)。
【0027】次に図5のフローチャートを参照して、前
記振動検知について説明する。この振動検知において
は、図3では、視線方向検出部5とは別個に設けたが、
視線方向検出部5を利用してもよい。即ち、2ndレリ
ーズスイッチ38の“オン”以降には、撮影者は主要被
写体を注視しているので、視線方向検出信号の時間変化
の大きさから振動を検出するようにしてもよい。つま
り、図2に説明した構成を用いて、図5に示すシーケン
スのように出力を処理することにより、2ndレリーズ
スイッチ38を押下してオンした露光信号(撮影タイミ
ング信号)の発生以後は、視線方向検出部5を振動検知
部として利用する。これにより本実施形態のカメラは、
手ぶれを防止しつつ、構成部材を増やさずに、またコス
トアップをすることなく提供できるものである。
【0028】まず、2ndレリーズスイッチ38のオン
したか否か判定し(ステップS131)、オンした時に
(YES)、視線方向検出部5をカメラの振動検出部の
機能を切換える。次にカウンタをリセットし(ステップ
S132)、ラインセンサから出力D1を読出す。そし
てカウンタでカウント開始し、所定時間t0 になった
とき(ステップS134,S135)、ラインセンサか
ら出力D2を読出す(ステップS126)。そして、読
出したラインセンサの出力D1,D2を減算して絶対値
をとり、カメラの振動を表す振動検知量mを得る(ステ
ップS137)。
【0029】ここで得られた振動検知量mは、カメラと
撮影者が動いていなければ、この振動検知量mは、
“0”となり、動き(揺れ)が大きいほど、この振動検
知量mは大きくなる。
【0030】次に図7には、第2の実施形態として、フ
ァインダ内の表示LEDを4a,4b,4c,4dの4
個にして、より使いやすいカメラを説明する。このLE
D4a,4bは、ワイド側、テレ側の各ズーミング動作
の低速制御用に用いて、LED4c,4dは、前記ズー
ミング動作の高速制御用として可変速度ズームである。
【0031】図8に示すフローチャートを参照して、こ
のようなカメラの可変速度ズームの動作について説明す
る。まず、LED4aが注視されているか否か判定し
(ステップS41)、この判定でLED4aが注視され
ていれば(YES)、低速でワイド側にズーミング動作
を行い(ステップS42)、LED4aが注視されてい
なければ(NO)、LED4cが注視されているか否か
判定する(ステップS43)。
【0032】このステップS43の判定でLED4cが
注視されていれば(YES)、高速でワイド側にズーミ
ング動作され(ステップS44)、しかしLED4cが
注視されていなければ(NO)、LED4bが注視され
ているか否か判定する(ステップS45)。このステッ
プS45の判定で、LED4bが注視されていれば(Y
ES)、低速でテレ側にズーミング動作を行い(ステッ
プS46)、しかしLED4bが注視されていなければ
(NO)、LED4dが注視されているか否か判定する
(ステップS47)。
【0033】このステップS47の判定で、LED4d
が注視されていれば(YES)、高速でテレ側にズーミ
ング動作を行う(ステップS48)。以上のズーミング
動作を行った後、1stレリーズスイッチ37がオンさ
れたか否か判定し、オフであれば(NO)ステップS4
1に戻り、オンされれば(YES)、測距を行い(ステ
ップS50)、次に図4のステップS15に移行して、
同じ処理を行う。但し、テレ側,ワイド側には、低速,
高速ズーミングの違いがあり、図4のステップS24,
S31において、ズーミング動作のステップに相当する
部分を速度に従って変形したものとする。
【0034】つまり、ステップS42のサブルーチンに
おいては、ワイド側へのズーミング動作を所定時間に1
0mm刻みで移動するのに対して、ステップS44のサ
ブルーチンにおいては、ワイド側へのズーミングを所定
時間に30mm刻みで移動するようにしている。同様
に、ステップS46では、テレ側へのズーミングを10
mm刻みで行い、ステップS47では、テレ側へのズー
ミングを30mm刻みで行うようにする。これにより撮
影者は、よりきめ細かな且つ素早いズーミング動作を行
うことができる。
【0035】次に本発明の第3の実施形態としてのカメ
ラについて説明する。 本実施形態のカメラは、図3に
示した構成と同じであり、メインスイッチ39が閉成
(オン)している場合、前述したような常に視線方向検
出を行っている状態である実施形態では、図2(a)に
示す視線検出用LEDに無駄な消費電流等が流れること
から、撮影者が1度、レリーズボタンを半押した後、視
線方向検出を行うようにしたものである。
【0036】図9に示すフローチャートを参照して、こ
のように構成されたカメラの動作について説明する。ま
ず、1stレリーズスイッチ37がオンか否か判定する
(ステップS60)。この判定でオンされないと(N
O)、視線方向検出部5は作動しない。そしてオンされ
ると(YES)、視線方向検出用タイマtがリセットさ
れ(ステップS61)、測距、測光が行われる(ステッ
プS62,S63)。
【0037】次に2ndレリーズスイッチ38がオンか
否かを判定し(ステップS64)、オンされれば(YE
S)、撮影者がズーミング動作せずに撮影するものと判
定され、ピント合わせ(ステップS65)をした後、露
光が行われ(ステップS66)、撮影が終了する。しか
し、前記ステップS64で2ndレリーズスイッチ38
がオフならば(NO)、1stレリーズスイッチ37の
オンが継続しているか否か判定し(ステップS67)、
オン状態であれば(YES)、2ndレリーズスイッチ
38がオンするまで待機し、オフされていれば(N
O)、ファインダ内の表示用LED4a,4bを点灯さ
せ(ステップS68)、視線方向検出部5が作動したこ
とを表示する。
【0038】そして、この点灯状態で、LED4a,4
bのいずれかを撮影者が注視すると、注視するLEDを
判定する(ステップS69,S72)。また撮影者が注
視しない方のLEDが消灯され(ステップS70,S7
3)、動作している側の方が容易に認識できる。次にテ
レ側,ワイド側に所定量だけズーミングする(ステップ
S71,S74)。次に1stレリーズスイッチ37が
オンされているか否かを判定し(ステップS75)、オ
ンされていれば(YES)、測距・測光がなされ(ステ
ップS77,S78)、ステップS64へ移行する。
【0039】しかし、ステップS75の判定で、1st
レリーズスイッチ37のオンが検出されないときは(N
O)、操作時間tが予め設定された所定時間t0 を越
えたか否か判定し(ステップS76)、操作時間tが所
定時間t0 未満であれば(NO)、ステップS69に
戻り、操作時間tが所定時間t0 を過ぎていれば(Y
ES)、省力化のためにステップS60に戻り、視線方
向検出部5をオフする。再度、ズーミング動作させると
きには、レリーズボタンを判押しして、1stレリーズ
スイッチ37をオンさせればよい。
【0040】また、図2で説明した視線方向検出用セン
サ25を2次元検出が可能なものとすることにより、図
10に示すように、ファインダ内に配置したLED4e
やLED4fを撮影者が注視したか否かも検出可能とな
る。このLED4eを注視した場合に、露光が行われる
ように設定すれば、従来のカメラのレリーズボタン押し
込みの際に生じる振動による手ぶれを防止することがで
きる。ただし、ファインダ内の1点を見ただけで露光さ
れてしまうシーケンスでは、誤って写真を撮影してしま
う可能性があるため、図11に示すようなフローチャー
トにして、1stレリーズスイッチ37がオンした状態
で、LED4eを注視したときのみ、露光を行うように
する。つまり、図11の実施形態では、基本的に従来通
りの外部手動によるレリーズスイッチがあることを想定
している。
【0041】まず、LED4aを注視しているか否か判
定し(ステップS81)、LED4aを注視しているな
らば(YES)、ワイド側にズーミング動作を行い(ス
テップS82)、注視していないならば(NO)、LE
D4bを注視しているか否か判定する(ステップS8
3)。このステップS83の判定で、LED4bを注視
しているならば(YES)、テレ側にズーミング動作を
行う(ステップS84)。 次に1stレリーズスイッ
チ37がオンした状態であるか否か判定し(ステップS
85)、オフならば(NO)ステップS81に戻り、オ
ンした状態であれば(YES)、測距し(ステップS8
6)、測光し(ステップS87)、ピント合わせを行う
(ステップS88)。
【0042】次に、LED4eが注視されているか否か
判定し(ステップS89)、注視していなければ(N
O)、2ndレリーズスイッチ38がオンされたか否か
判定し(ステップS91)、LED4eが注視されてい
れば(YES)、露光する(ステップS90)。前記ス
テップS91において、2ndレリーズスイッチ38が
オフされていれば(NO)、1stレリーズスイッチ3
7がオンされているか否か判定し、オンされていれば
(YES)、ステップS89に戻って待機し、1stレ
リーズスイッチ37がオフされていれば(NO)、撮影
者がレリーズボタンを離したものと判定し、ステップS
81に戻る。また前記ステップS91において、2nd
レリーズスイッチ38がオンされれば(YES)、ステ
ップS90に移行して、露光する。
【0043】また図10に示したLED4fは、セルフ
タイマ開始の機能であり、これを注視することにより、
LED4fが点滅を開始し、所定時間の後に、レリーズ
が切れるようにしたカメラも同様な考えで製造すること
ができる。このような視線検出により、レリーズ(露
光)動作できる機能を持たせることにより、三脚等に固
定せずに不安定な所にカメラを置いて、セルフ撮影等を
する場合に、不用意にレリーズボタンに触って、構図を
乱してしまうことを防止できる。
【0044】次に本発明の第4の実施形態としてのカメ
ラについて説明する。このカメラは、図12に示すよう
なズーミング動作がステップ状に可変するものである。
LED4g,4h,4i,4jは、焦点距離の数値を示
すLED表示であり、LED4a,4bは、それぞれ図
1(b)に示したようなワイド側,テレ側表示用のLE
Dである。
【0045】この実施形態においては、LED4a,4
bでズーミング動作の微調整を行い、LED4g,4
h,4i,4jで粗調整ができるようにしたものであ
り、数値表示を注視することにより、その焦点距離に対
応するズーミングが行われる。
【0046】図13には、このようなカメラの動作を示
すフローチャートを示し説明する。まず、LED4gに
注視しているか否か判定する(ステップS101)。L
ED4gに注視している場合は(YES)、LED4g
を点滅させ(ステップS102)、30mmのズーミン
グ動作を行い(ステップS103)、動作完了に伴いL
ED4gを点灯させる(ステップS104)。
【0047】以下、LED4h,4i,4jにおいて、
同様に50mm,70mm,90mmのズーミング動作
を行う(ステップS105〜116)。そして、LED
4a,4bを注視した時にはワイド側、若しくはテレ側
にズーミング動作を行う(ステップS117〜S12
0)。前述した各ズーミング動作が終了した後、1st
レリーズスイッチ37がオンしているか否か判定し(ス
テップS121)、オフであれば(NO)、ステップS
101に戻り、オンしていれば(YES)、測距を行い
(ステップS122)、図4のステップS15に移行し
て、処理する。
【0048】以上のことから、本実施形態のカメラは、
シャッタチャンスを逃すこと無く、ピントが合った写真
を撮影することができる。また本発明は、前述した実施
形態に限定されるものではなく、他にも発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々の変形や応用が可能であることは勿
論である。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、小
型で操作性で良いカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明による第1の実施形態と
してのカメラの概念的な構成を示す図であり、図1
(b)は、ファインダ内に設けられたキャラクタ表示
(LED)4a,4bの配置を示す図であり、図1
(c)は、カメラのズーミング動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図2】図2(a)は、図1(a)に示した視線方向検
出部が組み込まれたカメラのファインダ光学系の概略的
な構成を示す図であり、図2(b)は、視線方向検出部
に含まれるラインセンサの出力特性を示す図である。
【図3】図1に示した視線方向検出部を搭載したカメラ
の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示したカメラの動作について説明するた
めのフローチャートである。
【図5】振動検知を説明するためのフローチャートをあ
る。
【図6】ファインダ内のLEDの配置とLEDに印加す
る電圧波形を示す図である。
【図7】本発明による第2の実施形態としての可変速度
カメラのファインダ内の構成を示す図である。
【図8】第2の実施形態の可変速度カメラの動作を説明
するためのフローチャートである。
【図9】本発明による第3の実施形態としてのカメラの
動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】ファインダ内に配置したLEDの配置を示す
図である。
【図11】視線により露光可能なカメラの動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図12】本発明の第4の実施形態としてのズーミング
動作がステップ状に可変するカメラのファインダの配置
を示す図である。
【図13】本発明の第4の実施形態としてのズーミング
動作がステップ状に可変するカメラの動作を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
1…ワンチップ・マイクコンピュータ(CPU) 2…ズーム制御部 3…ズームレンズ 4a,4b…キャラクタ表示(LED) 5…視線方向検出部 6…目 7…注視継続有無検出部 8…時間測定部(タイマ) 20…対物レンズ 21,23…ハーフミラー 22…接眼レンズ 24…発光ダイオード 25…ラインセンサ 26…第1結像レンズ 27…第2結像レンズ 30…オートフォーカス(AF)回路 31…インターフェース(IF)回路 32…センサ 33…モータドライバ 34…モータ 35…エンコーダ 36…ファインダ 37…1stレリーズスイッチ 38…2ndレリーズスイッチ 39…メインスイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズーミング光学系と、 ファインダ内において点灯または点滅表示を行う表示部
    と、 撮影者が上記表示部を注視しているか否かを検出する視
    線方向検出手段と、 上記視線方向検出手段により上記撮影者が表示部を注視
    しているとの検出結果が得られた際に、上記ズーミング
    光学系を少なくとも広角端または望遠端に変倍駆動する
    変倍駆動手段と、を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記変倍駆動手段は、上記ズーミング光
    学系を上記広角端と上記望遠端との間でステップ状に変
    倍駆動させることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記表示部は、複数の表示素子からな
    り、該複数の表示素子はそれぞれ焦点距離値をステップ
    状に示すものであることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のカメラ。
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