JP2001296251A - 液面異物検査装置および液面異物検査方法 - Google Patents

液面異物検査装置および液面異物検査方法

Info

Publication number
JP2001296251A
JP2001296251A JP2000111469A JP2000111469A JP2001296251A JP 2001296251 A JP2001296251 A JP 2001296251A JP 2000111469 A JP2000111469 A JP 2000111469A JP 2000111469 A JP2000111469 A JP 2000111469A JP 2001296251 A JP2001296251 A JP 2001296251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid surface
transparent container
foreign matter
image
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000111469A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Daito
修一 大塔
Masayuki Sato
雅之 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASUTEMU ENG KK
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
ASUTEMU ENG KK
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ASUTEMU ENG KK, Daiichi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical ASUTEMU ENG KK
Priority to JP2000111469A priority Critical patent/JP2001296251A/ja
Publication of JP2001296251A publication Critical patent/JP2001296251A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/90Investigating the presence of flaws or contamination in a container or its contents
    • G01N21/9018Dirt detection in containers
    • G01N21/9027Dirt detection in containers in containers after filling

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】透明なボトルに収めた注射製剤などの液面に、
異物が浮遊しているか否かを自動選別することのできる
液面異物検査装置および方法を提供する。 【解決手段】面光源20とTVカメラ30と画像処理機
40とを備え、面光源20は透明なボトル100の斜め
下方から液面裏側に向けて光を照射し、TVカメラ30
は、液面裏側で反射した光の進路上に配置され、当該箇
所から液面裏側を撮像する。画像処理機40は、画像量
子化部41と判定部42とを有し、画像量子化部41
は、TVカメラ30によって撮像した画像を輝度に基づ
いて白領域と黒領域と1または2以上の中間調領域とに
区分けする。判定部42は、白領域または黒領域の中
に、一定以上の大きさを有する中間調領域が存在すると
きや、白領域と黒領域の境界線が滑らかに連続しない部
分を有するとき、液面に異物が存在するものと判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明容器内に収め
た透明な液体の液面に異物が存在するか否かを検査する
液面異物検査装置および液面異物検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、透明なガラス瓶や一般的にバイア
ルと呼ばれる瓶等に収めた注射製剤の中にゴミや髪の毛
などの異物が混入しているか否かを検査する装置では、
液中に浮遊している異物を主として検出しており、液面
に浮遊する異物については検査範囲外になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の検査
装置では、液面に浮遊する異物や液面の端部で瓶の内壁
に付着した異物は、検査の対象外なので、当該部分につ
いては不良品を自動選別することができず、品質を維持
するための検査に多大な工数がかかっていた。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、透明なボトルに収め
た注射製剤などの液面に異物が浮遊しているか否かを自
動選別することのできる液面異物検査装置および液面異
物検査方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]透明容器(100)内に収めた透明な液体の液面
に異物が存在するか否かを検査する液面異物検査装置に
おいて、光源(20)と、撮像手段(30)と、画像処
理手段(40)とを備え、前記光源(20)は、前記透
明容器(100)の下方から前記液面の裏側(101)
に向けて光を照射するものであり、前記撮像手段(3
0)は、前記光源(20)から照射され前記液面の裏側
(101)で反射した光の進路上に配置されるとともに
当該箇所から前記液面の裏側(101)を撮像するもの
であり、前記画像処理手段(40)は、前記撮像手段
(30)の出力する画像信号に基づいて前記液面に異物
が存在するか否かを判定するものであることを特徴とす
る液面異物検査装置。
【0006】[2]透明容器(100)内に収めた透明
な液体の液面に異物が存在するか否かを検査する液面異
物検査装置において、光源(20)と、撮像手段(3
0)と、画像処理手段(40)とを備え、前記光源(2
0)は、前記透明容器(100)の下方から前記液面の
裏側(101)に向けて光を照射するものであり、前記
撮像手段(30)は、前記光源(20)から照射され前
記液面の裏側(101)で反射した光の進路上に配置さ
れるとともに当該箇所から前記液面の裏側(101)を
撮像するものであり、前記画像処理手段(40)は、画
像量子化手段(41)と、判定手段(42)とを有し、
前記画像量子化手段(41)は、前記撮像手段(30)
によって撮像した画像を輝度に基づいて白領域と黒領域
と1または2以上の中間調領域とに区分けするものであ
り、前記判定手段(42)は、前記白領域または黒領域
の中に一定以上の面積を有する中間調領域があるとき前
記液面に異物が存在すると判定するものであることを特
徴とする液面異物検査装置。
【0007】[3]透明容器(100)内に収めた透明
な液体の液面に異物が存在するか否かを検査する液面異
物検査装置において、光源(20)と、撮像手段(3
0)と、画像処理手段(40)とを備え、前記光源(2
0)は、前記透明容器(100)の下方から前記液面の
裏側(101)に向けて光を照射して少なくとも前記透
明容器(100)の側壁と前記液面との境界部分とその
周囲とを照明するものであり、前記撮像手段(30)
は、前記光源(20)から照射され前記液面の裏側(1
01)で反射した光の進路上に配置されるとともに当該
箇所から少なくとも前記光源(20)によって光の照射
された前記境界部分とその周囲とを撮像するものであ
り、前記画像処理手段(40)は、画像量子化手段(4
1)と、判定手段(42)とを有し、前記画像量子化手
段(41)は、前記撮像手段(30)によって撮像した
画像を輝度に基づいて少なくとも白領域と黒領域とに区
分けするものであり、前記判定手段(42)は、前記画
像量子化手段(41)によって区分けして得た画像のう
ち前記透明容器(100)の側壁と前記液面との境界部
分に相当する箇所に現れる前記白領域と前記黒領域との
境界線が滑らかに連続しない部分を有するとき、境界部
分に異物が存在すると判定するものであることを特徴と
する液面異物検査装置。
【0008】[4]透明容器(100)内に収めた透明
な液体の液面に異物が存在するか否かを検査する液面異
物検査装置において、光源(20)と、撮像手段(3
0)と、画像処理手段(40)とを備え、前記光源(2
0)は、前記透明容器(100)の側壁と前記液面との
境界部分とその周囲とが照射領域に含まれるように前記
透明容器(100)の下方から前記液面の裏側(10
1)に向けて光を照射するものであり、前記撮像手段
(30)は、前記光源(20)から照射され前記液面の
裏側(101)で反射した光の進路上に配置されるとと
もに当該箇所から前記境界部分とその周囲とが撮像領域
に含まれるように前記液面裏側(101)を撮像するも
のであり、前記画像処理手段(40)は、画像量子化手
段(41)と、判定手段(42)とを有し、前記画像量
子化手段(41)は、前記撮像手段(30)によって撮
像した画像を輝度に基づいて白領域と黒領域と1または
2以上の中間調領域とに区分けするものであり、前記判
定手段(42)は、前記白領域または黒領域の中に一定
以上の面積を有する中間調領域があるとき前記液面に異
物が存在すると判定するとともに、前記画像量子化手段
(41)によって区分けして得た画像のうち前記透明容
器(100)の側壁と前記液面との境界部分に相当する
箇所に現れる前記白領域と前記黒領域との境界線が滑ら
かに連続しない部分を有するとき、境界部分に異物が存
在すると判定するものであることを特徴とする液面異物
検査装置。
【0009】[5]前記光源(20)は、前記液面裏側
(101)にその斜め下方から光を照射するものであ
り、前記撮像手段(30)は、前記光源(20)の光の
進路上に前記透明容器(100)から見て反対側に配置
され前記液面裏側(101)をその斜め下方から撮像す
るものであることを特徴とする[1]、[2]、[3]
または[4]記載の液面異物検査装置。
【0010】[6]前記透明容器(100)に光を照射
する方向と前記透明容器(100)を撮像する方向とを
変更して前記検査を複数回行うことを特徴とする[5]
記載の液面異物検査装置。
【0011】[7]前記画像処理手段(40)は、前記
撮像手段(30)の出力する画像のうち前記異物の有無
の判定対象となる検査対象領域の形状を予め登録する検
査領域登録手段(43)を有し、前記判定手段(42)
は前記検査領域登録手段(43)に登録されている検査
対象領域を基準とした所定の領域において前記異物の有
無を判定することを特徴とする[1]、[2]、
[3]、[4]、[5]または[6]記載の液面異物検
査装置。
【0012】[8]前記透明容器(100)を検査位置
へ搬送する搬送手段(60)を有し、前記搬送手段(6
0)は、前記透明容器(100)を自転させながら所定
の円周上を移動するように搬送するものであって前記自
転の方向を前記透明容器(100)が前記円周上を移動
する向きと逆にしかつ前記透明容器(100)の自転周
期を前記透明容器(100)が前記円周上を1周する周
期と同じに設定したものであり、前記撮像手段(30)
は、前記円周の中心を向けて当該円周の外周に所定角度
離して複数台設置されており、前記透明容器(100)
を自転させながら前記円周上で搬送することにより前記
各撮像手段(30)が前記透明容器(100)を異なる
向きから撮像するように構成したことを特徴とする
[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6]また
は[7]記載の液面異物検査装置。
【0013】[9]透明容器(100)内に収めた透明
な液体の液面に異物が存在するか否かを検査する液面異
物検査方法において、光源(20)により前記透明容器
(100)の下方から前記液面の裏側に向けて光を照射
し、前記光源(20)から照射され前記液面の裏側で反
射した光の進路上に撮像手段(30)を配置して当該箇
所から前記液面の裏側を撮像し、前記撮像手段(30)
の出力する画像信号に基づいて前記液面に異物が存在す
るか否かを判定することを特徴とする液面異物検査方
法。
【0014】[10]透明容器(100)内に収めた透
明な液体の液面に異物が存在するか否かを検査する液面
異物検査方法において、光源(20)により前記透明容
器(100)の下方から前記液面の裏側に向けて光を照
射し、前記光源(20)から照射され前記液面の裏側で
反射した光の進路上に撮像手段(30)を配置して当該
箇所から前記液面の裏側を撮像し、前記撮像手段(3
0)によって撮像した画像を輝度に基づいて白領域と黒
領域と1または2以上の中間調領域とに区分けし、前記
白領域または黒領域の中に一定以上の面積を有する中間
調領域があるとき前記液面に異物が存在すると判定する
ことを特徴とする液面異物検査方法。
【0015】[11]透明容器(100)内に収めた透
明な液体の液面に異物が存在するか否かを検査する液面
異物検査方法において、光源(20)により前記透明容
器(100)の下方から前記液面の裏側に向けて光を照
射して少なくとも前記透明容器(100)の側壁と前記
液面との境界部分とその周囲とを照明し、前記光源(2
0)から照射され前記液面の裏側で反射した光の進路上
に撮像手段(30)を配置して当該箇所から少なくとも
前記光源(20)によって光の照射された前記境界部分
とその周囲とを撮像し、前記撮像手段(30)によって
撮像した画像を輝度に基づいて少なくとも白領域と黒領
域とに区分けして得た画像のうち前記透明容器(10
0)の側壁と前記液面との境界部分に相当する箇所に現
れる前記白領域と前記黒領域との境界線が滑らかに連続
しない部分を有するとき、境界部分に異物が存在すると
判定することを特徴とする液面異物検査方法。
【0016】[12]透明容器(100)内に収めた透
明な液体の液面に異物が存在するか否かを検査する液面
異物検査方法において、光源(20)により前記透明容
器(100)の側壁と前記液面との境界部分とその周囲
とが照射領域に含まれるように前記透明容器(100)
の下方から前記液面の裏側に向けて光を照射し、前記光
源(20)から照射され前記液面の裏側で反射した光の
進路上に撮像手段(30)を配置して当該箇所から前記
境界部分とその周囲とが撮像領域に含まれるように前記
液面裏側を撮像し、前記撮像手段(30)によって撮像
した画像を輝度に基づいて白領域と黒領域と1または2
以上の中間調領域とに区分けし、前記白領域または黒領
域の中に一定以上の面積を有する中間調領域があるとき
前記液面に異物が存在すると判定するとともに、区分け
して得た画像のうち前記透明容器(100)の側壁と前
記液面との境界部分に相当する箇所に現れる前記白領域
と前記黒領域との境界線が滑らかに連続しない部分を有
するとき、境界部分に異物が存在すると判定することを
特徴とする液面異物検査方法。
【0017】[13]前記光源(20)により前記液面
裏側にその斜め下方から光を照射し、前記光源(20)
の光の進路上に前記透明容器(100)から見て反対側
に前記撮影手段(30)を配置し、前記液面裏側をその
斜め下方から撮像することを特徴とする請求項[9]、
[10]、[11]または[12]記載の液面異物検査
方法。
【0018】[14]前記透明容器(100)に光を照
射する方向と前記透明容器(100)を撮像する方向と
を変更して前記検査を複数回行うことを特徴とする[1
3]記載の液面異物検査方法。
【0019】[15]前記撮像手段(30)の出力する
画像のうち前記異物の有無の判定対象となる検査対象領
域の形状を予め登録しておき、当該登録されている検査
対象領域を基準とした所定の領域において前記異物の有
無を判定することを特徴とする[9]、[10]、[1
1]、[12]、[13]または[14]記載の液面異
物検査方法。
【0020】[16]前記透明容器(100)を検査位
置へ搬送する際に、前記透明容器(100)を自転させ
ながら所定の円周上を移動するように搬送するとともに
前記自転の方向を前記円周上を前記透明容器(100)
が移動する向きと逆にしかつ前記透明容器(100)の
自転周期を前記透明容器(100)が前記円周上を1周
する周期と同じに設定し、前記撮像手段(30)を前記
円周の中心を向けて当該円周の外周に所定角度離して複
数台設置し、前記透明容器(100)を自転させながら
前記円周上で搬送することにより前記各撮像手段(3
0)が前記透明容器(100)を異なる向きから撮像す
るようにしたことを特徴とする[9]、[10]、[1
1]、[12]、[13]、[14]または[15]記
載の液面異物検査方法。
【0021】前記本発明は次のように作用する。光源
(20)は、液体の収められた透明容器(100)の下
方から液面の裏側(101)に向けて光を照射する。撮
像手段(30)は、液面裏側(101)で反射した光の
進路上に配置されており、当該箇所から液面裏側(10
1)を撮像する。画像処理手段(40)は、撮像手段
(30)によって取り込まれた画像に基づいて液面に異
物が存在するか否かを判定する。
【0022】たとえば、光源(20)は、液面裏側(1
01)にその斜め下方から光を照射し、撮像手段(3
0)は、光源(20)の光の進路上に透明容器(10
0)から見て反対側に配置され、液面裏側(101)を
その斜め下方から撮像する。容器の上側には通常、注ぎ
口やその栓が存在するので、液面を上方や斜め上方から
照明して撮影すると、注ぎ口等が邪魔になって液面の異
物を適切に撮像できなくなる。そこで、液面の下方や斜
め下方から液面裏側(101)を照明し撮像すること
で、注ぎ口等の邪魔物を避けて液面の異物を的確に捕ら
えることが可能になっている。
【0023】また、画像処理手段(40)の有する画像
量子化手段(41)は、撮像手段(30)によって撮像
した画像を輝度に基づいて白領域と黒領域と1または2
以上の中間調領域とに区分けする。たとえば、画像を白
と、黒と、薄いグレーと、濃いグレーに4値化する。画
像処理手段(40)の有する判定手段(42)は、白領
域または黒領域の中に一定以上の面積を有する中間調領
域が存在するとき、液面に異物が存在すると判定する。
【0024】液面裏側(101)を下方から照明する
と、液面裏側(101)のうち透明容器(100)の側
壁と接する液面端部およびその近傍以外の領域では、光
源(20)からの光を効率良く反射する。したがって、
多値化後の画像では、当該部分は白領域になる。一方、
液面の中央部分に異物が浮遊していると、その箇所では
光の反射効率が低下するので、多値化後の画像では中間
調の領域として異物が現れる。したがって、白領域の中
に存在する中間調領域の大きさを調べることによって液
面に異物を浮遊しているか否かを判定することができ
る。
【0025】一方、透明容器(100)の側壁と接する
部分およびその近傍(液面の端部)では、表面張力によ
って液面が湾曲しているので、光の反射方向が液面の中
央部分と大きく異なる。その結果、撮像手段(30)に
よって取り込んだ後に画像量子化手段(41)で区分け
して得た画像では、上述の液面端部は黒の領域になる。
この部分に存在する異物は、通常、中間調の領域として
現れるので、黒領域内に存在する中間調領域の大きさを
調べることによって液面の端部に異物が有るか否かを判
定することができる。
【0026】また、多値化後の画像上では、透明容器
(100)の側壁と液面との境界部分に相当する箇所
に、白領域と黒領域との境界線が現れる。この境界線
は、液面の端部に跨る髪の毛等の異物がなければ、容器
側壁の曲がり具合に対応した滑らかな線分になる。しか
しながら、液面端部に跨ってあるいは端部からはみ出す
ような異物が存在すると、その部分では境界線がいびつ
になり、境界線の向きが急に変化する部分が現れる。そ
こで、判定手段(42)は、境界線が滑らかに連続して
いない部分を有するか否かを判定し、滑らかに連続しな
い部分が存在するとき、その箇所に異物が存在すると判
定している。
【0027】上述の検査は、透明容器(100)に光を
照射する方向と撮像手段(30)が前記透明容器(10
0)を撮像する方向とを変更して複数回行われる。斜め
下方から光を照射した場合には、液面の全領域を一度に
検査することはできないので、透明容器(100)に光
を照射する方向と撮像方向とを変更して検査を複数回行
う。これにより、透明容器(100)の中に異物が存在
するか否かをより的確に判定することができる。
【0028】画像処理手段(40)の検査領域登録手段
(43)には、撮像手段(30)の出力する画像のうち
異物の有無の判定対象となる検査対象領域の形状を予め
登録してあり、判定手段(42)は検査領域登録手段
(43)に登録されている検査対象領域に基づく所定の
範囲について、異物の有無を判定する。
【0029】これにより、取り込んだ画像全体について
異物の有無を判断する場合に比べて、判定に要する処理
時間が短縮される。また、液面以外の部分に存する中間
調の領域を液面に浮遊する異物として誤認識するような
ことを防止することができ、判定精度の向上を図ること
ができる。
【0030】なお、透明容器(100)を検査位置まで
搬送する搬送手段(60)は、透明容器(100)を自
転させながら所定の円周上を移動するように搬送する。
その際、透明容器(100)の自転方向と透明容器(1
00)が円周上を回る方向を逆にしかつ透明容器(10
0)の自転周期と透明容器(100)が円周上を1周す
る周期とが同じになるように設定してある。撮像手段
(30)は、透明容器が移動する円周の中心を向けて当
該円周の外周に所定角度、たとえば90度や180度、
離して複数台設置されている。
【0031】透明容器(100)を自転させない場合に
は、各撮像手段(30)は透明容器(100)を同一方
向から撮像することになるが、透明容器(100)を自
転させながら搬送するので、各撮像手段(30)は、互
いに透明容器(100)を異なる向きから撮像すること
ができる。これにより、撮像されない死角が無くなり、
透明容器(100)内の液面に存する異物を的確に検出
することができる。また透明容器(100)の自転方向
と円周上を回る方向を逆にしかつ透明容器(100)の
自転周期と透明容器(100)が搬送されて円周上を1
周する周期とが同じなので、透明容器(100)とその
内部の液体との相対位置が変化しない。これにより、透
明容器内の側壁の所定箇所に付着していた異物が内部の
液体につられて周り側壁上の他の箇所に移動してしまう
ことがなく、透明容器を死角無く撮影すれば、側壁に付
着する異物を見逃すことがない。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は、本発明の一実施の形態を
示している。図1は、液面異物検査装置10の基本構成
を示している。図1に示すように、液面異物検査装置1
0は、ボトル(透明容器)100を照明する面光源20
と、ボトル100内に収容された透明な液体の液面裏側
101を撮像するTVカメラ30と、TVカメラ30に
よって取り込んだ画像を処理し、液面に異物が存在する
か否かを判定する画像処理機40と、ボトル100を検
査位置まで搬送する搬送手段60とを備えている。
【0033】検査対象のボトル100は、一般に、バイ
アル瓶と呼ばれる薬瓶であって、10mlから200m
l程度の容量をもつ略円筒形状のものである。ボトル1
00の色は、褐色透明(有色透明)または無色透明であ
る。なおボトル100内に充填される薬液も無色透明あ
るいは有色透明なものである。このほか、ボトル100
としてガラス瓶のほか有色透明あるいは無色透明なプラ
スチック製のものを用いてもよい。
【0034】面光源20は、ボトル100内に収められ
た透明な液体の液面裏側101をその斜め下方から照明
するように配置されている。ここでは面光源20とし
て、高周波蛍光灯を用いている。TVカメラ30は、ボ
トル100を中心に面光源20の反対側に配置され、液
面裏側101をその斜め下方から撮像するように配置さ
れている。
【0035】TVカメラ30は、全画素独立読み出し方
式インターライン転送型CCDを撮像素子として採用し
たフレームシャッターカメラであって、水平方向648
画素、垂直方向485画素の有効画素数を有している。
画面サイズは1/2インチで、2:1インターレースモ
ードで走査するようになっている。またシャッター速度
は、1/60秒〜1/10000秒までの範囲で数段階
に可変になっている。
【0036】画像処理機40は、TVカメラ30から取
り込んだ画像データを4値化し、白領域と、黒領域と、
濃いグレー領域と、薄いグレー領域とに区分け(量子
化)する画像量子化部41と、区分け後の画像に基づい
て液面等にゴミや髪の毛などの異物が存在するか否かを
判定する判定部42と、かかる判定を行うべき領域を登
録するための検査マスク登録部43とを有している。画
像処理機40には、処理前後の画像や判定結果を表示す
るためのモニターTV51と、判定時や画像処理時に用
いる各種のパラメータの入力等を行うためのデータ入力
キーボード52とが接続されている。
【0037】図2は、液面に浮遊等する異物をボトル1
00の二方向から検査するように構成した液面異物検査
装置10を示している。搬送手段60は、円環状のター
ンテーブル61を有し、ターンテーブル61の内側半径
上には、面光源20a、20bが、また同じく半径上で
あってターンテーブル61の外側にはTVカメラ30
a、30bが配置されている。面光源20aとTVカメ
ラ30aの配置関係、および面光源20bとTVカメラ
30bの配置関係は図1に示したものと同様であり、各
面光源20a、20bはそれぞれ液面裏側101を斜め
下方から照明し、各TVカメラ30a、30bはそれぞ
れ液面裏側101での反射光を捕らえるように液面裏側
101をその斜め下方から撮像するように配置されてい
る。
【0038】ターンテーブル61は、図中の矢印62で
示すように右方向に回転するものである。また搬送手段
60は、ターンテーブル61上に載置された各ボトル1
00を、矢印63で示すようにターンテーブル61の回
転方向と逆方向の左方向に自転させながら搬送するよう
になっている。ここでは、約200mm/秒でボトル1
00が移動するようにターンテーブル61を回転させて
いる。またターンテーブル61が1回転する周期と同一
の周期でボトル100を自転させている。
【0039】各TVカメラ30a、30bの近傍であっ
て、ボトル100の流れでその上流側には、ボトル10
0が検査の定位置に到達したことを検知するためのボト
ル検知センサー65a、65bが配置されている。また
搬送手段60は、搬送動作の開始および停止等を操作す
るための操作盤66を備えている。なお、ここでは、各
TVカメラ30a、30bごとに画像処理機40a、4
0b、モニターTV51a、51b、データ入力キーボ
ード52a、52bを設けてあり、いずれかの画像処理
機40が主装置となって良品か否かの最終的な判定を行
うようになっている。
【0040】次に作用を説明する。図3は、TVカメラ
30によって撮像し、画像量子化部41で4値化処理し
た後の実際の画像の一例を示し、図4はこれを模式的に
表したものである。これらに示すように、4値化処理を
施した後の画像では、ボトル100内の液面の中央部分
に相当する箇所111は、白領域になる。またボトル1
00の壁面部分に相当する箇所112も白領域になる。
ボトル100の側壁と接する液面の端部に相当する箇所
113は、液面の中央部分に相当する箇所111と壁面
部分に相当する箇所112の各白領域に挟まれた黒の領
域になる。
【0041】液面の中央部分に相当する箇所111が白
領域になるのは、液面の中央部分に相当する箇所111
では、液面がほぼ平坦になっているので、斜め下方から
液面裏側101に到達した光が、TVカメラ30の方向
に効率良く反射されるからである。一方、液面の端部に
相当する箇所113では、表面張力によって液面が湾曲
しているので、光の反射方向が液面の中央部分と大きく
異なり、TVカメラ30の方向にほとんど光を反射しな
くなって黒の領域になる。
【0042】ところで、液面に浮遊等する異物での光の
反射効率は、液面裏側101での光の反射効率と異なる
ので、異物は濃いグレーか薄いグレーの中間調領域とし
て画像内に現れる。すなわち、液面の中央部分に相当す
る箇所111内の異物121は、白領域内に存する中間
調領域として現れ、液面の端部に相当する箇所113内
の異物122は、黒領域内に存する中間調領域として現
れる。
【0043】そこで、白領域または黒領域の中に一定以
上の大きさの中間調領域が存在するか否かによって異物
の有無、すなわち、検査対象が良品か否かを判定する。
なお、実際の判定は、図4に示すように黒の点線114
で囲ったエリアAと白の点線115で囲ったエリアBを
基準とする領域についてのみ行われる。これらエリアA
およびエリアBの形状等を表す検査マスクは、検査対象
となるボトルの種類ごとに、予め検査マスク登録部43
へ登録するようになっている。
【0044】図5は、検査マスクを検査マスク登録部4
3に登録する際の流れを示している。検査マスクの登録
は、予め目視等で良品として確認されたボトルを用いて
行われる。検査マスクの登録動作では、まず、搬送手段
60に載せた良品のボトル100が検査の定位置まで搬
送されたか否かをボトル検知センサー65の出力信号を
基に判定する(ステップS201)。ボトルが定位置に
到来したとき(ステップS201;Y)、TVカメラ3
0によって画像を取り込む(ステップS202)。この
画像に基づいて適切な検査マスクの形状や位置を設定し
(ステップS203)、設定した検査マスクを当該ボト
ルの識別名と対応付けて検査マスク登録部43内の図示
しないバックアップメモリに登録する(ステップS20
4)。
【0045】なお、検査マスクは、エリアA用とエリア
B用のそれぞれについて登録される。また、これらの検
査マスクは、図4に示すように、液面の中央部分に相当
する箇所111や液面の端部に相当する箇所113より
も一回り小さく設定される。検査マスクの登録処理で
は、取り込んだ画像に基づいて4値化処理のための最適
なしきい値等を設定し、これらのパラメータの値を検査
マスクと合わせて登録するようになっている。画像処理
機40は、ボトルの種類や大きさ毎に検査マスクおよび
各種の設定パラメータを登録し得るようになっており、
検査時には、予め登録しておいた複数の登録データの中
から検査対象となるボトルの種類に対応するものを適宜
読み出して用いるようになっている。
【0046】このように検査マスクの形状や各種の設定
パラメータをボトルの種類や大きさごとに予め登録する
ので、たとえば、検査するボトルの種類を変更しても、
検査の段取り変え時のデータ変更を円滑かつ迅速容易に
行うことが可能になっている。また、ボトルの種類や大
きさ等の変更によって、面光源20やTVカメラ30の
位置などの段取り変えを行っても、しきい値等の設定パ
ラメータによって照明具合のばらつき等を容易に吸収し
て的確な検査を行い得るようになっている。
【0047】次に、実際の検査の流れについて説明す
る。検査は2段階に分けて行われる。第1段階の検査
は、検査マスク内に存在する中間調領域の大きさを基
に、液面に異物が存在するか否かを判定するものであ
る。第1段階の検査では、検査マスクによって指定され
たエリアAおよびエリアBの中に、一定以上の大きさの
中間調領域が存在する場合に、異物が液面に存在する旨
の判定が下されるようになっている。
【0048】先に説明したように、検査マスクによって
指定されるエリアAやエリアBは、液面の中央部分に相
当する箇所111や液面の端部に相当する箇所113よ
りも一回り小さいので、互いのエリア間には、第1段階
の検査で判定の対象外になる領域が存在する。また4値
化処理後の画像では、異物として髪の毛が存在しても、
液面の端部に相当する箇所113内では、これが黒とし
て現れることが多い。したがって、図6に示すように液
面の端部に相当する箇所(エリアB)から少しだけ液面
の中央部分に相当する箇所(エリアA)側にはみ出した
髪の毛などの異物131は、エリアBでは黒なので異物
として検出されず、またエリアAではグレーになるが基
準値以下の大きさであるために異物として検出されない
ことがある。
【0049】すなわち、異物は常に液面中央に存在する
とは限らず、ボトル100の内壁面と接する液面端部や
その近傍に浮遊したり内壁面に付着することがあり、特
にこの異物が髪の毛である場合には、第1段階の検査で
は異物として検出されない場合がある。またボトル10
0の搬送によって液面が揺れた場合には、検査マスクに
よって指定した位置と撮像した画像における液面との位
置関係が不適切になるので、検査マスクの周縁近傍で
は、異物の検出を的確に行うことができなくなる。そこ
で、検査マスク内を判定領域とした第1段階の検査では
検出し得ない異物を第2段階の検査で検出するようにな
っている。
【0050】図7に示すように、第2段階の検査は、検
査マスクで指定されるエリアBの周囲を調べ、黒領域
(液面の端部に相当する箇所113)と白領域(液面の
中央部分に相当する箇所111および壁面部分に相当す
る箇所112)との境界線140を抽出する。そして、
図中の検査対象となる範囲141において境界線140
を上から下に向かって微分し、境界線140の延びる方
向が一定以上急激な変化を示す箇所142、すなわち、
境界線140が滑らかに連続しない箇所142の有無を
見る。そして変化の大きい箇所が存在するとき、ここに
髪の毛等の異物が存在すると判定している。なお、液面
が大きな周期で揺れた場合であっても、異物がなけれ
ば、撮像した画像内での境界線は滑らかに連続するの
で、第2段階の検査は液面揺れの影響を受け難いものに
なっている。
【0051】図8は、上述のような第1段階の検査およ
び第2段階の検査を含む検査全体の流れを示している。
ボトル100が定位置に到来したことを検出すると(ス
テップS301;Y)、TVカメラ30にて検査対象の
ボトル100内の液面裏側101を撮像して画像を取り
込む(ステップS302)。取り込まれた画像はこの段
階で画像量子化部41によって4値化処理される。画像
処理機40は、取り込んだ画像内でのボトル100の水
平方向(X方向)および垂直方向(Y方向)の位置を読
み取り(ステップS303)、予め登録しておいた検査
マスクを施すべき位置の補正を行う(ステップS30
4)。
【0052】その後、検査マスクによって設定されたエ
リアA内での中間調領域を検出し、検出した各中間調領
域の数を計数しその大きさを求める。エリアBについて
も同様の処理を行う(ステップS305)。なお、検査
マスクで指定された範囲内に存在する中間調領域の検出
および各中間調領域の大きさ(面積)の算出は、専用回
路によって行っている。
【0053】この専用回路は、縦8ドット×横8ドット
の正方形を成した64ドットの単位領域ごとに、その中
に中間調を成したドットが1つでも存在するか否かを判
定する機能を有している。各単位領域は、縦および横に
それぞれ隣の単位領域と4ドットずつオーバーラップさ
せてあり、中間調を成したドットを1つでも含む単位領
域が連続する場合には、その連続数をカウントし、その
数を1つの中間領域の面積に対応する値として処理する
ようになっている。なお、この専用回路は、第1段階の
検査では、検査マスクによって指定された範囲内の画像
データだけを処理する。このように検査マスクで設定さ
れた領域だけについて専用回路で画像処理を行うので、
検査速度を早めることが可能になっている。
【0054】専用回路から出力される中間調領域の大き
さを表すデータに基づき、判定部42は、異物が液面に
存在するか否かの判定を行う(ステップS306)。す
なわち、エリアAまたはエリアB内に一定以上の面積を
持った中間調領域があれば、異物が有ると判定される
(ステップS307)。その後、第1段階の検査による
判定結果を保存し(ステップS308またはS30
9)、第2段階の検査に移行する。
【0055】第2段階の検査では、先に説明したように
境界線の方向が急変する箇所があるか否かを調べ(ステ
ップS310)、一定以上の変化があるかを判定する
(ステップS311)。境界線の滑らかに連続しない部
分が存在する場合には(ステップS312;Y)、液面
の端部に髪の毛等の異物が存在する旨の判定がなされ
る。このようにして求めた第2段階の検査結果を保存し
(ステップS313またはS314)、最後に、第1段
階の検査結果と第2段階の検査結果とを基礎とした総合
判定を行う(ステップS315)。なお、図2に示すよ
うにボトル100を複数の方向から撮像する場合には、
各方向からの検査結果を集約して総合判定が行われる。
【0056】総合判定で合格の場合には(ステップS3
16;Y)、良品である旨の検査結果が決定し(ステッ
プS317)、総合判定が不合格の場合には(ステップ
S316;N)、不良品である旨の検査結果が決定され
る(ステップS318)。
【0057】なお、図2に示すようにボトル100が、
ターンテーブル61によって円周上を自転しながら移動
するので、TVカメラ30aとTVカメラ30bとは、
ボトル100を互いに異なる向き(正面と背面)とから
撮像している。このようにボトル100を自転させなが
ら円周上を搬送するので、円周の外周に当該円周の中心
を向けて設置した複数のTVカメラ30a、30bによ
って、ボトル100を多方向から撮像することができ、
死角の発生が防止される。
【0058】またボトル100の自転方向と円周上を回
る方向とを逆にしかつボトル100の自転周期とボトル
100が搬送されて円周上を1周する周期とが同じなの
で、ボトル100とその内部の液体との相対位置が変化
しない。これにより、ボトル内側の側壁の所定箇所に付
着していた異物が内部の液体につられて周り側壁上の他
の箇所に移動してしまうことがなく、ボトル100自体
を死角無く撮影すれば、側壁に付着する異物を見逃すこ
とがない。
【0059】さらに円周の内側から外側に向けて光を照
射するので、円周内に複数の光源を設けても光の干渉が
起こり難く、適正な画像を撮像することができる。この
ほか、周囲の全方向に光を照射する光源を用いれば、円
周の中心に光源を1つ設けるだけで済むとともに光の干
渉もない。
【0060】なお、ボトルをターンテーブル61上に載
せる位置と最初の撮像位置とを離すことで、載置時に生
じる液面の揺れを撮像位置に来るまでに許容レベルまで
少なく抑えることができる。また円周上を搬送するの
で、ボトル100の進行方向が急激に変化せず、搬送中
に液面が再度揺れてしまうようなことがない。その結
果、搬送中に検査を行っても、安定した検査が可能にな
っている。またボトル100が振れると泡が発生しこれ
を異物として誤認識する可能性があるが、液面を揺らす
ことなくボトル100を搬送するので、泡による異物の
誤検出が回避される。
【0061】図2に示す液面異物検査装置10では、液
面や液面の端部に存在するほぼ1ミリ以上の異物が検出
された。髪の毛の場合には、1ミリから2ミリ程度の短
いものでも異物として検出された。
【0062】以上説明した実施の形態では、ボトル10
0をその正面と背面の2方向から検査するようにした
が、たとえば4方向(正面、背面、左右両側面)など死
角のないように多方向から検査するようにすれば、検査
精度をより向上させることができる。またボトル100
の自転周期は、例示したものに限定されない。さらに実
施の形態では、バイアル瓶などの薬瓶を検査対象とした
が、透明な容器に透明な液体を収めたものであれば、上
記のものに限定されるものではない。たとえば、飲みも
のを収めた瓶などであってもよい。
【0063】このほか、実施の形態では、エリアAとエ
リアBとに分けて処理を行ったが、地色にかかわらず中
間調領域を検出するようにすれば、エリアAとエリアB
とを1つの検査領域にまとめて一括処理してもよい。ま
た画像信号は必ずしも4値化する必要はなく、より多く
の階調で処理すれば、より高い検査精度を望むことがで
きる。なお、画像を3値化しても一応の検査能力は発揮
される。また、第2段階の検査に関しては、画像を白と
黒に2値化するだけであってもよい。
【0064】さらに、実施の形態では液面裏側をその斜
め下方から照明し、当該液面裏側で反射した光の進む方
向から画像を撮影するようにしたが、たとえば、ボトル
の真下から照明するとともに、ボトルの真下から液面裏
側を撮影するように構成してもよい。
【0065】
【発明の効果】本発明にかかる液面異物検査装置および
液面異物検査方法によれば、液面の下方や斜め下方から
液面裏側を照明しかつ撮像するので、容器の注ぎ口等が
邪魔にならず、液面の異物を的確に捕らえて検出するこ
とができる。また撮像手段によって撮像した画像を輝度
に基づいて白領域と黒領域と1または2以上の中間調領
域とに区分けし、白領域または黒領域の中に一定以上の
大きさの中間調領域が存在するとき、異物が液面に存在
するものと判定するので、画像処理や判定処理が簡単に
なり、液面に浮遊する異物を迅速かつ的確に検出するこ
とができる。
【0066】さらに、透明容器の側壁と液面との境界部
分に相当する箇所に現れる白領域と黒領域との境界線が
滑らかに連続していない部分を検出し、当該箇所に異物
が存在するものと判定するので、液面と容器側壁との境
界部分や液面の端部で容器の側壁に付着している異物を
より高い精度で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る液面異物検査装置
を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る液面異物検査装置
であって2方向から異物の検査を行うものを示す説明図
である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る液面異物検査装置
の有するTVカメラによって撮像し画像量子化部で4値
化処理した後の実際の画像の一例を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る液面異物検査装置
の有するTVカメラによって撮像し画像量子化部で4値
化処理した後の画像を模式的に表した説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る液面異物検査装置
が検査マスクを検査マスク登録部に登録する際の流れを
表した流れ図である。
【図6】液面の端部に存在する異物の一例を示す説明図
である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る液面異物検査装置
の行う第2段階の検査で得られる画像の一例を模式的に
表した説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る液面異物検査装置
の行う検査処理を示す流れ図である。
【符号の説明】
10…液面異物検査装置 20…面光源 30…TVカメラ 40…画像処理機 41…画像量子化部 42…判定部 43…検査マスク登録部 51…モニターTV 52…データ入力キーボード 60…搬送手段 61…円環状のターンテーブル 65…ボトル検知センサー 66…操作盤 100…ボトル 101…液面裏側 121、122、131…異物 140…境界線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 雅之 東京都杉並区宮前4丁目24番21号 株式会 社アステムエンジニアリング内 Fターム(参考) 2F065 AA49 AA51 AA58 BB01 BB08 BB15 BB16 BB22 CC00 DD00 DD06 FF42 HH12 JJ03 JJ05 JJ08 JJ26 LL30 PP13 QQ03 QQ21 QQ23 QQ24 QQ28 QQ36 QQ37 QQ51 RR05 SS02 SS13 TT01 TT03 2G051 AA12 AA18 AA28 AB15 BB01 CA04 CB01 CD10 DA08 EA11 EA16 ED01 ED08

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明容器内に収めた透明な液体の液面に異
    物が存在するか否かを検査する液面異物検査装置におい
    て、 光源と、撮像手段と、画像処理手段とを備え、 前記光源は、前記透明容器の下方から前記液面の裏側に
    向けて光を照射するものであり、 前記撮像手段は、前記光源から照射され前記液面の裏側
    で反射した光の進路上に配置されるとともに当該箇所か
    ら前記液面の裏側を撮像するものであり、 前記画像処理手段は、前記撮像手段の出力する画像信号
    に基づいて前記液面に異物が存在するか否かを判定する
    ものであることを特徴とする液面異物検査装置。
  2. 【請求項2】透明容器内に収めた透明な液体の液面に異
    物が存在するか否かを検査する液面異物検査装置におい
    て、 光源と、撮像手段と、画像処理手段とを備え、 前記光源は、前記透明容器の下方から前記液面の裏側に
    向けて光を照射するものであり、 前記撮像手段は、前記光源から照射され前記液面の裏側
    で反射した光の進路上に配置されるとともに当該箇所か
    ら前記液面の裏側を撮像するものであり、 前記画像処理手段は、画像量子化手段と、判定手段とを
    有し、 前記画像量子化手段は、前記撮像手段によって撮像した
    画像を輝度に基づいて白領域と黒領域と1または2以上
    の中間調領域とに区分けするものであり、 前記判定手段は、前記白領域または黒領域の中に一定以
    上の面積を有する中間調領域があるとき前記液面に異物
    が存在すると判定するものであることを特徴とする液面
    異物検査装置。
  3. 【請求項3】透明容器内に収めた透明な液体の液面に異
    物が存在するか否かを検査する液面異物検査装置におい
    て、 光源と、撮像手段と、画像処理手段とを備え、 前記光源は、前記透明容器の下方から前記液面の裏側に
    向けて光を照射して少なくとも前記透明容器の側壁と前
    記液面との境界部分とその周囲とを照明するものであ
    り、 前記撮像手段は、前記光源から照射され前記液面の裏側
    で反射した光の進路上に配置されるとともに当該箇所か
    ら少なくとも前記光源によって光の照射された前記境界
    部分とその周囲とを撮像するものであり、 前記画像処理手段は、画像量子化手段と、判定手段とを
    有し、 前記画像量子化手段は、前記撮像手段によって撮像した
    画像を輝度に基づいて少なくとも白領域と黒領域とに区
    分けするものであり、 前記判定手段は、前記画像量子化手段によって区分けし
    て得た画像のうち前記透明容器の側壁と前記液面との境
    界部分に相当する箇所に現れる前記白領域と前記黒領域
    との境界線が滑らかに連続しない部分を有するとき、境
    界部分に異物が存在すると判定するものであることを特
    徴とする液面異物検査装置。
  4. 【請求項4】透明容器内に収めた透明な液体の液面に異
    物が存在するか否かを検査する液面異物検査装置におい
    て、 光源と、撮像手段と、画像処理手段とを備え、 前記光源は、前記透明容器の側壁と前記液面との境界部
    分とその周囲とが照射領域に含まれるように前記透明容
    器の下方から前記液面の裏側に向けて光を照射するもの
    であり、 前記撮像手段は、前記光源から照射され前記液面の裏側
    で反射した光の進路上に配置されるとともに当該箇所か
    ら前記境界部分とその周囲とが撮像領域に含まれるよう
    に前記液面裏側を撮像するものであり、 前記画像処理手段は、画像量子化手段と、判定手段とを
    有し、 前記画像量子化手段は、前記撮像手段によって撮像した
    画像を輝度に基づいて白領域と黒領域と1または2以上
    の中間調領域とに区分けするものであり、 前記判定手段は、前記白領域または黒領域の中に一定以
    上の面積を有する中間調領域があるとき前記液面に異物
    が存在すると判定するとともに、前記画像量子化手段に
    よって区分けして得た画像のうち前記透明容器の側壁と
    前記液面との境界部分に相当する箇所に現れる前記白領
    域と前記黒領域との境界線が滑らかに連続しない部分を
    有するとき、境界部分に異物が存在すると判定するもの
    であることを特徴とする液面異物検査装置。
  5. 【請求項5】前記光源は、前記液面裏側にその斜め下方
    から光を照射するものであり、前記撮像手段は、前記光
    源の光の進路上に前記透明容器から見て反対側に配置さ
    れ前記液面裏側をその斜め下方から撮像するものである
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の液面
    異物検査装置。
  6. 【請求項6】前記透明容器に光を照射する方向と前記透
    明容器を撮像する方向とを変更して前記検査を複数回行
    うことを特徴とする請求項5記載の液面異物検査装置。
  7. 【請求項7】前記画像処理手段は、前記撮像手段の出力
    する画像のうち前記異物の有無の判定対象となる検査対
    象領域の形状を予め登録する検査領域登録手段を有し、
    前記判定手段は前記検査領域登録手段に登録されている
    検査対象領域を基準とした所定の領域において前記異物
    の有無を判定することを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5または6記載の液面異物検査装置。
  8. 【請求項8】前記透明容器を検査位置へ搬送する搬送手
    段を有し、前記搬送手段は、前記透明容器を自転させな
    がら所定の円周上を移動するように搬送するものであっ
    て前記自転の方向を前記透明容器が前記円周上を移動す
    る向きと逆にしかつ前記透明容器の自転周期を前記透明
    容器が前記円周上を1周する周期と同じに設定したもの
    であり、 前記撮像手段は、前記円周の中心を向けて当該円周の外
    周に所定角度離して複数台設置されており、前記透明容
    器を自転させながら前記円周上で搬送することにより前
    記各撮像手段が前記透明容器を異なる向きから撮像する
    ように構成したことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6または7記載の液面異物検査装置。
  9. 【請求項9】透明容器内に収めた透明な液体の液面に異
    物が存在するか否かを検査する液面異物検査方法におい
    て、 光源により前記透明容器の下方から前記液面の裏側に向
    けて光を照射し、 前記光源から照射され前記液面の裏側で反射した光の進
    路上に撮像手段を配置して当該箇所から前記液面の裏側
    を撮像し、 前記撮像手段の出力する画像信号に基づいて前記液面に
    異物が存在するか否かを判定することを特徴とする液面
    異物検査方法。
  10. 【請求項10】透明容器内に収めた透明な液体の液面に
    異物が存在するか否かを検査する液面異物検査方法にお
    いて、 光源により前記透明容器の下方から前記液面の裏側に向
    けて光を照射し、 前記光源から照射され前記液面の裏側で反射した光の進
    路上に撮像手段を配置して当該箇所から前記液面の裏側
    を撮像し、 前記撮像手段によって撮像した画像を輝度に基づいて白
    領域と黒領域と1または2以上の中間調領域とに区分け
    し、 前記白領域または黒領域の中に一定以上の面積を有する
    中間調領域があるとき前記液面に異物が存在すると判定
    することを特徴とする液面異物検査方法。
  11. 【請求項11】透明容器内に収めた透明な液体の液面に
    異物が存在するか否かを検査する液面異物検査方法にお
    いて、 光源により前記透明容器の下方から前記液面の裏側に向
    けて光を照射して少なくとも前記透明容器の側壁と前記
    液面との境界部分とその周囲とを照明し、 前記光源から照射され前記液面の裏側で反射した光の進
    路上に撮像手段を配置して当該箇所から少なくとも前記
    光源によって光の照射された前記境界部分とその周囲と
    を撮像し、 前記撮像手段によって撮像した画像を輝度に基づいて少
    なくとも白領域と黒領域とに区分けして得た画像のうち
    前記透明容器の側壁と前記液面との境界部分に相当する
    箇所に現れる前記白領域と前記黒領域との境界線が滑ら
    かに連続しない部分を有するとき、境界部分に異物が存
    在すると判定することを特徴とする液面異物検査方法。
  12. 【請求項12】透明容器内に収めた透明な液体の液面に
    異物が存在するか否かを検査する液面異物検査方法にお
    いて、 光源により前記透明容器の側壁と前記液面との境界部分
    とその周囲とが照射領域に含まれるように前記透明容器
    の下方から前記液面の裏側に向けて光を照射し、 前記光源から照射され前記液面の裏側で反射した光の進
    路上に撮像手段を配置して当該箇所から前記境界部分と
    その周囲とが撮像領域に含まれるように前記液面裏側を
    撮像し、 前記撮像手段によって撮像した画像を輝度に基づいて白
    領域と黒領域と1または2以上の中間調領域とに区分け
    し、 前記白領域または黒領域の中に一定以上の面積を有する
    中間調領域があるとき前記液面に異物が存在すると判定
    するとともに、区分けして得た画像のうち前記透明容器
    の側壁と前記液面との境界部分に相当する箇所に現れる
    前記白領域と前記黒領域との境界線が滑らかに連続しな
    い部分を有するとき、境界部分に異物が存在すると判定
    することを特徴とする液面異物検査方法。
  13. 【請求項13】前記光源により前記液面裏側にその斜め
    下方から光を照射し、 前記光源の光の進路上に前記透明容器から見て反対側に
    前記撮影手段を配置し、前記液面裏側をその斜め下方か
    ら撮像することを特徴とする請求項9、10、11また
    は12記載の液面異物検査方法。
  14. 【請求項14】前記透明容器に光を照射する方向と前記
    透明容器を撮像する方向とを変更して前記検査を複数回
    行うことを特徴とする請求項13記載の液面異物検査方
    法。
  15. 【請求項15】前記撮像手段の出力する画像のうち前記
    異物の有無の判定対象となる検査対象領域の形状を予め
    登録しておき、当該登録されている検査対象領域を基準
    とした所定の領域において前記異物の有無を判定するこ
    とを特徴とする請求項9、10、11、12、13また
    は14記載の液面異物検査方法。
  16. 【請求項16】前記透明容器を検査位置へ搬送する際
    に、前記透明容器を自転させながら所定の円周上を移動
    するように搬送するとともに前記自転の方向を前記円周
    上を前記透明容器が移動する向きと逆にしかつ前記透明
    容器の自転周期を前記透明容器が前記円周上を1周する
    周期と同じに設定し、 前記撮像手段を前記円周の中心を向けて当該円周の外周
    に所定角度離して複数台設置し、前記透明容器を自転さ
    せながら前記円周上で搬送することにより前記各撮像手
    段が前記透明容器を異なる向きから撮像するようにした
    ことを特徴とする請求項9、10、11、12、13、
    14または15記載の液面異物検査方法。
JP2000111469A 2000-04-13 2000-04-13 液面異物検査装置および液面異物検査方法 Pending JP2001296251A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000111469A JP2001296251A (ja) 2000-04-13 2000-04-13 液面異物検査装置および液面異物検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000111469A JP2001296251A (ja) 2000-04-13 2000-04-13 液面異物検査装置および液面異物検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001296251A true JP2001296251A (ja) 2001-10-26

Family

ID=18623787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000111469A Pending JP2001296251A (ja) 2000-04-13 2000-04-13 液面異物検査装置および液面異物検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001296251A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283527A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Hitachi High-Technologies Corp 異物検出装置
JP2008309806A (ja) * 2008-09-29 2008-12-25 Hitachi High-Technologies Corp 異物検出装置
JP2010204051A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Mutual Corp 検査装置および検査方法
CN111721774A (zh) * 2020-06-23 2020-09-29 湖南正中制药机械有限公司 一种用于自动灯检机的灯检检测方法
WO2023105724A1 (ja) 2021-12-09 2023-06-15 日本電気株式会社 異物検査装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283527A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Hitachi High-Technologies Corp 異物検出装置
JP2008309806A (ja) * 2008-09-29 2008-12-25 Hitachi High-Technologies Corp 異物検出装置
JP2010204051A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Mutual Corp 検査装置および検査方法
CN111721774A (zh) * 2020-06-23 2020-09-29 湖南正中制药机械有限公司 一种用于自动灯检机的灯检检测方法
WO2023105724A1 (ja) 2021-12-09 2023-06-15 日本電気株式会社 異物検査装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04220551A (ja) 透明物体の欠陥検査方法とその装置
JP4060750B2 (ja) 撮像検査システム
JPH04166751A (ja) びんの欠陥検査方法
JPH02275346A (ja) 容器仕上部の検査
KR20120109548A (ko) 외관 검사 장치
JPH08178869A (ja) 透明容器の点検方法および装置
JP4048848B2 (ja) 容器内異物検出装置および容器内異物検出方法
KR20120109547A (ko) 외관 검사 장치
JP2010091530A (ja) 異物検査方法および異物検査装置
JPH05164706A (ja) 異種容器の混入検査方法
JPH073517A (ja) 不良繭検出方法
JP2004245695A (ja) 画像処理方法と異物検出装置
JP2001296251A (ja) 液面異物検査装置および液面異物検査方法
JPH0634573A (ja) 瓶検査装置
TW201629474A (zh) 檢查裝置
JP2004257937A (ja) 異物検査装置および検査方法
JP2006118951A (ja) 外観検査用照明装置
JPH06186002A (ja) ラベル外観検査方法及び装置
JPH07104290B2 (ja) びん検査装置
JP3549752B2 (ja) Ptpシートの外観検査装置及びptp包装機
JPH0862155A (ja) 物体観測装置
JPH06118026A (ja) 容器内面検査方法
JP4368813B2 (ja) 検査装置及びptp包装機
JPH0752161B2 (ja) 透明容器内の粉末中異物の検査装置
JPH0711414B2 (ja) ガラスびんの偏肉検査方法