JPH0752161B2 - 透明容器内の粉末中異物の検査装置 - Google Patents

透明容器内の粉末中異物の検査装置

Info

Publication number
JPH0752161B2
JPH0752161B2 JP30419388A JP30419388A JPH0752161B2 JP H0752161 B2 JPH0752161 B2 JP H0752161B2 JP 30419388 A JP30419388 A JP 30419388A JP 30419388 A JP30419388 A JP 30419388A JP H0752161 B2 JPH0752161 B2 JP H0752161B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
container
image
area
foreign matter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP30419388A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02150752A (ja
Inventor
英博 渡辺
康晴 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP30419388A priority Critical patent/JPH0752161B2/ja
Publication of JPH02150752A publication Critical patent/JPH02150752A/ja
Publication of JPH0752161B2 publication Critical patent/JPH0752161B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透明容器内の粉末中に混入せる異物の検査装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の異物検査装置としては例えば第10図に示
すように、一定姿勢の透明容器1を複数のテレビカメラ
3で複数方向から撮像し、その撮像信号を画像処理して
粉末2中の異物を検査するものが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、このような装置ではテレビカメラ毎に視
野設定および照明条件が異なるため、それぞれの位置に
より異物の検出精度が異なると云う問題、さらには粉末
中に埋もれている異物の検出が難しいと云う問題があ
る。
したがつて、本発明はテレビカメラを1台として撮像条
件を一定とし、しかも粉末中に埋もれている異物をも検
出することが可能な検査装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
粉末入りの透明容器を水平面に対し所定の傾きをもたせ
てその中心軸のまわりに高速回転させる機構と、容器内
粉末を容器中心軸を含む垂直面に対して所定の角度をも
つ方向から少なくとも1回撮像する撮像手段と、該撮像
手段を介して得られる撮像信号をその容器部分位置のそ
れぞれの明るさに応じたレベルで2値化する複数の2値
化手段と、2値化された各画像の明るさによつて異なる
位置対応にそれぞれウインドウを発生するウインドウ発
生手段と、該ウインドウ発生手段を介して得られる2値
化画像についてノイズ除去,特徴抽出を含む前処理を行
なう前処理手段と、前処理された2値化画像の面積を計
測する面積計測手段と、この計測された面積を基準面積
と比較して異物の有無を示す信号を出力する比較手段と
を設ける。
〔作用〕
テレビカメラ1台で常に容器の所定箇所を撮像するよう
にして検査精度を一定とし、また容器の傾斜,回転によ
り粉末の撹拌効果を持たせるようにして、粉末中に埋も
れた異物も複数回撮像する間に容器内表面に現われ得る
ようにし、その検出を可能にする。
〔実施例〕
第1図は本発明の実施例を示す構成概要図、第2図は受
台の構成を示す概要図である。
第1図において、1は透明容器、3はテレビカメラの如
き撮像装置、4は受台、5は駆動軸、6はバネ、7はベ
ルト、8はアイドラー、9はプーリー、10は画像処理装
置を示す。
受台4に載置された透明容器1は受台4とともに図の右
方向へ順次間欠(タクト)送りされる一方、駆動軸5に
結合されたベルト7を介してその中心軸のまわりに回転
(自転)せしめられる。受台4は第2図(イ)に示すよ
うに、その底面を水平面に合わせて設置すると、容器1
が所定の角度βだけ傾くように構成されている。所定の
角度βだけ傾ける理由は次のとおりである。
第3図はこのことを説明するためのもので、同図(イ)
は傾きがない(β=0)場合、同図(ロ)は適度な傾き
を持つ場合、また同図(ハ)は傾きが大きい場合をそれ
ぞれ示す。すなわち、同図(イ)の状態にして回転させ
ると、粉末層の厚い部分が2ケ所にできること、また同
図(ハ)の状態にして回転させると、容器底部に異物が
埋もれてしまう程の厚い層が形成され、その検出が不能
となる場合が生じるためである。つまり、同図(ロ)の
如く、容器および粉末の材質等によつて定まる適度な傾
きをもつて回転させることにより、粉末が容器内面に略
均一に拡散するようにして異物の検出を容易にするもの
である。なお、Aは異物を示す。
また、容器1を第1図の右方向に順次タクト送りするの
は、同図の左端部では低速、中間部では中速、右端部で
は高速の如く左側から順に予備回転をさせ、右端部での
速度が最適となるようにするためであり、したがつてテ
レビカメラによる撮像は同図のように、その右端部にて
行なわれる。これは、容器の回転速度を選ぶ必要がある
ことを示している。
第4図に容器の回転速度と粉末の状態との関係を示す。
すなわち、低速では同図(イ)の如く粉末層に厚い盛り
上がり部が生じ、中速では同図(ロ)の如く粉末のはね
返りが多くなつて好ましくないので、同図(ハ)の如く
高速にすることにより、粉末を撹拌しつゝ容器内面に略
均一に拡散するようにしている。なお、容器の回転方向
を逆にすれば、第4図の粉末の状態も逆になることは云
うまでもない。
テレビカメラによる撮像は構造上の制約もあつて、こゝ
では第1図の如く容器下部より行なう。このとき、テレ
ビカメラは第5図の如く、容器1の中心軸を含む垂直面
に対し角度αをもつて配置される。これは、容器1が同
図に矢印Dで示す方向に回転すると、容器内面と粉末と
の摩擦の関係から、粉末2の広がりは垂直面に関してで
はなくこれよりも右方向にα度だけ回転した軸に関して
略対称となるからで、垂直面から角度αをもつてテレビ
カメラを配置することにより、粉末像を広い範囲で観察
できるようにするためである。このため、実際には例え
ば第2図(ロ)の如く、受台4を水平面に対してα度だ
け傾け、この傾いた面に対して光軸が垂直となるように
テレビカメラを配置する。第2図(ロ)および第5図の
符号Bは、撮像方向を示している。なお、このようにし
ても、異物を第6図(ロ),(ハ)の如く観察できない
場合が生じる。そこで、テレビカメラによる撮像は1度
だけでなく複数回行ない、第6図(イ)の如き場合が生
じる確率を高めることが望ましい。
このようにして、透明容器は水平面に対して所定の角度
βをもつてその中心軸のまわりに高速に回転せしめられ
る一方、その容器内粉末はテレビカメラによつて容器の
中心軸を含む垂直面と角度αをもつ方向から撮像される
ことになる。なお、撮像に当たつては、例えばストロボ
の点弧等が行なわれる。
以上の如くして得られた撮像信号は、装置10によつて画
像処理される。画像処理装置の具体例を第7図に示す。
すなわち、画像処理装置10は2値化回路11、画像メモリ
12、ウインドウ発生回路13、前処理回路14、面積計測回
路15および比較回路16等より構成される。3はテレビカ
メラである。このテレビカメラ3により撮像された粉末
の画像は、複数の2値化回路11により互いに異なるしき
い値レベルをもつて2値化される。したがつて、画像メ
モリ12には2値化レベルに応じて抽出された複数種の2
値化画像が記憶されることになる。ウインドウ発生回路
13はこの各2値化画像毎に予め定められた画像観測領域
(ウインドウ)を設定する。
ウインドウの例を第8図に示す。つまり、容器の各部分
は粉末層の厚みに応じて明るい部分,やゝ明るい部分,
やゝ暗い部分および暗い部分等に分けられるので、各2
値化画像毎にウインドウW1,W2,W3,W4のいずれかを設定
して画像を観測する。なお、ウインドウをこゝではW1〜
W4の4つに分けたが、これに限定されないことは云う迄
もない。
ウインドウを介してそれぞれ取り出される2値化画像に
ついて、前処理回路14はノイズ除去,特徴抽出等の公知
の前処理を実行する。面積計測回路15は2値化画像の背
景から分離されるノイズや異物等の面積を、その画素数
をカウントする等して計測する。比較回路16はその面積
を基準面積と比較し、それよりも大きいとき異物として
所定の信号を出力する。
すなわち、前処理回路14にて例えば異物やノイズの横方
向の長さを一定値に規定または変換する処理を行なうも
のとすると、第9図の如きノイズNが存在しても、これ
は縦方向の長さ(幅)を殆んど持たないので、その面積
を考えたときに略一定値となり、これによつてノイズと
異物とを区別することが可能となる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、粉末入りの容器を水平面に対し所定の
傾きをもたせてその中心軸のまわりに高速回転させるよ
うにしたので、容器内の粉末は略均一に撹拌され、異物
が粉末表面に比較的高確率で露出されることとなり、粉
末内面に埋もれた異物の検出も可能になる。また、1台
のテレビカメラで撮像し、その撮像信号を利用して検査
するようにしているので、一定の精度で検査が可能にな
ると云う利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す構成概要図、第2図は受
台の構成を示す概要図、第3図は容器の傾きを説明する
ための説明図、第4図は容器の回転速度と粉末の状態と
の関係を説明するための説明図、第5図は撮像方向を説
明するための説明図、第6図は異物の検出タイミングを
説明するための説明図、第7図は画像処理装置の具体例
を示すブロツク図、第8図はウインドウ領域を説明する
ための説明図、第9図は前処理回路の作用を説明するた
めの説明図、第10図は検査装置の従来例を示す概要図で
ある。 符号説明 1……透明容器、2……粉末、3……テレビカメラ、4
……受台、5……駆動軸、6……バネ、7……ベルト、
8……アイドラー、9……プーリー、10……画像処理装
置、11……2値化回路、12……画像メモリ、13……ウイ
ンドウ発生回路、14……前処理回路、15……面積計測回
路、16……比較回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉末入りの透明容器を水平面に対し所定の
    傾きをもたせてその中心軸のまわりに高速回転させる機
    構と、 容器内粉末を容器中心軸を含む垂直面に対して所定の角
    度をもつ方向から少なくとも1回撮像する撮像手段と、 該撮像手段を介して得られる撮像信号をその容器部分位
    置のそれぞれの明るさに応じたレベルで2値化する複数
    の2値化手段と、 2値化された各画像の明るさによって異なる位置対応に
    それぞれウインドウを発生するウインドウ発生手段と、 該ウインドウ発生手段を介して得られる2値化画像につ
    いてノイズ除去,特徴抽出を含む前処理を行なう前処理
    手段と、 前処理された2値化画像の面積を計測する面積計測手段
    と、 この計測された面積を基準面積と比較して異物の有無を
    示す信号を出力する比較手段と、 を備えて成ることを特徴とする透明容器内の粉末中異物
    の検査装置。
JP30419388A 1988-12-02 1988-12-02 透明容器内の粉末中異物の検査装置 Expired - Lifetime JPH0752161B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30419388A JPH0752161B2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02 透明容器内の粉末中異物の検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30419388A JPH0752161B2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02 透明容器内の粉末中異物の検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02150752A JPH02150752A (ja) 1990-06-11
JPH0752161B2 true JPH0752161B2 (ja) 1995-06-05

Family

ID=17930143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30419388A Expired - Lifetime JPH0752161B2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02 透明容器内の粉末中異物の検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0752161B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2868076B2 (ja) * 1996-04-12 1999-03-10 日機装株式会社 粉粒体異物検査方法及び粉粒体異物検査装置
DE19852369C1 (de) * 1998-11-13 2000-03-30 Ralf Weidenmueller Vorrichtung und Verfahren zur Prüfung zylindrischer Prüflinge
JP4670090B2 (ja) * 2000-08-11 2011-04-13 味の素株式会社 可撓性プラスチック容器の異物検査装置及びその異物検査方法
WO2006008819A1 (ja) * 2004-07-22 2006-01-26 Eisai R & D Management Co., Ltd. 溶液中の異物検査方法およびその装置
JP5307459B2 (ja) * 2008-06-30 2013-10-02 株式会社 デクシス 透明容器内粉末中の異物検査方法及び異物検査装置
JP5636211B2 (ja) 2010-05-31 2014-12-03 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 異物検査装置および異物検査方法
JP7294349B2 (ja) * 2018-10-31 2023-06-20 ニプロ株式会社 異物検査システム及び異物検査方法
US11761902B2 (en) 2018-12-05 2023-09-19 Nipro Corporation Foreign substance checking system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02150752A (ja) 1990-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5216481A (en) Method of and apparatus for inspecting transparent object for defect
JPH04166751A (ja) びんの欠陥検査方法
JP3083364B2 (ja) 核燃料ペレットの周面検査装置
JPH0752161B2 (ja) 透明容器内の粉末中異物の検査装置
CN100547393C (zh) 检测透明或半透明旋转容器颈环上表面缺陷的方法和装置
US5012116A (en) System for inspecting bearing balls for defects
JP2846052B2 (ja) 円筒体の検査装置
JPH07104290B2 (ja) びん検査装置
JPH0914942A (ja) 円筒状表面の傷検査用撮影装置
JPH0829357A (ja) 自動化ライン外観検査装置
JPH043820B2 (ja)
JPH0224543A (ja) 瓶の外観検査方法
JPS6082904A (ja) 被検物体の輪郭検出方法
JPH10206147A (ja) 歯車の検査装置
JPH0315681B2 (ja)
WO2023105724A1 (ja) 異物検査装置
JPS6027064B2 (ja) ラベルの表裏検査装置
JPH01249182A (ja) 柑橘類の等階級選別装置
Astrand et al. A single chip multi-function sensor system for wood inspection
CN1064353A (zh) 轴承滚珠缺陷的检验系统
JP4030158B2 (ja) Ptpシート錠剤検査装置
JP3713868B2 (ja) 蛍光ランプ検査用画像処理装置
JPH0627044A (ja) 充填容器の異物検査方法およびその装置
JPH02253384A (ja) 文字読取装置
JPH10311776A (ja) 光学部材検査装置