JP2001295878A - オイルロック構造 - Google Patents
オイルロック構造Info
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- JP2001295878A JP2001295878A JP2000110220A JP2000110220A JP2001295878A JP 2001295878 A JP2001295878 A JP 2001295878A JP 2000110220 A JP2000110220 A JP 2000110220A JP 2000110220 A JP2000110220 A JP 2000110220A JP 2001295878 A JP2001295878 A JP 2001295878A
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- oil
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- damper
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- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
安定した減衰力の発生を可能にする。 【解決手段】 懸架ばね3の配在下に車体側チューブ
(1)に対して車軸側チューブ(2)を出没させるフロ
ントフォークの軸芯部に配在のダンパを構成するシリン
ダ4におけるヘッド部4aに近隣配置されるオイルロッ
クケース6が上記のヘッド部4aに連設されながらロッ
ド5の挿通を許容するガイド部材7の外周に上下動可能
に介装されてなると共に、このオイルロックケース6の
外周に突設された隔壁部6bが懸架ばね3の下端を担持
しながら上記のシリンダ4の外周側となるリザーバ室R
と上記のロッド5の外周側となる油溜り室とを区画して
なる。
Description
造に関し、特に、フロントフォークにおけるオイルロッ
ク構造の改良に関する。
時における衝撃を緩和するオイルロック構造としては、
従来から種々の提案があるが、フロントフォークが倒立
型でダンパ内蔵型に設定されている場合には、オイルロ
ック構造がダンパを構成するシリンダにおけるヘッド部
に近隣配置されるオイルロックケースと、ダンパを構成
するロッド側に配在されるオイルロックピース類とを有
してなることがある。
は、フロントフォークの最圧縮作動時にオイルロックケ
ース内にオイルロックピース類が嵌入するようになり、
このときにオイルロックケースとオイルロックピース類
との間に出現する隙間を油が通過することによる絞り抵
抗でフロントフォークの圧縮速度が遅速化されて、所望
の衝撃緩和が実現されるとしている。
にあっては、圧縮作動時にいわゆるロッド体積分に相当
する量の油がダンパからダンパの外部たるリザーバに排
出されるが、このときに、リザーバにおいて油面の乱れ
が招来されて油中にエアを混入する不具合を招くことが
ある。
パにおいて安定した減衰力の発生を望めなくなるなどの
不都合が招来されるのは周知の通りである。
ーピストン類をリザーバに収装する提案があるが、上記
したオイルロック構造を構成するオイルロックケースお
よびオイルロックピース類も言わばリザーバに配在され
ている。
リーピストン類をリザーバに配在するとなると、概念的
には単に組み合わせると言い得るが、具体化するとなる
と容易でなく、実際にそのような提案がなされていない
のが現状である。
されたものであって、その目的とするところは、所定の
衝撃緩和を実現し得るのはもちろんのこと、リザーバに
おける油面の乱れを阻止し得てダンパにおける安定した
減衰力の発生を可能にし、その汎用性の向上を期待する
のに最適となるオイルロック構造を提供することであ
る。
ために、この発明によるオイルロック構造の構成を、基
本的には、懸架ばねの配在下に車体側チューブに対して
車軸側チューブを出没させるフロントフォークの軸芯部
に配在のダンパを構成するシリンダにおけるヘッド部に
近隣配置されるオイルロックケースと、上記のダンパを
構成するロッドに配設されるオイルロックピースとを有
してなるオイルロック構造において、オイルロックケー
スが上記のヘッド部に連設されながらロッドの挿通を許
容するガイド部材の外周に上下動可能に介装されてなる
と共に、このオイルロックケースの外周に突設された隔
壁部が懸架ばねの下端を担持しながら上記のシリンダの
外周側となるリザーバ室と上記のロッドの外周側となる
油溜り室とを区画してなるとする。
的には、オイルロックケースが下端側の内周にガイド部
材の外周に摺接するチェックシールを有してなるとす
る。
に流路を形成すると共に、中間部において肉厚を貫通す
るように開穿されて、上記の流路とガイド部材の外周側
との連通を許容する連通孔を有してなるとする。
に車軸側チューブの内周に摺接させてなるとする。
づいて、この発明を説明するが、この発明によるオイル
ロック構造にあっても、基本的には、前記した従来のオ
イルロック構造と同様に、フロントフォークの最圧縮作
動時における衝撃を緩和するように構成されている。
1に示すように、車体側チューブたるアウターチューブ
1内に車軸側チューブたるインナーチューブ2を懸架ば
ね3の配在下に出没可能に挿通させた倒立型に設定され
てなると共に、軸芯部にダンパを有するダンパ内蔵型に
設定されてなるとしている。
ブ1の上端は、自動二輪車におけるハンドルにブラケッ
トの配在下に連結されてなるとし、インナーチューブ2
の下端は、自動二輪車における前輪の車軸に連結されて
なるとし、懸架ばね3の上端は、アウターチューブ1の
上端に適宜の部材の介在下に連結され、あるいは、係止
されるとしている。
わち、ダンパを構成するシリンダ4は、下端がインナー
チューブ2のボトム部に固着などされながらインナーチ
ューブ2の軸芯部に起立されてなるとし、同じくダンパ
を構成するロッド5は、シリンダ4に対して出没可能と
されながら上端がアウターチューブ1の上端に固定的に
連繋されてなるとしている。
は、最伸長および最圧縮とならない通常のストロークで
の伸縮時に、ダンパによって所定の減衰力が発生される
ことになり、このとき、ダンパで余剰となるロッド侵入
体積分の油がシリンダ4の外周側となるリザーバ室Rに
流出し、ダンパで不足することになるロッド退出体積分
の油がリザーバ室Rからシリンダ4内に補給されること
になる。
すように、上記のシリンダ4におけるヘッド部4aに近
隣配置されるオイルロックケース6と、上記のロッド5
に配設されるオイルロックピース7とを有してなるとし
ている。
のヘッド部4aに連設されながらロッド5の挿通を許容
するガイド部材8の外周に上下動可能に介装されてなる
としている。
端側にオイルロックピース7の嵌入を許容する筒状に形
成の油孔桿部6aを有すると共に、外周に肉厚のフラン
ジ状に形成された隔壁部6bを突設してなるとしてい
る。
ばね3の下端を担持しながら外周をシール9の配在下に
インナーチューブ2の内周に摺接させてなるとし、これ
によって、隔壁部6bの下方となる前記したリザーバ室
Rと、隔壁部6bの上方となる油溜り室(符示せず)と
を区画するとしている。なお、この油溜り室には、油面
Oを堺にするガス室Gが形成されている。
る隔壁部6bがリザーバ室Rと油溜り室とを区画するこ
とから、ダンパからの油がリザーバ室Rに勢い良く排出
されるとしても、これによって、油溜り室における油面
Oが乱れることがなく、油面Oの乱れで油中にエアが混
入される不具合をあらかじめ回避できることになる。
側の内周にガイド部材8の外周に摺接するチェックシー
ル10を有してなるとしており、このとき、このチェッ
クシール10は、上記した油孔桿部6aにおける内周側
の油が下端側に流れることを許容するが、その逆の流れ
たるリザーバ室Rからの油の油溜り室への流入を阻止す
る、すなわち、リザーバ室Rの油圧がオイルロックケー
ス6の内周側を介して油溜り室に解放されないように設
定されている。
aがシリンダ4のヘッド部4aに固定状態に連設されて
なるもので、上記したオイルロックケース6を外周に介
装させる本体部たる筒部8bの内周とロッド5の外周と
の間に流路8cを形成すると共に、筒部8bの中間部に
おいて肉厚を貫通するように開穿されて、上記の流路8
cとこのガイド部材8の外周側との連通を許容する連通
孔8dを有してなるとしている。
ド部材8に介装されるオイルロックケース6とによれ
ば、リザーバ室Rの油圧がオイルロックケース6の下端
に作用してこのオイルロックケース6が懸架ばね3の附
勢力に打ち勝って一定ストロークを上昇し、かつ、この
オイルロックケース6の下端側に上記の連通孔8dが開
口するときに、リザーバ室Rの油圧を油溜り室に解放し
得ることになる。
の外周に介装されるホルダ11の言わば外周側に上下動
可能な状態に保持されてなるとするもので、その際に、
ホルダ11の外周との間に流路としての筒状隙間7aを
形成すると共に、この筒状隙間7aに連通する切欠通路
7bを下端部に有してなるとしている。
トッパリングの12の配在下にあらかじめ固定状態に保
持されているナット13に螺着されてなるとしており、
このとき、オイルロックピース7の平坦に設定された上
端が同じく平坦に設定されたナット13の下端に離着座
可能に対向するとしている。
記したオイルロックケース6とによれば、図2に示すよ
うに、オイルロックピース7がオイルロックケース6内
に嵌入するようになるときには、オイルロックピース7
の上端がナット13の下端に密着してナット13との間
における油の流を阻止する一方で、オイルロックピース
7の外周とオイルロックケース6における油孔桿部6a
の内周との間に環状隙間Sを出現させることになる。
下方となるオイルロックケース6における油孔桿部6a
の内周側に閉じ込められる状態になる油が環状隙間Sを
介してオイルロックピース7の上方側戸なる油溜り室に
逃げることになり、その際の絞り抵抗でこのオイルロッ
クピース7を保持するロッド5の下降速度が遅速化され
て衝撃緩和が実行されることになる。
は、隔壁部6bが懸架ばね3の下端を担持するから、す
なわち、隔壁部6bが懸架ばね3の附勢力でリザーバ室
R側に押し付けられているから、その限りでは、リザー
バ室Rが常に加圧された状態におかれ、したがって、ダ
ンパの伸縮時に内部でのエアレーション現象の発生が阻
止されることになり、安定した減衰力の発生が可能にな
る。
時には、ダンパからの油がリザーバ室Rに排出されるか
ら、また、このリザーバ室Rの油は、チェックシール1
0の配在で油溜り室に流入されない、すなわち、解放さ
れないから、リザーバ室Rがフロントフォークの圧縮ス
トロークに応じて昇圧されることになり、それゆえ、上
記したダンパにおける安定した減衰力の発生が一層効果
的に実現されることになる。
するときには、オイルロックケース6がリザーバ室Rに
おける油圧でガイド部材8に副って上昇されることにな
るから、フロントフォークの最圧縮作動時には、この上
昇するオイルロックケース6内にオイルロックピース7
が嵌入することになり、したがって、前記した環状隙間
Sを通過して油溜り室側に流れる油の単位時間当たりの
流量が増え、一層効果的な衝撃緩和効果が得られること
になる。
わば過大となる場合には、オイルロックケース6がガイ
ド部材8に副って上昇し、このガイド部材8に開穿の連
通孔8bおよび筒状隙間8aを介してリザーバ室Rの油
圧が油溜り室に解放されることになる。
なわち、ダンパ側における油圧が適正に維持されて、ダ
ンパ側におけるシール(図示および符示せず)への負担
を軽減し得て、ダンパ側におけるシールの耐久性をいた
ずらに低下させずしてダンパ機能を恒久的に保障し得る
ことになる。
は、ロッド5の外周に介装されたストッパリング12で
その下降が阻止されているが、その上昇は、Oリング1
4の介在下にばねガイド15の下端に係止されることで
阻止されるとしている。
その上端がロッド5の上端側に連繋されていて、懸架ば
ね3の座屈を阻止するように機能する。
イルロックケースにおける隔壁部がリザーバ室と油溜り
室とを区画することから、ダンパからの油がリザーバ室
に勢い良く排出されるとしても、これによって、油溜り
室とガス室の境界面たる油面が乱れることがなく、油面
の乱れで油中にエアが混入される不具合をあらかじめ回
避できることになる。
ケースにおける隔壁部が懸架ばねの下端を担持するか
ら、すなわち、隔壁部が懸架ばねの附勢力でリザーバ室
側に押し付けられているから、その限りでは、リザーバ
室が常に加圧された状態におかれ、したがって、ダンパ
の伸縮時に内部でのエアレーション現象の発生が阻止さ
れることになり、安定した減衰力の発生が可能になる。
時には、ダンパからの油がリザーバ室に排出されるか
ら、また、このリザーバ室の油がチェックシールの配在
で油溜り室に流入されない、すなわち、解放されないか
ら、リザーバ室がフロントフォークの圧縮ストロークに
応じて昇圧されることになり、それゆえ、上記したダン
パにおける安定した減衰力の発生が一層効果的に実現さ
れることになる。
るときには、オイルロックケースがリザーバ室における
油圧で上昇されることになるから、フロントフォークの
最圧縮作動時には、この上昇するオイルロックケース内
にオイルロックピースが嵌入することになり、したがっ
て、オイルロックケースとオイルロックピースとの間に
出現される環状隙間を通過して油溜り室側に流れる油の
単位時間当たりの流量が増え、一層効果的な衝撃緩和効
果が得られることになる。
わば過大となる場合には、オイルロックケースがガイド
部材に副って上昇し、このガイド部材に開穿の連通孔お
よび筒状隙間を介してリザーバ室の油圧が油溜り室に解
放されるから、ダンパ側における油圧を適正に維持し得
ることになり、ダンパ側におけるシールへの負担を軽減
し得て、ダンパ側におけるシールの耐久性をいたずらに
低下させずしてダンパ機能を恒久的に保障し得ることに
なる。
緩和を実現し得るのはもちろんのこと、リザーバにおけ
る油面の乱れを阻止し得てダンパにおける安定した減衰
力の発生を可能にし、その汎用性の向上を期待するのに
最適となる。
ロントフォークを一部破断して示す部分断面正面図であ
る。
分縦断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 懸架ばねの配在下に車体側チューブに対
して車軸側チューブを出没させるフロントフォークの軸
芯部に配在のダンパを構成するシリンダにおけるヘッド
部に近隣配置されるオイルロックケースと、上記のダン
パを構成するロッドに配設されるオイルロックピースと
を有してなるオイルロック構造において、オイルロック
ケースが上記のヘッド部に連設されながらロッドの挿通
を許容するガイド部材の外周に上下動可能に介装されて
なると共に、このオイルロックケースの外周に突設され
た隔壁部が懸架ばねの下端を担持しながら上記のシリン
ダの外周側となるリザーバ室と上記のロッドの外周側と
なる油溜り室とを区画してなることを特徴とするオイル
ロック構造
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000110220A JP4417522B2 (ja) | 2000-04-12 | 2000-04-12 | オイルロック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000110220A JP4417522B2 (ja) | 2000-04-12 | 2000-04-12 | オイルロック構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001295878A true JP2001295878A (ja) | 2001-10-26 |
JP4417522B2 JP4417522B2 (ja) | 2010-02-17 |
Family
ID=18622765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000110220A Expired - Fee Related JP4417522B2 (ja) | 2000-04-12 | 2000-04-12 | オイルロック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4417522B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010101417A (ja) * | 2008-10-23 | 2010-05-06 | Showa Corp | フロントフォーク |
JP2012031999A (ja) * | 2011-09-15 | 2012-02-16 | Kyb Co Ltd | フロントフォーク |
-
2000
- 2000-04-12 JP JP2000110220A patent/JP4417522B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010101417A (ja) * | 2008-10-23 | 2010-05-06 | Showa Corp | フロントフォーク |
JP2012031999A (ja) * | 2011-09-15 | 2012-02-16 | Kyb Co Ltd | フロントフォーク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4417522B2 (ja) | 2010-02-17 |
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