JP2001295014A - 連続式溶融メッキラインにおけるシールボックス内のトップドロス排出装置 - Google Patents
連続式溶融メッキラインにおけるシールボックス内のトップドロス排出装置Info
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Abstract
く、シールボックス内のトップドロスを排出できる装置
を提供する。 【解決手段】 メッキ浴槽のメッキ液内に設置されたシ
ンクロールに案内された鋼帯が、斜め上方から下方に導
入されて上方に導出されるように構成され、液面直上で
鋼帯を挟んで、ノズルヘッダーとガスワイピングノズル
が対向し、鋼帯,ガスワイピングノズルおよびノズルヘ
ッダーを同時に覆うようにシールボックスが設けられた
ものにおいて、ノズルヘッダーの下方には、その長さ方
向に平行で、その一方が高く、かつ、その高い方に堰が
あるドロス収集用樋が、シールボックス内部の液面を昇
降するように設けられ、上昇時の前記樋に残されたトッ
プドロスを樋の下端から受け取りシールボックス外に排
出するよう、トップドロス排出ポンプが設けられたこ
と。
Description
キラインにおけるシールボックス内のトップドロス排出
装置に関する。
ッキ浴槽内から上方に導出される鋼帯の立ち上がり部
に、所定のメッキ付着量にコントロールするためにガス
ワイピングノズルが設置されている。このノズルのガス
流体として、一般的に圧縮空気,燃焼排ガス,窒素等の
非酸化性ガスが使用されている。そして、メッキの種類
や付着量によっては、メッキ層表面に酸化皮膜が形成す
るのを防止するため、または、浴槽内の溶融金属が酸化
してトップドロスが発生するのを低減するため、次のよ
うな手段がとられる。即ち、上面に鋼帯通過スリットを
有したシールボックスにより、鋼帯とワイピングノズル
とノズルヘッダーを同時にメッキ浴面上で覆い、シール
ボックス内部の酸素濃度を極めて低く保ちながら、ワイ
ピングノズルから、窒素等の非酸化性ガスを吹き付ける
のである。
まだトップドロスの発生を避けられず、長時間のライン
操業では、トップドロスの量が増えて鋼帯へのドロス付
着現象が発生する。このため、定期的にシールボックス
を上昇(開放)させ、トップドロスを排出していたが、
このとき、シールボックス内の酸素濃度が上がり、メッ
キ層表面への酸化皮膜の形成により、鋼帯メッキ表面肌
の外観が損なわれるという問題があった。
ッキラインにおいて、メッキ浴面上のシールボックス内
に発生したトップドロスを回収する場合、シールボック
スを上昇(開放)させることなく、シールボックス内の
トップドロスを排出できる装置を提供することを目的と
する。
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、第1構成
は、メッキ浴槽のメッキ液内に設置されたシンクロール
に案内された鋼帯が、斜め上方から下方に導入されて上
方に導出されるように構成され、液面直上で鋼帯を挟ん
で、ノズルヘッダーとガスワイピングノズルが対向し、
前記鋼帯、ガスワイピングノズルおよびノズルヘッダー
を同時に覆うようにシールボックスが設けられたものに
おいて、前記ノズルヘッダーの下方には、その長さ方向
に平行で、その一方が高く、かつ、その高い方に堰があ
るドロス収集用樋が、シールボックス内部の液面を昇降
するように設けられ、上昇時の前記樋に残されたトップ
ドロスを樋の下端から受け取りシールボックス外に排出
するよう、トップドロス排出ポンプが設けられたことで
ある。
置されたシンクロールに案内された鋼帯が、斜め上方か
ら下方に導入されて上方に導出されるように構成され、
液面直上で鋼帯を挟んで、ノズルヘッダーとガスワイピ
ングノズルが対向し、前記鋼帯、ガスワイピングノズル
およびノズルヘッダーを同時に覆うようにシールボック
スが設けられたものにおいて、前記ノズルヘッダーの下
方には、その長さ方向に平行で、その一方が高く、か
つ、その高い方に堰があるドロス収集用樋が、シールボ
ックス内部の液面を昇降するように設けられ、上昇時の
前記樋に残されたトップドロスを樋の下端から受け取り
シールボックス外に排出するよう、トップドロス排出ポ
ンプが設けられ、該ドロス排出ポンプの吐出口がドロス
から亜鉛を分離回収する亜鉛回収反応槽に臨んだことで
ある。
に示す一実施例にもとづき説明する。図1において、メ
ッキ浴槽P1のメッキ液内に設置されたシンクロールP2
に案内された鋼帯Aが、斜め上方から下方に導入されて
上方に導出されるように構成されている。そして、液面
直上で鋼帯を挟んで、ノズルヘッダーP3のガスワイピ
ングノズルが対向し、また、鋼帯Aとガスワイピングノ
ズルとノズルヘッダーP3を同時に覆うようにシールボ
ックスP4が設けられている。そして、ノズルヘッダー
P3の下方に、その長さ方向に平行で、その一方が高く
かつその高い方に堰1bがあるドロス収集用樋1が、シ
ールボックス内部の液面を境に昇降するよう設けられ
る。
体1aを有し、これが樋昇降部2によって上下される。
樋昇降部2において、メッキ浴槽P1の側壁上端に支持
梁2aが橋架され、これに油圧ピストンシリンダからな
る往復駆動源2bが設置され、これのピストン棒の上端
にZ字状のアーム2cの一端が固定され、他端が浴液面
より下方に浸漬して、前記樋本体1aに固定される。ま
た、上昇時の樋1に残されたトップドロスを吸入するよ
うにドロス排出ポンプ3が設けられる。
鋼帯メッキ運転中は、樋1は下降状態にあり、図1の点
線で示すように、メッキ浴面下に位置した状態を保って
いる。シールボックス内液面上にたまったトップドロス
を排出する場合は、樋1を上昇させ図2に示す状態と
し、樋1内にあるトップドロスを樋の高い方から低い方
へ重力で流下させる。そして、ドロス排出ポンプ3でシ
ールボックス外へ排出される。
されて再びメッキ浴面下に位置した状態とされる。
ンプ3の吐出口がドロスから亜鉛を分離回収する亜鉛回
収反応槽4に臨む。亜鉛回収反応槽4は、浴液面下に浸
漬保持された槽体4a内に撹拌機4bが設けられてな
り、上端から塩化アンモニウム等の薬剤が投入される。
ここで、ドロスは薬剤と反応して亜鉛が分離回収され
る。回収された亜鉛液は槽体の下部の隙間から浴槽に戻
る。
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
(開放)させることなく、シールボックス内のトップド
ロスを排出できるようになり、トップドロス排出時もシ
ールボックス内の酸素濃度が上昇せず、メッキ層表面に
酸化皮膜が形成して表面肌の外観が損なわれることを防
止できることとなった。また、本装置を用いて定期的に
トップドロスを排出することで、ドロス引き現象も解消
された。
Claims (2)
- 【請求項1】 メッキ浴槽のメッキ液内に設置されたシ
ンクロールに案内された鋼帯が、斜め上方から下方に導
入されて上方に導出されるように構成され、液面直上で
鋼帯を挟んで、ノズルヘッダーとガスワイピングノズル
が対向し、前記鋼帯、ガスワイピングノズルおよびノズ
ルヘッダーを同時に覆うようにシールボックスが設けら
れたものにおいて、 前記ノズルヘッダーの下方には、その長さ方向に平行
で、その一方が高く、かつ、その高い方に堰があるドロ
ス収集用樋が、シールボックス内部の液面を昇降するよ
うに設けられ、上昇時の前記樋に残されたトップドロス
を樋の下端から受け取りシールボックス外に排出するよ
う、トップドロス排出ポンプが設けられたことを特徴と
する連続式溶融メッキラインにおけるシールボックス内
のトップドロス排出装置。 - 【請求項2】 メッキ浴槽のメッキ液内に設置されたシ
ンクロールに案内された鋼帯が、斜め上方から下方に導
入されて上方に導出されるように構成され、液面直上で
鋼帯を挟んで、ノズルヘッダーとガスワイピングノズル
が対向し、前記鋼帯、ガスワイピングノズルおよびノズ
ルヘッダーを同時に覆うようにシールボックスが設けら
れたものにおいて、 前記ノズルヘッダーの下方には、その長さ方向に平行
で、その一方が高く、かつ、その高い方に堰があるドロ
ス収集用樋が、シールボックス内部の液面を昇降するよ
うに設けられ、上昇時の前記樋に残されたトップドロス
を樋の下端から受け取りシールボックス外に排出するよ
う、トップドロス排出ポンプが設けられ、該ドロス排出
ポンプの吐出口がドロスから亜鉛を分離回収する亜鉛回
収反応槽に臨んだことを特徴とする連続式溶融メッキラ
インにおけるシールボックス内のトップドロス排出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000106561A JP4500410B2 (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | 連続式溶融メッキラインにおけるシールボックス内のトップドロス排出装置 |
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2000
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