JP2001294452A - 溶融スラグの処理方法 - Google Patents
溶融スラグの処理方法Info
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Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スラグを使用したセメント製品に磁性物を含
まず、製品強度及び品質を向上するのを可能とする溶融
スラグの処理方法を提供する。 【解決手段】 溶融スラグを冷却する冷却工程1と、こ
の冷却工程1で冷却されたスラグを破砕する破砕工程2
と、この破砕工程2で破砕された破砕物を磁性物と非磁
性物とに選別する磁選工程4とを、この順で備え、冷却
工程1で冷却されたスラグに磁性物が含有されていて
も、破砕工程2での破砕で、スラグと磁性物とに分離
し、磁選工程4での磁選で、磁性物を漏れなく磁選し
て、スラグのみを製品として供するのを可能とする。
まず、製品強度及び品質を向上するのを可能とする溶融
スラグの処理方法を提供する。 【解決手段】 溶融スラグを冷却する冷却工程1と、こ
の冷却工程1で冷却されたスラグを破砕する破砕工程2
と、この破砕工程2で破砕された破砕物を磁性物と非磁
性物とに選別する磁選工程4とを、この順で備え、冷却
工程1で冷却されたスラグに磁性物が含有されていて
も、破砕工程2での破砕で、スラグと磁性物とに分離
し、磁選工程4での磁選で、磁性物を漏れなく磁選し
て、スラグのみを製品として供するのを可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融スラグの処理
方法に関する。
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば焼却灰や下水汚泥等を溶融するこ
とで得られる溶融スラグは、所定の処理を施すことで、
例えばアスファルト舗装材等の土木建築用資材やコンク
リート材の砂代替えとして利用される。
とで得られる溶融スラグは、所定の処理を施すことで、
例えばアスファルト舗装材等の土木建築用資材やコンク
リート材の砂代替えとして利用される。
【0003】従来の溶融スラグの処理方法は、図3に示
すように、冷却工程20、磁選工程21、軽破砕工程2
2、粒度調整工程23を、この順で備え、溶融スラグ
は、先ず、冷却工程20で冷却される。この冷却工程2
0での冷却の仕方の違いにより、水砕スラグ、徐冷スラ
グ、空冷スラグ等のスラグが得られるが、ここでは、冷
却工程20で溶融スラグを急水冷して水砕スラグを得
る。
すように、冷却工程20、磁選工程21、軽破砕工程2
2、粒度調整工程23を、この順で備え、溶融スラグ
は、先ず、冷却工程20で冷却される。この冷却工程2
0での冷却の仕方の違いにより、水砕スラグ、徐冷スラ
グ、空冷スラグ等のスラグが得られるが、ここでは、冷
却工程20で溶融スラグを急水冷して水砕スラグを得
る。
【0004】この水砕スラグは、磁選工程21で、例え
ば鉄分等の磁性物と水砕スラグ(非磁性物)とに選別さ
れ、この水砕スラグは、針状形状を丸めるべく軽破砕工
程22で軽破砕され、この軽破砕された水砕スラグは、
粒度調整工程23で粒径に応じて選別されたスラグとな
り、セメント製品(土木建築用資材やコンクリート材の
砂代替え)とされる。
ば鉄分等の磁性物と水砕スラグ(非磁性物)とに選別さ
れ、この水砕スラグは、針状形状を丸めるべく軽破砕工
程22で軽破砕され、この軽破砕された水砕スラグは、
粒度調整工程23で粒径に応じて選別されたスラグとな
り、セメント製品(土木建築用資材やコンクリート材の
砂代替え)とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の溶融スラグの処理方法で得られるスラグには、本来
磁選工程21の磁選で回収されているべき磁性物が含ま
れている。このように磁選が十分でないスラグを使用し
たセメント製品に磁性物が含まれていると、この磁性物
が発錆し、製品強度を低下させるという問題があると共
に、美観を損ねるという問題がある。
来の溶融スラグの処理方法で得られるスラグには、本来
磁選工程21の磁選で回収されているべき磁性物が含ま
れている。このように磁選が十分でないスラグを使用し
たセメント製品に磁性物が含まれていると、この磁性物
が発錆し、製品強度を低下させるという問題があると共
に、美観を損ねるという問題がある。
【0006】そこで、この磁性物を粒度調整工程23で
選別することが考えられるが、スラグ粒径が、例えば砂
として必要とされる粒径以下となり、セメント製品に使
用するスラグとしては採用し難くなる。
選別することが考えられるが、スラグ粒径が、例えば砂
として必要とされる粒径以下となり、セメント製品に使
用するスラグとしては採用し難くなる。
【0007】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、磁性物がスラグを使用したセメ
ント製品に含まれず、製品強度及び品質を向上するのを
可能とする溶融スラグの処理方法を提供することを目的
とする。
になされたものであり、磁性物がスラグを使用したセメ
ント製品に含まれず、製品強度及び品質を向上するのを
可能とする溶融スラグの処理方法を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前述した溶
融スラグの処理方法の問題点を検討した結果、磁選工程
21では、水砕スラグと分離している磁性物、磁性物が
表面側に混入している水砕スラグは磁選で回収される
が、磁性物が内部に混入し含有状態にある水砕スラグに
は磁力が及ばないため、当該水砕スラグは磁選で回収さ
れず、この磁性物を含有する水砕スラグが軽破砕工程2
2で破砕されて、その磁性物がスラグを使用したセメン
ト製品に混入していることを見出した。
融スラグの処理方法の問題点を検討した結果、磁選工程
21では、水砕スラグと分離している磁性物、磁性物が
表面側に混入している水砕スラグは磁選で回収される
が、磁性物が内部に混入し含有状態にある水砕スラグに
は磁力が及ばないため、当該水砕スラグは磁選で回収さ
れず、この磁性物を含有する水砕スラグが軽破砕工程2
2で破砕されて、その磁性物がスラグを使用したセメン
ト製品に混入していることを見出した。
【0009】そこで、本発明の溶融スラグの処理方法
は、溶融スラグを冷却する冷却工程と、この冷却工程で
冷却されたスラグを破砕する破砕工程と、この破砕工程
で破砕された破砕物を磁性物と非磁性物とに選別する磁
選工程とを、この順で備えることを特徴としている。
は、溶融スラグを冷却する冷却工程と、この冷却工程で
冷却されたスラグを破砕する破砕工程と、この破砕工程
で破砕された破砕物を磁性物と非磁性物とに選別する磁
選工程とを、この順で備えることを特徴としている。
【0010】このような溶融スラグの処理方法によれ
ば、冷却工程で冷却されたスラグに磁性物が含有されて
いても、破砕工程での破砕で、スラグと磁性物とに分離
されるため、磁選工程での磁選で、磁性物が漏れなく磁
選され、スラグのみを製品として供するのが可能とされ
る。
ば、冷却工程で冷却されたスラグに磁性物が含有されて
いても、破砕工程での破砕で、スラグと磁性物とに分離
されるため、磁選工程での磁選で、磁性物が漏れなく磁
選され、スラグのみを製品として供するのが可能とされ
る。
【0011】ここで、溶融スラグを冷却工程で冷却する
ことで得られるスラグとしては、具体的には、例えば、
当該溶融スラグを水冷して得られる水砕スラグが挙げら
れる。
ことで得られるスラグとしては、具体的には、例えば、
当該溶融スラグを水冷して得られる水砕スラグが挙げら
れる。
【0012】また、破砕工程と磁選工程との間に、所定
の粒径以上の破砕物を選別して破砕工程に戻す選別工程
を備えるようにすると、磁選工程での磁選が一層精度良
く成されるようになる。
の粒径以上の破砕物を選別して破砕工程に戻す選別工程
を備えるようにすると、磁選工程での磁選が一層精度良
く成されるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る溶融スラグの
処理方法の好適な実施形態について添付図面を参照しな
がら説明する。図1は、本発明による溶融スラグの処理
方法を示す工程説明図である。
処理方法の好適な実施形態について添付図面を参照しな
がら説明する。図1は、本発明による溶融スラグの処理
方法を示す工程説明図である。
【0014】本実施形態の溶融スラグの処理方法は、図
1に示すように、冷却工程1、軽破砕工程(破砕工程)
2、粒径選別工程(選別工程)3、磁選工程4を、この
順で備える。
1に示すように、冷却工程1、軽破砕工程(破砕工程)
2、粒径選別工程(選別工程)3、磁選工程4を、この
順で備える。
【0015】この処理方法に供する溶融スラグは、本実
施形態では、都市ごみのガス化・溶融システムで得られ
るもので、都市ごみを熱分解ガス化するガス化炉で生じ
る炉底灰(焼却灰)を、溶融炉で溶融することで得られ
る溶融スラグである。
施形態では、都市ごみのガス化・溶融システムで得られ
るもので、都市ごみを熱分解ガス化するガス化炉で生じ
る炉底灰(焼却灰)を、溶融炉で溶融することで得られ
る溶融スラグである。
【0016】この溶融スラグは、冷却工程1で、例えば
水槽等で急激に冷却・固化されて、水砕スラグ(非結
晶)とされる。
水槽等で急激に冷却・固化されて、水砕スラグ(非結
晶)とされる。
【0017】この水砕スラグは、軽破砕工程2で軽破砕
される。この軽破砕工程2で採用される軽破砕装置を図
2に示す。この軽破砕装置は、搬入コンベア7を経てホ
ッパ8に投入される水砕スラグを、固定ローラ9とスラ
イドローラ10との間で破砕しながら、速度可変モータ
17の駆動により回転する回転テーブル15上に落下さ
せ、この水砕スラグを当該回転テーブル15の回転によ
り、軽破砕装置の胴部13内壁の例えば耐摩耗鋳鋼より
成る衝突板14に衝突させることで軽破砕し、この破砕
物を排出口18を介して搬出コンベア19に排出するも
のである。
される。この軽破砕工程2で採用される軽破砕装置を図
2に示す。この軽破砕装置は、搬入コンベア7を経てホ
ッパ8に投入される水砕スラグを、固定ローラ9とスラ
イドローラ10との間で破砕しながら、速度可変モータ
17の駆動により回転する回転テーブル15上に落下さ
せ、この水砕スラグを当該回転テーブル15の回転によ
り、軽破砕装置の胴部13内壁の例えば耐摩耗鋳鋼より
成る衝突板14に衝突させることで軽破砕し、この破砕
物を排出口18を介して搬出コンベア19に排出するも
のである。
【0018】上記固定ローラ9、スライドローラ10
は、図示を省略したモータの駆動により、これらローラ
9,10間の水砕スラグを下方に落とし込む方向(図示
矢印方向)に回転し、これらローラ9,10間の破砕隙
間は、スライドローラ10を支持する油圧シリンダ5の
突出、引き込み動作により制御される。この破砕隙間
は、スラグの種類により10mm〜20mmに設定され
る。
は、図示を省略したモータの駆動により、これらローラ
9,10間の水砕スラグを下方に落とし込む方向(図示
矢印方向)に回転し、これらローラ9,10間の破砕隙
間は、スライドローラ10を支持する油圧シリンダ5の
突出、引き込み動作により制御される。この破砕隙間
は、スラグの種類により10mm〜20mmに設定され
る。
【0019】このような軽破砕装置により、水砕スラグ
は軽破砕され、磁性物が表面側に混入している水砕スラ
グや磁性物が内部に含有されている水砕スラグも軽破砕
され、スラグと磁性物とに分離されて排出される。ま
た、この回転テーブル15の回転による水砕スラグの衝
突板14に対する衝突で、当該スラグの針状形状が丸め
られる。すなわち、この軽破砕工程2では、スラグと磁
性物との分離と、スラグの針状形状の改善とが両方達成
される。
は軽破砕され、磁性物が表面側に混入している水砕スラ
グや磁性物が内部に含有されている水砕スラグも軽破砕
され、スラグと磁性物とに分離されて排出される。ま
た、この回転テーブル15の回転による水砕スラグの衝
突板14に対する衝突で、当該スラグの針状形状が丸め
られる。すなわち、この軽破砕工程2では、スラグと磁
性物との分離と、スラグの針状形状の改善とが両方達成
される。
【0020】この破砕物(スラグ、磁性物)は、図1に
示すように、粒径選別工程3で、所定の粒径を基準とし
て選別される。本実施形態では、この粒径基準がスラグ
を使用したセメント製品として要求されている5mmに
設定され、例えば振動篩等を用いて選別する。そして、
5mm越えの破砕物は、軽破砕工程2に戻されて再度軽
破砕され、5mm以下の破砕物は、磁選工程4に供され
る。
示すように、粒径選別工程3で、所定の粒径を基準とし
て選別される。本実施形態では、この粒径基準がスラグ
を使用したセメント製品として要求されている5mmに
設定され、例えば振動篩等を用いて選別する。そして、
5mm越えの破砕物は、軽破砕工程2に戻されて再度軽
破砕され、5mm以下の破砕物は、磁選工程4に供され
る。
【0021】この時、5mm以下の破砕物は、軽破砕工
程2で、スラグ(非磁性物)と磁性物とに分離されてい
るため、当該磁選工程4での磁選で、磁性物が漏れなく
磁選されて回収される。
程2で、スラグ(非磁性物)と磁性物とに分離されてい
るため、当該磁選工程4での磁選で、磁性物が漏れなく
磁選されて回収される。
【0022】一方、スラグは、例えば振動篩5等で、所
望の粒径で選別され、各々の貯留ピット6a,6b〜6
eに貯留され、必要に応じてこれらが配合されてスラグ
を使用したセメント製品として出荷される。
望の粒径で選別され、各々の貯留ピット6a,6b〜6
eに貯留され、必要に応じてこれらが配合されてスラグ
を使用したセメント製品として出荷される。
【0023】このように、本実施形態においては、冷却
工程1で冷却されたスラグに磁性物が含有されていて
も、軽破砕工程2での軽破砕で、スラグと磁性物とに分
離されるため、磁選工程4での磁選で、磁性物が漏れな
く磁選され、スラグのみを製品として供するのが可能と
されている。従って、スラグを使用したセメント製品に
磁性物を含まず、製品強度及び品質を向上するのが可能
とされている。
工程1で冷却されたスラグに磁性物が含有されていて
も、軽破砕工程2での軽破砕で、スラグと磁性物とに分
離されるため、磁選工程4での磁選で、磁性物が漏れな
く磁選され、スラグのみを製品として供するのが可能と
されている。従って、スラグを使用したセメント製品に
磁性物を含まず、製品強度及び品質を向上するのが可能
とされている。
【0024】また、粒径選別工程3で、所定の粒径以上
の破砕物を選別して軽破砕工程2に戻すようにしている
ため、磁選工程4での磁選が一層精度良く成されるよう
になっている。
の破砕物を選別して軽破砕工程2に戻すようにしている
ため、磁選工程4での磁選が一層精度良く成されるよう
になっている。
【0025】また、水砕スラグの衝突板14に対する衝
突で、当該スラグの針状形状を丸めるようにしているた
め、ミルのように共擦りで丸める従来技術に比して、そ
の丸み度が向上され、スラグを使用したセメント製品と
しての満足度が高められている。
突で、当該スラグの針状形状を丸めるようにしているた
め、ミルのように共擦りで丸める従来技術に比して、そ
の丸み度が向上され、スラグを使用したセメント製品と
しての満足度が高められている。
【0026】以上、本発明をその実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、例えば、上記実施形態においては、溶融ス
ラグを、都市ごみのガス化・溶融システムで得られる溶
融スラグとしているが、他のシステムで得られる溶融ス
ラグであっても良く、例えば、下水汚泥等の溶融スラグ
であっても良い。
的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、例えば、上記実施形態においては、溶融ス
ラグを、都市ごみのガス化・溶融システムで得られる溶
融スラグとしているが、他のシステムで得られる溶融ス
ラグであっても良く、例えば、下水汚泥等の溶融スラグ
であっても良い。
【0027】また、特に好適だとして水砕スラグに対す
る適用が述べられているが、溶融スラグを徐冷する徐冷
スラグや空冷スラグ等に対しても適用可能である。
る適用が述べられているが、溶融スラグを徐冷する徐冷
スラグや空冷スラグ等に対しても適用可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明による溶融スラグの処理方法は、
溶融スラグを冷却する冷却工程と、この冷却工程で冷却
されたスラグを破砕する破砕工程と、この破砕工程で破
砕された破砕物を磁性物と非磁性物とに選別する磁選工
程とを、この順で備えているため、冷却工程で冷却され
たスラグに磁性物が含有されていても、破砕工程での破
砕で、スラグと磁性物とに分離され、磁選工程での磁選
で、磁性物が漏れなく磁選されて、スラグのみを製品と
して供するのが可能とされる。従って、スラグを使用し
たセメント製品に磁性物を含まず、製品強度及び品質を
向上するのが可能となる。
溶融スラグを冷却する冷却工程と、この冷却工程で冷却
されたスラグを破砕する破砕工程と、この破砕工程で破
砕された破砕物を磁性物と非磁性物とに選別する磁選工
程とを、この順で備えているため、冷却工程で冷却され
たスラグに磁性物が含有されていても、破砕工程での破
砕で、スラグと磁性物とに分離され、磁選工程での磁選
で、磁性物が漏れなく磁選されて、スラグのみを製品と
して供するのが可能とされる。従って、スラグを使用し
たセメント製品に磁性物を含まず、製品強度及び品質を
向上するのが可能となる。
【図1】本発明による溶融スラグの処理方法を示す工程
説明図である。
説明図である。
【図2】図1中の軽破砕工程で採用される軽破砕装置を
示す概略断面構成図である。
示す概略断面構成図である。
【図3】従来技術に係る溶融スラグの処理方法を示す工
程説明図である。
程説明図である。
1…冷却工程、2…軽破砕工程(破砕工程)、3…粒径
選別工程(選別工程)、4…磁選工程。
選別工程(選別工程)、4…磁選工程。
Claims (3)
- 【請求項1】 溶融スラグを冷却する冷却工程と、この
冷却工程で冷却されたスラグを破砕する破砕工程と、こ
の破砕工程で破砕された破砕物を磁性物と非磁性物とに
選別する磁選工程とを、この順で備えることを特徴とす
る溶融スラグの処理方法。 - 【請求項2】 前記冷却工程では、前記溶融スラグを水
冷して水砕スラグを得ることを特徴とする請求項1記載
の溶融スラグの処理方法。 - 【請求項3】 前記破砕工程と前記磁選工程との間に、
所定の粒径以上の破砕物を選別して前記破砕工程に戻す
選別工程を備えることを特徴とする請求項1または2記
載の溶融スラグの処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000109754A JP2001294452A (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 溶融スラグの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000109754A JP2001294452A (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 溶融スラグの処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001294452A true JP2001294452A (ja) | 2001-10-23 |
Family
ID=18622394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000109754A Withdrawn JP2001294452A (ja) | 2000-04-11 | 2000-04-11 | 溶融スラグの処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001294452A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007013087A1 (en) | 2005-07-29 | 2007-02-01 | Tata Steel Limited | A process for conversion of basic oxygen furnace slag into construction materials |
CN106694517A (zh) * | 2016-12-25 | 2017-05-24 | 北京首钢国际工程技术有限公司 | 一种钢渣磁选粉提纯协同制备钢渣微粉的生产工艺 |
CN110586302A (zh) * | 2019-10-24 | 2019-12-20 | 广东石油化工学院 | 一种冶金渣中多种金属元素的回收系统和回收方法 |
-
2000
- 2000-04-11 JP JP2000109754A patent/JP2001294452A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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