JP2001292514A - ケーブル牽引方法およびケーブル牽引機用設置架台 - Google Patents

ケーブル牽引方法およびケーブル牽引機用設置架台

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JP2001292514A
JP2001292514A JP2000102387A JP2000102387A JP2001292514A JP 2001292514 A JP2001292514 A JP 2001292514A JP 2000102387 A JP2000102387 A JP 2000102387A JP 2000102387 A JP2000102387 A JP 2000102387A JP 2001292514 A JP2001292514 A JP 2001292514A
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opening
ground
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machine
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Kazuma Mazaki
一馬 真崎
Kazunari Sugi
一成 杉
Kazuhiro Kuwamoto
和博 桑本
Tsutomu Enari
勉 江成
Kazuya Amano
一也 天野
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SWCC Corp
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Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マンホールやハンドホール内にケーブル牽引機
を設置せずに済み、而もケーブル牽引機をアンカーボル
トや固定ベルトを使用せずに設置する。 【解決手段】マンホール10の地上開口部10aからケ
ーブル11を地上へ牽引するために、開口部10aの上
方にケーブル牽引機13を配置するケーブル牽引機用設
置架台1を、ケーブル牽引機13が固定される本体取付
ベース2と、ケーブル11の牽引時にケーブル牽引機1
3に生じる張力反力が開口部10a周辺の地上面Gに対
し鉛直方向下向きに作用するように、本体取付ベース2
が固定され且つ当該本体取付ベース2が固定されること
によりケーブル牽引機13の重量によって転倒しないよ
うな形状に形成される基台3とから構成し、この基台3
に、ケーブル牽引機13の牽引動作によって当該基台3
の下方から引出されるケーブル11を避けるための切欠
き30cを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーブル牽引方法お
よびケーブル牽引機用設置架台に係り、特に、孔口の狭
いマンホールやハンドホールに適用させることができる
ケーブル牽引方法およびケーブル牽引機用設置架台に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、マンホールやハンドホールを
介して連通する地中管路に光ファイバケーブル等のケー
ブルを布設するために、ケーブル牽引機が用いられてい
る。このケーブル牽引機を設置するにあたっては、事前
にマンホールやハンドホールに設置スペースがあるか否
かの現地調査を行っている。
【0003】例えば、マンホールやハンドホールに設置
スペースがある場合には、まず、分解されているケーブ
ル牽引機およびケーブル牽引機用設置架台の各部品など
をマンホールやハンドホール内に降ろす。次に、ケーブ
ル牽引機用設置架台を組み立てて、ケーブル牽引機とケ
ーブル布設ラインとの高さ位置が合うように、設置架台
の高さ調整を行う。設置架台の高さ調整後、牽引機本
体、モータ部およびケーブルガイド等を順次組み立て
て、設置架台にケーブル牽引機を設置してから、ケーブ
ルを牽引していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな設置架台では図3に示すように、ケーブル60の送
り出し方向がほぼ水平方向となるようにケーブル牽引機
51を設置するように構成されているので、ケーブル牽
引機51に作用する牽引張力の反力により、当該ケーブ
ル牽引機51がケーブル60の牽引方向と反対の方向へ
移動するので、ケーブル牽引機51を固定しなければな
らなかった。そして、このケーブル牽引機51をマンホ
ール内に設置した場合には、当該ケーブル牽引機51を
固定するために、マンホール10の底部10bへのアン
カーボルト61の打ち込み作業や、このアンカーボルト
61とケーブル牽引機51とを固定ベルト62を介して
ターンバックル63により締結する締結作業が必要であ
った。
【0005】また、マンホール10内へのケーブル牽引
機51や設置架台52の上げ下ろし作業という手間のか
かる作業が必要になっていた。
【0006】一方、マンホールやハンドホール内に既設
ケーブルが復装されていたり、クロージャ等の付属品が
設置されていたりして設置スペースがない場合には、作
業者がマンホールやハンドホール内に直接入って手引き
によりケーブルを牽引するか、あるいは上述した難点の
ある各作業を地上で行ってからケーブルを牽引しなけれ
ばならなかった。
【0007】さらに、設置スペースがない複数のマンホ
ールやハンドホールを介してケーブルを地中管路に布設
する場合には、各マンホールやハンドホールの地上開口
部の所定のスパン毎、例えば1スパン毎にケーブルを開
口部から地上に引出して貯線し、その貯線されたケーブ
ルを再度、その開口部へ引入れなければならなかった。
この際、開口部の1スパン毎に、作業者がマンホールや
ハンドホール内に入って手引きをしてケーブルを牽引し
たり、あるいは、開口部の1スパン毎に、ケーブル牽引
機を上述した難点のある各作業で設置してからケーブル
を牽引しなければならなかったので、作業性が非常に悪
かった。
【0008】本発明は、このような従来の難点を解決す
るためになされたもので、マンホールやハンドホール内
にケーブル牽引機を設置せずに済み、而もケーブル牽引
機を設置するのにアンカーボルトや固定ベルトを必要と
しないケーブル牽引方法およびケーブル牽引機用設置架
台を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明のケーブル牽引方法は、マンホールまたはハン
ドホールの地上開口部の上方にケーブル牽引機を設置架
台で設置して、開口部から長尺な被牽引物を地上へ牽引
するケーブル牽引方法において、被牽引物の牽引時にケ
ーブル牽引機に生じる張力反力が、設置架台を介して開
口部周辺の地上面に対し実質的に鉛直方向下向きに作用
するように、ケーブル牽引機を設置用架台に取り付け
て、開口部から被牽引物を実質的に鉛直方向上向きへ牽
引するものである。
【0010】また、本発明のケーブル牽引方法は、長尺
な被牽引物を、複数のマンホールまたはハンドホールを
連通する地中管路に布設するにあたり、複数のマンホー
ルまたはハンドホールの各地上開口部の所定のスパン毎
に、開口部の上方にケーブル牽引機を設置架台で設置し
て、ひとつのマンホールまたはハンドホールに連通され
た一方の地中管路から引き出された被牽引物を当該ひと
つのマンホールまたはハンドホールの開口部から地上へ
牽引するケーブル牽引方法において、被牽引物の牽引時
にケーブル牽引機に生じる張力反力が、設置架台を介し
て開口部周辺の地上面に対し実質的に鉛直方向下向きに
作用するように、ケーブル牽引機を設置架台に取り付け
て、被牽引物を実質的に鉛直方向上向きに牽引し、この
牽引され開口部から引き出されてくる被牽引物を地上で
貯線してから、再度、被牽引物が引き出された開口部に
地上で貯線された被牽引物を引き入れて当該被牽引物
を、ひとつのマンホールまたはハンドホールに連通され
た他方の地中管路に引き入れるものである。
【0011】これらケーブル牽引方法によれば、ケーブ
ル牽引機に生じる張力反力を、設置架台を介して開口部
周辺の地上面に対し実質的に鉛直方向下向きに作用させ
ることができるので、アンカーボルトや固定ベルト等を
使用せずに、当該ケーブル牽引機で安定した状態の牽引
作業を行うことができる。
【0012】また、本発明のケーブル牽引機用設置架台
は、マンホールまたはハンドホールの地上開口部から長
尺な被牽引物を地上へ牽引するために、開口部の上方に
ケーブル牽引機を配置するケーブル牽引機用設置架台に
おいて、ケーブル牽引機が固定される本体取付ベース
と、被牽引物の牽引時にケーブル牽引機に生じる張力反
力が開口部周辺の地上面に対し実質的に鉛直方向下向き
に作用するように、本体取付ベースが固定され且つ当該
本体取付ベースが固定されることによりケーブル牽引機
の重量によって転倒しないような形状に形成される基台
とから構成され、基台はケーブル牽引機の牽引動作によ
って当該基台の下方から引出される被牽引物を避けるた
めの空間が形成されているものである。
【0013】このケーブル牽引機用設置架台によれば、
ケーブル牽引機に生じる張力反力が、開口部周辺の地上
面に対し実質的に鉛直方向下向きに作用するようにケー
ブル牽引機を設置することができるので、アンカーボル
トや固定ベルト等を使用せずに、当該ケーブル牽引機で
安定した状態の牽引作業を行うことができる。
【0014】また、本発明のケーブル牽引機用設置架台
において空間は、切欠きであることが好ましい。これ
は、基台がケーブル牽引機の重量によって転倒しないよ
うな形状に形成されていることから、マンホールまたは
ハンドホール内から引き出される被牽引物が、当該基台
のほぼ中心を通過することになるからで、その通過箇所
が切欠きであれば、基台の下方から被牽引物が引出され
ていても、設置架台を水平方向へ移動させることができ
るようになる。これにより、作業性が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のケーブル牽引方法
およびケーブル牽引機用設置架台による好ましい実施の
形態例について、図面を参照して説明する。
【0016】本発明のケーブル牽引機用設置架台は図1
(a)、(b)に示すように、地中管路に連通するマン
ホール(またはハンドホール)10の地上開口部10a
から長尺な被牽引物である牽引ロープ12およびケーブ
ル11を地上へ牽引するために、この開口部10aの上
方にケーブル牽引機13を配置するもので、ケーブル牽
引機13が固定される本体取付ベース2と、牽引ロープ
12およびケーブル11の牽引時にケーブル牽引機13
に生じる張力反力が開口部10a周辺の地上面Gに対し
鉛直方向下向きに作用するように、本体取付ベース2が
固定されている基台3とから構成されている。
【0017】本体取付ベース2に固定されるケーブル牽
引機13は、牽引ロープ12およびケーブル11を挟持
して送り出す無端ベルト13aを備えた本体13bと、
この本体13bの無端ベルト13aを駆動するモータ1
3cと、牽引ロープ12およびケーブル11を無端ベル
ト13aへ案内するケーブルガイド14とを備えてい
る。
【0018】本体取付ベース2は、一般構造用角形鋼管
などの鋼材から成る支柱フレーム20に、基台3に固定
するための固定座20aと、持ち運びが便利なように分
解されているケーブル牽引機13の本体13bおよびモ
ータ13cを組み込むための取付座20bおよび20c
と、ケーブルガイド14を取付けるための取付軸20d
とが設けられている。なお、ケーブル牽引機13の本体
13bおよびモータ13cには、それぞれ取付座20b
および20cに嵌合させて引っ掛けることができるリッ
プ溝形鋼のような形状のガイド部材(図示せず)が形成
されている。
【0019】基台3は、一般構造用角形鋼管などの鋼材
によってフレーム構造30aに形成され、このフレーム
30a上に、本体取付ベース2の固定座20aを固定す
るための固定座30bが固着されている。なお、フレー
ム30aは、本体取付ベース2が固定されることによ
り、組み立てられたケーブル牽引機13の重量によって
転倒しないような形状に形成されている。また、このフ
レーム30aは、ケーブル牽引機13の牽引動作によっ
て当該基台3の下方から引き出される牽引ロープ12お
よびケーブル11を避けるための空間である切欠き30
cが形成されている。これは、基台3がケーブル牽引機
13の重量によって転倒しないような形状に形成されて
いることから、マンホール10内から引き出される牽引
ロープ12およびケーブル11が、当該基台3のほぼ中
心を通過することになるからで、その通過箇所が切り欠
かれていれば、基台3の下方から牽引ロープ12および
ケーブル11が引き出されていても、設置架台1をマン
ホール10上から退避するために水平方向へ移動させる
ことができるようになる。これにより、作業性が向上す
る。
【0020】さらに、この基台3のフレーム30aの四
隅には、それぞれ当該基台3の水平調整を行うための高
さ調整ボルト30dと、設置架台1を移動させるための
取っ手30eとが設けられている。
【0021】このように構成されたケーブル牽引機用設
置架台1にケーブル牽引機13を取り付けて、マンホー
ル10から地上にケーブル11を牽引する方法について
説明する。
【0022】まず、マンホール10の地上開口部10a
の上方に、基台3が位置するように取っ手30eにより
移動する。この際、基台3の切欠き30cの位置と開口
部10aの位置とが合うように移動して、4箇所の高さ
調整ボルト30dで水平調整を行う。そして、この基台
3の固定座30bの上に、本体取付ベース2の固定座2
0aを載せてボルト等で固定する。この基台3上に固定
された本体取付ベース2の取付座20bおよび20c
に、ケーブル牽引機13の本体13bおよびモータ13
cの各ガイド部材をそれぞれ上方から差し込んで固定す
る。さらに、本体取付ベース2の取付軸20dに、ケー
ブルガイド14を差し込んで固定する。
【0023】最後に、ケーブル牽引機13のモータ13
cを制御線により制御装置に接続して、マンホール10
の地上開口部10aへのケーブル牽引機13の設置が完
了する。
【0024】次に、このように地上へ設置されたケーブ
ル牽引機13によるケーブル牽引方法について説明す
る。
【0025】まず、ケーブル11を布設する予定の地中
管路に予め牽引ロープ12を布設しておき、この牽引ロ
ープ12の後端部とケーブル11の先端部とを地中管路
の上流側で接続部により接続する。この牽引ロープ12
をマンホール内10から引き出してケーブルガイド14
に挿通し、このケーブルガイド14を挿通させた牽引ロ
ープ12をケーブル牽引機13の無端ベルト13aで挟
持させておく。この状態で、ケーブル牽引機13を駆動
させると、牽引ロープ12が鉛直方向上向きへ牽引され
た後、ケーブル11が牽引される。
【0026】このような牽引ロープ12およびケーブル
11の鉛直方向上向きへの牽引時には、ケーブル牽引機
13に生じる張力反力が、設置架台1を介してマンホー
ル10の開口部10a周辺の地上面Gに対し鉛直方向下
向きに作用するので、アンカーボルトや固定ベルト等を
使用せずに、当該ケーブル牽引機13で安定した状態の
牽引作業を行うことができる。
【0027】また、ケーブル11を図2に示すように、
複数のマンホール10、10、…を連通する地中管路1
00に布設するにあたり、複数のマンホール10、1
0、…の各地上開口部10a、10a、…の1スパン毎
に、当該開口部10aの上方にケーブル牽引機13をケ
ーブル牽引機用設置架台1で設置して、上述したような
ケーブル牽引方法で牽引ロープ12およびケーブル11
を牽引してもよい。なお、ケーブル牽引機13を設置架
台1で地上に設置するので、牽引ロープ12およびケー
ブル11の引き入れ側のマンホール10内には、開口部
10aの上方から引き入れられた牽引ロープ12および
ケーブル11を地中管路100に導く引き下げ金車4
を、また、引き出し側のマンホール10には、地中管路
100から引き出された牽引ロープ12およびケーブル
11を開口部10aの上方に導く引き上げ金車5をそれ
ぞれ設置する。
【0028】具体的には、最上流側のマンホール10か
ら、予め接続部でケーブル11と接続された牽引ロープ
12を、地中管路100を介して下流側のマンホール1
0に引き入れ、この牽引ロープ12を介してケーブル1
1を開口部10aから引き出すために、牽引ロープ12
をケーブル牽引機13で鉛直方向上向きに牽引する。こ
のケーブル牽引機13で牽引され引き出された牽引ロー
プ12およびケーブル11を、地上面Gで例えば8の字
を描きながら貯線する8の字取りを行い、再度、この貯
線された牽引ロープ12およびケーブル11を同じマン
ホール10の開口部10aに引き入れる。このマンホー
ル10の開口部10aに引き入れられた牽引ロープ12
を、下流側の地中管路100を介してその先のマンホー
ル10に引き入れる。また、上流側のマンホール10に
設置された設置架台1を、この下流側のマンホール10
に移動させる。以後、同様の作業を繰返して、複数のマ
ンホール10、10、…を連通する地中管路100にケ
ーブル11を布設させることができる。
【0029】このように、複数のマンホール10、1
0、…の各地上開口部10a、10a、…の1スパン毎
にケーブル牽引機13を設置する作業を、地上にて容易
に行うことができるので、作業性が向上する。
【0030】なお、上述した本発明による好ましい実施
の一形態にあっては、複数のマンホール10、10、…
の各地上開口部10a、10a、…の1スパン毎に、ケ
ーブル牽引機13を設置してケーブル布設を行うものを
例示したが、本発明のケーブル牽引方法は、このような
複数のマンホール10、10、…の各地上開口部10
a、10a、…の1スパン毎に行うものに限定されるも
のではない。
【0031】例えば、複数のマンホール10、10、…
の各地上開口部10a、10a、…の2〜3スパン毎に
ケーブル牽引機13を設置してケーブル布設を行っても
よく、何スパン毎にケーブル牽引機13を設置してケー
ブル布設を行うかは、ケーブル牽引機13の最大牽引力
およびケーブル11に許容される最大牽引張力によって
決定される。即ち、ケーブル牽引機13の最大牽引力の
範囲内で、且つ地中管路100内にケーブル11を布設
するのに必要な牽引張力がケーブル11に許容される最
大牽引張力を超えないように、1回のケーブル布設長が
決定され、このケーブル布設長の範囲内でスパン数が決
定される。
【0032】また、本発明による好ましい実施の一形態
においては、ケーブル牽引機13に生じる張力反力が、
マンホール10の開口部10a周辺の地上面Gに対し鉛
直方向下向きに作用するように、当該ケーブル牽引機1
3を配置していたが、これに限らず、設置架台1を設置
する地上面Gの状況に応じて、実質的に鉛直方向下向き
に作用するように、当該ケーブル牽引機13を配置して
もよい。
【0033】また、本発明による好ましい実施の一形態
においては、本体取付ベース2および基台3の構成部材
として一般構造用角形鋼管などの鋼材を用いていたが、
これに限らず、このような鋼材と同じ強度を有する部材
であればどのような材料を用いてもよい。
【0034】さらに、本発明による好ましい実施の一形
態においては、マンホール10から引き出された牽引ロ
ープ12およびケーブル11を地上面で貯線するために
8の字取りを行っていたが、これに限らず、貯線された
牽引ロープ12およびケーブル11をケーブル牽引機1
3で牽引する際に絡まなければ、どのような貯線方法で
もよい。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のケーブ
ル牽引方法およびケーブル牽引機用設置架台によれば、
ケーブル牽引機に生じる張力反力を、設置用架台を介し
て開口部周辺の地上面に対し実質的に鉛直方向下向きに
作用させることができるので、アンカーボルトや固定ベ
ルト等を使用せずに、当該ケーブル牽引機で安定した状
態の牽引作業を行うことができる。これにより、ケーブ
ル牽引機を地上面に設置させても安定した状態で被牽引
物を牽引することができるようになるので、マンホール
またはハンドホール内へのケーブル牽引機や設置用架台
の上げ下ろし作業を行う必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル牽引機用設置架台による好ま
しい実施の形態例を示す構成図で、(a)は上面図、
(b)は側面図。
【図2】本発明のケーブル牽引方法による好ましい実施
の形態例を示す説明図。
【図3】従来のケーブル牽引機用設置架台によるケーブ
ル牽引機の設置例を示す説明図。
【符号の説明】
1・・・・・ケーブル牽引機用設置架台 2・・・・・本体取付ベース 3・・・・・基台 30c・・・・・切欠き(空間) 10・・・・・マンホール 10a・・・・・地上開口部 11・・・・・ケーブル(長尺な被牽引物) 12・・・・・牽引ロープ(長尺な被牽引物) 13・・・・・ケーブル牽引機 G・・・・・地上面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑本 和博 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 江成 勉 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 天野 一也 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンホールまたはハンドホールの地上開口
    部の上方にケーブル牽引機を設置架台で設置して、前記
    開口部から長尺な被牽引物を地上へ牽引するケーブル牽
    引方法において、 前記被牽引物の牽引時に前記ケーブル牽引機に生じる張
    力反力が、前記設置架台を介して前記開口部周辺の地上
    面に対し実質的に鉛直方向下向きに作用するように、前
    記ケーブル牽引機を前記設置架台に取り付けて、前記開
    口部から前記被牽引物を実質的に鉛直方向上向きへ牽引
    することを特徴とするケーブル牽引方法。
  2. 【請求項2】長尺な被牽引物を、複数のマンホールまた
    はハンドホールを連通する地中管路に布設するにあた
    り、前記複数のマンホールまたはハンドホールの各地上
    開口部の所定のスパン毎に、前記開口部の上方にケーブ
    ル牽引機を設置架台で設置して、ひとつの前記マンホー
    ルまたは前記ハンドホールに連通された一方の前記地中
    管路から引き出された前記被牽引物を当該ひとつのマン
    ホールまたはハンドホールの前記開口部から地上へ牽引
    するケーブル牽引方法において、 前記被牽引物の牽引時に前記ケーブル牽引機に生じる前
    記張力反力が、前記設置架台を介して前記開口部周辺の
    前記地上面に対し実質的に鉛直方向下向きに作用するよ
    うに、前記ケーブル牽引機を前記設置架台に取り付け
    て、前記被牽引物を実質的に鉛直方向上向きに牽引し、
    この牽引され前記開口部から引き出されてくる被牽引物
    を前記地上で貯線してから、再度、前記被牽引物が引き
    出された前記開口部に前記地上で貯線された前記被牽引
    物を引き入れて当該被牽引物を、前記ひとつのマンホー
    ルまたはハンドホールに連通された他方の前記地中管路
    に引き入れることを特徴とするケーブル牽引方法。
  3. 【請求項3】マンホールまたはハンドホールの地上開口
    部から長尺な被牽引物を地上へ牽引するために、前記開
    口部の上方にケーブル牽引機を配置するケーブル牽引機
    用設置架台において、 前記ケーブル牽引機が固定される本体取付ベースと、前
    記被牽引物の牽引時に前記ケーブル牽引機に生じる張力
    反力が前記開口部周辺の地上面に対し実質的に鉛直方向
    下向きに作用するように、前記本体取付ベースが固定さ
    れ且つ当該本体取付ベースが固定されることにより前記
    ケーブル牽引機の重量によって転倒しないような形状に
    形成される基台とから構成され、前記基台は前記ケーブ
    ル牽引機の牽引動作によって当該基台の下方から引出さ
    れる前記被牽引物を避けるための空間が形成されている
    ことを特徴とするケーブル牽引機用設置架台。
  4. 【請求項4】前記空間は切欠きであることを特徴とする
    請求項3記載のケーブル牽引機用設置架台。
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