JP2001292202A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2001292202A
JP2001292202A JP2000108599A JP2000108599A JP2001292202A JP 2001292202 A JP2001292202 A JP 2001292202A JP 2000108599 A JP2000108599 A JP 2000108599A JP 2000108599 A JP2000108599 A JP 2000108599A JP 2001292202 A JP2001292202 A JP 2001292202A
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JP
Japan
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performance data
data
performance
start timing
musical
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JP2000108599A
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English (en)
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Shigeru Yoda
茂 依田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、使用者が演奏操作によって
生成した演奏データに従って、所望のタイミングで楽音
を発音する通信装置を提供することである。 【解決手段】 携帯電話10の筐体10aに演奏データ
の入力手段として鍵盤キー12e〜12pを設け、演奏
操作によって演奏データを入力し、該演奏データを記憶
部16の演奏データメモリ16aに記憶し、発音開始タ
イミング指定手段により指定された発音開始タイミング
で上記演奏データに従って楽音を発音する。また、上記
演奏データを通信部14から外部へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置に係り、
詳細には、携帯電話等の通信装置における楽音の発音制
御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地域毎に設置された公衆基地局を
経由して、音声データを送受信することにより、屋内外
を問わず所望の相手方との通話が可能な携帯電話が急速
に普及している。この様な携帯電話において、通常の呼
出音では着信のあった携帯電話を素早く特定するのが困
難なため、着信時の鳴動音である着信メロディ用の演奏
データを使用者が予め選択または入力可能なものが利用
されている。
【0003】この様な着信メロディの登録方法として、
一般的には携帯電話に予め登録された複数の演奏データ
の中から、使用者が好みの演奏データを選択する方法が
知られている。また、使用者が電話番号入力用の釦を操
作して、着信メロディ用の演奏データを入力する方法も
ある。この演奏データは、携帯電話本体に設けられた電
話番号入力用の各数値キーに音高を割当て、使用者の手
動操作により楽音中の各音符の音高を指定したり、音長
を指定することによって入力される。更に、携帯電話を
演奏データ送信端末へ接続し、配信業者から提供される
複数の楽音情報の中から好みの演奏データを選択的に取
り込む方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法は必ずしも効果的ではない場合があった。例えば、
登録済の演奏データを使う場合は、携帯電話の記憶容量
に限界が有るため、必ずしも好みの楽音が登録されてい
るとは限らない。また、楽音の選択範囲が限られている
ため、他の携帯電話と着信音が重なることもあった。更
に、既存の楽音からの選択であるため、オリジナル曲を
登録できず他の携帯電話との差別化が困難だった。
【0005】電話番号入力釦から演奏データを入力する
方法では、自作の楽音を登録できるものの、番号釦によ
る入力であるため、操作性が悪く入力操作が煩雑且つ時
間がかかった。また、演奏データの音色の選択や音符毎
の強弱が付けられなかった。更に、外部から演奏データ
を受信して登録する方法では、有料であることが多く、
コスト的にも時間的にも非効率的だった。また、登録し
た楽音を着信時以外のタイミングで発音したり、自作の
演奏データを外部へ送信することはできなかった。
【0006】本発明の課題は、使用者が演奏操作によっ
て生成した演奏データに従って、所望のタイミングで楽
音を発音する通信装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の様な特徴を備えている。なお、以下
に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態に対応
する構成を例示する。また、符号等は、後述する図面参
照符号に対応する。
【0008】請求項1記載の発明は、楽音を発音可能と
する通信装置(例えば、図1〜図3の携帯電話10)に
おいて、演奏操作によって、楽音を構成する演奏データ
を生成する演奏データ生成手段(例えば、図2の鍵盤キ
ー12e〜12p、図3の演奏操作部122;図4のス
テップT1)と、この演奏データ生成手段により生成さ
れた前記演奏データを所定の領域に記憶する演奏データ
記憶手段(例えば、図3の演奏データメモリ16a;図
5のステップT111)と、この演奏データ記憶手段に
記憶された前記演奏データの発音開始タイミングとし
て、複数の発音開始タイミングの中から、少なくとも1
つの発音開始タイミングを選択して指示する発音開始タ
イミング指定手段(例えば、図3のCPU11;図4の
ステップT2)と、前記演奏データ記憶手段に記憶され
た前記演奏データに基づいて、前記発音開始タイミング
指定手段により指示された発音開始タイミングで、楽音
を生成して発音する楽音生成手段(例えば、図3のCP
U11、音声処理部18;図4のステップT3)と、を
備えることを特徴とする。
【0009】請求項1記載の発明によれば、演奏データ
生成手段は、演奏操作によって、楽音を構成する演奏デ
ータを生成し、演奏データ記憶手段は、前記演奏データ
生成手段により生成された前記演奏データを所定の領域
に記憶し、発音開始タイミング指定手段は、前記演奏デ
ータ記憶手段に記憶された前記演奏データの発音開始タ
イミングとして、複数の発音開始タイミングの中から少
なくとも1つの発音開始タイミングを選択して指示し、
楽音生成手段は、前記演奏データ記憶手段に記憶された
前記演奏データに基づいて、前記発音開始タイミング指
定手段により指示された発音開始タイミングで、楽音を
生成して発音する。
【0010】従って、本発明に係る通信装置は、自らの
入力操作に従って生成された演奏データに基づいて、所
望のタイミングで楽音を発生させることが可能となる。
このため、使用者は発音される楽音から容易且つ迅速に
通信装置の状態を把握でき、利便性を向上できる。ま
た、好みのオリジナル曲を複数登録でき通信装置を楽し
く使用できる。
【0011】例えば、請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明の通信装置において、前記演奏データ生成手
段(例えば、図2の鍵盤キー12e〜12p、図3の演
奏操作部122;図5のステップT103〜110)が
生成する演奏データは、音色、音高、音長、ベロシテ
ィ、の各データから成ることを特徴とする。
【0012】従って、通信装置の使用者は、従来の音
高、音長のみならず、音色、音の強弱も含めた多様な演
奏データを入力できる。
【0013】また、例えば、請求項3記載の発明は、請
求項1記載の発明の通信装置において、前記演奏データ
生成手段(例えば、図2の鍵盤キー12e〜12p、図
3の演奏操作部122;図4のステップT103〜11
0)は、鍵盤楽器、弦楽器、管楽器、打楽器の内の少な
くとも1つの楽器の演奏操作によって前記演奏データを
生成することを特徴とする。
【0014】従って、通信装置の使用者は、各楽器の演
奏感覚で演奏データを容易に入力できる。
【0015】更に、例えば、請求項4記載の発明は、請
求項1記載の発明の通信装置において、発音開始タイミ
ング指定手段(例えば、図2のカーソル釦12c〜12
d、図3の設定部121;図4のステップT2)は、前
記演奏データの発音開始タイミングとして、発信元の電
話の着信時、発信時、保留時、通話時、アラームの中か
ら、少なくとも1つの発音開始タイミングを選択して指
示することを特徴とする。
【0016】従って、使用者は通信装置に登録された各
演奏データに従って、楽音を発音するタイミングを好み
に合わせて任意に指定することが可能となる。このた
め、例えば、電話の着信時、発信時、保留時、通話中、
定刻等の諸条件に応じて、所望の演奏データを選択して
登録することにより、再生される楽音から通信装置の状
態をより容易に把握できる。
【0017】請求項5記載の発明は、楽音を発音可能と
する通信装置(例えば、図1〜図3の携帯電話10)に
おいて、演奏操作によって、楽音を構成する演奏データ
を生成する演奏データ生成手段(例えば、図2の鍵盤キ
ー12e〜12p、図3の演奏操作部122;図4のス
テップT1)と、この演奏データ生成手段により生成さ
れた複数の演奏データを、該演奏データに従って発音さ
れる楽音の発音開始タイミングと対応付けて記憶する演
奏データ記憶手段(例えば、図3の演奏データメモリ1
6a;図5のステップT111)と、複数の発音開始タ
イミングの内の少なくとも1つの発音開始タイミングを
選択し、選択された発音開始タイミングに対応する特定
の演奏データを、前記演奏データ記憶手段に記憶された
複数の演奏データの中から読み出す発音開始タイミング
指定手段(例えば、図3のCPU11;図4のステップ
T2)と、前記演奏データ記憶手段に記憶された前記演
奏データに従って、前記発音開始タイミング指定手段に
より選択された発音開始タイミングで、楽音を生成して
発音する楽音生成手段(例えば、図3のCPU11、音
声処理部18;図4のステップT3)と、を備えること
を特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明によれば、演奏データ
生成手段は、演奏操作によって、楽音を構成する演奏デ
ータを生成し、演奏データ記憶手段は、前記演奏データ
生成手段により生成された複数の演奏データを、該演奏
データに従って発音される楽音の発音開始タイミングと
対応付けて記憶し、発音開始タイミング指定手段は、複
数の発音開始タイミングの内の少なくとも1つの発音開
始タイミングを選択し、選択された発音開始タイミング
に対応する特定の演奏データを、前記演奏データ記憶手
段に記憶された複数の演奏データの中から読み出し、楽
音生成手段は、前記演奏データ記憶手段に記憶された前
記演奏データに従って、前記発音開始タイミング指定手
段により選択された発音開始タイミングで、楽音を生成
して発音する。
【0019】従って、使用者は通信装置に登録された各
演奏データに従って、好みの楽音を所望のタイミングで
発音させることが可能となる。このため、例えば、電話
の着信音から発信元を識別したり、発信音から発信先を
確認することができる。また、保留時、通話中に発音す
れば、自作の楽音をBGMとして利用可能である。更
に、定刻に発音すれば、時計のアラームとして代用でき
る。
【0020】請求項6記載の発明は、楽音を発音可能と
する通信装置(例えば、図1〜図3の携帯電話10)に
おいて、演奏操作によって、楽音を構成する演奏データ
を生成する演奏データ生成手段と(例えば、図2の鍵盤
キー12e〜12p、図3の演奏操作部122;図4の
ステップT1)、この演奏データ生成手段により生成さ
れた複数の演奏データを、該演奏データに従って発音さ
れる楽音の発音開始タイミングと対応付けて記憶する演
奏データ記憶手段(例えば、図3の演奏データメモリ1
6a;図5のステップT111)と、複数の発音開始タ
イミングの内の少なくとも1つの発音開始タイミングを
選択し、選択された発音開始タイミングに対応する特定
の演奏データを、前記演奏データ記憶手段に記憶された
複数の演奏データの中から読み出す発音開始タイミング
指定手段(例えば、図3のCPU11;図4のステップ
T2)と、前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏デ
ータに従って、前記発音開始タイミング指定手段により
選択された発音開始タイミングで、楽音を生成して発音
する楽音生成手段(例えば、図3のCPU11、音声処
理部18;図4のステップT3)と、前記演奏データ記
憶手段に記憶された複数の演奏データの中から、1また
は複数の演奏データを選択して外部へ送信する演奏デー
タ送信手段(例えば、図2のアンテナ14a、図3の通
信部14;図10のステップS8)と、を備えることを
特徴とする。
【0021】請求項6記載の発明によれば、演奏データ
生成手段は、演奏操作によって、楽音を構成する演奏デ
ータを生成し、演奏データ記憶手段は、前記演奏データ
生成手段により生成された複数の演奏データを、該演奏
データに従って発音される楽音の発音開始タイミングと
対応付けて記憶し、発音開始タイミング指定手段は、複
数の発音開始タイミングの内の少なくとも1つの発音開
始タイミングを選択し、選択された発音開始タイミング
に対応する特定の演奏データを、前記演奏データ記憶手
段に記憶された複数の演奏データの中から読み出し、楽
音生成手段は、前記演奏データ記憶手段に記憶された演
奏データに従って、前記発音開始タイミング指定手段に
より選択された発音開始タイミングで楽音を生成して発
音し、演奏データ送信手段は、前記演奏データ記憶手段
に記憶された複数の演奏データの中から、1または複数
の演奏データを選択して外部へ送信する。
【0022】従って、自作の演奏データを他の通信装置
へ送信することが可能となり、オリジナル曲を友人等に
贈ることができる。このため、通信装置を利用したコミ
ュニケーションの円滑化を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図9を参照して本発
明に係る携帯電話10の第1の実施の形態を詳細に説明
する。詳細は後述するが、本発明に係る携帯電話は電話
機能を備えるばかりでなく、電子楽器として演奏入力さ
れた楽音の発音開始タイミングを選択する機能も併有す
る。
【0024】〔第1の実施の形態〕第1の実施の形態に
おいて、本発明を適用した鍵盤楽器型の携帯電話10に
ついて説明する。
【0025】まず構成を説明する。図1は、本発明に係
る携帯電話10,20を利用して構成される無線通信シ
ステム1の概略構成図である。図1において、無線通信
システム1は、通信回線網N、基地局B、携帯電話1
0,20より構成され、基地局Bは通信回線網Nに有線
接続されている。
【0026】通信回線網Nは、有線または無線通信手段
によって構成される通信回線網であり、例えば、通常の
公衆電話回線、デジタルデータを伝送可能なISDN
(Integrated Services Digital Network )回線、PS
TN(Public Switched Telephone Network )回線等の
公衆回線や、独立して構築された専用線を複数有して成
る。基地局Bは、通信回線網Nに接続され、携帯電話1
0と携帯電話20間における無線通信を行う公衆基地局
である。
【0027】次に、図2を参照して携帯電話10の外観
構成を説明する。図2は、本実施の形態における携帯電
話10の外観構成を示す図である。図2に示す様に、携
帯電話10は筐体10aの表面所定の位置に後述する設
定部121、及び演奏操作部122から成る入力部1
2、表示部15、レシーバ18a、マイク18b、スピ
ーカ18cを備える。また、筐体10aの上部には、ア
ンテナ14aが伸縮可能に設けられる。また、裏面に
は、携帯電話10の動作に必要な電力を供給する充電パ
ック等の電源部(図示略)を有する。これらの各構成部
分は、筐体10a内部に収納された主基板上の電子回路
に接続され、後述するCPU11により集中制御され
る。
【0028】また、携帯電話10は、筐体10a内部に
後述する音源17を備え、鍵盤キー12e〜12pにお
ける演奏操作に応じて、例えば、ピアノやオルガン等の
各種楽器に対応した音色の楽音を発生する。楽音は、筐
体10aの右肩部に設けられたスピーカ18cから出力
される。
【0029】次に、図3を参照して携帯電話10の内部
構成を説明する。図3は、携帯電話10の機能的構成を
示すブロック図である。この図3に示す様に、携帯電話
10は、CPU11、入力部12、RAM13、アンテ
ナ14aを有する通信部14、表示部15、記憶部1
6、音源17、音声処理部18より構成され、各部はバ
ス19により接続される。
【0030】CPU11は、記憶部16に記憶されてい
る携帯電話10に対応する各種プログラムの中から指定
されたプログラム、入力部12から入力される各種指
示、またはデータをRAM13内のワークエリア13a
に展開し、この入力指示、及び入力データに応じて上記
プログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果を
RAM13内の所定の領域に格納すると共に、表示部1
5に表示させる。
【0031】また、CPU11は、入力部12から入力
される操作信号に基づいて、各ブロックの動作を統一的
に制御すると共に、携帯電話20に演奏データを登録す
るため、後述する発音処理(図4参照)を実行する。す
なわち、CPU11は、演奏データ入力・生成処理(図
5参照)、演奏データ再生タイミング選択処理(図7参
照)、演奏データ再生処理(図9参照)等を実行制御す
る。
【0032】また、CPU11は、後述する演奏データ
入力・生成処理において、モード設定が「演奏入力」で
あるか否かを判定し、演奏データメモリ16a内部の音
色・音高・音長・ベロシティデータ等の演奏データを構
成するパラメータを初期化し、入力信号に基づいて各パ
ラメータを設定し、該パラメータを演奏データとして曲
名データと共に後述する演奏データメモリ16aの所定
の領域に格納する。
【0033】また、CPU11は、後述する演奏データ
再生タイミング選択処理において、演奏データの再生タ
イミングが選択済であるか否かを判定し、選択済である
場合、入力信号に基づいて、「着信時」、「発信時」、
「保留時」、「通話時」、「アラーム」の諸条件の中か
ら、何れか1条件を演奏データの再生タイミングデータ
として選択し、選択された再生タイミングの到達に伴
い、後述する再生タイミングメモリ16bの曲名データ
に対応する演奏データに従って、楽音を再生する。
【0034】また、CPU11は、後述する演奏データ
再生処理において、モード設定が「再生タイミング入
力」であるか否かを監視し、演奏データメモリ16a内
部の演奏データの有無を判定し、有れば該演奏データに
対応する曲名データを表示部15へ一覧表示させ、入力
部12からの曲の選択信号に基づいて、曲の再生タイミ
ングを表示部15へ一覧表示させると共に、入力部12
からの再生タイミングの選択信号に基づいて、該曲に対
応する演奏データの再生タイミングを決定する。
【0035】入力部12は、モード切替、電話の発信/
応答等の各種機能を選択指示する操作釦を有する設定部
121と、演奏データ、電話番号等を入力する演奏操作
部122を備えて構成される。
【0036】設定部121は、2種類のファンクション
釦12a、12bと、上下方向のカーソル釦12c、1
2dを備え、各釦を単独でまたは組み合せて押下するこ
とにより、各種モード切替、音色変更、オクターブ調整
等を指示する入力信号をCPU11へ出力する。更に、
設定部121は、使用者の設定操作を補助する各種機能
を備え、例えば、演奏データの管理(編集、表示、保
存、削除等)を指示する入力信号を出力する構成として
もよい。
【0037】また、ファンクション釦12aは、携帯電
話10の設定モードに応じて、電話の発信/応答、演奏
データの入力終了、保留等を指示する入力信号をCPU
11へ出力する。同様に、ファンクション釦12bは、
携帯電話10の設定モードに応じて、演奏データの送信
を指示する機能を併有する。
【0038】演奏操作部122は、鍵盤楽器型に配設さ
れる複数の鍵盤キー12e〜12pより構成される。鍵
盤キー12e〜12pは、演奏モードにおいて演奏入力
用の音高指定キーとなり、発信モードにおいてダイヤル
番号入力用のテンキーとなる。各モードはファンクショ
ン釦12aの押下操作の都度、切り替えて設定される。
【0039】例えば、鍵盤キー12eには、演奏モード
では音高「C3」を指定するキーコードが割当てられ、
発信モードでは数値「0」を指定するキーコードが割当
てられる。同様に、鍵盤キー12fには、演奏モードで
は音高「C3♯」を指定するキーコードが割当てられ、
発信モードでは数値「1」を指定するキーコードが割当
てられる。以下、同様に、鍵盤キー12g〜12pに
は、演奏モードにおいて音高「D3」〜「B4」を指定
するキーコードが割当てられ、発信モードにおいて数値
「2」〜「9」、記号「#」、「*」を指定するキーコ
ードが割当てられる。
【0040】また、各鍵盤キーは、音高「C3」、「D
3」、「E3」、「F3」、「G3」、「A4」、「B
4」を各々指定する鍵盤キー12e,12g,12i,
12j,12l,12n,12pを白色、「C3♯」、
「D3♯」、「F3♯」、「G3♯」、「A4♯」を指
定する鍵盤キー12f,12h,12k,12m,12
oを黒色として鍵盤型に配置される。
【0041】また、各鍵盤キーは、内部に押圧センサを
内蔵し、押下操作時に加えられた圧力を検出し、押圧信
号としてCPU11へ出力する。CPU11は、この押
圧信号に基づいて、演奏データを構成するパラメータの
1つである音の強弱データ(ベロシティデータ)を生成
する。
【0042】なお、鍵盤キー12e〜12pは、音色切
替モードにおいて演奏入力用の音色指定キーと兼用可能
な構成としてもよい。この場合、例えば鍵盤キー12
e,12f,12gには、音色データとして「ピア
ノ」、「オルガン」を指定するキーコードが割当てられ
る。
【0043】RAM13は、CPU11により実行制御
される発音処理において、記憶部16から取得される各
種項目に該当するプログラムや入力データ、及びパラメ
ータ等を一時的に格納するワークエリア13aを形成す
る。
【0044】通信部14は、音声データを変調、復調す
る変調/復調回路、及び基地局Bと無線通信を行うアン
テナ14a等により構成され、CPU11からの入力信
号に従って通信回線網Nに接続された基地局Bを介し
て、外部機器とデータや信号の送受信を行う。すなわ
ち、通信部14は、音声処理部18から入力されるデジ
タル信号を通信回線網Nの周波数帯域に適合するアナロ
グ信号に変調し、アンテナ14aを介して基地局Bへ無
線送信する。また、通信部14は、基地局Bから無線送
信されるアナログ信号をアンテナ14aで受信すると、
CPU11に着信検出信号を出力すると共に、該アナロ
グ信号を復調して音声処理部18へ送信する。
【0045】表示部15は、LCD(Liquid Crystal D
isplay)等により構成され、CPU11から入力される
表示指示に従って各種表示データを表示する。
【0046】記憶部16は、磁気的、光学的記録媒体、
若しくは不揮発性の半導体メモリで構成される。記憶部
16は、携帯電話10のシステムプログラム、処理プロ
グラム、及び当該プログラムの実行に必要な諸データを
予め記憶すると共に、各種処理によって登録された演奏
データ、電話番号データ等を所定の領域に記憶する。
【0047】上記処理プログラムには、例えば、発音処
理(図4参照)、演奏データ入力・生成処理(図5参
照)、演奏データ再生タイミング選択処理(図7参
照)、及び演奏データ再生処理(図9参照)を含む。こ
れらの各処理プログラムは、読み取り可能なプログラム
コードの形態で格納され、CPU11は該プログラムコ
ードに従った動作を逐次実行する。
【0048】また、記憶部16は、内部に上記各データ
の格納領域として演奏データメモリ16a、再生タイミ
ングメモリ16bを有する。演奏データメモリ16a
は、各メモリアドレスに対応する格納領域に曲名デー
タ、該曲名データに対応し演奏データを識別する音符デ
ータ、及び演奏データを格納する。ここで、演奏データ
とは、楽器の種類に応じて異なる波形データである音色
データ、音符の高低(音階等)を指定する音高データ、
音符の発音時間を指定する音長データ、発音の強弱を指
定するベロシティデータをパラメータとして構成され、
音声処理部18は、当該演奏データに従って所定の曲の
数フレーズを楽音として再生する。
【0049】再生タイミングメモリ16bは、各メモリ
アドレスに対応する格納領域に再生タイミングデータ、
及び該再生タイミングデータに対応する曲名データを格
納する。すなわち、CPU11は、後述する演奏データ
再生処理において、所定の再生タイミングデータに対応
する曲名データを再生タイミングメモリ16bから取得
すると共に、該曲名データに対応する演奏データを演奏
データメモリ16aから取得し、音声処理部18へ出力
する。
【0050】音源17は、例えばPCM(Pulse Code M
odulation)音源により構成され、所定の音色のPCM
波形データが記憶された図示しない波形データROM
(ReadOnly Memory)を有する。すなわち、鍵盤キー1
2e〜12pの押下操作により所定の音高が指定される
と、CPU11は指定された音高に対応するPCM波形
データを波形データROMから読み出し、音声処理部1
8へ出力する。
【0051】また、波形データROMに記憶される波形
データの音色は、例えば、図2の鍵盤楽器型の携帯電話
10であれば、ピアノやオルガン等の鍵盤楽器の音色が
プリセットされている。なお、管楽器や弦楽器等の複数
の音色の波形データを予め記憶しておき、鍵盤キー12
e〜12pを押下することにより、複数の音色の中から
所望の音色を選択できる構成としてもよい。
【0052】音声処理部18は、A/Dコンバータ、D
/Aコンバータ、LPF(Low PassFilter)、及び増幅
器等により構成され、レシーバ18a、マイク18b、
スピーカ18cを備える。音声処理部18は、CPU1
1から入力される演奏データ等のデジタルデータをD/
Aコンバータによりアナログデータに変換し、増幅器を
介してレシーバ18aから楽音として放音する。音声処
理部18は、通話時にマイク18bから入力されるアナ
ログ信号を検知すると、該アナログ信号をA/Dコンバ
ータによりデジタル信号に変換し、通信部14へ出力す
る。
【0053】音声処理部18は、入力されたPCM波形
データをD/A変換し、LPFにより所定の周波数以上
の周波数帯域の信号をカットしてノイズを除去し、増幅
器を介してスピーカ18cへ出力する。スピーカ18c
は、音声処理部18から入力される所定の音色・音高・
音長・ベロシティデータに従って、楽音を放音する。な
お、放音する楽音は単音でもよいし、音源を複数設ける
ことにより、複数の楽音を同時に放音する和音や異なる
音色の同時発音であってもよい。更に、楽音の1小節目
はピアノ、2小節目はオルガン等の様に音色を切替えて
発音可能な構成としてもよい。
【0054】以上、無線通信システム1における携帯電
話10の構成について説明した。なお、携帯電話20の
要部構成については、詳述した携帯電話10と同一であ
るため、各構成部分には同列符号を付し、その構成の図
示、及び説明は省略する。
【0055】次に、本実施の形態における動作を説明す
る。まず、携帯電話10の使用者が所望の演奏データを
登録する際に実行される発音処理について、図4〜図9
のフローチャート、及び各処理に基づくデータの格納例
を参照して説明する。
【0056】図4は、発音処理を示すフローチャートで
ある。携帯電話10の電源釦が押下されると、電源部よ
り各部に電力が供給され、以下に説明する発音処理を実
行するプログラムを記憶部16から読み出しRAM13
に展開すると共に、図4のフローチャートに従った各種
動作を実行する。
【0057】図4において、まずCPU11は所望の演
奏データを演奏データメモリ16aに記憶させるため、
演奏データ入力・生成処理を実行する(ステップT
1)。以下、図5を参照して演奏データ入力・生成処理
について詳述する。
【0058】図5において、まずCPU11は「演奏入
力モード」であるか否かを判定する(ステップT10
1)。ここで、「演奏入力モード」である場合(ステッ
プT101;Yes)、CPU11は、演奏データメモ
リ16a内の音色・音高・音長・ベロシティデータを初
期化する(ステップT102)。次に、CPU11は、
設定部121からの入力信号に基づいて、記憶部16に
登録された各種楽器の音色データの中から所定の音色デ
ータを選択する(ステップT103)。
【0059】CPU11は、演奏操作部122の鍵盤か
らの入力信号に基づく音高を指定する鍵盤キー12e〜
12p入力の判定待機状態に入る(ステップT10
4)。ここで、当該キー入力が有れば(ステップT10
4;Yes)、CPU11は上記入力信号に基づき、対
応する音高データを抽出する(ステップT105)。次
に、CPU11は、演奏操作部122の鍵盤の押圧力に
基づいて、音の強弱を指定するベロシティデータを検出
する(ステップT106)。
【0060】次に、CPU11は上記音色、音高、ベロ
シティデータの各データに基づいて、音源となる音声処
理部18に発音を指示する(ステップT107)。同時
にCPU11は、スピーカ18cから所定の音符データ
に対応する演奏データに従って発音し、その発音時間を
計時する(ステップT108)。次に、CPU11は、
鍵盤キーの打鍵終了の判定待機状態に入る(ステップT
109)。ここで、鍵盤キーの打鍵が終了した場合(ス
テップT109;Yes)、CPU11は発音を停止
(ステップT110)する。
【0061】すなわち、CPU11は、鍵盤キーを押鍵
(ON)した時刻から離鍵(OFF)するまでの時間デ
ータを計時し(ステップT108〜109)、音長デー
タを取得する。同時に、CPU11は、演奏データメモ
リ16aに音色・音高・音長・ベロシティデータの各デ
ータを格納する(ステップT111)。
【0062】そして、CPU11は、演奏終了を指示す
る釦入力操作があると、演奏が終了したか否かを判定し
(ステップT112)、演奏が終了した場合(ステップ
T112;Yes)、設定部121からの入力データに
基づいて、演奏データメモリ16aの曲名データ領域1
62に所望の曲名データを記憶させる(ステップT11
3)。
【0063】なお、ステップT112において、演奏が
終了していない場合(ステップT112;No)、再度
ステップT103に戻り、ステップT103〜ステップ
T111の演奏データ入力処理を、演奏終了を指示する
操作入力があるまで繰り返し実行する。
【0064】図6は、上記演奏データ入力・生成処理で
生成される演奏データの格納例を示す図である。図6に
示す様に、演奏データメモリ16aは、メモリアドレス
領域161、曲名データ領域162、音符データ領域1
63、及び演奏データ領域164を構成する音色データ
領域164a、音高データ領域164b、音長データ領
域164c、ベロシティデータ領域164dを形成して
成る。
【0065】メモリアドレス領域161は、各演奏デー
タが格納されるセルの位置を示すアドレスデータを格納
し、CPU11は、このアドレスデータに基づいて、所
定の演奏データを取得し、音声処理部18へ出力する。
スピーカ18cから出力される楽音は、音符データ領域
163に格納された複数の音符データの組み合わせによ
り構成されるが、曲名データ領域162は、上記楽音を
識別する固有の曲名データを格納する。
【0066】また、音符データ領域163は、各アドレ
スデータに1対1対応して形成され、演奏データを識別
するための音符データを格納する。演奏データ領域16
4は、各演奏データを構成するパラメータ格納領域とし
て、音色データ領域164a、音高データ領域164
b、音長データ領域164c、ベロシティデータ領域1
64dを有して成る。
【0067】音色データ領域164aは、ピアノ、オル
ガン等の楽器の種類に応じて異なる波形データを音色デ
ータとして格納し、音高データ領域164bは、音符の
高低(音階等)を指定する周波数データを音高データと
して格納し、音長データ領域164cは、音符長を指定
する発音時間データを音長データとして格納し、ベロシ
ティデータ164dは、発音の強弱を指定する振幅デー
タをベロシティデータとして格納する。
【0068】次に、図4において、CPU11は、所望
の演奏データを再生するタイミングを指定するため、演
奏データ再生タイミング選択処理を実行する(ステップ
T2)。以下、図7を参照して演奏データ再生タイミン
グ選択処理について詳述する。
【0069】図7において、まずCPU11は、モード
設定が「再生タイミングの入力」であるか否かを判定す
る(ステップT201)。ここで、モード設定が「再生
タイミングの入力」である場合(ステップT201;Y
es)、CPU11は、演奏データメモリ16a内に演
奏データが記憶されているか否かを判定する(ステップ
T202)。ここで、演奏データが有れば(ステップT
202;Yes)、演奏データメモリ16aに記憶され
ている全ての曲名データを曲名データ領域162から取
得し、表示部15へ一覧表示させる(ステップT20
3)。
【0070】次に、CPU11は、カーソル釦12c,
12dからの入力信号に基づいて、表示部15の曲名一
覧の中から所望の曲名データを選択する(ステップT2
04)。次に、CPU11は、楽音の再生タイミングの
候補として、”着信時”、”発信時”、”保留時”、”
通話時”、”アラーム時”の5種類の再生タイミングを
表示部15へ一覧表示させる(ステップT205)。そ
して、CPU11は、カーソル釦12c,12dからの
入力信号に基づいて、上記曲名データに対応する楽音の
再生タイミングを選択し(ステップT206)、次処理
へ移行する。
【0071】なお、ステップT202において、演奏デ
ータメモリ16a内に演奏データが無ければ(ステップ
T202;No)、例えば「登録曲が有りません。」等
の演奏データが記憶されていない旨のメッセージを表示
部15へ表示させる(ステップT207)。そして、再
度前述した演奏データ入力・生成処理に移行する。
【0072】図8は、上記演奏データ再生タイミング選
択処理で選択される曲名データと再生タイミングデータ
との対応例を示す図である。図8に示す様に、再生タイ
ミングメモリ16aは、メモリアドレス領域165、再
生タイミングデータ領域166、曲名データ領域167
より構成される。
【0073】メモリアドレス領域165は、各再生タイ
ミングデータに対応する曲名データが格納されるセルの
位置を示すアドレスデータの格納領域であり、再生タイ
ミングデータ領域166は、”着信時”、”発信
時”、”保留時”、”通話時”、”アラーム”の中から
所定の楽音を再生するタイミングを指定する再生タイミ
ングデータを格納する。また、曲名データ領域167
は、各再生タイミングで再生される楽音に対応する曲名
データを格納する。
【0074】すなわち、CPU11は、再生タイミング
の到達に伴い、上記アドレスデータで指定される再生タ
イミングデータに対応する所望の曲名データを曲名デー
タ領域167から取得する。そして、該曲名データに基
づいて、それに対応する演奏データを演奏データメモリ
16aから抽出し音声処理部18へ出力する。
【0075】次に、図4において、CPU11は使用者
が所望する演奏データに基づく楽音を再生するため、演
奏データ再生処理を実行する(ステップT3)。以下、
図9を参照して演奏データ再生処理について詳述する。
【0076】図9において、まずCPU11は演奏デー
タに基づく楽音の再生タイミングデータが選択済である
か否かを判定する(ステップT301)。ここで、再生
タイミングデータが選択済である場合(ステップT30
1;Yes)、CPU11は再生タイミングとして「着
信時」が選択されているか否かを判定する(ステップT
302)。
【0077】ここで、「着信時」が選択されている場合
(ステップT302;Yes)、CPU11は外部の携
帯電話からの着信の有無を監視する(ステップT30
3)。ここで、着信が有れば(ステップT302;Ye
s)、CPU11は図8の再生タイミングメモリ16b
に従って、対応する曲名データ(例えば曲名データA)
を選択し、それに対応する演奏データを図6の演奏デー
タメモリ16aから抽出して、音声処理部18へ出力
し、スピーカ18cから楽音を発音させる(ステップT
304)。なお、ステップT303において、着信が無
ければ(ステップT303;No)、CPU11は着信
の待機状態を継続する。
【0078】また、ステップT302において、「着信
時」が選択されていない場合(ステップT302;N
o)、CPU11は再生タイミングとして「発信時」が
選択されているか否かを判定する(ステップT30
5)。ここで、「発信時」が選択されている場合(ステ
ップT305;Yes)、CPU11は外部の携帯電話
(例えば、携帯電話20)への発信の有無を監視する
(ステップT306)。
【0079】ここで、該発信が有れば(ステップT30
6;Yes)、CPU11は図8の再生タイミングメモ
リ16bの格納データに基づいて、対応する曲名データ
(例えば曲名データB)を選択し、それに対応する演奏
データを図6の演奏データメモリ16aから抽出して、
音声処理部18に出力し、スピーカ18cから楽音を発
音させる(ステップT304)。なお、ステップT30
6において、発信が無ければ(ステップT306;N
o)、CPU11は発信の待機状態を継続する。
【0080】また、ステップT305において、「発信
時」が選択されていない場合(ステップT305;N
o)、CPU11は再生タイミングとして「保留時」が
選択されているか否かを判定する(ステップT30
7)。ここで、「保留時」が選択されている場合(ステ
ップT307;Yes)、CPU11は保留を指示する
操作入力の有無を監視する(ステップT308)。
【0081】ここで、保留を指示するファンクション釦
12aが押下された場合(ステップT308;Ye
s)、CPU11は、図8の再生タイミングメモリ16
bの格納データに基づいて、対応する曲名データ(例え
ば曲名データC)を選択し、その演奏データを図6の演
奏データメモリ16aから抽出して、音声処理部18へ
出力しスピーカ18cから楽音を発音させる(ステップ
T304)。なお、ステップT308において、保留を
指示する操作入力が無い場合(ステップT308;N
o)、CPU11はファンクション釦12a押下の待機
状態を継続する。
【0082】また、ステップT307において、「保留
時」が選択されていない場合(ステップT307;N
o)、CPU11は再生タイミングとして「通話時」が
選択されているか否かを判定する(ステップT30
9)。ここで、「通話時」が選択されている場合(ステ
ップT309;Yes)、CPU11は携帯電話10が
通話状態であるか否かを判定する(ステップT31
0)。
【0083】ここで、CPU11が通話状態であると判
定した場合(ステップT310;Yes)、CPU11
は図8の再生タイミングメモリ16bの対応関係に従っ
て、曲名データ(例えば曲名データD)を選択し、それ
に対応する演奏データを図6の演奏データメモリ16a
から抽出して、音声処理部18へ出力し、スピーカ18
cから楽音を発音させる(ステップT304)。なお、
ステップT310において、携帯電話10が通話状態に
ない場合(ステップT310;No)、CPU11は通
話の待機状態を継続する。
【0084】また、ステップT309において、「通話
時」が選択されていない場合(ステップT309;N
o)、CPU11は再生タイミングとして「アラーム」
が選択されているか否かを判定する(ステップT31
1)。ここで、「アラーム」が選択されている場合(ス
テップT311;Yes)、CPU11はアラーム設定
された時刻に到達したか否かを判定する(ステップT3
12)。
【0085】ここで、CPU11がアラーム設定時刻へ
の到達が検知された場合(ステップT311;Ye
s)、CPU11は図8の再生タイミングメモリ16b
の対応関係に従って、曲名データ(例えば曲名データ
E)を選択し、それに対応する演奏データを図6の演奏
データメモリ16aから抽出して、音声処理部18へ出
力しスピーカ18cから楽音を発音させる(ステップT
304)。
【0086】なお、ステップT312において、アラー
ム設定時刻に到達していない場合(ステップT312;
No)、CPU11はその待機状態を継続する。また、
ステップT311において、「アラーム」が未選択の場
合(ステップT311;No)、再度図4の演奏データ
再生タイミング選択処理に移行する。
【0087】上述の様に、本発明に係る携帯電話10
は、鍵盤型に設けられた演奏操作部122に複数の鍵盤
キー12e〜12pが配設され、演奏入力モードではこ
れらの鍵盤キーが音高指定キーとして機能する。従っ
て、使用者は楽器の演奏と同様の操作感覚で、多様な演
奏データを容易に入力し生成できる。また、即興演奏も
可能となる。
【0088】また、設定部121には、ファンクション
釦12a,12b、カーソル釦12c,12dが配設さ
れ、再生タイミング選択モードでは、これらの釦が再生
タイミング指定キーとして機能し、指定されたタイミン
グで音声処理部18へ出力された所定の演奏データに従
って、スピーカ18cから楽音を放音する機能を有す
る。従って、使用者は所望の楽音を放音するタイミング
を好みに合わせて任意に指定できる。
【0089】このため、例えば、電話の着信時、発信
時、保留時、通話中、定刻等の諸条件に応じて、所望の
演奏データを登録することにより、放音される楽音から
携帯電話10の状態を容易且つ適確に把握できる。特
に、電話番号と着信音を対応付けて記憶すれば、着信音
から発信元を容易に識別できる。また、電話番号と発信
音を対応付けて記憶すれば、発信音から発信先を容易に
認識でき誤発信を防止できる。更に、演奏データを保留
時や通話時のBGM(Back Ground Music)として使用
することもできる。また、定刻に発音する設定とすれ
ば、携帯電話を時計のアラームとして利用することもで
きる。
【0090】以上、本発明を適用した携帯電話10,2
0の代表的な実施の形態について説明したが、以下、図
10を参照して第2の実施の形態における携帯電話10
について説明する。
【0091】〔第2の実施の形態〕次に図10を参照し
て第2の実施の形態における携帯電話10を説明する。
第1の実施の形態では、登録した演奏データを自分の携
帯電話で再生させる例を示したが、例えば、図10に示
す様に、上記演奏データを他の携帯電話へ送信する構成
としてもよい。
【0092】なお、携帯電話10の全体構造は、上記実
施の形態において詳述した携帯電話10と要部構成、及
び動作を同一とするため、同一の構成部分については同
一の符号を付し、その細部構成の図示、及び詳細な説明
は省略する。
【0093】次に、本実施の形態における動作を説明す
る。この様に構成される携帯電話10においても、上記
実施の形態における携帯電話10と同様の発音処理を実
行する。すなわち、CPU11は、各種釦から入力され
る操作信号に従った処理を実行するため、携帯電話10
の各部の動作を制御し、上述の発音処理(図4参照)、
演奏データ入力・生成処理(図5参照)、演奏データ再
生タイミング選択処理(図7参照)、演奏データ再生処
理(図9参照)、演奏データ送信処理(図10参照)等
を実行制御する。
【0094】また、CPU11は、後述する演奏データ
送信処理において、モード設定が「演奏データの送信」
であるか否かを判定し、演奏データメモリ16a内に演
奏データが登録されているか否かを判定し、演奏データ
が登録済の場合、演奏データメモリ16aに記憶済の全
演奏データの曲名を表示部15へ一覧表示させ、入力信
号に基づいて該曲名一覧の中から任意の曲名データを選
択し、携帯電話10が通信接続状態にあるか否かを判定
し、接続状態にあれば、上記曲名データに対応する演奏
データを演奏データメモリ16aから読み出して携帯電
話20へ送信する。
【0095】すなわち、図10に示す様に、CPU11
は使用者が所望する演奏データを携帯電話20へ送信す
るため、演奏データ送信処理を実行する。以下、図10
を参照して演奏データ送信処理について詳述する。
【0096】図10において、まずCPU11はモード
設定が「演奏データの送信」であるか否かを判定する
(ステップS1)。ここで、モード設定が「演奏データ
の送信」である場合(ステップS1;Yes)、CPU
11は演奏データメモリ16a内に演奏データが登録さ
れているか否かを判定する(ステップS2)。ここで、
演奏データが有れば(ステップS2;Yes)、演奏デ
ータメモリ16aに記憶されている全ての曲名データを
表示部15へ一覧表示させる(ステップS3)。
【0097】次に、CPU11は、設定部121からの
入力信号に基づいて、表示部15の曲名データ一覧の中
から所望の曲名データを選択する(ステップS4)。次
に、CPU11は携帯電話10,20が各々の通信部1
4,24を介して通信接続状態にあるか否かを判定する
(ステップS5)。ここで、接続状態にあれば(ステッ
プS5;Yes)、設定部121からの演奏データの送
信を指示する(ステップS6)入力信号に基づいて、C
PU11はステップS4で選択された曲名データに対応
する演奏データを演奏データメモリ16aから抽出する
(ステップS7)。
【0098】次に、CPU11は、入力された電話番号
に対して電話を発信し、相手先の応答を検出すると、演
奏データメモリ16aから読み出された演奏データを、
アンテナ14aを介して、基地局Bへ無線送信し(ステ
ップS8)、発音処理を終了する。
【0099】なお、ステップS2において、演奏データ
メモリ16a内に演奏データが無ければ(ステップS
2;No)、「登録曲が有りません。」等の演奏データ
が記憶されていない旨のメッセージデータを表示部15
へ表示させる(ステップS9)。そして、再度前述した
演奏データ入力・生成処理に移行する。
【0100】以上の様に、本実施の形態における携帯電
話10は、設定部121にファンクション釦12bを有
し、演奏データ送信モードにおいて該釦が演奏データ送
信キーとして機能し、鍵盤キーの押下操作によって登録
した演奏データを通信部14を介して相手先の携帯電話
へ送信する。従って、使用者が自ら作成した楽音にメッ
セージ等を添えて所望の相手に送信することが可能とな
り、例えば、相手の誕生日や記念日にお祝いのオリジナ
ル曲を贈って聞かせることができる。この様に、携帯電
話をコミュニケーションツールとして利用することがで
きる。
【0101】なお、上記実施の形態における記述内容
は、本発明に係る携帯電話の好適な一例であり、これに
限定されるものではない。例えば、図2に示した外観構
成は、携帯電話の筐体形状をギター、ピアノ、トロンボ
ーン、木管楽器等の各種楽器を模して形成してもよい。
この場合、筐体の形状に応じた音色データがプリセット
されているものとしてもよい。例えば、ギター型の携帯
電話の表面に複数のフレット釦を設け、演奏入力モード
では、該フレット釦を音高指定キーとして機能させ、演
奏データの入力が可能な構成とする。これにより、使用
者はギターの演奏と同様の操作感覚で演奏データを入力
し登録できる。従って、携帯電話は操作の種類に応じて
オリジナル且つ多様な楽音を発音できる。
【0102】また、同一の携帯電話が携帯電話10の演
奏データ登録機能と携帯電話10の演奏データ送信機能
を併有する構成とすることも勿論可能である。その他、
携帯電話の細部構成、及び詳細動作に関しても、本発明
の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であ
る。
【0103】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、自らの入
力操作に従って生成された演奏データに基づいて、所望
のタイミングで楽音を発生させることが可能となる。こ
のため、使用者は発音される楽音から容易且つ迅速に通
信装置の状態を把握でき、利便性を向上できる。また、
好みのオリジナル曲を複数登録でき通信装置を楽しく使
用できる。
【0104】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、通信装置の使用者は、従来の
音高、音長のみならず、音色、音の強弱も含めた多様な
演奏データを入力できる。
【0105】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、通信装置の使用者は、各楽器
の演奏感覚で演奏データを容易に入力できる。
【0106】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、使用者は通信装置に登録され
た各演奏データに従って、楽音を発音するタイミングを
好みに合わせて任意に指定することが可能となる。この
ため、例えば、電話の着信時、発信時、保留時、通話
中、定刻等の諸条件に応じて、所望の演奏データを選択
して登録することにより、再生される楽音から通信装置
の状態をより容易に把握できる。
【0107】請求項5記載の発明によれば、使用者は通
信装置に登録された各演奏データに従って、好みの楽音
を所望のタイミングで発音させることが可能となる。こ
のため、例えば、電話の着信音から発信元を識別した
り、発信音から発信先を確認することができる。また、
保留時、通話中に発音すれば、自作の楽音をBGMとし
て利用可能である。更に、定刻に発音すれば、時計のア
ラームとして代用できる。
【0108】請求項6記載の発明によれば、自作の演奏
データを他の通信装置へ送信することが可能となり、オ
リジナル曲を友人等に贈ることができる。このため、通
信装置を利用したコミュニケーションの円滑化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線通信システム1の概略構成図
である。
【図2】図1の携帯電話10の外観構成図である。
【図3】図1の携帯電話10の要部構成を示すブロック
図である。
【図4】図1のCPU11により実行される発音処理を
示すフローチャートである。
【図5】図1のCPU11により実行される演奏データ
入力・生成処理を示すフローチャートである。
【図6】図1の記憶部16に記憶される演奏データの格
納例を示す図である。
【図7】図1のCPU11により実行される演奏データ
再生タイミング選択処理を示すフローチャートである。
【図8】図1の記憶部16に記憶される再生タイミング
データの格納例を示す図である。
【図9】図1のCPU11により実行される演奏データ
再生処理を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態におけるCPU11により
実行される演奏データ送信処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 無線通信システム 10,20 携帯電話 10a 筐体 11 CPU 12 入力部 121 設定部 12a,12b ファンクション釦 12c,12d カーソル釦 122 演奏操作部 12e〜12p 鍵盤キー 13 RAM 13a ワークエリア 14 通信部 14a アンテナ 15 表示部 16 記憶部 16a 演奏データメモリ 161 メモリアドレス領域 162 曲名データ領域 163 音符データ領域 164 演奏データ領域 164a 音色データ領域 164b 音高データ領域 164c 音長データ領域 164d ベロシティデータ領域 16b 再生タイミングメモリ 165 メモリアドレス領域 166 再生タイミングデータ領域 167 曲名データ領域 17 音源 18 音声処理部 18a レシーバ 18b マイク 18c スピーカ 19 バス B 基地局 N 通信回線網

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽音を発音可能とする通信装置において、 演奏操作によって、楽音を構成する演奏データを生成す
    る演奏データ生成手段と、 この演奏データ生成手段により生成された前記演奏デー
    タを所定の領域に記憶する演奏データ記憶手段と、 この演奏データ記憶手段に記憶された前記演奏データの
    発音開始タイミングとして、複数の発音開始タイミング
    の中から、少なくとも1つの発音開始タイミングを選択
    して指示する発音開始タイミング指定手段と、 前記演奏データ記憶手段に記憶された前記演奏データに
    基づいて、前記発音開始タイミング指定手段により指示
    された発音開始タイミングで、楽音を生成して発音する
    楽音生成手段と、 を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】前記演奏データ生成手段が生成する演奏デ
    ータは、音色、音高、音長、ベロシティ、の各データか
    ら成ることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】前記演奏データ生成手段は、鍵盤楽器、弦
    楽器、管楽器、打楽器の内の少なくとも1つの楽器の演
    奏操作によって前記演奏データを生成することを特徴と
    する請求項1記載の通信装置。
  4. 【請求項4】前記発音開始タイミング指定手段は、前記
    演奏データの発音開始タイミングとして、発信元の電話
    の着信時、発信時、保留時、通話時、アラームの内の少
    なくとも1つの発音開始タイミングを選択して指示する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 【請求項5】楽音を発音可能とする通信装置において、 演奏操作によって、楽音を構成する演奏データを生成す
    る演奏データ生成手段と、 この演奏データ生成手段により生成された複数の演奏デ
    ータを、該演奏データに従って発音される楽音の発音開
    始タイミングと対応付けて記憶する演奏データ記憶手段
    と、 複数の発音開始タイミングの内の少なくとも1つの発音
    開始タイミングを選択し、選択された発音開始タイミン
    グに対応する特定の演奏データを、前記演奏データ記憶
    手段に記憶された複数の演奏データの中から読み出す発
    音開始タイミング指定手段と、 前記演奏データ記憶手段に記憶された前記演奏データに
    従って、前記発音開始タイミング指定手段により選択さ
    れた発音開始タイミングで、楽音を生成して発音する楽
    音生成手段と、 を備えることを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】楽音を発音可能とする通信装置において、 演奏操作によって、楽音を構成する演奏データを生成す
    る演奏データ生成手段と、 この演奏データ生成手段により生成された複数の演奏デ
    ータを、該演奏データに従って発音される楽音の発音開
    始タイミングと対応付けて記憶する演奏データ記憶手段
    と、 複数の発音開始タイミングの内の少なくとも1つの発音
    開始タイミングを選択し、選択された発音開始タイミン
    グに対応する特定の演奏データを、前記演奏データ記憶
    手段に記憶された複数の演奏データの中から読み出す発
    音開始タイミング指定手段と、 前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データに従っ
    て、前記発音開始タイミング指定手段により選択された
    発音開始タイミングで、楽音を生成して発音する楽音生
    成手段と、 前記演奏データ記憶手段に記憶された複数の演奏データ
    の中から、1または複数の演奏データを選択して外部へ
    送信する演奏データ送信手段と、を備えることを特徴と
    する通信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008064455A1 (en) * 2006-11-28 2008-06-05 Attila Paul Kozak Communication apparatus and method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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