JP2001291956A - 多層プリント配線板、及び、多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板、及び、多層プリント配線板の製造方法

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JP2001291956A
JP2001291956A JP2000103546A JP2000103546A JP2001291956A JP 2001291956 A JP2001291956 A JP 2001291956A JP 2000103546 A JP2000103546 A JP 2000103546A JP 2000103546 A JP2000103546 A JP 2000103546A JP 2001291956 A JP2001291956 A JP 2001291956A
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hole
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plating
conductor layer
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Sumio Ota
純雄 太田
Koji Nishiura
光二 西浦
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Niterra Co Ltd
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板を貫通して形成されたスルーホールと、
基板の板面側に形成された絶縁層を貫通して形成された
バイアホールとを有する多層プリント配線板において、
スルーホールの開口面を覆う蓋導体層と、バイアホール
の内面に形成されたバイアホール導体層とを確実に接続
する。 【解決手段】 多層プリント配線板2では、充填層18
の表面中央部分の凹部18aを埋め尽くすように接続ラ
ンド4が形成され、しかも接続ランド4の表面は基板1
0の板面に平行となるように平坦化されている。このた
め、絶縁層22にバイアホール26を形成する際には、
接続ランド4表面に樹脂ペーストが残存することなく、
バイアホール26を形成すべき部分の樹脂ペーストを露
光・現像により確実に除去することが可能となり、接続
ランド4とメッキバイアホール24とを確実に接続する
ことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体素子
を実装するのに用いられる多層プリント配線板に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、多層プリント配線板として
は、例えば、図8(b)に示すものが知られている。即
ち、多層プリント配線板100では、絶縁性の基板10
の両面に配線パターン12が形成され、両配線パターン
12は、基板10を貫通して形成されたメッキスルーホ
ール14(内面がメッキされたスルーホール16)によ
って互いに接続されている。そして、メッキスルーホー
ル14の内部空間には、樹脂からなる充填層18が形成
され、更に充填層18が形成された状態のメッキスルー
ホール14の開口面には、この開口面全体を覆うように
接続ランド20が形成されている。
【0003】また、メッキスルーホール14及び接続ラ
ンド20が形成された状態の基板10の両面側には、絶
縁層22が形成され、更に、絶縁層22における接続ラ
ンド20に対応する位置には、当該絶縁層22を貫通し
たメッキバイアホール24(開口面周辺及び内面がメッ
キされたバイアホール26)が形成されている。尚、こ
のメッキバイアホール24は、絶縁層22の表面に形成
される配線パターン28と、絶縁層22の裏面に位置す
る配線パターン28とを互い接続するために設けられる
ものである。
【0004】以上のように構成された多層プリント配線
板100では、絶縁層22から露出したメッキバイアホ
ール24を含む配線パターン28が、例えばLSIチッ
プ等のリードやバンプ等を接続するための接続端子とし
て使用できるようになっている。
【0005】次に、多層プリント配線板100を形成す
る手順について図2及び図8を用いて説明する。まず、
絶縁性板材の両面に金属箔が貼付されて形成された基板
10(図2(a))に対して、スルーホール16を透設
し、このスルーホール16の内面、及び、基板10の両
板面にメッキを施してメッキスルーホール14を形成す
る(図2(b))。次に、メッキスルーホール14の内
部空間に充填層18となる樹脂ペーストを充填した後、
これを適度に硬化させる(図2(c))。その際、メッ
キスルーホール14の内部空間が樹脂ペーストにて完全
に埋め尽くされるように、メッキスルーホール14の内
部空間の体積に対してやや多めの分量の樹脂ペーストを
充填する。このため、メッキスルーホール14の開口面
からは適度に樹脂ペーストが突出した状態となる。そし
て、メッキスルーホール14の開口面から突出した樹脂
ペーストの部分を取り除いて(図2(d))、更に、樹
脂ペーストを硬化させて充填層18を形成する(図2
(e))。
【0006】その後、メッキスルーホール14を形成す
るためのメッキ層の表面及び充填層18の表面に、更に
接続ランド20となるメッキを施す。そして、図8
(a)に示すように、各メッキ層を所定の形状となるよ
うにエッチングして配線パターン12を形成する。そし
て、配線パターン12が形成された状態の基板10の両
面に樹脂ペーストを塗布して絶縁層22を形成し、その
後、絶縁層22における接続ランド20に対応した位置
にバイアホール26を透設する(図8(a))。次い
で、バイアホール26の内面を含む絶縁層22の表面に
メッキを施し、更に、所定の形状となるようにエッチン
グしてメッキバイアホール24及び配線パターン28を
形成する。このようにして、多層プリント配線板100
を形成することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、充填層18
は樹脂ペーストを硬化させることにより形成されるが、
スルーホールを充填するのに用いられる樹脂ペースト
は、一般に硬化するのに伴って収縮する性質を持つ。こ
の結果、樹脂ペーストは、硬化するのに伴ってメッキス
ルーホール14の開口面側の表面中央部分が窪んでゆ
き、最終的には、表面中央部分に凹部18aを有する充
填層18が形成される。
【0008】一方、接続ランド20を形成するためのメ
ッキは、充填層18の部分では、充填層18の凹部18
aの形状に沿って形成されるため、接続ランド20自体
も、充填層18の凹部18aに対応した位置が窪んだ状
態となる。そして、絶縁層22を形成する際に塗布され
る樹脂ペーストは、接続ランド20の窪みを埋め尽くす
ように充填される。ところが、その後絶縁層22にバイ
アホール26を透設する際には、表面からある程度の深
さまでは、絶縁層22は容易に取り除くことができる、
前記した接続ランド20表面の窪みに入り込んだ樹脂ペ
ーストは取り除かれずに残ってしまうことがある(図8
(a)の状態)。
【0009】このようにメッキ層の窪みに樹脂ペースト
が残った状態では、メッキバイアホール24と接続ラン
ド20との間に樹脂ペーストを挟んだ状態で多層プリン
ト配線板が形成されるため(図8(b)の状態)、たと
えメッキバイアホール24と接続ランド20とが部分的
に接続された状態であっても、多層プリント配線板とし
ての電気的信頼性や耐久性を確保することができないお
それがある。
【0010】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、基板を貫通して形成されたスルーホールと、
基板の板面側に形成された絶縁層を貫通して形成された
バイアホールとを有する多層プリント配線板において、
スルーホールの開口面を覆う蓋導体層と、バイアホール
の内面に形成されたバイアホール導体層とを確実に接続
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段,発明の実施の形態及び発
明の効果】かかる目的を達成するためになされた請求項
1に記載の発明は、スルーホールと、該スルーホールの
内面に形成されたスルーホール導体層と、該スルーホー
ル導体層の内部空間に形成され、かつ、該スルーホール
の開口面側の表面中央部分に凹部を有する充填層と、該
スルーホールの開口面全体に形成され、該スルーホール
導体層と接続する蓋導体層とを備え、前記スルーホール
導体層及び前記蓋導体層を介して、基板の表裏面に形成
された配線パターン同士が接続される第1プリント配線
層と、前記第1プリント配線層に積層された絶縁層と、
該絶縁層の少なくとも前記蓋導体層に対応する位置に、
該絶縁層を貫通して形成されたバイアホールと、該バイ
アホールの内面に形成されたバイアホール導体層とを備
え、前記バイアホール導体層及び前記蓋導体層を介し
て、前記絶縁層の表面に形成された配線パターンが前記
第1プリント配線層の前記配線パターンに接続される第
2プリント配線層とを備えた多層プリント配線板であっ
て、前記蓋導体層は、前記充填層表面の前記凹部を埋め
尽くすように形成され、該充填層表面とは反対側の部分
が前記第1プリント配線層の板面に平行となるように平
坦化して形成されていることを特徴とする。
【0012】本発明(請求項1)の多層プリント配線板
は、第1プリント配線層及び第2プリント配線層を備え
ており、第1プリント配線層の基板の板面に形成された
配線パターンと、第2プリント配線層の絶縁層の表面に
形成された配線パターンとが、第1プリント配線層のス
ルーホールの開口面全体に形成された蓋導体層、及び、
第2プリント配線層の絶縁層に形成されたバイアホール
導体層を介して接続される。
【0013】そして、特に本発明(請求項1)では、ス
ルーホールの内部空間に形成される充填層は表面中央部
分に凹部を有し、蓋導体層はこの凹部を埋め尽くすよう
にスルーホールの開口面全体に形成される。しかも、蓋
導体層は充填層の表面とは反対側の部分が第1プリント
配線層の板面に平行となるように平坦化して形成され
る。
【0014】つまり、蓋導体層の表面は充填層の凹部の
形状を反映することなく平坦化され、絶縁層にバイアホ
ールを形成する際には、蓋導体層の表面に絶縁層の残存
物を発生させることがないよう形成することが可能とな
る。従って、本発明(請求項1)の多層プリント配線板
によれば、蓋導体層と、バイアホールの内面に形成され
るバイアホール導体層とを確実に接続することが可能と
なる。
【0015】そして、本発明(請求項1)の多層プリン
ト配線板を製造するには、請求項2に記載する方法を用
いればよい。即ち、本発明(請求項2)に記載の多層プ
リント配線板の製造方法では、絶縁性の基板を貫通して
形成した前記スルーホールの内面に、前記スルーホール
導体層となるメッキを施し、該スルーホール導体層の内
部空間に、該スルーホールの開口面から突出する程度に
まで前記充填層となる樹脂ペーストを充填し、その後、
該樹脂ペーストを半硬化状態となるまで乾燥する工程
と、前記スルーホールの開口面から突出した前記樹脂ペ
ーストの部分を研磨して削りとり、その後、該樹脂ペー
ストを乾燥することにより硬化させ、前記充填層を形成
する工程と、前記充填層を形成する工程によって前記樹
脂ペーストの硬化後に形成された該充填層の前記凹部を
埋め尽くすようにして、該スルーホールの開口面全体に
メッキを施す工程と、前記スルーホールの開口面全体に
施されたメッキ表面を、前記基板の板面に平行となるま
で研磨して削りとって平坦化して、前記蓋導体層を形成
する工程と、前記蓋導体層が形成された状態の前記基板
の表裏面に絶縁性の樹脂ペーストを塗布することによ
り、前記絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層の前記蓋
導体層に対応する位置に、該蓋導体層にまで到達するよ
うに該絶縁層を貫通して、前記バイアホールを形成する
工程と、前記バイアホールの内面にメッキを施してバイ
アホール導体層を形成する工程とを含んでいる。
【0016】つまり、充填層を形成する際には、従来と
同様に、スルーホールの開口面から突出する程度に樹脂
ペーストを充填し、樹脂ペーストを半硬化させた後に、
突出した樹脂ペーストの部分を研磨して削り取り表面を
平坦化するので、樹脂ペーストが硬化した際に収縮し
て、表面中央部分に凹部を有する状態の充填層が形成さ
れてしまう。そこで、本発明では、蓋導体層を形成する
際に、充填層の凹部を埋め尽くすようにしてメッキを施
し、メッキ表面を研磨して削り取ることにより蓋導体層
の表面を平坦化する。
【0017】このように蓋導体層を形成することによ
り、その後絶縁層を貫通してバイアホールを形成する際
には、蓋導体層上に絶縁層が残存することなく、蓋導体
層に確実に到達した状態で絶縁層にバイアホールを透設
することが可能となる。従って、本発明(請求項2)の
多層プリント配線板の製造方法によれば、蓋導体層と、
バイアホールの内面に形成されるバイアホール導体層と
を確実に接続するように多層プリント配線板を形成する
ことが可能となる。
【0018】従って、本発明(請求項1,2)によれ
ば、高い電気的信頼性や高い耐久性を備えた多層プリン
ト配線板を提供することが可能となり、しかも、高い製
造歩留まりをもって多層プリント配線板を製造すること
が可能となる。
【0019】
【実施例】以下に本発明を具体化した第1実施例及び第
2実施例を図面と共に説明する。(第1実施例)図1
は、第1実施例の多層プリント配線板の縦断面図であ
る。
【0020】尚、本実施例においては、多層プリント配
線板は、図8(b)に示した従来の多層プリント配線板
100と同様に構成されるものの、メッキスルーホール
14の開口面側に形成される接続ランド4の形状が異な
る。即ち、本実施例の多層プリント配線板2では、充填
層18の表面中央部分の凹部18aを埋め尽くすように
接続ランド4が形成され、しかも接続ランド4の表面
(接続ランド4における充填層18とは反対側の表面)
は基板10の板面に平行となるように平坦化されてい
る。尚、メッキ条件を凹部18aに優先的にメッキが析
出するように設定することにより、メッキ後にはメッキ
表面が既に平坦化した状態となるようにしてメッキを施
すことも可能である。従って、このようにすればメッキ
表面の研磨工程を省略することができる。
【0021】尚、本実施例では、メッキスルーホール1
4は請求項記載のスルーホール導電層に相当し、接続ラ
ンド4は請求項記載の蓋導体層に相当し、基板10及び
基板10に形成される配線パターン12,メッキスルー
ホール14,スルーホール16,接続ランド4全体が請
求項記載の第1プリント配線層に相当する。また、メッ
キバイアホール24は請求項記載のバイアホール導電層
に相当し、絶縁層22及び絶縁層22に形成されるメッ
キバイアホール24,バイアホール26,配線パターン
28全体が請求項記載の第2プリント配線層に相当す
る。
【0022】次に、この多層プリント配線板2を製造す
る手順を図1〜図3に基づいて説明する。まず、ビスレ
マレイミド−トリアジン樹脂製の絶縁性板材の両面に銅
箔が貼付されて形成された銅張積層板10aを基板10
として用意し(図2(a))、その銅張積層板10aに
対して、メッキスルーホール14を形成するためのスル
ーホール16を、メカニカルドリル等を用いて透設す
る。次に、いわゆるパネルメッキ(無電解及び電解銅メ
ッキ)により、スルーホール16の内面、及び、銅張積
層板10aの両板面にメッキを施し、メッキスルーホー
ル14を形成する(図2(b))。
【0023】そして、メッキスルーホール14に対応し
た複数の孔部を有するステンレス製マスク(図示略)
を、銅張積層板10aの一方の面(例えば、図2(b)
に示した銅張積層板10aの上方の面)に載置して、そ
の上から穴埋め用の樹脂ペーストをスキージ等を用いて
印刷し、メッキスルーホール14の内部空間に樹脂ペー
ストを充填する。
【0024】充填処理後にメタルマスクをはがすと、メ
ッキスルーホール14の内部空間に、一部が突出するよ
うに樹脂ペーストが充填された状態となる(図2
(c))。その後、温度120℃にて20分間加熱して
樹脂ペーストを半硬化させた上で、突出した樹脂ペース
トを含め、銅張積層板10aの両面を、ベルトサンダー
(粗研磨)を用いて研磨した後、バフ研磨(仕上げ研
磨)することで、メッキスルーホール14から突出した
樹脂ペーストを、メッキスルーホール14の開口面と一
致するように平坦化する(図2(d))。
【0025】更に、この状態の銅張積層板10aを温度
150℃で20分間加熱することで、半硬化状態の樹脂
ペーストが硬化されて、充填層18が形成される。この
とき、樹脂ペーストの硬化に伴ってこの樹脂ペースト自
身が収縮する結果、樹脂ペーストの表面中央部分が窪ん
だ状態となり、充填層18は、表面中央部分に凹部18
aが形成された状態となる。尚、凹部18aは、硬化収
縮により形成されたものの他に、樹脂ペースト充填処理
の際にボイド(空隙)が樹脂ペースト内に形成され、こ
の後の研磨工程において、このボイドが露出して形成さ
れたものも含む。
【0026】また、このような樹脂ペーストとしては、
熱硬化性樹脂に無機フィラー、硬化剤、脱泡剤等を添加
したものを用いることができる。更に、熱硬化性樹脂と
しては、いわゆるエポキシ樹脂を用いることができ、更
にそのエポキシ樹脂としては、ビスフェノール型、クレ
ゾールノボッラック型のものを用いることができる。特
に、ビスフェノール型を主体とするものとしては、ビス
フェノールA型や、ビスフェノールF型を用いることが
できる。一方、無機フィラーとしては、セラミックフィ
ラー、誘電体フィラー、金属フィラー等が挙げられる。
この内、セラミックフィラーとしては、シリカ、アルミ
ナ等を用いることができる。また、誘電体フィラーとし
ては、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ジルコ
ン酸鉛等を用いることができる。更に、金属フィラーと
しては、銅、銀、銀/銅合金等を用いることができる。
【0027】そして、硬化剤としては、無水カルボン酸
系やアミン系のものを用いることができる。特に、イミ
ダゾール系の硬化剤を用いるのが好ましい。また、脱泡
剤としては、公知の市販品を用いることができる。尚、
このような樹脂ペーストとしては、揮発減量割合が1%
以下、好ましくは、0.5%以下となる脱泡剤を用いれ
ば、硬化する際に生じる収縮の度合いを小さくすること
が可能となる。
【0028】次に、パネルメッキにより、充填層18が
形成された状態の銅張積層板10aの両板面に接続ラン
ド4となるメッキを施す(図3(a))。このとき、充
填層18の凹部18aを完全に埋め尽くすようにメッキ
を施す。ところで、メッキは、充填層18に対応する部
分が凹部18aに沿って表面が窪んだ形状を有するよう
にして施されることから、メッキ表面の窪んだ部分の最
底部が、少なくとも基板10の板面よりも外側に位置す
る程度となるように、厚みを調整してメッキを施す。
【0029】その後、この状態の銅張積層板10aの両
面を研磨することにより、接続ランド4となるメッキの
表面を、銅張積層板10a板面に平行となるように平坦
化する(図3(b))。つまり、この状態では、接続ラ
ンド4となるメッキは、充填層18の凹部18aを完全
に埋め尽くすように施され、しかも、充填層18とは反
対側のメッキ表面は平坦化されている。
【0030】そして、メッキエッチング用のフォトレジ
ストにより、所定パターンとなるように銅張積層板10
aの両板面上をマスキングし、パターンエッチングを行
う。すると、図3(c)に示すように、配線パターン1
2及び接続ランド4が形成される。その後、配線パター
ン12及び接続ランド4を含む銅張積層板10aの両板
面に、感光性を有する例えばエポキシ系の樹脂ペースト
を印刷し、所定パターンとなるように樹脂ペーストをマ
スキングして露光・現像を行う。そして、露光されなか
った箇所はその後硬化することによって絶縁層22とな
り、他方、露光された箇所は現像により取り去られる結
果、バイアホール26が形成される(図3(c))。
【0031】次に、上記パネルメッキにて、バイアホー
ル26の内面を含め、銅張積層板10aの両板面にメッ
キを施す。その後、メッキエッチング用のフォトレジス
トにより、所定パターンとなるようにメッキの表面上を
マスキングし、パターンエッチングを行う。すると、図
1に示すように、メッキバイアホール24及び配線パタ
ーン28が形成される。
【0032】以上に説明した手順にて、多層プリント配
線板2を製造することができる。そして、本実施例によ
れば、絶縁層22にバイアホール26を形成する際に
は、接続ランド4の表面が平坦化されているため、接続
ランド4表面に樹脂ペーストが残存することなく、バイ
アホール26を形成すべき部分の樹脂ペーストを露光・
現像により確実に除去することが可能となり、接続ラン
ド4とメッキバイアホール24とを確実に接続すること
が可能となる。
【0033】(第2実施例)次に、第2実施例の多層プ
リント配線板について説明する。図4は、多層プリント
配線板30の縦断面図である。本実施例の多層プリント
配線板30では、基板40の両面に配線パターン42が
形成され、両配線パターン42は、基板40を貫通して
形成されたメッキスルーホール44(内面がメッキされ
たスルーホール46)によって互いに接続されている。
また、メッキスルーホール44の内部空間には、樹脂か
らなる充填層48(以下、外側充填層48という)が形
成されている。
【0034】また、メッキスルーホール44が形成され
た状態の基板40の両面側にはビルドアップ絶縁層50
が形成され、更に、このビルドアップ絶縁層50と、メ
ッキスルーホール44内の外側充填層48を貫通するよ
うにメッキスルーホール52(内面がメッキされたスル
ーホール54)が形成されている。尚、メッキスルーホ
ール52は、基板40の厚さ方向に沿った中心軸が、同
じく基板40の厚さ方向に沿ったメッキスルーホール4
4の中心軸と一致するように形成されている。
【0035】そして、メッキスルーホール52の内部空
間には、樹脂からなる充填層56(以下、内側充填層5
6)が形成されている。内側充填層56は、メッキスル
ーホール52の開口面側の表面中央部分が窪んだ状態の
凹部56aを有している。また、内側充填層56が形成
された状態のメッキスルーホール52の開口面には、こ
の開口面全体を覆うように接続ランド55が形成されて
いる。尚、接続ランド55は、後述するメッキバイアホ
ール70と接続するために設けられるものである。
【0036】一方、ビルドアップ絶縁層50には、メッ
キバイアホール58(内面がメッキされたバイアホール
60)が形成されている。また、メッキバイアホール5
8において基板40とは反対側には接続ランド62が形
成されている。尚、接続ランド62は、メッキバイアホ
ール70と接続するために設けられるものである。そし
て、ビルドアップ絶縁層50の表面には、配線パターン
64が形成されている、この配線パターン64は、メッ
キバイアホール58によって基板40側の配線パターン
42に接続され、他方、後述するように基板40とは反
対側に形成されるメッキバイアホール70にも接続され
ている(各接続部分はいずれも図示略)。
【0037】そして、ビルドアップ絶縁層50において
基板40とは反対側にはビルドアップ絶縁層66が形成
され、このビルドアップ絶縁層66の表面には配線パタ
ーン68(図中下方)が形成されている。この配線パタ
ーン68は、ビルドアップ絶縁層66に形成されたメッ
キバイアホール70(内面がメッキされたバイアホール
70)によって、接続ランド62に接続されている。
【0038】そして、ビルドアップ絶縁層66におい
て、ビルドアップ絶縁層50とは反対側には、絶縁性の
ソルダーレジスト層74が形成され、しかもソルダーレ
ジスト層74では、ビルドアップ絶縁層66のメッキバ
イアホール70の形成部分(図中上方)や配線パターン
68の形成部分(図中下方)が開孔することによって、
メッキバイアホール70や配線パターン68の一部を外
部に露出するための露出孔76が形成されている。
【0039】以上のように構成された多層プリント配線
板30では、ソルダーレジスト層74から露出したメッ
キバイアホール70や配線パターン68が、例えばLS
Iチップ等のリードやバンプ等を接続するための接続端
子として使用できるようになっている。更に、メッキス
ルーホール44を、配線パターン42を介して接地する
ことによって、メッキスルーホール52に高周波信号を
伝送した場合に、基板40内部へ輻射を抑圧することが
でき、他の信号線路への信号妨害を防止することが可能
となる。
【0040】尚、本実施例では、メッキスルーホール5
2は請求項記載のスルーホール導電層に相当し、接続ラ
ンド55は請求項記載の蓋導体層に相当し、基板40及
び基板40に形成される配線パターン42,メッキスル
ーホール52,スルーホール54,接続ランド55全体
が請求項記載の第1プリント配線層に相当する。また、
メッキバイアホール58は請求項記載のバイアホール導
電層に相当し、ビルドアップ絶縁層50及びビルドアッ
プ絶縁層50に形成されるメッキバイアホール58,バ
イアホール60,配線パターン64全体が請求項記載の
第2プリント配線層に相当する。
【0041】次に、多層プリント配線板30を製造する
手順を図4〜図7に基づいて説明する。尚、第1実施例
の多層プリント配線板2と同様の構成部材については同
じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。まず、銅張
積層板10aを基板40として用意し(図5(a))、
その銅張積層板10aに対して、メッキスルーホール4
4を形成するためのスルーホール46を、メカニカルド
リル等を用いて透設する。次に、パネルメッキにより、
スルーホール46の内面、及び、銅張積層板10aの両
板面にメッキを施す。このようにメッキを施すことでメ
ッキスルーホール44が形成される。次に、メッキスル
ーホール44の内部空間に樹脂ペーストを印刷して充填
した後、これを硬化し、更にこの状態の銅張積層板10
aの両面を研磨することにより、メッキスルーホール4
4から突出した樹脂ペーストを取り除いて銅張積層板1
0aの両板面を平坦化する。この結果、メッキスルーホ
ール44の内部空間に外側充填層48が形成される(図
5(b))。
【0042】そして、メッキエッチング用のフォトレジ
ストにより、所定パターンとなるように銅張積層板10
aの両板面上をマスキングし、パターンエッチングを行
う。すると、図5(c)に示すように、所定形状を有す
る配線パターン42が形成される。その後、銅張積層板
10aの両板面に、樹脂からなるビルドアップ絶縁層5
0を形成する(図5(d))。
【0043】そして、炭酸ガスレーザを、その光軸が銅
張積層板10aの厚さ方向に沿ったメッキスルーホール
44の中心軸に一致させるようにして、ビルドアップ絶
縁層50の表面に照射する。すると、炭酸ガスレーザに
よって、メッキスルーホール44の前記した中心軸に沿
ってビルドアップ絶縁層50と外側充填層48とがエッ
チングされて、メッキスルーホール52を形成するため
のスルーホール54が透設される(図6(a))。尚、
スルーホール54では、図6(a)に示すように、ビル
ドアップ絶縁層50の表面付近がすり鉢状に広がった状
態に形成される。
【0044】同様にして、所定位置に上記炭酸ガスレー
ザを照射することにより、メッキバイアホール60を形
成するためのバイアホール58を形成する。次に、過マ
ンガン酸カリウム溶液を用いてビルドアップ絶縁層50
に対する上記化学的処理を施した後、上記パネルメッキ
にて、スルーホール54の内面及びバイアホール58の
内面を含め、銅張積層板10aの両板面にメッキを施
す。このようにして、メッキスルーホール52及びメッ
キバイアホール58が形成される。
【0045】そして、メッキスルーホール52に周知の
表面粗化処理を施した後、メッキスルーホール52及び
メッキバイアホール58に対応した複数の孔部を有する
ステンレス製マスク(図示略)を、銅張積層板10aの
一方の面(例えば、図6(a)に示した銅張積層板10
aの上方の面)に載置して、その上から穴埋め用の充填
樹脂をスキージ等を用いて印刷し、メッキスルーホール
52及びメッキバイアホール58の内部空間に樹脂ペー
ストを充填する。
【0046】充填処理後にメタルマスクをはがすと、メ
ッキスルーホール52及びメッキバイアホール58の内
部空間に、一部が突出するように樹脂ペーストが充填さ
れた状態となる(図6(b))。その後、温度120℃
にて20分間加熱して充填樹脂を半硬化させた上で、突
出した充填樹脂を含め、銅張積層板10aの両面を、ベ
ルトサンダー(粗研磨)を用いて研磨した後、バフ研磨
(仕上げ研磨)することで、メッキスルーホール52及
びメッキバイアホール58から突出した樹脂ペースト
を、メッキスルーホール52及びメッキバイアホール5
8の各両開口面と一致するように平坦化する(図6
(c))。
【0047】更に、この状態の銅張積層板10aを温度
150℃で20分間加熱することで、半硬化状態の充填
樹脂が硬化されて、メッキスルーホール52内に内側充
填層56が形成されると共に、メッキバイアホール58
内にも充填層が形成される。このとき、樹脂ペーストの
硬化に伴ってこの樹脂ペースト自身が収縮する結果、メ
ッキスルーホール52内に充填された樹脂ペーストの表
面中央部分が窪むようになり、内側充填層56は、表面
中央部分に凹部56aが形成された状態となる。尚、同
時にメッキバイアホール58内の充填層の表面中央部分
にも、凹部が形成されるようになる。
【0048】次に、パネルメッキにより、内側充填層5
6が形成された状態の基板40の両板面に接続ランド5
5,62となるメッキを施す(図7(a))。このと
き、内側充填層56の凹部56a(及び、メッキバイア
ホール58内の充填層の凹部)を完全に埋め尽くすよう
にメッキを施す。ところで、メッキは、内側充填層56
に対応する部分が凹部56aに沿って表面が窪んだ形状
を有するようにして施されることから、メッキ表面の窪
んだ部分の最底部が、少なくとも基板40の板面よりも
外側に位置する程度となるように、厚みを調整して施
す。
【0049】その後、この状態の基板40の両面を研磨
することにより、接続ランド55,62となるメッキの
表面を、基板40の板面に平行となるように平坦化す
る。つまり、この状態では、接続ランド55となるメッ
キは、内側充填層56の凹部56aを完全に埋め尽くす
ように施され、しかも、内側充填層56とは反対側のメ
ッキ表面は平坦化されている。尚、同時に接続ランド6
2となるメッキについても、メッキバイアホール58内
の充填層の凹部を完全に埋め尽くし、充填層表面は平坦
化された状態となる。ただし、凹部56a等に優先的に
メッキが析出するようにメッキ条件を設定することによ
り、メッキ後にはメッキ表面が既に平坦化した状態とな
るようにしてメッキを施すことも可能である。従って、
このようにすればメッキ表面の研磨工程を省略すること
ができる。また、メッキバイアホール58内に充填層を
設けず、メッキのみで凹部を充填することによって接続
ランド62を形成してもよい。
【0050】そして、メッキエッチング用のフォトレジ
ストにより、所定パターンとなるようにメッキの表面上
をマスキングし、パターンエッチングを行う。すると、
図7(b)に示すように、接続ランド55,62が形成
される。そして、上述したビルドアップ絶縁層50と同
様にして、ビルドアップ絶縁層66を形成し、更に、ビ
ルドアップ絶縁層50にバイアホール60を形成した手
順に従って、ビルドアップ絶縁層66に、メッキバイア
ホール70を形成するためのバイアホール72を形成す
る。続いて、ビルドアップ絶縁層66に対して、粗化剤
を用いて化学的処理を施し、更に、公知のセミアディテ
ィブ法により、所定形状を有する配線パターン68を形
成すると共に、メッキバイアホール70を形成する。
【0051】次に、配線パターン68及びメッキバイア
ホール70を含むビルドアップ絶縁層66の表面(即
ち、ビルドアップ絶縁層66に配線パターン68及びメ
ッキバイアホール70が形成された状態の銅張積層板1
0aの両板面)に、ソルダーレジストを印刷してソルダ
ーレジスト層74を形成する。その後、公知のフォトリ
ソグラフィ技術(露光・現像)により、露出孔76を形
成する。
【0052】以上に説明した手順にて、多層プリント配
線板30を製造することができる。そして、本実施例に
よれば、ビルドアップ絶縁層66にバイアホール72を
形成する際には、接続ランド55の表面が平坦化されて
いるため、接続ランド55表面に樹脂ペーストが残存す
ることなく、バイアホール72を形成すべき部分の樹脂
ペーストを現像またはレーザ加工により確実に除去する
ことが可能となり、接続ランド55とメッキバイアホー
ル70とを確実に接続することが可能となる。
【0053】ここで、本発明者等は、多層プリント配線
板30において、内側充填層56の凹部56aの深さ
(即ち、内側充填層56において最もメッキスルーホー
ル52の開口端側寄りの部分から、凹部56aの最底部
までの距離)や、接続ランド55の厚み(即ち、接続ラ
ンド55において凹部56aの最底部から当該接続ラン
ド55表面までの距離)について、接続ランド55及び
メッキバイアホール70の接続信頼性が最も向上する値
を求めたところ、凹部56aの深さは40μm以下、接
続ランド55の厚みは25〜30μmの範囲内であっ
た。尚、このときのメッキスルーホール52の内径は、
100μmであった。
【0054】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様を採ることができる。例えば、図1に示した
多層プリント配線板2では、メッキバイアホール24内
には何も充填されていない状態となっているが、この空
間を埋め尽くすようにメッキを施し、更にメッキ表面を
平坦化するようにしてもよい。このようなメッキバイア
ホールを形成するには、接続ランド4を形成するのと同
様にして、厚くメッキを施した後に表面を研磨するか、
或いは、バイアホール内に優先的にメッキが析出するよ
うにメッキ条件を設定することで実現可能である。
【0055】また、図4に示した多層プリント配線板3
0においても、メッキバイアホール70内には何も充填
されていない状態であるが、上記と同様にして空間を埋
め尽くすようにメッキを施し、更にメッキ表面を平坦化
するようにしてもよい。更に、多層プリント配線板30
では、メッキバイアホール58内には、メッキスルーホ
ール52内に形成される内側充填層56と同時に形成さ
れた充填層が充填されているが、接続ランド55と同様
にして、メッキバイアホール58内をメッキにて埋め尽
くすようにしてもよい。このようなメッキバイアホール
を形成するには、例えばまず、メッキスルーホール52
に樹脂ペーストを充填する際に、メッキバイアホール5
8に対応した部分に孔部が形成されていないマスクを用
いて印刷する。このようにすれば、メッキバイアホール
58内には樹脂ペーストが充填されない。次に、接続ラ
ンド55,62となるメッキを、内側充填層56の凹部
56aを埋め尽くすと共に、メッキバイアホール58内
を埋め尽くすようにして施した後、このメッキ表面を研
磨するか、或いは、メッキバイアホール58内に優先的
にメッキが析出するようにメッキ条件を設定するなどし
て平坦化すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の多層プリント配線板2の構造を示す
縦断面図である。
【図2】 実施例の多層プリント配線板2の製造工程図
である。
【図3】 実施例の多層プリント配線板2の製造工程図
である。
【図4】 実施例の多層プリント配線板30の構造を示
す縦断面図である。
【図5】 実施例の多層プリント配線板30の製造工程
図である。
【図6】 実施例の多層プリント配線板30の製造工程
図である。
【図7】 実施例の多層プリント配線板30の製造工程
図である。
【図8】 従来の多層プリント配線板100の構造を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
2,30…多層プリント配線板、4,55…接続ランド
(蓋導体層)、10,40…基板、14,52…メッキ
スルーホール(スルーホール導電層)、16,54…ス
ルーホール、18,56…充填層、18a,56a…凹
部、22,50,66,74…絶縁層、24,58,7
0…メッキバイアホール(バイアホール導電層)、2
6,60,72…バイアホール、12,28,42,6
8…配線パターン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E314 AA24 AA32 AA42 AA49 EE02 EE09 FF08 GG26 5E317 AA21 AA24 BB12 CC25 CC31 CD25 CD27 CD32 GG17 5E346 CC08 CC32 DD12 DD25 DD47 DD48 FF04 FF07 FF15 FF22 GG15 GG17 GG19 GG40 HH07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スルーホールと、該スルーホールの内面
    に形成されたスルーホール導体層と、該スルーホール導
    体層の内部空間に形成され、かつ、該スルーホールの開
    口面側の表面中央部分に凹部を有する充填層と、該スル
    ーホールの開口面全体に形成され、該スルーホール導体
    層と接続する蓋導体層とを備え、前記スルーホール導体
    層及び前記蓋導体層を介して、基板の表裏面に形成され
    た配線パターン同士が接続される第1プリント配線層
    と、 前記第1プリント配線層に積層された絶縁層と、該絶縁
    層の少なくとも前記蓋導体層に対応する位置に、該絶縁
    層を貫通して形成されたバイアホールと、該バイアホー
    ルの内面に形成されたバイアホール導体層とを備え、前
    記バイアホール導体層及び前記蓋導体層を介して、前記
    絶縁層の表面に形成された配線パターンが前記第1プリ
    ント配線層の前記配線パターンに接続される第2プリン
    ト配線層とを備えた多層プリント配線板であって、 前記蓋導体層は、 前記充填層表面の前記凹部を埋め尽くすように形成さ
    れ、該充填層表面とは反対側の部分が前記第1プリント
    配線層の板面に平行となるように平坦化して形成されて
    いることを特徴とする多層プリント配線板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多層プリント配線板を
    製造する方法であって、 絶縁性の基板を貫通して形成した前記スルーホールの内
    面に、前記スルーホール導体層となるメッキを施し、該
    スルーホール導体層の内部空間に、該スルーホールの開
    口面から突出する程度にまで前記充填層となる樹脂ペー
    ストを充填し、その後、該樹脂ペーストを半硬化状態と
    なるまで乾燥する工程と、 前記スルーホールの開口面から突出した前記樹脂ペース
    トの部分を研磨して削りとり、その後、該樹脂ペースト
    を乾燥することにより硬化させ、前記充填層を形成する
    工程と、 前記充填層を形成する工程によって前記樹脂ペーストの
    硬化後に形成された該充填層の前記凹部を埋め尽くすよ
    うにして、該スルーホールの開口面全体にメッキを施す
    工程と、 前記スルーホールの開口面全体に施されたメッキ表面
    を、前記基板の板面に平行となるまで研磨して削りとっ
    て平坦化して、前記蓋導体層を形成する工程と、 前記蓋導体層が形成された状態の前記基板の表裏面に絶
    縁性の樹脂ペーストを塗布することにより、前記絶縁層
    を形成する工程と、 前記絶縁層の前記蓋導体層に対応する位置に、該蓋導体
    層にまで到達するように該絶縁層を貫通して、前記バイ
    アホールを形成する工程と、 前記バイアホールの内面にメッキを施してバイアホール
    導体層を形成する工程とを含む多層プリント配線板の製
    造方法。
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