JP2001291358A - 記録媒体カートリッジ - Google Patents

記録媒体カートリッジ

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JP2001291358A
JP2001291358A JP2000104540A JP2000104540A JP2001291358A JP 2001291358 A JP2001291358 A JP 2001291358A JP 2000104540 A JP2000104540 A JP 2000104540A JP 2000104540 A JP2000104540 A JP 2000104540A JP 2001291358 A JP2001291358 A JP 2001291358A
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cartridge
magnetic tape
memory
recording medium
case
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JP2000104540A
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Daisuke Takahashi
大助 高橋
Shozo Omori
昭三 御守
Teruo Ashikawa
輝男 芦川
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録媒体カートリッジへの非接触式メモリ素子
の取り付けおよび該メモリ素子への情報の書き込み及び
読み込みが容易にできるようにする。 【解決手段】上ケース及び下ケースにより構成されたカ
ートリッジケース内に、記録媒体が収容された記録媒体
カートリッジであって、前記記録媒体に記録された情報
の内容や該記録媒体カートリッジの情報を記録する非接
触式メモリ素子を、前記カートリッジケースの外表面の
凹部に設けたことを特徴とする記録媒体カートリッジを
提供することにより前記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープや磁気
ディスクあるいは光学記録媒体等の記録媒体カートリッ
ジに係り、特に、そのカートリッジケースに非接触式メ
モリ素子(カートリッジメモリ(CM))を設けた記録
媒体カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ等の外部記憶装置に
用いられる記録媒体等として用いられている磁気テープ
カートリッジには、磁気テープを巻回した一対の巻取ハ
ブを収容する方式のものの他、単一のリールに磁気テー
プを巻装し、このリールをカートリッジケース内に回転
自在に収容した1リール方式のものが知られている。こ
れらの磁気テープは、コンピュータ等のデータ保存用と
して用いられ、重要な情報が記録されている。
【0003】このような磁気テープカートリッジには、
種々の情報が記録されているが、磁気テープからこの情
報を読み出すことなく、記録されている情報の内容や磁
気テープの種類等を特定するために、カートリッジケー
スにテープとは別に非接触で情報の書き込みや読み出し
ができる非接触式メモリ素子(カートリッジメモリ(C
M))を取り付けることが考えられている。このような
カートリッジメモリのカートリッジへの取り付けは、ド
ライブの設計のバリエーションを拡大することや該カー
トリッジメモリへのゴミの付着や外部からの衝撃に対す
る保護の観点から、カートリッジ内部に取り付る内蔵タ
イプとされていた。このようなカートリッジメモリは、
磁気テープ等の記録媒体以外に情報を記録できるもので
あり、非接触でICメモリに情報の書き込みや読み出し
をすることができるものである。以下説明するように、
このカートリッジメモリ自体は、無電源であり、記録再
生装置(デッキ)側のリーダやライタにより電磁誘導さ
れた誘導電流により動作し、電気信号で情報が記録され
るものである。
【0004】例えば前記1リール方式の磁気テープカー
トリッジの例が特開平11−317050号公報に開示
されている。これは、図8に示すように、外部ケーシン
グの内部にカートリッジメモリを備えたものである。図
の磁気テープカートリッジ100は、通常、記録再生装
置(デッキ、図示せず)に、矢印方向105から挿入さ
れる。この例では、カートリッジメモリは、データ送受
信アンテナ110とメモリ・デバイス115とから構成
されている。メモリ・デバイス115は、例えば従来の
メモリチップ等の、電子的に情報を取り出すことのでき
る記憶装置であり、磁気テープカートリッジ100また
はその内容に関連した情報を記憶する。
【0005】また、データ送受信アンテナ110は、デ
ッキ側内部に設けられているカートリッジメモリへのデ
ータ読み取り書き込み装置のアンテナから放出される磁
場を変換して、データ送受信アンテナ110およびメモ
リ・デバイス115に電力を供給するコイルアンテナで
ある。そして、データ送受信アンテナ110は、メモリ
・デバイス115からのデジタル・データをデッキ側の
データ読み取り書き込み装置のアンテナに送信する。デ
ータ送受信アンテナ110は、磁気テープカートリッジ
100内部の底面120と背面125の近くに取り付け
られる。図8に示す例では、データ送受信アンテナ11
0は、磁気テープカートリッジ100の底面120と背
面125の両方に対して約45°の角度で取り付けられ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のように、カートリッジメモリを磁気テープカートリ
ッジに内蔵した場合には、カートリッジメモリを磁気テ
ープカートリッジに組み込んでしまうと、その後の動作
チェックで、カートリッジメモリが不良とされた場合に
は、組み立てた磁気テープカートリッジの外部ケーシン
グを分解してカートリッジメモリを交換しなければなら
ず、必ず組み込む前にカートリッジメモリの動作確認を
しなければならないという問題がある。また、カートリ
ッジメモリは高価であるため、カートリッジメモリに問
題はなくとも、磁気テープカートリッジ自体が何らかの
理由で使用不能となった場合に、カートリッジメモリを
再利用する際に、磁気テープカートリッジをいちいち分
解してカートリッジメモリを取り出さなければならない
という問題もある。
【0007】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たものであり、磁気テープカートリッジ等の記録媒体カ
ートリッジへのカートリッジメモリの取り付けおよびカ
ートリッジメモリへの情報の書き込み及び読み込みが容
易にできるようにした記録媒体カートリッジを提供する
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、上ケース及び下ケースにより構成された
カートリッジケース内に、記録媒体が収容された記録媒
体カートリッジであって、前記記録媒体に記録された情
報の内容や該記録媒体カートリッジの情報を記録する非
接触式メモリ素子を、前記カートリッジケースの外表面
の凹部に設けたことを特徴とする記録媒体カートリッジ
を提供する。
【0009】また、前記上ケースおよび下ケースを締結
するビスを嵌入するビス穴の周囲のカートリッジケース
外表面に凹部を設け、該凹部に前記非接触式メモリ素子
を嵌め込み、締結用ビスにより、前記上下ケースの締結
に併せて前記非接触式メモリ素子を前記凹部に取り付け
るようにしたことが好ましい。
【0010】また、前記カートリッジケースの外表面
の、前記記録媒体カートリッジを記録再生装置に装填す
る際に基準面となる部分の近傍に凹部を設け、該凹部に
前記非接触式メモリ素子を取り付けるようにしたことが
好ましい。
【0011】また、前記記録媒体カートリッジがカート
リッジケース前面側の開口部を保護するためのリッドを
有している場合、該リッドの長手方向側面に凹部を設
け、該凹部に前記非接触式メモリ素子を取り付けるよう
にしたことが好ましい。
【0012】さらに、前記記録媒体カートリッジがカー
トリッジケース底面側の開口部を保護するためのスライ
ダを有している場合、該スライダ後端部に切り欠き部を
設け、前記スライダが前記カートリッジケース底面側の
開口部を開放する位置にあるときに、前記切り欠き部に
受容される、前記カートリッジケース外表面の部分に凹
部を設け、該凹部に前記非接触式メモリ素子を取り付け
るようにしたことが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る記録媒体カー
トリッジについて、添付の図面に示される好適実施形態
を基に、詳細に説明する。
【0014】以下記録媒体の例として磁気テープカート
リッジを例にとり説明するが、本発明は磁気テープカー
トリッジに限定されるものではなく、磁気テープカート
リッジ以外に、磁気ディスクや光学記録媒体等の記録媒
体カートリッジに適用することができる。
【0015】図1に、本実施形態に係る磁気テープカー
トリッジの概略構成を斜視分解図として示す。磁気テー
プカートリッジ1は主に上ハーフ10と下ハーフ12と
から成り、その間に供給側の巻取ハブ14aと巻取側の
巻取ハブ14bとの間に巻回された磁気テープ16が収
容される。上ハーフ10の前面側には、磁気テープカー
トリッジ非使用時において磁気テープ16を覆い保護す
る前蓋(リッド)18が支軸18aのまわりに回動可能
に取り付けられている。また、下ハーフ12の外側下面
には、ケース下側の解放部分をふさいで密閉性を高める
ため、スライダ20が前後方向摺動可能に取り付けられ
ている。
【0016】磁気テープカートリッジ非使用時に、巻取
ハブ14a,14bに巻回された磁気テープ16がたる
むのを防止するために、ブレーキ部材22が上ハーフ1
0に付設されている。ブレーキ部材22は、2つの制動
片22a,22bを有し、制動片22aを供給側の巻取
ハブ14aの上部に設けられた歯車15aに係合させる
とともに制動片22bを巻取側の巻取ハブ14bの上部
に設けられた歯車15bに係合させることにより、巻取
ハブ14a,14bの回転を禁止し、磁気テープ16の
たるみを防止する。ブレーキ部材22は、ブレーキばね
24によって、磁気テープカートリッジ非使用時におい
て制動片22a,22bを歯車14a,14bにそれぞ
れ係合させる位置に付勢されている。ブレーキばね24
は、上ハーフ10に設けられた突起10aに係止されて
いる。
【0017】下ハーフ12は、長方形状の底面12a
に、磁気テープカートリッジ使用時においてカートリッ
ジケース内にリール軸を挿入するためのリール軸挿入孔
12b,12bを有し、底面12aの左右両端から前方
に伸びる張出部12c,12cを有する構成となってい
る。左右の張出部12c,12cには、磁気テープ16
をガイドするための円柱状のリブ12d,12dが設け
られている。この左右の張出部12c,12cの間の空
間は、当該磁気テープカートリッジが装填されるデッキ
側にもうけられているいわゆるテープローディング装置
が進入するための空間である。
【0018】スライダ20は、下ハーフ12の底面12
aに下側から接して磁気テープカートリッジ前後方向に
摺動するが、前方に位置するときは、前記下ハーフ12
の左右の張出部12c,12cの間の空間およびリール
軸挿入孔12bをスライダ20の底面20aにより、防
塵のため塞ぐ様になっている。また、スライダ20が後
方に位置するときは、前記左右の張出部12c,12c
の間の空間を解放するとともに、スライダ20の底面2
0aに設けられた2つの孔20b,20bが前記リール
軸挿入孔12b,12bと一致するようになっている。
スライダ20は、磁気テープカートリッジがデッキに装
着されたときには、デッキ内の装置の作用により自動的
に後方に位置されるが、磁気テープカートリッジ非使用
時には、下ハーフ12に設けられた付勢手段(板ばね2
6)により前方に位置される。
【0019】下ハーフ12の底面12aの、前記左右の
張出部12c,12cの間の空間に面する側(磁気テー
プを露出する側)に垂直に、2つの割筒型のリブを連続
してハの字状に設けた壁状の部材12eが立設されてい
る。この壁状の部材12eのハの字状の湾曲部は、巻取
ハブ14a,14bに巻回された磁気テープ16が置か
れた場合に、これに沿うような形状となっている。そし
て、壁状の部材12eによって三角形状に区切られた底
面の部分12fのほぼ中央部に垂直に柱状のリブ12g
が立設されている。この柱状のリブ12gと前記壁状の
部材12eとの間に、スライダ20を前方へ付勢するた
めの板ばね26が嵌め込まれる。また、スライダ20
は、磁気テープカートリッジ非使用時には板ばね26に
よって前方の位置に固定されるよう付勢されているが、
この板ばね26の付勢力を受けるため底面20aの前方
に垂直な壁状のリブ20cが設けられている。
【0020】本発明は、従来磁気テープ等の記録媒体カ
ートリッジに内臓されていたカートリッジメモリを上ケ
ース及び下ケースを結合して構成されるカートリッジケ
ースの外側に設けることにより、前述した従来のカート
リッジメモリを内蔵した場合の問題点を解決しようとす
るものである。しかし、カートリッジケースの外側にカ
ートリッジメモリを設けた場合には、取り付ける場所や
その取り付け方法によっては、次のような問題が発生す
る虞がある。
【0021】すなわち、磁気テープカートリッジをドラ
イブやデッキ等に着脱する際に、カートリッジケース外
側に設けたカートリッジメモリが引っかかったり等する
ことにより邪魔になる虞がある。また、磁気テープカー
トリッジを持ち運ぶ際、あるいは磁気テープカートリッ
ジを操作する際に、外側に取り付けられているカートリ
ッジメモリに直接外力が加わったり等して、カートリッ
ジメモリを破損させる虞がある。
【0022】そこで、以下の実施形態では、カートリッ
ジメモリをカートリッジケースに外付けする際に発生す
るこれらの問題点を考慮し、カートリッジメモリをカー
トリッジケース外表面に取り付ける際、磁気テープカー
トリッジを記録再生装置に装填する際に、装填の妨げと
ならないよう、カートリッジケース外表面に設けられた
凹部に取り付けるようにしている。具体的には、例えば
以下の各実施形態のようにする。
【0023】まず、本発明の第一実施形態について説明
する。図2に、図1に示す上ハーフ10、下ハーフ1
2、スライダ20等を組み合わせた状態の磁気テープカ
ートリッジ1を斜め下方から見た図を示す。図2におい
ては、スライダ20は、カートリッジケース下面側の開
口部を開放する位置(カートリッジケース後方側)にあ
り、また、リッド18もカートリッジケース前面側を開
放するよう上方に開いている。スライダ20が後方にあ
るため、下ハーフ12左右前方両端の張出部12c、1
2cが露出されている。磁気テープカートリッジ1をデ
ッキに挿入する際、この張出部12c、12cに設けら
れた位置決め用ピン挿入孔30、30に図示しないデッ
キ側の位置決めピンが挿入されてデッキ内における磁気
テープカートリッジ1の位置が固定される。すなわち、
この位置決め用ピン挿入孔30、30は、磁気テープカ
ートリッジ1をデッキに装填する際の位置決め部であ
る。そして、この位置決め用ピン挿入孔30、30の周
囲の面が磁気テープカートリッジ1をデッキに装填する
際の基準面となる。
【0024】また、図3に、図2の磁気テープカートリ
ッジ1を下から見た底面図を示す。本実施形態では、図
3に示すように、下ハーフ12の左右前方両端の張出部
12c、12cのいずれか一方の、位置決め用ピン挿入
孔30の周囲の基準面となる部分の近傍32に凹部34
を設け、該凹部34にカートリッジメモリ36を取り付
けようにする。カートリッジメモリ36は、図4に示す
ように、矩形の板状部材からなり、その外周にアンテナ
36aが設けられ、内部にICチップ36bが配置され
て、全体が樹脂封止されている。アンテナ36aは、図
示しないデッキ側のカートリッジメモリ36へのデータ
読み取り書き込み装置のアンテナから放出される磁場に
よって電磁誘導された誘導電流をICチップ36bに供
給するコイルアンテナである。なお、カートリッジメモ
リ36の内の部分36cは、特に作用をしていない。
【0025】また、凹部34の深さは、少なくともカー
トリッジメモリ36の厚さ以上として、スライダ20が
カートリッジケース前方に移動してもカートリッジメモ
リ36が邪魔にならないようにするのが望ましい。この
ように、本実施形態では、磁気テープカートリッジをデ
ッキに装填する際の位置決めの基準面となる部分の近傍
に凹部を設け、その凹部にカートリッジメモリを配置す
るようにしたため、カートリッジメモリの位置精度が向
上し、カートリッジメモリへの書き込みや読み込みを確
実に行うことが可能となる。
【0026】次に、本発明の第二実施形態について説明
する。第二実施形態の磁気テープカートリッジを図5に
示す。図5は、図3と同様の底面図である。本実施形態
の磁気テープカートリッジ2のスライダ21には、後端
部に矩形状の切り欠き部21aが設けられている。そし
て、本実施形態においては、図5に示すように、スライ
ダ21が後方にある場合に矩形状の切り欠き部21aに
受容される、下ハーフ12の部分に、凹部38を設け、
該凹部38にカートリッジメモリ36を取り付けるよう
にする。
【0027】本実施形態においては、スライダ21に切
り欠き部21aを設け、また、該切り欠き部21aに対
応する下ハーフ12の部分に凹部38を設けることは、
成形金型において簡単な変更で対応できるため、現行品
にカートリッジメモリを追加して取り付けることが極め
て容易に出来るという利点がある。また、スライダ21
に切り欠き部21aを設けてあるため、スライダ21が
後方にあってもスライダ21がカートリッジメモリ36
に接触することはない。従って、カートリッジメモリ3
6を取り付けるための凹部38を設けずに、下ハーフ1
2の底面外側の、前記切り欠き部21aに受容される部
分にカートリッジメモリ36を取り付けるようにしても
よい。なお、カートリッジメモリを取り付ける際の位置
決めやカートリッジメモリの保護のためには凹部を設
け、なるべく凹んだ位置にカートリッジメモリを取り付
ける方が好ましい。
【0028】次に、本発明の第三実施形態について説明
する。図6に、本実施形態に係る磁気テープカートリッ
ジ3の斜視図を示す。本実施形態の磁気テープカートリ
ッジ3は、上ハーフ40、下ハーフ42およびカートリ
ッジ前面側を覆うリッド44から構成され、リッドの長
手方向側面44aは、ある程度の面積を有している。そ
こで、このリッド長手方向側面44aに凹部44bを設
け、該凹部44bにカートリッジメモリ36を取り付け
るようにする。
【0029】通常、リッドの長手方向側面は、金型成形
の際、スライドコアを用いて成形されるため、該スライ
ドコアを金型上で凸部を設けたものに交換する事によっ
て、簡単に前記長手方向側面にカートリッジメモリを取
り付けるべき凹部を設けることができる。従って、本実
施形態においても、現行製品をカートリッジメモリを付
加した製品に変更する事が容易である。
【0030】次に、本発明の第四実施形態について説明
する。図7は、本実施形態の磁気テープカートリッジ4
を下から見た斜視図である。図7に示すように本実施形
態の磁気テープカートリッジ4は、四角形の平面形状を
有する下ハーフ52と、該下ハーフ52と相似形を有
し、下ハーフ52の上部に重ね合わせられる上ハーフ5
0とが四隅で互いにビス54で結合されてカートリッジ
ケースを構成し、このカートリッジケース内に図示しな
い磁気テープを巻装した単一のリールが回転可能に収容
されている。
【0031】本実施形態は、図7に示すように、このカ
ートリッジケースを結合するビス54の一つのビス穴近
傍の下ハーフ52の外表面に凹部52aを設け、この凹
部52aにカートリッジメモリ36を取り付けたもので
ある。このとき、図4に示すカートリッジメモリ36の
内の部分36cを、図7に示すようにビス54で上下ハ
ーフ50、52を締結すると同時に、一緒にカートリッ
ジケースに結合することによって、カートリッジメモリ
36をカートリッジケースに取り付けるようにする。
【0032】カートリッジメモリ36の内の部分36c
は、前述したように何の動作もしておらず、このように
ビス54によって穴を開けて締結するようにしても何ら
問題はない。本実施形態においては、カートリッジメモ
リの取り付けが、通常のカートリッジ組み込み作業にお
いて、簡単に行うことができ、カートリッジメモリを取
り付けるための特別な部材や手段が不要である。
【0033】以上、詳細に説明したように、本発明の上
記各実施形態においては、いずれもカートリッジケース
外表面の凹部にカートリッジメモリを取り付けるように
したため、磁気テープカートリッジをドライブやデッキ
あるいはオートローダ等の装置に挿入する際、外付けし
たカートリッジメモリが邪魔になることはなく、また、
カートリッジ保管時に外部からのダメージをも受け難
い。また、カートリッジメモリを外付けしたことによ
り、カートリッジメモリの交換が容易であり、カートリ
ッジメモリを簡単に取り外して再利用することが可能と
なる。さらに、カートリッジメモリの取り付けをカート
リッジ組み立ての最終工程で行うことができ、カートリ
ッジメモリを組み込む前に検査する必要がなくなり、組
み立て工数を削減することができる。
【0034】以上、本発明の記録媒体カートリッジにつ
いて磁気テープカートリッジを例にとり詳細に説明した
が、本発明は、以上の例には限定されず、磁気テープカ
ートリッジの他、磁気ディスクや光学記録媒体等の記録
媒体カートリッジにも適用することができ、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行っ
てもよいのはもちろんである。
【0035】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、記
録媒体カートリッジ外表面の凹部にカートリッジメモリ
を取り付けたため、記録再生装置に記録媒体カートリッ
ジを挿入する際にもカートリッジメモリが邪魔になるこ
とはなく、記録媒体カートリッジ保管時にも外部からダ
メージを受けにくく、また、カートリッジメモリの交換
が容易であり、カートリッジメモリを簡単に取り外して
再利用することが可能となる。さらに、カートリッジメ
モリの取り付けをカートリッジ組み立ての最終工程で行
うことができ、カートリッジメモリを組み込む前に検査
する必要がなくなり、組み立て工数を削減することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る磁気テープカート
リッジの概略構成を示す斜視分解図である。
【図2】 本発明の第一実施形態の、図1の上ハーフ、
下ハーフ、スライダ等を組み合わせた状態の磁気テープ
カートリッジを斜め下方から見た斜視図である。
【図3】 図2の磁気テープカートリッジを下から見た
底面図である。
【図4】 カートリッジメモリを示す平面図である。
【図5】 本発明の第二実施形態の磁気テープカートリ
ッジを示す底面図である。
【図6】 本発明の第三実施形態の磁気テープカートリ
ッジを示す斜視図である。
【図7】 本発明の第四実施形態の磁気テープカートリ
ッジを示す下方から見た斜視図である。
【図8】 従来の磁気テープカートリッジを示す斜視図
である。
【符号の説明】
1、2、3、4 磁気テープカートリッジ 10、40、50 上ハーフ 12、42、52 下ハーフ 14a 供給側巻取ハブ 14b 巻取側巻取ハブ 15a,15b 歯車 16 磁気テープ 18、44 前蓋(リッド) 20 スライダ 22 ブレーキ部材 22a,22b 制動片 22c 水平板部 24 ブレーキばね 26 板ばね 30 位置決め用ピン挿入孔 32 基準面 34、38、44a、52a 凹部 36 カートリッジメモリ(非接触式メモリ素子) 36a アンテナ 36b ICチップ 44a リッド長手方向側面 54 ビス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上ケース及び下ケースにより構成されたカ
    ートリッジケース内に、記録媒体が収容された記録媒体
    カートリッジであって、 前記記録媒体に記録された情報の内容や該記録媒体カー
    トリッジの情報を記録する非接触式メモリ素子を、前記
    カートリッジケースの外表面の凹部に取り付けたことを
    特徴とする記録媒体カートリッジ。
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