JP2001291186A - 車両検知装置 - Google Patents

車両検知装置

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JP2001291186A
JP2001291186A JP2000102121A JP2000102121A JP2001291186A JP 2001291186 A JP2001291186 A JP 2001291186A JP 2000102121 A JP2000102121 A JP 2000102121A JP 2000102121 A JP2000102121 A JP 2000102121A JP 2001291186 A JP2001291186 A JP 2001291186A
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sensing
detection
signal
sensing signal
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JP2000102121A
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English (en)
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Kazuto Higuchi
和人 樋口
Soichi Sudo
聡一 須藤
Atsushi Kurumada
篤史 車田
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Koito Industries Ltd
Original Assignee
Koito Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2組の車両感知部を用いて、被牽引車両部を
持つ車両も1台の車両として検知し、かつコストダウン
を図る。 【解決手段】 車両感知部1,2は、車両通行路を通行
する車両をそれぞれ感知可能であるとともに各車両感知
位置が互いに車両進行方向に間隔をあけるように配置さ
れる。車両感知部1は、多数の受発光器5,7により多
数本の検出ビーム8を密に形成し、車両の車両部及び牽
引連結部を感知し得る。車両感知部2は、少数の受発光
器12,14により少数本の検出ビーム15を粗に形成
し、車両の車両部を感知し得るが牽引連結部を感知し得
ない場合がある。検知処理部3は、車両感知部1,2か
らの感知信号A,Bに基づいて、牽引連結部を介して連
結された複数の車両部を有する車両を1台の車両として
示す車両検知信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば有料道料金
所ゲートなどにおいて通過する車両を検知する車両検知
装置に関し、特に、被牽引車両部(付随車)を持つ車両
であっても1台の車両として検知することができる車両
検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両通行路を通過する車両検
知装置として、特開平10−326399号公報の図1
に開示された車両検知装置や、特開平11−53594
号公報の図5に開示された車両検知装置が知られてい
る。
【0003】これらの従来の車両検知装置は、同一に構
成されて同一の車両感知能力を有する2組の車両感知部
を有している。各車両感知部は、車両感知位置が互いに
車両進行方向に間隔をあけるように配置されている。各
車両感知部は、発光器及び受光器をそれぞれ所定数用い
て車両通行路を横切る平面内に複数本の検出光線を形成
し、少なくとも1本の検出光線が遮断されることによ
り、感知信号を出力する。
【0004】このような車両検知装置では、通常、一方
の車両感知部からの感知信号及び他方の車両感知部から
の感知信号が両方出力されているときに車両検知信号を
出力している。すなわち、2組の車両感知部からの感知
信号のアンドをとった信号を車両検知信号としている。
そして、前述したような車両検知装置では、2組の車両
感知部を備えていることによって、各車両感知部からの
感知信号の順序から車両の進行方向を判別したり、人や
鳥などが検出光線を遮断することにより生ずる誤検知の
低減を図ったりすることができる。
【0005】ところで、近年、例えば、普通小型乗用車
の後部に牽引棒等の牽引連結部を介して小型ボート等の
積載物を積載した被牽引車両部(付随車)を連結した車
両などの、被牽引車両部を持つ車両が増えてきている。
このような場合、有料道路等における料金徴収などに際
して、牽引車両部である普通小型乗用車、牽引連結部及
び被牽引車両部(付随車)は、全体として1台の車両と
して取り扱われる場合がある。したがって、車両検知装
置は、被牽引車両部を持つ車両であっても1台の車両で
あることを示す車両検知信号(すなわち、牽引連結部に
相当する箇所でいわゆる検知割れがなく連続した車両検
知信号)を出力できるように構成することが要請される
場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、普通小型乗
用車の後部に設けられる牽引棒等の牽引連結部は、直径
数cm程度と非常に細い。したがって、前記従来の車両
検知装置を用いて、被牽引車両部を持たない車両のみな
らず被牽引車両部を持つ車両も1台の車両として検知し
ようとすると、2組の車両感知部からの感知信号のアン
ドをとった信号を車両検知信号としており2組の車両感
知部は同じ感知能力を有するものを用いることが技術常
識となっていることから、必然的に2組の車両感知部の
両方とも細い牽引連結部を感知し得る程度の高感知能力
を持たせることになる。その結果、2組の車両感知器の
両方において、発光器及び受光器の数を増やして、検出
光線の数を増大させて検出光線の分布密度を高め、牽引
連結部が常にいずれかの検出光線を遮断するようにする
ことになる。
【0007】このように、2組の車両感知部を有する前
記従来の車両検知装置を用いて、被牽引車両部を持つ車
両も1台の車両として検知する場合には、発光器及び受
光器の数が著しく増大し、コストアップを免れなかっ
た。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、2組の車両感知部を備えていることを前提と
した上で、被牽引車両部を持たない車両のみならず被牽
引車両部を持つ車両も1台の車両として検知することが
できるにもかかわらず、コストダウンを図ることができ
る車両検知装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、研究の結
果、各車両感知位置が互いに車両進行方向に間隔をあけ
るように配置された2組の車両感知部の感知能力は同じ
にすべきであるという車両検知装置の分野における技術
常識に反して、被牽引車両部を持つ車両も1台の車両と
して検知しようとする場合、一方の車両感知部の感知能
力が車両部及び牽引連結部の両方を実質的に感知し得る
程度高ければ、他方の車両感知部の感知能力が車両部を
実質的に感知可能であるが牽引連結部を実質的に感知し
得ない場合があるような程度に低くても、2組の車両感
知部からの感知信号を処理することによって、2組の車
両感知部の感知能力が両方とも高い場合と同等の車両検
知信号を得ることができることを、見出した。
【0010】本発明は、本発明者によるこのような新た
な知見に基づいてなされたものである。
【0011】すなわち、本発明の第1の態様による車両
検知装置は、車両通行路を通行する車両をそれぞれ感知
可能であるとともに各車両感知位置が互いに車両進行方
向に間隔をあけるように配置された第1及び第2の車両
感知手段と、前記第1の車両感知手段からの第1の感知
信号及び第2の車両感知手段からの第2の感知信号に基
づいて、牽引連結部を介して連結された複数の車両部を
有する車両を1台の車両として示す車両検知信号を出力
する検知処理手段とを備えた車両検知装置において、前
記第1の車両感知手段は、前記車両部及び前記牽引連結
部の両方を実質的に感知し得る高感知能力を有し、前記
第2の車両感知手段は、前記車両部を実質的に感知可能
であるが前記牽引連結部を実質的に感知し得ない場合が
ある低感知能力を有するものである。
【0012】この第1の態様によれば、各車両感知位置
が互いに車両進行方向に間隔をあけるように配置された
第1及び第2の車両感知手段を備えているので、各車両
感知手段からの感知信号の順序から車両の進行方向を判
別したり、人や鳥などによる誤検知の低減を図ったりす
ることができる。
【0013】そして、前記第1の態様によれば、第1の
車両感知手段が高感知能力を有するのに対し第2の車両
感知手段が低感知能力を有するが、前述した知見に従
い、第1及び第2の車両感知手段が高感知能力を有する
場合と同等の車両検知信号を得ることができ、被牽引車
両部を持つ車両であっても1台の車両であることを示す
車両検知信号を得ることができる。さらに、前記第1の
態様によれば、第2の車両感知手段が低感知能力を有す
るので、第2の車両感知手段が高感知能力を有する場合
に比べて、第2の車両感知手段の構成が簡単となり安価
になる。このため、前記第1の態様によれば、前述した
従来の車両検知装置に比べて、コストダウンを図ること
ができる。
【0014】本発明の第2の態様による車両検知装置
は、前記第1の態様において、前記第1及び第2の感知
信号に基づいて、検知した車両の進行方向を判別する判
別信号を出力する判別手段を備えたものである。
【0015】この第2の態様のように判別手段を備えて
いることが好ましいが、前記第1の態様では必ずしも判
別手段を備えている必要はない。
【0016】本発明の第3の態様による車両検知装置
は、前記第1又は第2の態様において、前記第1の車両
感知手段は、ビーム発生器及びビーム検出器をそれぞれ
所定数含み、前記車両通行路を横切る第1の面内に位置
する複数本の検出ビームを形成し、該複数本の検出ビー
ムのうちの少なくとも1本の検出ビームが遮断されるこ
とにより、前記第1の感知信号を出力するものである。
【0017】この第3の態様は第1の車両感知手段とし
てビーム型のものを採用した例であるが、他の方式の車
両感知手段を採用してもよい。なお、前記ビームとして
は、赤外線ビームや超音波ビーム等を挙げることができ
る。また、前記第3の態様では、第1の車両感知手段
は、前記ビーム発生器と前記ビーム検出器とを車両通行
路を挟んで反対側に配置したいわゆる透過型として構成
してもよいし、前記ビーム発生器と前記ビーム検出器と
を車両通行路に対して同じ側に配置して他方側にビーム
反射器を配置したいわゆる反射型として構成してもよ
い。これらの点は、後述する第4の態様についても同様
である。
【0018】本発明の第4の態様による車両検知装置
は、前記第1乃至第3のいずれかの態様において、前記
第2の車両感知手段は、ビーム発生器及びビーム検出器
をそれぞれ所定数含み、前記車両通行路を横切る第2の
面内に位置する1本以上の検出ビームを形成し、該1本
以上の検出ビームのうちの少なくとも1本の検出ビーム
が遮断されることにより、前記第2の感知信号を出力す
るものである。
【0019】本発明の第5の態様による車両検知装置
は、前記第1乃至第4のいずれかの態様において、前記
検知処理手段は、前記第1及び第2の感知信号のうちの
一方の感知信号の立ち上がりから他方の感知信号の立ち
上がりまでの時間が規定時間内である場合に、当該他方
の感知信号の立ち上がりから前記車両検知信号の出力を
開始させ、前記第1の感知信号が立ち下がったとき、あ
るいは、前記第1及び第2の感知信号が立ち上がってい
る場合において、前記第2の感知信号が立ち下がってか
ら前記第2の感知信号が立ち下がったままの状態で保持
時間を経過したときに、前記車両検知信号の出力を終了
させるものである。
【0020】この第5の態様は、検知処理手段の例を挙
げたものであるが、前記第1乃至第4では検知処理手段
はこの例に限定されるものではない。前記第5の態様で
は、一方の感知信号の立ち上がりから他方の感知信号の
立ち上がりまでの時間が規定時間内である場合に車両検
知信号の出力を開始するので、一方の感知信号の立ち上
がりから他方の感知信号の立ち上がりまでの時間が規定
時間より長い場合には、車両検知信号が出力されない。
したがって、人や鳥などが一方の車両感知手段のみによ
り感知されても車両検知とされないので、人や鳥などに
よる誤検知が低減される。
【0021】なお、本明細書では、感知信号の出力開始
時を感知信号の立ち上がりといい、感知信号が出力され
ていることを感知信号が立ち上がっているといい、感知
信号の出力終了時を感知信号の立ち下がりといい、感知
信号が出力されていないことを感知信号が立ち下がって
いるという。
【0022】本発明の第6の態様による車両検知装置
は、前記第5の態様において、前記検知処理手段は、前
記一方の感知信号の立ち上がりから前記他方の感知信号
の立ち上がりまでの時間に応じて、前記保持時間を決定
するものである。
【0023】第2の車両感知手段が低感知能力を有する
ことにより第2の感知信号には牽引連結部に応じていわ
ゆる感知割れが生ずるが、前記保持時間は、この第2の
感知信号による感知割れの影響が車両検知信号に現れな
いようにするためのものである。第2の感知信号による
感知割れの時間は車速に依存するので、この第6の態様
のように、一方の感知信号の立ち上がりから前記他方の
感知信号の立ち上がりまでの時間に応じて、ひいては車
速に応じて、保持時間を定めることが好ましい。もっと
も、前記保持時間は、適切に定めておけば、常に一定の
時間としてもよい。
【0024】本発明の第7の態様による車両検知装置
は、前記第1乃至第4のいずれかの態様において、前記
検知処理手段は、前記第1及び第2の感知信号のうちの
一方の感知信号の立ち上がりから他方の感知信号の立ち
上がりまでの時間が規定時間内である場合に、当該他方
の感知信号の立ち上がりから前記車両検知信号の出力を
開始させ、前記第1の感知信号が立ち下がったときに、
前記車両検知信号の出力を終了させるものである。
【0025】この第7の態様は、検知処理手段の他の例
を挙げたものであり、保持時間を利用しない例である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車両検知装置
について、図面を参照して説明する。
【0027】[第1の実施の形態]
【0028】図1は、本発明の第1の実施の形態による
車両検知装置を示す概略ブロック図である。図2は、図
1中の受光器及び発光器の配置状況を示す斜視図であ
る。図3は、図2中のX−X矢視図である。なお、図2
では、車両20を省略して示している。
【0029】本実施の形態による車両検知装置は、車両
通行路50を通行する車両20をそれぞれ感知可能であ
るとともに各車両感知位置が互いに車両進行方向に間隔
をあけるように配置された車両感知部1,2と、車両感
知部1からの感知信号A及び車両感知部2からの感知信
号Bに基づいて、牽引連結部21を介して連結された複
数の車両部22,23を有する車両20を1台の車両と
して示す車両検知信号を出力する検知処理部3とを備え
ている。図3に示す例では、牽引車両部である車両部2
2は普通小型自動車であり、車両部23は積載物を積載
する被牽引車両部となっている。
【0030】車両感知部1は、図1乃至図3に示すよう
に、車両通行路50の一方の側に立設された支柱状の筐
体4に上下方向に所定ピッチで設けられた複数のn個の
ビーム発生器としての赤外光発光器5−1,5−2・・
・5−nと、車両通行路50の他方の側に立設された支
柱状の筐体6に上下方向に所定ピッチで設けられたn個
のビーム受光器としての赤外光受光器7−1,7−2・
・・7−nとを備えており、いわゆる透過型の光線型の
車両感知器として構成されている。発光器5−1・・・
5−nと受光器7−1・・・7−nとは、それぞれ同一
高さにおいて互いに対向している。各発光器5−1・・
・5−nから発せられた赤外光は、対向する受光器7−
1・・・7−nのみに受光され、対向しない受光器7−
1・・・7−nには受光されないようになっている。こ
れにより、図2に示すように、車両通行路50を横切る
第1の面(車両感知位置に相当)内において、上下方向
に所定ピッチで並んだn本の赤外光による検出ビーム8
が形成される。発光器5−1・・・5−n及び受光器7
−1・・・7−nの個数n及びピッチは、車両20の車
両部22,23及び牽引連結部21を感知し得る高感知
能力が得られるように、定められている。すなわち、検
出ビーム8の本数及びピッチは、車両部22,23及び
牽引連結部21のいずれが前記第1の面内を通過して
も、n本の検出ビーム8のうちの少なくとも1本の検出
ビーム8が実質的に確実に遮断されるように、定められ
ている。なお、図1乃至図3では、図面表記の便宜上、
発光器5−1・・・5−n及び受光器7−1・・・7−
nの個数n及びピッチは、正確には表していない。
【0031】また、車両感知部1は、図1に示すよう
に、発光器5−1・・・5−nを点灯駆動する駆動部9
と、受光器7−1・・・7−nからの検出信号を処理し
て、n本の検出ビーム8のうちの少なくとも1本の検出
ビームが遮断されることにより車両検知信号Aを出力す
る信号処理部10と、を備えている。なお、受光器7−
1・・・7−nが外部からのノイズ光を受光して誤検知
しないように、駆動部9は発光器5−1・・・5−nが
変調光を発するように発光器5−1・・・5−nを駆動
するとともに、信号処理部10は変調光による信号のみ
を受光器7−1・・・7−nからの検出信号として受け
付けるように構成されていることが好ましい。この点
は、後述する車両感知部2についても、同様である。
【0032】車両感知部2は、図1乃至図3に示すよう
に、車両通行路50の一方の側に立設された支柱状の筐
体11に上下方向に間隔をあけて設けられた2個のビー
ム発生器としての赤外光発光器12−1,12−2と、
車両通行路50の他方の側に立設された支柱状の筐体1
3に上下方向に間隔をあけて設けられた2個のビーム受
光器としての赤外光受光器14−1,14−2とを備え
ており、いわゆる透過型の光線型の車両感知器として構
成されている。発光器12−1,12−2と受光器14
−1,14−2とは、それぞれ同一高さ(異なる高さで
も可)において互いに対向している。各発光器12−
1,12−2から発せられた赤外光は、対向する受光器
14−1,14−2のみに受光され、対向しない受光器
14−1,14−2には受光されないようになってい
る。これにより、図2に示すように、車両通行路50を
横切る第2の面(車両感知位置に相当)内において、上
下方向に並んだ2本の赤外光による検出ビーム15が形
成される。本実施の形態では、検出ビーム15が形成さ
れる第2の面が、検出ビーム8が形成される第1の面に
対して、車両が前進する場合の車両進行方向後側に間隔
をあけて位置しているが、逆に配置してもよい。前記第
1及び第2の面を車両進行方向に対して逆に配置する場
合には、その配置に応じた信号処理により、車両の進行
方向の判別を行えばよい。本実施の形態では、発光器1
2−1,12−2及び受光器14−1,14−2の個数
はそれぞれ2個とされてその間隔が適切に定められるこ
とによって、車両部22,23を感知可能であるが牽引
連結部21を感知し得ない場合がある低感知能力が得ら
れるようになっている。すなわち、本実施の形態では、
検出ビーム15の本数が2本とされその間隔が適切に定
められることによって、車両部22,23のいずれが前
記第2の面内を通過しても、2本の検出ビーム15のう
ちの少なくとも1本の検出ビーム15が実質的に確実に
遮断される一方、牽引連結部21が前記第2の面内を通
過しても2本の検出ビーム15のいずれもが遮断されな
い場合がある。なお、検出ビーム15の数は、車両部2
2,23を感知可能であるが牽引連結部21を感知し得
ない場合がある低感知能力が得られれば、特に限定され
るものではなく、1本以上であってもよい。ただし、車
両感知部2が車両感知部1より低い感知能力を有する結
果、必然的に、検出ビーム15の数は検出ビーム8の数
より少なくなる。
【0033】なお、筐体4,11を一体化して、同じ筐
体内に発光器5−1・・・5−n及び発光器12−1,
12−2を設けてもよいことは、言うまでもない。同様
に、筐体6,13を一体化して、同じ筐体内に受光器7
−1・・・7−n及び受光器14−1,14−2を設け
てもよい。
【0034】また、車両感知部2は、図1に示すよう
に、発光器12−1,12−2を点灯駆動する駆動部1
6と、受光器14−1,14−2からの検出信号を処理
して、2本の検出ビーム15のうちの少なくとも1本の
検出ビームが遮断されることにより車両検知信号Bを出
力する信号処理部17と、を備えている。
【0035】ここで、図3に示す車両20が前進して前
記第1の面(車両感知部1の車両感知位置)及び前記第
2の面(車両感知部1の車両感知位置)を順次通過する
場合に、車両感知部1,2からそれぞれ得られる感知信
号A,Bの例を、図4(a)(b)にそれぞれ示す。
【0036】この例では、図4(a)(b)に示すよう
に、車両部22の先端が第1の面に達した時点t1でい
ずれかの検出ビーム8が遮断されて感知信号Aが立ち上
がり、車両部22の先端が第2の面に達した時点t2で
いずれかの検出ビーム15が遮断されて感知信号Bが立
ち上がる。その後牽引連結部21が第1の面を通過して
も、牽引連結部21によりいずれかの検出ビーム8が遮
断された状態が続くのので、感知信号Aは立ち上がった
状態を継続する。次に、牽引連結部21の前端が第2の
面に達した時点(車両部22の後端が第2の面を通過し
た直後の時点)t3で、いずれの検出ビーム15も遮断
されなくなって感知信号Bが立ち下がる。次いで、車両
部23の前端が第2の面に達した時点(牽引連結部21
の後端が第2の面を通過した直後の時点)t4で、いず
れかの検出ビーム15が遮断されて感知信号Bが立ち上
がる。その後、車両部23の後端が第1の面を通過した
直後の時点t5で感知信号が立ち下がり、車両部23の
後端が第2の面を通過した直後の時点t6で感知信号が
立ち下がる。
【0037】このように、車両感知部1の感知能力は高
いので、感知信号Aは時点t1から時点t5までの期間
中立ち上がっており、感知信号Aには牽引連結部21に
よる感知割れは生じない。一方、車両感知部2の感知能
力は低いので、感知信号Bは時点t2から時点t6まで
の期間中において時点t3から時点t4まで立ち下がっ
ており、感知信号Bには牽引連結部21による感知割れ
が生じている。
【0038】再び図1を参照すると、検知処理部3は、
例えばマイクロコンピュータ等を用いて構成されてい
る。ここで、図1中の検知処理部3の動作の一例につい
て、図5及び図6を参照して説明する。図5及び図6
は、検知処理部3の動作の一例を示すフローチャートで
ある。図5及び図6において、感知信号が立ち上がって
いる状態を「H」、感知信号が立ち下がっている状態を
「L」として示している。
【0039】検知処理部3は、動作を開始すると、ま
ず、前進フラグ及び後退フラグを0にリセットする(ス
テップS1)。これらのフラグは検知した車両20の進
行方向を判別した結果を示すためのもので、前進フラグ
が1であれば進行方向が前進であることを示し、後進フ
ラグが1であれば進行方向が後退であることを示すもの
とする。
【0040】次に、検知処理部3は、感知信号Aが立ち
上がったか否かを判定し(ステップS2)、感知信号A
が立ち上がればステップS3へ移行し、感知信号Aが立
ち上がらなければステップS9へ移行する。
【0041】ステップS3において、検知処理部3は、
前進フラグを1にセットし(ステップS3)、計時を開
始し(ステップS4)、ステップS4で計時を開始して
からの経過時間が所定の規定時間を経過したか否かを判
定する(ステップS5)。この規定時間は、車両20が
前記第1及び第2の面間を通過する際に要する最大の時
間程度に定められ、人や鳥などの車両以外のものが一方
の車両感知部により感知された場合にリセットを行うた
めの時間である。
【0042】ステップS5で規定時間を経過したと判定
されると、ステップS1へ戻る。一方、ステップS5で
規定時間を経過していないと判定されると、検知処理部
3は、感知信号Bが立ち上がったか否かを判定し(ステ
ップS6)、感知信号Bが立ち上がらなければステップ
S5へ戻り、感知信号Bが立ち上がればステップS25
へ移行する。
【0043】ステップS6における感知信号Bの立ち上
げが車両20によるものである場合には、ステップS2
5における判定時に感知信号Aは立ち上がっているはず
であるが、ステップS6における感知信号Bの立ち上げ
が人や鳥などである場合には、ステップS25における
判定時に感知信号Aは立ち上がっていない場合がある。
そこで、本実施の形態では、人や鳥などによる誤検知を
一層低減するべく、ステップS25において、検知処理
部3は、感知信号Aが立ち上がっているか否かを判定
し、感知信号Aが立ち上がっていなければステップS1
へ戻り、感知信号Aが立ち上がっていれば、ステップS
4で開始した計時を終了し、その時点までの経過時間を
感知信号A,Bの立ち上がり間の時間差Δt(図4も参
照)として決定し(ステップS7)、ステップS8へ移
行する。もっとも、ステップS25を取り除き、ステッ
プS6でYESの場合は直ちにステップS7へ移行して
もよい。
【0044】ステップS2で感知信号Aが立ち上がらな
かったと判定されると、検知処理部3は、感知信号Bが
立ち上がったか否かを判定し(ステップS9)、感知信
号Bが立ち上がればステップS10へ移行し、感知信号
Bが立ち上がらなければステップS2へ戻る。
【0045】ステップS10において、検知処理部3
は、後進フラグを1にセットする。その後、検知処理部
3は、計時を開始し(ステップS11)、ステップS1
1で計時を開始してからの経過時間が所定の規定時間を
経過したか否かを判定する(ステップS12)。この規
定時間は、ステップS5の規定時間と同じである。
【0046】ステップS12で規定時間を経過したと判
定されると、ステップS1へ戻る。一方、ステップS1
2で経過していないと判定されると、検知処理部3は、
感知信号Aが立ち上がったか否かを判定し(ステップS
13)、感知信号Aが立ち上がらなければステップS1
2へ戻り、感知信号Aが立ち上がればステップS26へ
移行する。
【0047】ステップS13における感知信号Aの立ち
上げが車両20によるものである場合には、ステップS
26における判定時に感知信号Bは立ち上がっているは
ずであるが、ステップS13における感知信号Aの立ち
上げが人や鳥などである場合には、ステップS26にお
ける判定時に感知信号Bは立ち上がっていない場合があ
る。そこで、本実施の形態では、人や鳥などによる誤検
知を一層低減するべく、ステップS26において、検知
処理部3は、感知信号Bが立ち上がっているか否かを判
定し、感知信号Bが立ち上がっていなければステップS
1へ戻り、感知信号Bが立ち上がっていれば、ステップ
S11で開始した計時を終了し、その時点までの経過時
間を感知信号A,Bの立ち上がり間の時間差Δt(図4
も参照)として決定し(ステップS14)、ステップS
8へ移行する。もっとも、ステップS26を取り除き、
ステップS13でYESの場合は直ちにステップS14
へ移行してもよい。
【0048】ステップS8において、検知処理部3は、
車両感知信号の出力を開始するとともに、車両20の進
行方向を示す方向判別信号を出力する。この方向判別信
号としては、その時点において前進フラグ及び後退フラ
グのうち1になっているフラグに従って、前進を示す信
号又は後退を示す信号を出力する。ステップS8で出力
が開始された車両検知信号及び方向判別信号は、後述す
るステップS23まで出力が継続される。
【0049】次に、検知処理部3は、ステップS7又は
S14で決定された最新の時間差Δtに基づいて保持時
間Tを決定する(ステップS16)。保持時間Tは、牽
引連結部21が第2の面を通過している通過時間(図4
(b)中の時点t3から時点t4までの時間に相当)よ
り長くなるように、かつ、あまり長すぎることのないよ
うに決定される。前記通過時間は時間差Δtに依存せず
に一定に定めておいてもよいが、本実施の形態では、時
間差Δtが長くなるほど(すなわち、車速が遅いほど)
保持時間Tは長くなるように決定される。保持時間T
は、例えば、時間差Δtに所定係数を乗算して求めた
り、あるいは、各時間差Δtに対応して決めた保持時間
Tのテーブルをルックアップしたりすることによって、
決定することができる。
【0050】その後、検知処理部3は、感知信号Aが立
ち下がっているか否かを判定し(ステップS17)、感
知信号Aが立ち下がっていればステップS23へ移行
し、感知信号Aが立ち下がっていなければステップS1
8へ移行する。
【0051】ステップS18において、検知処理部3
は、感知信号Bが立ち下がっているか否かを判定する。
感知信号Bが立ち下がっていなければステップS17へ
戻り、感知信号Bが立ち下がっていれば、検知処理部3
は、計時を開始し(ステップS19)、感知信号Bが立
ち下がっているか否かを判定する(ステップS20)。
【0052】ステップS20で感知信号Bが立ち下がっ
ていないと判定されるとステップS17へ戻り、ステッ
プS20で感知信号Bが立ち下がっていると判定される
と、検知処理部3は、ステップS19で開始してからの
経過時間がステップS16で決定した最新の保持時間T
を経過したか否かを判定する(ステップS21)。
【0053】ステップS21で保持時間Tを経過したと
判定されるとステップS23へ移行し、ステップS21
で保持時間を経過していないと判定されると、検知処理
部3は、感知信号Aが立ち下がっているか否かを判定す
る(ステップS22)。ステップS22で感知信号Aが
立ち下がっていると判定されるとステップS23へ移行
し、ステップS22で感知信号Aが立ち下がっていない
と判定されるとステップS20へ戻る。
【0054】ステップS23において、検知処理部3
は、ステップS8で開始した車両検知信号及び方向判別
信号の出力を終了し、ステップS1へ戻る。
【0055】以上の動作により、例えば、感知信号A,
Bが図4(a)(b)に示すものである場合、図4
(c)に示す車両検知信号が検知処理部3から出力され
る。図4からわかるように、前述したように感知信号B
には牽引連結部21による感知割れが生じているが、車
両検知信号には牽引連結部21による感知割れが生じて
おらず、車両検知信号が、車両部22,23及び牽引連
結部21を有する車両20を1台の車両として示してい
ることがわかる。これに対し、従来の車両検知装置と同
様に、図4(a)(b)に示す感知信号A,Bのアンド
をとった信号を車両検知信号とすれば、車両検知信号に
は牽引連結部21による感知割れが生じ、当該車両検知
信号は、車両部22,23及び牽引連結部21を有する
車両20を2台の車両として示すこととなってしまう。
なお、前述した動作により、被牽引車両部23及び牽引
連結部21を持たない車両であっても、1台の車両とし
て示す車両検知信号が出力されることは、言うまでもな
い。
【0056】以上説明した本実施の形態による車両検知
装置では、車両感知部2は低感知能力を有しているの
で、従来の車両検知装置と同様に車両感知部2を車両感
知部1と同じく高感知能力を有するように構成する場合
に比べて、車両感知部2の発光器及び発光器の数を大幅
に減って構成が簡単となり、大幅にコストダウンを図る
ことができる。
【0057】[第2の実施の形態]
【0058】図7は、本実施の形態の第2の実施の形態
による車両検知装置における検知処理部3の動作の一例
を示すフローチャートである。図7において、図5及び
図6中のステップと同一又は対応するステップには同一
符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0059】本実施の形態が前述した第1の実施の形態
と異なる所は、検知処理部3の動作のみである。本実施
の形態では、図7に示すように、図5及び図6中のステ
ップS7,S14,S16,S17〜S22が取り除か
れ、ステップS6でYESの場合及びステップS13で
YESの場合にステップS8に移行し、ステップS8の
後にステップS17へ移行し、ステップS17でNOの
場合にはステップS17でYESになるまで待ち、ステ
ップS17でYESの場合にはステップS23へ移行す
る。
【0060】本実施の形態によれば、保持時間Tは用い
られていないものの、常に感知信号Aの立ち下がりで車
両検知信号の出力を終了させているので、前記第1の実
施の形態と同様に、車両検知信号には牽引連結部21に
よる感知割れが生じることがなく、車両部22,23及
び牽引連結部21を有する車両20を1台の車両として
示す車両検知信号が出力される。本実施の形態によって
も、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。
【0061】[第3の実施の形態]
【0062】図8は、本発明の第3の実施の形態による
車両検知装置を示す概略ブロック図である。図8におい
て、図1中の要素と同一又は対応する要素には同一符号
を付し、その重複する説明は省略する。
【0063】本実施の形態が前記第1の実施の形態と異
なる所は、車両感知部1,2において、検出ビーム8,
15の形成方法が異なる点と、それに伴って、発光制御
部18,19が追加されるとともに、駆動部9,16及
び信号処理部10,17の動作が変更されている点のみ
である。
【0064】前記第1の実施の形態では、1つの発光器
5−1・・・5−nから発せられた赤外光は、対向する
1つの受光器7−1・・・7−nのみに受光され、対向
しない受光器7−1・・・7−nには受光されないよう
になっているのに対し、本実施の形態では、1つの発光
器5−1・・・5−n’から発せられた赤外光は、発光
拡がり角が大きく、複数の受光器7−1・・・7−n’
に受光されるようになっている。例えば、本実施の形態
では、発光器5−2から発せられた赤外光は、対向する
受光器7−2のみならずその上下の受光器7−1,7−
2にも受光されるようになっている。このため、検出ビ
ーム8は図8に示すように形成され、車両感知部1の感
知能力を第1の実施の形態と同じ高感知能力とするため
に必要な発光器5−1・・・5−n’及び受光器7−1
・・・7−n’の数を減らすことができる。
【0065】本実施の形態では、1つの受光器が複数の
発光器からの赤外光を受光するので、いずれかの検出ビ
ーム8が遮断されたことを感知し得るように、発光器5
−1・・・5−n’を時分割的に発光させ、これに同期
して受光器7−1・・・7−n’からの検出信号の処理
を行うように、構成されている。
【0066】すなわち、発光制御部18は、各発光器5
−1・・・5−n’を発光させる期間及びタイミングを
決める発光制御信号を駆動部9に与える。この発光制御
信号は、同じグループの発光器を同時に発光させ、同じ
グループの異なる発光器から同時に発光される赤外光が
同じ受光器に受光されないように、発光器5−1・・・
5−n’を複数のグループに分け、各グループ毎の発光
器を時間的に順次ずらして発光させるように、定められ
ている。例えば、この発光制御信号は、発光器5−1・
・・5−n’の個数n’が18個である場合、発光器5
−1・・・5−n’を上から6個ずつの3つのブロック
に分け、各ブロックにおける上から1番目の3個の発光
器5−1,5−7,5−13を第1グループとし、各ブ
ロックにおける上から2番目の3個の発光器5−2,5
−8,5−14を第2グループとし、同様に各3個ずつ
の発光器をそれぞれ第3グループ〜第6グループとし、
同一グループの3個の発光器を同時に発光させ、各グル
ープを順次時間的にずらして発光させるように、定めら
れる。このように、全ての発光器5−1・・・5−n’
が発光せずに全ての検出ビーム8が同時には形成されな
くても、発光器の時分割による発光周期を十分短くして
おけば、実際上、全ての検出ビーム8を同時に形成した
のと同等となる。駆動部9は、この発光制御信号に応答
して、発光器5−1・・・5−n’を点灯駆動する。信
号処理部10は、発光制御部18からの発光制御信号を
同期信号として受け取り、この信号に従って、前記検出
ビーム8のうちの少なくとも1本の検出ビームが遮断さ
れることにより車両検知信号Aを出力する。
【0067】また、前記第1の実施の形態では、1つの
発光器12−1,12−2から発せられた赤外光は、対
向する1つの受光器14−1,14−2のみに受光さ
れ、対向しない受光器14−2,14−1には受光され
ないようになっているのに対し、本実施の形態では、1
つの発光器12−1,12−2から発せられた赤外光
は、発光拡がり角が大きく、受光器14−1,14−2
の両方に受光されるようになっている。このため、検出
ビーム15は図8に示すように形成され、車両感知部2
の感知能力が第2の実施の形態の場合に比べて高まり、
車両部22,23の感知精度が向上する。
【0068】本実施の形態では、車両感知部2について
も、車両感知部1と同様に、1つの受光器が複数の発光
器からの赤外光を受光するので、いずれかの検出ビーム
15が遮断されたことを感知し得るように、発光器12
−1,12−2を時分割的に発光させ、これに同期して
受光器14−1,14−2からの検出信号の処理を行う
ように、構成されている。
【0069】すなわち、発光制御部19は、各発光器1
2−1,12−2を発光させる期間及びタイミングを決
める発光制御信号を駆動部16に与える。この発光制御
信号は、発光器12−1と発光器12−2を時間的に順
次ずらして時分割的に発光させるように、定められてい
る。駆動部16は、この発光制御信号に応答して、発光
器12−1,12−2を点灯駆動する。信号処理部17
は、発光制御部19からの発光制御信号を同期信号とし
て受け取り、この信号に従って、前記検出ビーム15の
うちの少なくとも1本の検出ビームが遮断されることに
より車両検知信号Bを出力する。
【0070】本実施の形態によっても、前記第1の実施
の形態と同様の利点が得られることは言うまでもない。
【0071】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるもの
ではない。例えば、前記各実施の形態では、車両感知部
1,2は、いわゆる反射型のものであってもよいし、超
音波式のもの等であってもよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2組の車両感知部を備えていることを前提とした上で、
被牽引車両部を持たない車両のみならず被牽引車両部を
持つ車両も1台の車両として検知することができるにも
かかわらず、コストダウンを図ることができる車両検知
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による車両検知装置
を示す概略ブロック図である。
【図2】図1中の受光器及び発光器の配置状況を示す斜
視図である。
【図3】図2中のX−X矢視図である。
【図4】感知信号及び車両検知信号の例を示すタイムチ
ャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態による車両検知装置
における検知処理部の動作の一例を示すフローチャート
である。
【図6】図5に引き続くフローチャートである。
【図7】本実施の形態の第2の実施の形態による車両検
知装置における検知処理部の動作の一例を示すフローチ
ャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態による車両検知装置
を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
1,2 車両感知部 3 検知処理部 5−1〜5−n 発光器 7−1〜7−n 受光器 8,15 検出ビーム 9,16 駆動部 10,17 信号処理部 20 車両 21 牽引連結部 22,23 車両部 50 車両通行路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 車田 篤史 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内 Fターム(参考) 5H180 AA20 CC02 CC11 EE10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両通行路を通行する車両をそれぞれ感
    知可能であるとともに各車両感知位置が互いに車両進行
    方向に間隔をあけるように配置された第1及び第2の車
    両感知手段と、前記第1の車両感知手段からの第1の感
    知信号及び第2の車両感知手段からの第2の感知信号に
    基づいて、牽引連結部を介して連結された複数の車両部
    を有する車両を1台の車両として示す車両検知信号を出
    力する検知処理手段とを備えた車両検知装置において、 前記第1の車両感知手段は、前記車両部及び前記牽引連
    結部の両方を実質的に感知し得る高感知能力を有し、 前記第2の車両感知手段は、前記車両部を実質的に感知
    可能であるが前記牽引連結部を実質的に感知し得ない場
    合がある低感知能力を有することを特徴とする車両検知
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の感知信号に基づい
    て、検知した車両の進行方向を判別する判別信号を出力
    する判別手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    車両検知装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の車両感知手段は、ビーム発生
    器及びビーム検出器をそれぞれ所定数含み、前記車両通
    行路を横切る第1の面内に位置する複数本の検出ビーム
    を形成し、該複数本の検出ビームのうちの少なくとも1
    本の検出ビームが遮断されることにより、前記第1の感
    知信号を出力することを特徴とする請求項1又は2記載
    の車両検知装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の車両感知手段は、ビーム発生
    器及びビーム検出器をそれぞれ所定数含み、前記車両通
    行路を横切る第2の面内に位置する1本以上の検出ビー
    ムを形成し、該1本以上の検出ビームのうちの少なくと
    も1本の検出ビームが遮断されることにより、前記第2
    の感知信号を出力することを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の車両検知装置。
  5. 【請求項5】 前記検知処理手段は、前記第1及び第2
    の感知信号のうちの一方の感知信号の立ち上がりから他
    方の感知信号の立ち上がりまでの時間が規定時間内であ
    る場合に、当該他方の感知信号の立ち上がりから前記車
    両検知信号の出力を開始させ、前記第1の感知信号が立
    ち下がったとき、あるいは、前記第1及び第2の感知信
    号が立ち上がっている場合において、前記第2の感知信
    号が立ち下がってから前記第2の感知信号が立ち下がっ
    たままの状態で保持時間を経過したときに、前記車両検
    知信号の出力を終了させることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載の車両検知装置。
  6. 【請求項6】 前記検知処理手段は、前記一方の感知信
    号の立ち上がりから前記他方の感知信号の立ち上がりま
    での時間に応じて、前記保持時間を決定することを特徴
    とする請求項5記載の車両検知装置。
  7. 【請求項7】 前記検知処理手段は、前記第1及び第2
    の感知信号のうちの一方の感知信号の立ち上がりから他
    方の感知信号の立ち上がりまでの時間が規定時間内であ
    る場合に、当該他方の感知信号の立ち上がりから前記車
    両検知信号の出力を開始させ、前記第1の感知信号が立
    ち下がったときに、前記車両検知信号の出力を終了させ
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    車両検知装置。
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