JP2001291138A - 硬貨識別装置 - Google Patents

硬貨識別装置

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JP2001291138A JP2000105475A JP2000105475A JP2001291138A JP 2001291138 A JP2001291138 A JP 2001291138A JP 2000105475 A JP2000105475 A JP 2000105475A JP 2000105475 A JP2000105475 A JP 2000105475A JP 2001291138 A JP2001291138 A JP 2001291138A
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Yuji Kobayashi
勇次 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬貨の表裏面の状態を精度よく識別できるよ
うにして、変造貨を完全に排除できるようにする。 【解決手段】 硬貨通路13の側面部に配置したセンサ
に高周波電流を流し、硬貨Cがセンサの前を通過した時
の振幅変化に基づいて硬貨の識別を行う。センサとし
て、硬貨通路13の側面部に対向して配置した2個のコ
イルセンサ1−1,1−2を、両者の相互インダクタン
スが負になるように直列逆相接続した第1のセンサと、
硬貨通路13の片側側面部に設けた第2のセンサ2とを
具え、それぞれの径を、検出対象とする硬貨の表,裏面
に施された模様の特徴的な凹凸の径より小くする。そし
て、第2のセンサ2の出力に基づいて硬貨の表裏を判定
し、その判定結果に基づいて正貨判定範囲を変化させて
最適な範囲とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機等にお
いて、投入された硬貨が正貨であるか偽貨であるかを識
別するための硬貨識別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の硬貨識別装置の内部概略
図である。図8において、12は硬貨投入口、13は硬
貨通路、14,15はセンサ、16は振分けゲート、1
7は受入通路、18は返却通路である。
【0003】硬貨投入口12から投入された硬貨Cは、
硬貨通路13を通過する際に、センサ14及びセンサ1
5により、その硬貨Cが正規なものであるか否かを判別
するためのデータが採取される。センサ14及びセンサ
15は、それぞれ硬貨通路13の側面部に2個のコイル
センサを対向して配置し、両者を直列接続して構成して
いる。
【0004】硬貨Cの判別は次のようにして行う。すな
わち、硬貨Cが硬貨投入口12に投入され、それがセン
サ14に達して、センサ14からの検知信号が所定の値
になったら識別動作を開始する。センサ14,センサ1
5は、それぞれ、所定周波数の磁界を発生するコイル
と、硬貨Cが通過した際に生じる磁界の変化を検出する
磁気センサとからなる。
【0005】硬貨Cがない状態での上記磁気センサの出
力は、例えば、図9(イ)に示すような波形となる。そ
のような状態のとき、センサ14,センサ15の前を硬
貨Cが通過すると、それらのセンサ出力は、図9(ロ)
に示すように振幅が変化する。それを波形処理回路によ
り半波整流してピークホールドし〔図9(ハ)〕、さら
に、それを平滑化して図9(ニ)に示すような出力を得
る。
【0006】そして、センサ14,センサ15の前を硬
貨Cが通過すると、その材質,直径,厚さ等に応じて、
図9(ニ)に示す出力波形が所定の割合で変化するた
め、変化した値を予めメモリに登録した識別基準値と比
較して正否を判定する。その判定は、次のようにして行
われている。
【0007】図10は、従来の硬貨識別装置における正
貨判定方法を説明する図である。図10において、曲線
S14は、センサ14の出力を示し、曲線S15は、センサ
15の出力を示している。そして、センサ14の出力S
14の最下点の電圧V14と、センサ15の出力S15の最下
点の電圧V15と、センサ14の出力S14とセンサ15の
出力S15とが交叉している部分の電圧V0 とが、それぞ
れ所定の範囲A1,A2,A0 内にあるか否かで正否を判定
する。
【0008】そのようにして判定された結果、硬貨Cが
正規のものであったら、振分けゲート16を開いて硬貨
Cを受入通路17に導入する。また、正規のものではな
かったら、振分けゲート16は閉じたままにして硬貨C
を返却通路18へ送る。従来の硬貨識別装置では、この
ようにして硬貨の識別を行っていた。
【0009】前記正貨判定範囲A1,A2,A0 の設定は、
製品出荷時にディップスイッチ等を操作して行い、その
設定範囲は、正貨の受入れを優先にし、変造貨の排除性
能は若干低い状態になっている。そして、変造貨投入等
の悪戯が発生した場合は、前記ディップスイッチを操作
して、正貨判定範囲を狭く設定し直して、変造貨を排除
するようにしていた。
【0010】なお、このような硬貨識別装置に関連する
従来の文献としては、例えば、特許第2680680号
明細書(G07D 3/00)がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近、自動販
売機を狙った、白銅系材料の外国硬貨に工具を使って細
工して500円硬貨に似せた変造貨を使った犯罪が急増
している。特に、外国硬貨の片面あるいは両面を削っ
て、500円硬貨に重さ,厚み等を近似させた変造貨が
使われるようになっている。それに対して、上記したよ
うな従来の硬貨識別装置では、材質,直径,厚さ等を平
均的に捕らえて硬貨の識別を行っているため、そのよう
な変造貨が投入された場合、完全には排除できない。
【0012】本発明は、そのような問題点を解決し、硬
貨の表裏面の状態を精度よく識別できるようにして、変
造貨を完全排除できるようにすることを目的とするもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1に記載の硬貨識別装置は、硬貨通路の側面
部に配置したセンサに高周波電流を流し、硬貨がセンサ
の前を通過した時の振幅変化に基づいて硬貨の識別を行
う硬貨識別装置であって、前記センサの出力に基づいて
硬貨の表裏を判定し、表裏判定結果に基づいて正貨判定
範囲を変化させることを特徴とする。このようにする
と、硬貨の表裏面の状態を精度よく識別して、変造貨を
確実に排除できるようになる。
【0014】また、請求項2に記載の硬貨識別装置は、
前記センサとして、検出対象とする硬貨の表,裏面に施
された模様の特徴的な凹凸の径より小さい径のコイルセ
ンサを用いたことを特徴とする。このようにすると、セ
ンサから、硬貨の表,裏面の凹凸にほぼ対応した出力が
得られる。
【0015】また、請求項3に記載の硬貨識別装置は、
前記センサとして、前記硬貨通路の側面部に対向して配
置した2個のコイルセンサを、両者の相互インダクタン
スが負になるように直列逆相接続した第1のセンサと、
前記硬貨通路の片側側面部に設けた第2のセンサとを具
え、前記第2のセンサの出力に基づいて硬貨の表裏を判
定することを特徴とする。このようにすると、第2のセ
ンサから片面の凹凸を強く反映した出力が得られるので
表裏を判定し易くなる。
【0016】また、請求項4に記載の硬貨識別装置は、
前記硬貨通路を硬貨通過方向から見て横方向に傾斜さ
せ、傾斜した硬貨通路の上側に位置する側面部に前記第
2のセンサを設けたことを特徴とする。このようにする
と、硬貨が通過する位置がほぼ一定になって判定が正確
になる。
【0017】また、請求項5に記載の硬貨識別装置は、
前記第1のセンサと第2のセンサの両出力に基づいて正
貨の判定を行うことを特徴とする。このようにすると、
成果の判定がより正確になる。
【0018】また、請求項6に記載の硬貨識別装置は、
前記センサとして、2個のコイルセンサを前記硬貨通路
の側面部の両側に対向させて配置し、両コイルセンサの
出力に基づいて硬貨の表裏両面を個別に検知することを
特徴とする。このようにすると、表裏両面の検知精度が
高くなる。
【0019】また、請求項7に記載の硬貨識別装置は、
前記硬貨通路における硬貨の通路幅方向の位置変動に基
づくセンサの出力変動を補正することを特徴とする。こ
のようにすると、硬貨が硬貨通路を通過中にバタツキが
生じても適正な検知が可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の硬貨識別
装置の制御ブロック図であり、図2は、センサ配置図で
ある。第3のセンサ1及び第4のセンサ2は、図8に示
したような従来の硬貨識別装置におけるセンサ14,1
5と同様なセンサで、硬貨通路13の側壁に設けられ、
硬貨投入口12から投入された硬貨がその前を通過する
際に、硬貨の材質や厚さ等に応じてその出力を変化させ
る。
【0021】そのようなセンサでは、硬貨の厚さと材質
等を平均的に捕らえて判別を行っているため、前述した
ような変造貨を完全には排除できない。そこで、本発明
の硬貨識別装置では、硬貨の表面及び裏面に形成された
模様や、工具を使って細工された痕跡の凹凸を判別する
ための第1のセンサ1と第2のセンサ2とを付加して、
正貨と変造貨とを正確に識別できるようにした。
【0022】第1のセンサ1と第2のセンサ2は、硬貨
の表,裏面に形成された特徴的な凹凸の径より小さい径
とし、硬貨Cの表面の凹凸模様に対応して出力波形が変
動するようにしている。それぞれのセンサの出力は、そ
れぞれ、波形処理回路5〜8により、図9に示したよう
な処理を行った後、すなわち、半波整流してピークホー
ルドし、さらに、それを平滑化した後、マイコン9のA
/D入力端子に入力する。
【0023】マイコン9は、波形処理回路5〜8からの
入力を受けて、投入された硬貨の材質,厚さ,径、及
び、硬貨表面の凹凸模様を判別する。その結果、正貨で
あると判別された場合は、硬貨振分け機構10を作動さ
せて、硬貨を受入通路に導く。それと同時に、適正信号
出力部11に対して、投入硬貨の金種を示す適正信号を
自動販売機の主制御部(図示せず)に出力するように指
令する。
【0024】図3は、硬貨通路の断面図である。硬貨通
路13は、硬貨通過方向から見て横方向に傾斜させてお
り、硬貨Cが常に下側の側壁に沿って移動し、通過位置
が一定になるようにしている。そして、第1のセンサ1
は、硬貨通路13の側面部に2個のコイルセンサ1−
1,1−2を対向して配置し、それらを、両者の相互イ
ンダクタンスが負になるように直列逆相接続して構成し
ている。その結果、第1のセンサ1の出力は、硬貨Cの
表裏両面の凹凸状態が反映されるが、硬貨Cが上側のコ
イルセンサ1−2から離れ、下側のコイルセンサ1−1
に近い位置を通過する分、コイルセンサ1−1に対向し
た面の凹凸状態がより強く反映される。また、コイルセ
ンサ1−1,1−2を直列逆相接続しているため、硬貨
Cが硬貨通路13中を移動する際に左右にバタツキなが
ら第1のセンサ1の位置を通過することがあっても、そ
の影響を受けにくくなる。
【0025】一方、第2のセンサ2は、1個のコイルセ
ンサからなり、硬貨通路13の上側の側面部、すなわ
ち、通過する硬貨Cと遠くなる側の側面部に設けて、硬
貨の片面だけの凹凸パターンをより明確に捕らえられる
ようにしている。そのようにして、第1のセンサ1の死
角となる側の面の特徴を捉えるようにしている。
【0026】図4は、第1及び第2のセンサの出力例を
示す図である。すべて500円硬貨を投入した場合を示
しており、図4(イ)は、硬貨の表側(桐の絵柄がある
側)が下側(コイルセンサ1−1がある側)になった場
合の第1のセンサの出力を示し、図4(ロ)は、硬貨の
裏側(「500」が表示されている側)が下側になった
場合の第1のセンサの出力を示している。そして、図4
(ハ)は、硬貨の表側が第2のセンサ2の側に向いた場
合の第2のセンサの出力を示し、図4(ニ)は、硬貨の
裏側が第2のセンサ2の側に向いた場合の第2のセンサ
の出力を示している。
【0027】このように、両センサの出力とも、硬貨の
面がどちら側になるかによって異なるパターンを示す。
そして、その傾向は、第2のセンサ2の出力に、より強
く現れる。本発明の硬貨識別装置では、これらのパター
ンを基準のパターンと比較することにより硬貨の判別を
行う。
【0028】パターンの比較は、全体の比較をしてもよ
いが、特徴部分をピックアップして比較すればより効率
がよくなる。例えば、図4(ロ)に示すような、波形の
前後両エッジ部の立上がり電圧ΔV1 ,ΔV2 や立上が
り時間t1 ,t2 をパラメータとして比較してもよい。
その他にも、中間部分の電圧値、中間部分の最下点が現
れるタイミング等をパラメータとして比較することもで
きる。さらに、それらの内のいくつかを組み合わせて所
定の演算処理を施してから比較してもよい。
【0029】そして、前述したように、センサの出力
は、硬貨の表裏がどちらに向くかで変化するため、正貨
を投入したとき、図5に示すように、表側が上になった
場合のパラメータの出現分布イと、裏側が上になった場
合の分布ロとが異なる。したがって、どちらの場合でも
正貨であると判定できるようにするためには、図5にお
いてAで示す範囲を正貨受入れ範囲とする必要がある。
その結果、正貨受入れ範囲が広くなって、偽貨の裏側が
上になった場合のパラメータの出現分布ハと、表側が上
になった場合のパラメータの出現分布ニと一部が重なっ
てしまい、偽貨を受け入れてしまう可能性が大きくな
る。
【0030】そこで、硬貨の表が上である場合と裏が上
である場合とで差が大きく出る第2のセンサ2の出力を
使って、表裏の判定を行い、その結果に基づいて正貨受
入れ範囲を、図5におけるBの範囲とCの範囲との間で
切り換えるようにする。そのようにすれば、偽貨を確実
に排除できるようになる。
【0031】なお、上記実施形態では、第1のセンサ1
として、2個のコイルセンサ1−1,1−2を直列逆相
接続して、表裏両面の状態を検知できるようにしたが、
2個のコイルセンサ1−1,1−2を直列接続せずに、
コイルセンサ1−1,1−2のそれぞれの出力に基づい
て、表裏両面の状態を片面ずつ検知するようにしてもよ
い。その場合は、第2のセンサ2は設けなくてもよくな
るが、第2のセンサ2を設ければ、硬貨がコイルセンサ
1−1側を通ったか、コイルセンサ1−2側を通ったか
の判定に使用することができる。
【0032】このように、コイルセンサ1−1,1−2
で表裏を片面ずつ検知できるようにすると、互いに反対
側の面の影響を受けることなく、それぞれの面を正確に
検知できる。また、硬貨が硬貨通路の片側に寄って通
り、反対側の面に偽貨の特徴があるような場合でも、反
対側に設けたセンサコイルの出力に基づいて、反対側の
面も正確に検知できる。さらに、インダクタンスが小さ
くなるため、周波数特性がよくなって、分解能が高くな
る。
【0033】ところで、硬貨通路13の幅は、硬貨Cが
転動し易いように、硬貨Cの厚みに対して余裕を持たせ
ている関係上、図3に示したように、硬貨通路13を傾
斜させても、硬貨通路13を転動中に硬貨Cが左右にバ
タツクことがあり、硬貨Cがコイルセンサ1−1,1−
2の間を通過している間に、一方のコイルセンサの側か
ら他方のコイルセンサの側に横方向に移動することがあ
る。そのような場合、それぞれのコイルセンサの出力
は、図6(イ),(ロ)に示すように、信号レベルが前
後で差が出てしまい、適正な判別ができなくなる。そこ
で、信号レベルに前後で一定以上の差が出た場合は、そ
の差に基づいて図6に点線で示すような補正を行う。そ
のようにすれば、硬貨Cがコイルセンサ1−1,1−2
の間を通過している間にバタツクことがあっても、適正
な判別が可能になる。
【0034】また、硬貨が、硬貨通路13内で下側、す
なわち、コイルセンサ1−1側に沿って転動した場合、
通常は、コイルセンサ1−1の出力が、例えば、図7
(イ)の実線のようになり、コイルセンサ1−2の出力
が、例えば、図7(ロ)の実線のようになるべきとこ
ろ、点線で示すような波形が現れたとする。そのような
場合は、第2のセンサ2の出力を調べ、第2のセンサ2
の出力に、コイルセンサ1−2の出力の点線部分と同じ
方向の変動が現れていれば、その変動が、硬貨の模様の
ためではなく、硬貨のバタツキのためであると判断す
る。そして、コイルセンサ1−2の出力の変動幅RΔV
2 と第2のセンサ2の出力の変動幅RΔV3 との差に基
づいて、波形の補正を行う。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載するような効果を奏する。すなわ
ち、請求項1に記載の硬貨識別装置は、センサの出力に
基づいて硬貨の表裏を判定し、表裏判定結果に基づいて
正貨判定範囲を変化させるようにしたので、硬貨の表裏
面の状態を精度よく識別して、変造貨を確実に排除でき
るようになる。
【0036】また、請求項2に記載の硬貨識別装置は、
センサとして、検出対象とする硬貨の表,裏面に施され
た模様の特徴的な凹凸の径より小さい径のコイルセンサ
を用るようにしたので、センサから、硬貨の表,裏面の
凹凸にほぼ対応した出力が得られる。
【0037】また、請求項3に記載の硬貨識別装置は、
前記センサとして、前記硬貨通路の側面部に対向して配
置した2個のコイルセンサを、両者の相互インダクタン
スが負になるように直列逆相接続した第1のセンサと、
前記硬貨通路の片側側面部に設けた第2のセンサとを具
え、前記第2のセンサの出力に基づいて硬貨の表裏を判
定するようにした。その結果、第2のセンサから片面の
凹凸を強く反映した出力が得られるので表裏を判定し易
くなる。
【0038】また、請求項4に記載の硬貨識別装置は、
前記硬貨通路を硬貨通過方向から見て横方向に傾斜さ
せ、傾斜した硬貨通路の上側に位置する側面部に前記第
2のセンサを設けるようにしたので、硬貨が通過する位
置がほぼ一定になって、判定が正確になる。
【0039】また、請求項5に記載の硬貨識別装置は、
前記第1のセンサと第2のセンサの両出力に基づいて正
貨の判定を行うようにしたので、成果の判定がより正確
になる。
【0040】また、請求項6に記載の硬貨識別装置は、
前記センサとして、2個のコイルセンサを前記硬貨通路
の側面部の両側に対向させて配置し、両コイルセンサの
出力に基づいて硬貨の表裏両面を個別に検知するように
したので、表裏両面の検知精度が高くなる。
【0041】また、請求項7に記載の硬貨識別装置は、
前記硬貨通路における硬貨の通路幅方向の位置変動に基
づくセンサの出力変動を補正するようにしたので、硬貨
が硬貨通路を通過中にバタツキが生じても適正な検知が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の硬貨識別装置の制御ブロック図であ
る。
【図2】センサ配置図である。
【図3】硬貨通路の断面図である。
【図4】凹凸センサの出力例を示す図である。
【図5】硬貨の表裏別のパラメータ分布を示す図であ
る。
【図6】硬貨バタツキに対する波形全体の補正を説明す
る図である。
【図7】硬貨バタツキに対する波形の一部補正を説明す
る図である。
【図8】従来の硬貨識別装置の内部概略図である。
【図9】センサの出力の波形処理を示す図である。
【図10】従来の硬貨識別装置における正貨判定方法の
一例を説明する図である。
【符号の説明】
1…第1のセンサ 2…第2のセンサ 3…第3のセンサ 4…第4のセンサ 5〜8…波形処理回路 12…硬貨投入口 13…硬貨通路 14,15…センサ 16…振分けゲート 17…受入通路 18…返却通路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨通路の側面部に配置したセンサに高
    周波電流を流し、硬貨がセンサの前を通過した時の振幅
    変化に基づいて硬貨の識別を行う硬貨識別装置であっ
    て、前記センサの出力に基づいて硬貨の表裏を判定し、
    表裏判定結果に基づいて正貨判定範囲を変化させること
    を特徴とする硬貨識別装置。
  2. 【請求項2】 前記センサとして、検出対象とする硬貨
    の表,裏面に施された模様の特徴的な凹凸の径より小さ
    い径のコイルセンサを用いたことを特徴とする請求項1
    記載の硬貨識別装置。
  3. 【請求項3】 前記センサとして、前記硬貨通路の側面
    部に対向して配置した2個のコイルセンサを、両者の相
    互インダクタンスが負になるように直列逆相接続した第
    1のセンサと、前記硬貨通路の片側側面部に設けた第2
    のセンサとを具え、前記第2のセンサの出力に基づいて
    硬貨の表裏を判定することを特徴とする請求項1又は2
    記載の硬貨識別装置。
  4. 【請求項4】 前記硬貨通路を硬貨通過方向から見て横
    方向に傾斜させ、傾斜した硬貨通路の上側に位置する側
    面部に前記第2のセンサを設けたことを特徴とする請求
    項3記載の硬貨識別装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のセンサと第2のセンサの両出
    力に基づいて正貨の判定を行うことを特徴とする請求項
    3又は4記載の硬貨識別装置。
  6. 【請求項6】 前記センサとして、2個のコイルセンサ
    を前記硬貨通路の側面部の両側に対向させて配置し、両
    コイルセンサの出力に基づいて硬貨の表裏両面を個別に
    検知することを特徴とする請求項1又は2記載の硬貨識
    別装置。
  7. 【請求項7】 前記硬貨通路における硬貨の通路幅方向
    の位置変動に基づくセンサの出力変動を補正することを
    特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の硬貨
    識別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100862326B1 (ko) 2007-02-07 2008-10-13 정용덕 원격제어가 가능한 주화 선별 및 수납장치

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KR100862326B1 (ko) 2007-02-07 2008-10-13 정용덕 원격제어가 가능한 주화 선별 및 수납장치

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