JP4001083B2 - 硬貨識別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、硬貨識別装置に係わり、更に詳しくは硬貨の外径を識別する硬貨識別装置に関するものである。
以下、従来の硬貨識別装置について説明する。従来の硬貨識別装置は、図7に示すような構成となっていた。図7において、1は、硬貨の投入口であり、2は投入口1に連結された通路である。3,4,5は通路2の壁面に設けられた識別センサであり、夫々硬貨の材厚、材質、外径を検出するものである。そして、これらの識別センサ3,4,5の出力には硬貨の識別部6が接続されており、この識別部6で投入された硬貨の真、偽および硬貨の金種の判定をしていた。
7は、通路2の終端に連結されたゲートであり、識別部6で「偽」と判定された硬貨は出口8に導かれる。また、識別部6で「真」と判定された硬貨は振り分け部9で金種別に振り分けられ、夫々の金種ごとの収納筒10に導かれる。
11は、収納筒10の底辺に連結された払い出し部であり、必要な金種の硬貨を必要な枚数だけ払い出すものである。
図8は、識別センサ3,4,5の出力波形の特性図である。図8において、12は材厚センサ3の出力であり、13は材質センサ4の出力であり、14は外径センサ5の出力である。ここで、横軸15は時間であり、縦軸16は識別センサ3,4,5の出力レベルである。
このように、夫々の識別センサ3,4,5の出力は、硬貨の種類に応じて夫々特徴あるレベルや波形を有しており、この出力波形の相違により、識別部6で硬貨の種類を識別している。
従来の硬貨の識別において、硬貨の外径の判別は外径センサ5を用い、その出力14のレベルで判定していた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1、特許文献2が知られている。
特開平8−161574号公報 特開平11−175795号公報
しかしながらこのような従来の硬貨識別装置では、硬貨の識別において、硬貨の外径の判別は外径センサ5の出力14の最大レベルで判定していたので、例えば、通路2が汚れていたり、硬貨が汚れていたりすると硬貨が通過するセンサの位置が異なることになる。そうすると、この汚れによってセンサから出力されるレベルが変動してしまい、識別結果が不安定になるという問題があった。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、例え硬貨や通路に汚れがあったとしても安定した識別ができる硬貨識別装置を提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明の硬貨識別装置は、投入口に投入された硬貨が識別センサを通過するとき、前記識別センサのうち、外径を検知する外径センサを通過する時間を、前記外径センサを含む夫々の識別センサ出力の最大値に、予め定められた数を乗じて前記識別センサ夫々の前縁点と後縁点を求めるとともに、前記識別センサ夫々の前縁点同士間と後縁点同士間の時間の和で正規化することにより、前記投入された硬貨の外径を識別するものである。
これにより、例え硬貨や通路が汚れていても安定した識別をすることができる。
本発明の請求項1に記載の発明は、硬貨の投入口と、この投入口に連結された通路と、この通路の側壁に設けられた硬貨の性質を検知する複数の識別センサと、これらの識別センサの出力が接続された識別部とを備え、前記投入口に投入された硬貨が前記識別センサを通過するとき、前記識別センサのうち、外径を検知する外径センサを通過する時間を、前記外径センサを含む夫々の識別センサ出力の最大値に、予め定められた数を乗じて前記識別センサ夫々の前縁点と後縁点を求めるとともに、前記識別センサ夫々の前縁点同士間と後縁点同士間の時間の和で正規化することにより、前記投入された硬貨の外径を識別する硬貨識別装置であり、外径センサを硬貨が通過する時間を、外径センサを含む複数の識別センサの前縁点同士と後縁点同士双方の時間の和を用いて正規化して識別しているので、容易な演算で正規化ができるとともに、例え硬貨や通路が汚れていたとしても安定した識別をすることができる。
また、外径センサからの出力レベルではなく、硬貨が通過する時間を用いて識別しているので、例え電圧が変動しても安定した識別をすることができる。
更に、外径センサを含む複数の識別センサの前縁点や後縁点の双方を用いて、それとの相対関係を用いて、これで正規化しているので正確な識別ができる。
更にまた、前縁点と後縁点は、夫々識別センサ出力の最大値に、予め定められた数を乗じて求めているので、硬貨の出力の最大値がばらついたとしても、前縁点と後縁点は相対的に安定するため、硬貨の特徴を、硬貨或いは通路の汚れや電源電圧の変動等に関係なく検出することができる。
請求項に記載の発明は、予め定められた数を略3分の1とした請求項1に記載の硬貨識別装置であり、電源電圧の変動等による影響で最大値がばらついても、前縁点と後縁点は相対的に安定して検知することができる。
請求項に記載の発明は、識別センサの少なくとも1つとして、硬貨の材質の違いを検知する材質センサを通路側壁に配設し、前記材質センサを用いて硬貨の外径を計測する外径センサとした請求項1に記載の硬貨識別装置であり、硬貨の外径を計測するのに、硬貨の材質を計測する材質センサを用いているので、硬貨の汚れ等による模様や厚みの影響を受けることなく硬貨の識別ができる。従って、安定した硬貨の識別が可能である。
請求項に記載の発明の識別センサには、硬貨の凹凸を検知する凹凸センサと、硬貨の材質の違いを検知する材質センサと、硬貨の厚みの違いを検知する材厚センサとをこの順序に通路側壁に配設した請求項に記載の硬貨識別装置であり、硬貨の外径を計測するのに材質センサを用いているので、硬貨の汚れ等による模様や厚みの影響を受けることなく硬貨の識別ができる。また、通過速度等の硬貨の挙動が最も安定している位置で外径を検知できるので、安定した識別が可能である。
請求項に記載の発明の材質センサは、コイルを巻いた2つのセンサを通路に対向して配置し、これらのコイルを相互インダクタンスが正になるように直列同相接続した請求項に記載の硬貨識別装置であり、硬貨の材質を通路の両側から検知できるので、硬貨が通路の側壁あるいは通路の中央部分を通過するといった硬貨の通過位置により、各コイルの出力は影響を受けて検知精度の低下要因になるが、両側から検知した場合にはこの影響が相殺され、高い検知精度が得られる。
請求項に記載の発明の材厚センサは、コイルを巻いた2つのセンサを通路に対向して配置し、これらのコイルを相互インダクタンスが負になるように直列逆相接続した請求項に記載の硬貨識別装置であり、硬貨の厚みを通路の両側から検知できるので、硬貨が通路の側壁あるいは通路の中央部分を通過するといった硬貨の通過位置により、各コイルの出力は影響を受けて検知精度の低下要因になるが、両側から検知した場合にはこの影響が相殺され、高い検知精度が得られる。
請求項に記載の発明の凹凸センサは、コイルを巻いた2つのセンサを通路に対向して配置し、これらのコイルを相互インダクタンスが負になるように直列逆相接続した請求項に記載の硬貨識別装置であり、硬貨表面の凹凸を通路の両側から検知できるので、硬貨が通路の側壁あるいは通路の中央部分を通過するといった硬貨の通過位置により、各コイルの出力は影響を受けて検知精度の低下要因になるが、両側から検知した場合にはこの影響が相殺され、高い検知精度が得られる。
請求項に記載の発明は、一つのコアに外径センサと他のセンサとを巻回した請求項1に記載の硬貨識別装置であり、小型化と低価格化を図ることができる。
請求項9に記載の発明は、硬貨の投入口と、この投入口に連結された通路と、この通路の側壁に設けられた硬貨の性質を検知する複数の識別センサと、これらの識別センサの出力が接続された識別部とを備え、前記投入口に投入された硬貨が前記識別センサを通過するとき、前記識別センサのうち、外径を検知する外径センサを通過する時間を、前記外径センサを含む夫々の識別センサ出力の最大値に、予め定められた数を乗じて前記識別センサ夫々の前縁点と後縁点を求めるとともに、前記識別センサ夫々の前縁点同士間と後縁点同士間の時間の和で正規化することにより、前記投入された硬貨の外径を識別する硬貨識別装置において、前記複数個の識別センサは、前記投入口に近い位置から順に配設された第1、第2、及び第3の識別センサとし、前記第2の識別センサの前縁点と前記第3の識別センサの前縁点間を計測した第1の時間と、前記第1の識別センサの後縁点と前記第2の識別センサの後縁点間を計測した第2の時間の和で、前記外径センサから出力される時間を除して正規化する硬貨識別装置であり、請求項1の発明による効果に加えて、正規化する時間と第2のセンサを通過する時間とが略同じ時間を用いているので、第2のセンサを外径センサとした場合には特に精密な識別ができる。
投入口に投入された硬貨が識別センサを通過するとき、前記識別センサのうち、外径を検知する外径センサを通過する時間を、前記外径センサを含む夫々の識別センサ出力の最大値に、予め定められた数を乗じて前記識別センサ夫々の前縁点と後縁点を求めるとともに、前記識別センサ夫々の前縁点同士間と後縁点同士間の時間の和で正規化することにより、前記投入された硬貨の外径を識別する構成としたものである。
これにより、外径センサを硬貨が通過する時間を、外径センサを含む夫々の識別センサの前縁点同士間と後縁点同士間の時間の和を用いて正規化して識別しているので、容易な演算で正規化ができるとともに、例え硬貨や通路が汚れていたとしても安定した識別をすることができる。
また、外径センサからの出力レベルではなく、硬貨が通過する時間を用いて識別しているので、例え電圧が変動しても安定した識別をすることができる。
更に、外径センサを含む夫々の識別センサの前縁点や後縁点の双方を用いて、それとの相対関係を用いて、これで正規化しているので正確な識別ができる。
更にまた、前縁点と後縁点は、夫々識別センサ出力の最大値に、予め定められた数を乗じて求めているので、硬貨の出力の最大値がばらついたとしても、前縁点と後縁点は相対的に安定するため、硬貨の特徴を、硬貨或いは通路の汚れや電源電圧の変動等に関係なく検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図2は本発明の実施の形態1における硬貨識別装置の正面図である。図2において、21は、硬貨の投入口であり、22は投入口21に連結されるとともに、筐体23の一方の縦側面23aに向って伸びたガイドである。そして、このガイド22の延長上にどの硬貨よりも堅い材質で形成されたスナバー24が設けられている。25は、このスナバー24に連結されるとともに筐体23の他方の側面23bに向って設けられた通路である。
この通路25は、図3に示すように、水平面に対しての角度26が10度から12度傾いている。また、後方に対しても略9度傾いており、この通路25上を硬貨が自然転動する。
27,28,29は通路25の壁面に設けられた識別センサであり、投入口21からこの順に配置されている。また、最初のセンサ27はガイド22の真下より他方の側面23b側にあり、投入口21から強制的な力を硬貨に加えたとしても、このセンサ27の位置でほぼ一定の速度で転動する。したがって、正確な認識ができる。
また、図3に示すように、硬貨の凹凸を検出する凹凸センサ27と、硬貨の材質を検知する材質センサ28と、硬貨の厚みを検知する材厚センサ29がこの順に並んでいる。これらの識別センサ27,28,29の中心は通路25から一定の距離(13.25mm)30に設けられている。
凹凸センサ27の直径は8.3mmであり、材質センサ28と材厚センサ29の直径は共に12.5mmである。また、凹凸センサ27と材質センサ28との中心間の距離31は11.7mmであり、材質センサ28と材厚センサ29との中心間の距離32は13.8mmである。そして、凹凸センサ27と材厚センサ29の中心間の距離33は25.5mmにしている。このように識別センサ27,28,29を配置することにより、投入された硬貨は必ず複数の識別センサにより同時に検出されるタイミングを有することになる。
また、凹凸センサ27と材厚センサ29とは、図4に示すように2つのコイル34と35を通路25に対向して配置し、これらのコイル34,35を相互インダクタンスが負になるように直列逆相接続している。従って、この通路25を転動する硬貨36の凹凸や厚みを通路25の両側から検知できるので、硬貨が通路25の側壁あるいは通路25の中央部分を通過するといった硬貨36の通過位置に関係なく高い検知精度が得られる。即ち、各コイル34,35の出力は夫々影響を受けて夫々の出力では検知精度の低下要因になるが、両側から検知した場合にはこの影響が相殺されるから高い検知精度が得られるものである。
また、材質センサ28は、コイル34,35を巻いたセンサ28を通路25に対向して配置し、これらのコイル34,35の相互インダクタンスが正になるように直列同相接続している。従って、硬貨36の材質を通路25の両側から検知しているので、硬貨36が通路25の側壁あるいは通路25の中央部分を通過するといった硬貨36の通過位置に関係なく高い検知精度が得られる。即ち、各コイル34,35の出力は夫々硬貨の影響を受けて夫々単独では検知精度の低下要因になるが、両側から検知した場合にはこの影響が相殺されるから高い検知精度が得られるものである。
図2に戻って、これらの識別センサ27,28,29の出力には識別部37が接続されており、この識別部37で投入された硬貨36の真、偽および硬貨36の金種を判定している。
38は、通路25の終端に連結されたゲートであり、識別部37で「偽」と判定された硬貨は奥の通路39を通って出口40に導かれる。また、識別部37で「真」と判定された硬貨36は振り分け部41で金種別に振り分けられ、夫々の金種ごとの収納筒42aから42dに導かれる。
43は、収納筒42の底辺に連結された払い出し部であり、必要な金種の硬貨36を必要な枚数だけ払い出すものである。
図5は、識別部37のブロック図である。図5において、凹凸センサ27の出力は、凹凸検出回路51に接続されて硬貨36の凹凸を検出する。この凹凸検出回路51の出力は比較回路52に接続されており、メモリ53に収納されている値と比較される。
28は、材質センサであり、この材質センサ28の出力は、材質検出回路54に接続されて硬貨36の材質を検出する。この材質検出回路54の出力は比較回路55に接続されており、メモリ53に収納されている値と比較される。
また、29は、材厚センサであり、この材厚センサ29の出力は、材厚検出回路56に接続されて硬貨36の材厚を検出する。この材厚検出回路56の出力は比較回路57に接続されており、メモリ53に収納されている値と比較される。
そして、これらの比較回路52,55,57の出力は夫々判定回路58に接続されて、投入口21から投入された硬貨36の真偽および金種を判定する。そして、その判定結果は出力端子59に出力される。
以上のように構成された硬貨識別装置において、以下に硬貨36の外径判定について説明する。
図1において、61は凹凸センサ27から出力される波形であり、62は材質センサ28から出力される波形であり、63は材厚センサ29から出力される夫々硬貨36の波形である。ここで、横軸64は時間であり、縦軸65は識別センサ27,28,29の出力レベルである。61aは波形61の前縁点であり61bは後縁点である。これらは夫々波形61の最大値61cの値の34%になる点にしている。この値は最大値の略3分の1にしておくことが望ましい。これは、電圧の変動等で硬貨の最大値がばらついても、前縁点61aと後縁点61bを相対的に安定させるためである。
以下、材質センサ28の波形62に対しても同様に前縁点62a、後縁点62b、および最大値62cを定めている。材厚センサ29の波形63に対しても同様に前縁点63a、最大値63cを定めている。
66は、凹凸センサ27の前縁点61aから後縁点61bまでの時間であり、凹凸センサ出力持続時間とする。同様に67は、材質センサ28の前縁点62aから後縁点62bまでの時間であり、材質センサ出力持続時間とする。この材質センサ出力持続時間67は、硬貨36の材質によって異なる値を示すセンサであり、硬貨36の汚れや凹凸による影響を受け難い。したがって、硬貨36の外径を検知するのに適している。
また、68は材質センサ28の前縁点62aと材厚センサ29の前縁点63a間の時間を計測した第1の時間であり、69は、凹凸センサ27の後縁点61bと材質センサ28の後縁点62b間の時間を計測した第2の時間である。また、70は、凹凸センサ27の前縁点61aと材質センサ28の前縁点62a間の時間を計測した第3の時間である。また、71は、凹凸センサ27の前縁点61aと材厚センサ29の前縁点63a間の時間を計測した第4の時間である。
以上のような計測点から硬貨36の外径は、第1の時間68と第2の時間69の和で、材質センサ出力持続時間67を除し、これに第4の時間71で補正して求めている。このことにより、材質センサ28の材質センサ出力持続時間67を夫々のセンサの前縁点、後縁点を用いた第1の時間68、第2の時間69、第3の時間70および第4の時間71で正規化しているので、例え、通路25の汚れや、硬貨36の汚れによる各センサの出力レベルのばらつきや、電源電圧の変動による各センサのばらつきがあったとしても正確な外径を検知することができる。
また、第4の時間71を用いているので、最初の凹凸センサ27から最後の材厚センサ29までの長い時間で補正しているので、通路25の極端な通過時間の相違も検出することができ、バリなどのある硬貨を出口40に直接導くことができる。したがって、振り分け部41や払い出し部43で硬貨が詰まることはない。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2におけるセンサの出力波形である。実施の形態2においては、一つのセンサに2種類のコイルを巻いて形成したものである。すなわち、同一のコアに材質センサ81と凹凸センサ82のコイルを巻いたものである。
この場合も凹凸センサ82の前縁点82aと材質センサ81の前縁点81a間の第5の時間83と、凹凸センサ82の後縁点82bと材質センサ81の後縁点81b間の第6の時間84の和で、材質センサ出力持続時間85を除してもほぼ同様の効果が得られる。なお、図6において、横軸85は時間であり、縦軸86は、識別センサ81,82の出力レベルである。
本発明の硬貨識別装置は、例え、硬貨や通路の汚れがあったとしても安定して硬貨の識別ができるので、自動販売機等に用いられる硬貨識別装置として有用である。
本発明の実施の形態1における硬貨識別装置の識別センサ波形特性図 同、硬貨識別装置の正面図 同、要部拡大図 同、通路の断面図 同、識別部のブロック図 本発明の実施の形態2における硬貨識別装置の識別センサ波形特性図 従来の硬貨識別装置の正面図 同、識別センサの波形特性図
符号の説明
21 投入口
25 通路
27 凹凸センサ
28 材質センサ
29 材厚センサ
36 硬貨
37 識別部
61a 凹凸センサの前縁点
61b 凹凸センサの後縁点
61c 最大値
62a 材質センサの前縁点
62b 材質センサの後縁点
62c 最大値
63a 材厚センサの前縁点
63c 最大値
66 凹凸センサ出力持続時間
67 材質センサ出力持続時間
68 第1の時間
69 第2の時間
70 第3の時間
71 第4の時間

Claims (9)

  1. 硬貨の投入口と、この投入口に連結された通路と、この通路の側壁に設けられた硬貨の性質を検知する複数の識別センサと、これらの識別センサの出力が接続された識別部とを備え、前記投入口に投入された硬貨が前記識別センサを通過するとき、前記識別センサのうち、外径を検知する外径センサを通過する時間を、前記外径センサを含む夫々の識別センサ出力の最大値に、予め定められた数を乗じて前記識別センサ夫々の前縁点と後縁点を求めるとともに、前記識別センサ夫々の前縁点同士間と後縁点同士間の時間の和で正規化することにより、前記投入された硬貨の外径を識別する硬貨識別装置。
  2. 予め定められた数を略3分の1とした請求項1に記載の硬貨識別装置。
  3. 識別センサの少なくとも1つとして、硬貨の材質の違いを検知する材質センサを通路側壁に配設し、前記材質センサを用いて硬貨の外径を計測する外径センサとした請求項1に記載の硬貨識別装置。
  4. 識別センサには、硬貨の凹凸を検知する凹凸センサと、硬貨の材質の違いを検知する材質センサと、硬貨の厚みの違いを検知する材厚センサとをこの順序に通路側壁に配設した請求項に記載の硬貨識別装置。
  5. 材質センサは、コイルを巻いた2つのセンサを通路に対向して配置し、これらのコイルを相互インダクタンスが正になるように直列同相接続した請求項に記載の硬貨識別装置。
  6. 材厚センサは、コイルを巻いた2つのセンサを通路に対向して配置し、これらのコイルを相互インダクタンスが負になるように直列逆相接続した請求項に記載の硬貨識別装置。
  7. 凹凸センサは、コイルを巻いた2つのセンサを通路に対向して配置し、これらのコイルを相互インダクタンスが負になるように直列逆相接続した請求項に記載の硬貨識別装置。
  8. 一つのコアに外径センサと他のセンサとを巻回した請求項1に記載の硬貨識別装置。
  9. 硬貨の投入口と、この投入口に連結された通路と、この通路の側壁に設けられた硬貨の性質を検知する複数の識別センサと、これらの識別センサの出力が接続された識別部とを備え、前記投入口に投入された硬貨が前記識別センサを通過するとき、前記識別センサのうち、外径を検知する外径センサを通過する時間を、前記外径センサを含む夫々の識別センサ出力の最大値に、予め定められた数を乗じて前記識別センサ夫々の前縁点と後縁点を求めるとともに、前記識別センサ夫々の前縁点同士間と後縁点同士間の時間の和で正規化することにより、前記投入された硬貨の外径を識別する硬貨識別装置において、前記複数個の識別センサは、前記投入口に近い位置から順に配設された第1、第2、及び第3の識別センサとし、前記第2の識別センサの前縁点と前記第3の識別センサの前縁点間を計測した第1の時間と、前記第1の識別センサの後縁点と前記第2の識別センサの後縁点間を計測した第2の時間の和で、前記外径センサから出力される時間を除して正規化する硬貨識別装置。
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