JP3049437B2 - コインセンサ汚れ検出装置 - Google Patents

コインセンサ汚れ検出装置

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JP3049437B2 JP15465790A JP15465790A JP3049437B2 JP 3049437 B2 JP3049437 B2 JP 3049437B2 JP 15465790 A JP15465790 A JP 15465790A JP 15465790 A JP15465790 A JP 15465790A JP 3049437 B2 JP3049437 B2 JP 3049437B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、硬貨を光学的に検出するコインセンサ汚
れ検出装置に関し、特に自動販売機、両替機、サービス
機器等に使用される硬貨選別装置に適用して好適なもの
である。
〔従来の技術〕
一般に、自動販売機、両替機、サービス機器等に使用
される硬貨選別装置では、装置本体内に投入された硬貨
を正貨と偽貨とに振り分け、また正貨と見做された硬貨
を金種別に振り分けるための硬貨通路を有しており、ま
たこの種の硬貨選別装置では、金種別に振り分けられた
硬貨をそれぞれ受入れる硬貨通路に、発光素子および受
光素子からなる光学的コインセンサをそれぞれ配設し、
このコインセンサの出力に基づき受入れる正貨の計数を
行うようにしたものがある。
ところで、発光素子および受光素子からなる光学的コ
インセンサは、発光素子の発光面および受光素子受光面
が汚れると、受光素子の出力レベルが低下し、硬貨の通
過を正確に検出できなくなる。
このため、上述した硬貨通路に配設されたコインセン
サの出力により受入れる正貨の計数を行うような場合
は、硬貨の正確な計数ができなくなり、自動販売機等の
利用者または管理者に不測の損害を与えることがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、従来の発光素子および受光素子からなる
光学的コインセンサは、発光素子の発光面および受光素
子受光面が汚れると、硬貨を正確に検出できなくなるた
め、例えば、このような光学的コインセンサを自動販売
機の硬貨受入れ通路に配設して、受入れる硬貨を計数す
る構成をとる場合、光学的コインセンサの発光素子の発
光面および受光素子受光面が汚れると、受入れ硬貨の正
確な計数ができなくなり、自動販売機等の利用者または
管理者に不測の損害を与えることがある。
そこで、この発明は、コインセンサの汚れの状態を迅
速かつ正確に検出し、コインセンサの誤動作を未然に防
止するようにしたコインセンサ汚れ検出装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述した目的を達成するため、この発明では発光素子
と受光素子とを硬貨通路を挾んで対抗して配設し、前記
硬貨通路を硬貨が通過することにより生じる前記受光素
子の出力レベルの低下を所定のコイン検出スレショルド
レベルと比較することにより検出するコインセンサの汚
れ検出装置において、前記コインセンサのコイン検出ス
レショルドレベルより高いコインセンサ汚れ検出スレシ
ョルドレベルを設定し、前記コインセンサの待機時の出
力レベルをこのコインセンサ汚れ検出スレショルドレベ
ルと比較することにより前記コインセンサの汚れを検出
することを特徴とする。
〔作用〕
コインセンサの待機時のレベルが予め設定されたコイ
ンセンサ汚れ検出スレショルドレベルと比較され、この
比較結果に基づきコインセンサの汚れが検出される。こ
の検出に応答して、例えばブザー等による警報が発生さ
れ、また、必要に応じて所定の金種の硬貨の受入が拒否
される。
〔実施例〕
第1図は、この発明に係わるコインセンサの汚れ検出
装置を適用した硬貨選別装置の一実施例をブロック図で
示したものである。この硬貨選別装置は、例えば自動販
売機の硬貨選別装置として用いられ、この硬貨選別装置
による硬貨選別の構成は第2図のようになる。
第2図においては、硬貨投入口11より投入された硬貨
10はガイドレール12上を転動し、硬貨検出コイル部13に
よって硬貨の正偽および硬貨の種別が検出される。硬貨
検出コイル部13を通過した硬貨は第1の振分けゲート14
で正貨と偽貨に振分けられる。この第1の振分けゲート
14は、後述するように、第1のソレノイドにより駆動さ
れるもので、この第1のソレノイドは、硬貨検出コイル
部13の正偽貨判定出力にもとづき駆動される。
第1の振分けゲート14で振分けられた偽貨は、図示し
ない硬貨返却通路を通って図示しない硬貨返却口に返却
される。
また、第1の振分けゲート14で振分けられた正貨は第
2の振分けゲート15に導かれる。第2の振分けゲート15
は後述するように第2のソレノイドにより駆動されるも
ので、第2のソレノイドは硬貨検出コイル部13から出力
される硬貨種類判定出力にもとづき駆動される。すなわ
ち、この実施例の硬貨選別装置は4種類の硬貨A、B、
C、Dを選別できるもので、この第2の振分けゲート15
では4種類の硬貨A、B、C、Dを2つのグループに分
け、第2のソレノイドの駆動状態に対応して、4種類の
硬貨A、B、C、Dを硬貨A、Bを含む第1のグループ
と硬貨C、Dを含む第2のグループに振分ける。
第2の振分けゲート15で振分けられた硬貨A、Bを含
む第1のグループの硬貨は第1の機械的振分け部16に導
かれる。第1の機械的振分け部16は硬貨A、Bの径の違
いを利用して硬貨Aと硬貨Bとを機械的構成により選別
振分けるもので、硬貨Aを硬貨通路P1に導き、硬貨Bを
硬貨通路P2に導く。
第2の振分けゲート15で振分けられた硬貨C、Dを含
む第2のグループの硬貨は第2の機械的振分け部17に導
かれる。第2の機械的振分け部17は硬貨C、Dの径の違
いを利用して硬貨Cと硬貨Dとを機械的構成により選別
振分けるもので、硬貨Cを硬貨通路P3に導き、硬貨Dを
硬貨通路P4に導く。
硬貨通路P1、P2、P3、P4には、それぞれ受入れる硬貨
A、B、C、Dを検出するためのコインセンサCS1、CS
2、CS3、CS4が配設されている。これらコインセンサCS
1、CS2、CS3、CS4は、後に詳述するように、発光素子と
受光素子を含み、硬貨通路P1、P2、P3、P4を通過する硬
貨A、B、C、Dを光学的に検出するものである。この
実施例の硬貨選別装置においては、これらコインセンサ
CS1、CS2、CS3、CS4の出力に基づき受入れる硬貨の計数
を行う。
第1図に戻り、コイル13a、13b、13c、13dは第2図に
示した硬貨検出コイル部13を構成するコイルを示したも
のである。この実施例において、硬貨検出コイル部13は
2つの周波数を用いて硬貨をそれぞれ異なる特性面から
判別するようにしている。第1のコイルの対13a、13bは
硬貨の第1の特性を判別するもので、第2のコイルの対
13c、13dは硬貨の第2の特性を判別するものである。硬
貨通路Pの1側に配設されるコイル13a、13cは発振側コ
イルを構成し、コイル13aは硬貨の第1の特性の判別に
適した第1の周波数で、コイル13cは硬貨の第2の特性
の判別に適した第2の周波数で、励磁回路21によりそれ
ぞれ励磁される。また、硬貨通路Pの他側に、コイル13
a、13cに対向してそれぞれ配設されるコイル13b、13dは
受信側コイルを構成する。
コイル13bの出力は検波回路22で検波され、ホールド
回路23でそのピーク値がホールドされ、このホールドさ
れたピーク値はアナログディジタル変換器24でディジタ
ル値に変換され、制御部20に加えられる。
また、コイル13dの出力も検波回路25で検波され、ホ
ールド回路26でそのピーク値がホールドされ、このホー
ルドされたピーク値はアナログディジタル変換器27でデ
ィジタル値に変換され、制御部20に加えられる。
第1のソレノイド29は、第2図に示した第1の振分け
ゲート14を駆動するものである。この第1のソレノイド
29は制御部20の出力にもとづきソレノイド駆動回路28に
よって駆動される。
また、第2のソレノイド31は、第2図に示した第2の
振分けゲート15を駆動するものである。この第2のソレ
ノイド31は制御部20の出力にもとづきソレノイド駆動回
路30によって駆動される。
コインセンサCS1、CS2、CS3、CS4は第2図に示したよ
うに、硬貨A、B、C、Dを受入れるための硬貨通路P
1、P2、P3、P4にそれぞれ配設されるものである。この
コインセンサCS1、CS2、CS3、CS4の出力は比較回路35に
おいて所定のコイン検出スレショルドレベルと比較さ
れ、それにより硬貨通路P1、P2、P3、P4の硬貨A、B、
C、Dの通過が検出される。
比較回路35から出力される硬貨検出出力は制御部20に
加えられ、受入れた硬貨の計数が行われる。
また、この実施例では比較回路35の比較スレショルド
レベルを切換えることによりコインセンサCS1、CS2、CS
3、CS4のそれぞれの汚れの状態を検出するようにしてい
る。この実施例では、硬貨の返金を請求する返却スイッ
チ34の押下によりコインセンサCS1、CS2、CS3、CS4の汚
れを検出する汚れ検出モードに移行する。すなわち、返
却スイッチ34が押下されると、制御部20は比較回路35に
スレッショルドレベル変更指令SHCを与え、比較回路35
はこのスレッショルドレベル変更指令SHCに応答してそ
の比較スレションルドレベルをコイン検出スレッショル
ドレベルSH1から汚れ検出スレショルドレベルSH2に切換
える。比較回路35では、コインセンサCS1、CS2、CS3、C
S4のそれぞれの待機時の出力レベルをこの汚れ検出スレ
ショルドレベルSH2の順次比較してコインセンサCS1、CS
2、CS3、CS4の汚れの度合いを判別する。比較回路35に
おいて、コインセンサCS1、CS2、CS3、CS4の汚れが検出
されると、制御部はブザーを駆動してこれを報知する。
なお、記憶部32は制御部20における処理を実行するため
の各種データを記憶するものである。
第3図は、第1図に示したコインセンサCS1、CS2、CS
3、CS4および比較回路35の具体的構成を示したものであ
る。コインセンサCS1、CS2、CS3、CS4はそれぞれ発光ダ
イオードとホトトランジスタの対、PD1,PT1、PD2,PT2、
PD3,PT3、PD4,PT4から構成される。このコインセンサCS
1、CS2、CS3、CS4は、硬貨が通過しない待機状態におい
ては、ホトトランジスタPT1、PT2、PT3、PT4が発光ダイ
オードPD1、PD2、PD3、PD4からの光を受け、オン状態に
あり、このため電源電圧Vccを出力している。しかし、
硬貨の通過により発光ダイオードPD1、PD2、PD3、PD4か
らホトトランジスタPT1、PT2、PT3、PT4に至る光路が遮
断されると、ホトトランジスタPT1、PT2、PT3、PT4はオ
フになり、抵抗R1、R2、R3、R4の存在により、ホトトラ
ンジスタPT1、PT2、PT3、PT4からは第4図に示すような
波形の出力信号が出力される。
比較回路35は4つのコンパレータCOM1、COM2、COM3、
COM4から構成されており、コンパレータCOM1、COM2、CO
M3、COM4のプラス入力にはホトトランジスタPT1、PT2、
PT3、PT4の出力がそれぞれ加えられ、マイナス入力には
比較スレショルドレベルを加えられる。
ここで制御部20からのスレッショルドレベル変更指令
SHCがハイレベルであるとすると、トランジスタTRはオ
フであり、比較回路35に加えられる比較スレショルドレ
ベルは、 SH1=RA/(RA+RB+RC)・Vccで、コイン検出ス
レショルドレベルSH1になっている。この状態において
は、コインセンサCS1、CS2、CS3、CS4のいずれかを硬貨
が通過すると、この硬貨が通過したコインセンサCS1、C
S2、CS3、CS4に対応するコンパレータCOM1、COM2、COM
3、COM4からローレベルの硬貨検出信号が出力される。
この硬貨検出信号は制御部20にデータCO1〜CO4として加
えられる。
また、制御部20からのスレッショルドレベル変更指令
SHCがローレベルになると、トランジスタTRはオンにな
り、比較回路35に加えられる比較スレショルドレベルは SH2=RA/(RA+RB)・Vcc で、コイン検出スレショルドレベルSH1よりも高い汚れ
検出スレショルドレベルSH2になる。この状態におい
て、コインセンサCS1、CS2、CS3、CS4の待機時における
出力レベルがこの汚れ検出スレショルドレベルSH2と比
較される。すなわち、コインセンサCS1、CS2、CS3、CS4
の待機時における出力レベルは、時間の経過と共に第5
図にに示すように順次低下する。このコインセンサCS
1、CS2、CS3、CS4の待機時における出力レベルがあるレ
ベル以下に低下すると硬貨通過時におけるコインセンサ
CS1、CS2、CS3、CS4の出力レベルの低下が判別できなく
なる。そこで、この実施例ではコインセンサCS1、CS2、
CS3、CS4の待機時における出力レベルが所定の汚れ検出
スレショルドレベルSH2以下に低下すると、これをコイ
ンセンサの汚れとして検出するようにしている。
コンパレータCOM1、COM2、COM3、COM4における比較に
おいて、コインセンサCS1、CS2、CS3、CS4の待機時にお
ける出力レベルが汚れ検出スレショルドレベルSH2より
低くなると、この出力レベルが汚れ検出スレショルドレ
ベルSH2より低くなったコインセンサCS1、CS2、CS3、CS
4に対応するコンパレータCOM1、COM2、COM3、COM4から
ローレベルの信号が出力される。このローレベルの信号
は汚れ検出を示すデータCO1〜CO4として制御部20に加え
られる。
次に、第6図、第7図のフローチャートを参照してこ
の実施例の動作を更に詳細に説明する。
第6図において、制御部20は常にアナログディジタル
変換器24から出力されるコンインデータD1、アナログデ
ィジタル変換器27から入力されるデータD2、比較回路35
から入力される比較データCO1〜CO4を常に監視してお
り、これらデータに変化があると(ステップ101)、こ
れらデータを読み込む(ステップ102)。
続いて、この読み込んだデータの内のコインデータD
1、D2から硬貨投入があったかを判別し(ステップ10
3)、硬貨の投入がない場合は、次に返却スイッチ34が
押下されたかを判別し(ステップ104)、返却スイッチ
3が押下されていると、コインセンサの汚れ検知処理を
実行する(ステップ105)。
コインセンサの汚れ検知処理の詳細は第7図に示され
る。
第7図において、まず、制御部からローレベルのスレ
ッショルドレベル変更指令SHCを出力し、第3図に示し
たトランジスタTRをオンにする(ステップ201)。これ
により、比較回路35の比較スレショルドレベルはコイン
検出スレショルドレベルSH1から汚れ検出スレショルド
レベルSH2に切換えられる。この状態において、まず、
コインセンサCS1に係わる比較回路35の比較出力CO1がロ
ーレベルであるかを調べ(ステップ202)、ローレベル
であるとコインセンサCS1の汚れとしてコインセンサCS1
に対応するフラグFR1を“1"にする(ステップ203)。し
かし、ここで比較出力CO1がハイレベルであるとコイン
センサCS1は汚れていないと判断され、コインセンサCS1
に対応するフラグFR1を“0"にする(ステップ204)。
次に、コインセンサCS2に係わる比較回路35の比較出
力CO2がローレベルであるかを調べ(ステップ205)、ロ
ーレベルであるとコインセンサCS2の汚れとしてコイン
センサCS2に対応するフラグFR2を“1"にする(ステップ
206)。しかし、ここで比較出力CO2がハイレベルである
とコインセンサCS2は汚れていないと判断され、コイン
センサCS2に対応するフラグFR2を“0"にする(ステップ
207)。
同様に、コインセンサCS3に係わる比較回路35の比較
出力CO3がローレベルであるかを調べ(ステップ208)、
ローレベルであるとコインセンサCS3の汚れとしてコイ
ンセンサCS3に対応するフラグFR3を“1"にする(ステッ
プ209)。しかし、ここで比較出力CO3がハイレベルであ
るとコインセンサCS3は汚れていないと判断され、コイ
ンセンサCS3に対応するフラグFR3を“0"にする(ステッ
プ210)。
更に、コインセンサCS4に係わる比較回路35の比較出
力CO4がローレベルであるかを調べ(ステップ211)、ロ
ーレベルであるとコインセンサCS4の汚れとしてコイン
センサCS4に対応するフラグFR4を“1"にする(ステップ
212)。しかし、ここで比較出力CO4がハイレベルである
とコインセンサCS4は汚れていないと判断され、コイン
センサCS4に対応するフラグFR4を“0"にする(ステップ
213)。
その後、制御部から出力されているローレベルのスレ
ッショルドレベル変更指令SHCをハイレベルにし、第3
図に示したトランジスタTRをオフにする(ステップ21
4)。これにより、比較回路35の比較スレショルドレベ
ルは元のコイン検出スレショルドレベルSH1に戻され
る。
続いて、フラグFR1〜FR4の内“1"にセットされている
ものがあるかを調べる(ステップ215)。ここで“1"に
セットされているものがあると一定時間のタイマをセッ
トし(ステップ216)、ブザー33をオンにし(ステップ2
17)、タイマがタイムオーバーすると(ステップ21
8)、ブザー33をオフにする(ステップ219)。すなわ
ち、ブザーをタイマに設定された一定時間だけ鳴動させ
る。これによりコインセンサの汚れ検知処理は終了す
る。
ステップ103で、硬貨投入があったと判断された場合
は、このコインデータD1、D2の測定を行う。ここでコイ
ンデータD1、D2の測定は、このコインデータD1、D2を、
記憶部32に予め格納されている各金種の硬貨に対応する
窓データと比較することにより行う。ここで2つのコイ
ンデータD1、D2に対して共に所定の条件が満足されたと
きのみ正貨として検出する。
続いて、このコインデータD1、D2の測定結果にもとづ
き、投入された硬貨が正貨かの判断を行い、正貨である
と、次に、この正貨と判定された金種に対応するコイン
センサについてコインセンサの汚れを示すフラグFRが
“1"であるかを調べる(ステップ108)。投入硬貨が正
貨であり、かつこの正貨と判定された金種に対応するコ
インセンサについてコインセンサの汚れを示すフラグFR
が“1"でない、すなわち“0"であると、次に、正貨と判
定された金種が硬貨Aまたは硬貨Bである、すなわちグ
ループ1に属するものかを調べ(ステップ109)。グル
ープ1に属するものであると、第2ソレノイド(SOL2)
を駆動し(ステップ110)、第2の振り分けゲート15
(第1図)によりグループ1に属する硬貨A、Bの振り
分けを行う。なお、正貨と判定された金種がグループ2
に属する硬貨C、Dの場合は第2ソレノイド(SOL2)は
駆動せず、第2の振り分けゲート15(第1図)によりグ
ループ2に属する硬貨A、Bの振り分けを行う。
第2の振分けゲート15で振分けられた硬貨A、Bは第
1の機械的振分け部16により硬貨A、Bの径の違いを利
用して振分けられ、硬貨Aは硬貨通路P1に導かれ、硬貨
Bは硬貨通路P2に導かれ、硬貨C、Dは第2の機械的振
分け部17により硬貨C、Dの径の違いを利用して振分け
られ、硬貨Cは硬貨通路P3に導かれ、硬貨Dは硬貨通路
P4に導かれる。
続いて、硬貨の計数処理を行う(ステップ111)。こ
の計数処理は硬貨通路P1、P2、P3、P4にそれぞれ配設さ
れたコインセンサCS1、CS2、CS3、CS4の出力に対応して
比較回路35から出力されデータCO1〜CO4にもとづき計数
される。
なお、ステップ107で、偽貨と判定された場合、また
はステップ108で正貨と判定された金種に対応するコイ
ンセンサについてコインセンサの汚れを示すフラグFRが
“1"であると判定された場合は、第1ソレノイド(SOL
1)が駆動され(ステップ112)、第1の振り分けゲート
14によりこの偽貨または正貨と判定された硬貨は図示し
ない硬貨返却通路を通って返却される。
すなわち、偽貨の場合は勿論、また正貨であってもこ
の正貨の金種に対応するコインセンサについてコインセ
ンサの汚れを示すフラグFRが“1"であるとその硬貨の受
入は拒否される。
なお、コインセンサの汚れを示すフラグFRが“1"の金
種が3金種以内の場合はその金種のみの硬貨の受入が拒
否されるだけであるが、コインセンサの汚れを示すフラ
グFRが“1"の金種が4金種になると、全ての金種の受入
が拒否されるので、この場合はアクセプタ異状として処
理される。
なお、上記実施例ではコインセンサCS1、CS2、CS3、C
S4の出力を比較回路35で比較することにより、コインセ
ンサCS1、CS2、CS3、CS4を通過する硬貨の検出およびコ
インセンサCS1、CS2、CS3、CS4の汚れを検出するように
構成したが、比較回路35の比較動作を、制御部20内で行
うように構成してもよい。
このように構成した発明の他の実施例を第8図に示
す。
第8図に示すこの発明の他の実施例においてはコイン
センサCS1、CS2、CS3、CS4の出力をアナログディジタル
変換器36でディジタル値に変換してデータS1〜S4として
制御部20に入力する。他の構成は第1図に示したものと
同様である。ただし、その動作を示すフローチャートが
第7図のものを第9図のもので置き換える必要がある。
すなわち、第9図のフローチャートにおいては、第7図
に示すステップ201の代わりに、制御部20の内部の比較
スレショルドレベルをコイン検出スレショルドレベルSH
1から汚れ検出スレショルドレベルSH2に切換える処理が
用いられ(ステップ301)、また、第7図に示すステッ
プ214の代わりに、制御部20の内部の比較スレショルド
レベルを汚れ検出スレショルドレベルSH2からコイン検
出スレショルドレベルSH1に戻す処理が行われる(ステ
ップ314)。
また、第7図のステップ202、205、208、211の判断の
代わりに、S1<SH2、S2<SH2、S3<SH2、S4<SH2の判断
が行われる(ステップ302、305、308、311)。他の処理
は第7図のものと同様である。
なお、上記実施例において返却スイッチ34の押下によ
りコインセンサの汚れ検出モードに移行するように構成
したが、別に特別のスイッチを設けて、このスイッチの
押下によりコインセンサの汚れ検出モードに移行するよ
うに構成してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明によれば、コインセンサ
の汚れの状態を迅速かつ正確にかつ容易に検出すること
ができ、コインセンサの誤動作を未然に防止することが
できる。また、この発明を自動販売機等の硬貨選別装置
に適用した場合は、コインセンサの汚れによる自動販売
機等の利用者または管理者に対する不測の損害を確実に
防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を硬貨選別装置に適用した一実施例を
示すブロック図、第2図はこの実施例の硬貨選別装置の
構成を説明する図、第3図はコインセンサおよび比較回
路の具体例を示す回路図、第4図、第5図は第3図に示
した回路の動作を説明する波形図、第6図、第7図は第
1図に示した実施例の動作を説明するフローチャート、
第8図はこの発明の他の実施例を示すブロック図、第9
図は第8図に示した実施例の動作を説明するフローチャ
ートである。 10……硬貨、11……硬貨投入口、12……ガイドレール、
13……硬貨検出コイル部、14……第1の振分けゲート、
15……第2の振分けゲート、16……第1の機械的振分け
部、17……第2の機械的振分け部、20……制御部、21…
…励磁回路、22、25……検波回路、23、26……ホールド
回路、24、27、36……アナログディジタル変換器、28、
30……ソレノイド駆動回路、29……第1のソレノイド、
31……第2のソレノイド、32……記憶部、33……ブザ
−、34……返却スイッチ、35……比較回路、CS1〜CS4…
…コインセンサ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−52790(JP,A) 実開 昭59−54871(JP,U) 実開 平1−180687(JP,U) 実開 平1−79183(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 8/00 G07D 9/00 G01J 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子と受光素子とを硬貨通路を挾んで
    対向して配設し、前記硬貨通路を硬貨が通過することに
    より生じる前記受光素子の出力レベルの低下を所定のコ
    イン検出スレショルドレベルと比較することにより検出
    するコインセンサの汚れ検出装置において、 返金を要求する返却スイッチと、 前記返却スイッチの操作により前記コインセンサのスレ
    ショルドレベルを前記コイン検出スレショルドレベルか
    ら該コインセンサのコイン検出スレショルドレベルより
    高いコインセンサ汚れ検出スレショルドレベルに切換え
    るスレショルドレベル切換え手段と、 前記コインセンサの待機時の出力レベルを前記スレショ
    ルドレベル切換え手段により切り換えられたコインセン
    サ汚れ検出スレショルドレベルと比較することにより前
    記コインセンサの汚れを検出する検出手段と を具備することを特徴とするコインセンサ汚れ検出装
    置。
  2. 【請求項2】前記検出手段によるコインセンサの汚れの
    検出に応答して警報を発生する警報発生手段 を更に備えたことを特徴とする請求項1記載のコインセ
    ンサ汚れ検出装置。
  3. 【請求項3】硬貨投入口から投入された硬貨を金種別に
    選別し、該選別された硬貨を金種別に受け入れるそれぞ
    れの硬貨通路に、発光素子と受光素子とを該硬貨通路を
    挾んで対向して配設し、該硬貨通路を硬貨が通過するこ
    とにより生じる該受光素子の出力レベルの低下を、所定
    のコイン検出スレショルドレベルと比較することにより
    それぞれ検出するコインセンサの汚れ検出装置におい
    て、 返金を要求する返却スイッチと、 前記返却スイッチの操作により前記コインセンサのスレ
    ショルドレベルを前記コイン検出スレショルドレベルか
    ら前記コインセンサ汚れ検出スレショルドレベルに切換
    えるスレショルドレベル切換え手段と、 前記コインセンサの待機時の出力レベルを前記スレショ
    ルドレベル切換え手段により切り換えられたコインセン
    サ汚れ検出スレショルドレベルと比較する比較手段と、 前記比較手段の比較出力にもとづき前記コインセンサの
    汚れを検出する検出手段と を備えたことを特徴とするコインセンサ汚れ検出装置。
  4. 【請求項4】前記検出手段により前記コインセンサの汚
    れの検出に応答して警報を発生する警報発生手段 を更に備えたことを特徴とする請求項3記載のコインセ
    ンサ汚れ検出装置。
  5. 【請求項5】前記検出手段により前記コインセンサの汚
    れが検出された場合は、該汚れが検出されたコインセン
    サに対応する金種の硬貨の受入を拒否する硬貨受入拒否
    手段 を更に備えたことを特徴とする請求項3記載のコインセ
    ンサ汚れ検出装置。
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