JP2006040099A - 硬貨識別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紐を接着した硬貨の引き抜き等の悪戯があるとこれに対応できなかった。
【解決手段】投入口21から投入された第1の硬貨が第2の識別センサ29を通過した後であって、第1の識別センサ27で第2の硬貨を検知する前に、前記第2の識別センサ29で前記第1の硬貨を検出した場合には異常と判定する異常検知手段54を設けたものである。これにより、悪戯を防止することができるので、自動販売機等に用いられる硬貨識別装置として有用である。
【選択図】図5

Description

本発明は、硬貨識別装置に係わり、更に詳しくは悪戯防止性能の高い硬貨識別装置に関するものである。
以下、従来の硬貨識別装置について説明する。従来の硬貨識別装置は、図7に示すような構成となっていた。図7において、1は硬貨の投入口であり、2は投入口1に連結された通路である。3,4,5は通路2の壁面に設けられた識別センサであり、夫々硬貨の凹凸、材質、材厚を検出するものである。そして、これらの識別センサ3,4,5の出力には硬貨の識別部6が接続されており、この識別部6で投入された硬貨の正、偽および硬貨の種類を判定していた。
7は、通路2の終端に連結されたゲートであり、識別部6で「偽」と判定された硬貨は直接出口8に導かれる。また、識別部6で「正」と判定された硬貨は振り分け部9に導かれ、この振り分け部9で硬貨の種類別に振り分けられる。そして、夫々の種類ごとの収納筒10に導かれる。また、11は、収納筒10の底辺に設けられた払い出し部であり、必要な種類の硬貨を必要な枚数だけ払い出すものである。
図8は、電気回路のブロック図である。図8において、3,4,5は識別センサであり、この識別センサ3,4,5の出力は硬貨の正偽及び種類を識別する識別部6に接続されている。
この識別部6は以下のように構成されている。即ち、識別センサ3,4,5の出力は識別部6内に設けられるとともに硬貨の特徴を検出してその特徴を表す特徴量に変換する検知手段12,13,14に接続されている。
この検知手段12,13,14の出力は夫々比較手段15,16,17の一方の入力に接続されるとともに他方の入力にはメモリ18の出力が夫々接続されている。そして、このメモリ18に格納された基準データと比較手段15,16,17で比較される。
この比較手段15,16,17の出力は判定手段19に接続されており、この判定手段19で投入された硬貨の正偽及び種類を判定し、その判定結果を出力端子20から出力するものであった。また、判定の結果、投入された硬貨が正貨である場合には、正貨信号がこの出力端子20から出力されるものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平11−312263号公報
しかしながらこのような従来の硬貨識別装置では、一旦硬貨を投入して正貨信号が出力された後、硬貨を引き抜いてしまうという悪戯をされることがあった。このような悪戯をされた場合、出力端子20から出力される金額と、収納筒10に収納された硬貨の金額との間に違いができてしまうという違算の問題があった。
本発明は、このような問題を解決したもので、悪戯防止性能の高い硬貨識別装置を提供することを目的としたものである。
そしてこの目的を達成するために本発明の硬貨識別装置は、投入口から投入された第1の硬貨が第2のセンサを通過した後であって、第1のセンサで第2の硬貨を検知する前に、前記第2のセンサで前記第1の硬貨を検出した場合には異常と判定する異常検知手段を設けたものである。これにより、初期の目的を達成することができる。
以上のように本発明は、投入口から投入された第1の硬貨が第2のセンサを通過した後であって、第1のセンサで第2の硬貨を検知する前に、前記第2のセンサで前記第1の硬貨を検出した場合には異常と判定する異常検知手段を設けたものである。
従って、以上の構成に示すように、異常検知手段を有しているので、硬貨の逆流を異常として検知することができる。従って、硬貨に紐等を接着し、この硬貨がセンサ通過後に紐等を引っぱることにより引き抜かれるような悪戯を異常として検知することができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における硬貨識別装置の正面図である。図1において、21は、硬貨の投入口であり、22は投入口21に連結されるとともに、筐体23の一方の縦側面23aに向かって伸びたガイドである。そしてこのガイド23の延長上にどの硬貨よりも堅い材質で形成されたスナバー24が設けられている。25は、このスナバー24に連結されるとともに筐体23の他方の側面23bに向かって設けられた通路である。従って、投入された硬貨はスナバー24で略90度進行方向を変えることになる。
この通路25は、図2に示すように、水平面に対して角度26が10度から12度傾いており、この通路25上を硬貨が自然転動する。
27,28,29は通路25の壁面に設けられた識別センサであり、投入口21側からこの順に配置されている。また、最初のセンサ27はガイド22の真下より他方の側面23b側にあり、投入口21から強制的な力を硬貨に加えたとしても、硬貨はこのセンサ27とは重なり合うことなくスナバー24或いは通路25に到達すると共に、このセンサ27の位置では略一定の速度で転動する。従って、正確な認識ができる。
なお、識別センサ27,28,29は、フェライトコアと、このフェライトコアに巻回されたコイルと、このコイルに接続されたコンデンサ及び正帰還回路でなる発振回路と、この発振回路の発振波形を正弦波から発振レベルを示す信号に変換する整流回路とから構成されている。従って、識別センサ27,28,29からの出力は、直流信号が出力される。
また、硬貨の凹凸を検出する凹凸センサ27と、硬貨の材質を検知する材質センサ28と、硬貨の厚みを検知する材厚センサ29がこの順に並んでいる。これらの識別センサ27,28,29の中心は通路25から一定の距離(13.25mm)30に設けられている。
凹凸センサ27の直径は8.3mmであり、材質センサ28と材質センサ29の直径は共に12.5mmである。また、凹凸センサ27と材質センサ28との中心間の距離31は11.5mmであり、材質センサ28と材厚センサ29との中心間の距離32は13.5mmである。そして、凹凸センサ27と材厚センサ29の中心間の距離33は25mmにしている。このように識別センサ27,28,29を配置することにより、投入された硬貨は必ず複数の識別センサにより同時に検出されるタイミングを有することになる。
また、凹凸センサ27と材厚センサ29とは、図3に示すように2つのコイル34と35を通路25に対向して配置し、これらのコイル34,35を相互インダクタンスが負になるように直列逆相接続している。従って、通路25を転動する硬貨36の凹凸や厚みを通路25の両側から検知できるので、硬貨36が通路25の側壁あるいは通路25の中央部分を通過するといった硬貨36の通過する位置に関係なく高い検知精度が得られる。即ち、各コイル34,35の出力は硬貨36の通過位置の影響を受けて夫々の出力では検知精度の低下要因になるが、両側から検知した場合にはこの影響が相殺されるから高い検知精度が得られるものである。
また、材質センサ28は、コイル34,35を巻いたセンサ28を通路25に対向して配置し、これらのコイル34,35を相互インダクタンスが正になるように直列同相接続している。従って、硬貨36の材質を通路25の両側から検知できるので、硬貨36が通路25の側壁あるいは通路25の中央部分を通過するといった硬貨36の通過位置に関係なく高い検知精度が得られる。即ち、各コイル34,35の出力は硬貨36の通過位置の影響を受けて夫々単独では検知精度の低下要因になるが、両側から検知した場合にはこの影響が相殺されるから高い検知精度が得られるものである。
図1に戻って、これらの識別センサ27,28,29の出力は硬貨の識別部37に接続されており、この識別部37で投入された硬貨36の正、偽および硬貨36の種類(10円、50円、100円、500円)を判定している。
38は、通路25の終端に設けられたゲートであり、このゲート38の設けられている位置で、通路25は垂直下方向の通路25aへと略90度方向を転換する。従って、通路25を転動してきた硬貨36は材厚センサ29を通過した後、その方向を90度変更してゲート38に導かれる。このゲート38では、識別部37で「偽」と判定された硬貨36は奥の通路39を通って出口40に導かれる。
また、識別部37で「正」と判定された硬貨36は振り分け部41で種類別に振り分けられ、夫々の種類ごとの収納筒42aから42dに夫々10円、50円、100円、500円が収納される。また、43は収納筒42の底辺に設けられた払い出し部であり、必要な種類の硬貨36を必要な枚数だけ払い出すものである。
44は、ゲート38の正貨側の通路25aに設けられたストローブセンサであり、硬貨36が正貨側の通路25aを通過した時にこのストローブセンサ44からストローブ信号44aを出力するものである。
なお、このストローブセンサ44は、光学センサと、この光学センサに接続された発光駆動回路と受光回路と出力保持回路とから構成され、受光回路の出力信号を出力保持回路で保持して出力している。従って、ストローブセンサ44からの出力は、直流信号が出力される。
図4は、硬貨36を投入口21から投入したときのタイミングチャートである。図4において、27a,28a,29aは夫々凹凸センサ27、材質センサ28、材厚センサ29から出力される識別センサ信号であり、44aはストローブセンサ44から出力されるストローブ信号である。また、38aはゲート38の動作時間を示すゲート信号であり、45aは正貨信号である。
硬貨36が投入口21に投入されると、この投入された硬貨36は通路25を転動する。そして、最初に凹凸センサ27が硬貨36を検知して識別センサ信号27aを出力する。74は、凹凸センサ27が硬貨36を検知するタイミングである。同様に、材質センサ28、材厚センサ29で硬貨36を検知して識別センサ信号28a,29aを順次出力する。この識別センサ信号27a,28a,29aを用いて識別部37では硬貨36の正偽及び種類が識別される。
そして、この識別部37が硬貨36を正貨と識別するとこの識別が終了したタイミング75でゲート38を正貨側に一定の切り替え時間38b(300msec)切り替える。そうすると、硬貨36は正貨側の通路25aを通過して、振り分け部41に導かれる。このとき、ストローブセンサ44は硬貨36を検知してストローブ信号44aをオンする。このストローブ信号44aは硬貨36の通過時間であり、硬貨36がストローブセンサ44を通過するとオフする。従って、このストローブ信号44aは、ゲート38の切り替えている時間38b内に含まれる。
ストローブセンサ44から出力されるストローブ信号44aがオフした時点から所定時間76(300msec)経過したタイミング77で正貨信号45aを一定時間(5msec)出力する。従って、この正貨信号45aが出力されれば、投入された硬貨36は正貨であったと識別されたことになる。
なお、識別部37における硬貨36の識別結果が偽貨であった場合は、ゲート38は動作しない。従って、投入された偽貨は通路39を通って出口40に導かれる。
ここで、悪戯で紐をつけた硬貨36が使用されて、ストローブ信号44aのオン後、硬貨36が引き上げられると硬貨36は逆流することになり、再び材厚センサ(第2のセンサの一例として用いた)29から識別センサ信号が出力されることになる。この信号は硬貨36が逆流した場合に出力されるので、逆流信号78とする。
なお、第2のセンサは、材厚センサ29である必要はなく、第1のセンサ(この第1のセンサも凹凸センサ27である必要はない)より下流にあるセンサであれば、ストローブセンサ44も含めてどのセンサであっても良い。要するに、第1のセンサより第2のセンサが下流に設けられていることが重要である。
このように、悪戯されると逆流信号78が出力される。即ち、凹凸センサ(第1のセンサの一例として用いた)27から次の識別センサ信号27aが出力される前に、材厚センサ29から逆流信号78が出力されれば、異常があったと判定して、所定時間79(1分間)内は入金を禁止(無視)する。そして、この場合には正貨信号45aを出力しない(オフのままであり、点線45bで示すようにオンしない)。
ここで逆流信号78が出力されると、この逆流信号78は異常検知手段54(図5参照)に接続されており、硬貨36に逆流があり悪戯されたものとして検知するようにしている。
また、このように悪戯があったときは、正貨信号45aは出力されないようにしているので、正貨と判定して違算が発生することはない。この正貨信号45aはストローブセンサ44のストローブ信号44aがオフになってから所定時間76経過するまで出力しないので、糸釣りの悪戯があったものと判定することができる。従って、違算を防止することができる。
なお、正貨信号45aが出力された後に、逆流信号78が出力された場合には、直ちに正貨信号45aを取り消すための取り消し信号が取り消し信号出力端子56から出力されるようになっている。このことにより、異常が無い場合の所定時間76を必要以上に引き延ばす必要は無く、正貨信号45aを迅速に出力することができる。
また、異常検知手段54に入力される逆流信号78が出力されたならば、所定時間79内は入金を禁止(無視)している。従って、悪戯や硬貨36詰まりによる故障を防止することができる。また、異常検知手段54に報知手段57を接続し、この報知手段57から光或いは音声を用いて報知することにより、悪戯を止めさせることもできる。
次に、図5を用いて、識別部37について説明する。図5において、27,28,29は夫々投入された硬貨の凹凸、材質、材厚を識別する識別センサである。そして、この識別センサ27,28,29の出力は検知手段45,46,47に接続されており、これらの検知手段45,46,47の出力は夫々比較手段48,49,50の一方の入力に接続されるとともに他方の入力にはメモリ51の出力が夫々接続されている。そして、この比較手段48,49,50の出力は判定手段52に接続されており、この判定手段52の出力は出力端子53に接続されている。
また、識別センサ27,28,29とストローブセンサ44の出力は夫々異常検知手段54に接続されており、この異常検知手段54で識別センサ27,28,29とストローブセンサ44から出力される識別センサ信号27a,28a,29aとストローブセンサ信号44aの生起順序を判定している。この異常検知手段54の出力は取り消し信号出力端子56に接続されている。また、異常検知手段54の出力は報知手段57にも接続されている。
なお、識別センサ27,28,29の出力に夫々検知手段45,46,47と比較手段48,49,50を夫々3個ずつ設けているが、これは、識別センサ27,28,29の出力に電子的な切り替えスイッチを設けて、この切り替えスイッチにより、時分割で順次検知手段とこれに直列接続された比較手段に供給すれば、検知手段と比較手段は1つで良い。
以上のように構成された硬貨識別装置について、以下にその動作を説明する。硬貨の投入口21から投入された硬貨36は、投入口21に連結して設けられた通路25を転動する途中において、この通路25の側面に設けられた識別センサ27,28,29を通過する。識別センサ27では主に硬貨の凹凸を検知し、識別センサ28では硬貨の材質を検知する。また、識別センサ29では主に硬貨の材厚を検知する。
これらの識別センサ27,28,29から出力される各センサ中の発振回路の発振レベルを示す信号は、検知手段45,46,47に夫々入力される。これらの検知手段45,46,47では、入力された発振レベル信号から最大変化量等を検知して前記硬貨の特徴を表す特徴量として出力している。そして、この特徴量は、メモリ51内に格納されている基準データの夫々と比較手段48,49,50で比較される。そしてこの比較結果に基づいて判定手段52で投入された硬貨36の正偽及び種類を判定している。そして、この判定結果は出力端子53から出力される。また、正貨信号もこの出力端子53から出力される。
識別センサ27,28,29とストローブセンサ44から出力される識別センサ信号27a,28a,29aとストローブセンサ信号44aは、異常検知手段54で生起順序が検知され、前記識別センサ信号27a,28a,29aとストローブセンサ信号44aがこの順序で得られないとき、即ち、識別センサ信号29aが出力されたあと、識別センサ信号27aから次の硬貨36の信号が出力されないのに、再度識別センサ信号29aが検知された場合は、硬貨36の逆流が有ったとして、異常信号78が出力される。そして、この異常信号78が出力されたときは、正貨信号45aは出力されない。しかし、既に正貨信号45aが出力されてしまったときは、取り消し信号が取り消し信号出力端子56から出力される。
また、異常信号78が出力されると、この信号に基づいて報知手段57からは光或いは音声で異常を報知することができる。このことにより、悪戯を防止することができる。
以下、硬貨の判定について述べる。図6において、61は凹凸センサ27から出力される波形であり、62は材質センサ28から出力される波形であり、63は材厚センサ29から出力される波形である。ここで、横軸64は時間であり、縦軸65は識別センサ27,28,29の出力レベルである。61aは波形61の前縁点であり、61bは後縁点である。これらは夫々波形61の最大値61cの値の34%になる点にしている。この値は最大値の略3分の1にしておくことが望ましい。これは、電圧変動等で硬貨36の最大値がばらついても、前縁点61aと後縁点61bを相対的に安定させるためである。
以下、材質センサ28の波形62も同様に前縁点62a、後縁点62bおよび最大値62cを定めている。また材厚センサ29の波形63も同様に前縁点63a、最大値63cを定めている。
66は、凹凸センサ27の前縁点61aから後縁点61bまでの時間であり凹凸センサ出力持続時間とする。同様に67は、材質センサ28の前縁点62aから後縁点62bまでの時間であり材質センサ出力持続時間とする。この材質センサ出力持続時間67は、硬貨36の材質によって異なる値を示すセンサであり、硬貨36の汚れや凹凸による影響を受け難い。従って、硬貨36の外径を検知するのに適している。
また、68は材質センサ28の前縁点62aと材厚センサ29の前縁点63a間の時間を計測した第1の時間であり、69は、凹凸センサ27の後縁点61bと材質センサ28の後縁点62b間を計測した第2の時間である。また、70は凹凸センサ27の前縁点61aと材質センサ28の前縁点62a間の時間を計測した第3の時間である。また、71は凹凸センサ27の前縁点61aと材厚センサ29の前縁点63a間の時間を計測した第4の時間である。
以上のような計測点から硬貨36の外径は、第1の時間68と第2の時間69の和で、材質センサ出力持続時間67を徐し、これに第4の時間71で補正して求めている。このことにより、材質センサ28の材質センサ出力持続時間67を夫々のセンサの前縁点、後縁点を用いた第1の時間68、第2の時間69、第3の時間70および第4の時間71で正規化しているので、例え、通路の汚れや、硬貨の汚れによる各センサの出力レベルのばらつきや、電源電圧の変動による各センサのばらつきがあったとしても正確な外径を検知することができる。
また、第4の時間71を用いているので、最初の凹凸センサ27から最後の材厚センサ29までの長い時間で補正しているので、通路の極端な通過時間の相違も検出することができる。
本発明は、硬貨の正偽を判別する識別センサを用いて硬貨の逆流を検知するので、逆流検知専用にセンサを設ける必要がなく、スペース・コスト両面で非常に有効である。また、異常の判定を第1のセンサで第2の硬貨を検知する前に行うので、正常に連続投入された2枚目以降の硬貨も誤判定することなく、正貨として受け付けることができる。さらに、異常を検知すると報知したり、一定時間受け入れを禁止することで悪戯を防止すると共に、自動的に受け入れ可能な状態に復帰することで販売機会を喪失することがない。特に無人環境で使用される自動販売機においては非常に有効である。また、フェライトコアに巻回したコイルを用いた非接触の渦電流式磁気センサを識別センサとしているので、光学式のセンサを用いた場合のように、硬貨通路の汚れや、異物、変形硬貨による硬貨通過挙動の不安定さによる影響を受けにくく、異常を誤検知することがない。
本発明にかかる硬貨識別装置は、悪戯防止性能が高いので、自動販売機等に用いられる硬貨識別装置として有用である。
本発明の一実施の形態における硬貨識別装置の正面図 同、要部拡大図 同、通路の断面図 同、タイミングチャート 同、硬貨識別装置のブロック図 同、識別センサの出力波形図 従来例の硬貨識別装置の正面図 同、ブロック図
符号の説明
21 投入口
25 通路
27 凹凸センサ
28 材質センサ
29 材厚センサ
45 検知手段
46 検知手段
47 検知手段
48 比較手段
49 比較手段
50 比較手段
51 メモリ
52 判定手段
53 出力端子
54 異常検知手段

Claims (8)

  1. 硬貨の投入口と、この投入口に連結された通路と、この通路に配置された第1のセンサと、この第1のセンサの下流に配置された第2のセンサと、前記第1のセンサに接続されるとともに硬貨の第1の特徴を検知する第1の検知手段と、前記第2のセンサに接続されるとともに硬貨の第2の特徴を検知する第2の検知手段と、硬貨の正偽及び種類の基準となる第1、第2の基準データが格納されたメモリと、このメモリに格納された前記第1の基準データと前記第1の検知手段の出力する第1の特徴量とを比較する第1の比較手段と、前記メモリに格納された前記第2の基準データと前記第2の検知手段の出力する第2の特徴量とを比較する第2の比較手段と、これら前記第1、第2の比較手段の比較結果により硬貨の正偽及び種類を判定する判定手段とを有する硬貨識別装置において、前記投入口から投入された第1の硬貨が前記第2のセンサを通過した後であって、前記第1のセンサで第2の硬貨を検知する前に、前記第2のセンサで前記第1の硬貨を検出した場合には異常と判定する異常検知手段を設けた硬貨識別装置。
  2. 投入された硬貨が第2のセンサを通過して所定時間内に異常検知手段で異常を検知した場合には異常と判定する請求項1に記載の硬貨識別装置。
  3. 投入された硬貨が第2のセンサを通過して所定時間経過するまで異常検知手段で異常を検知しなかった場合には正貨信号を出力する請求項1に記載の硬貨識別装置。
  4. 異常検知手段で異常を検知した場合に、正貨信号を出力した後であれば、出力した正貨信号を取り消す取り消し信号を出力する請求項2に記載の硬貨識別装置。
  5. 異常検知手段で異常を検知した場合に、その後、所定時間が経過するまで硬貨の受け入れを禁止する請求項2に記載の硬貨識別装置。
  6. 異常検知手段で異常を検知してから所定時間が経過するまで硬貨の受け入れを禁止した後に、自動的に硬貨の受け入れを許可する請求項5に記載の硬貨識別装置。
  7. 異常検知手段の出力に報知手段を接続した請求項1に記載の硬貨識別装置。
  8. 硬貨の特徴を検知するための複数の識別センサを備え、投入口に最も近い識別センサを第1のセンサとし、投入口から最も遠い識別センサを第2のセンサとする請求項1に記載の硬貨識別装置。
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