JP2001289617A - 光ファイバを用いた変位計測システム - Google Patents

光ファイバを用いた変位計測システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光強度計測装置により変位発生を検知すると
共に、光強度計測装置により変位発生の検知時には、特
別に設ける光ファイバ歪分布計測装置により変位発生位
置を特定する。 【解決手段】 変位計測領域aに緊張状態で第1光ファ
イバ3と第2光ファイバ4を並行して配設し、光ファイ
バを利用した歪センサ11を第1光ファイバ3の途中に
それぞれ接続して設け、歪センサ11の光の透過光量の
増減を計測する光強度計測装置21を設け、光強度計測
装置21により変位発生の検知時には、第2光ファイバ
4の特定位置の歪みを計測する光ファイバ歪分布計測装
置41を特別に設け、光ファイバ歪分布計測装置41に
より変位発生位置を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば山地、崖
などの斜面の変形や崩壊、構造物の変形や崩壊などを検
知する変位計測システムに係り、特に、変位を検知する
箇所に複数配設された光ファイバの曲率半径が歪みによ
り変化して光の透過光量が増減することを利用して光強
度計測装置により変位発生を検知すると共に、光強度計
測装置により変位発生の検知時には、特別に設ける光フ
ァイバ歪分布計測装置により変位発生位置を特定するよ
うにした光ファイバを用いた変位計測システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】山岳、道路などの斜面は豪雨、地震によ
る崩壊事故が多発している。これらの被害を最小限にと
どめるためには、地滑りや崩壊の危険性がある斜面の変
位を計測・監視し異常を早期に検知する必要がある。こ
れまで斜面の変位は伸縮計や歪ゲージ等により計測され
ていたが、近年光ファイバ技術の発達に伴い光ファイバ
の特長を利用して、斜面の変位を計測する方法が検討・
実用化されている。
【0003】このうち、図6に図示する従来方式1にお
いては、変位計測領域aの斜面bに任意間隔で杭2−1
〜2−Nが打ち込まれている。各杭には光ファイバ51
が固定され、光ファイバ51の一端はBOTDR(Bril
louin Optical Fiber TimeDomain Reflector)と呼ばれ
る光ファイバ歪分布計測装置41に接続されている。こ
のBOTDRと呼ばれる光ファイバ歪分布計測装置41
は光ファイバ全長の歪分布を計測できる装置で、計測原
理は(信学論誌、B-I Vol.J73-B-I,No.2,pp.144-155,19
90;Technical Digest of International Quantum Elect
ronicsConference(IQE'92),Paper no.Mol.4.pp,42-43,1
992)等に報告されているが、光ファイバに光パルスを照
射し戻って来る後方ブリルアン散乱光の周波数が光ファ
イバの歪と関係して変化することから歪値を、後方ブリ
ルアン散乱光が戻って来る時間から歪位置を計測してい
る。図6に図示するように、地滑りcが起こると、崩壊
土砂dと共に杭2−4が下方に移動し光ファイバ51の
杭2−3と杭2−4間及び杭2−4と杭2−5間が引っ
張られるため、BOTDRと呼ばれる光ファイバ歪分布
計測装置41による歪計分布の計測値から地滑りcの発
生とその位置を知ることができる。図6は杭2を使用し
た光ファイバ51の敷設例を示したが、斜面変位を光フ
ァイバ51の伸縮に変換する敷設法として光ファイバ5
1を斜面bに埋め込んだり、杭2の代わりに重りを適用
した例もある。
【0004】また、図7に図示する従来方式2は、光フ
ァイバ曲率の変化と光の透過光強度に一定の関係がある
ことを利用した斜面変位の計測方法である。斜面bには
杭2−1〜2−Nが打ち込まれ、杭間には光センサ61
−1〜61−Nが設置されている。光センサ61−1〜
61−Nは両端の光ファイバ62が伸縮すると、内部の
光ファイバループ径いわゆる曲率が変化する構造になっ
ている。このため地滑りcが発生し崩壊土砂dと共に杭
2−4が下方に移動すると杭2−3と杭2−4間及び杭
2−4と杭2−5間の光ファイバ62が引っ張られ光セ
ンサ61−3と61−4内部の光ファイバループ径が変
化する。光強度計測装置21は光ファイバ62の62a
端から照射した光が光ファイバ62内部を透過し62b
端で得られる光強度を計測しており、光強度の変化から
地滑りc等による杭の移動を知ることができる。この計
測方法は、本願の出願人が平成11年4月に、「光ファ
イバを利用した歪センサ及びこの歪センサを用いた変状
監視システム」として特許出願(特願平11−1071
59)している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
図6の従来方式1は、広範囲の斜面変位を計測し、変状
位置も知ることができる長所を備えているが、下記の欠
点があるため、現実にはほとんど使用されていない。欠
点の一つは、BOTDRと呼ばれる光ファイバ歪分布計
測装置41が非常に高価なことである。このため広範囲
の斜面変位を監視するなど、規模が大きくなるほど経済
降下がでてくる反面、広範囲な斜面変位を監視するの
は、既に変状の起きている事が判明している場合が多
く、高価なBOTDRと呼ばれる光ファイバ歪分布計測
装置41を用いて監視する費用で補強工事を実施可能な
場合がある等適用箇所が限定される。もう一つの欠点
は、変位計測に時間がかかることである。これら計測時
間は光ファイバ長、変位分解能および計測精度などによ
り多少異なるが、数分から数十分が必要である。一方斜
面崩壊は突発的に発生する場合もあり、発生場所によっ
ては人命にかかわる為計測時間がかかるのは問題とな
る。
【0006】また、前述の図7の従来方式2で使用され
る光強度計測装置21は、従来方式1で使用されるBO
TDRと呼ばれる光ファイバ歪分布計測装置41の約1
00分の1程度の価格であり、かつ透過光強度を計測す
るため測定時間も1秒以内と長所の反面、光センサの設
置数の制限と変位の発生位置がわからない欠点がある。
【0007】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、例えば山地、崖などの斜面の変位計測
領域の変位を検知する箇所に複数配設された光ファイバ
の曲率半径が歪みにより変化して光の透過光量が増減す
ることを利用して光強度計測装置により変位発生を短時
間に検知すると共に、光強度計測装置により変位発生の
検知時には、特別に設ける高価な光ファイバ歪分布計測
装置により変位発生位置を特定することのできる光ファ
イバを用いた変位計測システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、変位計測領域に複数の杭を取
付け、全杭間に緊張状態で折れ線直線状に支持される第
1光ファイバと第2光ファイバを並行して配設し、光フ
ァイバの曲率半径が歪みにより変化して光の透過光量が
増減することを利用して歪発生を検知する光ファイバを
利用した歪センサを、各杭間の第1光ファイバの途中に
それぞれ接続して設け、第1光ファイバと第2光ファイ
バの終端同士を接続し、第1光ファイバの途中に接続さ
れた上記歪センサの光の透過光量の増減を計測する光強
度計測装置を設けると共に、当該光強度計測装置に第1
光ファイバと第2光ファイバの基端をそれぞれ接続し、
光強度計測装置により変位発生の検知時には、第2光フ
ァイバに光パルスを入射し戻ってくる後方ブリルアン散
乱光の周波数が第2光ファイバの歪と関係して変化する
ことを利用して後方ブリルアン散乱光が戻ってくる時間
から第2光ファイバの特定位置の歪みを計測する光ファ
イバ歪分布計測装置を特別に設けると共に、当該光ファ
イバ歪分布計測装置に第2光ファイバの基端をその基端
側に設けた光分岐接続器を介して接続して、光ファイバ
歪分布計測装置により変位発生位置を特定する手段より
なるものである。
【0009】また、請求項2の発明は、変位計測領域に
複数の杭を取付け、全杭間に折れ線直線状に支持される
第1光ファイバと全杭間に緊張状態で折れ線直線状に支
持される第2光ファイバを並行して配設し、第1光ファ
イバの緊張を緩和するインバー線を全杭間に緊張状態で
折れ線直線状に第1光ファイバに並行して配設し、光フ
ァイバの曲率半径が歪みにより変化して光の透過光量が
増減することを利用して歪発生を検知する光ファイバを
利用した歪センサを、各杭間の第1光ファイバの途中に
それぞれ接続して設け、各杭間のインバー線の途中に歪
センサをそれぞれ接続すると共に各歪センサ内の光ファ
イバの曲率半径がインバー線に作用する張力の増減によ
って変化可能に各インバー線を接続し、第1光ファイバ
と第2光ファイバの終端同士を接続し、第1光ファイバ
の途中に接続された上記歪センサの光の透過光量の増減
を計測する光強度計測装置を設けると共に、当該光強度
計測装置に第1光ファイバと第2光ファイバの基端をそ
れぞれ接続し、光強度計測装置により変位発生の検知時
には、第2光ファイバに光パルスを入射し戻ってくる後
方ブリルアン散乱光の周波数が第2光ファイバの歪と関
係して変化することを利用して後方ブリルアン散乱光が
戻ってくる時間から第2光ファイバの特定位置の歪みを
計測する光ファイバ歪分布計測装置を特別に設けると共
に、当該光ファイバ歪分布計測装置に第2光ファイバの
基端をその基端側に設けた光分岐接続器を介して接続し
て、光ファイバ歪分布計測装置により変位発生位置を特
定する手段よりなるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に記載の発明の実施の
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。こ
こで、図1は変位計測システムを変位計測領域に敷設し
た概略斜視図、図2は光ファイバを利用した歪センサの
概略構成図、図3は変位計測システムの概略構成図、図
4は他の変位計測システムを変位計測領域に敷設した概
略斜視図、図5は他の光ファイバを利用した歪センサの
概略構成図である。
【0011】図1において、光ファイバを用いた変位計
測システム1は、例えば山地、崖などの斜面bの変位計
測領域aの変位を検知する箇所に複数配設された第1光
ファイバ3の曲率半径が歪みにより変化して光の透過光
量が増減することを利用して光強度計測装置21により
例えば斜面bの変位発生を検知すると共に、光強度計測
装置21により変位発生の検知時には、特別に設ける光
ファイバ歪分布計測装置41により変位発生位置を特定
するようにした監視システムである。
【0012】光ファイバを用いた変位計測システム1
は、例えば山地、崖などの斜面bの変位計測領域aに複
数取付けられる杭2−1〜2−N、全ての杭2−1〜2
−N間に緊張状態で折れ線直線状に支持される第1光フ
ァイバ3と第2光ファイバ4、各杭2−1〜2−N間の
第1光ファイバ3の途中にそれぞれ接続して設けられる
光ファイバを利用した歪センサ11、第1光ファイバ3
の途中に接続された上記歪センサ11の光の透過光量の
増減を計測する光強度計測装置21、光強度計測装置2
1により変位計測領域aの変位発生の検知時には、第2
光ファイバ4に光パルスを照射し戻ってくる後方ブリル
アン散乱光の周波数が第2光ファイバ4の歪と関係して
変化することを利用して後方ブリルアン散乱光が戻って
くる時間から第2光ファイバ4の特定位置の歪みを計測
するために特別に設けられる光ファイバ歪分布計測装置
41、第2光ファイバ4の基端を光強度計測装置21、
光ファイバ歪分布計測装置41に接続する光分岐接続器
5などから主に構成されている。
【0013】例えば山地、崖などの斜面bの変位計測領
域aに取付けられる複数の杭2−1〜2−Nは、変位計
測領域aの地盤に一定の間隔をあけて打ち込まれて支持
されて取付けられる。この実施の形態では各杭2−1〜
2−Nは交互に折れ線の交点上に取付けられている。
【0014】変位計測領域aに取付けられた全の杭2−
1〜2−N間には、第1光ファイバ3と第2光ファイバ
4とが緊張状態で折れ線直線状に支持されて並行して配
設されている。並設された第1光ファイバ3と第2光フ
ァイバ4はその終端同士が接続、例えば一体型つまり第
1光ファイバ3と第2光ファイバ4とは1本の光ファイ
バから構成されていたり、或いは接続器によって接続さ
れている。また、第1光ファイバ3と第2光ファイバ4
の基端はそれぞれ光強度計測装置21に接続されてい
る。このうち、第1光ファイバ3の基端は光強度計測装
置21の投光回路22に接続され、又第2光ファイバ4
の基端4aは光強度計測装置21の受光回路23に接続
される。
【0015】また、第2光ファイバ4の基端側には光分
岐接続器5が設けられている。第2光ファイバ4の基端
4aはこの光分岐接続器5を介して光強度計測装置21
に接続され、又第2光ファイバ4の基端4bはこの光分
岐接続器5を介して光ファイバ歪分布計測装置41に接
続される。なお、光分岐接続器5には切り換えスイッチ
型が使用されることもある。
【0016】光ファイバを利用した歪センサ11は、光
ファイバの曲率半径が歪みにより変化して光の透過光量
が増減することを利用して歪発生を検知するセンサで、
各杭2−1〜2−N間の第1光ファイバ3の途中にそれ
ぞれ接続して設けられる。
【0017】光ファイバを利用した歪センサ11は、図
2に示すように、緊張状態で配設される第1光ファイバ
3、第1光ファイバ3の曲線部12を内部に有するハウ
ジング13、ハウジング13内に形成された曲線部12
を弾性支持する板バネ14などから主に構成されてい
る。
【0018】第1光ファイバ3は、曲線部12を内側か
ら弾性支持する板バネ14と釣り合って変位検知箇所で
変位発生時以外に曲率半径が変化するのを防ぐために、
又変位検知箇所以外の部分で簡単に撓んだり変形したり
して曲率半径が変化するのを防ぐために、一定の張力で
引っ張られて緊張状態で配設されている。
【0019】緊張状態で配設される第1光ファイバ3の
基端は前述したように光強度計測装置21の投光回路2
2に接続され、又第1光ファイバ3の終端側は第1光フ
ァイバ3の終端が接続された第2光ファイバ4を介して
光強度計測装置21の受光回路23に接続されている。
受光回路23が投光回路22から出た光の透過光量の増
減を検知することによって、第1光ファイバ3の曲線部
12の曲率半径の変化を検知して、変位発生の有無を検
知できる。
【0020】第1光ファイバ3の曲線部12は、変位検
知箇所に、所定の曲率半径を有する円形の閉ループ状に
形成されている。第1光ファイバ3の曲線部12は、1
回巻き又は複数回巻きの円形の閉ループ状になってい
る。複数回巻きのときには円形の螺旋巻きになる。この
第1光ファイバ3の曲線部12は、第1光ファイバ3を
緊張し且つ円形の閉ループ状の内側に筒状に巻いた板バ
ネ14によって、歪みが発生しない状態では所定の曲率
半径に維持される。
【0021】ハウジング13は第1光ファイバ3の円形
の曲線部12を内部に有する箇所で、変位検知箇所に設
置される。ハウジング13の内部には円形の空間13a
が形成されており、この円形の空間13a内に円形の閉
ループ状に形成された第1光ファイバ3の曲線部12が
配置されている。
【0022】ハウジング13内に形成された円形の空間
13aは、第1光ファイバ3の曲線部12の所定の曲率
半径の円形の閉ループの直径よりも大きく形成されてい
て、第1光ファイバ3の曲線部12は歪み発生時に所定
の曲率半径より大きな曲率半径に可変することができる
ようになっている。
【0023】板バネ14は、ハウジング13内の円形の
空間13a内に取付けられ、緊張状態の第1光ファイバ
3の円形の曲線部12を内側から付勢して、変位発生時
以外で所定の曲率半径で釣り合って弾性支持するもの
で、薄い平板からなる。この薄い平板からなる板バネ1
4は、円筒状に巻いた状態で緊張状態の第1光ファイバ
3の曲線部12の内側に密着した状態で装着されてい
る。
【0024】円筒状に巻いた板バネ14の付勢力によっ
て第1光ファイバ3の円形の曲線部12は、第1光ファ
イバ3を引っ張ることによって作用して曲線部12の曲
率半径を小さくしようとする力と、円筒状に巻いた板バ
ネ14が平面状に拡がろうとすることによって作用して
曲線部12の曲率半径を大きくしようとする力とが釣り
合うことによって、歪み発生時以外で所定の曲率半径が
維持される。
【0025】光強度計測装置21には、変位計測領域a
の変位検知箇所に複数配置された光ファイバを利用した
歪センサ11−1〜11−Nを緊張状態で直列状に接続
する第1光ファイバ3の基端が接続される投光回路2
2、第1光ファイバ3の終端と接続された第2光ファイ
バ4の基端4aが接続される受光回路23などが含まれ
ている。さらに、光強度計測装置21には、受光回路2
3に接続されて警報を発する警報出力回路30が必要に
応じて配設されている。また、受光回路23と警報出力
回路30との間には、順に、光電アンプ24、測定範囲
設定回路25、バッファ回路26、リニアライズ回路2
7、警報値設定回路28、コンパレータ回路29が接続
されている。さらに、リニアライズ回路27からは分岐
して外部に伝送信号を出す外部インターフェース回路3
1が接続されている。
【0026】光ファイバ歪分布計測装置41には、BO
TDR(Brillouin Optical FiberTime Domain Reflect
or)と呼ばれる装置が使用される。このBOTDRから
なる光ファイバ歪分布計測装置41は、光パルスを第2
光ファイバ4に入射したとき、第2光ファイバ4に局所
的な変状つまり歪みが発生した場合、その部分の屈折率
が変化することにより後方ブリルアン散乱光が発生し入
射端に戻ってくる。この後方ブリルアン散乱光は反射点
までの距離に比例した時間後に戻ってくるとともに、そ
の強度は反射点における屈折率の変化、即ち、歪みの大
きさに依存する。このような原理によって、このBOT
DRを使用した光ファイバ歪分布計測装置41は、散乱
光が戻ってくる時間から変位計測領域aの変位発生位置
を特定することができるのである。
【0027】なお、光ファイバ歪分布計測装置41は、
価格が非常に高く、光強度計測装置21の例えば100
倍程もし、また、例えば、数分〜数十分程度も計測する
のに時間がかかる。このため、価格が安くしかも短時間
例えば1秒以内で変位発生の有無を検知する光強度計測
装置21を変位計測領域aに多数設置しておき、価格の
高い光ファイバ歪分布計測装置41は設置しない。そし
て、光強度計測装置21で変位発生が検知された場合に
のみ、光分岐接続器5に接続して光ファイバ歪分布計測
装置41を用いて変位計測領域aの変位発生位置を特定
するために使用される。
【0028】また、図4に図示するように、全の杭2−
1〜杭2−Nで第1光ファイバ3が緊張状態で配設され
るのを回避するために、インバー線15が第1光ファイ
バ3に並行に全の杭2−1〜杭2−Nで緊張状態で折れ
線直線状に配設されることがある。インバー線15は、
温度変化、張力の影響による伸びを生じにくい金属線
で、線膨張係数が1×10-6/℃以下の直径0.5 mmのも
のが使用されている。また、インバー線15の材質は、
例えば、鉄64%、ニッケル36%からできている。
【0029】そして、インバー線15を使用する場合に
は、歪センサ11は図5に図示するような構造となる。
歪センサ11のハウジング13内には引張スプリング1
6が取付けられている。引張スプリング16の一端は光
ファイバ・引張スプリング・インバー線固定部17に連
結され、引張スプリング16の他端は光ファイバ・引張
スプリング・インバー線移動部18は連結されている。
光ファイバ・引張スプリング・インバー線固定部17は
ハウジング13内の端部に固定され、光ファイバ・引張
スプリング・インバー線移動部18はハウジング13内
に形成された摺動溝13a内を移動できるように取付け
られている。
【0030】引張スプリング16の一端が連結された光
ファイバ・引張スプリング・インバー線固定部17に
は、第1光ファイバ3とインバー線15の端部が連結さ
れている。また、引張スプリング16の他端が連結され
た光ファイバ・引張スプリング・インバー線移動部18
には、第1光ファイバ3と別個のインバー線15の端部
が連結されている。第1光ファイバ3はその曲線部12
の両外側で光ファイバ・引張スプリング・インバー線固
定部17と光ファイバ・引張スプリング・インバー線移
動部18に連結されている。
【0031】引張スプリング16の両端に連結された各
インバー線15は、引張スプリング16によって、引っ
張られて弛緩するのが防がれて全て杭2−1〜杭2−N
間で緊張状態が維持される。また、変位計測領域aの斜
面bで地滑りcなどが生じて例えば杭2−4が移動する
と、インバー線15に張力が作用したりこれまで作用し
ていた張力が弱くなったりして、インバー線15の端部
が連結された光ファイバ・引張スプリング・インバー線
移動部18は作用する張力が増減することによって移動
する。
【0032】そして、光ファイバ・引張スプリング・イ
ンバー線移動部18が移動すると連結された部分の第1
光ファイバ3も一体となって移動し、このため、第1光
ファイバ3の曲線部12は光ファイバ・引張スプリング
・インバー線移動部18の移動によってその曲率は変化
して、歪センサ11によって変位計測領域aの変位の発
生が検知される。
【0033】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づ
く変位計測システムの動作について以下説明する。第1
光ファイバ3の基端が接続された光強度計測装置21の
投光回路22からセンシング光が第1光ファイバ3に入
射される。入射されたセンシング光は、変位計測領域a
の変位検知箇所に設置された複数の歪センサ11−1〜
11−Nの各曲線部12を経て第1光ファイバ3から第
2光ファイバ4に入る。
【0034】この場合において、地滑りcが発生し崩壊
土砂dと共に杭2−4が下方に移動すると杭2−3と杭
2−4間及び杭2−4と杭2−5間の第1光ファイバ3
及び第2光ファイバ4が引っ張られ、歪センサ11−3
と歪センサ11−4内部の光ファイバループ径が変化す
る。即ち、歪センサ11−3と歪センサ11−4のハウ
ジング13が変位し、ハウジング13の変位によって、
ハウジング13内の円形の曲線部12の両側の直線部分
の第1光ファイバ3の長さは伸長又は縮小する。
【0035】曲線部12の両側の直線部分の第1光ファ
イバ3の長さが伸長又は縮小した場合、その伸長又は縮
小した長さ部分だけ、逆に曲線部12の第1光ファイバ
3の長さが縮小又は伸長する。つまり、直線部分の第1
光ファイバ3の長さが伸長するとその伸長した長さだけ
曲線部12の第1光ファイバ3の長さが縮小し、逆に、
直線部分の第1光ファイバ3の長さが縮小するとその縮
小した長さだけ曲線部12の第1光ファイバ3の長さが
伸長する。
【0036】即ち、ハウジング13が変位して円形の曲
線部12の両側の直線部分の第1光ファイバ3の長さが
伸長すると、曲線部12を締め付ける張力が高くなり、
曲線部12の内側の円筒状の板バネ14の付勢力に抗し
て曲線部12の第1光ファイバ3の長さは縮小して径が
小さくなる。
【0037】そして、曲線部12の第1光ファイバ3の
径が小さくなって、その曲率半径が小さくなると、光の
透過光量が減少する。これから、変位検知箇所に設置さ
れたハウジング13が曲線部12の曲率半径が小さくな
る方向に変位したことが検知される。また、光の透過光
量が減少量から曲率半径の減少量が計算され、曲率半径
の減少量から変位検知箇所の変位量も計測可能となる。
【0038】これに対して、ハウジング13が上記と逆
方向に変位して曲線部12の両側の直線部分の第1光フ
ァイバ3の長さが縮小すると、内側から曲線部12を付
勢している円筒状の板バネ14の付勢力によって曲線部
12の第1光ファイバ3の長さは伸長して曲線部12の
径が大きくなる。
【0039】そして、曲線部12の第1光ファイバ3の
径が大きくなって、その曲率半径が大きくなると、図2
に示すように、光の透過光量が増加する。これから、変
位検知箇所に設置されたハウジング13が曲線部12の
曲率半径が大きくなる方向に変位したことが検知され
る。また、光の透過光量が増加量から曲率半径の増加量
が計算され、曲率半径の増加量から変位検知箇所の変位
量も計測可能となる。
【0040】このように、歪センサ11は、円形の曲線
部12の第1光ファイバ3の内側にこれを内側から外側
に向けて付勢する円筒状に巻いた板バネ14によって、
曲線部12の両側の直線部分の第1光ファイバ3の長さ
が伸長する方向に変位検知箇所が変位したことを計測す
ることができるのは勿論のこと、更に、曲線部12の両
側の直線部分の第1光ファイバ3の長さが縮小する方向
に変位検知箇所が変位した場合は、円形の曲線部12の
径を大きくして、変位検知箇所が曲線部12の径を大き
くする方向に変位したことの計測も可能となる。
【0041】そして、複数の歪センサ11−1〜11−
Nの各曲線部12を経て第1光ファイバ3から第2光フ
ァイバ4に入り、第2光ファイバ4を透過した光は第2
光ファイバ4の基端から光強度計測装置21の受光回路
23に入り、受光回路23の受光素子により電気信号に
変換され、光電アンプ24に導かれる。光電アンプ24
で増幅された信号は、測定範囲設定回路25でセンサに
よって決まる検出特性の所要の部分を選択的に抽出する
べく設定され、バッファ回路26のインピーダンス変換
を経てリニアライズ回路27で直線化され警報値設定回
路28に送られる。
【0042】この信号は歪みの発生により見込まれる透
過光量の変化に対応した所要の設定値とコンパレータ回
路29にて比較され、一致した場合、変位検知箇所で変
位が発生した旨の警報がリアルタイムで警報出力回路3
0より発せられるようになっている。
【0043】警報により、作業者は、変位の発生を検知
した光強度計測装置21に、光ファイバ歪分布計測装置
41を持参して、光分岐接続器5に接続して、第2光フ
ァイバ4の基端4bを光ファイバ歪分布計測装置41に
接続させる。
【0044】そして、第2光ファイバ4の基端4bに接
続した光ファイバ歪分布計測装置41を作動させて、第
2光ファイバ4の基端4bから光パルスを入射させる。
第2光ファイバ4に局所的な歪みが発生すると、その部
分の屈折率が変化することにより後方ブリルアン散乱光
が発生し入射端に戻ってくる。この後方ブリルアン散乱
光は反射点までの距離に比例した時間後に戻ってくると
ともに、その強度は反射点における屈折率の変化、即
ち、歪みの大きさに依存する。このような原理によっ
て、このBOTDRを使用した光ファイバ歪分布計測装
置41は、散乱光が戻ってくる時間から斜面bの変位計
測領域aの変位発生位置を特定することができる。
【0045】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、請求項
1の発明に係る光ファイバを用いた変位計測システムに
よれば、例えば山地、崖などの斜面の変位計測領域の変
位を検知する箇所に複数配設された光ファイバの曲率半
径が歪みにより変化して光の透過光量が増減することを
利用して光強度計測装置により変位発生を短時間に検知
することができると共に、光強度計測装置により変位発
生の検知時には、変位発生を検知した光強度計測装置に
接続された第2光ファイバの基端を光分岐接続器を介し
て持参した高価な光ファイバ歪分布計測装置に接続する
ことにより変位計測領域での変位発生位置を特定するこ
とができる。このようにして、変位計測領域の通常の変
位発生の有無の計測は、廉価な光強度計測装置を多数使
用して短時間で計測して警報することができ、そして、
変位が発生した時には高価な光ファイバ歪分布計測装置
を用いて変位発生位置を特定するようにすることによっ
て、低コストで変位計測領域の監視を行うことが可能と
なる。
【0046】また、請求項2の発明に係る光ファイバを
用いた変位計測システムによれば、前記請求項1と同一
の効果を有すると共に、これに加えて、第1光ファイバ
の緊張を緩和するインバー線を全杭間に緊張状態で折れ
線直線状に第1光ファイバに並行して配設したことによ
り、第1光ファイバが長期間緊張状態で配設されること
に伴う第1光ファイバの劣化、断線を防ぐことができ、
第1光ファイバの寿命を延ばすことができる。また、イ
ンバー線によって各杭間に強い張力を付与することによ
って、歪センサは微小の変位から計測が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す変位計測システム
を変位計測領域に敷設した概略斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態を示す光ファイバを利用
した歪センサの概略構成図である。
【図3】この発明の実施の形態を示す変位計測システム
の概略構成図である。
【図4】この発明の実施の形態を示す他の変位計測シス
テムを変位計測領域に敷設した概略斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態を示す他の光ファイバを
利用した歪センサの概略構成図である。
【図6】従来技術1の説明図である。
【図7】従来技術2の説明図である。
【符号の説明】
1 光ファイバを用いた変位計測システム 2 杭 3 第1光ファイバ 4 第2光ファイバ 4a 第2光ファイバの基端 4b 第2光ファイバの基端 5 光分岐接続器 11 光ファイバを利用した歪センサ 12 曲線部 13 ハウジング 13a 空間 13b 摺動溝 14 板バネ 15 インバー線 16 引張スプリング 17 光ファイバ・引張スプリング・インバー線固定
部 18 光ファイバ・引張スプリング・インバー線移動
部 21 光強度計測装置 22 投光回路 23 受光回路 24 光電アンプ 25 測定範囲設定回路 26 バッファ回路 27 リニアライズ回路 28 警報値設定回路 29 コンパレータ回路 30 警報出力回路 31 外部インターフェース回路 41 光ファイバ歪分布計測装置 a 変位計測領域 b 斜面 c 地滑り d 崩壊土砂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA01 AA65 BB05 CC00 CC14 FF31 FF41 FF46 GG08 HH15 JJ01 JJ05 LL00 LL02 PP01 SS09 2F076 BB09 BD01 BD02 BD06 BD17 BE17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変位計測領域に複数の杭を取付け、全杭
    間に緊張状態で折れ線直線状に支持される第1光ファイ
    バと第2光ファイバを並行して配設し、光ファイバの曲
    率半径が歪みにより変化して光の透過光量が増減するこ
    とを利用して歪発生を検知する光ファイバを利用した歪
    センサを、各杭間の第1光ファイバの途中にそれぞれ接
    続して設け、第1光ファイバと第2光ファイバの終端同
    士を接続し、第1光ファイバの途中に接続された上記歪
    センサの光の透過光量の増減を計測する光強度計測装置
    を設けると共に、当該光強度計測装置に第1光ファイバ
    と第2光ファイバの基端をそれぞれ接続し、光強度計測
    装置により変位発生の検知時には、第2光ファイバに光
    パルスを入射し戻ってくる後方ブリルアン散乱光の周波
    数が第2光ファイバの歪と関係して変化することを利用
    して後方ブリルアン散乱光が戻ってくる時間から第2光
    ファイバの特定位置の歪みを計測する光ファイバ歪分布
    計測装置を特別に設けると共に、当該光ファイバ歪分布
    計測装置に第2光ファイバの基端をその基端側に設けた
    光分岐接続器を介して接続して、光ファイバ歪分布計測
    装置により変位発生位置を特定するようにしたことを特
    徴とする光ファイバを用いた変位計測システム。
  2. 【請求項2】 変位計測領域に複数の杭を取付け、全杭
    間に折れ線直線状に支持される第1光ファイバと全杭間
    に緊張状態で折れ線直線状に支持される第2光ファイバ
    を並行して配設し、第1光ファイバの緊張を緩和するイ
    ンバー線を全杭間に緊張状態で折れ線直線状に第1光フ
    ァイバに並行して配設し、光ファイバの曲率半径が歪み
    により変化して光の透過光量が増減することを利用して
    歪発生を検知する光ファイバを利用した歪センサを、各
    杭間の第1光ファイバの途中にそれぞれ接続して設け、
    各杭間のインバー線の途中に歪センサをそれぞれ接続す
    ると共に各歪センサ内の光ファイバの曲率半径がインバ
    ー線に作用する張力の増減によって変化可能に各インバ
    ー線を接続し、第1光ファイバと第2光ファイバの終端
    同士を接続し、第1光ファイバの途中に接続された上記
    歪センサの光の透過光量の増減を計測する光強度計測装
    置を設けると共に、当該光強度計測装置に第1光ファイ
    バと第2光ファイバの基端をそれぞれ接続し、光強度計
    測装置により変位発生の検知時には、第2光ファイバに
    光パルスを入射し戻ってくる後方ブリルアン散乱光の周
    波数が第2光ファイバの歪と関係して変化することを利
    用して後方ブリルアン散乱光が戻ってくる時間から第2
    光ファイバの特定位置の歪みを計測する光ファイバ歪分
    布計測装置を特別に設けると共に、当該光ファイバ歪分
    布計測装置に第2光ファイバの基端をその基端側に設け
    た光分岐接続器を介して接続して、光ファイバ歪分布計
    測装置により変位発生位置を特定するようにしたことを
    特徴とする光ファイバを用いた変位計測システム。
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