JP2001289298A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

Info

Publication number
JP2001289298A
JP2001289298A JP2000103277A JP2000103277A JP2001289298A JP 2001289298 A JP2001289298 A JP 2001289298A JP 2000103277 A JP2000103277 A JP 2000103277A JP 2000103277 A JP2000103277 A JP 2000103277A JP 2001289298 A JP2001289298 A JP 2001289298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
worm
actuator
motor
lock
sector gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000103277A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Yoshida
田 真 一 吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
Priority to JP2000103277A priority Critical patent/JP2001289298A/ja
Publication of JP2001289298A publication Critical patent/JP2001289298A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチ操作によっても、ロックノブの手動
操作によってもドアのロックおよびアンロックができる
と共に、作動音や部品点数、通電時間を低減することが
でき、もって製造コストおよび消費電力を減少させるこ
とができるアクチュエータを提供する。 【解決手段】 正逆回転するアーマチュア軸3aを備え
たモータ3と、モータ3のアーマチュア軸3aに取付け
られたウオーム4と、ウオーム4に噛み合って回動する
セクタギヤ5と、セクタギヤ5の回転軸5bに連結され
た出力レバー6から構成されるアクチュエータ1におい
て、モータ3の回転をセクタギヤ5に伝達するウオーム
4の条数を3から5条の範囲にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
ドアをスイッチ操作などに基づく電気信号に応じて自動
的にロックあるいはアンロックするドアロック装置に用
いられるアクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような自動ドアロック装置におい
ては、運転席からのスイッチ操作によって、後部座席や
助手席側ドアをも一括してロックあるいはアンロックし
たり、車速がある一定のスピードに達した時に自動的に
ドアをロックしたりすることができ、非常に便利な装置
である。
【0003】一方、後部座席や助手席の乗客が自分でド
アを開けて車外に出たり、運転者がエンジンを止め、エ
ンジンキーを抜いた状態、あるいはキースイッチをオフ
にした状態でもドアを開けたりすることができるために
は、運転席のスイッチ操作のみならず、各ドアに取付け
られたロックノブの手動操作によっても、ロックおよび
アンロック操作が可能でなければならない。
【0004】そこで、従来のドアロックアクチュエータ
においては、例えば実公平8−2353号公報に記載さ
れているように、いわゆる空振り機構を設けることによ
り、駆動用モータが作動していない時には、アクチュエ
ータの出力部材をフリーな状態とし、出力部材がノブの
手動操作によってロック側にもアンロック側にも自由に
移動できるようにしてある。
【0005】すなわち、図3(a)および(b)は、上
記公報に記載されたドアロックアクチュエータの主要構
造を示すものであって、図に示すドアロックアクチュエ
ータは、正逆回転可能なモータのシャフトに取付けられ
たウオーム51(図3(b)参照)に噛み合って回転す
るウオームホイール52と、ウオームホイール52に設
けた係止部52aに係合する係合部53aを有し、該係
合部53aにウオームホイール52の係止部52aが係
合している間のみウオームホイール52に連れ回りする
ピニオン53と、ピニオン53に噛み合って回動し、軸
部54aに出力部材としてのスイングアーム55(図3
(b)参照)を備えたセクタギヤ54を有すると共に、
前記ウオームホイール52の下部には、ウオームホイー
ル52を付勢し、モータが停止したのちウオームホイー
ル52を中立位置に戻すコイル状の戻しばね56を備え
ている。
【0006】図3(b)は、上記ドアロックアクチュエ
ータのスイングアーム55がアンロック位置Uにある状
態を示しているが、この状態においてピニオン53は反
時計回り方向には自由に回転することができるため、ス
イングアーム55に連結された図外のロックノブを手動
操作することによって、スイングアーム55がほとんど
抵抗なくロック位置Lに移動することから、手動によっ
ても容易にドアをロックすることができる。
【0007】また、図3(b)の状態において、ドアロ
ックスイッチをロック側に操作すると、モータへの給電
が開始され、ウオーム51の回転によって、戻しばね5
6の弾性力に抗してウオームホイール52が反時計回り
方向に回転する。やがてウオームホイール52の係止部
52aがピニオン53の係合部53aに係合すると、ピ
ニオン53が反時計回り方向に回転し、セクタギヤ54
が軸部54aを中心に時計回り方向に回動するので、ス
イングアーム55がロック位置Lに移動し、ドアが自動
ロックされる。
【0008】そして、ドアの自動ロックが終了して、モ
ータへの給電が断たれると、ウオームホイール52が戻
しばね56の弾性力によって反時計回り方向に回転し始
め、ピニオン53およびセクタギヤ54,スイングアー
ム55をその位置に置き去りにして、ウオームホイール
52だけが元の中立位置に戻ることになる。
【0009】これによって、ウオームホイール52の係
止部52aとピニオン53の係合部53aとの係合状態
が解除され、ピニオン53の時計回り方向の回転が自由
になるため、図外のロックノブの手動操作によって、ス
イングアーム55をほとんど抵抗なくアンロック位置U
に移動させることができるようになり、手動操作によっ
てもドアのロック状態を解除することができる。
【0010】もちろん、ロック状態においてドアロック
スイッチをアンロック側に操作すれば、モータの逆回転
によって、ウオームホイール52が時計回り方向に回転
し、ウオームホイール52の係止部52aがピニオン5
3の係合部53aに逆方向から係合することによって、
ピニオン53が時計回り方向に回転し、セクタギヤ54
を介してスイングアーム55をアンロック位置Uに移動
し、ドアのロックが解除される。そして、戻しばね56
の弾性力によってウオームホイール52だけが反時計回
り方向に回転して中立位置に戻り、図3(b)に示した
状態となる。
【0011】すなわち、上記ドアロックアクチュエータ
においては、スイッチ操作に基づくドアロックの自動作
動が終了したのち、戻しばね56によってウオームホイ
ール52だけを常時中立位置に戻しておくことにより、
各ドアに設けられたロックノブの手動操作によってもド
アをロックしたり、アンロックしたりすることができる
ようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されたドアロックアクチュエータにおいては、
部品点数が多いことと共に、ロックあるいはアンロック
作動の後、戻しばねによるウオームホイールの逆転に際
して、耳障りな音が生じることや、戻しばねの反力によ
ってトルクが減少することから2段減速構造を採用して
おり、このため通電時間が長くなるなどの問題点があ
り、このような問題点を解消することが従来のドアロッ
クアクチュエータにおける課題となっていた。
【0013】
【発明の目的】本発明は、従来のアクチュエータにおけ
る上記課題に着目してなされたものであって、スイッチ
操作によっても、ロックノブの手動操作によってもドア
のロックおよびアンロックが可能であると共に、作動
音,部品点数および通電時間を低減することができ、製
造コストおよび消費電力を減少させることができるアク
チュエータを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
るアクチュエータは、電流供給に応じて正逆回転するア
ーマチュア軸を有するモータと、前記モータのアーマチ
ュア軸に取付けられたウオームと、前記ウオームに噛み
合うセクタギヤと、前記セクタギヤの回転軸に連結され
た出力レバーを備え、前記ウオームの条数が3ないし5
である構成としたことを特徴としており、アクチュエー
タにおけるこのような構成を前述した従来の課題を解決
するための手段としている。
【0015】本発明に係わるアクチュエータの実施の形
態として、本発明の請求項2に係わるアクチュエータに
おいては、前記ウオームの条数が3であって、進み角が
21度から25°の角度、同じく請求項3に係わるアク
チュエータにおいては、前記ウオームの条数が4であっ
て、進み角が28度から32度の角度、さらに請求項4
に係わるアクチュエータにおいては、前記ウオームの条
数が5であって、進み角が43度から47度の角度にそ
れぞれ選ばれている構成としたことを特徴としている。
【0016】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるアクチュエー
タは、モータと、このモータのアーマチュア軸に取付け
られたウオームと、このウオームに噛み合って回動する
セクタギヤと、このセクタギヤの軸に連結された出力レ
バーを備えたものであるから、例えば、ドアロックスイ
ッチがロック側に操作され、電流が供給されてモータが
回転すると、ウオームおよびセクタギヤを介して出力レ
バーがロック位置に移動するので、出力レバーに連結さ
れたドアロックがロック状態となる。そして、ドアロッ
クスイッチをアンロック側に操作すれば、モータが逆方
向に回転し、出力レバーがアンロック位置に移動してド
アロックのロック状態が解除されることになる。
【0017】このとき、モータの回転がウオームを介し
て直接セクタギヤおよび出力レバーに伝達される(1段
変速)ので、モータへの通電時間が減少すると共に、ウ
オームホイールやピニオン、さらには後述するように戻
しばねも不要になるので、部品点数が減少する。
【0018】また、モータの回転をセクタギヤに伝達す
るウオームの条数が3条ないし5条となっていることか
ら、ウオームの進み角が大きなものとなり、出力レバー
に加わる力がさほど大きくなくても、セクタギヤを介し
てウオームが容易に回転するため、出力レバーに連結さ
れたロックノブの手動操作によっても出力レバーが容易
にロック位置あるいはアンロック位置に移動するように
なる。つまり、手動によってロックおよびアンロック操
作を行うために、ウオームホイールを戻しばねによって
逆転させる必要がなくなるので、戻しばねが不要になる
と共に、逆転時の不快な作動音が解消されることにな
る。
【0019】なお、ウオームの条数を3ないし5の範囲
としたのは、ウオームのねじ山が1条あるいは2条の場
合には、進み角が小さくなってセクタギヤの回動による
ウオームの回転が困難となって、手動操作による出力レ
バーの移動ができなくなり、ねじ山が1条あるいは2条
の場合に進み角を大きくすると、セクタギヤとの噛み合
わせが不安定となって、モータの回転をセクタギヤに円
滑に伝達することができなくなることによる。逆にウオ
ームの条数が6以上になると、ウオーム径が小さくなっ
てウオームが形成し難くなることによる。
【0020】また、ウオームの進み角としては、請求項
2ないし4に記載しているように、条数が3の場合には
21度から25度の範囲、条数が4の場合には28度か
ら32度の範囲、そして条数が5の場合には43度から
47度の範囲の角度とすることがそれぞれ望ましい。こ
のとき、進み角が21度に満たない場合には、セクタギ
ヤ側からウオームに回転を与えるのが困難になる傾向が
あり、進み角が47度を超えた場合には、モータの回転
をセクタギヤに円滑に伝達することが難しくなる傾向が
ある。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて、具体的に説
明する。
【0022】図1(a)ないし(c)は、本発明に係わ
るアクチュエータの一実施例の構造を説明するためのも
のであって、図1(a)は、当該アクチュエータのカバ
ーを外した状態における平面図、図1(b)および
(c)は、図1(a)におけるウオームを拡大して示す
平面図および斜視図である。
【0023】すなわち、図に示すアクチュエータ1は、
アクチュエータケース2、モータ3、ウオーム4、セク
タギヤ5および出力レバー6から主に構成されている。
【0024】モータ3は、電流の供給方向に応じて正逆
回転する直流モータであって、そのアーマチュア軸3a
にウオーム4を取付けた状態でアクチュエータケース2
内に固定されている。
【0025】モータ3のアーマチュア軸3aに取付けら
れたウオーム4は、図1(b)および(c)に拡大して
示すように、4条のねじ山4a,4b,4cおよび4d
を備え、その進み角(リード角)は、30度の角度に形
成されている。
【0026】セクタギヤ5は、前記ウオーム4のねじ山
4aないし4dに噛み合う形状の歯5aを備え、その回
転軸5bにおいてアクチュエータケース2に回動自在に
支持された状態でウオーム4に噛み合わされている。
【0027】出力レバー6は、アクチュエータケース2
の裏面側に突出したセクタギヤ5のの回転軸5bの先端
に連結されており、アーマチュア軸3aの回転に応じ
て、セクタギヤ5と一体的に回動し、図中に実線で示す
ロック位置と仮想線で示すアンロック位置の間を移動し
て、当該レバー6の先端部6aに連結されたドアロック
をロックあるいはアンロックするようになっている。
【0028】アクチュエータケース2は、上記の構成部
品を収納するケース本体の外側にコネクタ2aを備え、
モータ3のブラシ端子との間を連結する内部配線を通じ
て、外部配線からの電流をモータ3に供給するようにし
てある。また、ケース本体の開口端面に形成した溝には
合成ゴム製のシール材2bが嵌装してあり、上記構成部
品をアクチュエータケース2に収納した状態で、図示し
ないカバーをした時にケース2の水密性が保持されるよ
うになっている。
【0029】このような構造を備えたアクチュエータ1
は、自動車のドアに取付けられ、コネクタ2aに連結さ
れた外部配線を介してドアロック制御装置に接続される
と共に、出力レバー6の先端部6aがドアロックに、さ
らに出力レバー6に一体的に形成された接続プレート6
bが図示しないロックノブロッドを介してドアに取付け
られたロックノブにそれぞれ連結される。
【0030】そして、例えば運転席のドアロックスイッ
チをロック位置からアンロック側に操作することによ
り、ドアロック制御装置から外部配線およびコネクタ2
aを介してモータ3に所定方向の電流が供給され、モー
タ3のアーマチュア軸3aがウオーム4と共に回転し、
これによって、ウオーム4に噛み合うセクタギヤ5が出
力レバー6と共に図中の反時計回り方向に回動して、出
力レバー6が仮想線で示すアンロック位置に移動するの
で、これに連結されたドアロックのロック状態が解除さ
れる。
【0031】この状態で、ドアロックスイッチをアンロ
ック位置からロック側に操作すると、ドアロック制御装
置からモータ3に逆方向の電流が供給され、これによっ
てモータ3のアーマチュア軸3aが逆方向に回転し、ウ
オーム4に噛み合うセクタギヤ5が出力レバー6と共に
図中の時計回り方向に回動して、出力レバー6が実線線
で示すロック位置に移動するので、これに連結されたド
アロックがロック状態となる。
【0032】また、ロック状態において、ドアに設けら
れたロックノブをアンロック側に手動操作すると、接続
プレート6bに連結されたロックノブロッドを介して、
出力レバー6およびセクタギヤ5は反時計回り方向の回
転力を受けることになる。ここで、ウオーム4は前述の
ように条数が4で進み角が30度となっているので、ウ
オーム4はセクタギヤ5の回転力によって容易に回転す
ることができ、出力レバー6は実線で示すアンロック位
置に移動し、ロックノブの手動操作によってもドアのロ
ック状態を解除することができる。
【0033】このアンロック状態において、ロックノブ
をロック側に手動操作すると、出力レバー6およびセク
タギヤ5はロックノブロッドを介して時計回り方向の回
転力を受けるが、ウオーム4は、同様にアーマチュア軸
3aと共にセクタギヤ5の回転力によって容易に逆方向
に回転することから、出力レバー6は実線で示すロック
位置に移動し、ロックノブの手動操作によってもドアを
ロックすることができる。
【0034】そして、従来のドアロックアクチュエータ
のように、スイッチ操作による自動駆動の後に、戻しば
ねによってウオームホイールを逆転させる必要がなくな
るので、逆転時の作動音をなくすことができるばかりで
なく、戻しばねや2段減速のためのピニオンおよびウオ
ームホイールが不要となって部品点数を削減することが
できると共に、モータへの通電時間が短くなって消費電
力が低減することになる。
【0035】図2は、本発明の他の実施例に係わるアク
チュエータの構造を示し、この実施例に係わるアクチュ
エータは、上記実施例において示したものと同様の構造
を備えたドアロック用の第1アクチュエータと、チャイ
ルドセーフティロック(幼児のいたずらに基づくドアの
開放を防止するために、ドアのロック状態に関係なく、
車内からはドアが開かないようにするロックシステム−
以下『チャイルドロック』と略称する)用の第2アクチ
ュエータとを一体的に備えたものであって、第1のアク
チュエータ部分については、上記実施例と同様の構造を
有しているので、同一参照番号を付すことによって説明
を簡略化する。
【0036】なお、第2のアクチュエータは、チャイル
ドロックのみならず、防盗ロック(盗難を防止するため
に、ドアのロック状態に関係なく、車外からはドアが開
かないようにするロックシステム)用に使用することも
可能である。
【0037】すなわち、図に示すアクチュエータ11
は、アクチュエータケース12内の図中上方側に、第1
のモータ3、第1のウオーム4、第1のセクタギヤ5お
よび第1の出力レバー6から主に構成されるドアロック
用の第1のアクチュエータを備えており、これらについ
てはウオーム4の条数および進み角を含めて、構造およ
び作用において、上記第1実施例と変わるところはな
い。
【0038】そして、当該アクチュエータ11は、アク
チュエータケース12内の図中下方側に、さらに第2の
モータ13、第2のウオーム14、第2のセクタギヤ1
5および第2の出力レバー16から構成されるチャイル
ドロック用の第2のアクチュエータを備えている。ま
た、アクチュエータケース12に備えたコネクタ12a
には、第1のモータ3および第2のモータ13への内部
配線がまとめて連結してあり、この共通のコネクタ12
aを介して外部配線からの電流がモータ3および13に
それぞれ供給されるようになっている。
【0039】この第2アクチュエータ部分についても、
上記実施例と基本的に同様の構造を有しており、モータ
13のアーマチュア軸13aに取付けられたウオーム1
4は、同様に、30度の進み角を有する4条のねじ山を
備え、アクチュエータケース12から突出した回転軸1
5bの先端に出力レバー16が連結されたセクタギヤ1
5に噛み合っている。そして、出力レバー16はドアロ
ックのチャイルドセーフティロックレバーに連結されて
いる。
【0040】したがって、運転席のチャイルドセーフテ
ィスイッチの操作によって、モータ13の回転がウオー
ム14およびセクタギヤ15を介して出力レバー16の
回動となって伝達されるので、チャイルドロックをロッ
ク状態あるいは解除状態とすることができ、チャイルド
ロックロック状態においては、幼児がドアのロックノブ
やインサイドハンドルをいたずらし、万一ロックが解除
された状態でインサイドハンドルを引いてしまったとし
ても、ドアが開くような危険を未然に防止することがで
きるようになる。
【0041】また、チャイルドセーフティロックレバー
を手動操作した場合には、セクタギヤ15の回動がウオ
ーム14に伝達されてウオーム14がアーマチュア軸1
3aと共に回転するので、手動操作によっても、容易に
チャイルドロックをロックあるいは解除をすることがで
きる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わるアクチュエータは、上記構成、すなわちアーマ
チュア軸にウオームを備えたモータと、ウオームに噛み
合って回動するセクタギヤと、セクタギヤに連結された
出力レバーを備えると共に、前記ウオームの条数を3か
ら5条の範囲とし、望ましくは請求項2ないし請求項4
にそれぞれ記載しているように、ウオームの条数が3の
ときにはその進み角を21度から25度の角度、条数が
4のときには進み角を28度から32度の角度、そして
条数が5のときには43度から47度の角度にそれぞれ
選択したものであるから、セクタギヤを回動させること
によってウオームが容易に回転することから、電流供給
に基づくモータ作動によっても、出力レバーに連結され
たロックノブの手動操作によっても、ドアをロックおよ
びアンロックすることができる。そして、手動操作に対
応するために戻しばねによってウオームホイールを逆転
させたり、戻しばねによる付勢力に抗してウオームホイ
ールを回転させるために2段減速を行ったりする必要が
なくなるので、部品点数を削減することができると共
に、モータへの通電時間が減少して消費電力を削減する
ことができ、さらには逆転時における耳障りな作動音を
も解消できるという極めて優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明の一実施例に係わるドアロック
アクチュエータのカバーを外した状態を示す平面図であ
る。 (b) 図1(a)に示したドアロックアクチュエータ
におけるウオームを拡大して示す平面図である。 (c) 図1(a)に示したドアロックアクチュエータ
におけるウオームを拡大して示す斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例に係わるドアロックアクチ
ュエータの構造を示す平面図である。
【図3】(a) 従来のドアロックアクチュエータの主
要構造を示す斜視図である。 (b) 図3(a)に示したドアロックアクチュエータ
の作動を説明する平面図である。
【符号の説明】
1,11 アクチュエータ 3,13 モータ 3a,13a アーマチュア軸 4,14 ウオーム 5,15 セクタギヤ 5b,15b 回転軸 6,16 出力レバー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 1/16 F16H 1/16 Z // H02K 7/10 H02K 7/10 Z Fターム(参考) 2E250 AA21 HH02 JJ00 JJ37 JJ49 KK02 KK03 LL01 QQ10 RR13 RR25 RR34 3J009 DA11 DA17 DA18 EA06 EA19 EA32 EB01 FA03 FA14 5H607 AA00 AA04 AA12 BB01 BB04 CC03 DD03 DD08 DD17 DD19 EE32 KK10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流供給に応じて正逆回転するアーマチ
    ュア軸を有するモータと、 前記モータのアーマチュア軸に取付けられたウオーム
    と、 前記ウオームに噛み合うセクタギヤと、 前記セクタギヤの回転軸に連結された出力レバーを備
    え、 前記ウオームの条数が3ないし5であることを特徴とす
    るアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記ウオームの条数が3であって、進み
    角が21度から25度の角度に選ばれていることを特徴
    とする請求項1記載のアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記ウオームの条数が4であって、進み
    角が28度から32度の角度に選ばれていることを特徴
    とする請求項1記載のアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記ウオームの条数が5であって、進み
    角が43度から47度の角度に選ばれていることを特徴
    とする請求項1記載のアクチュエータ。
JP2000103277A 2000-04-05 2000-04-05 アクチュエータ Pending JP2001289298A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000103277A JP2001289298A (ja) 2000-04-05 2000-04-05 アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000103277A JP2001289298A (ja) 2000-04-05 2000-04-05 アクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001289298A true JP2001289298A (ja) 2001-10-19

Family

ID=18617021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000103277A Pending JP2001289298A (ja) 2000-04-05 2000-04-05 アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001289298A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005214275A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Victor Co Of Japan Ltd ウォームギア装置及びそのウォームギア装置を備える車載用電子機器
KR100674137B1 (ko) 2005-06-07 2007-01-24 현대모비스 주식회사 액티브 지오메트리 컨트롤 서스펜션 시스템의 액추에이터
JP2015068394A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 アイシン精機株式会社 ギア装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005214275A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Victor Co Of Japan Ltd ウォームギア装置及びそのウォームギア装置を備える車載用電子機器
KR100674137B1 (ko) 2005-06-07 2007-01-24 현대모비스 주식회사 액티브 지오메트리 컨트롤 서스펜션 시스템의 액추에이터
JP2015068394A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 アイシン精機株式会社 ギア装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3199432B2 (ja) 自動車のセントラルロック装置用の電動機駆動装置
JPH09105262A (ja) 同一構造の自動車ドアロックを有する中央鎖錠装置
CN106014020A (zh) 一种自吸式尾门门锁总成
JP2001289298A (ja) アクチュエータ
JP2000345752A (ja) ドアロック操作装置
JP2002129812A (ja) 車両用ドア装置
JP2001311339A (ja) ドアロック操作装置
JP2000027508A (ja) ドアロック操作装置
CN111395888B (zh) 双拉发动机罩锁
JP2001295531A (ja) アクチュエータ
JP3671503B2 (ja) ドアロックアクチュエータ
JP4755503B2 (ja) ドアラッチ用アクチュエータ
JP2002081237A (ja) アクチュエータ
JP2535023Y2 (ja) アクチュエータ
JPH068222Y2 (ja) 自動車用ドアロツクの施解錠操作装置
CN114059857B (zh) 一种机电一体感应式锁扣
KR0171782B1 (ko) 자동차의 어린이 보호용 도아록크구조
JPH0384181A (ja) ドアロック駆動装置
JP3622323B2 (ja) ドアロックアクチュエータおよびドア
JP4309603B2 (ja) アクチュエータ
JP2529569Y2 (ja) ドアロック用アクチュエータ装置
JPH0750537Y2 (ja) アクチュエータ
JPH036377B2 (ja)
JP3887152B2 (ja) ドアロック装置
JPS5830473B2 (ja) 遠隔操作用アクチユエ−タ