JP2001289241A - 動圧軸受装置 - Google Patents
動圧軸受装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/06—Sliding surface mainly made of metal
- F16C33/10—Construction relative to lubrication
- F16C33/1025—Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
- F16C33/106—Details of distribution or circulation inside the bearings, e.g. details of the bearing surfaces to affect flow or pressure of the liquid
- F16C33/107—Grooves for generating pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C17/00—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
- F16C17/10—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load
- F16C17/102—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure
- F16C17/107—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure with at least one surface for radial load and at least one surface for axial load
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- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラジアル方向及びスラスト方向の力のバラン
スが取りやすく且つ潤滑も漏れにくい構造とした動圧軸
受装置を提供する。 【解決手段】 両端部に開口部（２ａ，２ｂ）と内部空
間（２ｃ）とを有するハウジング２と、この開口部を貫
通させる軸１と、該軸１に設けたフランジ３と、より成
り、且つ各々ラジアル動圧溝とスラスト動圧溝とを設け
る動圧軸受装置において、ハウジング２の両端開口部近
傍にラジアル動圧軸受（４，５）を形成すると共に、こ
れらラジアル動圧軸受（４，５）の間に両面を支持する
スラスト軸受（６，７）を形成する。また、スラスト動
圧軸受（６，７）をはさむラジアル動圧軸受（４，５）
をこのスラスト動圧軸受（６，７）に対して対称となる
ように形成する。
スが取りやすく且つ潤滑も漏れにくい構造とした動圧軸
受装置を提供する。 【解決手段】 両端部に開口部（２ａ，２ｂ）と内部空
間（２ｃ）とを有するハウジング２と、この開口部を貫
通させる軸１と、該軸１に設けたフランジ３と、より成
り、且つ各々ラジアル動圧溝とスラスト動圧溝とを設け
る動圧軸受装置において、ハウジング２の両端開口部近
傍にラジアル動圧軸受（４，５）を形成すると共に、こ
れらラジアル動圧軸受（４，５）の間に両面を支持する
スラスト軸受（６，７）を形成する。また、スラスト動
圧軸受（６，７）をはさむラジアル動圧軸受（４，５）
をこのスラスト動圧軸受（６，７）に対して対称となる
ように形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、動圧軸受装置、
特にハウジング両端部に開口部を有し、該ハウジングに
軸を貫通させてラジアル動圧軸受とハウジング内部にス
ラスト動圧軸受を形成し、力の釣り合いが容易で潤滑剤
の漏れにくい構造とした動圧軸受装置に関する。
特にハウジング両端部に開口部を有し、該ハウジングに
軸を貫通させてラジアル動圧軸受とハウジング内部にス
ラスト動圧軸受を形成し、力の釣り合いが容易で潤滑剤
の漏れにくい構造とした動圧軸受装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】パソコン等に使用されるハードディスク
装置では、高速・高精度化に対応させるため、潤滑剤
（作動流体）を使用した動圧軸受装置が使用される。例
えば、図５に示すように、ハウジング３０の周囲に回転
軸３１を配置し、これらハウジング３０の内周面にＶ形
或いはヘリングホーン形のラジアル動圧溝３３，３４を
形成し、また、回転軸３１にはフランジ３２を設けて、
その表面にスラスト動圧溝３５，３６を形成した動圧軸
受装置が用いられる。この場合、ハウジング３０の上部
には段差３０ａを形成すると共に、スペーサ３７が配置
され、チャンバー３８，３９が形成され作動流体が漏れ
ないようにしてある。こうして、ラジアル方向とスラス
ト方向に動圧軸受が形成され、高速回転に対してバラン
スさせるようになっている。なお、回転軸３１の外周面
にラジアル動圧溝を形成することもある。
装置では、高速・高精度化に対応させるため、潤滑剤
（作動流体）を使用した動圧軸受装置が使用される。例
えば、図５に示すように、ハウジング３０の周囲に回転
軸３１を配置し、これらハウジング３０の内周面にＶ形
或いはヘリングホーン形のラジアル動圧溝３３，３４を
形成し、また、回転軸３１にはフランジ３２を設けて、
その表面にスラスト動圧溝３５，３６を形成した動圧軸
受装置が用いられる。この場合、ハウジング３０の上部
には段差３０ａを形成すると共に、スペーサ３７が配置
され、チャンバー３８，３９が形成され作動流体が漏れ
ないようにしてある。こうして、ラジアル方向とスラス
ト方向に動圧軸受が形成され、高速回転に対してバラン
スさせるようになっている。なお、回転軸３１の外周面
にラジアル動圧溝を形成することもある。
【０００３】また、図６に示すように、ハウジンング４
０に回転軸４１を配置すると共に、ハウジング４０或い
は回転軸４１にラジアル動圧溝４３，４４を形成し、更
に、該回転軸４１の上下にスペーサ４５，４６を設けて
スラスト動圧溝４７，４８を形成したフランジ４２を設
けることもある。そして、作動流体である潤滑剤に流れ
が発生する場合、サーキュレータホール５０，５１を設
けたり、チャンバ５２，５３を形成して外部に作動流体
が漏れない構造としてある。
０に回転軸４１を配置すると共に、ハウジング４０或い
は回転軸４１にラジアル動圧溝４３，４４を形成し、更
に、該回転軸４１の上下にスペーサ４５，４６を設けて
スラスト動圧溝４７，４８を形成したフランジ４２を設
けることもある。そして、作動流体である潤滑剤に流れ
が発生する場合、サーキュレータホール５０，５１を設
けたり、チャンバ５２，５３を形成して外部に作動流体
が漏れない構造としてある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】両端部に開口部を有す
る図５或いは図６に示すような構造の動圧軸受装置で
は、片方の開口部３０ａ、４０ａはスラスト動圧軸受部
に隣接し、もう一方の開口部３０ｂ、４０ｂはラジアル
動圧軸受部に隣接する構造である。このような構造にお
いては、ラジアル軸受部とスラスト軸受部の力のバラン
スができないと潤滑剤の流れが発生する。そのため上記
するように、サーキュレータホール５０，５１やチャン
バ３８，３９（図５）、或いはチャンバ５２，５３（図
６）を形成した構造とするものである。しかしながら、
このようにサーキュレータホール５０やチャンバ３８、
５２等を設けると、加工コストや組立コストがかかると
いう問題がある。更に、部品点数も多くなり煩雑な構造
となっている。また、モーメント荷重によりバランスを
失いやすいという問題がある。
る図５或いは図６に示すような構造の動圧軸受装置で
は、片方の開口部３０ａ、４０ａはスラスト動圧軸受部
に隣接し、もう一方の開口部３０ｂ、４０ｂはラジアル
動圧軸受部に隣接する構造である。このような構造にお
いては、ラジアル軸受部とスラスト軸受部の力のバラン
スができないと潤滑剤の流れが発生する。そのため上記
するように、サーキュレータホール５０，５１やチャン
バ３８，３９（図５）、或いはチャンバ５２，５３（図
６）を形成した構造とするものである。しかしながら、
このようにサーキュレータホール５０やチャンバ３８、
５２等を設けると、加工コストや組立コストがかかると
いう問題がある。更に、部品点数も多くなり煩雑な構造
となっている。また、モーメント荷重によりバランスを
失いやすいという問題がある。
【０００５】この発明は、上記する課題に対処するため
になされたものであり、ラジアル方向及びスラスト方向
の力のバランスが取りやすく且つ潤滑も漏れにくい構造
とした動圧軸受装置を提供することを目的としている。
になされたものであり、ラジアル方向及びスラスト方向
の力のバランスが取りやすく且つ潤滑も漏れにくい構造
とした動圧軸受装置を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】即ちこの発明は、上記す
る課題を解決するために、請求項１に記載の発明は、両
端部に開口部を有するハウジングと、この開口部を貫通
させる軸と、該軸に設けたフランジと、より成り、これ
らハウジングと軸との間及びハウジング内部空間とフラ
ンジとの間に、各々ラジアル動圧溝とスラスト動圧溝と
を設けてラジアル動圧軸受部とスラスト動圧軸受部とを
形成した動圧軸受装置において、ハウジングの両端開口
部近傍にラジアル動圧軸受を形成すると共に、これらラ
ジアル動圧軸受間に両面を支持するスラスト動圧軸受を
形成したことを特徴としている。
る課題を解決するために、請求項１に記載の発明は、両
端部に開口部を有するハウジングと、この開口部を貫通
させる軸と、該軸に設けたフランジと、より成り、これ
らハウジングと軸との間及びハウジング内部空間とフラ
ンジとの間に、各々ラジアル動圧溝とスラスト動圧溝と
を設けてラジアル動圧軸受部とスラスト動圧軸受部とを
形成した動圧軸受装置において、ハウジングの両端開口
部近傍にラジアル動圧軸受を形成すると共に、これらラ
ジアル動圧軸受間に両面を支持するスラスト動圧軸受を
形成したことを特徴としている。
【０００７】また、請求項２に記載の発明は、前記フラ
ンジ両面とハウジングの内部の空間部との間に形成した
スラスト動圧軸受を間にはさむラジアル動圧軸受が、該
スラスト動圧軸受に対して対称に形成されていることを
特徴としている。
ンジ両面とハウジングの内部の空間部との間に形成した
スラスト動圧軸受を間にはさむラジアル動圧軸受が、該
スラスト動圧軸受に対して対称に形成されていることを
特徴としている。
【０００８】また、請求項３に記載の発明は、前記スラ
スト動圧軸受をはさんでラジアル動圧軸受を形成するハ
ウジングを分離して構成すると共に、スラスト動圧軸受
近傍に嵌合導入部を設け、これら分離したハウジングを
嵌合することを特徴としている。
スト動圧軸受をはさんでラジアル動圧軸受を形成するハ
ウジングを分離して構成すると共に、スラスト動圧軸受
近傍に嵌合導入部を設け、これら分離したハウジングを
嵌合することを特徴としている。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施の形
態について図面を参照しながら説明する。図１は、この
発明の動圧軸受装置の構成を示す断面図である。この動
圧軸受装置は、ハウジング２と、軸１と、該軸１に設け
たフランジ３と、で構成される。この場合、ハウジング
２には前記フランジ３を配置するための空間部２ｃが形
成されるが、該空間部２ｃは、ハウジング２のちょうど
上下対称の中間位置に設けてある。また、前記軸１は、
両端開口部２ａ，２ｂのあるハウジング２に嵌め込まれ
る。前記ハウジング２または軸１のいずれかの表面に
は、Ｖ字状或いはヘリングボーン状のラジアル動圧溝
４，５が形成されている（図１では、ハウジング２側に
設けてある）。尚、この実施の形態において、ハウジン
グ２に空間２ｃを形成し、このままフランジ３を配置す
ることは出来ないので、後述するように、ハウジング２
を二つに分けて製作し、圧入等による嵌合とするか、図
１の二点鎖線の想像線で示すように分離して製作し、溶
接結合して空間２ｃを形成したハウジング２とする。
態について図面を参照しながら説明する。図１は、この
発明の動圧軸受装置の構成を示す断面図である。この動
圧軸受装置は、ハウジング２と、軸１と、該軸１に設け
たフランジ３と、で構成される。この場合、ハウジング
２には前記フランジ３を配置するための空間部２ｃが形
成されるが、該空間部２ｃは、ハウジング２のちょうど
上下対称の中間位置に設けてある。また、前記軸１は、
両端開口部２ａ，２ｂのあるハウジング２に嵌め込まれ
る。前記ハウジング２または軸１のいずれかの表面に
は、Ｖ字状或いはヘリングボーン状のラジアル動圧溝
４，５が形成されている（図１では、ハウジング２側に
設けてある）。尚、この実施の形態において、ハウジン
グ２に空間２ｃを形成し、このままフランジ３を配置す
ることは出来ないので、後述するように、ハウジング２
を二つに分けて製作し、圧入等による嵌合とするか、図
１の二点鎖線の想像線で示すように分離して製作し、溶
接結合して空間２ｃを形成したハウジング２とする。
【００１０】前記軸１に設けたフランジ３の上下両面に
は、スラスト動圧溝６，７が形成されている。このスラ
スト動圧溝６，７は、ハウジング２の空間部２ｃ内の上
下面２ｄ、２ｅに形成してもよい。また、ハウジング２
の軸１の表面との対向面に形成するラジアル動圧溝４，
５は、ハウジング２の両端開口部２ａ、２ｂに隣接する
位置に設ける。この場合、これらのラジアル動圧溝４、
５は、フランジ３の両面に形成したスラスト動圧溝６，
７と上下対称に形成する。言い換えると、ラジアル動圧
軸受は、スラスト動圧軸受と上下対称に形成してあるこ
とになる。
は、スラスト動圧溝６，７が形成されている。このスラ
スト動圧溝６，７は、ハウジング２の空間部２ｃ内の上
下面２ｄ、２ｅに形成してもよい。また、ハウジング２
の軸１の表面との対向面に形成するラジアル動圧溝４，
５は、ハウジング２の両端開口部２ａ、２ｂに隣接する
位置に設ける。この場合、これらのラジアル動圧溝４、
５は、フランジ３の両面に形成したスラスト動圧溝６，
７と上下対称に形成する。言い換えると、ラジアル動圧
軸受は、スラスト動圧軸受と上下対称に形成してあるこ
とになる。
【００１１】次に、図２は、この発明の動圧軸受装置の
実施の形態であって、ハウジング２を分割し組み立てる
場合の実施の形態を示す図である。上記するように、ハ
ウジング２に空間２ｃを形成し、このままフランジ３を
配置することは出来ない。そこで、ハウジング２は、上
部ハウジング２１と、下部ハウジング２２とに分けて製
作する。上部ハウジング２１には、円筒部２１ａを形成
し、下部ハウジング２２にも円筒部２２ａを形成する。
そして、上部ハウジングの円筒部２１ａの内周面と、下
部ハウジングの円筒部２２ａの外周面とを圧入嵌合す
る。尚、この場合、スラスト動圧溝６，７を形成したス
ラスト動圧軸受部を対称にしてはさむようにラジアル動
圧溝４，５（ラジアル動圧軸受）を分離して構成する。
実施の形態であって、ハウジング２を分割し組み立てる
場合の実施の形態を示す図である。上記するように、ハ
ウジング２に空間２ｃを形成し、このままフランジ３を
配置することは出来ない。そこで、ハウジング２は、上
部ハウジング２１と、下部ハウジング２２とに分けて製
作する。上部ハウジング２１には、円筒部２１ａを形成
し、下部ハウジング２２にも円筒部２２ａを形成する。
そして、上部ハウジングの円筒部２１ａの内周面と、下
部ハウジングの円筒部２２ａの外周面とを圧入嵌合す
る。尚、この場合、スラスト動圧溝６，７を形成したス
ラスト動圧軸受部を対称にしてはさむようにラジアル動
圧溝４，５（ラジアル動圧軸受）を分離して構成する。
【００１２】図３及び図４は、上部ハウジング２１と下
部ハウジング２２を圧入嵌合する場合の具体的方法を示
す図である。上記するように、ハウジング２を上部ハウ
ジング２１と、下部ハウジング２２に分離して製作し、
上部ハウジングの円筒部２１ａの内周面と、下部ハウジ
ングの円筒部２２ａの外周面とを圧入嵌合する場合、円
筒部どうしが角当たりすると、バリが生じたり、返しが
生じたりしてうまく嵌合できない場合がある。そこで、
図３に示すように、下部ハウジング２１の円筒部２１ａ
の外周面の一部を切削して嵌合導入部８を形成して、先
ず、「すきま嵌め」してから圧入嵌合するか、図４に示
すように、上部ハウジング２１の円筒部２１ａの内周面
の一部を切削して嵌合導入部９を形成して、「すきま嵌
め」してから圧入嵌合とする。
部ハウジング２２を圧入嵌合する場合の具体的方法を示
す図である。上記するように、ハウジング２を上部ハウ
ジング２１と、下部ハウジング２２に分離して製作し、
上部ハウジングの円筒部２１ａの内周面と、下部ハウジ
ングの円筒部２２ａの外周面とを圧入嵌合する場合、円
筒部どうしが角当たりすると、バリが生じたり、返しが
生じたりしてうまく嵌合できない場合がある。そこで、
図３に示すように、下部ハウジング２１の円筒部２１ａ
の外周面の一部を切削して嵌合導入部８を形成して、先
ず、「すきま嵌め」してから圧入嵌合するか、図４に示
すように、上部ハウジング２１の円筒部２１ａの内周面
の一部を切削して嵌合導入部９を形成して、「すきま嵌
め」してから圧入嵌合とする。
【００１３】図２における実施の形態においては、ハウ
ジング２を分割して製作し、フランジ３を配置してから
溶接するか、ハウジング２を上部ハウジング２１と下部
ハウジング２２とに分離して圧入嵌合し、両端開口部２
ａ，２ｂに隣接する部分にラジアル動圧溝（ラジアル動
圧軸受部）４、５を形成し、これらのラジアル動圧軸受
間に、フランジ３を配置して、両方向を指示するスラス
ト動圧溝（スラスト動圧軸受部）６，７を形成した。こ
の場合、上部ハウジング２１の円筒部２１ａの内周面
と、下部ハウジング２２の円筒部２２ａの外周面とに精
密なねじを形成し、螺合させてもよい。このように、上
部ハウジング２１と下部ハウジング２２とを螺合させる
と、空間部２ｃのスラスト動圧軸受隙間を適正な隙間に
調整することができるので便利である。
ジング２を分割して製作し、フランジ３を配置してから
溶接するか、ハウジング２を上部ハウジング２１と下部
ハウジング２２とに分離して圧入嵌合し、両端開口部２
ａ，２ｂに隣接する部分にラジアル動圧溝（ラジアル動
圧軸受部）４、５を形成し、これらのラジアル動圧軸受
間に、フランジ３を配置して、両方向を指示するスラス
ト動圧溝（スラスト動圧軸受部）６，７を形成した。こ
の場合、上部ハウジング２１の円筒部２１ａの内周面
と、下部ハウジング２２の円筒部２２ａの外周面とに精
密なねじを形成し、螺合させてもよい。このように、上
部ハウジング２１と下部ハウジング２２とを螺合させる
と、空間部２ｃのスラスト動圧軸受隙間を適正な隙間に
調整することができるので便利である。
【００１４】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の動圧軸
受装置によれば、ハウジングの両端開口部にラジアル動
圧軸受を隣接させていることから、回転時の力の釣り合
いが容易となり、その結果潤滑剤（作動流体）が漏れな
いように制御するることが容易となる。また、モーメン
ト荷重の変動に対しても強くなる。特に、スラスト動圧
軸受部をはさむ両端開口部近傍のラジアル動圧軸受部の
形状を対称にした結果、潤滑剤（作動流体）の流れが発
生しにくくなり、漏れに対して一段と強くなる。更に、
ハウジングを分離し圧入嵌合とするので、複雑にならず
コスト的にも有利となる。
受装置によれば、ハウジングの両端開口部にラジアル動
圧軸受を隣接させていることから、回転時の力の釣り合
いが容易となり、その結果潤滑剤（作動流体）が漏れな
いように制御するることが容易となる。また、モーメン
ト荷重の変動に対しても強くなる。特に、スラスト動圧
軸受部をはさむ両端開口部近傍のラジアル動圧軸受部の
形状を対称にした結果、潤滑剤（作動流体）の流れが発
生しにくくなり、漏れに対して一段と強くなる。更に、
ハウジングを分離し圧入嵌合とするので、複雑にならず
コスト的にも有利となる。
【図１】この発明の動圧軸受装置の構成を示す断面図で
ある。
ある。
【図２】この発明の動圧軸受装置の実施の形態であっ
て、ハウジングを分割し組み立てる場合の実施の形態を
示す図である。
て、ハウジングを分割し組み立てる場合の実施の形態を
示す図である。
【図３】この発明の動圧軸受装置の実施の形態であっ
て、上部ハウジングと下部ハウジングを圧入嵌合する場
合の具体的方法を示す図である。
て、上部ハウジングと下部ハウジングを圧入嵌合する場
合の具体的方法を示す図である。
【図４】この発明の動圧軸受装置の実施の形態であっ
て、上部ハウジングと下部ハウジングを圧入嵌合する場
合の具体的方法を示す図である。
て、上部ハウジングと下部ハウジングを圧入嵌合する場
合の具体的方法を示す図である。
【図５】ハウジング両端部に開口部を有する従来のラジ
アル動圧軸受及びスラスト動圧軸受を有する動圧軸受装
置の断面図である。
アル動圧軸受及びスラスト動圧軸受を有する動圧軸受装
置の断面図である。
【図６】ハウジング両端部に開口部を有する従来のラジ
アル動圧軸受及びスラスト動圧軸受を有する動圧軸受装
置の断面図である。
アル動圧軸受及びスラスト動圧軸受を有する動圧軸受装
置の断面図である。
１ 軸 ２ ハウジング ２ａ，２ｂ ハウジング開口部 ２ｃ 空間 ２１ 上部ハウジング ２２ 下部ハウジング ３ フランジ ４，５ ラジアル動圧溝 ６，７ スラスト動圧溝
Claims (3)
- 【請求項１】 両端部に開口部を有し且つ内部に空間部
を有するハウジングと、この開口部を貫通させる軸と、
該軸に設けたフランジと、より成り、これらハウジング
と軸との間及びハウジング内部の空間部とフランジとの
間に、各々ラジアル動圧溝とスラスト動圧溝とを設けて
ラジアル動圧軸受部とスラスト動圧軸受部とを形成した
動圧軸受装置において、 ハウジングの両端開口部近傍にラジアル動圧軸受を形成
すると共に、これらラジアル動圧軸受の間に両面を支持
するスラスト動圧軸受を形成したことを特徴とする動圧
軸受装置。 - 【請求項２】 フランジ両面とハウジングの内部の空間
部との間に形成したスラスト動圧軸受を間にはさむラジ
アル動圧軸受が、該スラスト動圧軸受に対して対称に形
成されていることを特徴とする請求項１に記載の動圧軸
受装置。 - 【請求項３】 スラスト動圧軸受をはさんでラジアル動
圧軸受を形成するハウジングを分離して構成すると共
に、スラスト動圧軸受近傍に嵌合導入部を設け、これら
分離したハウジングを嵌合することを特徴とする請求項
１または請求項２に記載の動圧軸受装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000101711A JP2001289241A (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | 動圧軸受装置 |
| US09/813,717 US6554473B2 (en) | 2000-04-04 | 2001-03-21 | Dynamic pressure bearing device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000101711A JP2001289241A (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | 動圧軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001289241A true JP2001289241A (ja) | 2001-10-19 |
Family
ID=18615703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000101711A Pending JP2001289241A (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | 動圧軸受装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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