JP2001289076A - 電磁駆動弁を有する内燃機関 - Google Patents
電磁駆動弁を有する内燃機関Info
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Abstract
動する電磁駆動式動弁機構を備えた内燃機関において、
内燃機関の運転状態が高回転運転領域にある場合等に排
気弁の開閉駆動に要する電力を低減することができる技
術を提供することにより、限られた電力で排気弁を確実
に開閉動作させることを目的とする。 【解決手段】 本発明に係る電磁駆動弁を有する内燃機
関は、励磁電流が印加された際に発生する電磁力を利用
して内燃機関の排気弁を開閉駆動する電磁駆動機構を備
えた内燃機関において、排気弁の開弁駆動に要する消費
電力が許容範囲を越えるような場合に、排気弁の開弁時
期を排気行程下死点の近傍に遅角させることにより、排
気弁の開弁駆動に要する消費電力を低減させることを特
徴とする。
Description
排気弁を開閉駆動する電磁駆動式動弁機構を備えた内燃
機関に関する。
では、吸排気弁の開閉駆動に起因した機械損失の防止、
吸気のポンピング損失の防止、正味熱効率の向上等を目
的として、吸気弁及び排気弁の開閉タイミングを任意に
変更可能な電磁駆動式動弁機構の開発が進められてい
る。
性体からなり吸排気弁と連動して進退動作するアーマチ
ャと、励磁電流が印加されたときにアーマチャを閉弁方
向へ変位させる電磁力を発生する閉弁用電磁石と、励磁
電流が印加されたときにアーマチャを開弁方向へ変位さ
せる電磁力を発生する開弁用電磁石と、前記アーマチャ
を閉弁方向へ付勢する閉弁側戻しばねと、前記アーマチ
ャを開弁方向へ付勢する開弁側戻しばねとを備えたもの
が提案されている。
従来の動弁機構のように機関出力軸(クランクシャフ
ト)の回転力を利用して吸排気弁を開閉駆動させる必要
がないため、吸排気弁の駆動に起因した機械損失が防止
される。
ば、機関出力軸の回転動作と独立して吸排気弁を開閉駆
動させることが可能となるため、吸排気弁の開閉時期や
開度を制御する場合の自由度が高い等、種々の利点があ
る。
関が搭載される車両には、電磁駆動式動弁機構の他に、
点火栓、燃料噴射弁、空調装置、ヘッドライト等の種々
の電装品が搭載されており、これら電装品の駆動電力
は、車両に搭載されるバッテリや発電機によって賄われ
ている。
供給される電力には限りがあるため、電磁駆動式動弁機
構以外の電装品の作動状態によっては、電磁駆動式動弁
機構に対して所望の電力を供給することが不可能となる
場合が想定される。
領域にある場合は、単位時間当たりに吸気弁及び排気弁
が開閉動作する回数が増加するため、電磁駆動式動弁機
構の駆動に要する電力が大きくなるが、単位時間当たり
の点火栓及び燃料噴射弁の作動回数も増加して点火栓及
び燃料噴射弁の消費電力も大きくなるため、電磁駆動式
動弁機構へ供給することができる電力が小さくなる。
域にあるときに、空調装置やヘッドライト等の電装品が
作動状態にあると、電磁駆動式動弁機構へ供給すること
ができる電力が一層小さくなるため、電磁駆動式動弁機
構の要求電力を確保することが困難になる場合がある。
0−131726号公報に記載されたような電磁駆動バ
ルブ駆動回路が提案されている。この公報に記載された
電磁駆動バルブ駆動回路は、吸排気弁に一体的に取り付
けられた永久磁石と、励磁電流の印加により前記永久磁
石を変位させる磁極を発生する駆動コイルと、前記駆動
コイルに印加される励磁電流の方向を切り換えるととも
に前記駆動コイルに対する励磁電流の供給と供給停止と
を切り換えるスイッチング部と、永久磁石の慣性移動に
より駆動コイルに誘起される起電力を蓄えるためのコン
デンサとを備えた電磁駆動バルブ駆動回路において、永
久磁石の慣性移動によって駆動コイルに誘起される起電
力と駆動コイルの漏れインダクタンスとを利用して前記
スイッチング部を昇圧型スイッチングレギュレータとし
て作用させることにより、コンデンサに回生充電される
電力を大きくするとともに、コンデンサから駆動コイル
へ供給可能な電力を大きくし、以て外部から電磁駆動バ
ルブ駆動回路へ供給される電力(すなわち、電磁駆動バ
ルブ駆動回路の消費電力)を小さくしようとするもので
ある。
おいて、コンデンサに回生充電される電力は、電磁駆動
式動弁機構の駆動電力に比して極小さくなるため、内燃
機関の運転状態が高回転運転領域にあるときのように電
磁駆動式動弁機構の駆動に要する電力が大きくなる場合
には、バッテリや発電機の電力に加えてコンデンサの電
力を利用しても所望の駆動電力を電磁駆動式動弁機構へ
供給することができなくなる場合があり、そのような場
合には吸排気弁を正常に開閉駆動させることが困難にな
る虞がある。
ネスを介してバッテリや発電機等と接続されるため、内
燃機関の運転状態が高回転運転状態にあると、単位時間
当たりにワイヤハーネスを流れる電流量が増加してワイ
ヤハーネスの許容電流量を超えてしまう場合があり、そ
のような場合には電磁駆動式動弁機構に対して所望量の
電流を供給することが困難となり、吸排気弁が正常に開
閉動作しなくなる虞がある。
きくして単位時間当たりの許容電流量を増加させること
が考えられるが、ワイヤハーネスの断面積を過剰に大き
くすると、ワイヤハーネスを含めた電磁駆動式動弁機構
の占有スペースが過剰に増加してしまい、車両に搭載す
ることが困難になる虞がある。
みてなされたものであり、電磁駆動弁を有する内燃機関
において、内燃機関の運転状態が高回転運転領域にある
場合等に、電磁駆動式動弁機構の駆動に要する電力を小
さくすることができる技術を提供することにより、電磁
駆動式動弁機構を限られた電力で確実に動作させること
を目的とする。
を解決するために以下のような手段を採用した。すなわ
ち、本発明に係る電磁駆動弁を有する内燃機関は、励磁
電流が印加された際に発生する電磁力を利用して内燃機
関の排気弁を開閉駆動する電磁駆動式動弁機構と、所定
の時期における前記電磁駆動式動弁機構の消費電力を低
減すべく前記排気弁の開弁時期を変更する消費電力低減
手段と、を備えることを特徴としている。
内燃機関では、消費電力低減手段は、所定の時期に、電
磁駆動式動弁機構の消費電力を低減すべく排気弁の開弁
時期を変更する。
動弁機構の消費電力が低減されることになる。すなわ
ち、電磁駆動式動弁機構は、比較的小さい消費電力によ
って排気弁を開閉駆動することになる。
な電力が小さくなるような時期であっても排気弁が確実
に開閉動作することになる。ここで、本発明に係る所定
の時期としては、内燃機関の運転状態が高回転運転領域
にある時を例示することができる。
領域にある場合は、単位時間当たりに排気弁を開閉駆動
する回数が増加し、電磁駆動式動弁機構の消費電力が増
加するからである。
排気弁の開弁に要する励磁電流が所定の基準値を越えた
とき、より具体的には電磁駆動式動弁機構へ励磁電流を
供給するためのワイヤハーネスの許容電流量に対して前
記電磁駆動式動弁機構に印加すべき励磁電流量が多くな
った場合を例示することができる。
機構の消費電力を低減する方法としては、排気弁の開弁
時期を排気行程下死点の近傍まで遅角させる方法を例示
することができる。
合気の燃焼によって高圧となっており、その圧力が排気
弁に対して閉弁方向へ作用することになる。このため、
電磁駆動式動弁機構は、前記圧力に抗して排気弁を開弁
させるべく、より大きな電磁力を発生する必要があり、
その結果、電磁駆動式動弁機構の消費電力が大きくなっ
てしまう。
トンの下降動作によって低下し、排気行程下死点の近傍
で最も低くなるため、排気弁に対して閉弁方向へ作用す
る圧力は、排気行程下死点の近傍で最も小さくなると考
えられる。
点の近傍まで遅角させることにより、排気弁の開弁させ
るために必要となる電磁力を小さくすることができ、そ
の結果、電磁駆動式動弁機構の消費電力を小さくするこ
とが可能となる。
は、遅角後の開弁時期が排気行程下死点後とならないよ
うにすることが好ましい。これは、排気行程下死点後の
気筒では、ピストンが上昇動作することになり、それに
伴って気筒内の既燃ガスが圧縮され、排気弁に対して閉
弁方向に作用する圧力が高くなってしまうからである。
有する内燃機関の具体的な実施態様について図面に基づ
いて説明する。
機関とその吸排気系の概略構成を示す図である。図1及
び図2に示す内燃機関1は、4つの気筒21を備えた4
ストローク・サイクルの水冷式ガソリンエンジンであ
る。
路1cが形成されたシリンダブロック1bと、このシリ
ンダブロック1bの上部に固定されたシリンダヘッド1
aとを備えている。
軸たるクランクシャフト23が回転自在に支持され、こ
のクランクシャフト23は、各気筒21内に摺動自在に
装填されたピストン22とコネクティングロッド19を
介して連結されている。
トン22の頂面とシリンダヘッド1aの壁面とに囲まれ
た燃焼室24が形成されている。前記シリンダヘッド1
aには、各気筒21の燃焼室24に臨むよう点火栓25
が取り付けられ、この点火栓25には、該点火栓25に
駆動電流を印加するためのイグナイタ25aが接続され
ている。
1の燃焼室24に臨む部位には、吸気ポート26の開口
端が2つ形成されるとともに、排気ポート27の開口端
が2つ形成されている。そして、前記シリンダヘッド1
aには、前記吸気ポート26の各開口端を開閉する吸気
弁28と、前記排気ポート27の各開口端を開閉する排
気弁29とが進退自在に設けられている。
印加されたときに発生する電磁力を利用して前記吸気弁
28を進退駆動する電磁駆動機構30(以下、吸気側電
磁駆動機構30と称する)が吸気弁28と同数設けられ
ている。各吸気側電磁駆動機構30には、該吸気側電磁
駆動30に励磁電流を印加するための駆動回路30a
(以下、吸気側駆動回路30aと称する)が電気的に接
続されている。
印加されたときに発生する電磁力を利用して前記排気弁
29を進退駆動する電磁駆動機構31(以下、排気側電
磁駆動機構31と称する)が排気弁29と同数設けられ
ている。各排気側電磁駆動機構31には、該排気側電磁
駆動機構31に励磁電流を印加するための駆動回路31
a(以下、排気側駆動回路31aと称する)が電気的に
接続されている。
電磁駆動機構31とは、本発明に係る電磁駆動式動弁機
構を実現するものである。ここで、吸気側電磁駆動機構
30と排気側電磁駆動機構31の具体的な構成について
述べる。尚、吸気側電磁駆動機構30と排気側電磁駆動
機構31とは同様の構成であるため、吸気側電磁駆動機
構30のみを例に挙げて説明する。
示す断面図である。図3において内燃機関1のシリンダ
ヘッド1aは、シリンダブロック1bの上面に固定され
るロアヘッド10と、このロアヘッド10の上部に設け
られたアッパヘッド11とを備えている。
2つの吸気ポート26が形成され、各吸気ポート26の
燃焼室24側の開口端には、吸気弁28の弁体28aが
着座するための弁座12が設けられている。
6の内壁面から該ロアヘッド10の上面にかけて断面円
形の貫通孔が形成され、その貫通孔には筒状のバルブガ
イド13が挿入されている。前記バルブガイド13の内
孔には、吸気弁28の弁軸28bが貫通し、前記弁軸2
8bが軸方向へ進退自在となっている。
ガイド13と軸心が同一となる部位には、第1コア30
1及び第2コア302が嵌入される断面円形のコア取付
孔14が設けられている。前記コア取付孔14の下部1
4bは、その上部14aに比して径大に形成されてい
る。以下では、前記コア取付孔14の下部14bを径大
部14bと称し、前記コア取付孔14の上部14aを径
小部14aと称する。
環状の第1コア301と第2コア302とが所定の間隙
303を介して軸方向に直列に嵌挿されている。これら
の第1コア301の上端と第2コア302の下端には、
それぞれフランジ301aとフランジ302aが形成さ
れており、第1コア301は上方から、また第2コア3
02は下方からそれぞれコア取付孔14に嵌挿され、フ
ランジ301aとフランジ302aがコア取付孔14の
縁部に当接することにより第1コア301と第2コア3
02の位置決めがされて、前記間隙303が所定の距離
に保持されるようになっている。
ッパキャップ305が設けられている。このアッパキャ
ップ305は、その下端に形成されたフランジ部305
aにボルト304を貫通させてアッパヘッド11上面に
固定されている。この場合、フランジ部305aを含む
アッパキャップ305の下端が第1コア301の上面周
縁部に当接した状態で固定されることになり、その結
果、第1コア301がアッパヘッド11に固定されるこ
とになる。
ア取付孔14の径大部14bと略同径の外径を有する環
状体からなるロアキャップ307が設けられている。こ
のロアキャップ307にはボルト306が貫通し、その
ボルト306により前記ロアキャップ307が前記径小
部14aと径大部14bの段部における下向きの段差面
に固定されている。この場合、ロアキャップ307が第
2コア302の下面周縁部に当接した状態で固定される
ことになり、その結果、第2コア302がアッパヘッド
11に固定されることになる。
面に形成された溝部には、第1の電磁コイル308が把
持されており、前記第2コア302の間隙303側の面
に形成された溝部には第2の電磁コイル309が把持さ
れている。その際、第1の電磁コイル308と第2の電
磁コイル309とは、前記間隙303を介して向き合う
位置に配置されるものとする。そして、第1及び第2の
電磁コイル308、309は、前述した吸気側駆動回路
30aと電気的に接続されている。
より径小な外径を有する環状の軟磁性体からなるアーマ
チャ311が配置されている。このアーマチャ311の
中空部には、該アーマチャ311の軸心に沿って上下方
向に延出した円柱状のアーマチャシャフト310が固定
されている。このアーマチャシャフト310は、その上
端が前記第1コア301の中空部を通ってその上方のア
ッパキャップ305内まで至るとともに、その下端が第
2コア302の中空部を通ってその下方の径大部14b
内に至るよう形成され、前記第1コア301及び前記第
2コア302によって軸方向へ進退自在に保持されてい
る。
ーマチャシャフト310の上端部には、円板状のアッパ
リテーナ312が接合されるとともに、前記アッパキャ
ップ305の上部開口部にはアジャストボルト313が
螺着され、これらアッパリテーナ312とアジャストボ
ルト313との間には、アッパスプリング314が介在
している。また、前記アジャストボルト313と前記ア
ッパスプリング314との当接面には、前記アッパキャ
ップ305の内径と略同径の外径を有するスプリングシ
ート315が介装されている。
マチャシャフト310の下端部には、吸気弁28の弁軸
28bの上端部が当接している。前記弁軸28bの上端
部の外周には、円盤状のロアリテーナ28cが接合され
ており、そのロアリテーナ28cの下面とロアヘッド1
0の上面との間には、ロアスプリング316が介在して
いる。
30では、吸気側駆動回路30aから第1の電磁コイル
308及び第2の電磁コイル309に対して励磁電流が
印加されていないときは、アッパスプリング314から
アーマチャシャフト310に対して下方向(すなわち、
吸気弁28を開弁させる方向)への付勢力が作用すると
ともに、ロアスプリング316から吸気弁28に対して
上方向(すなわち、吸気弁28を閉弁させる方向)への
付勢力が作用し、その結果、アーマチャシャフト310
及び吸気弁28が互いに当接して所定の位置に弾性支持
された状態、いわゆる中立状態に保持されることにな
る。
ング316の付勢力は、前記アーマチャ311の中立位
置が前記間隙303において前記第1コア301と前記
第2コア302との中間の位置となるよう設定されてお
り、構成部品の初期公差や経年変化等によってアーマチ
ャ311の中立位置が前記した中間位置からずれた場合
には、アーマチャ311の中立位置が前記した中間位置
と一致するようアジャストボルト313によって調整す
ることが可能になっている。
軸28bの軸方向の長さは、前記アーマチャ311が前
記間隙303の中間位置に位置するときに、前記弁体2
8aが全開側変位端と全閉側変位端との中間の位置(以
下、中開位置と称する)となるように設定されている。
気側駆動回路30aから第1の電磁コイル308に対し
て励磁電流が印加されると、第1コア301と第1の電
磁コイル308とアーマチャ311との間に、アーマチ
ャ311を第1コア301側へ変位させる方向の電磁力
が発生し、その電磁力によってアーマチャ311が退行
する。
ると、吸気弁28がロアスプリング316の付勢力を受
けて閉弁動作することにある。また、前記した吸気側電
磁駆動機構30では、吸気側駆動回路30aから第2の
電磁コイル309に対して励磁電流が印加されると、第
2コア302と第2の電磁コイル309とアーマチャ3
11との間にアーマチャ311を前記第2コア302側
へ変位させる方向の電磁力が発生し、その電磁力によっ
てアーマチャ311が進出する。
ると、該アーマチャ311が吸気弁28の弁軸28bに
当接しつつ進出動作することになり、その結果、吸気弁
28はロアスプリング316の付勢力に抗して開弁動作
することになる。
では、吸気側駆動回路30aからの励磁電流が第1の電
磁コイル308と第2の電磁コイル309とに交互に印
加されることにより、アーマチャ311が進退動作し、
それに伴って弁軸28bが進退駆動されると同時に弁体
28aが開閉駆動されることになる。
の電磁コイル309に対する励磁電流の印加タイミング
と励磁電流の大きさを変更することにより、吸気弁28
の開閉タイミングを任意に制御することが可能となる。
は、吸気弁28の変位を検出するバルブリフトセンサ3
17が取り付けられている。このバルブリフトセンサ3
17は、アッパリテーナ312の上面に取り付けられた
円板状のターゲット317aと、アジャストボルト31
3における前記アッパリテーナ312と対向する部位に
取り付けられたギャップセンサ317bとから構成され
ている。
317では、前記ターゲット317aが前記吸気側電磁
駆動機構30のアーマチャ311と一体的に変位し、前
記ギャップセンサ317bが該ギャップセンサ317b
と前記ターゲット317aとの距離に対応した電気信号
を出力することになる。
るときのギャップセンサ317bの出力信号値を予め記
憶しておき、その出力信号値と現時点におけるギャップ
センサ317bの出力信号値との偏差を算出することに
より、アーマチャ311及び吸気弁28の変位を特定す
ることが可能となる。
のシリンダヘッド1aには、4つの枝管からなる吸気枝
管33が接続され、前記吸気枝管33の各枝管は、各気
筒21の吸気ポート26と連通している。
枝管33との接続部位の近傍には、その噴孔が吸気ポー
ト26内に臨むよう燃料噴射弁32が取り付けられてい
る。前記吸気枝管33は、吸気の脈動を抑制するための
サージタンク34に接続されている。前記サージタンク
34には、吸気管35が接続され、吸気管35は、吸気
中の塵や埃等を取り除くためのエアクリーナボックス3
6と接続されている。
れる空気の質量(吸入空気質量)に対応した電気信号を
出力するエアフローメータ44が取り付けられている。
前記吸気管35において前記エアフローメータ44より
下流の部位には、該吸気管35内を流れる吸気の流量を
調整するスロットル弁39が設けられている。
タ等からなり印加電力の大きさに応じて前記スロットル
弁39を開閉駆動するスロットル用アクチュエータ40
と、前記スロットル弁39の開度に対応した電気信号を
出力するスロットルポジションセンサ41とが取り付け
られている。
弁39と独立に回動自在であり、且つアクセルペダル4
2に連動して回動する図示しないアクセルレバーが取り
付けられ、そのアクセルレバーには、該アクセルレバー
の回動量に対応した電気信号を出力するアクセルポジシ
ョンセンサ43が取り付けられている。
aには、4本の枝管が内燃機関1の直下流において1本
の集合管に合流するよう形成された排気枝管45が接続
され、前記排気枝管45の各枝管が各気筒21の排気ポ
ート27と連通している。
介して排気管47に接続され、排気管47は、下流にて
図示しないマフラーと接続されている。前記排気枝管4
5には、該排気枝管45内を流れる排気、言い換えれ
ば、排気浄化触媒46に流入する排気の空燃比に対応し
た電気信号を出力する空燃比センサ48が取り付けられ
ている。
は、例えば、該排気浄化触媒46に流入する排気の空燃
比が理論空燃比近傍の所定の空燃比であるときに排気中
に含まれる炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒
素酸化物(NOx)を浄化する三元触媒、該排気浄化触
媒46に流入する排気の空燃比がリーン空燃比であると
きは排気中に含まれる窒素酸化物(NOx)を吸蔵する
とともに該排気浄化触媒46に流入する排気の空燃比が
理論空燃比もしくはリッチ空燃比であるときは吸蔵して
いた窒素酸化物(NOx)を放出しつつ還元・浄化する
吸蔵還元型NOx触媒、該排気浄化触媒46に流入する
排気の空燃比が酸素過剰状態にあり且つ所定の還元剤が
存在するときに排気中の窒素酸化物(NOx)を還元・
浄化する選択還元型NOx触媒、もしくは上記した各種
の触媒を適宜組み合わせてなる触媒である。
図示しないベルトによって連結され、前記クランクシャ
フト23の回転エネルギを電気エネルギに変換するオル
タネータ61が取り付けられている。
調装置、デフロスター、ヘッドライト、ワイパー等の電
気負荷62が接続され、前記オルタネータ61によって
発電された電力が前記電気負荷62へ供給されるように
なっている。
5a、燃料噴射弁32、吸気側駆動回路30a、排気側
駆動回路31a等がワイヤハーネスを介して接続され、
前記オルタネータ61から上記したイグナイタ25a、
燃料噴射弁32、吸気側駆動回路30a、排気側駆動回
路31a等に対して個々の駆動電力が供給されるように
なっている。
部に取り付けられたタイミングロータ51aとタイミン
グロータ51a近傍のシリンダブロック1bに取り付け
られた電磁ピックアップ51bとからなるクランクポジ
ションセンサ51と、内燃機関1の内部に形成された冷
却水路1cを流れる冷却水の温度を検出すべくシリンダ
ブロック1bに取り付けられた水温センサ52とを備え
ている。
内燃機関1の運転状態を制御するための電子制御ユニッ
ト(Electronic Control Unit:ECU)20が併設さ
れている。
ンセンサ41、アクセルポジションセンサ43、エアフ
ローメータ44、空燃比センサ48、クランクポジショ
ンセンサ51、水温センサ52、バルブリフトセンサ3
17等の各種センサが電気配線を介して接続され、各セ
ンサの出力信号がECU20に入力されるようになって
いる。
吸気側駆動回路30a、排気側駆動回路31a、燃料噴
射弁32、スロットル用アクチュエータ40等が電気配
線を介して接続され、ECU20が各種センサの出力信
号値をパラメータとしてイグナイタ25a、吸気側駆動
回路30a、排気側駆動回路31a、燃料噴射弁32、
スロットル用アクチュエータ40を制御することが可能
になっている。
に、双方向性バス400によって相互に接続されたCP
U401とROM402とRAM403とバックアップ
RAM404と入力ポート405と出力ポート406と
を備えるとともに、前記入力ポート405に接続された
A/Dコンバータ(A/D)407を備えている。
ョンセンサ41、アクセルポジションセンサ43、エア
フローメータ44、空燃比センサ48、水温センサ5
2、バルブリフトセンサ317等のようにアナログ信号
形式の信号を出力するセンサと電気配線を介して接続さ
れている。このA/D407は、上記した各センサの出
力信号をアナログ信号形式からデジタル信号形式に変換
した後に前記入力ポート405へ送信する。
トルポジションセンサ41、アクセルポジションセンサ
43、エアフローメータ44、空燃比センサ48、水温
センサ52、バルブリフトセンサ317等のようにアナ
ログ信号形式の信号を出力するセンサと前記A/D40
7を介して接続されるとともに、クランクポジションセ
ンサ51のようにデジタル信号形式の信号を出力するセ
ンサと接続されている。
力信号を直接又はA/D407を介して入力し、それら
の出力信号を双方向性バス400を介してCPU401
やRAM403へ送信する。
a、吸気側駆動回路30a、排気側駆動回路31a、燃
料噴射弁32、スロットル用アクチュエータ40等と電
気配線を介して接続されている。前記出力ポート406
は、CPU401から出力された制御信号を双方向性バ
ス400を介して入力し、その制御信号をイグナイタ2
5a、吸気側駆動回路30a、排気側駆動回路31a、
燃料噴射弁32、又はスロットル用アクチュエータ40
へ送信する。
るための燃料噴射量制御ルーチン、燃料噴射時期を決定
するための燃料噴射時期制御ルーチン、吸気弁28の開
閉タイミングを決定するための吸気弁開閉タイミング制
御ルーチン、排気弁29の開閉タイミングを決定するた
めの排気弁開閉タイミング制御ルーチン、吸気側電磁駆
動機構30に印加すべき励磁電流量を決定するための吸
気側励磁電流制御ルーチン、排気側電磁駆動機構31に
印加すべき励磁電流量を決定するための排気側励磁電流
量制御ルーチン、各気筒21の点火栓25の点火時期を
決定するための点火時期制御ルーチン、スロットル弁3
9の開度を決定するためのスロットル開度制御ルーチン
等のアプリケーションプログラムに加え、所定の時期に
おける排気側電磁駆動機構31の消費電力を低減するた
めの消費電力低減制御ルーチンを記憶している。
ションプログラムに加え、各種の制御マップを記憶して
いる。前記した制御マップは、例えば、内燃機関1の運
転状態と燃料噴射量との関係を示す燃料噴射量制御マッ
プ、内燃機関1の運転状態と燃料噴射時期との関係を示
す燃料噴射時期制御マップ、内燃機関1の運転状態と吸
気弁28の開閉タイミングとの関係を示す吸気弁開閉タ
イミング制御マップ、内燃機関1の運転状態と排気弁2
9の開閉タイミングとの関係を示す排気弁開閉タイミン
グ制御マップ、内燃機関1の運転状態と吸気側電磁駆動
機構30に印加すべき励磁電流量との関係を示す吸気側
励磁電流量制御マップ、内燃機関1の運転状態と排気側
電磁駆動機構31に印加すべき励磁電流量との関係を示
す排気側励磁電流量制御マップ、内燃機関1の運転状態
と各点火栓25の点火時期との関係を示す点火時期制御
マップ、内燃機関1の運転状態とスロットル弁39の開
度との関係を示すスロットル開度制御マップ等である。
やCPU401の演算結果等を記憶する。前記演算結果
は、例えば、クランクポジションセンサ51の出力信号
に基づいて算出される機関回転数等である。前記RAM
403に記憶される各種のデータは、クランクポジショ
ンセンサ51が信号を出力する度に最新のデータに書き
換えられる。
1の運転停止後もデータを保持する不揮発性のメモリで
あり、各種制御に係る学習値や、異常を発生した箇所を
特定する情報等を記憶する。
記憶されたアプリケーションプログラムに従って動作
し、燃料噴射制御、点火制御、吸気弁開閉制御、排気弁
開閉制御、スロットル制御等の周知の制御に加え、本発
明の要旨となる消費電力低減制御を実行する。
内燃機関1の運転状態が高回転・高負荷運転領域にある
ときに、排気側電磁駆動機構31の消費電力が所定の電
力より大きくなると、若しくは、排気側電磁駆動機構3
1に対して単位時間当たりに印加すべき励磁電流量がワ
イヤハーネスの許容電流量を越えると、排気側電磁駆動
機構31に印加すべき励磁電流量を低減すべく、排気弁
29の開弁時期を変更することになる。
高負荷運転領域にあるときは、単位時間当たりの吸気弁
28及び排気弁29の開閉回数が多くなるため、単位時
間当たりに吸気側電磁駆動機構30及び排気側電磁駆動
機構31に印加すべき励磁電流量が増加し、以て吸気側
電磁駆動機構30及び排気側電磁駆動機構31の消費電
力が大きくなる。
弁28を開弁させる場合は、排気の慣性効果やピストン
22の下降動作により気筒21内が負圧となり、その負
圧が吸気弁28に対して開弁方向へ作用するため、吸気
側電磁駆動機構30は比較的少ない励磁電流によって吸
気弁28を開弁させることが可能である。
て単位時間当たりに印加すべき励磁電流量がワイヤハー
ネスの許容電流量以上となることはなく、たとえ吸気側
電磁駆動機構30に印加すべき励磁電流量を低減して
も、吸気側電磁駆動機構30及び排気側電磁駆動機構3
1の消費電力を大幅に低減することは困難である。
て排気弁29を開弁させる場合は、混合気の燃焼によっ
て気筒21内が高圧になっており、その圧力が排気弁2
9に対して閉弁方向へ作用するため、排気側電磁駆動機
構31は、前記した圧力に抗して排気弁29を開弁させ
る必要がある。つまり、排気側電磁駆動機構31は、比
較的多くの励磁電流を消費して排気弁29を開弁させる
ことになる。
電力が大きくなる可能性、及び、排気側電磁駆動機構3
1に対して単位時間当たりに印加すべき励磁電流量がワ
イヤハーネスの許容電流量以上となる可能性が高いとい
える。
べき励磁電流量を低減することにより、吸気側電磁駆動
機構30及び排気側電磁駆動機構31の消費電力が大幅
に低減されることになる。
回転運転領域にあるときの排気弁29の開弁時期は、通
常、排気効率の向上や吸気効率の向上を目的として、排
気行程下死点より前であって膨張行程の途中に設定され
る。
高回転運転領域では、図5に示すように、排気行程下死
点より前であって膨張行程の中盤(図5の例では、排気
行程下死点前100°CA付近(BBDC 100°CA))に
排気弁29の開弁時期が設定されたときに、機関出力が
最も高くなる。
の前半まで進角されると、混合気の燃焼によって発生し
た圧力(燃焼圧力)が十分にピストン22へ伝達されな
くなる一方で、排気弁29の開弁時期が膨張行程の後半
(排気行程下死点近傍)まで遅角されると、排気の慣性
効果を十分に得ることができず、気筒21内の残留ガス
が増加するため、次の吸気行程において新気の充填効率
が低下してしまうからである。
うに排気弁29の開弁時期が膨張行程の中盤に設定され
ると、気筒21内の圧力(筒内圧力)も高くなるため、
排気弁29の開閉駆動に要する消費電力が大きくなって
しまう。尚、図5に示す消費電力は、排気弁29の開弁
から閉弁に至るまでの消費電力を積算したものである。
行程下死点の直前(図5の例では、排気行程下死点前2
0°CA〜40°CA付近)に設定された場合は、内燃
機関1の最高出力が低くなるものの、筒内圧力も低くな
るため、排気弁29の開弁から閉弁に至るまでの消費電
力が極小値となる。
高負荷運転領域にあるときに、排気弁29の開弁時期が
排気行程下死点の近傍まで遅角されると、排気側電磁駆
動機構31の消費電力が大幅に低減されることになる。
は、内燃機関1の運転状態が高負荷・高回転運転領域に
あるときに、排気側電磁駆動機構31の消費電力が所定
の電力より大きくなると、若しくは、排気側電磁駆動機
構31に対して単位時間当たりに印加すべき励磁電流量
がワイヤハーネスの許容電流量を越えると、排気弁29
の開弁時期を排気行程下死点の近傍まで遅角させるよう
にした。
御について具体的に説明する。CPU401は、消費電
力低減制御を実行するにあたり、図6に示すような消費
電力低減制御ルーチンを実行する。この消費電力低減制
御ルーチンは、予めROM402に記憶されているルー
チンであり、CPU401によって所定時間毎(例え
ば、クランクポジションセンサ51がパルス信号を出力
する度)に繰り返し実行されるルーチンである。
01は、先ずS601においてRAM403から機関回
転数とアクセルポジションセンサ43の出力信号値(ア
クセル開度)を読み出す。
01で読み出された機関回転数とアクセル開度とに基づ
いて、内燃機関1の運転状態が高負荷・高回転運転領域
にあるか否かを判別する。
態が高負荷・高回転運転領域にないと判定された場合
は、CPU401は、S607へ進み、排気弁29の開
弁時期が通常の開弁時期となるように排気側駆動回路3
1aを制御し、本ルーチンの実行を一旦終了する。
運転状態が高負荷・高回転運転領域にあると判定された
場合は、CPU401は、S603へ進み、別途の排気
側励磁電流量制御ルーチンに従って算出された排気側電
磁駆動機構31に印加すべき励磁電流量を入力し、その
励磁電流量に基づいて排気側電磁駆動機構31の消費電
力を算出する。
03で算出された排気側電磁駆動機構31の消費電力が
所定の最大消費電力より大きいか否かを判別する。前記
した最大消費電力は、オルタネータ61の発電容量から
排気側電磁駆動機構31以外の電気負荷の消費電力を減
算して得られる値であり、排気側電磁駆動機構31が消
費することができる最大の電力を示す値である。
03で算出された排気側電磁駆動機構31の励磁電流量
がワイヤハーネスの許容電流量を越えているか否かを判
別する。
31の消費電力が所定の最大消費電力以下であると判定
し、且つ、前記S605において排気側電磁駆動機構3
1の励磁電流量がワイヤハーネスの許容電流量以下であ
ると判定した場合は、CPU401は、S607へ進
み、排気弁29の開弁時期が通常の開弁時期となるよう
に排気側駆動回路31aを制御し、本ルーチンの実行を
一旦終了する。
動機構31の消費電力が所定の最大消費電力より大きい
と判定した場合、又は、前記S605において排気側電
磁駆動機構31の励磁電流量がワイヤハーネスの許容電
流量を越えていると判定した場合は、CPU401は、
S606へ進む。
9の開弁時期を排気行程下死点の近傍まで遅角させるべ
く、排気側駆動回路31aを制御し、本ルーチンの実行
を一旦終了する。
設定された固定値であってもよく、あるいは、機関回転
数と最大消費電力とをパラメータとして決定される可変
値であってもよい。
数と最大消費電力とをパラメータとして決定される可変
値である場合には、排気弁開弁時期を遅角させた後の消
費電力又は励磁電流量に基づいて遅角量を補正する、い
わゆるフィードバック制御が実行されるようにしてもよ
い。
御ルーチンを実行することにより、本発明に係る消費電
力低減手段が実現されることになる。従って、本実施の
形態に係る電磁駆動弁を有する内燃機関によれば、内燃
機関1の運転状態が高負荷・高回転運転領域にある場合
に、排気側電磁駆動機構31の消費電力もしくは励磁電
流量が許容範囲を越えると、排気側電磁駆動機構31の
消費電力及び励磁電流量を低減しつつ排気弁29を正常
に開閉駆動させることが可能となる。
低減により、吸気側電磁駆動機構30が消費できる最大
消費電力も増加することになるため、吸気側電磁駆動機
構30の電力不足によって吸気弁28の開閉動作が不良
になることもない。
低減により、ワイヤハーネスの断面積を小さくすること
ができ、ワイヤハーネスを含めた排気側電磁駆動機構3
1の搭載スペースを縮小することも可能となる。
回転運転領域にあるときに、排気弁29の開弁時期が遅
角されると、排気弁開弁時における排気の温度が低くな
るため、排気浄化触媒46等の排気系部品の熱害を抑制
することも可能となる。
関では、内燃機関の運転状態が高負荷・高回転運転領域
にある場合のように、電磁駆動式動弁機構の消費電力や
励磁電流が増大する場合に、電磁駆動式動弁機構の消費
電力を低減すべく排気弁の開弁時期が変更されることに
なる。
力及び励磁電流量が過剰に増大することが無く、排気弁
を開閉動作させる上で必要となる電力を確保することが
可能となる。
内燃機関によれば、電磁駆動式動弁機構の消費電力や励
磁電流の過剰な増加を抑制することができるため、排気
弁の開閉駆動に消費することができる電力に限りがある
場合であっても、排気弁を正常に開閉動作させることが
可能となる。
概略構成を示す図(1)
概略構成を示す図(2)
図
ート図
Claims (4)
- 【請求項1】 励磁電流が印加された際に発生する電磁
力を利用して内燃機関の排気弁を開閉駆動する電磁駆動
式動弁機構と、 所定の時期における前記電磁駆動式動弁機構の消費電力
を低減すべく前記排気弁の開弁時期を変更する消費電力
低減手段と、を備えることを特徴とする電磁駆動弁を有
する内燃機関。 - 【請求項2】 前記消費電力低減手段は、前記内燃機関
の運転状態が高回転運転領域にあるときに、前記電磁駆
動式動弁機構の消費電力を低減すべく前記排気弁の開弁
時期を変更することを特徴とする請求項1に記載の電磁
駆動弁を有する内燃機関。 - 【請求項3】 前記消費電力低減手段は、前記排気弁の
開弁に要する励磁電流が所定の基準値を越えたときに、
前記電磁駆動式動弁機構の消費電力を低減すべく前記排
気弁の開弁時期を変更することを特徴とする請求項1に
記載の電磁駆動弁を有する内燃機関。 - 【請求項4】 前記消費電力低減手段は、所定の時期に
おける前記電磁駆動式動弁機構の消費電力を低減すべ
く、前記排気弁の開弁時期を排気行程下死点の近傍まで
遅角させることを特徴とする請求項1に記載の電磁駆動
弁を有する内燃機関。
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