JP6179240B2 - エンジンの過給制御装置 - Google Patents
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Description
(3)前記算出手段が、前記エンジンのシリンダーに吸入される空気量に基づき、前記相関値を算出することが好ましい。なお、上記の空気量として、前記エンジンの充填効率や体積効率,吸気流量等を用いてもよい。これらの空気量に相関する値は、前記エンジンの負荷に相当する値であるといえる。
[1−1.エンジン]
本実施形態のエンジンの過給制御装置は、図1に示す車載ガソリンエンジン10(以下、単にエンジン10と呼ぶ)に適用される。このエンジン10は、排気圧を利用した過給システム及びEGRシステム(Exhaust Gas Recirculation,排気再循環システム)を備える。図1では、多気筒のエンジン10に設けられた複数の気筒(シリンダー)のうちの一つを示す。シリンダー内にはピストンが摺動自在に内装され、ピストンの往復運動がコンロッド(コネクティングロッド)を介してクランクシャフトの回転運動に変換される。
吸気弁の上部は、バルブリフト量,バルブタイミングを変化させるための吸気可変動弁機構28に接続され、排気弁の上部は排気可変動弁機構29に接続される。吸気弁,排気弁の動作は、これらの可変動弁機構28,29を介して、後述するエンジン制御装置1で制御される。それぞれの可変動弁機構28,29には、例えばロッカアームの揺動量と揺動のタイミングとを変更する機構として、可変バルブリフト機構及び可変バルブタイミング機構が内蔵される。
図2に示すように、ウェストゲートアクチュエーター18の内部には、ブラシレス型のモーター51(電動機)が設けられる。このモーター51は、ケーシングに対して固定された複数のステーターコイル52と、それらの内側に回転可能に備えられた環状のローター53とを有する。ステーターコイル52は、ローター53の回転軸を中心として、円周方向に複数個列設される。また、ローター53の外表面には、永久磁石が埋設される。さらに、ローター53の中央には、内周面にネジ溝54が切削形成されたネジ穴55が設けられる。ネジ穴55の内部には、ネジ山56が形成されたボルト状のロッド57が螺合した状態で挿入される。
図1に示すように、車両の任意の位置には、アクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度APS)を検出するアクセル開度センサー41が設けられる。アクセル開度APSは、運転者の加速要求や発進意思に対応するパラメーターであり、言い換えるとエンジン10の負荷(エンジン10に対する出力要求)に相関するパラメーターである。
上記のエンジン10を搭載する車両には、エンジン制御装置1(Engine Electronic Control Unit,過給制御装置)が設けられる。このエンジン制御装置1は、例えばマイクロプロセッサやROM,RAM等を集積したLSIデバイスや組み込み電子デバイスとして構成され、車両に設けられた車載ネットワーク網の通信ラインに接続される。なお、車載ネットワーク上には、例えばブレーキ制御装置,変速機制御装置,車両安定制御装置,空調制御装置,電装品制御装置といったさまざまな公知の電子制御装置が、互いに通信可能に接続される。エンジン制御装置1以外の電子制御装置は、外部制御システムと呼ばれ、外部制御システムによって制御される装置は外部負荷装置と呼ばれる。
ウェストゲート開度Dは、エンジン10に要求される出力に応じた目標値D0となるように制御される。例えば、運転者の加速要求や外部負荷装置からの要求がエンジン制御装置1に入力され、これらの要求に応じて目標過給圧が算出され、ウェストゲートバルブ17の実開度DAが目標過給圧に対応する目標値D0となるように制御される。ウェストゲートバルブ17の実開度DAは、ウェストゲートアクチュエーター18に内蔵される各ステーターコイル52への給電電力を制御することによって調節される。また、各ステーターコイル52への給電電力はインバーター回路60で制御される。
図3は、エンジン制御装置1で実行される処理内容を説明するためのブロック図である。エンジン制御装置1には、上記の制御を実施するための要素として、算出部2(算出手段)及びウェストゲート制御部3(制御手段)が設けられる。これらの各要素は電子回路(ハードウェア)によって実現してもよく、ソフトウェアとしてプログラミングされたものとしてもよいし、あるいはこれらの機能のうちの一部をハードウェアとして設け、他部をソフトウェアとしたものであってもよい。
算出部2は、排気圧力P、又はこれに相関する相関値を算出するものである。排気圧力Pは、エンジン10の負荷及びエンジン回転速度Neに基づいて算出される。また、エンジン10の負荷は、シリンダーに吸入される空気量に基づいて算出される。図3に示すように、本実施形態の算出部2には、充填効率算出部2a,排気流量推定部2b,排気圧力算出部2cが設けられる。
ウェストゲート制御部3は、エンジン10の運転状態に基づいてウェストゲート開度Dを制御するものである。ここでは、ウェストゲート開度Dの目標値D0が算出され、ウェストゲートバルブ17の実開度DAが目標値D0に一致するようにウェストゲートアクチュエーター18の動作が制御される。目標値D0は、エンジン回転速度Neやエンジン負荷,空気量,充填効率Ec(目標充填効率,実充填効率など),過給圧,アクセル開度APS,冷却水温TWT等に基づいて設定される。具体的な目標値D0の設定手法は任意であり、本実施形態では記載を省略する。
図5は、ウェストゲート開度Dの制御手順を説明するためのフローチャートである。このフローは、エンジン制御装置1において所定の演算周期で繰り返し実施される。ステップA10では、各種センサー41〜50で検出された各種情報がエンジン制御装置1に入力される。ここでは、アクセル開度APS,吸気流量QIN,インマニ圧PIM,大気圧PBP,吸気温度TIM,エンジン回転速度Ne,冷却水温TWT,ウェストゲートバルブ17の実開度DA,排気空燃比,酸素濃度等に関する情報が入力される。
ステップA70では、給電タイミングが切り換えられることなく、任意のステーターコイル52に対して通電量Eに対応する電流が供給される。これにより、ウェストゲート開度Dの保持力が排気圧力Pに応じた大きさとなり、排気圧力Pが大きいほど保持力が強められる。反対に、排気圧力Pが小さければ、ウェストゲート開度Dの保持力が弱められ、電力消費が抑制される。
(1)上記のエンジン制御装置1では、排気圧力Pに応じてウェストゲート開度Dの保持力が制御される。これにより、排気圧力Pによるウェストゲート開度Dのずれを抑制することができ、ウェストゲートバルブ17の制御性を向上させることができる。
このように、ウェストゲートバルブ17の作動状態にかかわらず、ウェストゲートアクチュエーター18の電力消費を抑制することができ、かつ、ウェストゲートバルブ17の制御性を向上させることができる。
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述の実施形態では、通電量設定部3aにおいて、排気圧力P及び実開度DAに基づいて通電量Eを設定するものを例示したが、排気圧力Pの代わりに排気流量Qを用いて通電量Eを設定してもよい。つまり、通電量Eを設定するためのパラメーターは、排気通路31内の圧力に相関する相関値であればよく、例えば排気圧力P,排気流量Q(単位時間当たりの体積流量),排気流速(単位時間当たりの質量流量)の少なくとも何れかに相関するものであればよい。
なお、上述の実施形態におけるエンジン10の種類は任意であり、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン,その他の燃焼形式のエンジンを用いることができる。
2 算出部(算出手段)
2a 充填効率算出部
2b 排気流量推定部
2c 排気圧力算出部
3 ウェストゲート制御部(制御手段)
3a 通電量設定部
3b 制御信号出力部
17 ウェストゲートバルブ
18 ウェストゲートアクチュエーター
47 ホールセンサー(検出手段)
51 モーター
P 排気圧力
DA 実開度
E 通電量
Claims (4)
- 排気通路上に介装され、モーターにより駆動されるウェストゲートバルブの開度を制御する過給システムを具備したエンジンの過給制御装置において、
前記排気通路内の圧力に相関する相関値を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出された前記相関値に応じて前記ウェストゲートバルブの保持力を増減させる制御手段と、
前記ウェストゲートバルブの実開度を検出する検出手段とを備え、
前記制御手段が、
前記モーターの通電量を制御することで、前記ウェストゲートバルブの駆動力を増減させて、前記ウェストゲートバルブの保持力を増減させるとともに、
前記ウェストゲートバルブの実開度と目標開度とがほぼ一致しているときに、前記モーターのステーター及びローター間の引力及び斥力の作用方向を一定に維持しながら、前記相関値が大きいほど前記通電量を増加させ、前記相関値が小さいほど前記通電量を減少させる
ことを特徴とする、エンジンの過給制御装置。 - 前記算出手段が、前記エンジンの負荷及びエンジン回転速度に基づき、前記相関値を算出する
ことを特徴とする、請求項1に記載のエンジンの過給制御装置。 - 前記算出手段が、前記エンジンのシリンダーに吸入される空気量に基づき、前記相関値を算出する
ことを特徴とする、請求項1または2に記載のエンジンの過給制御装置。 - 前記制御手段が、前記実開度が大きいほど前記通電量を減少方向に補正し、前記実開度が小さいほど前記通電量を増加方向に補正する
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のエンジンの過給制御装置。
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