JP2001288683A - 繊維の濃色加工剤及びその濃色加工剤による繊維の濃色化方法 - Google Patents

繊維の濃色加工剤及びその濃色加工剤による繊維の濃色化方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維の濃色性と摩擦堅牢度、白化防止性、風
合、耐久性等の2次性能を両立させた、繊維の濃色加工
剤及びその濃色加工剤による繊維の濃色化方法を得るこ
とを目的とする。 【解決手段】 繊維の濃色加工剤は、樹脂組成が屈折率
1.50以下のシリコーン樹脂(I)、フッ素原子を含
有する樹脂(II)及びカチオン性アクリル樹脂(III)
とからなり、樹脂(I)と樹脂(II)との重量比率が
5:95〜40:60、樹脂(I)+樹脂(II)と樹脂
(III)との重量比率が60:40〜95:5である。
また、濃色化方法は、染色された繊維表面に上記濃色加
工剤を付与した後、熱処理を行うことにより繊維を濃色
化するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維の濃色加工剤
及びその濃色加工剤による繊維の濃色化方法、特に、合
成繊維の濃色性と摩擦堅牢度、白化防止性、風合、耐久
性等の2次性能を両立させた繊維の濃色加工剤及びその
濃色加工剤による繊維の濃色化方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、合成繊維、特にポリエステル系の
繊維の大きな欠点として、ウール、絹等の天然繊維に比
べ染色物の色の深みや鮮明性が劣る点が挙げられてい
る。このため、染色された繊維、織物の発色性を改善
し、色の深み及び鮮明性を改善すべく研究が行われてき
ている。
【0003】濃色化の原理としては、繊維表面への微細
凹凸を付与する方法及び低屈折率樹脂処理による効果に
基づく方法が知られている。前者の繊維表面への微細凹
凸付与による方法に関しては、化学的浸食法「減量加
工」、物理的エッチング法「低温プラズマ加工」、
後加工薬剤による微細凹凸付与等が知られているが、コ
スト的、技術的に容易な後加工薬剤による微細凹凸付与
が最も一般的である。一方、後者の低屈折率樹脂処理に
関しては、ウレタン樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系
樹脂、アクリル系樹脂等が知られており、提案も数多く
なされているが、濃色効果を得るためにアニオン成分等
で前処理する、また、堅牢度、白化防止性などの2次性
能を向上させるために処理後の湿潤処理などを施すな
ど、多段処理で行われるのが現状であり、1段処理によ
る濃色性と摩擦堅牢度、白化防止性、風合、耐久性等2
次性能の両立という点で不十分である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、合成繊
維、特にポリエステル系の繊維等について、染色された
繊維、織物の発色性を改善し、色の深み及び鮮明性を改
善すべく研究が行われてきているが、濃色性と摩擦堅牢
度、白化防止性、風合、耐久性等2次性能の両立という
点で不十分であるという問題点があった。本発明は、以
上のような従来の欠点を解決するためになされたもので
あり、繊維の濃色性と摩擦堅牢度、白化防止性、風合、
耐久性等の2次性能を両立させた、繊維の濃色加工剤及
びその濃色加工剤による繊維の濃色化方法を得ることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による繊維の濃色
加工剤は、樹脂組成がシリコーン樹脂(I)、フッ素原
子を含有する樹脂(II)及びカチオン性アクリル樹脂
(III)とからなり、樹脂(I)と樹脂(II)との重量
比率が5:95〜40:60、樹脂(I)+樹脂(II)
と樹脂(III)との重量比率が60:40〜95:5で
あることを特徴とする濃色加工剤である。
【0006】かかる濃色加工剤は、樹脂(I)、樹脂
(II)及び樹脂(III)のエマルジョン溶液を、樹脂の
重量比率が、樹脂(I):樹脂(II)=5:95〜4
0:60、樹脂(I)+樹脂(II):樹脂(III)=6
0:40〜95:5となるよう任意に調整可能であり、
重量比率調整によって濃色性、風合、摩擦堅牢度等の性
能について調整することができる。
【0007】また、樹脂(III)のカチオン性のアクリ
ル系樹脂を必須成分として配合することにより、染色物
の色の深み及び鮮明性がより顕著に改善でき、配合量に
より色相を制御することが可能である。このカチオン性
のアクリル系樹脂に関しては、濃色染色物、特にフォー
マルブラック等のブラック染色物により顕著に効果が認
められ、染色物の色相、色彩の改善に有用である。
【0008】本発明による繊維の濃色加工剤による濃色
化方法は、染色された繊維表面に上述した濃色加工剤を
付与した後、熱処理を行うことにより前記繊維を濃色化
することを特徴とする繊維の濃色化方法である。さらに
詳しくは、染色された繊維表面に上述した濃色加工剤を
配合した樹脂の不揮発分が0.5〜5重量%となるよう
に付与した後、乾燥、熱処理という一般的な1段処理に
て処理されるものであり、アニオン成分等による前処理
及び処理後の湿潤処理等は一切不要である。これによ
り、繊維の濃色性と摩擦堅牢度、白化防止性、風合、耐
久性等の2次性能を両立させて、繊維を濃色化させるこ
とが可能となる。
【0009】本発明による濃色加工剤の対象繊維として
は、特に限定されるものではなく、ポリエステル系繊
維、ナイロンなどのポリアミド系繊維、アクリルなどの
ポリアクリロニトリル系繊維等の合成繊維、アセテート
等の半合成繊維、レーヨンなどの再生繊維だけでなく、
綿、羊毛、絹等の天然繊維、及びこれらの混紡繊維にも
適用できる。特に、繊維自体の発色性が悪く、かつ繊維
表面が平滑で屈折率が大きく表面反射の大きいポリエス
テル系繊維に対して有効に適用することができる。ま
た、繊維の形態としては、糸、織物、編物、不織布等、
いかなる形態のものであってもよいが、織物、編物、不
織布等平面状のものが適用しやすい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明による繊維の濃色加工剤及
びその濃色加工剤による濃色化方法の実施形態につい
て、以下に詳細に説明する。まず、本発明の濃色加工剤
に使用する各樹脂(I)〜(III)について説明する。
【0011】シリコーン樹脂(I)は、式
【化3】 の基本骨格構造を有するもので、水分散性、皮膜形成
性、皮膜強度改良のため、側鎖あるいは末端部分にアミ
ノ基、アミド基、エポキシ基、カルボキシル基を有する
置換基から選ばれた少なくとも1種が導入されたものが
よく、また、屈折率が1.5以下であることが好まし
い。本発明に用いられるシリコーン樹脂(I)は、特に
アミノ基を有する置換基が導入されたアミノ変性シリコ
ーンが好ましく、この場合アミノ当量(アミノ基1個あ
たりのシリコーン樹脂の分子量)は、500〜2000
0、好ましくは1000〜5000のものである。この
ようなアミノ変性シリコーンとしては、例えば、KF8
002、KF8003、KF8004、X−22−91
94(信越化学工業(株))や、SF8417、BY16
−849、BY16−872、BY16−892、BY
16−897、BY16−898(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン(株))を使用することができる。
【0012】アミノ変性シリコーンは、ジメチルポリシ
ロキサンの特徴を生かしつつ、ジメチルポリシロキサン
のメチル基の一部に−R−NH2、−RNHR′NH
2(式中、R、R′は炭化水素基を表す)等のアミノ基
が導入されたものであり、特公昭57−54588号に
あるようにアミノ基を酸無水物、シランカップリング剤
等にて変性、封鎖することで樹脂の被膜形成性、被膜強
度性を改良することが可能で、繊維に処理した場合の濃
色性、風合等物性を容易に制御することができる。シリ
コーン樹脂(I)を用いる際には、オイル状又は乳化物
として使用でき、乳化物の調整は界面活性剤を用いても
よいし、自己乳化させたものでもよい。本発明において
用いられるシリコーン樹脂(I)は、アミド基を有する
置換基を導入されたシリコーン樹脂としては、BY16
−878、BY16−891、BY22−860(東レ
・ダウコーニング・シリコーン(株))など、エポキシ基
を有する置換基を導入されたシリコーン樹脂としては、
KF−101、KF−102(信越化学工業(株))、S
F8411、BY16−839(東レ・ダウコーニング
・シリコーン(株))、ニッカシリコンEPS−40(日
華化学(株))など、カルボキシル基を有する置換基を導
入されたシリコーン樹脂としては、SF8418、BY
16−750、BY22−840(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン(株))、X−22−162C、X−22
−3701E(信越化学工業(株))などを使用すること
ができる。さらに、従来使用されている、SH870
1、BY16−817(東レ・ダウコーニング・シリコ
ーン(株))などのジメチルシリコーンなど、その他の
シリコーン樹脂も併用することができる。
【0013】次に、フッ素原子を有する樹脂(II)は、
特に一般式(1)
【化4】 で示されるフッ素系モノマーの少なくとも1種と、この
フッ素系モノマーと共重合可能なビニル系モノマーの群
から選ばれた少なくとも1種のモノマーとの共重合物が
好ましい。ここで、フッ素系モノマーと共重合可能なビ
ニル系モノマーとしては、特に限定はないが、ラウリル
アクリレート、グリシジルアクリレート、ベンジルアク
リレートなどのアクリル酸エステル、ラウリルメタクリ
レート、グリシジルメタクリレートなどのメタクリル酸
エステル、ヒドロキシアクリレート又はメタクリレー
ト、N−メチロールアクリルアミド、アクリルアミド、
メタクリルアミド、マレイン酸アルキルエステル、フタ
ル酸アルキルエステル、塩化ビニル、ハロゲン化アルキ
ルビニルエーテル、酢酸ビニル、スチレンなどが挙げら
れる。モノマー(1)とビニル系モノマーとの共重合比
率に関しては任意に調整可能であるが、モノマー(1)
の比率としては40〜95重量%が好ましく、共重合比
率を調整することで、繊維との親和性、皮膜形成性、皮
膜強度性を制御することができる。
【0014】以上の樹脂(I)と樹脂(II)との重量比
率は5:95〜40:60の範囲であることが望まし
く、樹脂(I)の重量比率が5以下では、摩擦堅牢度、
白化防止性の低下が認められ、樹脂(I)の重量比率が
40以上では濃色効果の低下、風合いのヌメリ、ニチャ
ツキ感が強くなるため望ましくないからである。
【0015】次に、樹脂(III)のカチオン性アクリル
樹脂とは、アクリル酸エステルと窒素含有モノマーとの
共重合物又はメタクリル酸メチルと窒素含有モノマーと
の共重合物、若しくは、アクリル酸エステルとメタクリ
ル酸エステルと窒素含有モノマーとの共重合物であり、
あるいは、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル
などのモノマーを、カチオン性界面活性剤を用いて乳化
重合させて得られる共重合物である。この場合の窒素含
有モノマーとしては、メタクリル酸ジメチルアミノエチ
ル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸
ジメチルアミノエチルメチルクロライド塩、メタクリル
酸ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライ
ド等が挙げられる。アクリル樹脂(III)中の窒素含有
モノマーの含有量は50重量%以下、特に5〜30重量
%であることが好ましい。また、カチオン性界面活性剤
としては、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド
といった第四級アンモニウム塩、アルキルアミンの酢酸
塩等が挙げられる。アクリル樹脂(III)のTg(ガラ
ス転移温度)は−40℃〜100℃、好ましくは−20
℃〜40℃のものである。
【0016】樹脂(I)、(II)に対する配合比率とし
ては、重量比率にして、樹脂(I)+樹脂(II):樹脂
(III)=60:40〜95:5が好ましい。この範囲
を外れると、樹脂被膜の強度、Tg、配合量によって
は、風合の粗硬化及び摩擦堅牢度の低下を招くことがあ
るので望ましくなく、十分な注意が必要である。
【0017】本発明は、樹脂組成がシリコーン樹脂
(I)とフッ素原子を含有する樹脂(II)及びカチオン
性アクリル樹脂(III)とからなり、樹脂(I)と樹脂
(II)の重量比率が5:95〜40:60、樹脂(I)
+樹脂(II)と樹脂(III)の重量比率が60:40〜
95:5であることを特徴とする繊維の濃色加工剤であ
るが、シリコーン樹脂のタイプ、フッ素系樹脂の共重合
成分及び共重合比率、アクリル系樹脂の共重合成分及び
共重合比率、樹脂(I)、樹脂(II)、樹脂(III)の
配合比率及びイオン性のバランス等によって繊維に処理
した場合の物性、性能を制御できることから、対象とな
る繊維及び要求性能に応じてきめ細かい対応が可能とな
る。
【0018】次に、本発明による濃色加工剤の製造方法
について説明する。まず、前記の如きシリコーン樹脂
(I)とフッ素原子を含有する樹脂(II)、カチオン性
アクリル系樹脂(III)のエマルジョン溶液を作成す
る。次に、樹脂(I)と樹脂(II)及び樹脂(III)の
乳化物を、樹脂(I)と樹脂(II)との重量比率が5:
95〜40:60、樹脂(I)+樹脂(II)と樹脂(II
I)との重量比率が60:40〜95:5となるよう混
合する。樹脂(I)、(II)、(III)の配合樹脂重量
比率については、濃色性、色相、色彩及び風合、白化防
止性等の要求性能に応じ、任意に調整可能である。最終
的に配合した樹脂の不揮発分が15〜30重量%となる
よう水で調整し、目的とする濃色加工剤を得ることがで
きる。
【0019】次に、本発明の濃色加工剤による濃色化方
法について説明する。まず、染色された繊維表面に本発
明の濃色加工剤を付与した後、繊維上での濃色効果の耐
久性を高めるために、予備乾燥及び熱処理等を併用して
加熱処理を行う。ただし、予備乾燥抜きで熱処理工程を
行うこともできる。繊維への濃色加工剤の付与方法とし
ては、浸漬法、パディング法、スプレー等による吹き付
け法等が挙げられるが、最も簡便な方法としては、パデ
ィング法であるパッド−ドライ法が挙げられる。濃色加
工剤付与後に予備乾燥を行う場合の温度は80〜140
℃、好ましくは100〜130℃であり、乾燥時間は1
〜5分、好ましくは2〜4分である。なお、予備乾燥を
行う前に遠赤外線等乾燥斑の生じにくい乾燥方法にてあ
らかじめ繊維中の水分保持率を低減させることにより、
樹脂及び染料のマイグレーション現象による濃色斑、摩
擦堅牢度の低下といったトラブルを低減することができ
る。熱処理温度は、140〜200℃、好ましくは16
0〜190℃であり、熱処理時間は30秒から3分であ
る。また、予備乾燥を行わない場合の熱処理温度は80
〜200℃、好ましくは100〜200℃であり、熱処
理時間は30秒〜5分である。
【0020】本発明の濃色加工剤は、一般に水溶液の状
態で染色された繊維表面に付与される。濃色加工剤の使
用濃度としては、配合した樹脂の不揮発分が0.5〜5
重量%となる濃度が一般的であり、さらに好ましくは1
〜3重量%である。また、濃色加工剤水溶液のpHは、
濃色効果向上の点から4.0〜9.0が好ましく、より好
ましくは6.0〜8.0である。
【0021】本発明の濃色加工剤を繊維に付与する際、
加工布の濃色効果以外の性能向上を目的に、帯電防止
剤、スリップ防止剤、消泡剤、浸透剤等の薬剤を併用処
理することができる。また、濃色加工剤との相容性に問
題なければ配合することも可能である。特にポリエステ
ル纎維等の疎水性繊維を対象とする場合は、帯電不良に
よるほこりの付着、静電気による不快感を低減させるた
め、帯電防止剤の併用処理は必要不可欠である。帯電防
止剤としては、第四級アンモニウム塩、リン酸エステル
塩、グアニジン塩、無機塩等が挙げられるが、濃色加工
剤に併用する帯電防止剤の内容成分によっては濃色効果
を助長させるものもある。
【0022】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を更に
詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。なお、実施例及び比較例における「%」及び
「部」は重量基準である。
【0023】実施例1〜8 実施例に用いるシリコーン系樹脂(I)、フッ素原子を
有する樹脂(II)、カチオン性アクリル樹脂(III)の
エマルジョンは、次に示す方法で調製した。
【0024】<シリコーン樹脂(I)の調整法>四ツ口
フラスコに、式
【化5】 で表されるアミノ変性シリコーンオイル200gとラウ
リルアルコールのエチレンオキサイド20モル付加物2
0gを仕込み、攪拌しながら水780gを徐々に仕込み
乳化分散させた。後に90%酢酸にてpHを5〜6に調
整して得られたアミノシリコーン系エマルジョンをシリ
コーン樹脂(A)とする。四ツ口フラスコに5000mm
2/sのジメチルシリコーンオイル200gとラウリル
アルコールのエチレンオキサイド20モル付加物40g
を仕込み、攪拌しながら水760gを徐々に仕込み乳化
分散させた後、ホモジナイザー処理にて強制乳化させ安
定なエマルジョン溶液を得た。このようにして得られた
ジメチルシリコーン系エマルジョンをシリコーン樹脂
(B)とする。
【0025】<フッ素原子を含有する樹脂(II)の調整
法>1リッタービーカーに、パーフルオロアルキル基を
含有するアクリルモノマー〔Cn2n+1CH2COOCH
=CH2、ここでn=6、8、10、12、14(平均
n=8)〕240gとステアリルアクリレート60g
を、重量比率にして80:20となるよう仕込んだ後、
乳化剤としてラウリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ラウリルアルコールのエチレンオキサイド20モル
付加物をそれぞれモノマー全量に対し5重量%加え、モ
ノマー濃度が30%となるよう水を仕込み、ホモミキサ
ーにて予備乳化を施した。この予備乳化物を四ツ口フラ
スコに仕込み、50℃まで昇温させた後、重合開始剤と
して2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸
塩をモノマー全量に対し0.5重量%で仕込み、50〜
60℃にて5時間、乳化重合反応を行った。このように
して得られたフッ素含有樹脂をフッ素系樹脂(A)とす
る。
【0026】1リッタービーカーに、パーフルオロアル
キル基を含有するアクリルモノマー〔Cn2n+1CH2
OOCH=CH2、ここでn=6、8、10、12、1
4(平均n=8)〕180gとステアリルアクリレート
120g、重量比率にして60:40となるよう仕込ん
だ後、乳化剤としてラウリルトリメチルアンモニウムク
ロライド、ラウリルアルコールのエチレンオキサイド2
0モル付加物をそれぞれモノマー全量に対し5重量%加
え、モノマー濃度が30%となるよう水を仕込み、ホモ
ミキサーにて予備乳化を施した。この予備乳化物を四ツ
口フラスコに仕込み、50℃まで昇温させた後、重合開
始剤として2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパ
ン)塩酸塩をモノマー全量に対し0.5重量%で仕込
み、50〜60℃にて5時間、乳化重合反応を行った。
このようにして得られたフッ素含有樹脂をフッ素系樹脂
(B)とする。
【0027】<カチオン性アクリル樹脂(III)の調整
法>1リッタービーカーに、メタクリル酸メチル135
g、メタクリル酸ブチル135g、メタクリル酸ジメチ
ルアミノエチルメチルクロライド塩30gを、重量比率
にして45:45:10となるよう仕込んだ後、乳化剤
としてラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、ラ
ウリルアルコールのエチレンオキサイド20モル付加物
をそれぞれモノマー全量に対し5重量%加え、モノマー
濃度が30%となるよう水を仕込み、ホモミキサーにて
予備乳化を施した。この予備乳化物を四ツ口フラスコに
仕込み、50℃まで昇温させた後、重合開始剤として
2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩を
モノマー全量に対し0.5重量%で仕込み、50〜60
℃にて5時間、乳化重合反応を行った。このようにして
得られたカチオン性アクリル樹脂をアクリル樹脂(A)
とする。
【0028】1リッタービーカーに、メタクリル酸メチ
ル150g、メタクリル酸ブチル150g、重量比率に
して50:50となるよう仕込んだ後、乳化剤としてラ
ウリルトリメチルアンモニウムクロライド、ラウリルア
ルコールのエチレンオキサイド20モル付加物をそれぞ
れモノマー全量に対し5重量%加え、モノマー濃度が3
0%となるよう水を仕込み、ホモミキサーにて予備乳化
を施した。この予備乳化物を四ツ口フラスコに仕込み、
50℃まで昇温させた後、重合開始剤として2,2′−
アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩をモノマー全
量に対し0.5重量%で仕込み、50〜60℃にて5時
間、乳化重合反応を行った。このようにして得られたカ
チオン性アクリル樹脂をアクリル樹脂(B)とする。
【0029】以上のようにして調製された本発明の実施
例1〜8による濃色加工剤の樹脂組成を表1に示す。
【表1】
【0030】比較例1〜5 比較例の濃色加工剤として、以下のものを使用した。 比較例1:シリコーン樹脂(A)、フッ素樹脂(A)の
重量比率25:75で配合した配合品(不揮発分20
%)を比較例1の濃色加工剤とした。 比較例2:フッ素系樹脂(A)の水溶液(不揮発分20
%)を比較例2の濃色加工剤とした。 比較例3:シリコーン樹脂(A)の水溶液(不揮発分1
8%)を比較例3の濃色加工剤とした。 比較例4:アクリル樹脂(A)の水溶液(不揮発分20
%)(日華化学(株)製)を比較例4の濃色加工剤とし
た。 比較例5:シリコーン樹脂(A)、フッ素系樹脂(A)
の重量比率75:25配合物(不揮発分20%)を比較
例5の濃色加工剤とした。
【0031】<使用布の染色方法> 1)ポリエステル繊維 ポリエステル強撚糸織物を、フォーマルブラック用分散
染料:15%(o.w.f.)にて、130℃×30分の条件
下で酸性染色した後、アルカリ下で還元洗浄を行い、黒
色染色布を得た。 2)ウール織物 フォーマルブラック用酸性染料:5%(o.w.f.)にて、
100℃×40分の条件下で染色し、黒色染色布を得
た。
【0032】実施例9 上記の方法にて染色されたポリエステル強撚糸織物を、
パッド−ドライ法にて処理した。実施例1〜8及び比較
例1〜4に帯電防止剤を併用させた処理液に浸漬し、マ
ングルにて絞り率100%で絞液し、120℃で3分予
備乾燥後、170℃で1分熱処理した。濃色加工物の性
能の測定評価を、下記に示す評価方法で行った。
【0033】<濃色加工物の性能評価> 1)濃色効果の測定 ミノルタ社(株)製、積分球形光束計スペクトロフォトメ
ーター(CM−3700d)により試料のL*値、a
*値、b*値を測定し、評価した。L*、a*、b*値は、
試料の反射率を測定して、X、Y、Z値を求め、下記に
示す計算式より算出される数値である。L*値は明度指
数といい数値が小さいほど濃色効果が優れていることを
意味する。また、a*、b*値は、知覚色度指数といい、
*値は数値が小さいほど緑味、数値が大きいほど赤
味、b*値は数値が小さいほど青味、数値が大きいほど
黄味の色相を意味する。一般にポリエステル纎維のブラ
ック染色布の色相、色彩はa*、b*値の2つの数値から
示され、染色上がり布が青味方向の色相を示すのに対
し、濃色効果が上がるにつれ赤味方向の色相にシフトし
ていく傾向がある。
【0034】
【数1】
【0035】2)摩擦堅牢度 学振型摩擦堅牢度試験機を用いて、試料表面を綿金巾3
号布にて200g×100回摩耗した後の汚染度合いを
視覚判定する。表2中、良好:5〜1:不良を示す。 3)白化防止性 学振型摩擦堅牢度試験機を用いて、試料表面同士を50
0g×100回擦り合わせ、試料表面の白化防止度合い
を視覚判定する。表2中、良好:5〜1:不良を示す。 4)風合 ハンドリングにて評価した。以上の評価結果を表2に示
す。
【0036】
【表2】
【0037】表2の結果から、実施例1〜8の濃色加工
剤で処理した加工布は、比較例2〜5で処理した加工布
に比べ、格段に良好な濃色効果を有していることが分か
る。また、併用する帯電防止剤のタイプによっても濃色
効果をコントロールすることができることが分かる。ま
た、色相に関して、一般にポリエステル繊維のブラック
染色布に濃色加工を行った場合、濃色効果が上がるにつ
れb*値の数値が大きくなる現象がみられる。すなわ
ち、a*値とb*値から色相を判断した場合、赤黄味の色
相にシフトし、視覚的に繊維表面の色の深みに欠ける傾
向がみられるが、本発明による濃色加工剤は、カチオン
性アクリル樹脂(III)を配合することで、この問題を
改善することが可能となった。
【0038】表2から分かるとおり、カチオン性アクリ
ル樹脂(III)を配合した濃色加工剤は、未配合の濃色
加工剤である比較例1に比べ赤黄味の色相が青味方向に
シフトする傾向が見られることから、カチオン性アクリ
ル樹脂(III)が濃色加工布の色相を制御する働きがあ
ることが分かる。この色相を制御する効果については、
本発明による濃色加工剤が繊維上で皮膜形成された場合
に、樹脂皮膜の最外層部分にカチオン系アクリル樹脂
(III)が多く分布し、ある波長領域の光の反射率を制
御、抑制する効果によるものと推察される。
【0039】以上のようにシリコーン樹脂(I)、フッ
素原子を有する樹脂(II)及びカチオン性アクリル樹脂
(III)の重量比率を任意に調整することで、濃色効果
と堅牢度、白化防止性、風合等2次性能のバランスを調
整することが可能となり、一般的に相反する性能と言わ
れる濃色効果とその他2次性能の両立が可能である。
【0040】実施例10 上記の方法にて染色されたウール織物を、パッド−ドラ
イ法にて処理した。すなわち、実施例1、2、6及び比
較例2〜5の処理液にこのウール織物浸漬し、マングル
にて絞り率80%で絞液し、120℃で3分予備乾燥
後、170℃で1分熱処理した。濃色加工物の性能の測
定評価を、下記に示す評価方法で行った。
【0041】<濃色加工物の性能評価> 1)濃色効果の測定 ミノルタ社(株)製、積分球形光束計スペクトロフォトメ
ーター(CM−3700d)により試料のL*値を測定
し、評価した。L*値は明度指数といい数値が小さいほ
ど濃色効果が優れていることを意味する。 2)白化防止性 学振型摩擦堅牢度試験機を用いて、試料表面同士を50
0g×100回擦り合わせ、試料表面の白化防止度合い
を視覚判定する。表3中、良好:5〜1:不良を示す。 3)風合 ハンドリングにて評価した。以上の評価結果を表3に示
す。
【0042】
【表3】
【0043】表3の結果から、本発明による濃色加工剤
を処理した加工布は、良好な濃色効果が得られたことが
分かった。このことから、一般に濃色化しにくいといわ
れている天然繊維のウールについても、優れた濃色効果
を有していることがわかる。また、ウールに関しては、
樹脂加工した際の白化防止性について問題視されること
が多いが、各実施例では、従来のフッ素系樹脂、シリコ
ーン系樹脂に比べ白化現象が少ないことが分かる。
【0044】
【発明の効果】本発明による濃色加工剤は、シリコーン
樹脂(I)、フッ素原子を有する樹脂(II)及びカチオ
ン性アクリル樹脂(III)を必須成分として用いること
により、染色された繊維に対し顕著な濃色効果を付与す
ることができる。また、本発明によれば、シリコーン樹
脂(I)、フッ素原子を有する樹脂(II)及びカチオン
性アクリル樹脂(III)の混合重量比率を任意に調整す
ることで、濃色効果と堅牢度、白化性、風合等2次性能
のバランスを調整することができ、一般的に相反する性
能と言われる濃色効果とその他2次性能の両立が可能で
あるという効果を奏する。さらに、本発明の繊維の濃色
加工剤による濃色化方法によれば、繊維の濃色性と摩擦
堅牢度、白化防止性、風合、耐久性等の2次性能を両立
させて、繊維を濃色化させることができるという効果を
奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 窪田 定博 福井県福井市文京4丁目23番1号 日華化 学株式会社内 Fターム(参考) 4H057 AA01 CA37 CB08 CC03 DA01 FA17 HA01 JA10 JB03 4L033 AA07 AB04 AC15 CA18 CA22 CA59 CA61 CA63 CA64

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維の濃色加工剤であって、 シリコーン樹脂(I)、 フッ素原子を含有する樹脂(II)、及びカチオン性アク
    リル樹脂(III)からなり、前記樹脂(I)と前記樹脂
    (II)との重量比率が5:95〜40:60、前記樹脂
    (I)+前記樹脂(II)と前記樹脂(III)との重量比
    率が60:40〜95:5であることを特徴とする繊維
    の濃色加工剤。
  2. 【請求項2】 前記シリコーン樹脂(I)は、式 【化1】 で示される基本骨格構造を有し、その側鎖あるいは末端
    部分に、アミノ基、アミド基、エポキシ基又はカルボキ
    シル基を有する置換基の少なくとも1種が導入されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の濃色加工剤。
  3. 【請求項3】 前記フッ素原子を含有する樹脂(II)
    が、一般式(1) 【化2】 で示されるフッ素系モノマーの少なくとも1種と、この
    フッ素系モノマーと共重合可能なビニル系モノマーの群
    から選ばれた少なくとも1種のモノマーとの共重合物で
    あることを特徴とする請求項1に記載の濃色加工剤。
  4. 【請求項4】 前記カチオン性アクリル樹脂(III)
    が、アクリル酸エステルと窒素含有モノマーとの共重合
    物、又はメタクリル酸メチルと窒素含有モノマーとの共
    重合物、若しくはアクリル酸エステルとメタクリル酸エ
    ステルと窒素含有モノマーとの共重合物である、請求項
    1に記載の濃色加工剤。
  5. 【請求項5】 前記カチオン性アクリル樹脂(III)
    が、カチオン界面活性剤を用いて乳化重合させることを
    特徴とする、請求項1又は請求項4記載の濃色加工剤。
  6. 【請求項6】 染色された繊維表面に請求項1に記載さ
    れた濃色加工剤を付与した後、熱処理を行うことにより
    前記繊維を濃色化することを特徴とする繊維の濃色化方
    法。
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