JP2001286617A - パチンコ遊技機における遊技球補助誘導装置 - Google Patents
パチンコ遊技機における遊技球補助誘導装置Info
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- JP2001286617A JP2001286617A JP2000103918A JP2000103918A JP2001286617A JP 2001286617 A JP2001286617 A JP 2001286617A JP 2000103918 A JP2000103918 A JP 2000103918A JP 2000103918 A JP2000103918 A JP 2000103918A JP 2001286617 A JP2001286617 A JP 2001286617A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遊技球の流下態様を多様化し、遊技の興趣を
向上できるパチンコ遊技機の遊技球補助誘導装置を提供
する。 【解決手段】 遊技領域に発射された遊技球が入る入球
口10と、入球口10に入球した遊技球が球流下する導
入球通路12と、導入球通路12の下端部で分岐する導
出通路部13および排出通路部14と、遊技球を導出通
路部13と排出通路部14のいずれかに振り分ける振り
分け部15と、特定入賞口の上方に位置し遊技球を一旦
受けたのちその前縁部から落下させるステージ部11と
を備え、振り分け部15により導出通路部13へ振り分
けられた遊技球はステージ部11へ誘導され、排出通路
部14へ振り分けられた遊技球はステージ部11へ誘導
されることなく特定入賞口よりも高位置から装置外へ排
出されるように構成した。排出通路部14に振り分けら
れ、ステージ部11へ誘導されることなく補助誘導装置
7A外へ排出される遊技球にも、釘間を転動して始動入
賞口8に入球する可能性を残すようにしたので、パチン
コ遊技の本来の面白さも維持できる。
向上できるパチンコ遊技機の遊技球補助誘導装置を提供
する。 【解決手段】 遊技領域に発射された遊技球が入る入球
口10と、入球口10に入球した遊技球が球流下する導
入球通路12と、導入球通路12の下端部で分岐する導
出通路部13および排出通路部14と、遊技球を導出通
路部13と排出通路部14のいずれかに振り分ける振り
分け部15と、特定入賞口の上方に位置し遊技球を一旦
受けたのちその前縁部から落下させるステージ部11と
を備え、振り分け部15により導出通路部13へ振り分
けられた遊技球はステージ部11へ誘導され、排出通路
部14へ振り分けられた遊技球はステージ部11へ誘導
されることなく特定入賞口よりも高位置から装置外へ排
出されるように構成した。排出通路部14に振り分けら
れ、ステージ部11へ誘導されることなく補助誘導装置
7A外へ排出される遊技球にも、釘間を転動して始動入
賞口8に入球する可能性を残すようにしたので、パチン
コ遊技の本来の面白さも維持できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は パチンコ遊技機の
遊技領域に設けられる遊技球補助誘導装置に関する。
遊技領域に設けられる遊技球補助誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特定入賞口に遊技球が入る度に、
液晶表示装置などの図柄変動表示装置により複数種類の
図柄が変動表示され、表示図柄が所定図柄で停止すると
大当たり状態になるパチンコ遊技機が知られている。こ
の種のパチンコ遊技機には、遊技盤の遊技領域を流下す
る遊技球の流下態様を面白くし、かつ遊技領域に配設さ
れた特定入賞口に遊技球を誘導することを目的として、
ワープ式誘導装置と呼ばれる遊技球補助誘導装置(以
下、補助誘導装置と記す。)が設けられている。補助誘
導装置は、図柄変動表示装置を囲む飾り枠を兼ねた構造
になっており、遊技球(打球)が入る入球口と、この入
球口に入球した遊技球を誘導するための複数の球通路
と、球通路からの遊技球を一旦受けたのち前縁部から落
下させるステージ部とを有している。ステージ部は前記
特定入賞口の上方に位置しており、ここから遊技球を落
下させることで、前記特定入賞口に入球しやすくした
り、入球しそうな状態を頻繁に作り出したりすることが
できる。
液晶表示装置などの図柄変動表示装置により複数種類の
図柄が変動表示され、表示図柄が所定図柄で停止すると
大当たり状態になるパチンコ遊技機が知られている。こ
の種のパチンコ遊技機には、遊技盤の遊技領域を流下す
る遊技球の流下態様を面白くし、かつ遊技領域に配設さ
れた特定入賞口に遊技球を誘導することを目的として、
ワープ式誘導装置と呼ばれる遊技球補助誘導装置(以
下、補助誘導装置と記す。)が設けられている。補助誘
導装置は、図柄変動表示装置を囲む飾り枠を兼ねた構造
になっており、遊技球(打球)が入る入球口と、この入
球口に入球した遊技球を誘導するための複数の球通路
と、球通路からの遊技球を一旦受けたのち前縁部から落
下させるステージ部とを有している。ステージ部は前記
特定入賞口の上方に位置しており、ここから遊技球を落
下させることで、前記特定入賞口に入球しやすくした
り、入球しそうな状態を頻繁に作り出したりすることが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の補助誘
導装置は、入球口より入球した遊技球を必ずステージ部
へ誘導するものであったため、遊技球の流下態様が単純
化し、遊技者にとって遊技球の動きが面白みのないもの
になってしまっている。本発明は、このような事情の下
に創案されたものであり、その目的は、入球口より入球
した遊技球が必ずステージ部へ誘導されるわけでなく、
入球口から入球した遊技球が通過する通路によって、ス
テージ部へ誘導されるか誘導されないかが決定されるよ
うにするとともに、補助誘導装置外に排出された遊技球
が釘間を転動して前記特定の入賞口に入球する可能性を
残しておくことにより、遊技球の流下態様を多様化し、
遊技の興趣を向上できる補助誘導装置を提供することに
ある。
導装置は、入球口より入球した遊技球を必ずステージ部
へ誘導するものであったため、遊技球の流下態様が単純
化し、遊技者にとって遊技球の動きが面白みのないもの
になってしまっている。本発明は、このような事情の下
に創案されたものであり、その目的は、入球口より入球
した遊技球が必ずステージ部へ誘導されるわけでなく、
入球口から入球した遊技球が通過する通路によって、ス
テージ部へ誘導されるか誘導されないかが決定されるよ
うにするとともに、補助誘導装置外に排出された遊技球
が釘間を転動して前記特定の入賞口に入球する可能性を
残しておくことにより、遊技球の流下態様を多様化し、
遊技の興趣を向上できる補助誘導装置を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明にかかる補助誘導装置は、遊
技盤の遊技領域に発射された遊技球が入る入球口と、当
該入球口に入球した遊技球を誘導するための複数の球通
路と、特定入賞口の上方に位置し遊技球を一旦受けたの
ちその前縁部から落下させるステージ部とを備え、前記
複数の球通路は、入球した遊技球を前記ステージ部へ誘
導する誘導通路部と、入球した遊技球を前記ステージ部
へ誘導することなく前記特定入賞口よりも高位置から装
置外へ排出する排出通路部とからなることを特徴とす
る。また、請求項2に記載の発明にかかる補助誘導装置
は、遊技盤の遊技領域に発射された遊技球が入る入球口
と、当該入球口に入球した遊技球が流下する導入球通路
と、当該導入球通路の下端部で分岐するように設けられ
た導出通路部および排出通路部と、前記導入球通路を流
下した遊技球を前記導出通路部と前記排出通路部のいず
れかに振り分けるための振り分け部と、特定入賞口の上
方に位置し遊技球を一旦受けたのちその前縁部から落下
させるステージ部とを備え、前記振り分け部は略山形状
に形成され、かつその最高先端部が前記導入球通路の鉛
直中心線上に位置するように前記導入球通路の下方に配
置され、当該振り分け部により前記導出通路部へ振り分
けられた遊技球は前記ステージ部へ誘導され、前記排出
通路部へ振り分けられた遊技球は前記ステージ部へ誘導
されることなく前記特定入賞口よりも高位置から装置外
へ排出されるように構成したことを特徴とする。また、
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の補助誘導装
置において、前記振り分け部は略山形状に形成され、か
つその最高先端部が前記導入球通路の鉛直中心線上に位
置するように前記導入球通路の下方に配置されているこ
とを特徴とする。また、請求項4に記載の発明は、請求
項2または3に記載の補助誘導装置において、前記導出
通路部は前記導入球通路の下端部で分岐するように設け
られた複数の導出通路部からなり、前記排出通路部は前
記導入球通路の下端部で分岐するように設けられた複数
の排出通路部からなることを特徴とする。また、請求項
5に記載の発明は、請求項1に記載の補助誘導装置にお
いて、前記入球口は、第1入球口と第2入球口とからな
り、前記第1入球口に入球した遊技球は前記誘導通路部
を通して前記ステージ部へ誘導され、前記第2入球口に
入球した遊技球は前記排出通路部を通して装置外へ排出
されるように構成したことを特徴とする。上記のように
構成したので、請求項1の補助誘導装置においては、入
球口に入球し、誘導通路部に入った遊技球はステージ部
へ誘導され、排出通路部に入った遊技球はステージ部へ
誘導されることなく補助誘導装置外に排出される。排出
通路部に遊技球が入った場合でも、その遊技球は特定入
賞口よりも高位置から補助誘導装置外へ排出されるの
で、釘間を転動して当該特定入賞口に入球する可能性が
ある。
に、請求項1に記載の発明にかかる補助誘導装置は、遊
技盤の遊技領域に発射された遊技球が入る入球口と、当
該入球口に入球した遊技球を誘導するための複数の球通
路と、特定入賞口の上方に位置し遊技球を一旦受けたの
ちその前縁部から落下させるステージ部とを備え、前記
複数の球通路は、入球した遊技球を前記ステージ部へ誘
導する誘導通路部と、入球した遊技球を前記ステージ部
へ誘導することなく前記特定入賞口よりも高位置から装
置外へ排出する排出通路部とからなることを特徴とす
る。また、請求項2に記載の発明にかかる補助誘導装置
は、遊技盤の遊技領域に発射された遊技球が入る入球口
と、当該入球口に入球した遊技球が流下する導入球通路
と、当該導入球通路の下端部で分岐するように設けられ
た導出通路部および排出通路部と、前記導入球通路を流
下した遊技球を前記導出通路部と前記排出通路部のいず
れかに振り分けるための振り分け部と、特定入賞口の上
方に位置し遊技球を一旦受けたのちその前縁部から落下
させるステージ部とを備え、前記振り分け部は略山形状
に形成され、かつその最高先端部が前記導入球通路の鉛
直中心線上に位置するように前記導入球通路の下方に配
置され、当該振り分け部により前記導出通路部へ振り分
けられた遊技球は前記ステージ部へ誘導され、前記排出
通路部へ振り分けられた遊技球は前記ステージ部へ誘導
されることなく前記特定入賞口よりも高位置から装置外
へ排出されるように構成したことを特徴とする。また、
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の補助誘導装
置において、前記振り分け部は略山形状に形成され、か
つその最高先端部が前記導入球通路の鉛直中心線上に位
置するように前記導入球通路の下方に配置されているこ
とを特徴とする。また、請求項4に記載の発明は、請求
項2または3に記載の補助誘導装置において、前記導出
通路部は前記導入球通路の下端部で分岐するように設け
られた複数の導出通路部からなり、前記排出通路部は前
記導入球通路の下端部で分岐するように設けられた複数
の排出通路部からなることを特徴とする。また、請求項
5に記載の発明は、請求項1に記載の補助誘導装置にお
いて、前記入球口は、第1入球口と第2入球口とからな
り、前記第1入球口に入球した遊技球は前記誘導通路部
を通して前記ステージ部へ誘導され、前記第2入球口に
入球した遊技球は前記排出通路部を通して装置外へ排出
されるように構成したことを特徴とする。上記のように
構成したので、請求項1の補助誘導装置においては、入
球口に入球し、誘導通路部に入った遊技球はステージ部
へ誘導され、排出通路部に入った遊技球はステージ部へ
誘導されることなく補助誘導装置外に排出される。排出
通路部に遊技球が入った場合でも、その遊技球は特定入
賞口よりも高位置から補助誘導装置外へ排出されるの
で、釘間を転動して当該特定入賞口に入球する可能性が
ある。
【0005】また、請求項2の補助誘導装置において
は、入球口に入球した遊技球は、導入球通路を流下し、
その下端部に設けられた振り分け部で導出通路部または
排出通路部に通路が振り分けられる。誘導通路部に入っ
た遊技球はステージ部へ誘導され、排出通路部に入った
遊技球はステージ部へ誘導されることなく補助誘導装置
外に排出される。排出通路部に遊技球が入った場合で
も、その遊技球は特定入賞口よりも高位置から補助誘導
装置外へ排出されるので、釘間を転動して当該特定入賞
口に入球する可能性がある。また、請求項3の補助誘導
装置においては、入球口に入球した遊技球は、導入球通
路の下端部に設けられた振り分け部にてほぼ半々の割合
で導出通路部または排出通路部に振り分けられる。ま
た、請求項4の補助誘導装置においては、入球口に入球
した遊技球は、導入球通路を流下し、その下端部に設け
られた振り分け部において、複数の排出通路部と複数の
排出通路部のうちのどれかに通路が振り分けられる。複
数の誘導通路部のうちのどれかに入った遊技球はステー
ジ部へ誘導され、複数の排出通路部のうちのどれかに入
った遊技球はステージ部へ誘導されることなく補助誘導
装置外に排出される。複数の排出通路部のうちのどれか
に遊技球が入った場合でも、その遊技球は特定入賞口よ
りも高位置から補助誘導装置外へ排出されるので、釘間
を転動して当該特定入賞口に入球する可能性がある。ま
た、請求項5の補助誘導装置においては、第1入球口に
入球した遊技球はステージ部へ誘導され、第2入球口に
入球した遊技球はステージ部へ誘導されることなく補助
誘導装置外に排出されるので、ステージ部へ誘導された
遊技球が特定入賞口に入りやすくしておくことにより、
遊技球が第1入球口に入ったか第2入球口に入ったかに
よって、遊技者にとって有利な状態と不利な状態が作り
出される。第2入球口に遊技球が入った場合でも、その
遊技球は特定入賞口よりも高位置から補助誘導装置外へ
排出されるので、釘間を転動して当該特定入賞口に入球
する可能性がある。
は、入球口に入球した遊技球は、導入球通路を流下し、
その下端部に設けられた振り分け部で導出通路部または
排出通路部に通路が振り分けられる。誘導通路部に入っ
た遊技球はステージ部へ誘導され、排出通路部に入った
遊技球はステージ部へ誘導されることなく補助誘導装置
外に排出される。排出通路部に遊技球が入った場合で
も、その遊技球は特定入賞口よりも高位置から補助誘導
装置外へ排出されるので、釘間を転動して当該特定入賞
口に入球する可能性がある。また、請求項3の補助誘導
装置においては、入球口に入球した遊技球は、導入球通
路の下端部に設けられた振り分け部にてほぼ半々の割合
で導出通路部または排出通路部に振り分けられる。ま
た、請求項4の補助誘導装置においては、入球口に入球
した遊技球は、導入球通路を流下し、その下端部に設け
られた振り分け部において、複数の排出通路部と複数の
排出通路部のうちのどれかに通路が振り分けられる。複
数の誘導通路部のうちのどれかに入った遊技球はステー
ジ部へ誘導され、複数の排出通路部のうちのどれかに入
った遊技球はステージ部へ誘導されることなく補助誘導
装置外に排出される。複数の排出通路部のうちのどれか
に遊技球が入った場合でも、その遊技球は特定入賞口よ
りも高位置から補助誘導装置外へ排出されるので、釘間
を転動して当該特定入賞口に入球する可能性がある。ま
た、請求項5の補助誘導装置においては、第1入球口に
入球した遊技球はステージ部へ誘導され、第2入球口に
入球した遊技球はステージ部へ誘導されることなく補助
誘導装置外に排出されるので、ステージ部へ誘導された
遊技球が特定入賞口に入りやすくしておくことにより、
遊技球が第1入球口に入ったか第2入球口に入ったかに
よって、遊技者にとって有利な状態と不利な状態が作り
出される。第2入球口に遊技球が入った場合でも、その
遊技球は特定入賞口よりも高位置から補助誘導装置外へ
排出されるので、釘間を転動して当該特定入賞口に入球
する可能性がある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明にかかる補助誘導装置を備え
たパチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。図中、
1は遊技盤、2はその遊技領域であり、遊技領域2の周
囲には、図示しない打球装置から発射された遊技球を遊
技領域2の上部に案内したり、アウト球回収口3に案内
したりする外レール4および内レール5が設けられてい
る。遊技領域2のほぼ中央部には、液晶表示装置やCR
Tなどで構成され、各種の図柄をカラー画像で変動表示
する図柄変動表示装置6と、本発明にかかる補助誘導装
置7とが配置されている。図柄変動表示装置6および補
助誘導装置7の下方には、始動入賞口(特定入賞口)8
が配置されており、始動入賞口8に遊技球が入る度に、
図柄変動表示装置6により複数種類の図柄が変動表示さ
れ、表示図柄が所定図柄で停止すると遊技者に有利な特
別遊技状態が発生するようになっている。たとえば、
「1〜9」の数字や「A、B、C」などの記号が上から
下に流れるように3列で変動表示される場合、横一列ま
たは斜め一列に特定の図柄が揃って停止すると大当たり
が発生する。大当たりが発生すると、遊技領域2の下部
に設けられた可変入賞装置9が繰り返し開成状態とな
り、打球の入賞が極めて容易な状態となって一度に多数
の賞品球が払い出されるようになる。補助誘導装置7
は、図柄変動表示装置6を囲む飾り枠を兼ねた構造にな
っており、遊技領域2の上部に配置された入球口10
と、入球口10に入球した遊技球を誘導するための後述
する複数の球通路と、球通路からの遊技球を一旦受けた
のちその前縁部から落下させるステージ部11とを有し
ている。ステージ部11は始動入賞口8の上方に位置し
ており、ここから遊技球を落下させることで、始動入賞
口8に遊技球を入球しやすくしたり、入球しそうな状態
を頻繁に作り出したりすることができる。
て説明する。図1は本発明にかかる補助誘導装置を備え
たパチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。図中、
1は遊技盤、2はその遊技領域であり、遊技領域2の周
囲には、図示しない打球装置から発射された遊技球を遊
技領域2の上部に案内したり、アウト球回収口3に案内
したりする外レール4および内レール5が設けられてい
る。遊技領域2のほぼ中央部には、液晶表示装置やCR
Tなどで構成され、各種の図柄をカラー画像で変動表示
する図柄変動表示装置6と、本発明にかかる補助誘導装
置7とが配置されている。図柄変動表示装置6および補
助誘導装置7の下方には、始動入賞口(特定入賞口)8
が配置されており、始動入賞口8に遊技球が入る度に、
図柄変動表示装置6により複数種類の図柄が変動表示さ
れ、表示図柄が所定図柄で停止すると遊技者に有利な特
別遊技状態が発生するようになっている。たとえば、
「1〜9」の数字や「A、B、C」などの記号が上から
下に流れるように3列で変動表示される場合、横一列ま
たは斜め一列に特定の図柄が揃って停止すると大当たり
が発生する。大当たりが発生すると、遊技領域2の下部
に設けられた可変入賞装置9が繰り返し開成状態とな
り、打球の入賞が極めて容易な状態となって一度に多数
の賞品球が払い出されるようになる。補助誘導装置7
は、図柄変動表示装置6を囲む飾り枠を兼ねた構造にな
っており、遊技領域2の上部に配置された入球口10
と、入球口10に入球した遊技球を誘導するための後述
する複数の球通路と、球通路からの遊技球を一旦受けた
のちその前縁部から落下させるステージ部11とを有し
ている。ステージ部11は始動入賞口8の上方に位置し
ており、ここから遊技球を落下させることで、始動入賞
口8に遊技球を入球しやすくしたり、入球しそうな状態
を頻繁に作り出したりすることができる。
【0007】図2は本発明にかかる補助誘導装置の第1
の実施の形態を示す正面図である。図中の太線の矢印は
遊技球の通過経路を示したものである(以下同様)。こ
の実施の形態の補助誘導装置7Aは、入球口10に入球
した遊技球が流下する導入球通路12と、導入球通路1
2の下端部で右左に分岐するように設けられた導出通路
部13および排出通路部14と、導入球通路12を流下
した遊技球を導出通路部13と排出通路部14のいずれ
かに振り分けるための振り分け部15とを内部に有して
いる。導出通路部13の排出口13aは、ステージ部1
1上に遊技球を送り出すべく、ステージ部11側に臨ま
せて補助誘導装置7Aの右側下部に設けられている。一
方、排出通路部14の排出口14aは、始動入賞口8よ
りも高位置から補助誘導装置7A外へ遊技球を排出する
べく、補助誘導装置7Aの左上側部に外方向に臨ませて
設けられている。振り分け部14は、略山形状に左右対
称に形成され、かつその最高先端部16が導入球通路1
2の鉛直中心線上に位置するように導入球通路12の下
方に設けられている。この補助誘導装置7Aにおいて、
入球口10に入球した遊技球は、導入球通路12を流下
し、その下端部に設けられた振り分け部15でほぼ半々
の割合で導出通路部13または排出通路部14に振り分
けられる。誘導通路部13に振り分けられた遊技球は、
ステージ部11へ誘導され、排出通路部14に振り分け
られた遊技球は、ステージ部11へ誘導されることなく
補助誘導装置7Aの外に排出される。排出通路部14に
遊技球が振り分けられた場合でも、その遊技球は始動入
賞口8よりも高位置から補助誘導装置7A外へ排出され
るので、図示しない釘間を転動して始動入賞口8に入球
する可能性がある。このように、入球口10より入球し
た遊技球が必ずステージ部11へ誘導されるとは限ら
ず、入球口10から入球した遊技球が導出通路部13に
振り分けられたか、排出通路部14に振り分けられたか
によって、ステージ部11へ誘導されるか誘導されない
かが決定されるようにしたことにより、遊技球の流下態
様が多様化し、遊技者は興趣をもって遊技を行うことが
できる。また、排出通路部14に振り分けられ、ステー
ジ部11へ誘導されることなく補助誘導装置7A外へ排
出される遊技球にも、釘間を転動して始動入賞口8に入
球する可能性を残しておくように構成したことにより、
パチンコ遊技の本来の面白さも維持することができる。
の実施の形態を示す正面図である。図中の太線の矢印は
遊技球の通過経路を示したものである(以下同様)。こ
の実施の形態の補助誘導装置7Aは、入球口10に入球
した遊技球が流下する導入球通路12と、導入球通路1
2の下端部で右左に分岐するように設けられた導出通路
部13および排出通路部14と、導入球通路12を流下
した遊技球を導出通路部13と排出通路部14のいずれ
かに振り分けるための振り分け部15とを内部に有して
いる。導出通路部13の排出口13aは、ステージ部1
1上に遊技球を送り出すべく、ステージ部11側に臨ま
せて補助誘導装置7Aの右側下部に設けられている。一
方、排出通路部14の排出口14aは、始動入賞口8よ
りも高位置から補助誘導装置7A外へ遊技球を排出する
べく、補助誘導装置7Aの左上側部に外方向に臨ませて
設けられている。振り分け部14は、略山形状に左右対
称に形成され、かつその最高先端部16が導入球通路1
2の鉛直中心線上に位置するように導入球通路12の下
方に設けられている。この補助誘導装置7Aにおいて、
入球口10に入球した遊技球は、導入球通路12を流下
し、その下端部に設けられた振り分け部15でほぼ半々
の割合で導出通路部13または排出通路部14に振り分
けられる。誘導通路部13に振り分けられた遊技球は、
ステージ部11へ誘導され、排出通路部14に振り分け
られた遊技球は、ステージ部11へ誘導されることなく
補助誘導装置7Aの外に排出される。排出通路部14に
遊技球が振り分けられた場合でも、その遊技球は始動入
賞口8よりも高位置から補助誘導装置7A外へ排出され
るので、図示しない釘間を転動して始動入賞口8に入球
する可能性がある。このように、入球口10より入球し
た遊技球が必ずステージ部11へ誘導されるとは限ら
ず、入球口10から入球した遊技球が導出通路部13に
振り分けられたか、排出通路部14に振り分けられたか
によって、ステージ部11へ誘導されるか誘導されない
かが決定されるようにしたことにより、遊技球の流下態
様が多様化し、遊技者は興趣をもって遊技を行うことが
できる。また、排出通路部14に振り分けられ、ステー
ジ部11へ誘導されることなく補助誘導装置7A外へ排
出される遊技球にも、釘間を転動して始動入賞口8に入
球する可能性を残しておくように構成したことにより、
パチンコ遊技の本来の面白さも維持することができる。
【0008】図3は本発明にかかる補助誘導装置の第2
の実施の形態を示したものであり、図3(A)は補助誘
導装置の正面図、図3(B)は上面図、図3(C)は図
3(A)中のa−a断面図である。図3(A)、(B)
に示すように、この実施の形態の補助誘導装置7Bは、
入球口10に入球した遊技球が流下する導入球通路22
と、導入球通路22の下端部で左右に分岐するように設
けられた第1、第2導出通路部23、24と、同じく導
入球通路22の下端部で左右に分岐するように設けられ
た第1、第2排出通路部25、26と、導入球通路22
を流下した遊技球を、これら4つの通路部23〜26の
うちのどれかに振り分けるための振り分け部27とを有
している。第1導出通路部23の排出口23aは、ステ
ージ部11上に遊技球を送り出すべく、ステージ部11
側に臨ませて補助誘導装置7Bの左側下部に設けられて
いる。第2導出通路部24の排出口24aは、ステージ
部11上に遊技球を送り出すべく、ステージ部11側に
臨ませて補助誘導装置7Bの右側下部に設けられてい
る。一方、第1排出通路部25の排出口25aは、始動
入賞口8よりも高位置から補助誘導装置7B外へ遊技球
を排出するべく、補助誘導装置7Bの左上側部に外方向
に臨ませて設けられている。第2排出通路部26の排出
口26aは、始動入賞口8よりも高位置(第1排出通路
部25の排出口25aと同じ高さ)から補助誘導装置7
B外へ遊技球を排出するべく、補助誘導装置7Bの右上
側部に外方向に臨ませて設けられている。振り分け部2
7は、略山形状に左右対称に形成され、かつその最高先
端部27aが導入球通路22の鉛直中心線上に位置する
ように導入球通路22の下方に設けられている。また、
この振り分け部27の最高先端部27aの導入球通路2
2から臨むことができる部分は、図3(c)に示すよう
に奥側に向かって下降した傾斜部28になっている。そ
して、第1、第2導出通路部23、24は振り分け部2
7の奥側部分にて左右に分岐し、第1、第2排出通路部
25、26は振り分け部27の手前側部分にて左右に分
岐している。
の実施の形態を示したものであり、図3(A)は補助誘
導装置の正面図、図3(B)は上面図、図3(C)は図
3(A)中のa−a断面図である。図3(A)、(B)
に示すように、この実施の形態の補助誘導装置7Bは、
入球口10に入球した遊技球が流下する導入球通路22
と、導入球通路22の下端部で左右に分岐するように設
けられた第1、第2導出通路部23、24と、同じく導
入球通路22の下端部で左右に分岐するように設けられ
た第1、第2排出通路部25、26と、導入球通路22
を流下した遊技球を、これら4つの通路部23〜26の
うちのどれかに振り分けるための振り分け部27とを有
している。第1導出通路部23の排出口23aは、ステ
ージ部11上に遊技球を送り出すべく、ステージ部11
側に臨ませて補助誘導装置7Bの左側下部に設けられて
いる。第2導出通路部24の排出口24aは、ステージ
部11上に遊技球を送り出すべく、ステージ部11側に
臨ませて補助誘導装置7Bの右側下部に設けられてい
る。一方、第1排出通路部25の排出口25aは、始動
入賞口8よりも高位置から補助誘導装置7B外へ遊技球
を排出するべく、補助誘導装置7Bの左上側部に外方向
に臨ませて設けられている。第2排出通路部26の排出
口26aは、始動入賞口8よりも高位置(第1排出通路
部25の排出口25aと同じ高さ)から補助誘導装置7
B外へ遊技球を排出するべく、補助誘導装置7Bの右上
側部に外方向に臨ませて設けられている。振り分け部2
7は、略山形状に左右対称に形成され、かつその最高先
端部27aが導入球通路22の鉛直中心線上に位置する
ように導入球通路22の下方に設けられている。また、
この振り分け部27の最高先端部27aの導入球通路2
2から臨むことができる部分は、図3(c)に示すよう
に奥側に向かって下降した傾斜部28になっている。そ
して、第1、第2導出通路部23、24は振り分け部2
7の奥側部分にて左右に分岐し、第1、第2排出通路部
25、26は振り分け部27の手前側部分にて左右に分
岐している。
【0009】この補助誘導装置7Bにおいて、入球口1
0に入球した遊技球は、導入球通路22を流下し、その
下端部に設けられた振り分け部27により4つの通路部
23〜26のうちのどれかに振り分けられる。その際、
遊技球は、振り分け部27の傾斜部28に当たり、その
まま左右いずれかに振り分けられた場合には、第1また
は第2排出通路部25、26に入り、傾斜部28により
奥側に案内された後、左右いずれかに振り分けられた場
合には、第1または第2導出通路部23、24に入る。
第1または第2導出通路部23、24に振り分けられた
遊技球は、ステージ部11へ誘導され、第1または第2
排出通路部25、26に振り分けられた遊技球は、ステ
ージ部11へ誘導されることなく補助誘導装置7Bの外
に排出される。この例においても、第1または第2排出
通路部25、26に振り分けられ遊技球は、始動入賞口
8よりも高位置から補助誘導装置7B外へ排出されるの
で、図示しない釘間を転動して始動入賞口8に入球する
可能性がある。このように、入球口10より入球した遊
技球が必ずステージ部11へ誘導されるとは限らず、入
球口10から入球した遊技球が、第1または第2導出通
路部23、24に振り分けられたか、第1または第2排
出通路部25、26に振り分けられたかによって、ステ
ージ部11へ誘導されるか誘導されないかが決定される
ようにしたことにより、遊技球の流下態様が第1の実施
の形態の場合よりも多様化するため、遊技者はより興趣
をもって遊技を行うことができる。また、第1または第
2排出通路部25、26に振り分けられ、ステージ部1
1へ誘導されることなく補助誘導装置7B外へ排出され
る遊技球にも、釘間を転動して始動入賞口8に入賞口に
入球する可能性を残しておくように構成したことによ
り、パチンコ遊技の本来の面白さも維持することができ
る。
0に入球した遊技球は、導入球通路22を流下し、その
下端部に設けられた振り分け部27により4つの通路部
23〜26のうちのどれかに振り分けられる。その際、
遊技球は、振り分け部27の傾斜部28に当たり、その
まま左右いずれかに振り分けられた場合には、第1また
は第2排出通路部25、26に入り、傾斜部28により
奥側に案内された後、左右いずれかに振り分けられた場
合には、第1または第2導出通路部23、24に入る。
第1または第2導出通路部23、24に振り分けられた
遊技球は、ステージ部11へ誘導され、第1または第2
排出通路部25、26に振り分けられた遊技球は、ステ
ージ部11へ誘導されることなく補助誘導装置7Bの外
に排出される。この例においても、第1または第2排出
通路部25、26に振り分けられ遊技球は、始動入賞口
8よりも高位置から補助誘導装置7B外へ排出されるの
で、図示しない釘間を転動して始動入賞口8に入球する
可能性がある。このように、入球口10より入球した遊
技球が必ずステージ部11へ誘導されるとは限らず、入
球口10から入球した遊技球が、第1または第2導出通
路部23、24に振り分けられたか、第1または第2排
出通路部25、26に振り分けられたかによって、ステ
ージ部11へ誘導されるか誘導されないかが決定される
ようにしたことにより、遊技球の流下態様が第1の実施
の形態の場合よりも多様化するため、遊技者はより興趣
をもって遊技を行うことができる。また、第1または第
2排出通路部25、26に振り分けられ、ステージ部1
1へ誘導されることなく補助誘導装置7B外へ排出され
る遊技球にも、釘間を転動して始動入賞口8に入賞口に
入球する可能性を残しておくように構成したことによ
り、パチンコ遊技の本来の面白さも維持することができ
る。
【0010】図4は本発明にかかる補助誘導装置の第3
の実施の形態を示したものであり、図4(A)は補助誘
導装置の正面図、図4(B)は補助誘導装置の流路部を
断面で示した平面図である。この実施の形態の補助誘導
装置7Cは、その上端近傍に左右および前方に解放した
球取り込み部31を有し、球取り込み部31に入った遊
技球が入球口31に入球する構造になっている。入球口
31は、球取り込み部31の中央部に設けられた入球口
(第1入球口)31Bと、その両側に設けられた入球口
(第2入球口)31A、31Cの計3つの入球口からな
る。球取り込み部31の底面は中央部が最も低くなるよ
うに緩かに湾曲している。中央の入球口31Bは、導出
通路部32に連通している。一方、左右の入球口31
A、31Cは、それぞれ第1、第2排出通路部33、3
4に連通している。導出通路部32の排出口32aは、
ステージ部11上に遊技球を送り出すべく、ステージ部
11側に臨ませて補助誘導装置7Cの左側下部に設けら
れている。一方、第1排出通路部33の排出口33a
は、始動入賞口8よりも高位置から補助誘導装置7C外
へ遊技球を排出するべく、補助誘導装置7Cの左上側部
に外方向に臨ませて設けられている。また、第2排出通
路部34の排出口34aは、始動入賞口8よりも高位置
(第1排出通路部33の排出口33aと同じ高さ)から
補助誘導装置7C外へ遊技球を排出するべく、補助誘導
装置7Cの右上側部に外方向に臨ませて設けられてい
る。この補助誘導装置7Cでは、遊技球は、球取り込み
部31に入ることにより、3つの入球口31A、31
B、31Cのうちのどれかに入球する。そして、中央の
入球口31Bに入球した遊技球は、誘導通路部32を通
ってステージ部11へ誘導される。一方、両側の入球口
31Aまたは31Cに入球した遊技球は、第1または第
2排出通路部33、34を通って、ステージ部11へ誘
導されることなく補助誘導装置7Cの外に排出される。
このように、入球口を3つ並べて設け、中央の入球口3
1Bに入球した遊技球はステージ部11へ誘導され、両
側の入球口31A、31Cに入球した遊技球はステージ
部11へ誘導されることなく補助誘導装置7C外に排出
されるようにしたことにより、遊技球が中央の入球口3
1Bに入ったか、両側の入球口31A、31Cに入った
かによって、遊技者にとって有利な状態と不利な状態を
作り出すことができるので、遊技者は興趣をもって遊技
を行うことができる。また、両側の入球口31A、31
Cに遊技球が入った場合でも、その遊技球は始動入賞口
8よりも高位置から補助誘導装置7C外へ排出されるの
で、釘間を転動して始動入賞口8に入球する可能性があ
る。したがって、パチンコ遊技の本来の面白さも維持す
ることができる。
の実施の形態を示したものであり、図4(A)は補助誘
導装置の正面図、図4(B)は補助誘導装置の流路部を
断面で示した平面図である。この実施の形態の補助誘導
装置7Cは、その上端近傍に左右および前方に解放した
球取り込み部31を有し、球取り込み部31に入った遊
技球が入球口31に入球する構造になっている。入球口
31は、球取り込み部31の中央部に設けられた入球口
(第1入球口)31Bと、その両側に設けられた入球口
(第2入球口)31A、31Cの計3つの入球口からな
る。球取り込み部31の底面は中央部が最も低くなるよ
うに緩かに湾曲している。中央の入球口31Bは、導出
通路部32に連通している。一方、左右の入球口31
A、31Cは、それぞれ第1、第2排出通路部33、3
4に連通している。導出通路部32の排出口32aは、
ステージ部11上に遊技球を送り出すべく、ステージ部
11側に臨ませて補助誘導装置7Cの左側下部に設けら
れている。一方、第1排出通路部33の排出口33a
は、始動入賞口8よりも高位置から補助誘導装置7C外
へ遊技球を排出するべく、補助誘導装置7Cの左上側部
に外方向に臨ませて設けられている。また、第2排出通
路部34の排出口34aは、始動入賞口8よりも高位置
(第1排出通路部33の排出口33aと同じ高さ)から
補助誘導装置7C外へ遊技球を排出するべく、補助誘導
装置7Cの右上側部に外方向に臨ませて設けられてい
る。この補助誘導装置7Cでは、遊技球は、球取り込み
部31に入ることにより、3つの入球口31A、31
B、31Cのうちのどれかに入球する。そして、中央の
入球口31Bに入球した遊技球は、誘導通路部32を通
ってステージ部11へ誘導される。一方、両側の入球口
31Aまたは31Cに入球した遊技球は、第1または第
2排出通路部33、34を通って、ステージ部11へ誘
導されることなく補助誘導装置7Cの外に排出される。
このように、入球口を3つ並べて設け、中央の入球口3
1Bに入球した遊技球はステージ部11へ誘導され、両
側の入球口31A、31Cに入球した遊技球はステージ
部11へ誘導されることなく補助誘導装置7C外に排出
されるようにしたことにより、遊技球が中央の入球口3
1Bに入ったか、両側の入球口31A、31Cに入った
かによって、遊技者にとって有利な状態と不利な状態を
作り出すことができるので、遊技者は興趣をもって遊技
を行うことができる。また、両側の入球口31A、31
Cに遊技球が入った場合でも、その遊技球は始動入賞口
8よりも高位置から補助誘導装置7C外へ排出されるの
で、釘間を転動して始動入賞口8に入球する可能性があ
る。したがって、パチンコ遊技の本来の面白さも維持す
ることができる。
【0011】なお、本発明は以上の実施の形態の構成に
限定されるものではない。たとえば、第1および第2の
実施の形態では、振り分け部を左右対称に形成し、かつ
その最高先端部を導入球通路の鉛直中心線上に位置させ
て、遊技球をほぼ半々の割合で左右に振り分けるように
しているが、振り分け部を左右非対称にするか、その最
高先端部の位置を導入球通路の鉛直中心線上からずらす
などして、遊技球が左右に異なった割合で振り分けられ
るようにしてもよい。このようにすれば、第1の実施の
形態の場合、入球口10に入球した遊技球が、ステージ
部11へ誘導される割合と、ステージ部11へ誘導され
ることなく補助誘導装置7Aの外に排出される割合を異
ならせることができる。また、第2および第3の実施の
形態の補助誘導装置では、第1、第2排出通路部が左右
対称な構造で、両排出通路部の球出口が同じ高さに設け
られているが、両排出通路部の球出口の高さを互いに異
ならせてもよい。また、一方の排出通路部の球出口を始
動入賞口8よりも低位置に設け、その球出口から排出さ
れた遊技球は始動入賞口8に全く入球しないようにして
もよい。このようにすれば、ステージ部11へ誘導され
ることなく補助誘導装置外に排出される遊技球の始動入
賞口8への入球確率を、遊技球が通る排出通路部によっ
て異ならせることができるので、遊技の興趣をより増大
させることができる。
限定されるものではない。たとえば、第1および第2の
実施の形態では、振り分け部を左右対称に形成し、かつ
その最高先端部を導入球通路の鉛直中心線上に位置させ
て、遊技球をほぼ半々の割合で左右に振り分けるように
しているが、振り分け部を左右非対称にするか、その最
高先端部の位置を導入球通路の鉛直中心線上からずらす
などして、遊技球が左右に異なった割合で振り分けられ
るようにしてもよい。このようにすれば、第1の実施の
形態の場合、入球口10に入球した遊技球が、ステージ
部11へ誘導される割合と、ステージ部11へ誘導され
ることなく補助誘導装置7Aの外に排出される割合を異
ならせることができる。また、第2および第3の実施の
形態の補助誘導装置では、第1、第2排出通路部が左右
対称な構造で、両排出通路部の球出口が同じ高さに設け
られているが、両排出通路部の球出口の高さを互いに異
ならせてもよい。また、一方の排出通路部の球出口を始
動入賞口8よりも低位置に設け、その球出口から排出さ
れた遊技球は始動入賞口8に全く入球しないようにして
もよい。このようにすれば、ステージ部11へ誘導され
ることなく補助誘導装置外に排出される遊技球の始動入
賞口8への入球確率を、遊技球が通る排出通路部によっ
て異ならせることができるので、遊技の興趣をより増大
させることができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の補助誘導
装置によれば、入球口より入球した遊技球が必ずステー
ジ部へ誘導されるとは限らず、入球口から入球した遊技
球が通過する通路によって、ステージ部へ誘導されるか
誘導されないかが決定されるので、遊技球の流下態様が
多様化し、遊技者は興趣をもって遊技を行うことができ
る。また、ステージ部へ誘導されることなく補助誘導装
置外に排出された遊技球が、遊技盤面に配設された釘間
を転動して特定入賞口に入球する可能性を残したことに
より、パチンコ遊技の本来の面白さも維持することがで
きる。
装置によれば、入球口より入球した遊技球が必ずステー
ジ部へ誘導されるとは限らず、入球口から入球した遊技
球が通過する通路によって、ステージ部へ誘導されるか
誘導されないかが決定されるので、遊技球の流下態様が
多様化し、遊技者は興趣をもって遊技を行うことができ
る。また、ステージ部へ誘導されることなく補助誘導装
置外に排出された遊技球が、遊技盤面に配設された釘間
を転動して特定入賞口に入球する可能性を残したことに
より、パチンコ遊技の本来の面白さも維持することがで
きる。
【図1】本発明にかかる補助誘導装置を備えたパチンコ
遊技機の遊技盤を示す正面図。
遊技機の遊技盤を示す正面図。
【図2】本発明にかかる補助誘導装置の第1の実施の形
態を示す正面図。
態を示す正面図。
【図3】(A)は本発明にかかる補助誘導装置の第2の
実施の形態を示す正面図、(B)は平面図、(C)は
(A)中のa−a断面図。
実施の形態を示す正面図、(B)は平面図、(C)は
(A)中のa−a断面図。
【図4】(A)は本発明にかかる補助誘導装置の第3の
実施の形態を示す正面図、(B)は補助誘導装置の流路
部を断面で示した平面図。
実施の形態を示す正面図、(B)は補助誘導装置の流路
部を断面で示した平面図。
1:遊技盤 2:遊技領域 6:図柄変動表示装置 7、7A、7B、7C:遊技球補助誘導装置 8:始動入賞口(特定入賞口) 10:入球口 11:ステージ部 12、22:導入球通路 13:導出通路部 13a、23a、24a、25a、26a、32a、3
3a、34a:排出口 14:排出通路部 14a:排出口 15、27:振り分け部 16、27a:最高先端部 23:第1導出通路部 24:第2導出通路部 25:第1排出通路部 26:第2排出通路部 31A:入球口(第2入球口) 31B:入球口(第1入球口) 31C:入球口(第2入球口)
3a、34a:排出口 14:排出通路部 14a:排出口 15、27:振り分け部 16、27a:最高先端部 23:第1導出通路部 24:第2導出通路部 25:第1排出通路部 26:第2排出通路部 31A:入球口(第2入球口) 31B:入球口(第1入球口) 31C:入球口(第2入球口)
Claims (5)
- 【請求項1】 遊技盤の遊技領域に発射された遊技球が
入る入球口と、当該入球口に入球した遊技球を誘導する
ための複数の球通路と、特定入賞口の上方に位置し遊技
球を一旦受けたのちその前縁部から落下させるステージ
部とを備えた遊技球補助誘導装置において、 前記複数の球通路は、入球した遊技球を前記ステージ部
へ誘導する誘導通路部と、入球した遊技球を前記ステー
ジ部へ誘導することなく前記特定入賞口よりも高位置か
ら装置外へ排出する排出通路部とからなることを特徴と
するパチンコ遊技機における遊技球補助誘導装置。 - 【請求項2】 遊技盤の遊技領域に発射された遊技球が
入る入球口と、当該入球口に入球した遊技球が流下する
導入球通路と、当該導入球通路の下端部で分岐するよう
に設けられた導出通路部および排出通路部と、前記導入
球通路を流下した遊技球を前記導出通路部と前記排出通
路部のいずれかに振り分けるための振り分け部と、特定
入賞口の上方に位置し遊技球を一旦受けたのちその前縁
部から落下させるステージ部とを備えた遊技球補助誘導
装置において、 前記振り分け部により前記導出通路部へ振り分けられた
遊技球は前記ステージ部へ誘導され、前記排出通路部へ
振り分けられた遊技球は前記ステージ部へ誘導されるこ
となく前記特定入賞口よりも高位置から装置外へ排出さ
れるように構成したことを特徴とするパチンコ遊技機に
おける遊技球補助誘導装置。 - 【請求項3】 前記振り分け部は略山形状に形成され、
かつその最高先端部が前記導入球通路の鉛直中心線上に
位置するように前記導入球通路の下方に配置されている
ことを特徴とする請求項2に記載のパチンコ遊技機にお
ける遊技球補助誘導装置。 - 【請求項4】 前記導出通路部は前記導入球通路の下端
部で分岐するように設けられた複数の導出通路部からな
り、 前記排出通路部は前記導入球通路の下端部で分岐するよ
うに設けられた複数の排出通路部からなることを特徴と
する請求項2または3に記載のパチンコ遊技機における
遊技球補助誘導装置。 - 【請求項5】 前記入球口は、第1入球口と第2入球口
とからなり、 前記第1入球口に入球した遊技球は前記誘導通路部を通
して前記ステージ部へ誘導され、前記第2入球口に入球
した遊技球は前記排出通路部を通して装置外へ排出され
るように構成したことを特徴とする請求項1記載のパチ
ンコ遊技機における遊技球補助誘導装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000103918A JP2001286617A (ja) | 2000-04-05 | 2000-04-05 | パチンコ遊技機における遊技球補助誘導装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000103918A JP2001286617A (ja) | 2000-04-05 | 2000-04-05 | パチンコ遊技機における遊技球補助誘導装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001286617A true JP2001286617A (ja) | 2001-10-16 |
Family
ID=18617546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000103918A Pending JP2001286617A (ja) | 2000-04-05 | 2000-04-05 | パチンコ遊技機における遊技球補助誘導装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001286617A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005080823A (ja) * | 2003-09-08 | 2005-03-31 | Olympia:Kk | 遊技機 |
JP2007252399A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Olympia:Kk | 弾球遊技機 |
JP2016077738A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
-
2000
- 2000-04-05 JP JP2000103918A patent/JP2001286617A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005080823A (ja) * | 2003-09-08 | 2005-03-31 | Olympia:Kk | 遊技機 |
JP2007252399A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Olympia:Kk | 弾球遊技機 |
JP2016077738A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
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