JP2001286420A - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機Info
- Publication number
- JP2001286420A JP2001286420A JP2000103051A JP2000103051A JP2001286420A JP 2001286420 A JP2001286420 A JP 2001286420A JP 2000103051 A JP2000103051 A JP 2000103051A JP 2000103051 A JP2000103051 A JP 2000103051A JP 2001286420 A JP2001286420 A JP 2001286420A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- electric blower
- exhaust
- nozzle
- vacuum cleaner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electric Suction Cleaners (AREA)
- Electric Vacuum Cleaner (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の電気掃除機では、モータ室に設けた電
動送風機の吸い込み口から発生する騒音、特に高周波音
が先端のノズルからも外部へと発生するという問題があ
った 【解決手段】 電動送風機5の吸い込み口18を接続パ
イプ10の本体接続口16に対して略反対方向に向けて
設置し、電動送風機5の吸い込み口18から本体接続口
16までの吸気通路(消音通路19)を長く形成するこ
とにより、先端のノズル(図示せず)から外部へ発生す
る騒音、特に高周波音を低減することができる。
動送風機の吸い込み口から発生する騒音、特に高周波音
が先端のノズルからも外部へと発生するという問題があ
った 【解決手段】 電動送風機5の吸い込み口18を接続パ
イプ10の本体接続口16に対して略反対方向に向けて
設置し、電動送風機5の吸い込み口18から本体接続口
16までの吸気通路(消音通路19)を長く形成するこ
とにより、先端のノズル(図示せず)から外部へ発生す
る騒音、特に高周波音を低減することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動送風機等の吸
引力によりゴミを集塵する電気掃除機に関するものであ
る。
引力によりゴミを集塵する電気掃除機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電気掃除機は、図6,図7
のような構造になっていた。電気掃除機本体11(以下
本体と称す)は吸気格子3により集塵室1とモータ室2
に分けられており、集塵室1には接続パイプ10を接続
する本体接続口16と繋がった紙袋4、モータ室2には
コードリール15、及び保持用ゴム14により保持され
た吸引用の電動送風機5が備え付けられており、前記電
動送風機5は、本体接続口16側へ吸い込み口18を向
けて設置されている。本体11の本体接続口16へは、
接続パイプ10によってノズル6、延長管7、先端パイ
プ8、ホース9が接続されている。
のような構造になっていた。電気掃除機本体11(以下
本体と称す)は吸気格子3により集塵室1とモータ室2
に分けられており、集塵室1には接続パイプ10を接続
する本体接続口16と繋がった紙袋4、モータ室2には
コードリール15、及び保持用ゴム14により保持され
た吸引用の電動送風機5が備え付けられており、前記電
動送風機5は、本体接続口16側へ吸い込み口18を向
けて設置されている。本体11の本体接続口16へは、
接続パイプ10によってノズル6、延長管7、先端パイ
プ8、ホース9が接続されている。
【0003】このような構造で電気掃除機17は構成さ
れており、作用としては吸引用の電動送風機5の吸引力
によりノズル6から集められたゴミは、延長管7、先端
パイプ8、ホ−ス9、接続パイプ10を通り、集塵室1
の紙袋4に集められ、電動送風機5から排出された排気
は、モータ室2の後方面に設けたフィルター12、及び
排気格子13を通過して外部へと排出されるとともに、
モータ室2に設けたコードリール15も同時に冷却を行
う。
れており、作用としては吸引用の電動送風機5の吸引力
によりノズル6から集められたゴミは、延長管7、先端
パイプ8、ホ−ス9、接続パイプ10を通り、集塵室1
の紙袋4に集められ、電動送風機5から排出された排気
は、モータ室2の後方面に設けたフィルター12、及び
排気格子13を通過して外部へと排出されるとともに、
モータ室2に設けたコードリール15も同時に冷却を行
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気掃除機17
では、モータ室2に設けた電動送風機5の吸い込み口1
8から発生する騒音、特に高周波音は、集塵室1に設け
られた本体接続口16から接続パイプ10を通過して先
端のノズル6からも高周波音を外部へと発生させるとい
う問題があった。
では、モータ室2に設けた電動送風機5の吸い込み口1
8から発生する騒音、特に高周波音は、集塵室1に設け
られた本体接続口16から接続パイプ10を通過して先
端のノズル6からも高周波音を外部へと発生させるとい
う問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、電動
送風機5の吸い込み口18を接続パイプ10の本体接続
口16に対して略反対方向に向けて設置し、電動送風機
5の吸い込み口18から本体接続口16までの吸気通路
を長く形成することにより、先端のノズル6から外部へ
発生する騒音、特に高周波音を低減できる電気掃除機1
7を提供することを目的としている。
送風機5の吸い込み口18を接続パイプ10の本体接続
口16に対して略反対方向に向けて設置し、電動送風機
5の吸い込み口18から本体接続口16までの吸気通路
を長く形成することにより、先端のノズル6から外部へ
発生する騒音、特に高周波音を低減できる電気掃除機1
7を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、接続パイプにより本体接続口に連通された
ノズルと、本体内部は前記ノズルにより集塵されたゴミ
を収納する集塵室と、吸引用の電動送風機を備えたモー
タ室とからなり、前記吸引用の電動送風機の吸い込み口
は接続パイプの本体接続口に対して略反対方向に向けて
設置することにより、電動送風機の吸い込み口から本体
接続口までの吸気通路が長く形成されるため、電動送風
機の吸い込み口で発生した騒音、特に高周波音は、本体
の吸気通路の間で減衰し、先端のノズルから外部への騒
音、特に高周波音の発生を低減することができる。
に本発明は、接続パイプにより本体接続口に連通された
ノズルと、本体内部は前記ノズルにより集塵されたゴミ
を収納する集塵室と、吸引用の電動送風機を備えたモー
タ室とからなり、前記吸引用の電動送風機の吸い込み口
は接続パイプの本体接続口に対して略反対方向に向けて
設置することにより、電動送風機の吸い込み口から本体
接続口までの吸気通路が長く形成されるため、電動送風
機の吸い込み口で発生した騒音、特に高周波音は、本体
の吸気通路の間で減衰し、先端のノズルから外部への騒
音、特に高周波音の発生を低減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
接続パイプにより本体接続口に連通されたノズルと、本
体内部は前記ノズルにより集塵されたゴミを収納する集
塵室と、吸引用の電動送風機を備えたモータ室とからな
り、前記吸引用の電動送風機の吸い込み口は接続パイプ
の本体接続口に対して略反対方向に向けて設置すること
により、電動送風機の吸い込み口から本体接続口までの
吸気通路が長く形成されるため、電動送風機の吸い込み
口で発生した騒音、特に高周波音は、本体の吸気通路の
間で減衰し、先端のノズルから外部への騒音、特に高周
波音の発生を低減することができる。
接続パイプにより本体接続口に連通されたノズルと、本
体内部は前記ノズルにより集塵されたゴミを収納する集
塵室と、吸引用の電動送風機を備えたモータ室とからな
り、前記吸引用の電動送風機の吸い込み口は接続パイプ
の本体接続口に対して略反対方向に向けて設置すること
により、電動送風機の吸い込み口から本体接続口までの
吸気通路が長く形成されるため、電動送風機の吸い込み
口で発生した騒音、特に高周波音は、本体の吸気通路の
間で減衰し、先端のノズルから外部への騒音、特に高周
波音の発生を低減することができる。
【0008】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明において、本体後方に向けて排気口を形成す
ることにより、電動送風機からの排気を後方に向けて排
出するため使用者が感じる騒音をさらに低減できるもの
である。
記載の発明において、本体後方に向けて排気口を形成す
ることにより、電動送風機からの排気を後方に向けて排
出するため使用者が感じる騒音をさらに低減できるもの
である。
【0009】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1
または2記載の発明において、接続パイプを接続する本
体接続口から吸引用の電動送風機の吸い込み口までの吸
気通路の一部を、吸気の流れに対し溝の幅が数mmで、
気流の流れに対しての内側断面が凹凸形状となるように
形成することにより、凹凸形状の溝は音響回路における
サイドブランチの役目を果たすため、本体の吸気通路の
間での騒音、特に高周波音の減衰量を更に増すことがで
きる。
または2記載の発明において、接続パイプを接続する本
体接続口から吸引用の電動送風機の吸い込み口までの吸
気通路の一部を、吸気の流れに対し溝の幅が数mmで、
気流の流れに対しての内側断面が凹凸形状となるように
形成することにより、凹凸形状の溝は音響回路における
サイドブランチの役目を果たすため、本体の吸気通路の
間での騒音、特に高周波音の減衰量を更に増すことがで
きる。
【0010】本発明の請求項4記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか1項記載の発明において、接続パイプを
接続する本体接続口から吸引用の電動送風機の吸い込み
口までの吸気通路内にコードリールを設けることによ
り、先端のノズルから外部への騒音、特に高周波音の発
生を低減するとともに、コードリールを電動送風機から
の排気ではなく、吸気で冷却できるため、より効率的に
コードリールを冷却することも可能となる。
〜3のいずれか1項記載の発明において、接続パイプを
接続する本体接続口から吸引用の電動送風機の吸い込み
口までの吸気通路内にコードリールを設けることによ
り、先端のノズルから外部への騒音、特に高周波音の発
生を低減するとともに、コードリールを電動送風機から
の排気ではなく、吸気で冷却できるため、より効率的に
コードリールを冷却することも可能となる。
【0011】本発明の請求項5記載の発明は、請求項1
〜4のいずれか1項記載の発明において、ノズルと接続
パイプを電動送風機の吸気、排気の双方が分離して流れ
る二重構造とし、本体に設けた電動送風機からの排気が
本体からノズルまでの間を循環する排気循環方式とする
ことにより、排気循環方式で特に課題となる騒音、高周
波音の低減を図ることができる。
〜4のいずれか1項記載の発明において、ノズルと接続
パイプを電動送風機の吸気、排気の双方が分離して流れ
る二重構造とし、本体に設けた電動送風機からの排気が
本体からノズルまでの間を循環する排気循環方式とする
ことにより、排気循環方式で特に課題となる騒音、高周
波音の低減を図ることができる。
【0012】本発明の請求項6記載の発明は、請求項1
〜4のいずれか1項記載の発明において、ノズル、延長
管、先端パイプ、ホース、接続パイプを電動送風機の吸
気、排気の双方が分離して流れる二重構造とし、本体に
設けた電動送風機からの排気が本体からノズルまでの間
を循環する排気循環方式とし、前記電動送風機からの排
気は前記ホースの内側を、吸気は前記ホースの外側を通
過する構造とすることにより、排気循環方式で特に課題
となる騒音、高周波音の低減を図ることができるととも
に、排気循環方式でのもう一つの課題であるホース外郭
の冷却を効率的に行うことが可能となる。
〜4のいずれか1項記載の発明において、ノズル、延長
管、先端パイプ、ホース、接続パイプを電動送風機の吸
気、排気の双方が分離して流れる二重構造とし、本体に
設けた電動送風機からの排気が本体からノズルまでの間
を循環する排気循環方式とし、前記電動送風機からの排
気は前記ホースの内側を、吸気は前記ホースの外側を通
過する構造とすることにより、排気循環方式で特に課題
となる騒音、高周波音の低減を図ることができるととも
に、排気循環方式でのもう一つの課題であるホース外郭
の冷却を効率的に行うことが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って説明す
る。従来の技術と同一の構成には同一の符号を付して説
明を省略する。図1に示すように、吸引用の電動送風機
5の吸い込み口18は、接続パイプ10の本体接続口1
6に対して略反対方向に向けて設置する。よって、集塵
室1から電動送風機5の吸い込み口18までの間に、吸
気が通過するための吸気通路が長く形成されている。
る。従来の技術と同一の構成には同一の符号を付して説
明を省略する。図1に示すように、吸引用の電動送風機
5の吸い込み口18は、接続パイプ10の本体接続口1
6に対して略反対方向に向けて設置する。よって、集塵
室1から電動送風機5の吸い込み口18までの間に、吸
気が通過するための吸気通路が長く形成されている。
【0014】本発明の狙いとする電動送風機5の吸い込
み口18で発生した騒音、特に高周波音が、ノズル6先
端から発生するのを低減させるためには、電動送風機5
の吸い込み口18から本体接続口16までの距離を長く
形成し、できるだけ本体11内部で減衰させておくこと
がポイントであり、本発明に示すように、電動送風機5
の吸い込み口18を、接続パイプ10の本体接続口16
に対して略反対方向に向けて設置すことにより、集塵室
1から電動送風機5の吸い込み口18までの間に吸気が
通過するための吸気通路が長く形成され、この吸気通路
は電動送風機5の吸い込み口18から発生する騒音、特
に高周波音を減衰させるための消音通路19として効果
を発揮する。結果、電動送風機5の吸い込み口18で発
生した騒音、特に高周波音は前記消音通路19で減衰す
るため、ノズル6先端部から耳障りな騒音、高周波音が
発生するのを低減することができる。
み口18で発生した騒音、特に高周波音が、ノズル6先
端から発生するのを低減させるためには、電動送風機5
の吸い込み口18から本体接続口16までの距離を長く
形成し、できるだけ本体11内部で減衰させておくこと
がポイントであり、本発明に示すように、電動送風機5
の吸い込み口18を、接続パイプ10の本体接続口16
に対して略反対方向に向けて設置すことにより、集塵室
1から電動送風機5の吸い込み口18までの間に吸気が
通過するための吸気通路が長く形成され、この吸気通路
は電動送風機5の吸い込み口18から発生する騒音、特
に高周波音を減衰させるための消音通路19として効果
を発揮する。結果、電動送風機5の吸い込み口18で発
生した騒音、特に高周波音は前記消音通路19で減衰す
るため、ノズル6先端部から耳障りな騒音、高周波音が
発生するのを低減することができる。
【0015】また、電動送風機5からの排気は本体11
の後面に設けた排気格子13より後方に向けて排出され
るため、使用者が感じる騒音はさらに低減されるもので
ある。
の後面に設けた排気格子13より後方に向けて排出され
るため、使用者が感じる騒音はさらに低減されるもので
ある。
【0016】また図2に示すように、消音通路19を吸
気の流れに対し溝19aの幅が数mmで、気流の流れに
対しての内側断面が凹凸形状となるように形成する。上
述の凹凸形状は音響回路におけるサイドブランチであ
り、このサイドブランチの深さLは次式で表される周波
数fnの音を消音するのに効果があるといわれており、
fn=(2n−1)・(C/L)となる(C:音速、
n:1,3,5…)。前述の式より、消音したい音を設
定することにより、凹凸形状の深さLが算出され、深さ
Lが決定できる。例えば、この種の電動送風機5で問題
になるのは、吸引用ファンの回転数N(rpm/60)
と吸引用ファンのブレード枚数Zの積で表されるNZ音
である。N=750(rpm/60)、Z=9とすれ
ば、6750Hz付近の音が問題となる。前述の式より
凹凸形状の深さLを求めると、およそL=13mmにな
る。これにより、電動送風機5の吸い込み口18で発生
した騒音、特に高周波音をより消音通路19で減衰する
ことが可能となる。
気の流れに対し溝19aの幅が数mmで、気流の流れに
対しての内側断面が凹凸形状となるように形成する。上
述の凹凸形状は音響回路におけるサイドブランチであ
り、このサイドブランチの深さLは次式で表される周波
数fnの音を消音するのに効果があるといわれており、
fn=(2n−1)・(C/L)となる(C:音速、
n:1,3,5…)。前述の式より、消音したい音を設
定することにより、凹凸形状の深さLが算出され、深さ
Lが決定できる。例えば、この種の電動送風機5で問題
になるのは、吸引用ファンの回転数N(rpm/60)
と吸引用ファンのブレード枚数Zの積で表されるNZ音
である。N=750(rpm/60)、Z=9とすれ
ば、6750Hz付近の音が問題となる。前述の式より
凹凸形状の深さLを求めると、およそL=13mmにな
る。これにより、電動送風機5の吸い込み口18で発生
した騒音、特に高周波音をより消音通路19で減衰する
ことが可能となる。
【0017】また図3に示すように、接続パイプ10を
接続する本体接続口16から電動送風機5の吸い込み口
18までの消音通路19、もしくは吸気通路内にコード
リール15を設けることにより、コードリール15を電
動送風機5からの排気ではなく、吸気で冷却できる。電
動送風機5からの排気は、電動送風機5のコイルを冷却
した後の風であるため、吸気に比べて温度が高く、コー
ドリール15の冷却には吸気の方が有利、かつ効率的で
あり、上述のように消音通路19もしくは吸気通路内に
コードリール15を設けることにより、コードリール1
5の冷却効果もアップすることが可能となる。
接続する本体接続口16から電動送風機5の吸い込み口
18までの消音通路19、もしくは吸気通路内にコード
リール15を設けることにより、コードリール15を電
動送風機5からの排気ではなく、吸気で冷却できる。電
動送風機5からの排気は、電動送風機5のコイルを冷却
した後の風であるため、吸気に比べて温度が高く、コー
ドリール15の冷却には吸気の方が有利、かつ効率的で
あり、上述のように消音通路19もしくは吸気通路内に
コードリール15を設けることにより、コードリール1
5の冷却効果もアップすることが可能となる。
【0018】また上述までの電気掃除機17を排気循環
方式にした場合について説明する。代表例として、上述
の図1で示した電気掃除機17を排気循環方式にした場
合の一実施例を図4に示す。ノズル6、延長管7、先端
パイプ8、ホース9、接続パイプ10については、本体
11に設けた電動送風機5の吸気、排気の双方が分離し
て流れる二重構造とする。本体11内部構成としては、
上述までの構成と基本的には同一であるが、電動送風機
5からの排気が、二重構造の接続パイプ10に向けて戻
る通路を別途形成している点が追加となっている。作
用、効果としては上述までと同一であり、電動送風機5
の吸い込み口18で発生した騒音、特に高周波音は前記
消音通路19で減衰するため、ノズル6先端部から耳障
りな騒音、高周波音が発生するのを低減することができ
る。
方式にした場合について説明する。代表例として、上述
の図1で示した電気掃除機17を排気循環方式にした場
合の一実施例を図4に示す。ノズル6、延長管7、先端
パイプ8、ホース9、接続パイプ10については、本体
11に設けた電動送風機5の吸気、排気の双方が分離し
て流れる二重構造とする。本体11内部構成としては、
上述までの構成と基本的には同一であるが、電動送風機
5からの排気が、二重構造の接続パイプ10に向けて戻
る通路を別途形成している点が追加となっている。作
用、効果としては上述までと同一であり、電動送風機5
の吸い込み口18で発生した騒音、特に高周波音は前記
消音通路19で減衰するため、ノズル6先端部から耳障
りな騒音、高周波音が発生するのを低減することができ
る。
【0019】特に、図4に示すような排気循環方式の電
気掃除機17の場合、騒音値の低さを商品の特徴として
訴える場合が多いため、上述に示すノズル6先端部から
耳障りな騒音、高周波音が発生するのを低減できること
は、非常に効果があるといえる。また図4で示す構成で
は、電動送風機5からの排気がノズル6に向けて循環す
る排気と、本体11後方から外部へと排出される排気と
に分けられているが、本体11後方に排出せずに全てを
ノズル6側へ循環させた場合も同様である。
気掃除機17の場合、騒音値の低さを商品の特徴として
訴える場合が多いため、上述に示すノズル6先端部から
耳障りな騒音、高周波音が発生するのを低減できること
は、非常に効果があるといえる。また図4で示す構成で
は、電動送風機5からの排気がノズル6に向けて循環す
る排気と、本体11後方から外部へと排出される排気と
に分けられているが、本体11後方に排出せずに全てを
ノズル6側へ循環させた場合も同様である。
【0020】また図4と同様に排気循環方式の場合にお
いて、図5に示すように電動送風機5からの排気はホー
ス9の内側を、吸気はホース9の外側を通過する構造と
し、電動送風機5の吸い込み口18までの消音通路19
は2箇所設け、集塵室1は本体11の後方面に設けるこ
とにより、図4と同様に排気循環方式で特に課題となる
騒音、高周波音の低減を図ることができるとともに、電
動送風機5からの比較的温度が高い排気が二重構造のホ
ース9の内側を通過し、温度が低い吸気がホース9の外
側を通過するため、排気循環方式でのもう一つの課題で
あるホース9外郭の冷却を効率的に行うことが可能とな
る。
いて、図5に示すように電動送風機5からの排気はホー
ス9の内側を、吸気はホース9の外側を通過する構造と
し、電動送風機5の吸い込み口18までの消音通路19
は2箇所設け、集塵室1は本体11の後方面に設けるこ
とにより、図4と同様に排気循環方式で特に課題となる
騒音、高周波音の低減を図ることができるとともに、電
動送風機5からの比較的温度が高い排気が二重構造のホ
ース9の内側を通過し、温度が低い吸気がホース9の外
側を通過するため、排気循環方式でのもう一つの課題で
あるホース9外郭の冷却を効率的に行うことが可能とな
る。
【0021】なお、本実施例ではキャニスター型の電気
掃除機について説明したがアプライト型、携帯型など他
の形態の電気掃除機においても同様の効果が得られるこ
とはいうまでもないことである。
掃除機について説明したがアプライト型、携帯型など他
の形態の電気掃除機においても同様の効果が得られるこ
とはいうまでもないことである。
【0022】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
吸引用の電動送風機の吸い込み口を、接続パイプの本体
接続口に対して略反対方向に向けて設置することによ
り、電動送風機の吸い込み口から発生する騒音、特に高
周波音を減衰させるための消音通路が形成されるため、
特に高周波音は消音通路で減衰し、ノズル先端部から耳
障りな騒音、高周波音が発生するのを低減することがで
きる。
吸引用の電動送風機の吸い込み口を、接続パイプの本体
接続口に対して略反対方向に向けて設置することによ
り、電動送風機の吸い込み口から発生する騒音、特に高
周波音を減衰させるための消音通路が形成されるため、
特に高周波音は消音通路で減衰し、ノズル先端部から耳
障りな騒音、高周波音が発生するのを低減することがで
きる。
【0023】本発明の請求項2記載の発明によれば、請
求項1記載の発明において、本体後方に向けて排気口を
形成することにより、電動送風機からの排気を後方に向
けて排出するため使用者が感じる騒音をさらに低減でき
る。
求項1記載の発明において、本体後方に向けて排気口を
形成することにより、電動送風機からの排気を後方に向
けて排出するため使用者が感じる騒音をさらに低減でき
る。
【0024】本発明の請求項3記載の発明によれば、消
音通路を吸気の流れに対し溝の幅が数mmで、気流の流
れに対しての内側断面が凹凸形状となるように形成する
ことにより、凹凸形状は音響回路におけるサイドブラン
チの役目を果たし、電動送風機の吸い込み口で発生した
騒音、特に高周波音をより消音通路で減衰することが可
能となる。
音通路を吸気の流れに対し溝の幅が数mmで、気流の流
れに対しての内側断面が凹凸形状となるように形成する
ことにより、凹凸形状は音響回路におけるサイドブラン
チの役目を果たし、電動送風機の吸い込み口で発生した
騒音、特に高周波音をより消音通路で減衰することが可
能となる。
【0025】本発明の請求項4記載の発明によれば、接
続パイプを接続する本体接続口から電動送風機の吸い込
み口までの消音通路、もしくは吸気通路内にコードリー
ルを設けることにより、コードリールを電動送風機から
の排気ではなく、吸気で冷却することが可能となる。
続パイプを接続する本体接続口から電動送風機の吸い込
み口までの消音通路、もしくは吸気通路内にコードリー
ルを設けることにより、コードリールを電動送風機から
の排気ではなく、吸気で冷却することが可能となる。
【0026】本発明の請求項5記載の発明によれば、請
求項1〜3のいずれか1項記載の発明において、ノズル
と接続パイプを電動送風機の吸気、排気の双方が分離し
て流れる二重構造とし、本体に設けた電動送風機からの
排気が本体からノズルまでの間を循環する排気循環方式
とすることにより、排気循環方式で特に課題となる騒
音、高周波音の低減を図ることができる。
求項1〜3のいずれか1項記載の発明において、ノズル
と接続パイプを電動送風機の吸気、排気の双方が分離し
て流れる二重構造とし、本体に設けた電動送風機からの
排気が本体からノズルまでの間を循環する排気循環方式
とすることにより、排気循環方式で特に課題となる騒
音、高周波音の低減を図ることができる。
【0027】本発明の請求項6記載の発明によれば、請
求項1〜3のいずれか1項記載の発明において、ノズ
ル、延長管、先端パイプ、ホース、接続パイプを電動送
風機の吸気、排気の双方が分離して流れる二重構造と
し、本体に設けた電動送風機からの排気が本体からノズ
ルまでの間を循環する排気循環方式とし、前記電動送風
機からの排気は前記ホースの内側を、吸気は前記ホース
の外側を通過する構造とすることにより、排気循環方式
で特に課題となる騒音、高周波音の低減を図ることがで
きるとともに、排気循環方式でのもう一つの課題である
ホース外郭の冷却を効率的に行うことが可能となる。
求項1〜3のいずれか1項記載の発明において、ノズ
ル、延長管、先端パイプ、ホース、接続パイプを電動送
風機の吸気、排気の双方が分離して流れる二重構造と
し、本体に設けた電動送風機からの排気が本体からノズ
ルまでの間を循環する排気循環方式とし、前記電動送風
機からの排気は前記ホースの内側を、吸気は前記ホース
の外側を通過する構造とすることにより、排気循環方式
で特に課題となる騒音、高周波音の低減を図ることがで
きるとともに、排気循環方式でのもう一つの課題である
ホース外郭の冷却を効率的に行うことが可能となる。
【図1】本発明の一実施例を示す電気掃除機の断面図
【図2】同電気掃除機の消音通路の断面拡大図
【図3】同電気掃除機のコードリール冷却時の断面図
【図4】同電気掃除機の排気循環方式時の断面図
【図5】同排気循環方式電気掃除機のホース冷却時の縦
断面図
断面図
【図6】従来例を示す電気掃除機の断面図
【図7】同電気掃除機の外観斜視図
1 集塵室 2 モータ室 3 吸気格子 4 紙袋 5 電動送風機 6 ノズル 7 延長管 8 先端パイプ 9 ホース 10 接続パイプ 11 本体 12 フィルター 13 排気格子 14 保持用ゴム 15 コードリール 16 本体接続口 17 電気掃除機 18 吸い込み口 19 消音通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳田 剛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 村田 吉隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山口 誠二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B006 BA05 BA06 LA09 LA10 3B057 AA02 AA22 CA02 CA03 CA11
Claims (6)
- 【請求項1】 接続パイプにより本体接続口に連通され
たノズルと、本体内部は前記ノズルにより集塵されたゴ
ミを収納する集塵室と、吸引用の電動送風機を備えたモ
ータ室とからなり、前記吸引用の電動送風機の吸い込み
口は前記本体接続口に対して略反対方向に向けて設置し
た電気掃除機。 - 【請求項2】 本体後方に向けて排気口を形成した請求
項1記載の電気掃除機。 - 【請求項3】 接続パイプを接続する本体接続口から吸
引用の電動送風機の吸い込み口までの吸気通路の一部
を、吸気の流れに対し溝の幅が数mmで、気流の流れに
対しての内側断面が凹凸形状となるように形成した請求
項1または2記載の電気掃除機。 - 【請求項4】 接続パイプを接続する本体接続口から吸
引用の電動送風機の吸い込み口までの吸気通路内にコー
ドリールを設けた請求項1〜3のいずれか1項記載の電
気掃除機。 - 【請求項5】 ノズルと接続パイプを電動送風機の吸
気、排気の双方が分離して流れる二重構造とし、本体に
設けた電動送風機からの排気が本体からノズルまでの間
を循環する排気循環方式とした請求項1〜4のいずれか
1項記載の電気掃除機。 - 【請求項6】 ノズル、延長管、先端パイプ、ホース、
接続パイプを電動送風機の吸気、排気の双方が分離して
流れる二重構造とし、本体に設けた電動送風機からの排
気が本体からノズルまでの間を循環する排気循環方式と
し、前記電動送風機からの排気は前記ホースの内側を、
吸気は前記ホースの外側を通過する構造とした請求項1
〜4のいずれか1項記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000103051A JP2001286420A (ja) | 2000-04-05 | 2000-04-05 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000103051A JP2001286420A (ja) | 2000-04-05 | 2000-04-05 | 電気掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001286420A true JP2001286420A (ja) | 2001-10-16 |
Family
ID=18616818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000103051A Pending JP2001286420A (ja) | 2000-04-05 | 2000-04-05 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001286420A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1344482A2 (en) * | 2002-03-12 | 2003-09-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Vacuum cleaner |
CN102319044A (zh) * | 2011-09-14 | 2012-01-18 | 江苏美的春花电器股份有限公司 | 吸尘器 |
JP2017029524A (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 三菱電機株式会社 | 電気掃除機 |
TWI626918B (zh) * | 2015-08-05 | 2018-06-21 | 三菱電機股份有限公司 | 電動吸塵器 |
-
2000
- 2000-04-05 JP JP2000103051A patent/JP2001286420A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1344482A2 (en) * | 2002-03-12 | 2003-09-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Vacuum cleaner |
EP1344482A3 (en) * | 2002-03-12 | 2005-08-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Vacuum cleaner |
CN102319044A (zh) * | 2011-09-14 | 2012-01-18 | 江苏美的春花电器股份有限公司 | 吸尘器 |
JP2017029524A (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 三菱電機株式会社 | 電気掃除機 |
TWI626918B (zh) * | 2015-08-05 | 2018-06-21 | 三菱電機股份有限公司 | 電動吸塵器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100676317B1 (ko) | 진공청소기 | |
US6804857B1 (en) | Apparatus for dampening the noise of a vacuum cleaner | |
JP5899399B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP2001286420A (ja) | 電気掃除機 | |
JP4862608B2 (ja) | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 | |
JPH0549561A (ja) | 掃除機 | |
CN115089047A (zh) | 配备有消声腔的家用吸尘器 | |
JP4839770B2 (ja) | 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機 | |
JPH07250789A (ja) | 電気掃除機の消音装置 | |
JPH0595860A (ja) | 電気掃除機 | |
JPH11125197A (ja) | 電動送風機 | |
JP4788350B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP2008036065A (ja) | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 | |
JP2001231726A (ja) | 電気掃除機 | |
JP2009011615A (ja) | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 | |
JPH0355020A (ja) | 電気掃除機 | |
JP3298149B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JPH053841A (ja) | 掃除機 | |
WO2023171002A1 (ja) | 電気掃除機および電気掃除機用消音ユニット | |
JP2001245829A (ja) | 電気掃除機 | |
JP2008267240A (ja) | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 | |
JP2003144353A (ja) | 電気掃除機 | |
JP2001087178A (ja) | 電気掃除機の吸い込み具 | |
JPS6018417B2 (ja) | 電気掃除機の床ノズル | |
JP2009013910A (ja) | 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 |