JP2001286349A - コンピュータ用机 - Google Patents

コンピュータ用机

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JP2001286349A
JP2001286349A JP2000106631A JP2000106631A JP2001286349A JP 2001286349 A JP2001286349 A JP 2001286349A JP 2000106631 A JP2000106631 A JP 2000106631A JP 2000106631 A JP2000106631 A JP 2000106631A JP 2001286349 A JP2001286349 A JP 2001286349A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状や寸法、特に背面の傾斜角度等が異なる
多種類のモニタを、所望の傾斜角度をもって安定して支
持しうるようにした、構造が簡単なコンピュータ用机を
提供する。 【解決手段】 天板1の要所に、モニタ2嵌合用の開口
3を設け、天板1の下方における左右1対の側板5間
に、後下方に傾斜する傾斜板7を設けるとともに、傾斜
板7の後方において傾斜板7と交差する方向を向く受材
13を、傾斜板7に沿う方向の位置と側面視における傾
斜板7との交差角度θとを調節可能として設け、傾斜板
7と受材13とにより、表示面2bが、開口3に臨むよ
うにしたモニタ2の底面と背面とを支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天板に設けた開口
内に、モニタを所望の傾斜角度をもって安定して支持し
うるようにしたコンピュータ用机に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の机としては、例えば特開
平8−131266号公報に開示されているように、天
板の要所に、底面が後下向き傾斜するようにした側面視
三角形の凹所を設け、そこにモニタを、前上向き傾斜す
るようにして載置するようにしたものや、特開平11−
155653号公報に開示されているように、窓孔を有
する天板の下方に、モニタを支持するワゴンを配設し、
このワゴンに、モニタの底面と背面とを支持する断面V
字状の受け台を角度調節可能として配設したもの等があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者は、モニ
タの背面を支持するものがないので、凹所の底面の後下
向き傾斜角度を大とすると、モニタが後方へ倒れるおそ
れがあり、上記角度を小とすると、モニタの大部分が机
上に現れ、凹所を設けた意味がなくなる。
【0004】後者は、モニタ用の受け台の支持が不安定
であるとともに、形状や寸法、特に背面の傾斜角度が異
なる多種類のモニタに対応することができない等の問題
がある。また、いずれの場合においても、モニタがその
台座に対して首振り可能となっているものの支持が不安
定となり易い。
【0005】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、形状や寸法、特に背面の傾斜角度等が
異なる多種類のモニタを、所望の傾斜角度をもって安定
して支持するようにした、構造が簡単なコンピュータ用
机を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は次のようにして解決される。 (1)天板の要所に、モニタ嵌合用の開口を設け、天板
の下方における左右1対の側板間に、後下方に傾斜する
傾斜板を設けるとともに、この傾斜板の後方において傾
斜板と交差する方向を向く受材を、傾斜板に沿う方向の
位置と側面視における傾斜板との交差角度とを調節可能
として設け、前記傾斜板と受材とにより、表示面が前記
開口に臨むようにしたモニタの底面と背面とを支持す
る。
【0007】(2)上記(1)項において、両側板の対向
面に、傾斜板とほぼ直交する方向に対をなす複数対の小
孔を、傾斜板の傾斜方向に並べて穿設し、前記小孔のい
ずれかに選択的に嵌合した前後1対ずつの支持ピンによ
り、受材の両側端部を支持する。
【0008】(3)上記(2)項において、各小孔をねじ
孔とし、かつ支持ピンを、前記いずれのねじ孔にも螺合
するようにする。
【0009】(4)上記(2)または(3)項において、受
材の両側端より垂下する垂下片の前後部に、下端が開口
し、かつ前後の支持ピンに係合しうるようにした側面視
ほぼT字状の係合孔を設ける。
【0010】
【発明の実施の形態】添付の図面は、本発明の一実施形
態を示す。天板(1)のほぼ中央には、コンピュータ用の
モニタ(2)を嵌合するための方形の開口(3)が設けられ
ている。
【0011】天板(1)は、下端前後部に高さ調節用のア
ジャスタ(4)を有する左右1対の側板(5)(5)により支
持されている。両側板(5)(5)の後端間には、左右方向
を向く後面板(6)が架設されている。
【0012】両側板(5)(5)間には、後下方に傾斜する
傾斜板(7)が、その上端部が開口(3)の前縁に近接する
ようにして架設されている。
【0013】図2に示すように、傾斜板(7)は、鋼板等
よりなる前覆板(8)の後面に、上下方向を向く左右1対
の補強杆(9)を溶接等により固着し、前覆板(8)の両側
端より後方に向けて折曲形成した側片(10)を、両側板
(5)(5)の内面に当接させて、複数の止めねじ(11)によ
りねじ止めし、かつ前覆板(8)の上端より前方に向けて
折曲形成した上片(12)を、天板(1)の下面に当接させ
て、複数の止めねじ(11)によりねじ止めたものよりなっ
ている。
【0014】傾斜板(7)の後方における両側端板(5)
(5)間には、傾斜板(7)と交差する方向、すなわち後上
方を向く受材(13)が、後に詳述するように、傾斜板(7)
に沿う方向の位置と、側面視における傾斜板(7)との交
差角度θとを調節可能として、架設されている。
【0015】受材(13)は、平板状とすることもできる
が、この例では、左右方向を向く前後1対の角管状の横
杆(14)(14)の両端部同士を、前後方向を向くチャンネル
材よりなる連結杆(15)(15)により連結し、かつ左右の連
結杆(15)(15)の中間部間に、角管状の補強杆(16)を架設
した方形枠状のものとしてある。
【0016】受材(13)の両側端における連結杆(15)(15)
の外側の垂下片(15a)(15a)の前後部には、連結杆(15)の
長手方向を向く長孔(17a)の中間部に、垂下片(15a)の下
縁に向かって直角に延出し、その下縁に開口する着脱孔
(17b)を連結した、側面視ほぼT字状の係合孔(17)が設
けられている。
【0017】傾斜板(7)より後方の両側板(5)(5)の対
向面には、傾斜板(7)とほぼ直交する方向に対をなす複
数対のねじ孔(18)が、互いに対向するようにして、かつ
傾斜板(7)の傾斜方向に並べて穿設されている。
【0018】これらのねじ孔(18)のうち、前方のものの
中から左右に対向する1対を、また後方のものの中から
左右に対向する1対をそれぞれ選択し、その4個のねじ
孔(18)に、図4に示すような段付ねじ(19)の雄ねじ部(1
9a)を螺着し、各段付ねじ(19)における雄ねじ部(19a)と
大径の頭部(19a)との間に設けられた中径の軸部(19c)
に、受材(13)の両側端における前後のT字状の係合孔(1
7)を係合させることにより、受材(13)の両側端部が支持
されている。
【0019】図5及び図6に示すように、前後の段付ね
じ(19)を螺着するねじ孔(18)を適宜変更することによ
り、受材(13)の傾斜板(7)に沿う方向の位置と、上記交
差角度θとを段階的に調節することができる。
【0020】このようにして位置と角度とを調節された
受材(13)の上面に、モニタ(2)の背面を当接させ、かつ
傾斜板(7)の後面である補強杆(9)上に、モニタ(2)の
台座(2a)の底面を当接させることにより、モニタ(2)
を、その表示面(2b)が開口(3)に臨むようにして、かつ
台座(2a)に対して、所望の傾斜角度で安定して支持する
ことができる。
【0021】図示は省略してあるが、両側板(5)(5)、
後面板(6)、傾斜板(7)等には、配線挿通用の孔が設け
られている。
【0022】なお、係合孔(17)の形状は、T字状に限る
ものではなく、前後の段付ねじ(19)(19)間の間隔が変動
した場合でも、それに追従できるようになってさえいれ
ば、例えばL字状その他の形状としてもよい。
【0023】また、前後いずれかの段付ねじ(19)に1個
の係合孔(17)が係合し、他方の段付ねじ(19)には、受材
(13)の垂下片(15a)の下縁が当接するようにしてもよ
い。
【0024】さらに、ねじ孔(18)を単なる小孔とし、か
つ段付ねじ(19)に代えて、単なる前後1対の支持ピン
を、小孔に選択的に嵌合するようにし、これらの支持ピ
ンにより、受材を支持するようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、傾斜板
と、それに対する位置及び交差角度を調節可能とした受
材とにより、モニタの底面と背面とを安定して支持する
ことができるとともに、傾斜板に対する受材の位置及び
交差角度を調節することにより、形状や寸法、特に背面
の傾斜角度等の異なる多種多様のモニタを、常に安定し
て、かつ表示面が所望の方向を向くようにして、確実に
支持することができる。
【0026】特に、モニタが台座に対して首振り可能で
ある場合に、安定して支持できるとともに、その表示面
が指向する方向をも調節できる利点がある。
【0027】請求項2記載の発明によると、簡単な構造
で、受材の位置と角度とを調節することができるととも
に、受材を安定して、確実に支持することができる。
【0028】請求項3記載の発明によると、支持ピン、
すなわち段付ねじを確実に側板に装着することができ、
その脱落を防止することができる。
【0029】請求項4記載の発明によると、受材を支持
ピンから脱落することなく、確実に支持することができ
るとともに、前後の支持ピン間の距離の変動に追従する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の中央縦断側面図である。
【図2】同じく、後方より見た分解斜視図である。
【図3】同じく、前方より見た斜視図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う拡大縦断面図である。
【図5】受材の装着位置と角度を変更した要部の概略縦
断側面図である。
【図6】同じく、別の変更例を示す、図5と同様の概略
縦断側面図である。
【符号の説明】
(1)天板 (2)モニタ (2a)台座 (2b)表示面 (3)開口 (4)アジャスタ (5)側板 (6)後面板 (7)傾斜板 (8)前覆板 (9)補強杆 (10)側片 (11)止めねじ (12)上片 (13)受材 (14)横杆 (15)連結杆 (15a)垂下片 (16)補強杆 (17)係合孔 (17a)長孔 (17b)着脱孔 (18)ねじ孔(小孔) (19)段付ねじ(支持ピン) (19a)雄ねじ部 (19b)頭部 (19c)軸部 (θ)交差角度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板の要所に、モニタ嵌合用の開口を設
    け、天板の下方における左右1対の側板間に、後下方に
    傾斜する傾斜板を設けるとともに、この傾斜板の後方に
    おいて傾斜板と交差する方向を向く受材を、傾斜板に沿
    う方向の位置と側面視における傾斜板との交差角度とを
    調節可能として設け、前記傾斜板と受材とにより、表示
    面が前記開口に臨むようにしたモニタの底面と背面とを
    支持するようにしたことを特徴とするコンピュータ用
    机。
  2. 【請求項2】 両側板の対向面に、傾斜板とほぼ直交す
    る方向に対をなす複数対の小孔を、傾斜板の傾斜方向に
    並べて穿設し、前記小孔のいずれかに選択的に嵌合した
    前後1対ずつの支持ピンにより、受材の両側端部を支持
    するようにした請求項1記載のコンピュータ用机。
  3. 【請求項3】 各小孔をねじ孔とし、かつ支持ピンを、
    前記いずれのねじ孔にも螺合するようにした段付ねじと
    した請求項2記載のコンピュータ用机。
  4. 【請求項4】 受材の両側端より垂下する垂下片の前後
    部に、下端が開口し、かつ前後の支持ピンに係合しうる
    ようにした側面視ほぼT字状の係合孔を設けた請求項2
    または3記載のコンピュータ用机。
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