JP2001286086A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2001286086A
JP2001286086A JP2000093174A JP2000093174A JP2001286086A JP 2001286086 A JP2001286086 A JP 2001286086A JP 2000093174 A JP2000093174 A JP 2000093174A JP 2000093174 A JP2000093174 A JP 2000093174A JP 2001286086 A JP2001286086 A JP 2001286086A
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JP
Japan
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stator
winding
insulating sleeve
lead wire
bent
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000093174A
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English (en)
Inventor
Satoshi Watanabe
聡 渡邉
Yoshinori Takeuchi
善則 竹内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定子の巻線と口出線の接続部の絶縁確保と
作業性を向上するモータを提供することを目的とする。 【解決手段】 絶縁スリーブ4は長さ方向の中央部で途
中を折曲することにより、折曲部4cは閉塞状態とな
る。作業者は接続部3を絶縁スリーブ4の開口部4a、
4bより挿入し、奥の方に収めるだけで位置決めがで
き、固定子巻線1と口出線2の電気的な接続部3を絶縁
スリーブ4内に収納し容易に必要な絶縁性能を確保する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの固定子巻
線と口出線の電気的な接続部の絶縁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】モータの固定子に巻装した巻線は、巻線
端末と電源を供給する口出線と電気的に接続される。固
定子巻線の巻装方法が集中巻の場合には、巻線端末と口
出線の接続部が多いこともあり、プリント基板や端子上
で接続される方法が一般に採用されている。
【0003】一方、固定子巻線の巻装方法が分布巻の場
合には、巻線端末と口出線の接続部が集中巻に比べて少
ないので、その接続部を各々絶縁テープで巻き付けた
り、絶縁チューブに納めて電気的に絶縁をすると同時
に、1ヶ所に集め固定子巻線のコイルエンドに固定する
方法が一般的である。
【0004】従来の分布巻巻線の巻線端末と口出線の電
気的な接続部の絶縁構成について説明する。
【0005】図3において、11は固定子巻線、12は
口出線、13は固定子巻線11の巻線端末と口出線12
の電気的な接続部、14は絶縁チューブである。接続部
13は絶縁チューブ14に挿入され中央部に収められ
る。さらに絶縁チューブ14の両端を固定子巻線11
の、固定子鉄心15の端面より露出するコイルエンド1
6に糸17で縛り付けて固定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
固定子巻線11の巻線端末と口出線12の電気的な接続
部13の絶縁性能のレベルを上げようとすると、円筒状
の絶縁チューブ14を絶縁性の高い材質にしたり、材質
の厚みを増したりする必要があった。
【0007】しかしながら、絶縁性の高い材質にした
り、材質の厚みを増すことは、円筒状の絶縁チューブ1
4が変形しにくくなることにつながる。従って、電気的
な接続部13を絶縁チューブ14に挿入し中央部に収
め、さらに接続部13と絶縁チューブ14の複数個の組
合せを1ヶ所に集め、絶縁チューブ14の両端をコイル
エンド16に糸17で縛り付けて固定するときに、絶縁
チューブ14の内部において接続部13が移動し、位置
決めが容易でない。また、口出線12の数だけ絶縁チュ
ーブ14の数が必要となるため作業の手間がかかり、同
時に絶縁耐圧等の品質的なばらつきが大きくなるという
問題がある。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、固定子巻線の巻線端末と口出線の電気的な接続部の
絶縁確保と作業性を向上した固定子を有するモータを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、固定子鉄心に巻装した巻線を口出線に電気
的に接続して配線した固定子を有し、この巻線と口出線
との接続部を、長さ方向途中を折曲した筒状の絶縁スリ
ーブの少なくとも一方側に挿入して絶縁したものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、固定子鉄心に巻装した
巻線を口出線に電気的に接続して配線した固定子を有
し、この巻線と口出線との接続部を、長さ方向途中を折
曲した筒状の絶縁スリーブの少なくとも一方側に挿入し
て絶縁したものである。
【0011】また、長さ方向途中を折曲した筒状の絶縁
スリーブは固定子のコイルエンドに固定したものであ
る。
【0012】筒状の絶縁スリーブは、長さ方向途中を折
曲することにより、折曲部は潰れて閉塞状態となる。従
って、作業者は固定子鉄心に巻装した巻線の巻線端末と
口出線との電気的な接続部を折曲した絶縁スリーブの開
口部より閉塞状態となった奥の方へ挿入するだけで、容
易に所定位置に収納することができ、絶縁が可能であ
る。さらに、折曲した絶縁スリーブを糸にて固定子のコ
イルエンドに縛り固定することにより、安定した絶縁性
能を確保することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0014】図1、図2において、1は固定子巻線、2
は口出線、3は電気的な接続部で口出線2の導電部に固
定子巻線1の巻線端末が絡められハンダ付けされてい
る。4は円筒状の絶縁スリーブである。絶縁スリーブ4
は中央部分より折曲したもので開口部4a、4bを備え
ており、折曲部4cは潰れて閉塞状になっている。この
開口部4a、4bより接続部3を折曲部4cに突き当た
るまで挿入し収められている。
【0015】また、三相モータの場合、電気的な接続部
3が奇数個になるため円筒状の絶縁スリーブ4の内、2
ヶ所の開口部の各々に電気的な接続部3が挿入されるも
のと、2ヶ所の開口部の1ヶ所のみ挿入されるものがで
きる。さらに接続部3を挿入した状態で、複数の折曲し
た円筒状の絶縁スリーブ4の両端を固定子巻線1の固定
子鉄心5の端面より露出するコイルエンド6に糸7で縛
り付けて固定している。
【0016】より具体的に説明すると、絶縁スリーブ4
は長さ40mm、内径3mmのシリコンワニスガラス編
組製チューブを中央部で折曲している。この絶縁スリー
ブ4に形成された二つの開口部4a、4bの端面より5
mm以上奥となる位置に口出線2の導電部に固定子巻線
1の巻線端末を絡めハンダ付けした接続部3を挿入す
る。
【0017】絶縁スリーブ4は中央部で折曲しているこ
とにより、二つの開口部4a、4bの曲折部4cは潰れ
て閉塞状態となっている。従って、作業者は接続部3を
絶縁スリーブ4の開口部4a、4bから挿入し、奥の方
に収めるだけでよく、容易に接続部3を絶縁スリーブ4
内に収納し必要な絶縁性能を確保することができる。
【0018】そして、本願実施例と従来の固定子を真空
中で絶縁耐圧試験を実施した結果を比較すると、絶縁耐
圧値は従来の固定子では1580Vから1970Vであ
り、本発明の固定子では1940Vから2230Vであ
った。これは本願実施例が、従来実施例に対して絶縁耐
圧の下限値を引上げると共に、ばらつきも小さくなるこ
とを示している。また、同時に作業時間も短縮できる。
【0019】なお、本願実施例では絶縁チューブを糸で
コイルエンドに結束固定したが、結束バンドによって固
定してもよく、結束固定はコイルエンドのレーシングと
同時に行ってもよい。
【0020】また、絶縁チューブはシリコンワニスガラ
ス編組製チューブ以外に折り曲げ可能な絶縁チューブで
あればよい。
【0021】さらに、本実施例は固定子巻線と口出線の
接続部についての実施例であるが、サーマルプロテクタ
等と固定子巻線の端末部や、その他口出線間の電気的な
接続部の絶縁にも適用することができる。
【0022】さらに、本実施例は三相の分布巻巻線のモ
ータであるが、他の固定子巻線の電気的な接続部の絶縁
にも適用できることはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】筒状の絶縁スリーブは、長さ方向途中を
折曲することにより、折曲部は潰れて閉塞状態となる。
作業者は電気的な接続部を折曲した絶縁スリーブの開口
部より閉塞状態となった奥の方へ挿入するだけで、所定
位置に収納され絶縁され、コイルエンドへの固定も容易
である。従って、作業性がよく、ばらつきが小さく安定
した絶縁性能を確保した固定子を有するモータを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における接続部の部分断面図
【図2】本発明の実施例における接続部の説明図
【図3】従来の実施例における接続部の部分断面図
【符号の説明】
1 固定子巻線 2 口出線 3 接続部 4 絶縁スリーブ 4a、4b 開口部 4c 折曲部 5 固定子鉄心 6 コイルエンド 7 糸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心に巻装した巻線を口出線に電
    気的に接続して配線した固定子を有し、この巻線と口出
    線との接続部を、長さ方向途中を折曲した筒状の絶縁ス
    リーブの少なくとも一方側に挿入して絶縁したモータ。
  2. 【請求項2】 長さ方向途中を折曲した筒状の絶縁スリ
    ーブは固定子のコイルエンドに固定してなる請求項1記
    載のモータ。
JP2000093174A 2000-03-30 2000-03-30 モータ Pending JP2001286086A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005328626A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Aichi Elec Co 電動機の固定子
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