JP2001285675A - 可動カメラ装置 - Google Patents

可動カメラ装置

Info

Publication number
JP2001285675A
JP2001285675A JP2000097627A JP2000097627A JP2001285675A JP 2001285675 A JP2001285675 A JP 2001285675A JP 2000097627 A JP2000097627 A JP 2000097627A JP 2000097627 A JP2000097627 A JP 2000097627A JP 2001285675 A JP2001285675 A JP 2001285675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
tilt
unit
camera unit
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000097627A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4579368B2 (ja
JP2001285675A5 (ja
Inventor
Koji Akata
弘司 赤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000097627A priority Critical patent/JP4579368B2/ja
Priority to US09/820,699 priority patent/US6793414B2/en
Publication of JP2001285675A publication Critical patent/JP2001285675A/ja
Publication of JP2001285675A5 publication Critical patent/JP2001285675A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4579368B2 publication Critical patent/JP4579368B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessories Of Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラユニット1をパン・チルト方向への駆
動を行い、静止画及び動画を撮影するため可動カメラ装
置の高速駆動を可能とし、また小型化し得ると共に、広
範囲の垂直(チルト)駆動を可能にし、さらにカメラユ
ニット1から固定部への接続部材の引き回しを容易にす
る手段を提供する。 【解決手段】 このため、雲台の可動部12aより立設
されたカメラユニット1を挟持支持するための第1,第
2の支持部と、カメラユニット1内に設置されたレンズ
ユニット2内の第1の信号処理回路基板と、雲台12内
に設けられた第2の信号処理回路基板とから成るパン・
チルト駆動カメラにおいて、チルト回転中心近くにカメ
ラユニット1の重心を配し、前記各支持部の一方にはチ
ルト回転支持手段を、他方には前記各信号処理回路基板
の接続部材16,17,35を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動カメラ装置、
特にカメラユニットをパン(水平)方向・チルト(垂
直)方向への駆動を行い、静止画及び動画を撮影するた
めの可動カメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の可動カメラ装置は、例え
ば実開平6−9264号公報に記載されているように、
水平支持部から立設された1本の垂直支持によりカメラ
ユニットをチルト(垂直)回転可能に支持し、主回路基
板をカメラユニットに対して垂直支持部と反対位置にな
るように水平支持部に立設させている。
【0003】また、従来のこの主の可動カメラ装置は、
例えば実公平2−4319号公報に記載されているよう
に、水平支持部より立設された2本の短い垂直支持部が
設けられ、カメラユニットの最下部に設けられた垂直
(チルト)回転軸を垂直(チルト)回転可能に支持して
いる。また、チルト駆動ユニットの一部(ウォーム部や
駆動モータ等)は水平支持部内に配置されている。
【0004】さらに、垂直(チルト)回転軸を中空に形
成し、カメラユニットからの信号伝達用ケーブルを挿通
させ、固定部に導かれている。その引き回し方は、内部
の隙間にケーブルを通していくだけの単純なものである
が、ケーブルが引き回されている周辺部分を包含してい
るケース部材、特に垂直支持部とその根元付近の水平支
持部には、開口部がほとんど設けられていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような各従来例
によれば、水平支持部が立設された1本の垂直支持部に
よりカメラユニットを垂直(チルト)回転可能に支持し
ているので、1本の垂直支持部のチルト回転軸及び軸受
部にカメラユニットの負荷が集中するため、チルト回転
軸及び軸受部周辺を機械的に強固にしなければならず、
必然的に支持部が大型化し、装置全体が巨大化する。
【0006】また、主回路基板がカメラユニットに対し
て垂直支持部と反対位置になるように水平支持部に立設
させているので、可動部である水平(パン)支持部の重
量が増大し、そのために、加減速時間が長くなって高速
駆動できなくなる、もしくは高速駆動させるために、水
平(パン)駆動ユニットが大型化し、装置が巨大化す
る。
【0007】さらに、水平支持部より立設された2本の
垂直支持部が短いために、カメラユニットの垂直(チル
ト)可動時の逃げの空間が少なく、カメラユニットの一
部が水平支持部に当接しないように、垂直(チルト)可
動範囲を狭く制限しなければならなかった。
【0008】また、2本の垂直支持部が短いために、垂
直(チルト)駆動ユニットが支持部内に収まりきらず、
垂直(チルト)駆動ユニットの一部が水平支持部内に至
っており、水平支持部をその分大型化していてスペース
効率が悪くなっている。
【0009】さらに、カメラユニットの最下部に設けら
れた垂直(チルト)回転軸を垂直(チルト)回転可能に
支持しているので、明らかにカメラユニットの重心は、
垂直(チルト)回転中心よりも上方にあり、そのために
垂直(チルト)回転の慣性モーメントが増大し、必要な
駆動力を得るために垂直(チルト)駆動ユニットが大型
化して、装置が巨大化する。
【0010】さらに、また、ケーブルが引き回されてい
る周辺部分を包含しているケース部材、特に垂直支持部
とその根元付近の水平支持部には、開口部がほとんど設
けられていないので、カメラユニットからのケーブルを
固定部内間で引き回していく際の作業性が極めて悪い構
造になっている。
【0011】本発明は、以上のような局面にかんがみて
なされたもので、この種のカメラの駆動ユニットへの駆
動負荷を少なくすることにより、高速駆動を可能とし、
スペース効率を向上することにより可動カメラを小型化
し得ると共に、カメラユニットの広範囲な垂直(チル
ト)駆動を可能にし、さらにカメラユニットから固定部
への接続部材の引き回しの作業性を改善する手段の提供
を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】従来例における上記のよ
うな課題を解決するため、本発明、以下の各項(1)〜
(5)のいずれかに示す可動カメラの提供により、前記
目的を達成しようとするものである。
【0013】(1)カメラユニットと、可動部及び固定
部より成る雲台と、この雲台の前記可動部より立設さ
れ、前記カメラユニットを挟み込むように支持するため
の第1と第2の各支持部と、前記カメラユニット内に設
置された第1の信号処理回路基板と、前記雲台内に設け
られた第2の信号処理回路基板とから成るパン・チルト
駆動可能なカメラにおいて、チルト回転中心線近傍に、
前記カメラユニットの重心位置を配置し、前記第1と第
2の各支持の一方の支持部には、チルト回転駆動手段を
設け、他方の支持部には、前記第1と第2の各信号処理
回路基板を接続するための接続手段が設けられているこ
とを特徴とする可動カメラ装置。
【0014】(2)前記第1の信号処理回路基板は、前
記カメラユニット内の前記接続手段が設けられている前
記支持部側に設置されていることを特徴とする前項
(1)記載の可動カメラ装置。
【0015】(3)前記第1の信号処理回路基板は、前
記カメラユニット内の前記レンズユニットの上方もしく
は下方に配置されていることを特徴とする前項(1)記
載の可動カメラ装置。
【0016】(4)カメラユニットと、可動部及び固定
部より成る雲台と、この雲台の前記可動部より立設され
前記カメラユニットを挟み込むように支持するための第
1と第2の各支持部と、前記カメラユニット内に設置さ
れた第1の信号処理回路基板と、前記雲台内に設けられ
た第2の信号処理回路基板とからなるパン・チルト駆動
可能なカメラにおいて、垂直(チルト)回転中心線か
ら、第1,第2の各支持部と水平(パン)可動部とが作
る空間は、前記カメラユニットの垂直(チルト)回転中
心線から後方の形状を避けるような形状で形成されてお
り、前記第1と第2の各支持部の一方の支持部には、チ
ルト回転駆動手段を設け、他方の支持部には、前記第1
と第2の各信号処理回路基板を接続するための接続手段
もしくは第1の信号処理回路基板が設けられていること
を特徴とする可動カメラ装置。
【0017】(5)前記第1または第2の各支持部は、
外側に開口部が設けられていて、この開口部を塞ぐよう
に形成されたケース部材があることを特徴とする前項
(1)または(4)のいずれか記載の可動カメラ装置。
【0018】
【作用】以上のような本発明部材により、それぞれ下記
に示す対応作用,効果が得られる。
【0019】1)前項(1)〜(3)に示す発明によ
り、駆動ユニットへの駆動負荷を少なくすることで高速
駆動を可能にし、スペース効率を向上し、カメラを小型
化し得る。
【0020】2)また、前項(4)に示す発明により、
カメラユニットの広範囲の垂直(チルト)駆動が可能と
なり、監視用などの用途にも充分対応可能となる。
【0021】3)さらにまた、前項(5)に示す発明に
より、カメラユニットから固定部への接続部材の引き回
しの際の作業性が極めて良好となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、そ
れぞれの実施例に基づき、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0023】
【実施例】本発明の可動カメラ装置は、大別して、カメ
ラユニットと雲台とから成る。
【0024】まず、本発明実施例における可動カメラ装
置のカメラユニットの内部構成及びカメラ支持部の右方
から視た内部構造をそれぞれ図1,図2を用いて説明す
る。
【0025】本実施例の可動カメラ装置のカメラユニッ
ト1は、ズーム・フォーカス光学系から成る撮像光学系
と露光調整装置と、それらを駆動するための駆動系から
成るレンズユニット2と、レンズユニット後方に配置さ
れ撮像素子が取り付けられている撮像素子回路基板3
と、レンズユニット側方に配置されて、撮像素子回路基
板3と結線されているカメラ回路基板4と、それらを包
含し、樹脂モールドで形成されたカメラ上ケース5及び
カメラ下ケース6と、カメラユニット内を覆うように形
成され、カメラ上ケース5とカメラ下ケース6とにそれ
ぞれ熱かしめ等で取付けられている金属薄板7,8、カ
メラ上ケース5と下ケースとで挟み込むようにレンズユ
ニット前方に取り付けられているフィルタ等の取り付け
用ねじリング9(後述図3参照)と、カメラ下ケース6
に取付けられ、後述の雲台12のカメラ支持部12a−
1、12a−2の穴12a−1−a、12a−2−aと
それぞれ嵌合し、カメラユニット1をチルト方向に回動
可能にするチルト回転軸10,11から成っている。各
チルト回転軸10,11は、潤滑性の高い材料で形成す
るのが望ましい。
【0026】次に、本発明実施例の可動カメラ装置のカ
メラユニット1の取付け関係について図1を用いて説明
する。
【0027】各チルト回転軸10,11は、それらの軸
部10a,11aがカメラ下ケース6の側面に設けられ
た各穴部6a,6bにそれぞれ嵌合し、各フランジ部1
0b,11bに設けられたセルフタップ穴10b−1〜
10b−3(10b−3不図示)、11b−1〜11b
−3(11b−3不図示)と、カメラ下ケース6の両側
面に設けられた係止穴6c−1〜6c−3(6c−3不
図示)、6d−1〜6d−3(6d−3不図示)とによ
り締結固定される。
【0028】各チルト回転軸10,11がカメラ下ケー
ス6に取付けられると、軸部10a,11aの各端面1
0a−1、11a−1は、カメラ下ケース6の両側面か
ら若干突出した寸法設定になっている。
【0029】チルト回転軸10は、中空(中空部10
c)になっていて、カメラユニット1のカメラ回路基板
4から延びた後述図2の接続部材16,17を挿入させ
る構造になっている。また、軸部10eが設けられ、後
述のカメラ支持部12a−1の穴部12a−1−aと嵌
合する。
【0030】また、軸部図10eは、前記接続部材1
6,17を係止するための溝部10dが設けられてい
る。一方、チルト回転軸11は、軸部11eが設けら
れ、後述のカメラ支持部12a−2の穴部12a−2−
aと嵌合する。また、後述のスリップ機構およびウォー
ムホイールを取付けるための軸部11f及びこれらの締
結固定用のセルフタップ穴11gがある。
【0031】なお、カメラユニット1の重心位置は、ほ
ぼチルト回転中心線上に来るように設定している。これ
により、チルト回転軸の慣性モーメントを小さくでき、
チルト回転加速時間の短縮及び消費電力の削減に結びつ
き有利になる。
【0032】撮像素子回路基板3とカメラ回路基板4
は、レンズユニット2に設けられたセルフタップ穴を有
する軸部2aにより、所定の位置に締結固定される。カ
メラ回路基板4の所定位置は2つ考えられる。一つは図
1に示すように、レンズユニット2側方のカメラ支持部
側に設置する方法である。この方法によれば、カメラユ
ニット部上もしくは下方向に基板のスペースを設けなく
てよく、高さ方向の大きさを小さくできるので、高さ方
向の小型化には有利である。また、カメラ支持部12a
−1に接近しているので、接続部材16,17が短くて
すみ、省資源化にも有利である。
【0033】もう一つは、カメラユニット1の上方もし
くは下方に配置させる方法である。この方法によれば、
カメラユニット1の幅方向に基板4のスペースを設けな
くてよいので、幅方向の小型化には有利である。撮像素
子回路基板3とカメラ回路基板4とは、フレキシブルプ
リント基板等の接続部材により結線されている。また、
カメラ回路基板4からは、後述の雲台12の主回路基板
18へ向かう接続部材16,17の一方の端部がコネク
タ等により接続されていて、チルト回転軸10の中空部
10cを通っている。
【0034】レンズユニット2は、軸部2aと同様のセ
ルフタップ穴を有する軸部と、カメラ下ケース6に設け
られた係止穴部とにより、カメラ下ケース6に締結固定
される。カメラ上ケース5とカメラ下ケース6は、一方
のケースから突き出したセルフタップ穴を有する軸部
と、他方のケースから突き出した係止穴を有する軸部と
から、周知の方法で締結固定される(不図示)。
【0035】次に、本発明の可動カメラ装置の雲台12
の構成を説明する。雲台12は、可動部12aと、固定
部12bとに分けられる。また、可動部12aは、カメ
ラ支持部12a−1,12a−2と可動ベース部12a
−3に分けられる。
【0036】まず、可動部12aのカメラ支持部12a
−1,12a−2の構成と取付け関係を説明する。
【0037】カメラ支持部12a−1は、可動ベース部
12a−3より立設されている。カメラ支持部12a−
1は、チルト回転中心軸と同軸上に穴部12a−1−a
が設けられていて、チルト回転軸10の軸部10eが嵌
合している。また各接続部材15,16(図2)を主回
路基板18へ導くための各ガイド部13a,13b,1
4a,14b,15が設けられている。
【0038】ここで、この接続部材の引き回しについて
詳述する。図2は、本発明の実施例の可動カメラを右方
から視た図で、右側支持部12a−1(図1)内とカメ
ラユニット1内を露出した状態である。
【0039】カメラ回路基板4には、コネクタ部材4
a,4bがあり、接続部材16,17が接続されてい
る。コネクタ部材4a,4bから延びた接続部材16,
17は、チルト回転軸10(図1)の中空部10cの中
を通り、カメラ支持部12a−1側に導かれる。
【0040】その際、チルト回転軸10の円筒状軸部の
外周の一部に、接続部材16,17の幅よりも若干大き
い深さの溝部10d(図1)が施されていて、中空部1
0c(図1)を通った接続部材16,17が、その溝部
10d付近で90°に屈曲されていて、溝部10dに挿
通されている。
【0041】そして溝部10dを通った各接続部材1
6,17は、軸部10e(図1)の外周1〜3回程度渦
巻き状に形成した後、第1のガイド部13a,13bで
形成された溝部13cを通る。また第1のガイド部13
a,13bは、チルト回転軸10の中心とほぼ同心の円
弧部13a−1,13b−1が形成されていて、接続部
材16,17が作る渦巻き形状を所定の直径内に収まる
ようにしている。
【0042】この渦巻き状の構造により、カメラユニッ
ト1が、チルト回転動作をした時に、各接続部材16,
17が作る渦巻きの径が大きくなったり、小さくなった
りして、チルト回転負荷を軽減している(図2では、カ
メラユニット1が反時計回りに回転すると、渦巻きの径
が大きくなる方向、時計回りの回転では、小さくなる方
向に設定している)。
【0043】また、チルト駆動時に、各接続部材16,
17に繰り返しかかる屈曲負荷も大幅に軽減でき、接続
部材の導体部金属疲労による断線等を防げ、装置の耐久
性が飛躍的に向上する。
【0044】カメラ支持部12a−1には、第2のガイ
ド部14a,14bが設けられている。第2のガイド部
14aはU字状に、第2のガイド部14bは軸状に形成
されていて、溝部13cを通った各接続部材16,17
を、第2のガイド部14a,14bの間に挟み込むよう
に挿通されている。そして、U字状の一端からU字状の
外周面に引き回し、カメラ支持部12a−1(図1)に
設けられた軸部15に引掛けた後、90°屈曲させて、
装置中央部へ導かれている。
【0045】なお、図2が示すように、カメラ支持部1
2a−1の外側は開口しており、上記渦巻き構造を形成
し易くなっていて、作業性を向上させている。また、カ
メラ支持部12a−1には、開口部を塞ぐように形成さ
れ、カメラ支持部12a−1内に配置された各接続部材
16,17の保護のためのカバー部材19(図1)が、
外側からねじ等の締結部材により取付けられている。
【0046】一方、図1に示すようにカメラ支持部12
a−2も、可動ベース部12a−3より立設されてい
る。カメラ支持部12a−2は、チルト回転中心軸と同
軸上に穴部12a−2−aが設けられていて、チルト回
転軸11の軸部11eが嵌合している。チルト回転軸1
1の軸部11eには、リング状の支持板金20がまず嵌
合されていて、軸部11eと軸部11fの段差部で位置
規制されている。またDカット等の周知の技術により、
チルト回転軸11に対して、支持板金20が円周方向
(チルト方向)に回転しないように施されている。
【0047】次に、シリコンゴム等で作られたリング状
の摩擦部材21が嵌め込まれ、その次にウォームホイー
ル22が軸部11fに嵌合している。またウォームホイ
ール22の内径部には、円周方向にウェーブ形状のワッ
シャ23が配置され、その上から平ワッシャ24が嵌め
込まれ、ネジ等の締結部材により、チルト回転軸11に
締結固定される。
【0048】その際、ウェーブ状ワッシャ23がチルト
回転軸方向に若干変形されていて、その変形力が、ウォ
ームホイール22の端面を摩擦部材21へ押圧するよう
に働いている。以上の構造によりスリップ機構が形成さ
れている。
【0049】スリップ機構は、例えば、不意の外力がカ
メラユニット1に加わり、チルト回転力が働いた時に、
チルト回転軸11に取付けられたウォームホイール22
の回転力により、ウォームホイール22の駆動伝達機構
である後述のウォーム部を傷めて、チルト回転精度の悪
化もしくはチルト回転不良を起こすのを防止する効果が
ある。
【0050】具体的には、ウォームホイール22に外力
による不意の回転力が働くと、ウォームホイール22と
ウォーム部32b(後述図3)の噛み合わせ位置を維持
したまま(ウォームホイール22とウォーム部32bと
は回転せずに止まったまま)、ウォームホイール22の
摩擦部材21側の面もしくは支持板金20の摩擦部材2
1側の面が摩擦部材21と擦れ合ってチルト回転する。
【0051】この摩擦力は、正常な駆動(チルトモータ
28(図3)への通電による駆動)状態では、ウェーブ
状ワッシャ23(図1)の変形量の設定により、スリッ
プを起こさないような値となっている。
【0052】図3は、本発明実施例の可動カメラ支持部
を左方から視た内部構造図で、左側支持部12a−2内
と雲台可動部12a及び固定部12b内を露出した状態
の図である。
【0053】25はチルト駆動ユニットである。板金2
6に、第1ギヤ27を装着したチルトモータ28がねじ
等で締結され、各軸受29,30(板金26に嵌合)よ
り軸支されると共に、板ばね31(板金26に締結)に
よりウォームホイール側とウォーム軸のスラスト方向の
ガタ取りのための付勢力を受けているウォーム軸32が
配置され、第1ギヤ27とウォーム軸32の第2ギヤ部
32aがタイミングベルト33で連結されている。
【0054】また、ウォーム軸32のウォーム部32b
は、ウォームホイール22に螺合されている。以上のチ
ルト駆動ユニットは、カメラ支持部12a−2(図1)
の内部にねじ等により締結されており、チルトモータ2
8への通電が行われると、その駆動力が伝達され、カメ
ラユニット1がチルト回転する仕組みになっている。
【0055】34は中継基板で、主回路基板18(図
1)からの接続部材35の接続コネクタ34aと、チル
トモータ28の端子からの接続部材36の接続コネクタ
34bと、フォトインタラプタ等の位置検出器からの接
続部材37の接続コネクタ38が設けられている。
【0056】この中継基板34は、チルトモータ28及
び位置検出器39と主回路基板18(図1)を継いで信
号伝達を中継するものである。接続部材35は、カメラ
支持部12a−2(図1)内で屈曲され、装置中央部へ
導かれている。
【0057】なお、図3が示すように、カメラ支持部1
2a−2の外側は開口しており、上記チルト駆動ユニッ
ト等を取付ける際の作業がし易くなっている。また、カ
メラ支持部12a−2には、開口部を塞ぐように形成さ
れ、カメラ支持部内に配置された接続部材の保護のため
のカバー部材40(図1)が、外側からねじ等の締結部
材により取付けられている。
【0058】図1において、可動ベース部41の中央に
はパン回転の主軸である、パン回転軸42が圧入もしく
はインサート成形で固定されている。また、パン回転軸
42周辺には、チルト側と同様のスリップ機構部品(支
持板金、摩擦部材、ウォームホイール、ウェーブ状ワッ
シャ)が取付けられるように、軸部41aがチルト回転
軸11と同様に施されている。
【0059】43はキャップ部材で、ウォームホイール
44の内径よりも若干小さい外周部43aと嵌合させな
がら、当接面43bによりウェーブ状ワッシャを変形さ
せる方向に嵌め込んで行くと、スナップフィット爪部4
3c〜43e(43e不図示)が、軸部41aに設けら
れた溝部41a−1に係合し、キャップ部材43が軸部
41aに係止され、チルト側と同様のスリップ力が働く
ような仕組みになっている。このスリップ力は、ウェー
ブ状ワッシャ45の変形量により、適度に設定されてい
る。チルト側と同様に、正常な駆動(パンモータ46へ
の通電よる駆動)状態ではスリップを起こさず、不意の
外力によるパン回転力が働いた時には、ウォーム機構に
その負荷が掛からないようにしてスリップを起こすよう
な仕組みになっている。
【0060】図1におけるカメラ支持部12a−1,1
2b−1から軸部41a付近まで引き回された接続部材
16,17(図2),35(図3)は、軸部41aに設
けられた溝部41a−2にガイドされて、後述のパンケ
ース48に導かれている。
【0061】固定部12bには、まずベース板金47が
敷設されている。ベース板金47には、パンケース48
がねじ等により締結されている。パンケース48には、
パン回転軸42を支持する軸受部48aと、パン回転軸
を中心とした筒状のケーシング48bが施されている。
【0062】さらにベース板金47には、チルト側と同
様の構成のパン駆動ユニット49と主回路基板18が、
ねじ等により締結されている。そして、固定部内部を覆
うように形成された雲台固定ケース50には、ベース板
金47がねじ等により、締結されている。なお、ベース
板金47の設置面には、弾性部材51が取付けられてい
て、安定した設置が得られるようになっている。
【0063】さて、雲台固定部12bに、雲台可動部1
2aが組込まれる様子を図1により説明する。雲台固定
部12bの軸受部48aに、雲台可動部12aのパン回
転軸42が嵌合される。その際に、ケーシング部48b
には、可動部12aからの接続部材16,17,35
が、カメラ支持部12a−1内と同様の渦巻き形状に形
成されている。
【0064】この渦巻き状の構造により、カメラユニッ
ト1が、パン回転動作をした時に、接続部材16,1
7,35が作る渦巻きの径が大きくなったり、小さくな
ったりして、パン回転負荷を軽減している。
【0065】また、パン駆動時に、接続部材16,1
7,35に繰り返しかかる屈曲負荷も大幅に軽減でき、
接続部材の導体部金属疲労による断線等を防げ、装置の
耐久性が飛躍的に向上する。ケーシング部48b(図
1)に収められた前記接続部材16,17,35は、ケ
ーシング部48b(図1)の円筒部の一部に、接続部材
の幅よりも若干大きい溝部が設けられていて、その溝部
から、ケーシング部48bの外部へ引き出されるように
なっている。
【0066】そして、主回路基板18に設けられたコネ
クタ18a〜18cにそれぞれ接続される。このように
して、カメラユニット1と主回路基板18との接続が行
われ、信号伝達が可能となっている。なお、パンモータ
46の端子に接続された接続部材52も、主回路基板1
8に接続されていて、主回路基板18からの指令によ
り、駆動できるようになっている。
【0067】パン回転軸42が、軸受部48aに完全に
嵌合されると、パン回転軸42の根元面41a−3と軸
受部の先端面48cが潤滑性の高い材料で作られたスペ
ーサ53を介して、当接する。また、パン回転軸42の
先端部には、溝部42aが形成されている。パンケース
48に設けられた穴部48dと、ベース板金47に設け
られた穴部47aにより、開口部が形成されていて、そ
の開口部より、潤滑性の高い材料で作られたスペーサ5
3を介して、E型止め輪54が、溝部42aに取付けら
れる。これにより、可動部12aは、パン方向に駆動可
能な状態で、固定部12bに結合される。
【0068】以上のように、本発明実施例の可動カメラ
が構成されている。
【0069】ところで、図示のように、垂直(チルト)
回転中心線から、第1,第2の支持部と水平(パン)可
動部が作る空間は、カメラユニットの垂直(チルト)回
転中心線から後方の形状を避けるような形状で形成され
ている。このようにすれば、カメラ部を真上の方向まで
チルトアップできるので広範囲の撮影が可能になる。例
えば、底面部を天井に取付けた場合は、本装置が上下逆
になるので、真下の撮影が可能になるということであ
り、監視用途にも適した広範囲の可動カメラが提供でき
る。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、前述の課題解決手
段における(1)〜(3)項に示す本発明に係る第1の
発明は、カメラユニットと、可動部及び固定部より成る
雲台と、この雲台の前記可動部より立設され、前記カメ
ラユニットを挟み込むように支持するための第1と第2
の各支持部と、前記カメラユニット内に設置されたレン
ズユニット内の第1の信号処理回路基板と、前記雲台内
に設けられた第2の信号処理回路基板とから成るパン・
チルト駆動可能なカメラにおいて、チルト回転中心線近
傍に、前記カメラユニットの重心位置を配置し、前記第
1と第2の各支持の一方の支持部には、チルト回転駆動
手段を設け、他方の支持部には、前記第1と第2の各信
号処理回路基板を接続するための接続手段が設けられて
いることを特徴とする可動カメラの構成により、駆動ユ
ニットへの駆動負荷を少なくすることで高速駆動を可能
にし、スペース効率を向上させることで小型の可動カメ
ラを提供でき可動カメラ装置の高性能化に貢献できる。
【0071】また、上記課題を解決するため、本発明に
係る前同(4)項に示す第2の発明は、カメラユニット
と、可動部及び固定部より成る雲台と、この雲台の前記
可動部より立設され前記カメラユニットを挟み込むよう
に支持するための第1と第2の各支持部と、前記カメラ
ユニット内に設置されたレンズユニット内の第1の信号
処理回路基板と、前記雲台内に設けられた第2の信号処
理回路基板とからなるパン・チルト駆動可能なカメラに
おいて、垂直(チルト)回転中心線から、第1,第2の
各支持部と水平(パン)可動部とが作る空間は、前記カ
メラユニットの垂直(チルト)回転中心線から後方の形
状を避けるような形状で形成されており、前記第1と第
2の各支持部の一方の支持部には、チルト回転駆動手段
を設け、他方の支持部には、前記第1と第2の各信号処
理回路基板を接続するための接続手段もしくは第1の信
号処理回路基板が設けられていることを特徴とする可動
カメラの構成により、カメラユニットの広範囲の垂直
(チルト)駆動が可能となり、監視用などの用途にも充
分対応可能な可動カメラが提供できるので、同一部品を
使用した同一製品で多用途化でき、省資源化にも貢献で
きる。
【0072】さらにまた、本発明に係る前同(5)に示
す第3の発明は、前記第1または第2の各支持部は、外
側に開口部が設けられていて、前記各支持部内の収納部
品を保護するためのケース部材があることを特徴とする
可動カメラの構成により、カメラユニットから固定部へ
の接続部材の引き回しの際の作業性が極めて良好な可動
カメラ装置が提供でき、作業時間の短縮による製造効率
の向上に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例可動カメラのカメラユニットの内部構
造図
【図2】 実施例可動カメラのカメラ支持部の右方から
視た内部構造図
【図3】 実施例可動カメラのカメラ支持部の左方から
視た内部構造図
【符号の説明】
1 カメラユニット 10,11 チルト回転軸 12 雲台 12a 雲台可動部 12a−1,12a−2 カメラ支持部 12b 雲台固定部 16,17,35 接続部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラユニットと、可動部及び固定部よ
    り成る雲台と、この雲台の前記可動部より立設され、前
    記カメラユニットを挟み込むように支持するための第1
    と第2の各支持部と、前記カメラユニット内に設置され
    た第1の信号処理回路基板と、前記雲台内に設けられた
    第2の信号処理回路基板とから成るパン・チルト駆動可
    能なカメラにおいて、 チルト回転中心線近傍に、前記カメラユニットの重心位
    置を配置し、前記第1と第2の各支持の一方の支持部に
    は、チルト回転駆動手段を設け、他方の支持部には、前
    記第1と第2の各信号処理回路基板を接続するための接
    続手段が設けられていることを特徴とする可動カメラ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の信号処理回路基板は、前記カ
    メラユニット内の前記接続手段が設けられている前記支
    持部側に設置されていることを特徴とする請求項1記載
    の可動カメラ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の信号処理回路基板は、前記カ
    メラユニット内の前記レンズユニットの上方もしくは下
    方に配置されていることを特徴とする請求項1記載の可
    動カメラ装置。
  4. 【請求項4】 カメラユニットと、可動部及び固定部よ
    り成る雲台と、この雲台の前記可動部より立設され前記
    カメラユニットを挟み込むように支持するための第1と
    第2の各支持部と、前記カメラユニット内に設置された
    第1の信号処理回路基板と、前記雲台内に設けられた第
    2の信号処理回路基板とからなるパン・チルト駆動可能
    なカメラにおいて、 垂直(チルト)回転中心線から、第1,第2の各支持部
    と水平(パン)可動部とが作る空間は、前記カメラユニ
    ットの垂直(チルト)回転中心線から後方の形状を避け
    るような形状で形成されており、前記第1と第2の各支
    持部の一方の支持部には、チルト回転駆動手段を設け、
    他方の支持部には、前記第1と第2の各信号処理回路基
    板を接続するための接続手段もしくは第1の信号処理回
    路基板が設けられていることを特徴とする可動カメラ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1または第2の各支持部は、外側
    に開口部が設けられていて、この開口部を塞ぐように形
    成されたケース部材があることを特徴とする請求項1ま
    たは4のいずれか記載の可動カメラ装置。
JP2000097627A 2000-03-31 2000-03-31 可動カメラ装置 Expired - Fee Related JP4579368B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000097627A JP4579368B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 可動カメラ装置
US09/820,699 US6793414B2 (en) 2000-03-31 2001-03-30 Movable camera apparatus with a pan head

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000097627A JP4579368B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 可動カメラ装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001285675A true JP2001285675A (ja) 2001-10-12
JP2001285675A5 JP2001285675A5 (ja) 2007-05-24
JP4579368B2 JP4579368B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=18612222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000097627A Expired - Fee Related JP4579368B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 可動カメラ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4579368B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH069264U (ja) * 1992-07-07 1994-02-04 ダイコク電機株式会社 監視カメラ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH024319Y2 (ja) * 1981-02-03 1990-01-31
JPH05304625A (ja) * 1992-04-24 1993-11-16 Sony Corp ビデオカメラ
JPH0983841A (ja) * 1995-09-06 1997-03-28 Nisca Corp テレビカメラ用の雲台構造、及び、パンチルトカメラ
JPH09135372A (ja) * 1995-11-10 1997-05-20 Sony Corp ビデオカメラ用雲台
JP3715718B2 (ja) * 1996-07-17 2005-11-16 キヤノン株式会社 撮像装置
JPH118782A (ja) * 1997-06-17 1999-01-12 Hitachi Denshi Ltd Tvカメラリモート制御雲台装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH069264U (ja) * 1992-07-07 1994-02-04 ダイコク電機株式会社 監視カメラ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4579368B2 (ja) 2010-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6793414B2 (en) Movable camera apparatus with a pan head
JP7369275B2 (ja) 光学式手ぶれ補正モジュール及び電子装置
WO2021159967A1 (zh) 一种光圈、摄像模组及电子设备
JP4102394B2 (ja) カメラ装置
US9961250B1 (en) Camera device and terminal having same
US7583289B2 (en) Optical block assembly
JP2003301994A (ja) 軸受一体型回転装置
JP2010107772A (ja) 監視カメラ装置のチルト機構
CN113542568A (zh) 防抖相机模组及其摄影设备
EP0931972B1 (en) Parts-mounted member and method of mounting parts
CN214228341U (zh) 光学防抖摄像头模组
KR100558021B1 (ko) 팬/틸트 돔형 카메라
JP2001285675A (ja) 可動カメラ装置
JP4521941B2 (ja) 雲台付カメラ装置
CN215581370U (zh) 防抖相机模组及其摄影设备
JP2002214505A (ja) レンズ駆動装置
JP2003121918A (ja) 可動カメラ装置
JP2010276636A (ja) 撮像装置
CN112929533B (zh) 摄像组件和电子设备
US5890019A (en) Optical axis angle variation mechanism optical axis angle variation apparatus and image stabilizer
KR200352613Y1 (ko) 팬/틸트 돔형 카메라
CN113376786B (zh) 光学驱动装置、摄像装置及电子设备
CN213018519U (zh) 微型防抖云台
CN112526798B (zh) 可变视场角镜头机构、其调整方法以及电子装置
CN113395425B (zh) 摄像模组和电子设备

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070329

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100826

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees