JPH09135372A - ビデオカメラ用雲台 - Google Patents

ビデオカメラ用雲台

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JPH09135372A
JPH09135372A JP7315865A JP31586595A JPH09135372A JP H09135372 A JPH09135372 A JP H09135372A JP 7315865 A JP7315865 A JP 7315865A JP 31586595 A JP31586595 A JP 31586595A JP H09135372 A JPH09135372 A JP H09135372A
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JP
Japan
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camera
video camera
base
rotary
pan
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JP7315865A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Suzuki
保 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオカメラの対物レンズのチルトやパン等
を広角度で、自在に行えることができるようにするこ
と。 【解決手段】 雲台ベース72上に水平面内で回転自在
に取り付けられた回転アーム73と、その回転アーム7
3の先端に水平面内で回転自在に取り付けられたカメラ
載置台75とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明が属する技術分野は、
テレビ会議等に用いるのに最適なビデオカメラ用雲台で
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、テレビ会議等を行う場合に
は、パソコン等のコンピュータのモニターテレビ等の上
部に設置したビデオカメラによって会議参加者の顔や書
画等を撮影して、その映像をワークステーションや電話
回線等の通信システムを利用して、交信すべき相手方の
モニターテレビに映し出す。そして、この映像の相互交
信によって、遠隔地同士で互いに相手の顔や書画等を見
ながら会議を進行することができるシステムとなってい
る。
【0003】そこで、本発明の発明者は、例えば、特願
平6−236931号等によって、この種ビデオカメラ
の先発明を既に出願している。そして、その先発明のビ
デオカメラは、対物レンズを有する光学系が収納された
カメラ本体をカメラスタンドの上部に水平な回転中心軸
の周りに上下方向に回転自在に取り付けて、対物レンズ
の上下回転運動であるチルト(TILTER)機能を持
たせた便利なものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この先発明の
ビデオカメラは、対物レンズの左右回転運動であるパン
(PAN)機能がなく、チルトできる上下回転量も非常
に小さいことから人物以外の机上に敷かれた書画等の撮
影にも難点があった。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、ビデオカメラの対物レンズのチル
ト(TILTER)やパン(PAN)等を広角度で、自
在に行うことができるようにしたビデオカメラ用雲台を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のビデオカメラ用雲台は、ベース上に水平面
内で回転自在に取り付けられた回転アームを備え、その
回転アームの先端に水平面内で回転自在に取り付けられ
たカメラ載置台を備えたものである。
【0007】上記のように構成された本発明のデジタル
ビデオカメラは、回転アームの先端のカメラ載置台上に
ビデオカメラを載置するだけで、ベース上での回転アー
ムの回転運動と、回転アーム上でのカメラ載置台の回転
運動との2重の回転運動によって、ビデオカメラの対物
レンズの方向を変更することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をコンピュータ用の
ビデオカメラ装置に適用した実施の形態を図を参照して
説明する。
【0009】「コンピュータ用のビデオカメラ装置全体
の概要と使用方法の説明」まず、図1〜図5、図20及
び図21によって、コンピュータ用のビデオカメラ装置
全体の概要と使用方法について説明する。
【0010】このコンピュータ用のビデオカメラ装置
は、ビデオカメラであるデジタルビデオカメラ1と、ビ
デオカメラ用雲台71とを備えている。そして、デジタ
ルビデオカメラ1は、ほぼ角筒型(又はほぼ円筒型)に
構成された小型のカメラ本体2と、断面形状がほぼL型
に構成されたカメラスタンド3とによって構成されてい
る。そして、カメラ本体2の長手方向の一端である前面
に対物レンズ4が配置されていて、その対物レンズ4の
前面を開閉できる引き出し式のシャッター5を備えてい
る。
【0011】そして、カメラ本体2は、カメラスタンド
3上にチルト機構6によって垂直面内で上下方向である
矢印a、b方向に回転自在に取り付けられている。
【0012】次に、ビデオカメラ用雲台71は、鉄板等
の水平板で構成された雲台ベース72と、その雲台ベー
ス72の上部に水平に配置された回転アーム73と、そ
の回転アーム73の先端73a上に水平に取り付けられ
た回転台74と、その回転台74の上部に脱着可能に取
り付けられた水平なカメラ載置台75とによって構成さ
れている。
【0013】そして、雲台ベース72上で、回転アーム
73の基端73bが第1パン機構76によって水平面内
で、矢印c、d方向に360°回転自在に取り付けられ
ていて、回転アーム73の先端73a上で、回転台74
が第2パン機構77によって水平面内で矢印e、f方向
に360°(実際の使用形態では約30°内)回転自在
に取り付けられている。なお、雲台ベース52の下面に
は両面接着テープや吸盤その他の複数の係止手段78が
取り付けられている。
【0014】そして、このビデオカメラ装置の使用時に
は、図2に示すように、パソコン等のコンピュータのモ
ニターテレビ111の上部にビデオカメラ用雲台71の
雲台ベース72を複数の係止手段78によって接着や吸
着等にて係止して水平に載置した後、デジタルビデオカ
メラ1をカメラスタンド3によってカメラ載置台75上
に脱着可能に取り付け、更に、そのカメラ載置台75を
回転台74上に脱着可能に取り付けて使用する。
【0015】そして、テレビ会議等を行う場合には、デ
ジタルビデオカメラ1とビデオテープレコーダとを後述
するデジタルビデオ信号出力用ケーブルによって接続し
て、会議参加者の顔や書画等をデジタルビデオカメラ1
によって撮影して、その映像をワークステーションや電
話回線等の通信システムを利用して、交信すべき相手方
のモニターテレビに映し出す。そして、この映像の相互
交信によって、遠隔地同士で互いに相手の顔や書画等を
見ながら会議を進行することができるシステムとなって
いる。
【0016】この際、図3に示すように、雲台ベース7
2上での回転アーム73の第1のパン機構56による矢
印c、d方向の360°回転運動と、回転アーム73の
先端73a上での回転台74及び第2パン機構76によ
る矢印e、f方向の回転運動との2軸の回転運動によっ
て、デジタルビデオカメラ1の対物レンズ4を広角度に
左右回転運動であるパン(PAN)させることが可能で
ある。
【0017】また、図4に示すように、回転アーム73
の先端73a上での回転台74のチルト機構6による矢
印a、b方向の回転運動によって、デジタルビデオカメ
ラ1の対物レンズ4を広角度に上下回転運動であるチル
ト(TILTER)させることができる。
【0018】従って、テレビ会議時における参加者の顔
や書画112(図4参照)等を広角度で、自在に撮影す
ることができるように構成されている。
【0019】また、図5に示すように、モニターテレビ
101の上部へのビデオカメラ用雲台71の取り付け方
向を180°反転することが可能である上に、プライバ
シーの保護等の目的から交信すべき相手方に特に映像を
送る必要がない時には、シャッター5によって対物レン
ズ4の前面を閉塞して、人物の顔等が不用意に撮影され
ないようにすることもできる。
【0020】「ビデオカメラ装置の各部の詳細説明」次
に、このビデオカメラ装置の各部の詳細を順次説明す
る。
【0021】「カメラ本体とシャッターの説明」まず、
図6〜図10によって、カメラ本体2について説明す
る。
【0022】このカメラ本体2は、合成樹脂にて成形さ
れた2分割ケースである上下ケース11、12と、フロ
ントパネル13とによってほぼ角筒型(又は円筒型)に
構成されていて、このカメラ本体2の長手方向の一端で
ある前面を構成するフロントパネル13には円形のレン
ズ穴14が開口されている。
【0023】そして、鏡筒15の先端に対物レンズ4が
取り付けられ、その鏡筒15にCCD等の固体撮像素子
(図示せず)、ズーム用モータ17、フォーカス用モー
タ18及びアイリス用モータ19等が取り付けられて光
学系20が構成されている。
【0024】そして、この光学系20が板金シャーシ2
1内に取り付けられて、上下ケース11、12内に収納
され、その上下ケース11、12の前端にフロントパネ
ル13が複数の係止爪22と係止片24とによって嵌合
係止された状態で、上下ケース11、12が上下から嵌
合されて複数の止ネジ23によって板金シャーシ21等
にネジ止めされて、カメラ本体2が組み立てられてい
る。そして、フロントパネル13のレンズ穴14に対物
レンズ4が同軸上に露呈されている。
【0025】一方、シャッター5は合成樹脂によって成
形されていて、同じく合成樹脂によって成形されたシャ
ッターサポート26によってカメラ本体2内の一側部に
対物レンズ4の光軸Fと平行な方向に出し入れ自在にコ
ンパクトに収納できるように構成されている。
【0026】この際、垂直板に形成されたシャッターサ
ポート24の後端24aの上下に一対の垂直なガイドピ
ン27が同一軸心状に一体成形されていて、上下ケース
11、12の内側に上下から対向され、かつ、光軸Fと
平行に一体成形された上下一対のガイドレール27のガ
イド溝28内に上下一対のガイドピン27が矢印g、h
方向にスライド自在に遊嵌されている。そして、フロン
トパネル13の一側部に垂直に形成されたスリット30
に垂直板に形成されたシャッター5が矢印g、h方向か
ら出し入れ自在に挿入されている。そして、このシャッ
ター5の一端5aの上下に同一軸心状に一体成形された
上下一対の支点ピン31によって、シャッター5がシャ
ッターサポート27の前端27bに水平面内で矢印j、
k方向に回転自在に取り付けられている。なお、シャッ
ター5の他端にはつまみ5bが一体成形されている。
【0027】従って、図6に示すように、上下一対のガ
イドピン27とガイドレール28とによる案内作用によ
って、シャッター5をシャッターサポート26と一緒に
カメラ本体2内に光軸Fと平行に矢印g方向に挿入すれ
ば、シャッター5をカメラ本体2内にコンパクトに収納
することができる。
【0028】また、図7に示すように、シャッター5を
カメラ本体2の外方に矢印h方向に完全に引き出した後
に、図8に示すように上下一対の支点ピン31を中心に
シャッター5を矢印j方向に回転して、このシャッター
5をフロントパネル13に密着すれば、このシャッター
5によって対物レンズ4の前面を閉塞することができ
る。
【0029】なおこの際、図7に示すように、フロント
パネル13とシャッター5とに接着等にて取り付けたマ
グネット32と、磁性体33とによって、図8に示すよ
うに、シャッター5をフロントパネル13にマグネット
吸着することができて、シャッター5の矢印j、k方向
の開閉操作をスムーズに行うことができる。
【0030】なお、図7に示すように、シャッター5を
カメラ本体2から矢印h方向に引き出す際の引き出し量
を少し小さくすれば、シャッター5を光軸Fと平行な状
態に保持することができて、撮影時に、対物レンズ4へ
の外乱光の侵入を防止できる効果がある。
【0031】なお、カメラ本体2の一側面には、ズーム
スイッチボタン34やフォーカススイッチボタン35等
が取り付けられている。
【0032】「カメラスタンドの説明」次に、図11〜
図17において、カメラスタンドについて説明する。
【0033】このカメラスタンド3は合成樹脂等によっ
て成形されていて、水平部3aと、垂直部3bとによっ
て断面形状がほぼL型に構成されていて、水平部3aの
上部にカメラ本体2が取り付けられるように構成されて
いる。そして、垂直部3bの側板3cが複数の止ネジ3
7によって脱着可能に構成されている。
【0034】「チルト機構の説明」次に、図11、図1
5〜図18によって、チルト機構6について説明する。
【0035】まず、カメラスタンド3の水平部3aの前
端部の中央部に凹部38が形成されていて、カメラ本体
2の下ケース11の前端部の下面に水平に一体成形され
た円筒部39がこの凹部38内に嵌合されている。そし
て、この凹部38及び円筒部39内に回転支点を構成す
るネジ軸40が水平に挿通されていて、そのネジ軸40
の先端40aがカメラスタンド3側の内部に係止された
六角ナット41にネジ込まれている。そして、ネジ軸4
0の頭部40b側にはスプリングワッシャー42と平ワ
ッシャー43が挿入されていて、凹部38と円筒部39
及び六角ナット41との軸方向の相互圧着面38a、3
9a、41a間には一対のOリング44が介在されてい
る。
【0036】そして、ネジ軸40と六角ナット41とに
よる軸方向の締めつけによって一対のOリング44を圧
縮し、これら一対のOリング44の摩擦力に抗して、カ
メラ本体2をカメラスタンド3に対して垂直面内で矢印
a、b方向に無段階状に自在に回転し、かつ、その回転
位置でカメラ本体2を静止安定させることができるよう
に構成されている。
【0037】そして、この際、回転中心軸であるネジ軸
40をカメラスタンド3の水平部3aの前端に形成した
凹部38内に水平に配置し、そのネジ軸40を中心にカ
メラ本体2を矢印a、b方向に回転させることによっ
て、対物レンズ4の矢印a、b方向のチルトを90°以
上の広角度で、自在に行うことができる。
【0038】「基板及びコネクターの説明」次に、図1
0〜図17によって、このデジタルビデオカメラに組み
込まれている基板及びコネクターについて説明する。
【0039】まず、カメラ本体2内の鏡筒14の後端に
CCD基板であるアナログ信号処理基板51が光軸Fに
対して直角状に取り付けられていて、シャーシ21の側
面にスイッチ基板52が光軸Fと平行に取り付けられて
いる。なお、このスイッチ基板52にはズームスイッチ
ボタン34やフォーカススイッチボタン35等によって
操作されるズームスイッチ53やフォーカススイッチ5
4等が取り付けられている。
【0040】次に、カメラスタンド3の水平部3a内に
AD変換回路等が組み込まれたデジタル信号処理基板5
5が水平に収納されていて、垂直部3b内にインターフ
ェース基板56が垂直に収納されている。
【0041】なお、これらデジタル信号処理基板55と
インターフェース基板56とは複数のコネクター62に
よって電気的及び機械的に直角状に結合されていて、カ
メラスタンド3の側板3cの脱着によって、これらデジ
タル信号処理基板55とインターフェース基板56とを
一体に結合したまま水平部3a及び垂直部3b内に横方
向から極めて簡単に脱着することができるように構成さ
れている。
【0042】そして、カメラ本体2内のアナログ信号処
理基板51及びスイッチ基板52とをデジタル信号処理
基板55に電気的に接続するための配線手段であるフレ
キシブルプリント基板57が、カメラ本体2とカメラス
タンド3との結合部であるチルト機構6部分における凹
部38及び円筒部38でネジ軸40より内側部分に形成
された一対の開口部58、59を長さ的に余裕をもたせ
た状態に挿通して、外部から見えないように体裁良く配
線されている。
【0043】しかも、この際、フレキシブルプリント基
板57をチルト機構6部分に沿って配線したことで、カ
メラスタンド3に対するカメラ本体2の矢印a、b方向
の回転運動時に、そのフレキシブルプリント基板57に
はストレスが殆んど加わらない上に、対物レンズ4のチ
ルト運動の妨げにもならない。
【0044】そして、デジタルビデオ信号をビデオテー
プレコーダ(図示せず)に出力するための多ピン構造の
出力用コネクター60がインターフェース基板56の後
端に実装されて、カメラスタンド3の垂直部3bの後端
3bbに取り付けられていて、ビデオテープレコーダと
出力用コネクター60とが太い出力用ケーブル61によ
って接続されている。
【0045】従って、デジタルビデオカメラの可動部で
あるカメラ本体2内にアナログ信号処理基板51を収納
し、固定部であるカメラスタンド3内にデジタル信号処
理基板55を収納したので、これら両基板51、55間
を電気的に接続するための信号線の数も少なく、フレキ
シブルプリント基板57も幅が狭く、柔軟性の高いもの
を用いることができて、対物レンズ4の矢印a、b方向
のチルト運動をスムーズに行える。
【0046】その際、カメラスタンド3の出力用コネク
ター60に接続された太い出力用ケーブル61は、対物
レンズ4のチルト運動に何等の悪影響も及ぼさない。
【0047】「ビデオカメラ用雲台の第1パン機構の説
明」次に、図18及び図19によって、ビデオカメラ用
雲台71の第1パン機構76について説明する。
【0048】この第1パン機構76は、雲台ベース72
の一端側の上部に垂直な回転中心軸79を取り付け、回
転アーム73の基端73bに一体成形した垂直な円筒状
のボス部80をその回転中心軸79の外周に挿入して回
転自在に取り付け、その回転中心軸79の外周でボス部
80の下端の下にはプラスチックワッシャー81を敷設
して、回転アーム73の回転中心軸79を中心とした矢
印c、d方向の回転運動をスムーズにしている。
【0049】そして、回転アーム73を雲台ベース72
上で一定角度(例えば30°)毎にクリックストップす
るために、回転アーム73の基端73bに3個のボール
83と圧縮コイルスプリング83とを取り付け、雲台ベ
ース72の回転中心軸79の外周に一定角度(例えば3
0°)間隔で、かつ同一円周状に複数の位置決め穴84
を形成している。なお、3つのボール82及び圧縮コイ
ルスプリング83は回転アーム73の基端73bに一体
成形された3つの垂直な円筒部85内に保持されてい
る。
【0050】そして、回転アーム73の矢印c、d方向
の回転時に、3つのボール82を圧縮コイルスプリング
83によって複数の位置決め穴84内に順次係合して位
置決めすることによって、デジタルビデオカメラ1の位
置決めを安定良く行うことができるように構成されてい
る。なお、回転アーム73の基端73bで、回転中心軸
79の上部は脱着可能な円形蓋で密封されている。
【0051】「ビデオカメラ用雲台のカメラ載置台の説
明」次に、図20及び図21によって、ビデオカメラ用
雲台71のカメラ載置台75について説明する。
【0052】このカメラ載置台75は合成樹脂等によっ
て成形されていて、左右両側縁の上部に沿って一対のリ
ブ87が一体成形されている。そして、これらのリブ8
7の内側対向面には、各一対、合計4つの水平な係止爪
88が一体成形されていて、このカメラ載置台75の一
端側の中央部には弾性を有する係止アーム89が一体成
形されている。また、このカメラ載置台75の4隅には
4つの長穴90と、これらの長穴90内の一端に一体成
形された係止爪91とが一体成形されている。また、こ
のカメラ載置台75のほぼ中央部の一側部には弾性を有
する押上げアーム92が一体成形されている。
【0053】そして、図11に示すようにカメラスタン
ド3の水平部3aの左右両側面の下端に左右一対、合計
4つのほぼL型溝93が形成されていて、カメラスタン
ド3をカメラ載置台75の一対のリブ87間に押上げア
ーム92に抗して上方から水平に載置した後に、このカ
メラスタンド3を、これらのリブ87に沿って図20で
矢印m方向に水平にスライドすることによって、L型溝
93を係止爪88に係止すると共に、係止アーム89に
よる抜け止め作用と、押上げアーム92による押上げ作
用とによって、カメラスタンド3をカメラ載置台75上
に脱着可能に水平に取り付けることができるように構成
されている。
【0054】「ビデオカメラ用雲台の第2パン機構の説
明」次に、図20及び図21によって、ビデオカメラ用
雲台71の第2パン機構77について説明する。
【0055】この第2パン機構77は、合成樹脂等によ
って成形された回転台74を、回転アーム73の先端7
3aにネジ止めした回転支点である垂直な取付ネジ95
によってその先端73aの上部に水平面内で矢印e、f
方向に回転自在に取り付けている。そして、その取付ネ
ジ75の外周に挿入された間座96、Oリング97、波
ワッシャー98、プラスチックワッシャー99等によっ
て回転台74に適度な静止摩擦が得られるように構成さ
れている。
【0056】そして、この回転台74には4つの両方向
係止爪100が一体成形されていて、カメラ載置台75
をこの回転台74上に水平に挿入して、これら4つの両
方向係止爪100を4つの長穴90内に挿入した状態
で、カメラ載置台75を長穴90に沿って図20で矢印
m方向にスライドすることによって、これら4つの両方
向係止爪100の一端側をカメラ載置台75の4つの係
止爪91上に係止するようにして、カメラ載置台75を
この回転台74上に脱着可能に取り付けることができる
ように構成されている。
【0057】その際、カメラ載置台75を180°反転
すれば、図20で矢印n方向からでも回転台74上に脱
着可能に取り付けることができる。従って、カメラ載置
台75を介して回転台74上に脱着可能に取り付けるデ
ジタルビデオカメラの取り付け方向を図20で矢印m方
向又は矢印n方向に180°反転可能にすることができ
る。なお、回転アーム73の先端73aの下面にはデジ
タルビデオカメラ1の重量を支えて雲台ベース72上で
スライドさせるスライドガイド101が取り付けられて
いる。
【0058】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は図面に示された実施の形態に限定される
ことなく、各種の変更が可能である。
【0059】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のビデオ
カメラ用雲台は、次のような効果を奏する。
【0060】請求項1は、回転アームの先端のカメラ載
置台上にビデオカメラを載置するだけで、ベース上での
回転アームの回転運動と、回転アーム上でのカメラ載置
台の回転運動との2重の回転運動によって、ビデオカメ
ラの対物レンズの方向を変更することができるようにし
たので、対物レンズのパン等を広角度で、自在に行え
る。
【0061】請求項2は、ビデオカメラをカメラ載置台
に対して垂直面内で回転自在に構成したので、対物レン
ズのチルト等を広角度で、自在に行うことができて、人
物以外の机上に敷かれた書画等の撮影も自在に行うこと
ができる。
【0062】請求項3は、対物レンズを有するカメラ本
体と、そのカメラ本体が垂直面内で回転自在に取り付け
られたカメラスタンドとを有するビデオカメラを備えた
ので、このビデオカメラを雲台のカメラ載置台上に載置
するだけで、対物レンズのパンやチルトを広角度で、自
在に行うことができる。
【0063】請求項4は、回転アームの先端の上部に水
平面内で回転自在に取り付けられた回転台を備え、その
回転台の上部に上記カメラ載置台を脱着可能に取り付け
たので、カメラ載置台を回転アームの先端の上部でスム
ーズに回転することができる。
【0064】請求項5は、回転台に対するカメラ載置台
の取り付け方向を180°反転可能に構成したので、雲
台上でビデオカメラを自由に180度反転できることか
ら、テレビモニター上等への雲台の載置方向の自由度が
大きくなり、撮影操作を便利に行える。
【0065】請求項6は、回転アームをベースに対して
一定角度毎にクリックストップする位置決め手段を備え
たので、対物レンズをパンやチルトする際のビデオカメ
ラの位置決めを安定良く行えて、人物や書画等の撮影を
安定良く行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したコンピュータ用のビデオカメ
ラ装置の実施の形態を説明するデジタルビデオカメラ、
カメラスタンド及びビデオカメラ用雲台の全体を示した
斜視図である。
【図2】デジタルビデオカメラをビデオカメラ用雲台に
よってモニターテレビ上に載置した状態の斜視図であ
る。
【図3】図2のデジタルビデオカメラのパン機能を説明
する斜視図である。
【図4】図2のデジタルビデオカメラのチルト機能を説
明する斜視図である。
【図5】図2のビデオカメラ用雲台を180°反転し、
かつ、デジタルビデオカメラの対物レンズをシャッター
で閉塞した状態の斜視図である。
【図6】シャッター収納状態を示したカメラ本体の斜視
図である。
【図7】シャッター引き出し状態を示したカメラ本体の
斜視図である。
【図8】対物レンズをシャッターで閉塞した状態を示し
たカメラ本体の斜視図である。
【図9】カメラ本体と、フロントパネルと、シャッター
を分解した状態の斜視図である。
【図10】カメラ本体の上下ケースと光学系とを分解し
た状態の斜視図である。
【図11】カメラスタンドとチルト機構を示した斜視図
である。
【図12】デジタルビデオカメラ全体の正面図及び背面
図である。
【図13】図12の平面図である。
【図14】図13の左側面図である。
【図15】図13の右側面図である。
【図16】チルト機構を説明する図12の(A)におけ
るA−A矢視での拡大断面側面図である。
【図17】図16のB−B矢視での断面正面図である。
【図18】第1パン機構を説明する要部の拡大断面側面
図である。
【図19】図18のC−C矢視での断面平面図である。
【図20】カメラ載置台と第2パン機構を説明する分解
斜視図である。
【図21】図20の組立て完了状態での断面側面図であ
る。
【符号の説明】
1 デジタルビデオカメラ(ビデオカメラ) 2 カメラ本体 3 カメラスタンド 71 ビデオカメラ用雲台 72 雲台ベース 73 回転アーム 73a 回転アームの先端 73b 回転アームの基端 74 回転台 75 カメラ載置台 71 第1パン機構 72 第2パン機構 79 回転中心軸 82 ボール(位置決め手段) 83 圧縮コイルスプリング(位置決め手段) 84 位置決め穴(位置決め手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雲台ベースと、 上記雲台ベースの上部に水平面内で回転自在に取り付け
    られた回転アームと、 上記回転アームの先端の上部に水平面内で回転自在に取
    り付けられたカメラ載置台とを備えたことを特徴とする
    ビデオカメラ用雲台。
  2. 【請求項2】ビデオカメラを上記カメラ載置台上に垂直
    面内で回転自在に載置したことを特徴とする請求項1記
    載のビデオカメラ用雲台。
  3. 【請求項3】対物レンズを有するカメラ本体と、そのカ
    メラ本体が垂直面内で回転自在に取り付けられたカメラ
    スタンドとを有するビデオカメラを備え、 上記カメラスタンドを上記カメラ載置台の上部に脱着可
    能に取り付けたことを特徴とする請求項2記載のビデオ
    カメラ用雲台。
  4. 【請求項4】上記回転アームの先端の上部に水平面内で
    回転自在に取り付けられた回転台を備え、 上記回転台の上部に上記カメラ載置台を脱着可能に取り
    付けたことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求
    項3又は請求項4記載のビデオカメラ用雲台。
  5. 【請求項5】上記回転台に対する上記カメラ載置台の取
    り付け方向を180°反転可能に構成したことを特徴と
    する請求項1又は請求項2又は請求項3記載のビデオカ
    メラ用雲台。
  6. 【請求項6】上記回転アームを上記雲台ベースに対して
    一定角度毎にクリックストップする位置決め手段を備え
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3
    又は請求項4又は請求項5記載のビデオカメラ用雲台。
JP7315865A 1995-11-10 1995-11-10 ビデオカメラ用雲台 Withdrawn JPH09135372A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4579368B2 (ja) * 2000-03-31 2010-11-10 キヤノン株式会社 可動カメラ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4579368B2 (ja) * 2000-03-31 2010-11-10 キヤノン株式会社 可動カメラ装置

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