JP2001284663A - 熱発電素子装置 - Google Patents

熱発電素子装置

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JP2001284663A
JP2001284663A JP2000097668A JP2000097668A JP2001284663A JP 2001284663 A JP2001284663 A JP 2001284663A JP 2000097668 A JP2000097668 A JP 2000097668A JP 2000097668 A JP2000097668 A JP 2000097668A JP 2001284663 A JP2001284663 A JP 2001284663A
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heat
absorbing
thermoelectric
thermoelectric generator
area
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JP2000097668A
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English (en)
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Shigeki Tokita
滋樹 鴇田
Takashi Iwamoto
孝史 岩元
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Original Assignee
TYK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱発電機能の更なる向上に貢献できる熱発電素
子装置を提供する。 【解決手段】熱発電素子装置は、吸熱面11と放熱面1
2とをもつ熱発電機能を発揮する熱発電素子1と、熱発
電素子1の吸熱面11に設けられた吸熱部材3と、熱発
電素子1の放熱面12に設けられた放熱部材6とを具備
している。吸熱部材3は、熱発電素子1の吸熱面11の
表面積よりも大きい表面積をもつ吸熱面積・増加構造と
されている。放熱部材6は、熱発電素子1の放熱面12
の表面積よりも大きい表面積をもつ放熱面積・増加構造
とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度差により発電
する熱発電機能を有する熱発電素子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、温度差により発電する熱発電機能
を備えた熱発電素子装置が提供されている。この熱発電
素子装置は吸熱面と放熱面とをもち、吸熱面と放熱面と
の間の温度差により熱発電を行う。近年、このような熱
発電素子装置の使用状況を考慮し、熱発電機能の更なる
向上が要請されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した実情
に鑑みてなされたものであり、その課題は、熱発電機能
の更なる向上に貢献できる熱発電素子装置を提供するに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る熱発電素子
装置は、吸熱面と放熱面とをもち吸熱面と放熱面との間
の温度差により熱発電機能を発揮する熱発電素子と、熱
発電素子の吸熱面に設けられた吸熱部材と、熱発電素子
の放熱面に設けられた放熱部材とを具備しており、吸熱
部材は、熱発電素子の吸熱面の表面積よりも大きい表面
積をもつ吸熱面積・増加構造とされており、放熱部材
は、熱発電素子の放熱面の表面積よりも大きい表面積を
もつ放熱面積・増加構造とされていることを特徴とす
る。
【0005】本発明に係る熱発電素子装置によれば、放
熱部材により放熱面積が増加していると共に、吸熱部材
により吸熱面積が増加している。このため熱発電素子本
来の放熱量及び吸熱量よりも、放熱量及び吸熱量が増加
している。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は次の形態の少なくとも一
の形態を採用できる。 (形態1)放熱部材の放熱面積は吸熱部材の吸熱面積よ
りも大きく設定されている。これにより熱発電の能力を
高め得る。これは本発明者の試験により確認されてい
る。 (形態2)吸熱部材は、熱発電素子の吸熱面に固定され
た第1固定板部と、第1固定板部に一体的に設けられた
1個または複数個の第1突出伝熱部とを備えている。第
1突出伝熱部は互いに平行に、または平行に沿って並設
することができる。第1突出伝熱部の数は特に限定され
るものではなく、数の上限は例えば500個、300
個、100個、50個、10個等にでき、数の下限は1
個、2個、5個等にできる。第1突出伝熱部は板状でも
良いし、突起状でも良い。 (形態3)放熱部材は、熱発電素子の放熱面に固定され
た第2固定板部と、第2固定板部に一体的に設けられた
1個または複数個の第2突出伝熱部とを備えている。第
2突出伝熱部は互いに平行に、または平行に沿って並設
することができる。第2突出伝熱部の数は特に限定され
るものではなく、数の上限は例えば500個、300
個、100個、50個、10個等にでき、数の下限は1
個、2個、5個等にできる。第2突出伝熱部は板状でも
良いし、突起状でも良い。 (形態4)放熱部材と吸熱部材との間において、熱発電
素子は1個、あるいは、直列または並列に接続されて複
数個配置されている。これにより熱発電の能力を高め得
る。直列に配置する熱発電素子の数は特に限定されるも
のではなく、例えば1個、あるいは、2個〜50個にで
きる。 (形態5)放熱部材及び吸熱部材の少なくとも一方は、
複数個の子突起をもつ。更に、子突起は子突起よりも小
さな複数個の孫突起をもつ。これにより放熱面積または
吸熱面積を一層増大できる。なお、少なくとも一方と
は、放熱部材及び吸熱部材の双方または一方という意味
である。 (形態6)放熱部材及び吸熱部材の少なくとも一方は、
複数個の微小突起または複数個の微小凹みの少なくとも
一方をもつ。これにより放熱面積または吸熱面積を一層
増大できる。 (形態7)放熱部材及び吸熱部材の少なくとも一方は、
一方に着脱可能に装着されるアタッチメント式の面積増
加部材を備えている。必要があれば、面積増加部材を放
熱部材または吸熱部材に装着すれば、放熱面積または吸
熱面積を増大できる。必要がなければ、面積増加部材を
取り外しておけばよい。 (形態8)放熱部材及び吸熱部材の少なくとも一方は、
放熱または吸熱の流体が流れる通路をもち、通路の通路
幅は、上流から下流に向かうにつれて小さくなるように
設定されている。これにより通路を流れる空気を放熱部
材の表面または吸熱部材の表面に効果的に接触させ得
る。 (形態9)放熱部材及び吸熱部材の少なくとも一方は、
多数個の穴をもつ。これにより放熱面積または吸熱面積
を増大できる。穴は貫通穴でも良いし、未貫通穴でも良
い。 (形態10)放熱部材及び吸熱部材の少なくとも一方の
内部には、放熱または吸熱の流体が流れる通路が形成さ
れている。なお本発明は上記した形態1〜形態10に限
定されるものではないことは勿論である。
【0007】
【実施例】(第1実施例)以下、第1実施例を図1を参
照して説明する。
【0008】この実施例は、互いに背向する平坦状の吸
熱面11と平坦状の放熱面12とをもつ熱発電素子1
と、熱発電素子1の吸熱面11に結合されて保持された
吸熱部材3と、熱発電素子1の放熱面12に結合されて
保持された放熱部材6とを具備している。結合にあたっ
ては接着剤層、半田付け、溶着等を採用できる。接着剤
層が用いられる場合には、必要に応じて、接着剤層は、
金属粉末や金属繊維等の熱伝導性が良好な熱伝導物質を
含むことができる。
【0009】熱発電素子1は、温度差で発電する熱発電
機能をもつ多数個の熱発電チップと、熱発電チップを保
持するセラミックス板10とで構成されている。セラミ
ックス板10間はシール部材でシールされている。セラ
ミックス板10は互いに背向する平坦な吸熱面11と平
坦な放熱面12とを備えている。熱発電チップは、吸熱
面11と放熱面12との間の温度差により発電する熱発
電機能をもつ。
【0010】吸熱部材3及び放熱部材6は、熱伝達率が
高い金属、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、
銅、銅合金、ステンレス鋼等の合金鋼、炭素鋼等のうち
の1種または2種以上で形成されている。
【0011】吸熱部材3は、熱発電素子1の吸熱面11
の表面積よりも大きい表面積をもつ吸熱面積・増加構造
とされている。具体的には、吸熱部材3は、熱発電素子
1の吸熱面11に接合されて固定された第1固定板部3
1と、第1固定板部31に一体的に互いにほぼ平行に並
設された複数個の板状をなす第1突出伝熱部33とを備
えている。この結果、吸熱部材3は、断面で、熱発電素
子1の反対側が開放された『コ』字形状が設けられた形
状とされている。
【0012】図1に示すように、第1固定板部31は熱
発電素子1の吸熱面11の面方向に沿っている。第1突
出伝熱部33は吸熱面11の面方向に対して交差する向
きに、つまり矢印P1方向に向けて突出している。第1
突出伝熱部33間は、加熱用流体が通過する加熱通路3
5とされている。加熱用流体としては、熱水、温水等の
加熱液体、加熱空気等の加熱気体、液相と気相とが共存
する霧等の共存媒体を必要に応じて採用できる。加熱通
路35は矢印X1方向に沿って延設されており、熱発電
素子1の長さ方向に沿って複数個並設されている。
【0013】放熱部材6は、熱発電素子1の放熱面12
の表面積よりも大きい表面積をもつ放熱面積・増加構造
とされている。具体的には、図1に示すように、放熱部
材6は、熱発電素子1の放熱面12に接合されて固定さ
れた第2固定板部61と、第2固定板部61に一体的に
互いにほぼ平行に並設された複数個の板状をなす第2突
出伝熱部63とを備えている。この結果、図1に示すよ
うに、放熱部材6は、断面で、熱発電素子1の反対側が
開放された『コ』字形状が設けられた形状とされてい
る。第2固定板部61は熱発電素子1の放熱面12の面
方向に沿っている。第2突出伝熱部63は放熱面12の
面方向に対して交差する向きに、つまり矢印P2方向に
沿って突出している。第2突出伝熱部63間は、冷却用
流体が通過する放熱通路65とされている。冷却用流体
としては、冷水等の冷却液体、空気等の冷却気体、液相
と気相とが共存する霧等の共存媒体を必要に応じて採用
できる。
【0014】図1に示すように、放熱通路65は吸熱通
路35と同じ方向つまり矢印X1方向に沿って延設され
ており、熱発電素子1の長さ方向に沿って複数個並設さ
れている。
【0015】本実施例においては、図1に示すように、
放熱部材6の第2固定板部61のサイズM2は、吸熱部
材3の第1固定板部31のサイズM1よりも増加してい
る。更に、放熱部材6の第2突出伝熱部63の数は、吸
熱部材3の第1突出伝熱部33の数よりも増加してい
る。この結果、放熱部材6の放熱面積をSAとし、吸熱
部材3の吸熱面積をSBとすると、放熱面積SAは吸熱
面積SBよりも大きく設定されている(SA>SB)。
これにより放熱能力が高まり、放熱側と吸熱側との間の
必要温度差が一層確保され易くなり、熱発電効果を高め
得る。
【0016】以上の説明から理解できるように本実施例
においては、放熱部材6により放熱面積が増加している
と共に、吸熱部材3により吸熱面積が増加している。こ
のため熱発電素子1本来の放熱量及び吸熱量よりも、放
熱量及び吸熱量が増加しており、これにより放熱側と吸
熱側との必要温度差が確保され易くなり、良好な熱発電
量が確保される。
【0017】図1に示すように、本実施例のような吸熱
部材3は複数個の第1突出伝熱部33が同じ向きである
ため、押し出し品で廉価に形成できる。同様に図1に示
すように、放熱部材6は複数個の第2突出伝熱部63が
同じ向きであるため、押し出し品で廉価に形成できる。
但し、押し出し品に限定されるものではなく、半田付け
品、溶接品、ダイキャスト品、鋳造品、鍛造品でも良い
ことは勿論である。
【0018】(第2実施例)図2に示す第2実施例は第
1実施例と基本的には同様の構成をもち、同様の作用効
果を奏する。以下、相違する部分を中心として説明す
る。図2に示すように、放熱部材6と吸熱部材3との間
において、熱発電素子1は直列に複数個積層されてお
り、熱発電性能が高められている。
【0019】(第3実施例)図3に示す第3実施例は第
1実施例と基本的には同様の構成をもち、同様の作用効
果を奏する。以下、相違する部分を中心として説明す
る。図3に示すように、放熱部材6の放熱通路65の向
きと、吸熱部材3の吸熱通路35の向きとは異なる。即
ち、吸熱部材3の第1突出伝熱部33及び吸熱通路35
は、矢印X1方向に沿って延設されている。しかし放熱
部材6の第2突出伝熱部63及び放熱通路65は、矢印
X1方向と直行する方向である矢印Y1方向に沿って延
設されている。なお第3実施例においても、熱発電素子
1は、熱発電性能を高めるために直列または並列に複数
個積層配置することができる。なお直列に配置した場合
には、得られる電圧が増加し、並列に配置した場合に
は、得られる電流が増加できる。
【0020】(第4実施例)図4に示す第4実施例は第
1実施例と基本的には同様の構成をもち、同様の作用効
果を奏する。以下、相違する部分を中心として説明す
る。図4に示すように、本実施例においては、放熱部材
6は多数個の放熱用の微小な突起70をもつ。吸熱部材
3は多数個の吸熱用の微小な突起71をもつ。これによ
り放熱面積、吸熱面積が増加しており、熱発電機能が高
める。なお第4実施例においても、熱発電素子1は、熱
発電性能を高めるために並列または直列に複数個積層配
置することができる。
【0021】(第5実施例)図5に示す第5実施例は第
1実施例と基本的には同様の構成をもち、同様の作用効
果を奏する。以下、相違する部分を中心として説明す
る。図5に示すように、本実施例においては、放熱部材
6の第2突出伝熱部63には複数個の子突起73が形成
されており、放熱面積が増加している。図5に示すよう
に、吸熱部材3の第1突出伝熱部33には複数個の子突
起74が形成されており、吸熱面積が増加している。放
熱部材6は外面6pをもつ。吸熱部材3は外面3pをも
つ。なお第5実施例においても、熱発電素子1は、熱発
電性能を高めるために直列または並列に複数個積層配置
することができる。
【0022】(第6実施例)図6に示す第6実施例は第
1実施例と基本的には同様の構成をもち、同様の作用効
果を奏する。以下、相違する部分を中心として説明す
る。本実施例においては、図6に示すように、放熱部材
6の第2突出伝熱部63には複数個の子突起76が形成
されている。更に子突起76には、子突起76よりも微
小な複数個の孫突起77が形成されている。
【0023】特に図示はしないものの、吸熱部材には複
数個の子突起が形成されていると共に、子突起には子突
起よりも微小な孫突起が形成されている。なお第5実施
例においても、熱発電素子1は、熱発電性能を高めるた
めに直列または並列に複数個積層することができる。
【0024】(第7実施例)図7に示す第7実施例は第
1実施例と基本的には同様の構成をもち、同様の作用効
果を奏する。以下、相違する部分を中心として説明す
る。本実施例においては、図7に示すように、放熱部材
6は、着脱可能に装着されるアタッチメント式の面積増
加部材80を備えている。面積増加部材80は複数個の
放熱フィン部80cをもち、ねじに83より放熱部材6
に密着されて取り付けられている。更に、放熱部材6に
アタッチメント式の面積増加部材80を密着させるバネ
力を発揮すると共に爪部84cをもつバネ部材84が設
けられている。バネ部材84は、面積増加部材80を取
り付ける取付手段として機能できる。アタッチメント式
の面積増加部材80は取り外せば、清掃が容易となる。
なお、図示はしないものの、吸熱部材3に、着脱可能に
装着されるアタッチメント式の面積増加部材を設けるこ
ともできる。なお第7実施例においても、熱発電素子1
は、熱発電性能を高めるために直列または並列に複数個
積層配置することができる。
【0025】(第8実施例)図8に示す第8実施例は第
1実施例と基本的には同様の構成をもち、同様の作用効
果を奏する。以下、相違する部分を中心として説明す
る。図8に示すように、放熱部材6には、冷却用流体が
通過する複数個の冷却通路90が貫通状態に内蔵されて
いる。冷却通路90は供給通路92xを介して冷却用流
体供給源92につながっている。これにより放熱能力を
増加できる。冷却用流体としては、冷水等の冷却液体、
空気等の冷却気体、液相と気相とが共存する霧等の共存
媒体を必要に応じて採用できる。冷却通路90の通路幅
である内径Dは、上流から下流に向かうにつれて次第に
小さくなるように設定されている。これにより冷却通路
90を流れる冷却用流体を、冷却通路90の内壁面90
kに効果的に接触させ得る。よって放熱性を向上させ得
る。
【0026】(第9実施例)図9に示す第9実施例は第
1実施例と基本的には同様の構成をもち、同様の作用効
果を奏する。以下、相違する部分を中心として説明す
る。図9に示すように、放熱部材6には、冷却用流体が
通過する複数個の冷却通路90が貫通状態に内蔵されて
いる。冷却通路90は供給通路92xを介して冷却用流
体供給源92につながっている。これにより放熱能力を
増加できる。吸熱部材3には、加熱用流体が通過する複
数個の加熱通路94が貫通状態に内蔵されている。加熱
通路94は供給通路96xを介して加熱用流体供給源9
6につながっている。
【0027】冷却通路90を流れる冷却用流体として
は、冷水等の冷却液体、空気等の冷却気体、液相と気相
とが共存する霧等の共存媒体を必要に応じて採用でき
る。加熱通路94を流れる加熱用流体としては、熱水、
温水等の加熱液体、加熱空気等の加熱気体、液相と気相
とが共存する霧等の共存媒体を必要に応じて採用でき
る。
【0028】そのほか、本発明は上記し且つ図面に示し
た各実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱
しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。
【0029】(付記)本明細書及び図面から次の技術的
思想も把握できる。 (付記項1)吸熱面と放熱面とをもち前記吸熱面と前記
放熱面との間の温度差により熱発電機能を発揮する熱発
電素子と、前記熱発電素子の吸熱面に設けられた吸熱部
材と、前記熱発電素子の放熱面に設けられた放熱部材と
を具備しており、前記吸熱部材は、前記熱発電素子の吸
熱面の表面積よりも大きい表面積をもつ吸熱面積・増加
構造とされていることを特徴とする熱発電素子装置。 (付記項2)吸熱面と放熱面とをもち前記吸熱面と前記
放熱面との間の温度差により熱発電機能を発揮する熱発
電素子と、前記熱発電素子の吸熱面に設けられた吸熱部
材と、前記熱発電素子の放熱面に設けられた放熱部材と
を具備しており、前記放熱部材は、前記熱発電素子の吸
熱面の表面積よりも大きい表面積をもつ放熱面積・増加
構造とされていることを特徴とする熱発電素子装置。 (付記項3)請求項2〜10の記載内容を限定した付記
項1,2に係る熱発電素子装置。 (付記項4)付記項1〜3において、前記吸熱部材は、
前記熱発電素子の吸熱面に接合されて固定された第1固
定板部と、前記第1固定板部に一体的に設けられた1個
または複数個の第1突出伝熱部とを備えていることを特
徴とする熱発電素子装置。 (付記項5)付記項1〜4において、前記放熱部材は、
前記熱発電素子の放熱面に接合されて固定された第2固
定板部と、前記第2固定板部に一体的に設けられた1個
または複数個の第2突出伝熱部とを備えていることを特
徴とする熱発電素子装置。 (付記項6)吸熱面と放熱面とをもち前記吸熱面と前記
放熱面との間の温度差により熱発電機能を発揮する熱発
電素子に装備される放熱部材であって、前記放熱部材
は、前記熱発電素子の放熱面に接合されて固定される固
定板部と、前記固定板部に一体的に設けられた複数個の
突出伝熱部とを備えていることを特徴とする熱発電素子
装置用の放熱部材。このような放熱部材は押し出し品で
廉価に形成できる。 (付記項7)吸熱面と放熱面とをもち前記吸熱面と前記
放熱面との間の温度差により熱発電機能を発揮する熱発
電素子に装備される吸熱部材であって、前記吸熱部材
は、前記熱発電素子の吸熱面に接合されて固定される固
定板部と、前記固定板部に一体的に設けられた1個また
は複数個の突出伝熱部とを備えていることを特徴とする
熱発電素子装置用の吸熱部材。このような吸熱部材は押
し出し品で廉価に形成できる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、放熱部材により放熱面
積、吸熱部材により吸熱面積が確保されため、熱発電効
果を高めることができる。殊に、放熱部材の放熱面積が
吸熱部材の吸熱面積よりも大きい場合には、放熱側と吸
熱側との必要温度差を確保するのに一層有利となり、熱
発電効果を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱発電素子装置の斜視図である。
【図2】他の例に係り、熱発電素子装置の斜視図であ
る。
【図3】他の例に係り、熱発電素子装置の斜視図であ
る。
【図4】他の例に係り、熱発電素子装置の斜視図であ
る。
【図5】他の例に係り、熱発電素子装置の正面図であ
る。
【図6】他の例に係り、熱発電素子装置の要部の正面図
である。
【図7】他の例に係り、一部断面にして示す熱発電素子
装置の正面図である。
【図8】他の例に係り、熱発電素子装置の正面図であ
る。
【図9】他の例に係り、熱発電素子装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
図中、1は熱発電素子、11は吸熱面、12は放熱面、
3は吸熱部材、6は放熱部材を示す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸熱面と放熱面とをもち前記吸熱面と前記
    放熱面との間の温度差により熱発電機能を発揮する熱発
    電素子と、前記熱発電素子の吸熱面に設けられた吸熱部
    材と、前記熱発電素子の放熱面に設けられた放熱部材と
    を具備しており、 前記吸熱部材は、前記熱発電素子の吸熱面の表面積より
    も大きい表面積をもつ吸熱面積・増加構造とされてお
    り、 前記放熱部材は、前記熱発電素子の放熱面の表面積より
    も大きい表面積をもつ放熱面積・増加構造とされている
    ことを特徴とする熱発電素子装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記放熱部材の放熱面
    積は前記吸熱部材の吸熱面積よりも大きく設定されてい
    ることを特徴とする熱発電素子装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記吸熱部材
    は、前記熱発電素子の吸熱面に固定された第1固定板部
    と、前記第1固定板部に一体的に設けられた1個または
    複数個の第1突出伝熱部とを備えていることを特徴とす
    る熱発電素子装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の少なくとも一項において、
    前記放熱部材は、前記熱発電素子の放熱面に固定された
    第2固定板部と、前記第2固定板部に一体的に設けられ
    た1個または複数個の第2突出伝熱部とを備えているこ
    とを特徴とする熱発電素子装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の少なくとも一項において、
    前記放熱部材と前記吸熱部材との間に、前記熱発電素子
    は1個または直列に複数個積層配置されていることを特
    徴とする熱発電素子装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の少なくとも一項において、
    前記放熱部材及び前記吸熱部材の少なくとも一方は、複
    数個の子突起をもつことを特徴とする熱発電素子装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜5の少なくとも一項において、
    前記放熱部材及び前記吸熱部材の少なくとも一方は、複
    数個の子突起をもち、各前記子突起は前記子突起よりも
    小さな複数個の孫突起をもつことを特徴とする熱発電素
    子装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜5の少なくとも一項において、
    前記放熱部材及び前記吸熱部材の少なくとも一方は、複
    数個の微小突起または微小凹みをもつことを特徴とする
    熱発電素子装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8の少なくとも一項において、
    前記放熱部材及び前記吸熱部材の少なくとも一方には、
    着脱可能に装着されるアタッチメント式の面積増加部材
    が設けられていることを特徴とする熱発電素子装置。
  10. 【請求項10】請求項1〜9の少なくとも一項におい
    て、前記放熱部材及び前記吸熱部材の少なくとも一方の
    内部には、放熱または吸熱の流体が流れる通路が形成さ
    れていることを特徴とする熱発電素子装置。
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