JP2001284556A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

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JP2001284556A JP2000099047A JP2000099047A JP2001284556A JP 2001284556 A JP2001284556 A JP 2001284556A JP 2000099047 A JP2000099047 A JP 2000099047A JP 2000099047 A JP2000099047 A JP 2000099047A JP 2001284556 A JP2001284556 A JP 2001284556A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子分離絶縁膜の埋め込みアスペクトを小さ
くしてメモリセルの素子分離幅を小さくするとともに加
工制御性に優れた、低コスト高密度の不揮発性半導体記
憶装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 不揮発性半導体記憶セルの電荷蓄積層
(27、47、67)を少なくとも2層の導電層(2
5,26,45,46,65,66)からなる積層構造
とし、最下層の導電層の端面位置は素子分離領域の端部
位置と一致し、最上層の導電層は最下層の導電層と同じ
幅あるいは広幅となっている。第1の導電層は薄いため
埋め込みアスペクトが低減され、第2の導電層は制御ゲ
ート(29、49、69、88)との間の容量を所望の
値にするために必要な膜厚とする。最上層は素子分離領
域と自己整合的に形成することができる。また最上層の
幅を広げるために等方エッチングを用いることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置に係わり、特に高密度、高集積化に適した半導体
メモリセル構造とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気的にデータの書き換えが可能で高密
度化、大容量化に適した不揮発性半導体記憶装置として
フラッシュメモリが良く知られている。特に、電荷蓄積
層と制御ゲートの積層ゲート構造を持つMOSトランジ
スタ構造のメモリセルが広く用いられている。
【0003】図15は浅溝素子分離(Shallow Trench I
solation : STI)構造を含むメモリセルの第1の従
来例を示しており、図15(a)は平面図であり、図1
5(b)はそのA−A’断面図である。
【0004】p型シリコン基板あるいはpウエル1に素
子分離用トレンチ溝2が形成され、このトレンチ溝内部
には素子分離用絶縁材料、例えば2酸化シリコン材が埋
め込まれている。このような素子分離された基板上の素
子領域(チャネル領域)8全面にトンネル電流が流れ得
る薄いトンネル絶縁膜4が形成され、この上に電荷蓄積
層5が形成され、この上にさらにゲート間絶縁膜6を介
して制御ゲート7が形成されている。また、図15
(b)から、電荷蓄積層5の下面の一部5aがトレンチ
溝2に沿う形で下方に突出していることが観察される。
【0005】図16は図15で示したSTIセル構造を
得るための製造工程を示す工程別断面図である。
【0006】まず、図16(a)に示すように、半導体
基板1上にダミー絶縁膜10を形成してさらにフォトレ
ジスト等のマスク材11を堆積し、フォトリソグラフィ
により素子分離領域のマスク材11、ダミー絶縁膜10
及び半導体基板1をその側端部が揃うようにエッチング
除去してトレンチ溝2を形成する。
【0007】次に、適当な酸化条件を用いて熱酸化を行
いトレンチ側壁の表面を酸化する。この時、マスク材は
酸化に対してもマスクの役割を果たし、かつダミー絶縁
膜部に形成されるいわゆるバーズビークがトレンチ側壁
に形成される酸化膜よりも厚く形成されるため、トレン
チ側端部は角が取れ、丸められる。
【0008】続いて半導体基板全面上に素子分離絶縁膜
を堆積してトレンチ溝2内に素子分離絶縁膜3を充填
し、ドライエッチングによるエッチバックあるいは化学
的研磨(CMP)による表面研磨によって素子分離用絶
縁膜3の上面を平坦化するととともにマスク材11の上
面を露出させる(図16(b))。
【0009】次に、マスク材11及びダミー酸化膜10
をドライエッチング及び薬品処理によるウェットエッチ
ングによって剥離し、続いてトンネル絶縁膜4、電荷蓄
積層5を堆積する(図16(c))。
【0010】次にリソグラフィによるパターン形成によ
って電荷蓄積層7は素子分離領域上でスリット状に切断
され、続いてゲート間絶縁膜6及び制御ゲート7を堆積
し、パターニングによりゲート加工を行ってセル構造を
完成させる。(図16(d))。
【0011】次に、電荷蓄積層5の下面の一部5aがト
レンチ溝2に沿うように下方に突出した形状をなしてい
る理由を、このメモリセルの動作とともに説明する。
【0012】このようなトンネル酸化膜を有するメモリ
セルのデータ書き換えは、電荷蓄積層5と半導体基板1
間の電荷授受によって電荷蓄積層5内に蓄積する電荷量
を変調することで行う。一般に電荷注入あるいは電荷放
出の少なくともいずれか一方はトンネル絶縁膜4のFN
(Fowler-Nordheim)トンネリング現象を利用する。すな
わち、電荷蓄積層5と半導体基板1間に10MV/cm
以上の高電界を印加して半導体基板1から電荷蓄積層5
へあるいは電荷蓄積層5から半導体基板1へ電子を放出
させる。この際、電荷蓄積層5は完全にフローティング
状態であるため、電荷蓄積層5内の電荷はデータ書き換
えを行わない限り変化しない。
【0013】この電荷蓄積層5に高電圧を印加するため
には制御ゲート7に電圧を印加して制御ゲート7と電荷
蓄積層5とを容量結合させる必要がある。しかしなが
ら、制御ゲート7に印加する電圧が高いと印加電圧を発
生させる昇圧回路や入出力スイッチ回路等を構成するト
ランジスタの各種耐圧をそれ以上に高くする必要がある
ため素子面積が増加してしまうという問題がある。
【0014】一方、トンネル絶縁膜4を介した電荷蓄積
層5と半導体基板1間の容量をC1、ゲート間絶縁膜6
を介した電荷蓄積層5と制御ゲート7間の容量をC2と
すれば、トンネル絶縁膜4に印加される電圧Vfgは制
御ゲート電圧Vcgを用いて以下の式で表される。
【0015】Vfg=C2/(C1+C2)Vcg この式から制御ゲート7に印加する電圧を低電圧化する
ためにはC2を大きくすること、つまり、ゲート間絶縁
膜6を介した制御ゲート7と電荷蓄積層5間の容量を大
きくすることが有効であることがわかる。したがって、
制御ゲート7と電荷蓄積層5の対向面積を大きくすれば
良く、前述したように、電荷蓄積層5を素子領域から素
子分離領域に向かって突出した形状とすることによりこ
の要求を満たすことができる。
【0016】このような第1の従来例に示したメモリセ
ル構造には大きく2つの問題点がある。
【0017】第1の問題点は素子分離幅の微細化が非常
に困難であることである。電荷蓄積層5を素子分離領域
上でスリット状に切断するためには素子領域や素子分離
領域の幅よりも微細な加工が必要となるため、メモリセ
ルの素子分離寸法が上記のスリット加工によって決定さ
れてしまうこととなる。一般にスリット加工はリソグラ
フィ技術を用いて行うが、スリット加工を素子分離領域
上で行うためにはスリットパターンがリソグラフィ工程
で合わせずれが生じても下層の素子領域とパターンが重
ならないように合わせ余裕を含めてパターン配置をする
必要がある。従って、たとえスリットパターンそのもの
を素子分離幅に比べて細いパターンに開口出来る場合で
も素子分離幅は広がってしまう。つまり、電荷蓄積層を
リソグラフィ技術を用いてスリット加工する従来例のメ
モリセル構造では素子分離幅の微細化が困難であると言
える。
【0018】第2の問題点は素子領域幅の微細化が非常
に困難であることである。従来例で示したメモリセル構
造の場合、ダミー絶縁膜をウェットエッチングで剥離す
る際にトレンチ側端部が一部分露出する可能性がある。
そのため、先に述べた様にトレンチ側端部にトンネル絶
縁膜を介して電荷蓄積層間に寄生MOSキャパシタが形
成される。寄生MOSキャパシタ部はトレンチ側端部の
丸め量が少ない場合にはメモリセルのトランジスタ特性
においてサブスレッシホールド領域にキンク特性を発生
させてカットオフ特性を著しく悪化させる。また、制御
ゲートに高電圧を印加してFNトンネリング電子注入に
よるデータ書き込みを行う際には、寄生MOSキャパシ
タにゲート電界が集中してトンネル絶縁膜の絶縁破壊を
引き起こす。
【0019】これを抑制するためにはトレンチ側端部の
丸めをさらに多く行う必要があるが、丸め酸化を大量に
行うことは先に述べたバーズビークをトレンチ側端部に
形成させるため、素子領域幅がトレンチ形成時に比べて
著しく狭くなる。そのため、素子領域を所望の幅に形成
するためには、パターン上は丸め酸化で目減りする分を
考慮して幅を広くしなければならない。また、バーズビ
ーク量が増えるとバーズビーク量のばらつきが大きくな
るため、微細な素子寸法を正確に制御することが非常に
困難となる。
【0020】このように、第1の従来例に示したSTI
メモリセル構造では素子分離幅及び素子領域幅の微細化
が非常に困難であるという問題がある。
【0021】図17は上記の問題点を解決するSTIセ
ル構造の一つとして特開平10−017948において
提案されている第2の従来例のSTI構造を示してお
り、図17(a)は平面図、図17(b)はそのB−
B’断面図である。
【0022】p型シリコン基板あるいはpウエル1に素
子分離用トレンチ溝2が形成されトレンチ溝内部に素子
分離用絶縁材料3、例えば2酸化シリコン材が埋め込ま
れている。このような素子分離された基板上のチャネル
領域全面にトンネル電流が流れ得る薄いトンネル絶縁膜
4が形成され、この上に電荷蓄積層12が形成されてお
り、電荷蓄積層12の側端部は素子分離領域の端部と一
致している。素子分離絶縁膜3は電荷蓄積層12と接し
ており、電荷蓄積層12と制御ゲート14間の容量を高
めるため、電荷蓄積層12の側面の一部は露出してゲー
ト間絶縁膜13を介して制御ゲート14と面している。
制御ゲート14及び電荷蓄積層12は側端部位置が揃う
ように垂直方向に自己整合的に加工されており、ゲート
間にはn型拡散層9が形成されている。
【0023】図18は図17で示したSTIセル構造を
得るための製造工程を示す工程別断面図である。
【0024】半導体基板1上にトンネル絶縁膜4を介し
て電荷蓄積層となる導電材12とマスク材15を堆積す
る。素子分離領域のマスク材15、導電材12、トンネ
ル絶縁膜4及び半導体基板1をその側端部位置が一致す
るようにエッチング除去してトレンチ溝2を形成する
(図18(a))。
【0025】適当な酸化条件を用いて熱酸化を行ってト
レンチ側壁の表面を酸化処理してから素子分離用絶縁膜
3を堆積し、ドライエッチングによるエッチバックある
いは化学的研磨(CMP)による表面研磨によって、素
子分離用絶縁膜3の上面を平坦化するとともにマスク材
15の上面を露出させる。(図18(b))この状態で
素子分離用絶縁膜3をさらにエッチバックして電荷蓄積
層12の側面の一部を露出させ、続いてマスク材15を
剥離する。(図18(c))続いてゲート間絶縁膜13
及び制御ゲート14を堆積し、パターニングによるゲー
ト加工を行ってセル構造を完成させる。(図18
(d))この第2の従来例で示しているSTIセル構造
では、トレンチ溝形成前にトンネル絶縁膜及び電荷蓄積
層を堆積して、その後にトレンチ溝形成と素子分離絶縁
膜の埋め込みを行っているため、第1の従来例で示した
STIセル構造と異なりダミー絶縁膜を用いる必要がな
く、トレンチ側端部が露出することがない。このため、
素子領域幅の微細化に適している。
【0026】さらに、電荷蓄積層が素子分離領域で完全
に分離されているため電荷蓄積層を素子分離領域上でス
リット状に切断する必要がない。このため、素子分離領
域幅を微細化することが可能となる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一方で
は、第2の従来例で示したSTIセル構造では素子分離
用絶縁膜をトレンチ溝に埋め込む際に埋め込みアスベク
トが高くなるため、素子分離領域幅を微細化できないと
いう問題がある。前述したように、第1の従来例のST
Iセル構造では電荷蓄積層の一部を分素子分離絶縁膜に
沿って突出させ、制御ゲートとの対向面積を大きくして
いたが、この第2の従来例のSTIセル構造では電荷蓄
積層の側面の一部で制御ゲートとの対向面積を得てい
る。そのため、電荷蓄積層の膜厚は制御ゲートと対向す
る領域を必要とする分だけ厚くする必要がある。
【0028】素子分離用絶縁膜をボイド(穴)無しに埋
め込むことができるアスペクト比が2であるとし、例え
ば、トレンチ溝の深さを0.3μmとし電荷蓄積層の膜
厚を0.15μmとした場合について考える。マスク材
の膜厚を0.1μmとして埋め込み可能な素子分離幅は
0.275μmである。これに対して、第1の従来例で
示したSTIセル構造では埋め込み時に電荷蓄積層が挟
まっていないのでアスペクトが低く、素子分離幅0.2
μmまで埋め込むことが出来る。これに対し、第2の従
来例のSTIセル構造では、電荷蓄積層のスリット加工
ではなく、素子分離用絶縁膜の埋め込みによって素子分
離幅が制限されてしまう。
【0029】以上の様に従来のSTIセル構造を有する
不揮発性半導体記憶装置では素子領域幅及び素子分離幅
の微細化が困難であり、メモリセルの微細化が制限され
るという問題がある。
【0030】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、素子分離絶縁膜の埋め込みアスペクトを小さくして
メモリセルの素子分離幅を小さくすることが可能な高密
度不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、半導体基板上に一方向に延在して設けられた複数
のトレンチ溝と、前記トレンチ溝内に素子分離絶縁膜が
埋設された素子分離領域と、前記素子分離領域によって
それぞれ電気的に分離された複数の半導体領域と、前記
半導体領域上に第1のゲート絶縁膜を介して形成された
電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層上に第2のゲート絶縁膜
を介して形成された制御ゲートとを有するメモリセルが
複数個接続されてセルアレイを構成している不揮発性半
導体記憶装置において、前記電荷蓄積層は2層以上の導
電層の積層構造となっており、そのうちの最下層の導電
層の側端部位置が前記トレンチ溝壁位置と一致し、最上
層の導電層の幅は、最下層の導電層の幅と同じあるいは
広く、前記素子分離絶縁膜の上面と前記電荷蓄積層の最
上層の上面とが一致していることを特徴とする。
【0032】この不揮発性半導体記憶装置では、電荷蓄
積層が2層以上の導電層の積層構造となっており、最下
層の導電層の側端部位置がトレンチ溝壁位置と一致して
いるので、トレンチ溝の上端部に寄生MOSトランジス
タが形成されることがないため、素子領域幅を縮小で
き、素子を微細化できる。
【0033】また、電荷蓄積層の最下層よりも最上層の
幅が広くなっていることにより、電荷蓄積層と制御ゲー
ト間の容量を増加させることができる。
【0034】前記素子分離用絶縁膜の上面の高さ位置は
前記電荷蓄積層の最上面の高さ位置と一致すると良い。
【0035】これにより、制御ゲートと電荷蓄積層間の
絶縁膜を安定して形成できる。また、このような平坦化
により、制御ゲートと電荷蓄積層間の対向面積のばらつ
きを抑制でき、セル特性を均一化させることができる。
【0036】本発明の第2の観点によれば、半導体基板
上に一方向に延在して設けられた複数のトレンチ溝と、
前記トレンチ溝内に素子分離絶縁膜が埋設された素子分
離領域と、前記素子分離領域によってそれぞれ電気的に
分離された複数の半導体領域と、前記半導体領域上に第
1のゲート絶縁膜を介して形成された電荷蓄積層と、前
記電荷蓄積層上に第2のゲート絶縁膜を介して形成され
た制御ゲートとを有するメモリセルが複数個接続されて
セルアレイを構成している不揮発性半導体記憶装置にお
いて、前記電荷蓄積層は2層以上の導電層の積層構造と
なっており、そのうちの最下層の導電層の側端部位置が
前記トレンチ溝壁位置と一致し、最上層の導電層の幅
は、最下層の導電層の幅と同じあるいは広く、前記素子
分離用絶縁膜の上面は、前記電荷蓄積層の最上層の下面
と上面との間の範囲に位置していることを特徴とする。
【0037】この不揮発性半導体記憶装置では、電荷蓄
積層が2層以上の導電層の積層構造となっており、最下
層の導電層の側端部位置がトレンチ溝壁位置と一致して
いるので、トレンチ溝の上端部に寄生MOSトランジス
タが形成されることがないため、素子領域幅を縮小で
き、素子を微細化できる。また、電荷蓄積層の最下層よ
りも最上層の幅が広くなっていることにより、電荷蓄積
層と制御ゲート間の容量を増加させることができる。さ
らに、素子分離用絶縁膜の上面が前記電荷蓄積層の最上
層の下面と上面との間の範囲に位置することにより電荷
蓄積層の最上層の側壁の一部にも容量を形成できる。
【0038】前記電荷蓄積層に含まれる最上層の導電層
は前記素子分離領域に対して自己整合的に形成されてい
ると良い。
【0039】このような自己整合構造では素子分離幅を
縮小でき、素子を微細化できる。
【0040】前記電荷蓄積層に含まれる最上層の導電層
と最下層の導電層とは、電気的に接続されて短絡状態あ
るいは同電位となっていると良い。
【0041】これにより、電荷蓄積層内の電位を一定に
でき、各メモリセル間の特性のばらつきを低減できる。
【0042】前記電荷蓄積層に含まれる最上層の導電層
の膜厚は、最下層の導電層の膜厚と同じあるいは厚いこ
とが好ましい。
【0043】最下層が薄いことにより素子分離用絶縁膜
の埋め込みアスペクトを小さくでき、最上層が厚いこと
により薄い膜厚を用いた場合でも十分な膜厚を確保し、
良好な電荷蓄積能力を得ることができる。
【0044】前記電荷蓄積層の上面、前記素子分離用絶
縁膜の上面、および前記電荷蓄積層の最上層の側面であ
って前記素子分離用絶縁膜の上面から前記最上層の上面
に至る面には前記第2の絶縁膜が形成され、この第2の
絶縁膜の上には前記制御ゲートが形成されていることが
好ましい。
【0045】この構成により、電荷蓄積層の最上層の側
壁の一部にも容量を形成できるため、全体の容量を増加
でき、データの書き換え時に制御ゲートに印加する電圧
を低減することができる。
【0046】前記トレンチ溝に埋められた素子分離用絶
縁膜の上面と前記電荷蓄積層の最上面との段差がセルア
レイ内でほぼ一定であると良い。
【0047】これにより、セルの特性が安定化する。
【0048】前記セルアレイ内に前記メモリセルと同一
積層ゲート構造を有するスイッチング用の選択トランジ
スタを含むことが好ましい。
【0049】これにより、メモリセルの製造工程で選択
トランジスタを形成できる。
【0050】前記不揮発性半導体記憶装置は、トランジ
スタをさらに有し、前記トランジスタは前記半導体基板
上に第3のゲート絶縁膜を介して形成された第1のゲー
ト電極と、前記第1のゲート電極に接触して形成された
第2のゲート電極とを含むと良い。
【0051】これにより、メモリセルを駆動する周辺の
トランジスタをメモリセルに類似する積層ゲート構造と
することができ、ゲート加工時の段差を減少させること
ができる。
【0052】前記トランジスタは、前記第3のゲート絶
縁膜が膜厚の異なる少なくとも2種類の膜を含む層とし
て構成され、前記トランジスタのうちの高耐圧用途のも
のは前記第3のゲート絶縁膜が前記第1のゲート絶縁膜
よりも厚く、前記トランジスタのうち低電圧用途のもの
は前記第3のゲート絶縁膜が前記第1のゲート絶縁膜と
同一膜厚か薄いことが好ましい。
【0053】これにより、センスアンプを構成する低電
圧駆動の高速トランジスタと昇圧回路や入出力スイッチ
を構成する高電圧駆動の高耐圧トランジスタを構成する
ことができ、単一電源で動作可能な不揮発性半導体記憶
装置を実現できる。
【0054】前記第1のゲート電極は前記電荷蓄積層と
同様の電気的に接続された2層以上の導電層で形成さ
れ、前記第1のゲート電極を構成する最下層の導電層の
前記素子分離領域と接する側端部の位置が、前記トレン
チ溝壁の位置と一致していることが好ましい。
【0055】これにより、トランジスタを構成するゲー
ト電極をメモリセルの電荷蓄積層および制御ゲートと同
じ積層構造とすることができるので、製造工程を簡略化
できる。
【0056】前記第1のゲート電極を構成する複数の導
電層は、前記メモリセルの前記電荷蓄積層を構成する導
電複数の導電層と同一材料から構成され、前記第2のゲ
ート電極は前記メモリセルの前記制御ゲートと同一材料
から構成されていることと良い。
【0057】この構成によっても、トランジスタを構成
するゲート電極をメモリセルの電荷蓄積層および制御ゲ
ートと同じ積層構造とすることができるので、製造工程
を簡略化できる。
【0058】前記メモリセルアレイ内の前記トレンチ溝
に埋められた素子分離用絶縁膜の上面と前記電荷蓄積層
最上面の段差は、前記トランジスタが含まれる回路部内
の前記トレンチ溝に埋められた素子分離用絶縁膜の上面
と前記第1のゲート電極最上面の段差よりも小さいこと
が好ましい。
【0059】この構成は、トランジスタ部では第2のゲ
ート絶縁膜を剥離する工程で素子分離絶縁膜の厚さが減
少するので、素子分離絶縁膜をエッチバックして電荷蓄
積層の側面を露出させる場合、全面エッチバックで行う
ことが可能となるので工程の簡略化を図ることができ
る。
【0060】また、本発明の第3の観点による不揮発性
半導体記憶装置によれば、半導体基板上に一方向に延在
して設けられたトレンチ溝内に素子分離絶縁膜が埋設さ
れた複数の素子分離領域と、前記素子分離領域によって
それぞれ電気的に分離された複数の半導体領域と、前記
半導体領域上に第1のゲート絶縁膜を介して形成され
た、2層以上の導電層の積層構造よりなる電荷蓄積層
と、前記電荷蓄積層上に第2のゲート絶縁膜を介して形
成された制御ゲートとを有するメモリセルが複数個接続
されてセルアレイを構成している不揮発性半導体記憶装
置において、隣接する前記素子分離領域側端部間の距離
をX1、隣接する前記電荷蓄積層のうちの最下層側端間
の距離をY、その最上層側端間の距離をX2としたと
き、 Y>X1≧X2 の関係にあるので、電荷蓄積層の最下層よりも最上層の
幅が広くなることにより、電荷蓄積層と制御ゲート間の
容量を増加させることができる。
【0061】本発明の第4の観点による不揮発性半導体
記憶装置の製造方法によれば、半導体基板上に第1のゲ
ート絶縁膜を形成する工程と、前記第1のゲート絶縁膜
上に電荷蓄積層の最下層となる第1の導電層を形成する
工程と、前記第1の導電層上にマスク材を形成する工程
と、前記マスク材、前記第1の導電層、前記第1のゲー
ト絶縁膜、前記半導体基板をその側端部位置が一致する
ようにエッチングしてトレンチ溝を形成する工程と、少
なくとも前記トレンチ溝側壁、前記第1の導電層側壁表
面を酸化処理する工程と、素子分離用絶縁膜を堆積して
トレンチ溝を埋め込む工程と、前記素子分離用絶縁膜を
平坦化して前記マスク材上面を露出させる工程と、前記
マスク材をはく離して第1の導電層上面を露出させる工
程と、半導体基板上に電荷蓄積層の最上層となる第2の
導電層を堆積する工程と、この第2の導電層を平坦化
し、その上面が前記素子分離用絶縁膜上面と同一平面と
なるようにする工程と、前記第2の導電層および前記素
子分離用絶縁膜上に第2のゲート絶縁膜を形成する工程
と、前記第2のゲート絶縁膜上に制御ゲート材を堆積す
る工程と、堆積された制御ゲート材を所定形状に加工す
る工程と、を備えているので、請求項1にかかる不揮発
性半導体記憶装置を安定して製造することができる。
【0062】本発明の第5の観点による不揮発性半導体
記憶装置の製造方法によれば、半導体基板上に第1のゲ
ート絶縁膜を形成する工程と、前記第1のゲート絶縁膜
上に電荷蓄積層の最下層となる第1の導電層を形成する
工程と、前記第1の導電層上にマスク材を形成する工程
と、前記マスク材、前記第1の導電層、前記第1のゲー
ト絶縁膜、前記半導体基板をその側端部位置が一致する
ようにエッチングしてトレンチ溝を形成する工程と、少
なくとも前記トレンチ溝側壁、前記第1の導電層側壁表
面を酸化処理する工程と、素子分離用絶縁膜を堆積して
トレンチ溝を埋め込む工程と、前記素子分離用絶縁膜を
平坦化して前記マスク材上面を露出させる工程と、前記
マスク材をはく離して第1の導電層上面を露出させる工
程と、半導体基板上に電荷蓄積層の最上層となる第2の
導電層を堆積する工程と、この第2の導電層を平坦化
し、その上面が前記素子分離用絶縁膜上面と同一平面と
なるようにする工程と、前記素子分離用絶縁膜をその上
面が前記前記第2の導電層の下面から上面の間に位置す
るように選択的にエッチングする工程と、このエッチン
グにより露出した第2の導電層の側壁、前記記第2の導
電層の上面、、および前記素子分離用絶縁膜の上面に第
2のゲート絶縁膜を形成する工程と、前記第2のゲート
絶縁膜上に制御ゲート材を堆積する工程と、堆積された
制御ゲート材を所定形状に加工する工程と、を備えてい
るので、請求項6の不揮発性半導体記憶装置を安定して
製造することができる。
【0063】本発明の第6の観点による不揮発性半導体
記憶装置の製造方法によれば、半導体基板上に第1のゲ
ート絶縁膜を形成する工程と、前記第1のゲート絶縁膜
上に電荷蓄積層の最下層となる第1の導電層を形成する
工程と、前記第1の導電層上にマスク材を形成する工程
と、前記マスク材、前記第1の導電層、前記第1のゲー
ト絶縁膜、前記半導体基板をその側端部位置が一致する
ようにエッチングしてトレンチ溝を形成する工程と、少
なくとも前記トレンチ溝側壁、前記第1の導電層側壁表
面を酸化処理する工程と、素子分離用絶縁膜を堆積して
トレンチ溝を埋め込む工程と、前記素子分離用絶縁膜を
平坦化して前記マスク材上面を露出させる工程と、前記
マスク材をはく離して第1の導電層上面が露出する凹部
を形成する工程と、等方性エッチングにより前記凹部の
横幅を増加させる工程と、半導体基板上に電荷蓄積層の
最上層となる第2の導電層を前記素子分離用絶縁膜上お
よび前記凹部内に堆積させる工程と、この第2の導電層
を平坦化し、その上面が前記素子分離用絶縁膜上面と同
一平面となるようにする工程と、前記素子分離用絶縁膜
をその上面が前記前記第2の導電層の下面から上面の間
に位置するように選択的にエッチングする工程と、この
エッチングにより露出した第2の導電層の側壁、前記記
第2の導電層の上面、、および前記素子分離用絶縁膜の
上面に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、前記第2
のゲート絶縁膜上に制御ゲート材を堆積する工程と、堆
積された制御ゲート材を所定形状に加工する工程と、を
備えているので、電荷蓄積層の最上層を最下層よりも十
分に幅広く形成することができる。
【0064】前記第1および第2の導電層の平坦化工程
は、ドライエッチングあるいはポリッシングにより行わ
れると良く、これにより平坦化を安定に達成することが
できる。
【0065】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態のいくつかを詳細に説明する。
【0066】図1は本発明による第1の実施の形態にか
かるメモリセル構造を示しており、図1(a)は平面
図、図1(b)はそのC−C’断面図である。
【0067】p型シリコン基板あるいはpウエル21に
素子分離用トレンチ溝22が形成されており、このトレ
ンチ溝22内部に素子分離用絶縁材料、例えば2酸化シ
リコン材が埋め込まれて素子分離絶縁膜23を形成して
いる。
【0068】このような素子分離された基板上のチャネ
ル領域30全面にトンネル電流が流れ得る薄いトンネル
絶縁膜24として例えば厚さ150オングストローム以
下の2酸化シリコン膜が形成され、この上に第1の導電
層25が形成されており、この第1の導電層25の側端
部は素子分離領域の端部と同位置となっている。
【0069】なお、トレンチ溝22内面および第1の導
電層25の素子分離領域側の端面には酸化膜33が形成
されているが、これに続く各図面においては、簡略化の
ため、この酸化膜を省略する。
【0070】第1の導電層25上には第1の導電層25
と接触して第2の導電層26が形成されており、その側
端部は第1の導電層25よりもわずかに外側に広がって
いる。これらの第1の導電層25と第2の導電層26の
積層構造により電荷蓄積層27が構成されている。
【0071】素子分離絶縁膜23の上面は電荷蓄積層2
7の上面と一致し、これらの上面の上にはゲート間絶縁
膜28を介して制御ゲート29が形成されている。
【0072】図1(a)に示すように、制御ゲート29
及び電荷蓄積層27はその側端辺が垂直方向に一致する
ように自己整合的に加工されており、ゲート間にはn型
拡散層31が形成されている。
【0073】図2は図1に示した自己整合型STIセル
構造を得るための製造工程を示す工程別断面図である。
【0074】まず、半導体基板21上にトンネル絶縁膜
24を形成し、その上に第1の導電層25としての不純
物がドープされたボリシリコン層をCVD法で、さらに
その上にマスク材32としてのレジストを堆積する。次
に素子分離領域のマスク材32、第1の導電層25、ト
ンネル絶縁膜24及び半導体基板21をその側端部位置
が一致するようにエッチング除去してトレンチ溝22を
形成する(図2(a))。
【0075】続いて酸化処理あるいは表面改質等の処理
を行ってトレンチ溝22の側壁及び第1の導電層25の
側壁表面を酸化してから素子分離用絶縁膜23を全面に
堆積し、ドライエッチングによるエッチバックあるいは
化学的研磨(CMP)による表面研磨によって素子分離
用絶縁膜23を平坦化し、最終的にマスク材32の上面
を露出させる(図2(b))。
【0076】次にマスク材32を剥離して第1の導電層
25の上面を露出させた後、不純物をドープしたポリシ
リコン層でなる第2の導電層26を全面に堆積して、素
子分離用絶縁膜23が露出するまで第2の導電層26を
エッチバックあるいは平面研磨して第2の導電層26を
分離する(図2(c))。これらの第1の導電層25と
第2の導電層26は前述したように電荷蓄積層27とし
て機能する。
【0077】次に、ゲート間絶縁膜28及び制御ゲート
を堆積し、ゲート加工を行ってセル構造を完成させる。
(図2(d))このような製造工程により得られた構造
では、第1の導電層25の側壁はトレンチ溝形成後の酸
化工程によってわずかに後退するため、第2の導電層2
6の幅は第1の導電層25の幅よりもわずかに広い構造
となっている。
【0078】また、第2の導電層26を堆積する際に、
第1の導電層25の上面を薬品処理して清浄化すること
によりわずかな酸化膜が第1の導電層上面に形成され、
第1の導電層25と第2の導電層26間に酸化膜が挟ま
った形状となる場合がある。しかし、この酸化膜は極め
て薄いため、電気的導通に問題はなく、第1の導電層と
第2の導電層は同電位に保たれる。
【0079】このような第1の実施の形態によるメモリ
セルは次のような特徴を有している。
【0080】まず、前述した第2の従来例で示したST
Iセル構造では、トレンチ溝を素子分離絶縁膜で埋め込
む際に埋め込みアスペクトが高くなる問題があった。こ
れに対して本発明では電荷蓄積層を第1の導電層と第2
の導電層の積層構造としているため、素子分離絶縁膜の
埋め込み時のアスペクトは第1の導電層膜の厚さおよび
マスク材の厚さによって決定される。従って、第1の導
電層の膜厚を第2の導電層の膜厚よりも薄くすることに
より、埋め込みアスペクトを低減することが可能であ
る。例えば、トレンチ溝の深さを0.3μmとし電荷蓄
積層の膜厚を0.15μmとした場合について考える。
素子分離用絶縁膜をボイド(穴)無しに埋め込むことが
出来るアスペクトを2とすれば、マスク材の膜厚を0.
1μmとして第1の導電層の膜厚を0.05μmとすれ
ば埋め込み可能な素子分離幅は0.225μmと、先に
示した第2の従来例のSTIセル構造よりも素子分離幅
を微細化が可能である。
【0081】また、第2の導電層26を第1の導電層2
5の上に積み増すことにより、ゲート加工制御上必要と
なる所望の電荷蓄積層27の膜厚に合わせ込むことが可
能となる他、第1のゲート絶縁膜界面を形成する第1の
導電層25の不純物濃度を下げつつ、電荷蓄積層27全
体の抵抗を下げることが可能となる。
【0082】また、電荷蓄積層27と制御ゲート29間
の容量を大きくするために、例えば電荷蓄積層27の上
面を粗面化処理する場合があるが、第2の導電層26を
十分に堆積させておくことにより、素子分離埋め込み後
にこの祖面化処理を行うことが可能となる。
【0083】さらに、メモリセルやトランジスタ等のし
きい電圧の制御を目的とした不純物ドーピングをゲート
電極下の半導体基板に行う場合、第1の導電層25が薄
いため第1の導電層25を通してイオン注入を行うこと
が可能となる。このことは、熱酸化等のゲート絶縁膜形
成に必要な高温熱処理工程後にイオン注入を行うことを
可能にするため、半導体基板内の不純物プロファイルを
精密に制御することが可能となる。
【0084】また、第1の実施例で示したメモリセルで
は、電荷蓄積層27の最上面はセルアレイ内全面におい
て平坦となっているので電荷蓄積層上面の面積のばらつ
きによる容量ばらつきが抑制できるため書き換え特性の
揃ったメモリセルを構成することが可能となる。
【0085】図3は図1(b)と類似した構成を有して
いるが、電荷蓄積層27を構成する第1の導電層25と
第2の導電層26’の側面位置が一致しており、両層の
幅が一致した例を示している。このような構成はトレン
チ溝23形成時のエッチングによる第1の導電層25の
後退が少ない材料および条件の組み合わせ、あるいは第
1導電層の後退を招かない、酸化以外の表面改質処理を
行うことにより得ることができる。
【0086】このような構成は自己整合構造となり、段
差部が存在しないため、寄生容量の発生がなく、円滑な
電荷移動による特性向上が期待できる。
【0087】図4は本発明の第2の実施の形態にかかる
不揮発性半導体記憶装置のセル構造を示しており、図4
(a)は平面図、図4(b)はそのD−D’断面図であ
る。
【0088】p型シリコン基板あるいはpウエル41に
素子分離用トレンチ溝42が形成され、このトレンチ溝
42内部に素子分離用絶縁材料43、例えば2酸化シリ
コン材が埋め込まれている。このような素子分離された
基板上のチャネル領域全面にトンネル電流が流れ得る薄
いトンネル絶縁膜44が形成され、その上に第1の導電
層45が形成されており、この第1の導電層45の側端
部の位置は素子分離領域43の端部と一致している。
【0089】第1の導電層45上には第1の導電層45
と接触して第2の導電層46が形成されており、その側
端部は第1の導電層45よりもわずかに外側に広がって
いる。これらの第1の導電層45と第2の導電層46の
積層構造により電荷蓄積層47が構成されている。
【0090】また、素子分離絶縁膜43の上面は第2の
導電層46の下面よりわずかに高い位置となっており、
この第2の導電層46の上面、側壁のうち素子分離絶縁
膜位置より高い部分、素子分離絶縁膜43の一部にはゲ
ート間絶縁膜48が形成され、その上には制御ゲート4
9が形成されている。図4(a)に示すように、制御ゲ
ート49及び電荷蓄積層47はその側端部が垂直方向に
揃うように自己整合的に加工されており、ゲート間には
n型拡散層51が形成されている。
【0091】図5は図4に示したSTIセル構造を得る
ための製造工程を説明する工程別断面図である。
【0092】半導体基板41上にトンネル絶縁膜44を
形成し、その上に第1の導電層45およびマスク材52
を堆積する。その後、素子分離領域のマスク材52、第
1の導電層45、トンネル絶縁膜44及び半導体基板4
1をその側端部が揃うように除去してトレンチ溝42を
形成する。
【0093】続いて酸化処理あるいは表面改質等の処理
を行ってトレンチ溝42の側壁及び第1の導電層45の
側壁表面を酸化してから素子分離用絶縁膜43を堆積
し、ドライエッチングによるエッチバックあるいは化学
的研磨(CMP)による表面研磨によって素子分離用絶
縁膜43を平坦化し、最終的にマスク材52の上面を露
出させる(図5(a))。
【0094】次にマスク材を剥離し、続いて第2の導電
層46を堆積する(図5(b))。
【0095】続いて、素子分離用絶縁膜43が露出する
まで第2の導電層46をエッチバックあるいは平面研磨
して第2の導電層46を分離する(図5(c))。
【0096】さらに、素子分離用絶縁膜43のみをエッ
チングしてその上面が第2の導電層46の厚さ内の任意
の位置、例えば下面から1/3あるいは1/4の厚さに
相当位置に達する程度までエッチングを進め、続いてゲ
ート間絶縁膜48及び制御ゲート49を堆積し、ゲート
加工を行ってセル構造を完成させる(図5(d))。
【0097】なお、素子分離用絶縁膜43の上面位置が
第2の導電層46の下側にあるほど容量を増加させるこ
とができるが、あまり下側に位置するゲート間絶縁膜を
安定に形成することができなくなるので、これらを勘案
してその位置を決定すべきである。
【0098】このような第2の実施の形態によるメモリ
セルでは電荷蓄積層47と制御ゲート49間の容量を高
めるため、第2の導電層46の側面の一部を露出させて
制御ゲート49と対向させている。従って、第1の実施
の形態で示したメモリセルよりもカップリング容量を大
きくすることが可能である。また、第2の導電層46の
上面と素子分離絶縁膜48の上面間の段差量は電荷蓄積
層47と制御ゲート49間の容量を所望の値に調整する
ように対向面積が得られるように設定することが可能で
あり、さらに段差量をセルアレイ内で均一とすることが
可能である。なお、側壁を一部分露出させることを容易
にするため、第2の導電層46の厚さは第1の導電層4
5の厚さよりも厚くすることが望ましい。
【0099】図6は図3と同様、第1の導電層45と第
2の導電層46との幅が等しい場合を示しており、自己
整合による製造に適した構造となる。
【0100】図7は本発明の第3の実施の形態に係る不
揮発性半導体記憶装置のセル構造を示しており、図7
(a)はその平面図、図7(b)はそのE−E’断面図
である。
【0101】この構成は第2の実施の形態と類似してお
り、対応する構成要素は図4に示す第2の実施の形態に
おける参照番号に20を加えたもの、すなわち60番
台、70番台としている。第2の実施の形態と第3の実
施の形態との差異は、第2の実施の形態における第2の
導電層46に相当する第2の導電層66の幅を第1の導
電層65の幅よりも大きく広げた点である。図7(a)
および図7(b)において第2の導電層の幅が広がって
いる点が明確に示されている。
【0102】図8は図7に示したセル構造を得るための
製造工程を示す工程別断面図である。
【0103】半導体基板61上にトンネル絶縁膜64を
形成し、その上に第1の導電層65とマスク材72を堆
積する。この状態で素子分離領域のマスク材72、第1
の導電層65、トンネル絶縁膜64及び半導体基板61
をその側端部が揃うように除去してトレンチ溝62を形
成する。続いて酸化処理あるいは表面改質等の処理を行
ってトレンチ溝62の側壁及び第1の導電層65の側壁
表面を酸化してから素子分離用絶縁膜63を堆積し、ド
ライエッチングによるエッチバックあるいは化学的研磨
(CMP)による表面研磨によって素子分離用絶縁膜を
平坦化し、最終的にマスク材72の上面を露出させる
(図8(a))。
【0104】マスク材72を剥離した後、ウェットエッ
チング等の等方性エッチングによって素子分離用絶縁膜
を所望の量だけ横方向にエッチングする。これにより第
1の導電層65の上にはその幅よりも広い素子分離絶縁
膜が存在しない部分が形成される(図8(b))。
【0105】次に、第2の導電層66を半導体基板全面
上に堆積して、素子分離用絶縁膜63が露出するまで第
2の導電層をエッチバックあるいは平面研磨して第2の
導電層を分離する(図8(c))。
【0106】続いて素子分離用絶縁膜63を追加エッチ
バックし、第2の導電層66の下側まで素子分離絶縁膜
63を後退させて第2の導電層66の上側を露出させ
る。
【0107】この状態でゲート間絶縁膜68及び制御ゲ
ート69を堆積し、ゲート加工を行ってセル構造を完成
させる(図8(d))。
【0108】この第3の実施の形態にかかるメモリセル
では、マスク材72の剥離後に素子分離用絶縁膜を所望
の量だけ横方向にエッチングすることで、第2の導電層
を第1の導電層すなわち素子幅よりも広くする構造を実
現している。従って、第3の実施例で示したメモリセル
は第1の実施例で示したメモリセル及び第2の実施例で
示したメモリセルより電荷蓄積層と制御ゲート間の容量
を高めることができる。
【0109】なお、第2の導電層66を平坦化した後に
素子分離用絶縁膜63を追加エッチバックして電荷蓄積
層67の側面の一部を露出させる手順は、制御ゲート6
9と電荷蓄積層間67の容量を大きくするための工程で
あるので、電荷蓄積層67の上面のみの対向面積で制御
ゲート69と電荷蓄積層67間の容量を十分大きくとれ
る場合には行う必要はない。
【0110】図9に本発明の第4の実施の形態にかかる
不揮発性半導体記憶装置を示す。図9(a)は平面図、
図9(b)はそのF−F’断面図を示している。
【0111】図9(b)に示す断面図は図4(b)に示
した断面図と全く同じであるので、同じ構成要素には同
じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0112】この実施の形態では、セルアレイ構成とし
てNAND構成を有している場合を一例として示してい
る。すなわち、本実施例では直列に接続された16個の
NANDセルが選択トランジスタ53を介してビット線
及びソース線に接続されている。選択トランジスタはセ
ルと同一材料、同一膜厚、同一積層構造で構成されてい
る。メモリセルにおいて電荷蓄積層と呼ばれているゲー
ト電極は選択トランジスタにおいても同様フローティン
グ構造となっており、隣接ビット線間のトランジスタ間
で電荷蓄積層が電気的に接続されていないため、メモリ
セルと選択トランジスタは外観上の違いはない。ただ
し、ゲート長に関しては必要に応じ、メモリセルと選択
トランジスタで異なっていても構わない。選択トランジ
スタは電荷蓄積層と制御ゲートの容量結合によって電荷
蓄積層に所定の電圧が印加されるため制御ゲートへの電
圧印加によって通常のトランジスタ動作が行われる。し
たがって、メモリセルと選択トランジスタを同一ゲート
構造とすることによりセルアレイ内で不要な加工工程を
省くことが可能となり最小工程数でメモリセルの作製が
可能となる。
【0113】なお、NAND構成以外のAND型やDI
NOR型でも、そのアレイ構成は複数のメモリセルを直
列あるいは並列に連ねてユニットを構成し、ビット線あ
るいはソース線との接続においてスイッチング用トラン
ジスタである選択トランジスタを介することになり、こ
の実施の形態を同様に適用することができる。
【0114】図14は上述した各実施の形態における素
子分離領域側端部間の距離と電荷蓄積層の最上層間距離
および最下層間距離との関係を示す素子断面図である。
【0115】上述したように、電荷蓄積層の最上層の幅
が最下層の幅よりも広く形成されているため、隣接する
前記素子分離領域側端部間の距離をX1、隣接する前記
電荷蓄積層のうちの最下層側端間の距離をY、その最上
層側端間の距離をX2としたとき、 Y>X1>X2 またはY>X1=X2 の関係にあることがわかる。
【0116】図10は本発明に係る別の第5の実施例で
ある不揮発性半導体記憶装置を示している。図10
(a)は低電圧トランジスタの平面図、図10(b)は
そのG−G’断面図、図10(c)は高耐圧トランジス
タの平面図、図10(d)はそのH−H’断面図を示し
ている。
【0117】これらは同じ素子の中に作られるものであ
り、平面構成は同じであるが、断面構造を見ると、いず
れも積層ゲート構造を有しており、電荷蓄積層と同様の
2層構成の下層ゲート(低電圧用では83,87、高耐
圧用では83,97)と、制御ゲートと同様の導電材で
形成された上層ゲート88を有している。このうち、下
層ゲートのうちの上層の厚さは低電圧用トランジスタの
方が高耐圧用トランジスタよりも厚い。また、低電圧ト
ランジスタでは薄いゲート酸化膜82を有しているのに
対し、高耐圧トランジスタでは厚いゲート酸化膜92を
有している。
【0118】これは、次の理由に基づく。一般にメモリ
セルを駆動するセンスアンプ及び昇圧回路、入出力スイ
ッチ回路には駆動する電圧に合わせて所望のゲート絶縁
膜厚を有するトランジスタが用いられており、センスア
ンプ内では高速動作が可能な低電圧トランジスタ用にメ
モリセルのトンネル絶縁膜と同等あるいはトンネル絶縁
膜よりも薄いゲート絶縁膜が用いられている。一方、メ
モリセルのデータ書き換え用の高電圧を駆動する昇厚回
路や入出力スイッチ回路には高電圧動作が可能な高耐圧
系トランジスタ用にトンネル絶縁膜よりも厚いゲート絶
縁膜が用いられている。
【0119】図11および図12は図10に示した不揮
発性半導体記憶装置のメモリセルトランジスタを製造す
る工程を示す工程別断面図である。これらにおいては、
いずれも左側が低電圧トランジスタ、右側が高耐圧トラ
ンジスタの製造工程を示している。
【0120】まず、低電圧トランジスタについて述べ
る。
【0121】半導体基板81上に所望の膜厚で複数のゲ
ート絶縁膜を形成する。例えばメモリセル用のトンネル
絶縁膜82として例えば100Aの熱酸化膜、あるいは
とセンスアンプ動作用のNMOS及びPMOS用の薄ゲ
ート絶縁膜として例えば80Aの熱酸化膜を形成し(図
11(a))、昇圧回路動作用の高耐圧トランジスタ用
の厚ゲート絶縁膜として例えば200Aの熱酸化膜92
(図11(d))をそれぞれ形成して、さらに第1の導
電層83及びマスク材84を形成する。
【0122】素子分離領域のマスク材、第1の導電層、
複数の膜厚からなるトンネル絶縁膜とゲート絶縁膜及び
半導体基板をその側端部が揃うように除去してトレンチ
溝85を形成する(図11(b)(e))。
【0123】トレンチ溝85及び第1の導電層83の側
壁を酸化処理した後、素子分離用絶縁膜86を堆積し、
ドライエッチングによるエッチバックあるいは化学的研
磨(CMP)による表面研磨によって素子分離用絶縁膜
86を平坦化し、最終的にマスク材84の上面を露出さ
せる(図11(c)(f))。このとき、ゲート絶縁膜
の厚さが異なるにもかかわらずエッチバック後の高さは
同じであるため、低電圧トランジスタと高耐圧トランジ
スタでは残存マスク材の厚さが84’および84”のよ
うに異なっている。
【0124】マスク材を剥離してから第2の導電層を半
導体基板上に堆積して、素子分離用絶縁膜が露出するま
で第2の導電層をエッチバックあるいは平面研磨して第
2の導電層を分離する。このときも第2の導電層の厚さ
は低電圧トランジスタでは87、高耐圧トランジスタで
は97で示されるように異なっている(12図(a))
(d))。以上の第1の導電層と第2の導電層の積層構
造は電荷蓄積層あるいは第1のゲート電極を形成する。
【0125】次に、素子分離用絶縁膜85を追加エッチ
バックして電荷蓄積層(83,87、97)及び第1の
ゲート電極(82,92)の側面の一部を露出させる
(図12(b)(e))。
【0126】次にゲート間絶縁膜として、例えばONO
膜を半導体基板上に形成してから、メモリセル部を除く
周辺回路部の少なくとも一部のONO膜を剥離してから
制御ゲート88を堆積する。なお、制御ゲートはトラン
ジスタにおいては第2のゲート電極88として形成さ
れ、ゲート間絶縁膜を除去しているため第1のゲート電
極と第2のゲート電極は電気的に接続されて同電位とな
る。メモリセル部及びトランジスタにおける積層構造の
側端部が揃うようにゲート加工してセル構造及びトラン
ジスタ構造を完成させる(図12(c)(f))この第
5の実施の形態で示した不揮発性半導体記憶装置ではメ
モリセルとトランジスタのゲートを構成するゲート材が
同一であるため、低コスト化および高歩留まり化を実現
することが容易である。また、電荷蓄積層の側面の一部
を露出させる工程はチップ全面で行うためリソグラフィ
工程が不要となり低コスト化が期待出来る。ただし、露
出する高さはゲート間絶縁膜をはく離する工程が追加さ
れることからメモリセルよりもトランジスタの方が高く
なる。そのため、第2の導電層の膜厚がメモリセルで要
求される膜厚よりも厚くなる場合が生じる。これは、高
密度に配置されたメモリセルのゲート構造加工時の工程
歩留まりに影響する可能性がある。
【0127】第2の導電層の膜厚を薄膜化する必要があ
る場合には、電荷蓄積層の側面の一部を露出させるエッ
チバック工程をメモリセル部にのみ行うためのリソグラ
フィ工程を追加する。この場合には、電荷蓄積層及び第
1のゲート電極の露出する高さは、例えゲート間絶縁膜
のはく離工程を行った場合でもメモリセルの方が高くな
るので、電荷蓄積層の膜厚をメモリセル部で必要な第2
の導電層の膜厚で制御することが可能となる。
【0128】図13は第5の実施の形態において、適当
な条件を選択することにより、第1のゲート電極におけ
る上層と下層とが同じ端面位置を有するようにしたもの
を示す。
【0129】以上、種々の実施の形態を説明したが、本
発明は上述した各実施の形態に限定されるものではな
く、各種変形が可能である。
【0130】例えば実施の形態では電荷蓄積層等となる
電極を2層構成としているが、3層以上の多層構造をな
していても良く、その場合、最上層が実施の形態におけ
る上層、最下層が実施の形態における下層と同様な構成
および機能を有していればよい。
【0131】また、第1のゲート絶縁膜であるトンネル
絶縁膜として実施の形態では2酸化シリコン層を用いて
いるが、窒化シリコン層でも、あるいは酸窒化シリコン
層でも、あるいはこれらの任意の積層膜となっていても
良い。
【0132】また、電荷蓄積層と制御ゲート間の絶縁膜
は実施の形態ではシリコン酸化膜を用いていたが、窒化
膜、酸化窒化膜、酸化膜と窒化膜との積層膜であっても
よい。
【0133】さらに、制御ゲートは実施の形態では不純
物をドープしたポリシリコン層を用いたが、アモルファ
スシリコン層、タングステン等の高融点金属材料層、ア
ルミニウム等の低抵抗金属層、タングステンシリサイド
(WSi)等の金属シリサイドとシリコン材料の積層、
シリコン材上にチタン等の金属を堆積させて熱アニール
することによってシリコンとの化学反応を起こさせるこ
とにより形成するサリサイド膜等を適宜用いることがで
きる。
【0134】また、素子分離用の絶縁膜としては、実施
の形態で説明した、高アスペクトの埋込特性に優れた2
酸化シリコン以外に、リンやボロン等の不純物を含むP
SG、BPSG等のドープトオキサイド膜、あるいはこ
れらの積層構造を使用することができる。
【0135】さらに周辺回路以外の各種キャパシタや抵
抗素子等も必要に応じて本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形して実施する事ができる。
【0136】
【発明の効果】本発明によれば、電荷蓄積層を素子分離
領域すなわちトレンチ溝と自己整合的に形成する自己整
合STI構造を有するメモリセルからなる不揮発性半導
体記憶装置において、電荷蓄積層を少なくとも2層から
なる積層構造として、第1の導電層は薄膜化して素子分
離絶縁膜の埋め込みアスペクトを低減し、第2の導電層
は制御ゲート間の容量を所望の値にするために必要な膜
厚としているので、加工制御性に優れ、データの書き換
え特性に優れた低コスト、高密度な大容量不揮発性半導
体記憶装置を提供することが可能となる。
【0137】また、第2の導電層は素子分離用絶縁膜を
ストッパとした平坦化工程により形成し、従来の不揮発
性半導体記憶装置で必要とされた電荷蓄積層を素子分離
領域上でスリット状に切断するためのリソグラフィを省
略することにより工程削減を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる不揮発性半
導体記憶装置の平面図及び断面図である。
【図2】図1の構成を得るための製造工程を示す工程別
断面図である。
【図3】図1(b)に示す構成の特別な場合を示す断面
図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係わる不揮発性半
導体記憶装置の平面図及び断面図である。
【図5】図4の構成を得るための製造工程を示す工程別
断面図である。
【図6】図4(b)に示す構成の特別な場合を示す断面
図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係わる不揮発性半
導体記憶装置の平面図及び断面図である。
【図8】図1の構成を得るための製造工程を示す工程別
断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係わる不揮発性半
導体記憶装置の平面図及び断面図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係わる、不揮発
性半導体記憶装置に用いられる低電圧トランジスタと高
耐圧用トランジスタの構成を示す平面図および断面図で
ある。
【図11】図10に示すトランジスタの製造工程の前半
を示す工程別断面図である。
【図12】図10に示すトランジスタの製造工程の後半
を示す工程別断面図である。
【図13】図10に示す構成の特別な場合を示す断面図
である。
【図14】本発明にかかる不揮発性半導体記憶装置の一
般的な特徴を図示する素子断面図である。
【図15】第1の従来例にかかる不揮発性半導体記憶装
置の構成を示す平面図および断面図である。
【図16】図14に示す構成を得るための製造工程を示
す工程別断面図である。
【図17】第2の従来例にかかる不揮発性半導体記憶装
置の構成を示す平面図および断面図である。
【図18】図16に示す構成を得るための製造工程を示
すれ工程別断面図である。
【符号の説明】
21,41,61、81 基板またはウェル 22,42,62,85 トレンチ溝 23,43,63,86 素子分離用絶縁膜 24,44,64,82 トンネル絶縁膜 25、45、65、83 第1の導電膜 26、46,66、87,97 第2の導電膜 27、47、67 電荷蓄積層 28、48、68 ゲート間絶縁膜 29、49、69、88 制御ゲート 30、50、70 素子領域 31、51、71 n型拡散層 32 マスク材 53 選択トランジスタゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F001 AA08 AA30 AA32 AA34 AA43 AB02 AC01 AD60 AG07 AG10 5F032 AA34 AA44 AA45 AA77 AA79 CA17 CA21 DA22 DA33 DA80 5F083 EP04 EP05 EP08 EP27 EP32 EP42 EP53 EP76 EP78 EP79 ER03 GA09 JA04 JA33 JA35 JA36 JA39 NA01 PR03 PR29 PR39 PR40 5F101 BA12 BA14 BA16 BA23 BB02 BC01 BD35 BH14 BH19

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に一方向に延在して設けられ
    た複数のトレンチ溝と、 前記トレンチ溝内に素子分離絶縁膜が埋設された素子分
    離領域と、 前記素子分離領域によってそれぞれ電気的に分離された
    複数の半導体領域と、 前記半導体領域上に第1のゲート絶縁膜を介して形成さ
    れた電荷蓄積層と、 前記電荷蓄積層上に第2のゲート絶縁膜を介して形成さ
    れた制御ゲートとを有するメモリセルが複数個接続され
    てセルアレイを構成している不揮発性半導体記憶装置に
    おいて、 前記電荷蓄積層は2層以上の導電層の積層構造となって
    おり、そのうちの最下層の導電層の側端部位置が前記ト
    レンチ溝壁位置と一致し、最上層の導電層の幅は、最下
    層の導電層の幅と同じあるいは広く、前記素子分離絶縁
    膜の上面と前記電荷蓄積層の最上層の上面とが一致して
    いることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】半導体基板上に一方向に延在して設けられ
    た複数のトレンチ溝と、 前記トレンチ溝内に素子分離絶縁膜が埋設された素子分
    離領域と、 前記素子分離領域によってそれぞれ電気的に分離された
    複数の半導体領域と、 前記半導体領域上に第1のゲート絶縁膜を介して形成さ
    れた電荷蓄積層と、 前記電荷蓄積層上に第2のゲート絶縁膜を介して形成さ
    れた制御ゲートとを有するメモリセルが複数個接続され
    てセルアレイを構成している不揮発性半導体記憶装置に
    おいて、 前記電荷蓄積層は2層以上の導電層の積層構造となって
    おり、そのうちの最下層の導電層の側端部位置が前記ト
    レンチ溝壁位置と一致し、最上層の導電層の幅は、最下
    層の導電層の幅と同じあるいは広く、前記素子分離用絶
    縁膜の上面は、前記電荷蓄積層の最上層の下面と上面と
    の間の範囲に位置していることを特徴とする不揮発性半
    導体記憶装置。
  3. 【請求項3】前記電荷蓄積層に含まれる最上層の導電層
    は前記素子分離領域に対して自己整合的に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性
    半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】前記電荷蓄積層に含まれる最上層の導電層
    と最下層の導電層とは、電気的に接続されて短絡状態あ
    るいは同電位となっていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】前記電荷蓄積層に含まれる最上層の導電層
    の膜厚は、最下層の導電層の膜厚と同じあるいは厚いこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  6. 【請求項6】前記電荷蓄積層の上面、前記素子分離用絶
    縁膜の上面、および前記電荷蓄積層の最上層の側面であ
    って前記素子分離用絶縁膜の上面から前記最上層の上面
    に至る面には前記第2の絶縁膜が形成され、この第2の
    絶縁膜の上には前記制御ゲートが形成されていることを
    特徴とする請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】前記トレンチ溝に埋められた素子分離用絶
    縁膜の上面と前記電荷蓄積層の最上面との段差がセルア
    レイ内でほぼ一定であることを特徴とする請求項2に記
    載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】前記セルアレイ内に前記メモリセルと同一
    積層ゲート構造を有するスイッチング用の選択トランジ
    スタを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】前記不揮発性半導体記憶装置は、トランジ
    スタをさらに有し、 前記トランジスタは前記半導体基板上に第3のゲート絶
    縁膜を介して形成された第1のゲート電極と、前記第1
    のゲート電極に接触して形成された第2のゲート電極と
    を含むことを特徴とする請求項8に記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  10. 【請求項10】前記トランジスタは、前記第3のゲート
    絶縁膜が膜厚の異なる少なくとも2種類の膜を含む層と
    して構成され、 前記トランジスタのうちの高耐圧用途のものは前記第3
    のゲート絶縁膜が前記第1のゲート絶縁膜よりも厚く、
    前記トランジスタのうち低電圧用途のものは前記第3の
    ゲート絶縁膜が前記第1のゲート絶縁膜と同一膜厚か薄
    いこととを特徴とする請求項9に記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
  11. 【請求項11】前記第1のゲート電極は前記電荷蓄積層
    と同様の電気的に接続された2層以上の導電層で形成さ
    れ、 前記第1のゲート電極を構成する最下層の導電層の前記
    素子分離領域と接する側端部の位置が、前記トレンチ溝
    壁の位置と一致していることを特徴とする請求項9に記
    載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】前記第1のゲート電極を構成する複数の
    導電層は、前記メモリセルの前記電荷蓄積層を構成する
    導電複数の導電層と同一材料から構成され、 前記第2のゲート電極は前記メモリセルの前記制御ゲー
    トと同一材料から構成されていることを特徴とする請求
    項9に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】前記メモリセルアレイ内の前記トレンチ
    溝に埋められた素子分離用絶縁膜の上面と前記電荷蓄積
    層最上面の段差は、前記トランジスタが含まれる回路部
    内の前記トレンチ溝に埋められた素子分離用絶縁膜の上
    面と前記第1のゲート電極最上面の段差よりも小さいこ
    とを特徴とする請求項7に記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  14. 【請求項14】前記メモリセルアレイ内の前記トレンチ
    溝に埋められた素子分離用絶縁膜の上面と前記電荷蓄積
    層最上面の段差は、前記トランジスタが含まれる回路部
    内の前記トレンチ溝に埋められた素子分離用絶縁膜の上
    面と前記第1のゲート電極最上面の段差よりも大きいこ
    とを特徴とする請求項7に記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  15. 【請求項15】半導体基板上に一方向に延在して設けら
    れたトレンチ溝内に素子分離絶縁膜が埋設された複数の
    素子分離領域と、 前記素子分離領域によってそれぞれ電気的に分離された
    複数の半導体領域と、 前記半導体領域上に第1のゲート絶縁膜を介して形成さ
    れた、2層以上の導電層の積層構造よりなる電荷蓄積層
    と、 前記電荷蓄積層上に第2のゲート絶縁膜を介して形成さ
    れた制御ゲートとを有するメモリセルが複数個接続され
    てセルアレイを構成している不揮発性半導体記憶装置に
    おいて、 隣接する前記素子分離領域側端部間の距離をX1、隣接
    する前記電荷蓄積層のうちの最下層側端間の距離をY、
    その最上層側端間の距離をX2としたとき、 Y>X1≧X2 の関係にあることを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  16. 【請求項16】半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を形
    成する工程と、 前記第1のゲート絶縁膜上に電荷蓄積層の最下層となる
    第1の導電層を形成す る工程と、 前記第1の導電層上にマスク材を形成する工程と、 前記マスク材、前記第1の導電層、前記第1のゲート絶
    縁膜、前記半導体基板をその側端部位置が一致するよう
    にエッチングしてトレンチ溝を形成する工程と、 少なくとも前記トレンチ溝側壁、前記第1の導電層側壁
    表面を酸化処理する工程と、 素子分離用絶縁膜を堆積してトレンチ溝を埋め込む工程
    と、 前記素子分離用絶縁膜を平坦化して前記マスク材上面を
    露出させる工程と、 前記マスク材をはく離して第1の導電層上面を露出させ
    る工程と、 半導体基板上に電荷蓄積層の最上層となる第2の導電層
    を堆積する工程と、 この第2の導電層を平坦化し、その上面が前記素子分離
    用絶縁膜上面と同一平面となるようにする工程と、 前記第2の導電層および前記素子分離用絶縁膜上に第2
    のゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記第2のゲート絶縁膜上に制御ゲート材を堆積する工
    程と、 堆積された制御ゲート材を所定形状に加工する工程と、
    を備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  17. 【請求項17】半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を形
    成する工程と、 前記第1のゲート絶縁膜上に電荷蓄積層の最下層となる
    第1の導電層を形成する工程と、 前記第1の導電層上にマスク材を形成する工程と、 前記マスク材、前記第1の導電層、前記第1のゲート絶
    縁膜、前記半導体基板をその側端部位置が一致するよう
    にエッチングしてトレンチ溝を形成する工程と、 少なくとも前記トレンチ溝側壁、前記第1の導電層側壁
    表面を酸化処理する工程と、 素子分離用絶縁膜を堆積してトレンチ溝を埋め込む工程
    と、 前記素子分離用絶縁膜を平坦化して前記マスク材上面を
    露出させる工程と、前記マスク材をはく離して第1の導
    電層上面を露出させる工程と、 半導体基板上に電荷蓄積層の最上層となる第2の導電層
    を堆積する工程と、 この第2の導電層を平坦化し、その上面が前記素子分離
    用絶縁膜上面と同一平面となるようにする工程と、 前記素子分離用絶縁膜をその上面が前記前記第2の導電
    層の下面から上面の間に位置するように選択的にエッチ
    ングする工程と、 このエッチングにより露出した第2の導電層の側壁、前
    記記第2の導電層の上面、、および前記素子分離用絶縁
    膜の上面に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記第2のゲート絶縁膜上に制御ゲート材を堆積する工
    程と、 堆積された制御ゲート材を所定形状に加工する工程と、
    を備えた不揮発性半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を形
    成する工程と、 前記第1のゲート絶縁膜上に電荷蓄積層の最下層となる
    第1の導電層を形成する工程と、 前記第1の導電層上にマスク材を形成する工程と、 前記マスク材、前記第1の導電層、前記第1のゲート絶
    縁膜、前記半導体基板をその側端部位置が一致するよう
    にエッチングしてトレンチ溝を形成する工程と、 少なくとも前記トレンチ溝側壁、前記第1の導電層側壁
    表面を酸化処理する工程と、 素子分離用絶縁膜を堆積してトレンチ溝を埋め込む工程
    と、 前記素子分離用絶縁膜を平坦化して前記マスク材上面を
    露出させる工程と、 前記マスク材をはく離して第1の導電層上面が露出する
    凹部を形成する工程と、 等方性エッチングにより前記凹部の横幅を増加させる工
    程と、 半導体基板上に電荷蓄積層の最上層となる第2の導電層
    を前記素子分離用絶縁膜上および前記凹部内に堆積させ
    る工程と、 この第2の導電層を平坦化し、その上面が前記素子分離
    用絶縁膜上面と同一平面となるようにする工程と、 前記素子分離用絶縁膜をその上面が前記前記第2の導電
    層の下面から上面の間に位置するように選択的にエッチ
    ングする工程と、 このエッチングにより露出した第2の導電層の側壁、前
    記記第2の導電層の上面、、および前記素子分離用絶縁
    膜の上面に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記第2のゲート絶縁膜上に制御ゲート材を堆積する工
    程と、 堆積された制御ゲート材を所定形状に加工する工程と、 を備えた不揮発性半導体記憶装置。
  19. 【請求項19】前記第1および第2の導電層の平坦化工
    程は、ドライエッチングあるいはポリッシングにより行
    われることを特徴とする請求項16ないし18のいずれ
    かに記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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