JP2001284450A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体装置

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JP2001284450A
JP2001284450A JP2000100483A JP2000100483A JP2001284450A JP 2001284450 A JP2001284450 A JP 2001284450A JP 2000100483 A JP2000100483 A JP 2000100483A JP 2000100483 A JP2000100483 A JP 2000100483A JP 2001284450 A JP2001284450 A JP 2001284450A
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film
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interlayer insulating
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Noboru Morimoto
昇 森本
Masazumi Matsuura
正純 松浦
Kinya Goto
欣哉 後藤
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/768Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics
    • H01L21/76801Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics characterised by the formation and the after-treatment of the dielectrics, e.g. smoothing
    • H01L21/76819Smoothing of the dielectric

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程のばらつきによってFSG膜の上面
の一部が露出した場合であっても、上層配線層における
配線間のショートの発生を回避し得る半導体装置の製造
方法を得る。 【解決手段】 USG膜4を1μmの膜厚でFSG膜3
上に全面に堆積した後、CMP法によって、USG膜4
をその上面から900nmの膜厚だけ研磨除去する。こ
のとき、製造工程のばらつきによってFSG膜3の上面
の一部が露出している。次に、FSG膜3に対するエッ
チングレートと、USG膜5に対するエッチングレート
とがほぼ等しい洗浄液を用いて、層間絶縁膜50の表面
を洗浄する。例えばこのような洗浄液としては、NH4
OH:H22:H2O=1:1:20のアンモニア過水
がある。図5に示した構造を上記アンモニア過水中に6
0秒間浸すことにより、層間絶縁膜50の表面を洗浄す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の製
造方法、特に、多層配線構造の形成方法に関するもので
あり、さらに、上記半導体装置の製造方法を用いて製造
された半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路においては、世代ととも
に、デバイスの高速化、高性能化、微細化が推進されて
おり、特に微細化に伴って、信号伝搬遅延が重大な問題
となっている。信号伝搬遅延は、ゲート遅延成分と配線
遅延成分とに分類される。ゲート遅延はトランジスタの
微細化とともに減少するのに対して、配線遅延は配線の
微細化とともに増大する方向にある。配線遅延は、配線
容量Cと配線抵抗Rとの積CRによって決まるため、配
線遅延を抑制する策として、配線層間絶縁膜の誘電率を
低下させて、配線容量Cの値を小さくすることが検討さ
れている。その一つとして、フッ素を含有しているシリ
コン酸化膜(F-doped-Silicate-Glass、本明細書におい
て「FSG膜」と称する)を配線層間絶縁膜に用いるこ
とにより、低容量化を図ることが行われている。
【0003】図9〜13は、従来の半導体装置の製造方
法を工程順に示す断面図である。まず、下地絶縁膜10
1の上面上に、第1配線層として、複数の配線102a
〜102eを形成する(図9)。次に、図9に示した構
造上にFSG膜103を形成する(図10)。次に、図
10に示した構造上に、フッ素を含有していないシリコ
ン酸化膜(Undoped-Silicate-Glass、本明細書において
「USG膜」と称する)104を形成する(図11)。
次に、CMP法により、USG膜104をその上面から
所定膜厚だけ研磨除去して、表面を平坦化する。これに
より、FSG膜103とUSG膜105とから成る層間
絶縁膜150aを形成する(図12)。次に、層間絶縁
膜150aの表面をHFによって洗浄した後、層間絶縁
膜150a内に、配線102a〜102eにそれぞれ接
触し、内部が導体プラグで充填された複数のコンタクト
ホール106a〜106eを形成する。次に、層間絶縁
膜150a上に金属膜を全面に形成した後、写真製版法
及び異方性ドライエッチング法によってその金属膜をパ
ターニングすることにより、コンタクトホール106a
〜106eにそれぞれ接触する複数の配線107a〜1
07eを、第2配線層として形成する(図13)。
【0004】しかしながら、配線容量低減の観点から
は、FSG膜103の膜厚を厚くすることにより、層間
絶縁膜150a中でFSG膜103が占める割合を大き
くすることが効果的である。
【0005】図14〜17は、従来の他の半導体装置の
製造方法を工程順に示す断面図である。まず、図9に示
した構造上に、FSG膜108を、配線102a〜10
2eの膜厚よりも厚く形成する(図14)。次に、FS
G膜108上に、USG膜109を、FSG膜108の
膜厚よりも厚く形成する(図15)。次に、CMP法に
より、FSG膜108が露出しない程度に、USG膜1
08をその上面から所定膜厚だけ研磨除去して、表面を
平坦化する。これにより、FSG膜108とUSG膜1
10とから成る層間絶縁膜150bを形成する(図1
6)。次に、上記と同様に、層間絶縁膜150bの表面
をHFによって洗浄した後、コンタクトホール106a
〜106e及び配線107a〜107eを形成する(図
17)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図14〜17
に示した従来の半導体装置の製造方法によると、FSG
膜108上へのUSG膜109の成膜量や、CMP工程
におけるUSG膜109の研磨量にばらつきが生じた場
合、USG膜109のCMP工程によって、FSG膜1
08の上面の一部が露出してしまう。
【0007】従って、続く洗浄工程において、HFに対
するFSG膜とUSG膜とのエッチングレートの差(例
えば、1%希釈HFを用いた場合、USG膜のレートが
20nm/minであるのに対して、FSG膜のレート
は40nm/minである)に起因して、層間絶縁膜1
50bの上面に段差が生じてしまう。図18は、かかる
状況を示す断面図である。FSG膜108の上面がUS
G膜110の上面よりも落ち込んで、境界部分に段差1
11が生じている。
【0008】このように段差111が生じている状況に
おいて、上記の方法で層間絶縁膜150b上に配線10
7a〜107eを形成すると、段差111に沿って金属
のサイドウォールが形成されてしまう。図19,20
は、かかる状況を示す断面図及び上面図である。段差1
11に沿って金属のサイドウォール112が形成されて
いる。図20を参照して、FSG膜108の上面が露出
するFSG露出領域には、配線107e1に平行して配
線107e2が形成されている。そして、配線107e
1と配線107e2とは、金属のサイドウォール112
を介して互いに電気的に接続されている。即ち、上層の
第2配線層において配線間のショートが発生している。
【0009】また、配線107a〜107eを埋め込み
配線として形成する場合であっても、具体的には、図1
8に示した構造を得た後、(a)絶縁膜を全面に堆積す
る工程、(b)配線107a〜107eの形成予定領域
の上記絶縁膜を除去して凹部を形成する工程、(c)上
記凹部内を埋める以上の厚さで金属膜を全面に堆積する
工程、(d)上記絶縁膜が露出するまでCMPを行う工
程、をこの順に実行することによって配線107a〜1
07eを上記凹部内に埋め込み形成する場合であって
も、配線107e1と配線107e2との間の上記絶縁
膜上に上記金属膜の一部が残って、配線107e1,1
07e2間のショートが発生する。
【0010】このように従来の半導体装置の製造方法に
よると、製造工程のばらつきによって層間絶縁膜を構成
するFSG膜の上面の一部が露出した場合に、その後の
洗浄工程によって層間絶縁膜の上面に段差が生じ、これ
に起因して、上層配線層において配線間のショートが発
生するという問題があった。
【0011】本発明はかかる問題を解決するために成さ
れたものであり、製造工程のばらつきによってFSG膜
の上面の一部が露出した場合であっても、上層配線層に
おける配線間のショートの発生を回避し得る半導体装置
の製造方法、及び該方法によって製造された半導体装置
を得ることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
に記載の半導体装置の製造方法は、(a)下地層上に第
1層配線を形成する工程と、(b)工程(a)によって
得られる構造上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
(c)第1の絶縁膜上に、第1の絶縁膜とは材質が異な
る第2の絶縁膜を形成する工程と、(d)第2の絶縁膜
をその表面から所定膜厚だけ薄膜化することにより、第
1の絶縁膜及び薄膜化後の第2の絶縁膜から成る層間絶
縁膜を形成する工程と、(e)第1の絶縁膜に対するエ
ッチングレートと、第2の絶縁膜に対するエッチングレ
ートとが略等しい洗浄液を用いて、層間絶縁膜の表面を
洗浄する工程と、(f)層間絶縁膜の表面上に第2層配
線を形成する工程とを備えるものである。
【0013】また、この発明のうち請求項2に記載の半
導体装置の製造方法は、請求項1に記載の半導体装置の
製造方法であって、第1の絶縁膜は、第2の絶縁膜より
も誘電率の低い材質から成る絶縁膜であり、第2の絶縁
膜は、第1の絶縁膜よりも吸湿性の低い絶縁膜であるこ
とを特徴とするものである。
【0014】また、この発明のうち請求項3に記載の半
導体装置の製造方法は、請求項1又は2に記載の半導体
装置の製造方法であって、第1の絶縁膜はフッ素を含有
しているシリコン酸化膜であり、第2の絶縁膜はフッ素
を含有していないシリコン酸化膜であり、洗浄液はアン
モニア過水、TMAH(テトラメチルアンモニウムハイ
ドライド)、及びEDTA(エチレンジアミン四酢酸)
のいずれか一つであることを特徴とするものである。
【0015】また、この発明のうち請求項4に記載の半
導体装置の製造方法は、請求項1〜3のいずれか一つに
記載の半導体装置の製造方法であって、(g)工程
(e)と工程(f)との間に実行され、第1の絶縁膜内
に含まれる水分を脱離するための熱処理を行う工程をさ
らに備えることを特徴とするものである。
【0016】また、この発明のうち請求項5に記載の半
導体装置の製造方法は、請求項1〜3のいずれか一つに
記載の半導体装置の製造方法であって、(h)工程
(e)と工程(f)との間に実行され、層間絶縁膜の表
面上に、第1の絶縁膜よりも吸湿性の低い第3の絶縁膜
を形成する工程をさらに備えることを特徴とするもので
ある。
【0017】また、この発明のうち請求項6に記載の半
導体装置の製造方法は、請求項5に記載の半導体装置の
製造方法であって、(i)工程(e)と工程(h)との
間に実行され、第1の絶縁膜内に含まれる水分を脱離す
るための熱処理を行う工程をさらに備えることを特徴と
するものである。
【0018】また、この発明のうち請求項7に記載の半
導体装置は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の半導
体装置の製造方法を用いて製造されたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜6は、本発
明の実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を工程順
に示す断面図である。以下、下層の第1配線層の膜厚を
500nmとし、第1配線層と上層の第2配線層との間
の層間絶縁膜の目標膜厚を700nmに設定した場合を
想定して、本実施の形態1に係る半導体装置の製造方法
について説明する。
【0020】まず、スパッタリング法等によって、Al
系合金等の金属膜を、500nmの膜厚で下地絶縁膜1
の上面上に成膜する。次に、写真製版法によって、所定
の開口パターンを有するフォトレジストを金属膜上に形
成する。次に、形成したフォトレジストをエッチングマ
スクに用いて、反応性イオンエッチング法によって、下
地絶縁膜1の上面が露出するまで金属膜をエッチングす
る。その後、フォトレジストを除去する。これにより、
第1配線層としての複数の配線2a〜2eが、下地絶縁
膜1の上面上に形成される(図1)。
【0021】次に、HDP(High Density Plasma)−
CVD法等によって、FSG膜3を、600nmの膜厚
で全面に堆積する(図2)。FSG膜3を配線2a〜2
eの膜厚よりも厚く成膜することにより、互いに隣接す
る配線2a〜2e同士の間をFSG膜3によって完全に
埋め込むことができ、隣接配線間同士の間に生じる配線
容量を低減することができる。なお、図2において、配
線2a〜2d上よりも配線2e上の方がFSG膜3の膜
厚が厚くなっているのは、配線2eは配線2a〜2dよ
りも上面積が広く、配線2e上には、FSG膜3が成膜
膜厚と同じ膜厚(即ち600nm)で堆積するからであ
る。
【0022】次に、CVD法等によって、USG膜4
を、1μmの膜厚でFSG膜3上に全面に堆積する(図
3)。次に、CMP法によって、USG膜4をその上面
から900nmの膜厚だけ研磨除去することによって薄
膜化し、表面を平坦化する。これにより、FSG膜3と
USG膜5とから成る層間絶縁膜50が形成される(図
4)。このとき、CMP工程後の構造が設計通りに仕上
がっていれば、配線2eの上方において、FSG膜3上
にはUSG膜5が100nmの膜厚で残っているはずで
ある。一般的に、FSG膜は、USG膜よりも誘電率が
低い一方で、吸湿性が高いという性質を有している。図
4に示すようにFSG膜3の上面をUSG膜5で覆うこ
とにより、FSG膜3が吸湿した水分に起因して、層間
絶縁膜50と、後に層間絶縁膜50上に形成される第2
配線層との間の密着性が低下するという問題を回避する
ことができる。一方、第1配線層と第2配線層との間に
生じる配線容量を低減するためには、層間絶縁膜50中
でFSG膜3が占める割合を多くすればよい。かかる観
点からは、CMP工程によってできるだけ多くのUSG
膜4を研磨除去することが望まれる。
【0023】このようにUSG膜4のCMP工程は、F
SG膜3の上面が露出しない程度にできるだけ多くのU
SG膜4を研磨除去することを目標として実行される。
しかし、FSG膜3上へのUSG膜4の成膜量や、CM
P工程におけるUSG膜4の研磨量にばらつきが生じた
場合、USG膜4のCMP工程によって、FSG膜3の
上面の一部が露出してしまう(図5)。以下では、図5
に示す状況が発生した場合を想定して説明する。
【0024】図5に示す構造を得た後、FSG膜3に対
するエッチングレートと、USG膜5に対するエッチン
グレートとがほぼ等しい洗浄液を用いて、層間絶縁膜5
0の表面を洗浄する。この工程はCMP工程の一部とし
て捉えることもできるが、ここではCMP工程とは別工
程と捉えて記述している。例えばこのような洗浄液とし
ては、NH4OH:H22:H2O=1:1:20のアン
モニア過水のほかに、TMAH(テトラメチルアンモニ
ウムハイドライド)や、EDTA(エチレンジアミン四
酢酸)がある。図5に示した構造を上記アンモニア過水
中に60秒間浸すことにより、層間絶縁膜50の表面を
洗浄する。上記アンモニア過水に対するFSG膜及びU
SG膜のエッチングレートは、ともに1nm/min以
下であり、ほとんどエッチングされない。
【0025】次に、層間絶縁膜50内に、配線2a〜2
eにそれぞれ接触し、内部が導体プラグで充填された複
数のコンタクトホール6a〜6eを形成する。次に、層
間絶縁膜50上に金属膜を全面に形成した後、写真製版
法及び異方性ドライエッチング法によってその金属膜を
パターニングすることにより、コンタクトホール6a〜
6eにそれぞれ接触する複数の配線7a〜7eを、第2
配線層として形成する(図6)。
【0026】このように本実施の形態1に係る半導体装
置によれば、CMP法によってUSG膜4を所定膜厚だ
け研磨除去した後、FSG膜3に対するエッチングレー
トと、USG膜5に対するエッチングレートとがほぼ等
しい洗浄液を用いて、層間絶縁膜50の表面を洗浄す
る。従って、製造工程のばらつきによってFSG膜3の
上面の一部が露出した場合であっても、従来の半導体装
置の製造方法のような段差111が層間絶縁膜50の表
面に生じることはない。そのため、段差111に沿って
形成される金属のサイドウォール112に起因する配線
間のショートの発生を回避することができる。また、配
線7a〜7eを埋め込み配線として形成する場合であっ
ても、配線間のショートの発生を回避することができ
る。
【0027】実施の形態2.図7,8は、本発明の実施
の形態2に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断
面図である。まず、上記実施の形態1と同様の製造工程
を経て、図5に示した構造を得る。次に、上記実施の形
態1と同様に、FSG膜3に対するエッチングレート
と、USG膜5に対するエッチングレートとがほぼ等し
い洗浄液を用いて、層間絶縁膜50の表面を洗浄する。
【0028】次に、CVD法等によって、USG膜8
を、100nmの膜厚で層間絶縁膜50上に全面に堆積
する。これにより、層間絶縁膜50とUSG膜8とから
成る、新たな層間絶縁膜51が形成される(図7)。
【0029】次に、層間絶縁膜51内に、配線2a〜2
eにそれぞれ接触し、内部が導体プラグで充填された複
数のコンタクトホール6a〜6eを形成する。次に、上
記実施の形態1と同様の方法によって、層間絶縁膜51
上に複数の配線7a〜7eを形成する(図8)。
【0030】このように本実施の形態2に係る半導体装
置の製造方法によれば、層間絶縁膜50上にUSG膜8
を全面に形成して層間絶縁膜51とする。従って、製造
工程のばらつきによって、層間絶縁膜50の上面内にお
いてFSG膜3の上面の一部が露出した場合であって
も、露出したFSG膜3の上面がUSG膜8によって覆
われ、配線7a〜7eはUSG膜8上に形成されるた
め、層間絶縁膜51と配線7a〜7eとの間の密着性を
高めることができる。
【0031】実施の形態3.以下、本発明の実施の形態
3に係る半導体装置の製造方法について説明する。ま
ず、上記実施の形態1と同様の製造工程を経て、図5に
示した構造を得る。次に、上記実施の形態1と同様に、
FSG膜3に対するエッチングレートと、USG膜5に
対するエッチングレートとがほぼ等しい洗浄液を用い
て、層間絶縁膜50の表面を洗浄する。
【0032】次に、窒素雰囲気中で、300℃の熱処理
を行う。これにより、CMP工程や洗浄工程等、それま
での工程によってFSG膜3が吸湿している水分をFS
G膜3から脱離することができる。その後、上記実施の
形態1と同様に、層間絶縁膜50内にコンタクトホール
6a〜6eを形成した後、層間絶縁膜50上に配線7a
〜7eを形成する。
【0033】このように本実施の形態3に係る半導体装
置の製造方法によれば、層間絶縁膜50の洗浄工程より
も後、配線7a〜7eの形成工程よりも前に、所定の熱
処理を行う。従って、製造工程のばらつきによって、層
間絶縁膜50の上面内においてFSG膜3の上面の一部
が露出した場合であっても、FSG膜3が吸湿している
水分を熱処理によってFSG膜3から脱離することがで
きるため、かかる水分に起因する層間絶縁膜50と配線
7a〜7eとの間の密着性の低下の問題を回避すること
ができる。
【0034】なお、以上の説明では、上記実施の形態1
に係る半導体装置の製造方法を基礎として本実施の形態
3に係る発明を適用する場合について説明したが、上記
実施の形態2に係る半導体装置の製造方法を基礎として
本実施の形態3に係る発明を適用することも可能であ
る。具体的には、層間絶縁膜50の洗浄工程よりも後、
USG膜8の形成工程よりも前に、窒素雰囲気中で30
0℃の熱処理を行う。これにより、製造工程のばらつき
によって、層間絶縁膜50の上面内においてFSG膜3
の上面の一部が露出した場合であっても、FSG膜3が
吸湿している水分を熱処理によってFSG膜3から脱離
することができる。従って、FSG膜3中の水分がUS
G膜8に伝わって配線7a〜7eとの間の密着性を低下
させることを回避でき、その結果、配線7a〜7eと層
間絶縁膜51との間の密着性をさらに高めることができ
る。
【0035】
【発明の効果】この発明のうち請求項1に係るものによ
れば、製造工程のばらつきに起因して、工程(d)によ
って層間絶縁膜の上面内に第1の絶縁膜の上面の一部が
露出した場合であっても、工程(e)では、第1の絶縁
膜に対するエッチングレートと、第2の絶縁膜に対する
エッチングレートとが略等しい洗浄液を用いて洗浄が行
われるため、この洗浄によって層間絶縁膜の上面に段差
が生じることはない。そのため、段差に沿って形成され
る導電性のサイドウォールに起因する、第2層配線間の
ショートの発生を回避することができる。
【0036】また、この発明のうち請求項2に係るもの
によれば、層間絶縁膜の低誘電率化による配線容量の低
減と、第1の絶縁膜の高い吸湿性に起因する、層間絶縁
膜と第2層配線との間の密着性の低下の回避とを両立す
ることができる。
【0037】また、この発明のうち請求項3に係るもの
によれば、アンモニア過水等は、フッ素を含有している
シリコン酸化膜に対するエッチングレートと、フッ素を
含有していないシリコン酸化膜に対するエッチングレー
トとがほぼ等しいため、アンモニア過水等を用いた層間
絶縁膜の表面洗浄によって、層間絶縁膜の上面に段差が
生じることはない。
【0038】また、この発明のうち請求項4に係るもの
によれば、製造工程のばらつきによって、層間絶縁膜の
上面内に第1の絶縁膜の上面の一部が露出した場合であ
っても、それまでの工程によって第1の絶縁膜が吸湿し
ている水分は熱処理によって脱離されるため、層間絶縁
膜と第2層配線との間の密着性を高めることができる。
【0039】また、この発明のうち請求項5に係るもの
によれば、製造工程のばらつきによって、層間絶縁膜の
上面内に第1の絶縁膜の上面の一部が露出した場合であ
っても、露出した第1の絶縁膜の上面が第3の絶縁膜に
よって覆われ、第2層配線は第3の絶縁膜上に形成され
るため、第2層配線の密着性が低下することを回避でき
る。
【0040】また、この発明のうち請求項6に係るもの
によれば、製造工程のばらつきによって、層間絶縁膜の
上面内に第1の絶縁膜の上面の一部が露出した場合であ
っても、それまでの工程によって第1の絶縁膜が吸湿し
ている水分は熱処理によって脱離されるため、第2層配
線と第3の絶縁膜との間の密着性をさらに高めることが
できる。
【0041】また、この発明のうち請求項7に係るもの
によれば、第2層配線の配線間ショートの回避、第2層
配線と層間絶縁膜との間の密着性の低下の回避、及び層
間絶縁膜の低誘電率化による配線容量の低減を実現でき
る半導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製
造方法を工程順に示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製
造方法を工程順に示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製
造方法を工程順に示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製
造方法を工程順に示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製
造方法を工程順に示す断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製
造方法を工程順に示す断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態2に係る半導体装置の製
造方法を工程順に示す断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態2に係る半導体装置の製
造方法を工程順に示す断面図である。
【図9】 従来の半導体装置の製造方法を工程順に示す
断面図である。
【図10】 従来の半導体装置の製造方法を工程順に示
す断面図である。
【図11】 従来の半導体装置の製造方法を工程順に示
す断面図である。
【図12】 従来の半導体装置の製造方法を工程順に示
す断面図である。
【図13】 従来の半導体装置の製造方法を工程順に示
す断面図である。
【図14】 従来の他の半導体装置の製造方法を工程順
に示す断面図である。
【図15】 従来の他の半導体装置の製造方法を工程順
に示す断面図である。
【図16】 従来の他の半導体装置の製造方法を工程順
に示す断面図である。
【図17】 従来の他の半導体装置の製造方法を工程順
に示す断面図である。
【図18】 層間絶縁膜の上面に段差が生じた状況を示
す断面図である。
【図19】 段差に沿って金属のサイドウォールが形成
された状況を示す断面図である。
【図20】 段差に沿って金属のサイドウォールが形成
された状況を示す上面図である。
【符号の説明】
1 下地絶縁膜、2a〜2e,7a〜7e 配線、3
FSG膜、4,5,8USG膜、50,51 層間絶縁
膜。
フロントページの続き (72)発明者 後藤 欣哉 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5F033 HH07 KK09 PP15 QQ08 QQ13 QQ20 QQ37 QQ48 QQ91 RR04 RR11 SS11 SS15 TT02 XX31 5F043 AA33 BB27 DD16 GG03 5F058 BA20 BC02 BD01 BD02 BD04 BD06 BF02 BF07 BF34 BH01 BH11 BH20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下地層上に第1層配線を形成する
    工程と、 (b)前記工程(a)によって得られる構造上に第1の
    絶縁膜を形成する工程と、 (c)前記第1の絶縁膜上に、前記第1の絶縁膜とは材
    質が異なる第2の絶縁膜を形成する工程と、 (d)前記第2の絶縁膜をその表面から所定膜厚だけ薄
    膜化することにより、前記第1の絶縁膜及び薄膜化後の
    前記第2の絶縁膜から成る層間絶縁膜を形成する工程
    と、 (e)前記第1の絶縁膜に対するエッチングレートと、
    前記第2の絶縁膜に対するエッチングレートとが略等し
    い洗浄液を用いて、前記層間絶縁膜の前記表面を洗浄す
    る工程と、 (f)前記層間絶縁膜の前記表面上に第2層配線を形成
    する工程とを備える、半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の絶縁膜は、前記第2の絶縁膜
    よりも誘電率の低い材質から成る絶縁膜であり、 前記第2の絶縁膜は、前記第1の絶縁膜よりも吸湿性の
    低い絶縁膜である、請求項1に記載の半導体装置の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の絶縁膜はフッ素を含有してい
    るシリコン酸化膜であり、 前記第2の絶縁膜はフッ素を含有していないシリコン酸
    化膜であり、 前記洗浄液は、アンモニア過水、TMAH(テトラメチ
    ルアンモニウムハイドライド)、及びEDTA(エチレ
    ンジアミン四酢酸)のいずれか一つである、請求項1又
    は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 (g)前記工程(e)と前記工程(f)
    との間に実行され、前記第1の絶縁膜内に含まれる水分
    を脱離するための熱処理を行う工程をさらに備える、請
    求項1〜3のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 (h)前記工程(e)と前記工程(f)
    との間に実行され、前記層間絶縁膜の前記表面上に、前
    記第1の絶縁膜よりも吸湿性の低い第3の絶縁膜を形成
    する工程をさらに備える、請求項1〜3のいずれか一つ
    に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 (i)前記工程(e)と前記工程(h)
    との間に実行され、前記第1の絶縁膜内に含まれる水分
    を脱離するための熱処理を行う工程をさらに備える、請
    求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一つに記載の半
    導体装置の製造方法を用いて製造された半導体装置。
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