JP2001284317A - 固体表面及び半導体製造装置の処理方法並びにそれを用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents

固体表面及び半導体製造装置の処理方法並びにそれを用いた半導体装置の製造方法

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JP2001284317A JP2000095197A JP2000095197A JP2001284317A JP 2001284317 A JP2001284317 A JP 2001284317A JP 2000095197 A JP2000095197 A JP 2000095197A JP 2000095197 A JP2000095197 A JP 2000095197A JP 2001284317 A JP2001284317 A JP 2001284317A
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Toshiyuki Arai
利行 荒井
Shigeru Ono
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Takashi Yunogami
隆 湯之上
Sukeyoshi Tsunekawa
助芳 恒川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ルテニウムやオスミウム、それらの酸化物を、
簡便でかつ高速に、ウエハや装置へのダメージを与える
ことなくエッチング処理を実現する。 【解決手段】ルテニウムやオスミウム、それらの酸化物
に対してオゾンに代表される酸素原子供与性ガスを供給
することによって、上記金属とオゾンとの触媒反応を用
いてエッチング処理を行なうことが出来る。この反応を
エッチングのみならず、チャンバクリーニングに適用す
ることによって、装置を安定に稼動させるばかりでな
く、高品質のデバイス生産を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルテニウム、酸化
ルテニウム、あるいはオスミウム、酸化オスミウムを含
む固体の表面をエッチングする固体表面の処理方法に関
する。また、本発明は半導体装置の製造方法に係わり、
基板表面に形成された上記の金属またはその酸化物のエ
ッチング処理、及び洗浄処理に関し、更には、これらの
CVD装置またはエッチング装置のクリーニング方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの高集積化に伴っ
て、DRAM等のメモリセルを有する素子は、そのコン
デンサの電気容量を確保するために、益々複雑な立体構
造を有するようになりつつある。このため、上記した素
子の製造工程数は増加し、薄膜形成・加工マージンはよ
り狭くなって、これらが製造コストの増大または歩留ま
りの低下を招いていた。従って、コンデンサの蓄積容量
を増大させることを目的に、誘電率の高い新規な材料を
用いて構造を簡略化させることが必須であった。
【0003】現在、この種の高誘電率材料としては、例
えばBaSrTiOといった多元系酸化物が検討され
ている。これらの酸化物を形成する際には、酸素雰囲気
中で高温アニールすることが必要になる。しかしなが
ら、コンデンサ下部電極の材料としてSiを用いた場
合、酸素アニール時の酸化による抵抗値増大を抑制する
ことが難しいため、酸化されにくいあるいは酸化されて
も導電性を有する新規な材料を選択する必要があった。
【0004】この条件を満たす電極材料として、例えば
ルテニウム、酸化ルテニウムが検討されている。これら
の電極材料を形成する方法としては、物理蒸着に対して
基板への薄膜の付きまわり性が良く、高純度かつ結晶性
の優れた薄膜が得られるCVD(化学気相成長)法が適
すると考えられている。
【0005】ルテニウムあるいは酸化ルテニウムの薄膜
形成方法として、例えば特開平6−283438号公
報、特開平9−246214号公報に記載のように、特
定の有機系原料ガスを用いてMO−CVDにより成膜す
る方法が開示されている。
【0006】一方、ルテニウムあるいは酸化ルテニウム
薄膜のエッチング方法に関しては、例えば特開平8−7
8396号公報に記載のように、フッ素ガス、塩素ガ
ス、ヨウ素ガスこれらのうち少なくとも一つを含むハロ
ゲンガス並びにハロゲン化水素からなる群より選択され
る少なくとも一種類またはそれ以上と、酸素ガスまたは
オゾンガスを含む混合ガスを用いてドライエッチングす
る工程を含む半導体装置の製造方法が開示されている。
【0007】また、レースベルグ、ミューラー(Rainer
Loessberg und Ulrich Mueller)の"Zeitschrift Fuer N
aturforschung,Section B,Chemical Sciences,vol.16B,
No.3,1981 ,pp395)"にはルテニウムとオゾンとを室温で
反応させることによって純粋な四酸化ルテニウムを得る
方法が開示されている。
【0008】更に、ルテニウム残渣の除去技術について
は、特願平11−245143号公報に記載のように、
過ヨウ素酸と硝酸を含む洗浄液を用いたウエット洗浄方
法が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術に記
載されたルテニウムやルテニウム酸化物のエッチング方
法は、イオンアシスト反応を使ったプラズマエッチング
反応であり、プラズマを用いることから被エッチング対
象物へのダメージを避けることが困難である。またプラ
ズマを用いることによる装置コストも高くなるため、基
板へのダメージを避け、かつ簡易なエッチング方法の提
供が望まれていた。
【0010】同様に、従来のルテニウム残渣あるいは汚
染を除去する洗浄方法に関しても、プラズマエッチング
反応による除去では基板にダメージが生じ、またウエッ
ト洗浄方法ではリンスや乾燥といった工程が必要であっ
て、この場合にも基板にダメージを与えず、かつ簡易に
ルテニウム残渣あるいは汚染の処理可能な洗浄方法の提
供が期待されていた。
【0011】一方では、新規な材料であるルテニウムや
ルテニウム酸化物を成膜するためのCVD装置やこれら
をエッチングし、パターンを形成するためのエッチング
装置を用いてDRAM等の半導体装置を製造する場合、
上記した装置からの発塵を低減させて半導体装置を歩留
まり良く製造するために、反応処理室内あるいは配管内
に堆積もしくは付着されたルテニウムを含む反応副生成
物をクリーニング除去し、次の製造に備える方法の確立
が半導体業界で切望されていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】ルテニウムあるいはオス
ミウムをエッチングする場合、上記の金属を蒸気圧の高
い金属化合物(ルテニウム化合物あるいはオスミウム化
合物)に変化させて除去することが可能である。
【0013】一例として、代表的なルテニウム化合物に
ついて、その蒸気圧の温度依存性を図1に示す。その結
果、図1から明らかのように、500℃以下の低温下で
は、酸化物であるRuOの蒸気圧が最も高いことがわ
かる。このことから、半導体装置にルテニウムを適用し
た場合、サーマルバジェットやスループットの観点か
ら、処理工程におけるエッチング処理温度は比較的低温
が望ましいため、実際には500℃以下の温度範囲で高
い蒸気圧特性を示すRuOを生成させるのが良いこと
が判る。
【0014】更には、金属の酸化物を生成させること
が、製造装置の構造やそのメンテナンスに関連して大き
なメリットも存在する。即ち、金属のハロゲン化物を生
成させるには、腐食性が高いハロゲン系のガスを用いる
ため、製造装置や処理方法等に対する万全の安全対策を
施さなければならないからである。
【0015】次に、ルテニウムからRuOを生成させ
る反応について説明する。
【0016】被エッチング物へのダメージが少なく、か
つ簡易なエッチング方法を実現することを目的に、プラ
ズマ等の高エネルギーを使用せずに行なう非プラズマ系
の化学反応を用いた上記酸化物の生成方法について、熱
力学的な観点から検討した。
【0017】図2(1)〜(3)に、RuからRuO
が生成される反応について、そのギブス自由エネルギー
変化量(ΔG)と反応温度との関係を示す。
【0018】ΔGと反応平衡定数(K)との関係は、 K∝exp(−ΔG/RT) を用いて表わすことが出来る。但し、Rは気体定数、T
は絶対温度を表す。
【0019】この式の意味するところは、このエネルギ
ー変化量ΔGがプラス側に大きくなるに従ってルテニウ
ムの酸化反応が進まず、そしてΔGがマイナス側に大き
くなるに従って酸化反応が促進されることである。
【0020】図2(1)〜(2)の結果より、オゾンや
酸素原子を用いてルテニウムを反応させる場合、RuO
を生成させるエネルギー変化量ΔGがマイナス側に大
きいため反応が進みやすく、また、その反応の過程で仮
にRuOが生成されたとしても、RuOが更にオゾ
ンや酸素原子と反応してRuOになることが明らかで
ある。
【0021】一方、図2(3)に示すように、ルテニウ
ムとOとの反応では、RuOを生成させるエネルギ
ー変化量ΔGがマイナスであってもその絶対値はオゾン
や酸素原子の場合と比較して遥かに小さいため、その反
応は進みにくい。そして、酸素との反応で一旦RuO
が生成されると、その状態からRuOへは殆ど進行し
ないことが理解される。
【0022】以上の実験結果から、ルテニウムや酸化ル
テニウムからRuOを生成させるためには、これらを
オゾンや酸素原子と反応させれば良いことが明らかであ
る。また、上記の反応はルテニウムに限らず、オスミウ
ムにも同様である。
【0023】ところで、上記したオゾンまたは酸素原子
ののガスに、ハロゲンガスあるいはハロゲン化水素ガス
を微量添加し、ルテニウムのハロゲン化反応を生じさせ
ることによって、比較的安定で反応の進みにくいRuO
の生成が抑制される。また還元性ガスを添加すること
によって、生成したRuOをRuに還元することがで
きる。
【0024】以上で述べたルテニウムの反応形態を考慮
して、本発明は、ルテニウム、酸化ルテニウム、あるい
はオスミウム、酸化オスミウムの群から選ばれる少なく
とも一種類を含む固体表面をエッチングする処理方法に
おいて、この固体表面に酸素原子供与性ガスを含むガス
を供給することによって、固体表面のエッチング処理が
実現する。
【0025】また、上記した金属またはその酸化物から
なる膜を形成した基板表面に対して同様の処理を施すこ
とによって、基板表面のエッチング処理を行なうことが
達成される。
【0026】更に、上記したルテニウム、酸化ルテニウ
ム、あるいはオスミウム、酸化オスミウムの群から選ば
れる少なくとも一種類を含む膜またはその粒子が付着し
た基板を上記の場合と同様の方法で処理することによっ
て、基板の洗浄処理が達成される。
【0027】更にまた、上記した少なくとも一種類を含
む膜を基板上に成膜するCVD装置のクリ−ニング処
理、もしくは上記の膜をエッチングしてパターン形成を
行うエッチング装置のクリ−ニング処理において、これ
ら装置の処理室内或いは配管の表面に堆積または付着し
たルテニウムあるいはオスミウムを含む反応生成物を同
様に除去することが可能である。
【0028】本発明の酸素原子供与性ガスは、オゾン、
ハロゲン化酸素、酸化窒素、酸素原子の群から選ばれる
少なくとも一種類のガスを含んでなり、また、このガス
にハロゲンガス、ハロゲン化水素ガス、あるいは還元性
ガスを添加したり、更にはフッ素、塩素、臭素、フッ化
塩素、フッ化水素、塩化水素、臭化水素、水素、一酸化
炭素、アンモニア、またはフォスフィンの群から選ばれ
る少なくとも一種類のガスを添加してエッチング処理に
供される。
【0029】そして、これらの処理反応は非プラズマエ
ッチング処理であって、固体あるいは基板の表面または
それらの上方にはイオンシースが形成されないようにし
て行なわれる。
【0030】本発明の上記した反応を、固体あるいは基
板の表面温度が20℃以上350℃以下であり、望まし
くは40℃以上200℃以下であって、更に望ましくは
40℃以上180℃以下で行なうことにより達成され
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を用いて詳細に説明する。
【0032】以下で述べる半導体装置は、シリコン基板
上に形成されるメモリ素子などの半導体デバイス、石英
またはガラス基板上に形成される液晶ディスプレイ用T
FT素子、上記以外の基板上に形成されるデバイス全般
を意味するものとする。また、基板とは、半導体装置を
表面に形成するシリコン等の半導体基板、または絶縁基
板、あるいはそれらの複合基板等を意味するが、これら
に限定されるべきものではない。
【0033】また、以下で説明する非プラズマエッチン
グ処理とは、イオンを用いたスパッタリング作用による
エッチング処理ではなく、また反応性イオンエッチング
のように、被処理表面に加速入射されたイオンによる反
応が支配的なイオンアシスト反応によるエッチング処理
ではなく、エッチングガスと被処理表面を構成するそれ
ぞれの分子同士が、主として外部から供給された熱によ
ってもたらさられる高エネルギー状態の中で生じる化学
反応を用いたエッチング処理のことである。
【0034】従って、プラズマエッチング処理の場合に
良く見られる固体や基板あるいは装置内の表面またはそ
れらの上方にイオンシースが形成されないことも大きな
特徴である。
【0035】ここで、イオンシースについて詳細に説明
する。イオンシースとは、プラズマと固体が接すること
により形成される空間電荷層を意味している。一般に、
プラズマの電子温度はイオン温度より高いため、固体表
面には高速で軽い電子が流入し、固体はプラズマに対し
て負の電位を持つことになる。このため固体表面付近に
は、電子が減速あるいは反射されイオンが過剰になる空
間電荷層すなわちイオンシースが形成されることにな
る。従って、以下で述べる熱的な雰囲気の中で化学反応
が生じる場合には、固体表面の近傍にはプラズマが存在
しないのでイオンシースは形成されないことになる。
【0036】尚、処理すべき固体から隔離された空間に
存在するプラズマガスを、配管を通して固体表面へ輸送
するリモートプラズマ処理方法の場合は、固体表面近傍
にイオンシースが形成されないので、非プラズマエッチ
ング処理に含まれるものとする。
【0037】また、酸化ルテニウムとは、RuO,Ru
,RuO,RuOのいずれかを意味し、酸化オス
ミウムとは、OsO,Os,OsO,OsO,O
sOのいずれかを意味するものとする。 (実施例1)実施例1では、半導体装置を例にとり、基
板の上方に形成されたルテニウム膜のエッチングを行っ
た場合であり、エッチング工程のフローを図3に例示す
る。
【0038】図3(1)は、ウエハ31(シリコン基
板)上に良く知られた熱酸化膜形成法を用いて酸化シリ
コン膜32を成膜し、次にこの酸化シリコン膜32を良
く知られた異方性ドライエッチング法を用いてパターン
形成したときの半導体装置の断面図である。
【0039】次に、図3(2)に示すように、酸化シリ
コン膜32の上に通常のCVD法を用いてルテニウム膜
33を成膜した後に、図3(3)に示すように上記した
ルテニウム膜33の一部を通常のドライエッチング法を
用いて除去し、上記の酸化シリコン膜32とルテニウム
膜33との面が一致するようにした。
【0040】このようにして、異方性ドライエッチング
を用いて形成した孔にルテニウム膜33を埋め込み、ル
テニウムからなるプラグ(33)が完成する。図4は、
ルテニウム膜33の一部を除去するためのエッチング装
置の概要を表わしたものである。
【0041】このエッチング装置は、主にエッチング処
理を行う処理室41と、ウエハ42、ウエハを加熱する
サセプタヒーター43、ガスを供給するシャワーヘッド
44から構成される。この処理室41にはオゾンを供給
するオゾナイザー45s、オゾンを生成させるために必
要な酸素供給器46s、窒素供給器47s、オゾン濃度
を調節するための窒素供給器48s、またそれぞれの供
給器のバルブ45v、46v、47v、48vが配管4
9を介して接続されている。また、排気側配管49を介
して圧力を調整するコンダクタンスバルブ410、真空
ポンプ411、オゾン等の除害設備412が接続されて
いる。加えて、処理室41には搬送アーム413を有し
た搬送室414が接続されている。
【0042】まず始めに、ルテニウム膜33のエッチン
グ条件を決定するために、図4に示した装置を用いて、
ルテニウム膜33のオゾン含有ガスによるエッチング特
性について検討した結果を説明する。
【0043】図5は、CVD法によるルテニウム膜33
を、例えばオゾンガスを用いてエッチングした時のエッ
チングレートの温度依存性である。エッチング条件はオ
ゾン濃度5%、ガス流速10slm、処理室内の圧力1
00Torr及び700Torrで行った。また、オゾ
ンは無声放電を用いたオゾナイザーにより発生させた。
この結果、ルテニウム膜33はオゾンを用いた場合に
は、その処理温度が20℃以上350℃以下でエッチン
グされ、そのエッチングレートは100℃付近で極大値
を有することがわかった。またエッチングレートの極大
値は、従来知られているルテニウム膜33のエッチング
レートに比較して、約数倍以上であった。尚、エッチン
グレートは蛍光X線分析を用いて測定したルテニウムの
特性X線強度から求めた。
【0044】次に、ルテニウム膜33とオゾンガスとの
エッチング反応メカニズムについて説明する。
【0045】図4に例示したエッチング装置を用いてル
テニウム膜33をエッチング処理する際に生じる反応生
成物を、例えば配管49のところにQMS(Quadrupole
MassSpectrometry)を取り付けて測定した時のMass
スペクトルを図6に例示する。この結果から明らかのよ
うに、反応生成物としてRu、RuO、RuO2、Ru
3、RuOが検出された。その中で最もスペクトル
強度の大きな物質はRuOであり、ルテニウム膜33
とオゾンガスとの反応による主な反応生成物はRuO
であることが判明した。また、Ru、RuO、RuO
2、RuOは主にRuOがQMSのイオン化室で分
解したものと考えられる。
【0046】ルテニウム金属単体からRuOを生成さ
せる際には、反応ガスであるオゾンガスの分解が必要で
ある。
【0047】図7に、処理室内に供給したオゾンガスを
熱によって分解させ、その時のオゾン残存率(1からオ
ゾン分解率を引いた値)の経時変化を示した。尚、図7
は杉光英俊著「オゾンの基礎と応用」((株)光琳、p
58(1996年発行))に記載されているデータを用
いて計算した結果である。図4に示したエッチング装置
におけるオゾンガスの流速を考慮すると、処理室41に
導入されたオゾンが加熱されルテニウムと接触するまで
の時間は数秒以下であるため、処理温度が200℃以下
では、オゾンはほとんど熱分解されずにルテニウム膜と
接触することになる。従って、図5に示したルテニウム
のエッチングレートが極大を示す温度領域においては、
熱以外のエネルギーによってオゾンが分解され、かつこ
れがルテニウムとの反応に寄与していることが考えられ
る。尚、上記で述べた処理温度は、良く知られた方法、
例えばルテニウム膜33を含むウエハ42の表面に熱電
対を装着して測定された温度である。
【0048】オゾンはプラチナなどの触媒作用によって
分解されることが、前記した「オゾンの基礎と応用」
や”利用分野広がるオゾン分解触媒”(JETI、Vol.39、
No.11、,1991)に報告されている。一方、ルテニウムは
白金族に属しており、上記の触媒作用を考慮すると、オ
ゾンはルテニウムの触媒作用により分解されると考える
ことが出来、この場合には処理温度が100℃程度の低
温下においても十分にRuO生成反応が生じることが
説明可能である。
【0049】以上のことにより、ルテニウムとオゾンと
の反応は、図8に示された反応概念図、または下記の表
1に示した反応式に従って進行すると考えられる。尚、
RuOは極めて不安定な物質であり、オゾンとの反応に
より安定なRuOを生成すると考えられる。
【0050】 表1 RuOの生成過程 ________________________________ 反応過程 反応式 ________________________________ (1)OのRu表面への供給 (2)OのRu表面への吸着 O→O3ads (3)O分解 O3ads→O+Oads (4)RuとOとの反応 Ru+Oads→RuOads (5)RuOとOによりRuORuO+O→RuO4ads を生成 (6)RuOの脱離 RuO4ads→RuO↑ ________________________________ ※adsは表面に吸着していることを表すものとする。
【0051】次に、図5に例示したように、オゾンによ
るルテニウムのエッチングレートが100℃前後の高温
領域から低下する理由について説明する。
【0052】各処理温度におけるRu量に対するRuO
量の比を良く知られた分析法であるXPSを用いて測
定した結果、上記の高温領域で処理した場合程、ルテニ
ウム膜表面に存在するRuO量が多くなることが判明
した。一方、図5には、スパッタ法によって形成したR
uO膜を単にオゾンガスに曝した場合でのエッチング
レート(記号×)を併記した。これにより、RuO
はオゾン単体では殆どエッチングされないことが明らか
である。
【0053】以上の結果より、処理温度が高温の場合に
おいては、表1の反応(5)に示されるRuO生成反
応よりも化学量論的に安定なRuO生成反応が支配的
となり、この表面に生成したRuOがその後の反応を
阻害すると考えられる。そして、RuOがほとんどエ
ッチングされない理由は、RuOにはオゾンを分解さ
せる触媒作用がないこと、RuOは熱力学的に安定で
あり、図2に示すように処理温度が上昇するに従って反
応の自由エネルギーの差(ΔG)がマイナスからゼロ若
しくはプラス側に近づくためと考えられる。
【0054】上記したルテニウムのオゾンによる反応を
考慮し、図3に例示した基板31の上に形成したルテニ
ウム膜33の一部をエッチング除去する場合、(1)半
導体装置を製造する際に必要なスループットを確保可能
なエッチングレートが得られる、(2)ルテニウム膜3
3の表面を変質(酸化)させない、(3)ウエハ31の
面内において、均一なエッチングが可能であることが重
要である。
【0055】上記の検討結果から、オゾンを用いて処理
温度が20℃から350℃までの範囲であればルテニウ
ム膜33のエッチング処理が可能である。しかしなが
ら、製造上のスループットを確保可能なエッチングレー
トを得ることが出来、かつルテニウム膜33の表面の酸
化を抑制させるためには、処理温度の範囲を40℃から
200℃に設定することが望ましい。また、ウエハ31
面内を均一にエッチングするためには、反応が拡散律速
の領域では処理室41内にオゾンガスを面内に対して均
一に供給すれば良く、また、反応律速あるいは脱離律速
であるような場合には、ウエハ31面内の処理温度を均
一にすれば良い。
【0056】図4に示した処理装置を用いて、脱離律速
領域であると考えられる処理温度60℃でのエッチング
を試みた。その処理シーケンスを図9に例示する。
【0057】図9の処理シーケンスに従い、ウエハ31
の基板上に形成したルテニウム膜33の一部除去を60
℃の処理温度を用いて行なった結果、図3(3)に示す
ようにルテニウム膜のプラグ33を形成することができ
た。そして、エッチングレートのウエハ31面内の均一
性は±5%程度であって、実用上は何ら支障のないレベ
ルであることが確認された。
【0058】本実施例によれば、オゾンを用いてルテニ
ウム膜33をエッチングすることにより、比較的速いレ
ートでのエッチングが可能となる。また、上記した反応
はプラズマを用いない反応であるため、基板31にダメ
ージを与えることがない。更にオゾンガスを用いるた
め、エッチング装置部材へのダメージ、例えば金属部品
の腐食等も抑制することができる。
【0059】上記した本実施例では、エッチングガスと
してオゾンを用いたが、ハロゲン化酸素、酸化窒素、酸
素原子を用いても同様の効果が得られた。また、ガスを
処理室41に導入するまえに、酸素や酸化窒素を紫外線
あるいはプラズマにより励起してから処理室41に導入
しても同様の効果が得られた。
【0060】更に、本実施例では、酸素と窒素との混合
ガス中にオゾンを数%含んだガスを用いたが、これにフ
ッ素、塩素、臭素、フッ化塩素、フッ化水素、塩化水素
及び臭化水素等のハロゲンガスあるいはハロゲン化水素
ガスを添加しても同様の効果が得られた。
【0061】そして、本実施例での酸素と窒素中にオゾ
ンを数%含んだガスの代りに、水素、一酸化炭素、アン
モニア、フォスフィン等の還元性ガスを添加した場合に
おいても、同様の効果が得られた。
【0062】上で述べた結果は、ルテニウム酸化膜、オ
スミウム、オスミウム酸化膜に対してもルテニウム膜の
場合同様の効果を得ることが出来た。
【0063】(実施例2)実施例2では、ウエハ裏面あ
るいはウエハ表面のエッジ部に付着したルテニウム膜若
しくはその粒子の除去を行った。
【0064】例えば、ルテニウム膜のCVD装置では、
ウエハをヒーターの上に載せて加熱するが、このヒータ
ーの温度は成膜温度あるいはそれ以上となっているた
め、ウエハ上のみならずウエハを除くヒーター上にもル
テニウム膜が成膜される場合がある。そして、上記のC
VD成膜を繰り返すことによって、ウエハの裏面にもル
テニウム膜が付着してしまうことがある。更にまた、ウ
エハ表面のエッジ部にルテニウム膜を成膜させないよ
う、エッジ部に成膜ガスが供給されるのを防ぐためのシ
ャドウリングを接触させることもあるが、このシャドウ
リングもヒーターと同様に温度が高いため、シャドウリ
ング上にもルテニウム膜が形成されてしまう。そして、
このウエハ裏面やウエハエッジ部にルテニウム膜を付着
させたまま、引き続き他装置を用いて別の処理を行う
と、この付着したルテニウム膜自身が他装置を汚染する
ことになり、最終的には半導体装置の性能に対して悪影
響を及ぼすことになる。従って、他装置へのルテニウム
膜汚染を防止するため、CVD成膜後またはエッチング
後には、ウエハ裏面あるいはウエハ表面のエッジ部に付
着したルテニウム膜若しくは粒子を除去するための洗浄
プロセスが不可欠である。
【0065】図10(1)において、ウエハ51の表面
にはデバイスパターン52が形成されており、そのウエ
ハ51の表面エッジ部53とウエハ51の裏面にはルテ
ニウム膜54またはルテニウムの粒子55によって汚染
された状態を表わしている。そして、ウエハ51の表面
エッジ部53及び裏面には良く知られた全反射蛍光X線
を用いて測定したルテニウム汚染量(蛍光X線の検出強
度)が1013 atoms/cm以上である領域を黒塗り
の領域で示した。
【0066】図10(2)は、オゾンによるウエハ51
の洗浄効果を示すための図であって、ウエハ51をオゾ
ンに曝す前に、ウエハ51の裏面とエッジ部53以外の
ウエハ51の表面をレジストで覆う処理を行なった。こ
れはデバイスのパターン部52に成膜されたルテニウム
膜がエッチングされないようにするためである。尚、こ
のウエハ51の裏面とエッジ部53の表面層はシリコン
酸化膜である。
【0067】ここで、ルテニウムとレジストのオゾンエ
ッチング選択比について、処理温度(室温から300
℃)を変えて調べた。その結果、約180℃以下の低温
下では、ルテニウムのエッチングレートがレジストより
も大きく、180℃以上ではレジストのエッチングレー
トが大きいことがわかった。これは、実施例1で示した
ように、ルテニウムはその触媒作用によりオゾンを分解
するので、低温下においてもエッチングが促進される
が、レジストそのものにはその触媒作用がないため、上
記した有意差が発生すると推測される。
【0068】従って、デバイスパターンの形成された部
分52をレジストで覆い、かつ180℃以下でエッチン
グ処理を施すことにすれば、デバイスパターン部52は
エッチングから保護されることになる。また、ルテニウ
ムによる汚染物質を効率的に除去するために、処理する
際のスループットを考慮して、処理温度は約40℃以上
が望ましい。
【0069】図10(2)の結果は、上記した条件を用
いて図10(1)に示されたウエハ51を洗浄処理した
結果を表わしている。これからも明らかのように、ウエ
ハ51表面のエッジ部53及びウエハ51の裏面には、
ルテニウムによって汚染された領域55が除去されてい
る。
【0070】図11は、上記の検討結果をルテニウムの
ドライ洗浄装置に反映させ、その概略を例示したもので
ある。この例では、ホットウォール型バッチ式の洗浄装
置を想定し、主に洗浄処理を行う加熱機構の付いた処理
室111と、ウエハ112、ウエハを保持する石英製ウ
エハ支持台113と、ガス拡散板114で構成されてい
る。この処理室111にはオゾンを供給するオゾナイザ
ー115s、オゾンを生成させるために必要な酸素供給
器116s、窒素供給器117s、その他オゾン濃度を
調節するための窒素供給器118s、またそれぞれの供
給器のバルブ115v、116v、117v、118v
が配管119を介して接続されている。また、排気側配
管119を介して圧力を調整するコンダクタンスバルブ
1110、真空ポンプ1111が接続されている。加え
て、処理室111にはウエハ112の搬送用のアーム1
114を備えた搬送室1113が、ゲートバルブ111
2を介して設けられている。
【0071】この洗浄装置は搬送室1113を介してエ
ッチング装置やCVD装置に接続されていても良いし、
また個別の装置としてデバイスの製造工程中に配置され
ても良い。
【0072】洗浄処理の仕方は、下記の通りである。即
ち、ウエハ112上に形成されたデバイスパターン部を
レジストで覆ったウエハ112(ルテニウム汚染量は図
10(1)と同程度である)を処理室111へ搬入し、
100℃で処理を行なった。この温度の設定は、ルテニ
ウムに対するエッチングレートが早く、かつレジストと
の選択比も大きく(100程度)、このレジストに対し
ても変質を齎さないことを考慮した。また、ウエハ11
2の支持台113への設置方法はレジストを形成した面
を下にするフェースダウン式とした。これは、ウエハ裏
面とエッジ部と装置部材との接触部を極力排除するため
である。
【0073】圧力は700Torr、流量10slm、
オゾン濃度10%、洗浄時間3分とした。
【0074】処理の終了したウエハ112を処理室11
1から搬出し、ウエハのルテニウム汚染量を前述の全反
射蛍光X線で測定した。その結果、前述の図10(2)
に示した場合と同様に、ウエハ112のエッジ部または
裏面に残存するルテニウムの量は検出器の検出限界以下
であった。更にまた、このウエハ裏面を良く知られたI
CP−Mass分析装置を用いて測定した結果、5×1
10 atoms/cm以下であった。これらの結果か
ら、上記の洗浄処理を施すことによって、ウエハ112
の不要な部分に付着したルテニウムの汚染が排除される
ことが判明した。
【0075】本実施例によれば、ドライプロセスである
ため、ウエットプロセスのようにリンスや乾燥工程を不
要とし、またプラズマも利用しないオゾンガスとの化学
反応を用いるため、基板そのものや洗浄装置部材、例え
ば金属部品に対しても腐食等のダメージを与えることな
く、有効な洗浄を行なうことが出来る。
【0076】上記した実施例では洗浄処理を100℃で
行ったが、オゾンを用いてルテニウムのエッチングが可
能な20℃以上350℃以下、望ましくはレジストとの
選択比を確保出来る40℃以上200℃以下、更には4
0℃以上180℃以下の処理温度が好ましい。
【0077】また、本実施例はルテニウム汚染除去のた
めの洗浄を例示したが、レジストをパターン形成用のマ
スクとして形成した半導体基板上のルテニウム膜のエッ
チング処理に対しても同様に、簡易でウエハへのダメー
ジを与えずに、かつ高スループットのエッチング処理を
行うことが可能であることは言うまでもない。
【0078】上記した本実施例では、洗浄用ガスとして
オゾンを用いたが、ハロゲン化酸素、酸化窒素、酸素原
子を用いても同様の効果が得られる。また、事前に酸素
や酸化窒素を紫外線あるいはプラズマを用いて励起して
から処理室に導入しても同様の効果が得られる。そし
て、上記の例では酸素と窒素中にオゾンを数%含んだガ
スを用いたが、これにフッ素、塩素、臭素、フッ化塩
素、フッ化水素、塩化水素及び臭化水素等のハロゲンガ
スあるいはハロゲン化水素ガスを添加した場合、更に
は、水素、一酸化炭素、アンモニア、フォスフィン等の
還元性ガスを添加した場合においても同様の効果が得ら
れる。
【0079】また、上記した洗浄効果はルテニウム膜の
場合に限定されることなく、ルテニウム酸化膜、オスミ
ウム、オスミウム酸化膜の場合においても、同様の効果
が得られる。
【0080】(実施例3)次に、ルテニウム用CVD装
置のクリーニングに適用した例について述べる。図12
にはルテニウムあるいはルテニウム酸化膜のCVD装置
を示す。
【0081】このCVD装置は、成膜反応を行うリアク
タ部はチャンバ121と、ウエハ122と、ウエハを加
熱するためのセラミックス製ヒーター123と、成膜用
ガスをウエハ122上へ均一に供給させるガスシャワー
ヘッド124から構成されている。成膜用ガスとクリー
ニングガスを供給あるいは排気する配管125とチャン
バ121は、反応生成物が吸着するのを防止するためヒ
ーター126より加熱されている。
【0082】チャンバ121には、ガス供給配管125
およびバルブ127v、128v、129v、1210
vを介して成膜用ガスであるRu(EtCp) (但
し、EtCpはエチルシクロペンタジエニル(C
)の略称)をガス化して供給する供給器127
s、O供給器128s、N供給器129s、クリー
ニングガス供給器であるO供給器1210sが接続さ
れている。
【0083】また、排気配管125を介してチャンバ1
21内部の圧力を制御するためのコンダクタンスバルブ
1211および排気装置1212が接続されている。
【0084】この装置は、ウエハ122を載置したヒー
ター123によりウエハを約300℃〜750℃まで加
熱して成膜するコールドウォール型の装置である。前記
の成膜用ガスを使う場合には、成膜温度を300℃とす
るためヒーター温度を例えば320℃とし、また成膜用
ガスが装置内壁や配管内に凝縮することのないよう、チ
ャンバ121や配管等もヒーター126により約150
℃程度に加熱している。 しかしながら、成膜用ガスの
分解反応によりRuを含有した不要な反応副生成物がチ
ャンバ121の内壁等に多量に付着してしまう。また、
ウエハの温度分布を均一化するため、ヒーターサイズを
ウエハサイズよりも大きくし、熱の逃げが大きいウエハ
周辺部への熱投入量を増やしている。このことによっ
て、ヒーター123の周辺部にもルテニウムあるいは酸
化ルテニウムが成膜される。そして、このCVD工程を
繰り返して行なうに従って、チャンバ121の内壁や配
管125の内壁に付着したこれらの付着物が剥離するよ
うになり、これらがガス流れ等による巻上がりによって
成膜中にウエハ122上に降り注ぐことになる。その結
果、上記した付着物が異物となって、デバイスパターン
を形成したときにショートや断線などの不良を引き起こ
す。
【0085】そこで、オゾンを用いたクリーニングによ
る異物低減効果を下記の方法で検討した。
【0086】(1)ルテニウム膜の成膜方法 先ず、チャンバ121内を所定の排気を行なってからウ
エハ122をヒーター123の上に載置し、ヒ−ターを
320℃に設定し、ウエハ122の温度を熱平衡状態に
維持する。この時、チャンバ121の壁及び配管125
の温度は約150℃である。その後、バルブ127v、
128vを開け、Ru(EtCp)、Oガスを各々
チャンバ121内に導入して、0.1μmのルテニウム
膜の成膜を行った。尚、成膜時の圧力は所定の値になる
ように、コンダクタンスバルブ1211を用いて調整し
た。
【0087】(2)オゾンによるクリーニング方法 成膜の完了したウエハ122上の異物数は、同一チャン
バを用いて行なった成膜工程の累積膜厚が約3μmを越
えると多くなる傾向にある。従って、チャンバ121の
クリーニング頻度は成膜回数で30回毎に行なった。
【0088】クリーニングに使用できる時間は、CVD
装置のスループットとその稼働率から算出し、約1時間
以内ということになる。従って、ひとつの例として、熱
容量の大きいチャンバ121や配管125の温度はその
ままを維持し、ヒーター123の温度をエッチングレー
トの確保可能な温度、例えば150℃まで降下させてオ
ゾンによるチャンバクリーニングを行った。
【0089】バルブ1210vを開き、オゾン供給器1
210sよりオゾンガスを供給し、成膜時と同様、コン
ダクタンスバルブにより排気量を調整した。オゾン濃度
は5%、ガス流量は10slm、圧力は100Torr
とした。
【0090】クリーニングの終点検出は、排気配管12
5にQMSのサンプリングポートを取り付け、図13に
示すようにクリーニング中に発生する反応生成ガスのイ
オン強度の経時変化を測定することによって確認した。
具体的には、RuOのイオン強度が減少し、その後の
強度変化が極めて小さくなった時点をクリーニングの終
了とした。本実施例では、クリ−ニングを約20分間実
施してからオゾンがすの供給を停止させた。尚、本実施
例の場合、ヒーター123の温度調整、チャンバ121
内の圧力調整、クリーニング等に要した時間を含め、約
1時間以内で一連の処理を行なうことが出来る。
【0091】尚、クリーニング時間の短縮に関しては、
上述したように、オゾンガスに添加するガスとして5%
ClFまたは5%COを用いることによって、約20
〜30%の時間短縮が可能であった。
【0092】次に、ルテニウムの成膜及びオゾンクリ−
ニングの一連の作業を繰り返して実施し、その作業にお
けるウエハ122上の異物数の推移を測定した。図14
に、8インチウエハの場合を例にとり、0.3μm以上
の異物数(成膜を20〜30回繰り返し行なったときの
平均値)の増減する変化を示した。この結果から明らか
のように、チャンバのクリーニングを行なうことによっ
てウエハ上の異物をほぼ初期状態まで低減させることが
可能である。そしてまた、その後の成膜によって異物数
が増加しても再びクリーニングを行なうことによって、
再度異物数を低減させることが出来る。
【0093】以上で説明したように、成膜の所定の段階
でオゾンクリーニングを実施することにより、チャンバ
内での異物の発生を長期的に抑制できることがわかっ
た。これによって、ルテニウムの成膜レートを常に安定
に行なうことが可能である。
【0094】尚、20回のオゾンガスクリーニング後に
おける装置内部を目視観察した結果、使用部材の金属腐
食等は認められなかった。
【0095】本実施例ではクリーニングを約150℃で
行ったが、オゾンでのルテニウムエッチングが可能な2
0℃以上350℃以下、望ましくはルテニウムのエッチ
ングレートが比較的大きい40℃以上200℃以下、更
には40℃以上180℃以下で行なうことが好ましい。
【0096】本実施例によれば、オゾンガスクリーニン
グにより異物低減を可能とし、歩留まり向上を図ること
ができる。
【0097】また、プラズマを用いずにエッチングする
ことが出来るため、装置内部の、所謂クリーニングガス
の供給される部分をエッチングすることが出来るので、
従来のプラズマクリーニング法に比較して、チャンバ内
での付着物の残渣を減少させることが可能である。
【0098】更に、エッチングガスとしてオゾン以外の
ハロゲン化酸素、酸化窒素、酸素原子等を用いても、ま
た、予め酸素や酸化窒素を紫外線あるいはプラズマによ
り励起してからチャンバに導入しても同様の効果が得ら
れる。そして、酸素と窒素中にオゾンを数%含んだガス
にフッ素、塩素、臭素、フッ化塩素、フッ化水素、塩化
水素及び臭化水素等のハロゲンガスあるいはハロゲン化
水素ガスを添加しても、また、水素、一酸化酸素、アン
モニア、フォスフィン等の還元性ガスを添加しても上記
の場合と同様の効果が得られる。
【0099】これらのことは、ルテニウム膜に限定され
ず、ルテニウム酸化膜、オスミウム、オスミウム酸化膜
の場合でも同様である。
【0100】(実施例4)実施例4では、ルテニウム用
エッチング装置のクリーニングに適用した。
【0101】エッチング装置を用いて繰り返しエッチン
グ処理を行う場合、被エッチング膜やレジスト膜とエッ
チングガスとの反応によって副生成物がチャンバ内に付
着、堆積する。これらはCVD装置の場合と同様に、異
物となってデバイスの製造歩留まりを低下させる要因に
なる。
【0102】そこで、オゾンクリーニングによるエッチ
ング装置の異物低減効果を検討した。
【0103】(1)ルテニウム膜のエッチング(パター
ン形成) 先ず、所定の排気がなされたチャンバ内に、ルテニウム
膜上にレジストがパターニングされたウエハ12を電極
上に載置し、その温度を20℃に調節する。その後、チ
ャンバ内の圧力を調整しながらO、Cl、Nガス
を導入してエッチングを行った。エッチング終了後、ウ
エハ12を搬出し、チャンバ内を排気した。
【0104】本実施例においては、ウエハのエッチング
処理が50回毎に次の手順でオゾンクリーニングを実施
した。
【0105】(2)オゾンによるクリーニング方法 CVD装置の場合と同様に、クリ−ニング時のウエハ設
置電極の温度を約100℃とし、クリ−ニングを15分
間実施した。そして、このエッチング及びクリ−ニング
の一連の工程を20回繰り返したときの異物数推移を測
定した。
【0106】その結果、上述のCVD装置の場合と同様
に、ガスクリーニングによってチャンバ内の異物数を低
いレベルに維持することが出来、装置内の金属部表面に
腐食等が認められなかった(目視検査)。
【0107】また、本実施例で述べたクリーニング処理
温度条件やクリーニングガス成分等はこれに限定される
ものではなく、例えば上記したCVD装置の場合と同様
に、エッチングレートの向上を図ることが出来る。
【0108】以上述べたように、クリーニング条件を適
正化することによって、短時間でのチャンバクリーニン
グが可能であって、その結果として長期に亘る装置の安
定稼動や装置稼働率の向上に寄与するばかりでなく、デ
バイス製品の製造歩留まりを向上させることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルテニウム化合物の蒸気圧曲線を説明するため
の図である。
【図2】ルテニウムの酸化反応における自由エネルギー
差と温度との関係を表わす説明図である。
【図3】第1の実施例を説明するための半導体装置の工
程図である。
【図4】第1の実施例に用いたエッチング装置の概略図
である。
【図5】ルテニウムのエッチングレートと処理温度との
関係を表わす説明図である。
【図6】ルテニウムとオゾンとの反応による反応生成物
のQMS分析例である。
【図7】オゾンの熱分解とウエハ上でのオゾン残存率と
の関係を表わす説明図である。
【図8】ルテニウムとオゾンの反応メカニズムを説明す
るための図である。
【図9】第1の実施例であるエッチング処理のシーケン
スを表わす説明図である。
【図10】第2の実施例であるルテニウム汚染ウエハの
オゾン洗浄効果を表わす図である。
【図11】第2の実施例であるオゾン洗浄装置の概略を
説明するための図である。
【図12】第3の実施例であるCVD装置のクリーニン
グを説明するための図である。
【図13】クリーニング終点検出を説明するためのQM
S反応分析結果を表わす図である。
【図14】CVD装置のクリーニングとチャンバ内異物
数の推移を示す図である。
【符号の説明】
31…シリコン基板、32…シリコン酸化膜、33…ル
テニウム膜、41…処理室、42…ウエハ、43…サセ
プタヒーター、44…シャワーヘッド、45s…オゾナ
イザー、45v…オゾン用バルブ、46s…オゾン生成
用酸素供給器、46v…オゾン生成用酸素用バルブ、4
7s…オゾン生成用窒素供給器、47v…オゾン生成用
窒素用バルブ、48s…窒素供給器、48v…窒素用バ
ルブ、49…配管、51…ウエハ、52…デバイスパタ
ーン部、53…エッジ部、54、55…ルテニウム汚染
領域、410…コンダクタンスバルブ、411…真空ポ
ンプ、412…除害設備、413…搬送アーム、414
…搬送室、121…チャンバ、122…ウエハ、123
…ヒーター、124…シャワーヘッド、125…配管、
126…配管加熱ヒーター、127s…Ru(DPM)
供給器、127s…Ru(DPM)供給用バルブ、
128s…O供給器、128v…O供給用バルブ、
129s…N供給器、129v…N供給用バルブ、
1210s…O供給器、1210v…O供給用バル
ブ、1211…コンダクタンスバルブ、1212…排気
装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 茂 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 湯之上 隆 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 恒川 助芳 東京都青梅市新町六丁目16番地の2 株式 会社日立製作所熱器ライティング事業部内 (72)発明者 渡辺 和人 東京都青梅市新町六丁目16番地の2 株式 会社日立製作所熱器ライティング事業部内 Fターム(参考) 4K030 DA06 JA06 5F004 AA14 BA19 BD04 DA00 DA27 DB08 DB13 EB02 5F045 AA03 AB31 AC07 AD07 DP03 EB06 HA13

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルテニウム、酸化ルテニウム、あるいはオ
    スミウム、酸化オスミウムの群から選ばれる少なくとも
    一種類を含む固体表面に、酸素原子供与性ガスを含むガ
    スを供給することによって、前記固体表面をエッチング
    処理することを特徴とする固体表面の処理方法。
  2. 【請求項2】前記酸素原子供与性ガスが、オゾン、ハロ
    ゲン化酸素、酸化窒素、酸素原子の群から選ばれる少な
    くとも一種類のガスを含んでなることを特徴とする請求
    項1記載の固体表面の処理方法。
  3. 【請求項3】前記酸素原子供与性ガスに、ハロゲンガ
    ス、ハロゲン化水素ガス、または還元性ガスの何れかを
    添加して、固体表面をエッチング処理することを特徴と
    する請求項1記載の固体表面の処理方法。
  4. 【請求項4】前記酸素原子供与性ガスに、フッ素、塩
    素、臭素、フッ化塩素、フッ化水素、塩化水素、臭化水
    素、水素、一酸化炭素、アンモニア、フォスフィンの群
    から選ばれる少なくとも一種類のガスを添加して、固体
    表面をエッチング処理することを特徴とする請求項1記
    載の固体表面の処理方法。
  5. 【請求項5】前記固体表面が、非プラズマエッチングを
    用いて処理されることを特徴とする請求項1乃至4の何
    れかに記載の固体表面の処理方法。
  6. 【請求項6】前記固体表面のエッチング処理中におい
    て、該固体の表面またはその上方にイオンシースが形成
    されないことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記
    載の固体表面の処理方法。
  7. 【請求項7】前記固体表面のエッチング処理温度が、2
    0℃以上350℃以下であることを特徴とする請求項1
    乃至6の何れかに記載の固体表面の処理方法。
  8. 【請求項8】前記固体表面のエッチング処理温度が、4
    0℃以上200℃以下であることを特徴とする請求項1
    乃至6の何れかに記載の固体表面の処理方法。
  9. 【請求項9】前記固体表面のエッチング処理温度が、4
    0℃以上180℃以下であることを特徴とする請求項1
    乃至6の何れかに記載の固体表面の処理方法。
  10. 【請求項10】(1)基板を搬送室から処理室へ搬送す
    る工程と、(2)前記基板の温度を調整する工程と、
    (3)前記処理室内に酸素原子供与性ガスを含むガスを
    供給する工程と、(4)前記処理室に搬送された前記基
    板の表面をエッチング処理する工程と、(5)エッチン
    グ処理後の前記基板を処理室から搬送室へ搬送する工程
    とを備え、前記基板の上方に、ルテニウム、酸化ルテニ
    ウム、あるいはオスミウム、酸化オスミウムの群から選
    ばれる少なくとも一種類を含む膜をエッチングすること
    を特徴とする基板表面の処理方法。
  11. 【請求項11】前記酸素原子供与性ガスが、オゾン、ハ
    ロゲン化酸素、酸化窒素、酸素原子の群から選ばれる少
    なくとも一種類のガスを含んでなることを特徴とする請
    求項10記載の基板表面の処理方法。
  12. 【請求項12】前記酸素原子供与性ガスに、ハロゲンガ
    ス、ハロゲン化水素ガス、または還元性ガスの何れかを
    添加して、基板表面をエッチング処理することを特徴と
    する請求項10記載の基板表面の処理方法。
  13. 【請求項13】前記酸素原子供与性ガスに、フッ素、塩
    素、臭素、フッ化塩素、フッ化水素、塩化水素、臭化水
    素、水素、一酸化炭素、アンモニア、フォスフィンの群
    から選ばれる少なくとも一種類のガスを添加して、基板
    表面をエッチング処理することを特徴とする請求項10
    記載の基板表面の処理方法。
  14. 【請求項14】前記基板表面が、非プラズマエッチング
    を用いて処理されることを特徴とする請求項10乃至1
    3の何れかに記載の基板表面の処理方法。
  15. 【請求項15】前記基板表面のエッチング処理中におい
    て、該基板の表面またはその上方にイオンシースが形成
    されないことを特徴とする請求項10乃至13の何れか
    に記載の基板表面の処理方法。
  16. 【請求項16】前記基板表面のエッチング処理温度が、
    20℃以上350℃以下であることを特徴とする請求項
    10乃至15の何れかに記載の基板表面の処理方法。
  17. 【請求項17】前記基板表面のエッチング処理温度が、
    40℃以上200℃以下であることを特徴とする請求項
    10乃至15の何れかに記載の基板表面の処理方法。
  18. 【請求項18】前記基板表面のエッチング処理温度が、
    40℃以上180℃以下であることを特徴とする請求項
    10乃至15の何れかに記載の基板表面の処理方法。
  19. 【請求項19】(1)基板を搬送室から処理室へ搬送す
    る工程と、(2)前記基板の温度を調整する工程と、
    (3)前記処理室内に酸素原子供与性ガスを含むガスを
    供給する工程と、(4)前記処理室に搬送された前記基
    板を洗浄処理する工程と、(5)洗浄処理後の前記基板
    を処理室から搬送室へ搬送する工程とを備え、前記基板
    の上方に付着したルテニウム、酸化ルテニウム、あるい
    はオスミウム、酸化オスミウムの群から選ばれる少なく
    とも一種類を含む膜または粒子を除去することを特徴と
    する基板の洗浄方法。
  20. 【請求項20】前記酸素原子供与性ガスが、オゾン、ハ
    ロゲン化酸素、酸化窒素、酸素原子の群から選ばれる少
    なくとも一種類のガスを含んでなることを特徴とする請
    求項19記載の基板の洗浄方法。
  21. 【請求項21】前記酸素原子供与性ガスに、ハロゲンガ
    ス、ハロゲン化水素ガス、または還元性ガスの何れかを
    添加して、前記基板を洗浄処理することを特徴とする請
    求項19記載の基板の洗浄方法。
  22. 【請求項22】前記酸素原子供与性ガスに、フッ素、塩
    素、臭素、フッ化塩素、フッ化水素、塩化水素、臭化水
    素、水素、一酸化炭素、アンモニア、フォスフィンの群
    から選ばれる少なくとも一種類のガスを添加して、前記
    基板を洗浄処理することを特徴とする請求項19記載の
    基板の洗浄方法。
  23. 【請求項23】前記基板が、非プラズマエッチングを用
    いて洗浄処理されることを特徴とする請求項19乃至2
    2の何れかに記載の基板の洗浄方法。
  24. 【請求項24】前記基板の洗浄処理中において、該基板
    の表面またはその上方にイオンシースが形成されないこ
    とを特徴とする請求項19乃至22の何れかに記載の基
    板の洗浄方法。
  25. 【請求項25】前記基板の洗浄処理温度が、20℃以上
    350℃以下であることを特徴とする請求項19乃至2
    4の何れかに記載の基板の洗浄方法。
  26. 【請求項26】前記基板の洗浄処理温度が、40℃以上
    200℃以下であることを特徴とする請求項19乃至2
    4の何れかに記載の基板の洗浄方法。
  27. 【請求項27】前記基板の洗浄処理温度が、40℃以上
    180℃以下であることを特徴とする請求項19乃至2
    4の何れかに記載の基板の洗浄方法。
  28. 【請求項28】基板を処理するための処理室を備えた半
    導体製造装置において、前記処理室内の部材表面に堆積
    または付着した少なくともルテニウムまたはオスミウム
    を含む反応生成物の何れかを、酸素原子供与性ガスを含
    むガスを用いて除去することを特徴とする半導体製造装
    置のクリ−ニング方法。
  29. 【請求項29】前記半導体製造装置が、ルテニウム、酸
    化ルテニウム、あるいはオスミウム、酸化オスミウムの
    群から選ばれる少なくとも一種類を含む膜を基板上に形
    成するCVD装置、前記膜をエッチング処理することに
    よって前記基板上にパターンを形成するエッチング装
    置、または前記基板に付着したルテニウムあるいはオス
    ミウムを含む反応生成物を除去するための洗浄装置であ
    ることを特徴とする請求項28記載の半導体製造装置の
    クリーニング方法。
  30. 【請求項30】前記部材表面が、前記基板を載置させる
    ためのサセプタの表面、前記ガス供給口の表面、前記ガ
    ス排気口の表面、処理室の内壁、配管の内壁の少なくと
    も何れかであることを特徴とする請求項28に記載の半
    導体製造装置のクリーニング方法。
  31. 【請求項31】前記酸素原子供与性ガスが、オゾン、ハ
    ロゲン化酸素、酸化窒素、酸素原子の群から選ばれる少
    なくとも一種類のガスを含んでなることを特徴とする請
    求項28に記載の半導体製造装置のクリーニング方法。
  32. 【請求項32】前記酸素原子供与性ガスに、ハロゲンガ
    ス、ハロゲン化水素ガス、または還元性ガスの何れかを
    添加して、前記部材表面をクリーニングすることを特徴
    とする請求項28に記載の半導体製造装置のクリーニン
    グ方法。
  33. 【請求項33】前記酸素原子供与性ガスに、フッ素、塩
    素、臭素、フッ化塩素、フッ化水素、塩化水素、臭化水
    素、水素、一酸化炭素、アンモニア、フォスフィンの群
    から選ばれる少なくとも一種類のガスを添加して、前記
    部材表面をクリーニングすることを特徴とする請求項2
    8に記載の半導体製造装置のクリーニング方法。
  34. 【請求項34】前記部材表面が、非プラズマエッチング
    を用いてクリーニングされることを特徴とする請求項3
    1乃至33の何れかに記載の半導体製造装置のクリーニ
    ング方法。
  35. 【請求項35】前記部材表面のクリーニング処理中にお
    いて、該部材の表面またはその上方にイオンシースが形
    成されないことを特徴とする請求項31乃至33の何れ
    かに記載の半導体製造装置のクリーニング方法。
  36. 【請求項36】前記酸素原子供与性ガスを含むガスを供
    給するときの前記部材表面の温度が、20℃以上350
    ℃以下であることを特徴とする請求項28に記載の半導
    体製造装置のクリーニング方法。
  37. 【請求項37】前記酸素原子供与性ガスを含むガスを供
    給するときの前記部材表面の温度が、40℃以上200
    ℃以下であることを特徴とする請求項28に記載の半導
    体製造装置のクリーニング方法。
  38. 【請求項38】前記酸素原子供与性ガスを含むガスを供
    給するときの前記部材表面の温度が、40℃以上180
    ℃以下であることを特徴とする請求項28に記載の半導
    体製造装置のクリーニング方法。
  39. 【請求項39】(1)処理室に基板を搬入する工程と、
    (2)該基板の上方に、ルテニウム、酸化ルテニウム、
    あるいはオスミウム、酸化オスミウムの群から選ばれる
    少なくとも一種類を含む膜をCVD成膜する工程と、
    (3)前記膜の成膜後、前記処理室の少なくとも内壁を
    含む領域に堆積または付着したルテニウムまたはオスミ
    ウムを含む反応生成物を除去するクリ−ニング工程を備
    え、前記クリーニング工程が、請求項28乃至38の何
    れかに記載の半導体装置のクリーニング方法を含むこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  40. 【請求項40】(1)ルテニウム、酸化ルテニウム、あ
    るいはオスミウム、酸化オスミウムの群から選ばれる少
    なくとも一種類を含む膜の上方にレジストマスクを形成
    する工程と、(2)該レジストマスクを介して前記膜に
    エッチング処理による回路パターンを形成する工程と、
    (3)前記回路パターンを形成した後、前記エッチング
    処理の処理室内壁に堆積または付着したルテニウムある
    いはオスミウムを含む反応生成物を除去するクリーニン
    グ工程を備え、前記クリーニング工程が、請求項28乃
    至38の何れかに記載の半導体装置のクリーニング方法
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  41. 【請求項41】基板を処理するための処理室を備えた半
    導体装置の製造方法において、(1)処理室に基板を搬
    入する工程と、(2)該基板を処理する工程と、(3)
    該基板の処理終了後、該基板を処理室から搬出する工程
    と、(4)該基板の搬出後、前記処理室内の部材表面に
    堆積または付着した生成物を除去するクリ−ニング工程
    を備え、前記生成物が少なくともルテニウム、オスミウ
    ム、またはそれらを含む反応生成物であって、該反応生
    成物の除去を酸素原子供与性ガスを含むガスを用いて行
    ない、かつ前記(2)の工程を所定の回数繰り返した後
    に、前記(4)の工程を行なうことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  42. 【請求項42】前記処理工程が、ルテニウム、酸化ルテ
    ニウム、あるいはオスミウム、酸化オスミウムの群から
    選ばれる少なくとも一種類を含む膜を基板の上方に形成
    するCVD工程、前記膜をエッチング処理することによ
    って前記基板の上方にパターンを形成するエッチング工
    程、または前記基板の上方又は下方に付着した少なくと
    もルテニウム、オスミウム、またはそれらを含む反応生
    成物の何れかを除去するための洗浄工程の何れかである
    ことを特徴とする請求項39記載の半導体装置の製造方
    法。
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