JP2001284214A - 露光装置、デバイス製造方法、半導体製造工場および露光装置の保守方法 - Google Patents

露光装置、デバイス製造方法、半導体製造工場および露光装置の保守方法

Info

Publication number
JP2001284214A
JP2001284214A JP2000093960A JP2000093960A JP2001284214A JP 2001284214 A JP2001284214 A JP 2001284214A JP 2000093960 A JP2000093960 A JP 2000093960A JP 2000093960 A JP2000093960 A JP 2000093960A JP 2001284214 A JP2001284214 A JP 2001284214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
exposure apparatus
chamber
optical
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000093960A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001284214A5 (ja
JP4532660B2 (ja
Inventor
Shinichi Hara
真一 原
Yutaka Tanaka
裕 田中
Kazuyuki Harumi
和之 春見
Toru Hirabayashi
融 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000093960A priority Critical patent/JP4532660B2/ja
Publication of JP2001284214A publication Critical patent/JP2001284214A/ja
Publication of JP2001284214A5 publication Critical patent/JP2001284214A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4532660B2 publication Critical patent/JP4532660B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンバー内に最初に存在していた気体の濃
度を速やかに低下させる。 【解決手段】 本発明の露光装置は、複数の光学素子を
内部に有し、所定のガス置換が可能なチャンバーと、該
光学素子に挟まれた空間にガスを供給するガス供給口
と、該空間内のガスを排出するガス排出口とを有し、該
ガス排出口は、光軸に対して重力方向下方に設けられて
いることを特徴とする。これにより、チャンバーに最初
に存在するガスと置換するガスに比重の差があっても、
効率よくチャンバー内のガスを置換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に光源として真
空紫外光を用いる半導体露光装置において、真空紫外光
の光路の雰囲気ガスを大気から不活性ガスに置換する露
光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の高集積化、微細化の傾向に
伴い、ステッパー等の露光装置においては、高い解像力
が要求されている。解像力は露光光の波長に比例するた
め、露光波長は次第に短波長化され、可視域のg線(波
長436nm)から紫外域のi線(波長365nm)へ
と代わり、最近ではKrFエキシマレーザ光(波長24
8nm)が使用され、ArFエキシマレーザ光(波長1
93nm)、F2レーザ光(波長157nm)、更には
Ar2レーザ光(波長126nm)の使用が検討されて
いる。
【0003】しかし、ArFエキシマレーザ光程度以下
の波長域では、空気中の酸素による吸収が起き、透過率
が低下してしまう。そこで、ArFエキシマレーザ光を
使用する露光装置では、露光光の光路の大部分の気体を
窒素で置換している。更に、190nm以下の波長域
(真空紫外)では窒素でも若干の吸収があるため、その
光を透過する別の気体(窒素以外の不活性ガス)で置き
換えるか、又は真空にする必要がある。しかし、真空に
するには、装置を大気圧に耐えられる頑丈な構造にする
必要があり、装置製造コストが高くなる。そこで、露光
光の光路を不活性で透過率の高い気体に置換する方式が
用いられる。そのような気体の中で、安全性、熱伝導率
の良さ、温度による屈折率変化の少なさなどを考慮する
と、露光光の光路周辺や光学素子周辺の雰囲気をヘリウ
ムに置換することが最も望ましいと考えられている。
【0004】一般に、露光光の光路の大気を他の気体に
置換するときは、光路を密閉容器中に内蔵し、その密閉
容器の一端を気体の供給口、他端を排出口として、光路
全体に気体が充満するように流路を形成する。そして、
対流と分子拡散の作用により密閉容器内の気体を置換す
る。
【0005】一例として、密閉容器内の大気を窒素に置
換する際のシミュレーション結果を示す。
【0006】図12にシミュレーションのモデルとなる
密閉容器を示す。時間0の時点では、密閉容器内には大
気が充満している。密閉容器には、図中の左上に供給口
が設けられている。置換するガスは、この供給口から密
閉容器に供給される。また、密閉容器には、図中の右下
に排出口が設けられている。供給口から置換ガスが供給
されると、排出口からは密閉容器内の気体が密閉容器外
に排出されることになる。なお、シミュレーションにお
いては、時間0から供給口に流速1m/sで置換ガスが
供給される。
【0007】図13は、重力の影響を受けないものとし
た場合における、容器中の大気濃度の時間変化を表す図
である。図中のパターンが濃い場所ほど、大気濃度が高
いことを意味している。図13(a)は、置換ガスとし
てヘリウムを用いた場合であって、図13(b)は、置
換ガスとして窒素を用いた場合を表している。
【0008】図13では、重力の影響を受けないものと
して計算しているため、ヘリウムであっても窒素であっ
ても、時間のズレはあるものの、容器内でのガスの対流
はほぼ同様である。
【0009】さらに、図14に、容器内の左下角、中央
左、中央右、右上、流出口における大気濃度の時間変化
のグラフを示す。図14において、縦軸は濃度(対数目
盛)、横軸は時間(実数目盛)を示している。図14
(a)は、置換ガスとしてヘリウムを用いた場合であっ
て、図14(b)は、置換ガスとして窒素を用いた場合
を表している。
【0010】図14では、重力の影響を受けないものと
して計算しているため、ヘリウムであっても窒素であっ
ても、濃度の時間変化は、ほぼ同様の傾向を示してい
る。
【0011】なお、このグラフによれば、次のようなこ
とがうかがえる。まず、容器内に最初から存在していた
大気が押し出される。この段階での排出口付近の濃度変
化は少ない。次に、対流により希釈された大気が排出さ
れる。この段階では、もとの大気の濃度は指数関数的に
急速に減少する。その後、濃度の減少速度は次第に鈍く
なる。これは、気体が流れにくい淀みでのガス置換が、
主に分子拡散によって進められているためであると考え
られる。
【0012】このように、従来は、ヘリウムの容器内の
挙動は、窒素とほぼ同様であると考えられていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したシミュレーシ
ョン結果は、特に重力の影響を考慮しないものであっ
た。しかし、ヘリウムは、分子量が小さく、空気(大
気)よりも比重が軽い。そのため、ヘリウムの容器内の
挙動を正確に把握するためには、重力の影響を考慮する
必要があった。
【0014】また、気体が流れにくい淀みでのガス置換
を分子拡散によって進めるのみでは、容器内に最初に存
在していた気体の濃度を下げるのに非常に時間がかかっ
てしまう。
【0015】特に、真空紫外光の波長域では、酸素に対
する連続した吸収帯が存在するため、光路の酸素濃度が
高いと光の吸収が極めて大きくなり、露光装置として使
用するには酸素濃度を1ppm程度以下にする必要があ
る。しかし、従来のような方法で空気をヘリウムに置換
しようとすると、上述で説明したような通り、所望の酸
素濃度にガスを置換するまで時間がかかる。さらに、大
量のヘリウムを消費しなければならないことになり、ヘ
リウムは地殻や大気中での存在度が極めて低く高価であ
るため、経済的に不都合である。
【0016】本発明は、上記従来例の問題点に鑑み、半
導体露光装置の露光光の光路周辺を密閉するような容器
内の大気を速やかに低下させることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の露光装置は、複数の光学素子を内部に有
し、所定のガス置換が可能なチャンバーと、該光学素子
に挟まれた空間にガスを供給するガス供給口と、該空間
内のガスを排出するガス排出口とを有し、該ガス排出口
は、光軸に対して重力方向下方に設けられていることを
特徴とする。
【0018】また、前記光軸は、水平方向であることが
望ましい。また、前記ガス排出口は、通気孔であること
が望ましく、前記通気孔は、前記光学素子を支持する支
持台に設けられていることが好ましい。前記ガス供給口
は、光軸に対して重力方向上方に設けられていることが
望ましいが、光軸に対して重力方向下方に設けられてい
てもよい。また、前記ガス供給口は、通気孔であること
が好ましい。また、前記所定のガスは、大気よりも軽い
ガスであることが望ましく、前記所定のガスは、ヘリウ
ムガスであることが好ましい。また、前記光学素子は、
レチクルを照明するための照明光学系の一部であること
が望ましい。
【0019】さらに、本発明の別の露光装置は、複数の
光学素子を内部に有し、所定のガス置換が可能なチャン
バーと、該光学素子に挟まれた空間にガスを供給するガ
ス供給口と、該空間内のガスを排出するガス排出口とを
有し、該ガス排出口は、該空間を仕切る2つの光学素子
のうち、重力方向下方にある光学素子の方に近い位置に
設けられていることを特徴とする。
【0020】また、前記光学素子の光軸は、鉛直方向で
あることが望ましい。前記ガス排出口は、前記重力方向
下方にある光学素子近傍に設けられていることが望まし
い。また、前記ガス排出口と前記重力方向下方にある光
学素子との高さの差は、前記2つの光学素子の高さの差
の1割以下であることが望ましい。また、前記所定のガ
スは、大気よりも軽いガスであることが望ましく、前記
所定のガスは、ヘリウムガスであることが好ましい。ま
た、前記光学素子は、投影光学系の一部であることが望
ましい。
【0021】さらに、本発明の別の露光装置は、複数の
光学素子を内部に有し、所定のガス置換が可能なチャン
バーと、該光学素子に挟まれた空間に所定のガスを供給
するガス供給口と、該空間内のガスを排出するガス排出
口とを有し、該ガス排出口は、該空間を仕切るレンズの
レンズ曲面最上位置よりも重力方向下方に設けられてい
ることを特徴とする。
【0022】また、前記光学素子の光軸は、鉛直方向で
あることが望ましい。また、前記ガス排出口は、前記重
力方向下方にある光学素子近傍に設けられていることが
望ましい。また、前記ガス排出口と前記重力方向下方に
ある光学素子との高さの差は、前記2つの光学素子の高
さの差の1割以下であることが望ましい。また、前記所
定のガスは、大気よりも軽いガスであることが望まし
く、前記所定のガスは、ヘリウムガスであることが好ま
しい。また、前記光学素子は、投影光学系の一部である
ことが望ましい。
【0023】さらに、本発明の別の露光装置は、所定の
空間を囲み、所定のガス置換が可能なチャンバーと、該
チャンバー内において、移動可能な可動体と、該チャン
バー内にガスを供給するガス供給口と、該空間内のガス
を排出するガス排出口とを有し、該チャンバー内のガス
を置換するときに、該可動体を重力方向下方に退避する
ことを特徴とする。
【0024】また、前記可動体は、鉛直方向に移動可能
であることが望ましい。また、前記可動体は、遮光板で
あることが望ましい。前記遮光板は、水平方向の光を遮
光することが望ましい。また、前記所定のガスは、大気
よりも軽いガスであることをが望ましく、前記所定のガ
スは、ヘリウムガスであることが好ましい。また、前記
光学素子は、投影光学系の一部であることが望ましい。
【0025】なお、上記に記載の露光装置を用いた半導
体デバイス製造方法も本発明の範疇である。上記に記載
の露光装置を含む半導体製造工場も本発明の範疇であ
る。また、上記に記載の露光装置の保守方法も本発明の
範疇である。
【0026】
【発明の実施の形態】まず、重力の影響を考慮にいれた
シミュレーションを行った。
【0027】図15は、重力の影響を考慮した場合にお
ける、容器中の大気濃度の時間変化を表す図である。図
15(a)は、置換ガスとしてヘリウムを用いた場合で
あって、図15(b)は、置換ガスとして窒素を用いた
場合を表している。
【0028】窒素による置換の状態を表す図15(b)
は、前述の重力の影響を受けない場合とほぼ同様に、容
器内に窒素ガスが広がって排気口に向かう傾向を示し
た。これは、窒素は、大気のほとんどの成分であるた
め、空気とほぼ比重が同じだからであると考えられる。
【0029】一方、ヘリウムによる置換の状態を表す図
15(a)は、前述の重力の影響を受けない場合と比較
して、全く異なる傾向を示している。前述の重力の影響
を受けない場合のヘリウムの挙動は、容器内にヘリウム
ガスが広がって、容器の左側から大気を押し出すように
容器内を流れていた。しかし、重力を考慮した場合のヘ
リウムの挙動は、容器の上方を流れるのみであって、容
器の下方には流れにくい状態であることが分かる。
【0030】図16に、重力の影響を考慮した場合にお
ける、容器中の大気濃度の時間変化のグラフを示す。図
16において、縦軸は濃度(対数目盛)、横軸は時間
(実数目盛)を示している。図16(a)は、置換ガス
としてヘリウムを用いた場合であって、図16(b)
は、置換ガスとして窒素を用いた場合を表している。
【0031】図16(b)によれば、置換ガスが窒素の
場合は、前述の場合とほぼ同様の傾向を示している。し
かし、図16(a)によれば、置換ガスがヘリウムの場
合、大気濃度が減少しにくいことが分かる。すなわち、
容器内がヘリウム雰囲気に置換されにくい状態であるこ
とが分かる。
【0032】さらに、図17に、供給口を下方に設け、
排出口を上方に設けたときに、供給口からヘリウムを供
給した場合の容器内のヘリウムの対流の状況を示す。
【0033】同図から、容器下方に設けられた供給口か
ら供給されたヘリウムが、容器上方に向かって流れ、上
方の壁に沿って流れた後、そのまま排出口に向かうこと
が分かる。
【0034】図18に、この場合の容器内の各所の濃度
変化のグラフ示す。このような供給口や排出口の配置で
は、特に図中容器右下周辺の置換が、進行しにくいこと
が分かる。
【0035】そこで、本発明の実施形態では、上記のヘ
リウムガスの挙動を考慮し、排出口をできる限り下方に
設けている。以上のことを踏まえて、以下に本発明の実
施形態を詳述する。
【0036】<露光装置の実施例>図1は、本発明の露
光装置の実施形態を示す全体構成図である。
【0037】図中、露光装置の光源であるレーザー装置
1は、露光装置とは別に床または階下に設置されてい
る。レーザー装置1は、波長160nm以下の波長域の
真空紫外光を生成するエキシマレーザー装置である。本
実施例では、157nm付近の発振波長を有するF2エ
キシマレーザーを用いるが、他に126nm付近の発振
波長を有するAr2レーザー等の紫外線領域の波長を発す
る光源を用いても良い。
【0038】レーザー装置1から射出したレーザービー
ムは、ミラー2、3を介して装置本体に導入される。チ
ャンバー4は、ミラー2、3を含む光路周辺を外気との
通気から遮断するため、密閉構造となっている。チャン
バー4からの光射出部には、ガラス5が配置されてい
る。このガラス5は、チャンバー4の内側から照射され
るレーザー装置1からのレーザービームを透過させ、レ
ーザービームを後述する筐体6に導入する。また、ガラ
ス5は、チャンバー4を、密閉状態を確保して保持され
ている。
【0039】ガラス5は、フッ素化合物からなるガラス
材で、具体的には螢石(CaF2)、フッ化マグネシウム
(MgF2)、フッ化バリウム(BaF2)、SrF2、フッ素
ドープ石英のいずれを使用してもよい。これらのガラス
材は、157nm以下の波長の光に対して高い透過率を示
すものである。
【0040】なお、チャンバー4内の詳細については後
述する。
【0041】ガラス5を透過した光は、筐体6に入射
し、筐体6内のミラー7を介してレチクル8を照明す
る。
【0042】この筐体6内の詳細についても後述する。
【0043】レチクル8は、レチクルステージ9に載置
したレチクル保持器10に載置される。レチクルステー
ジ9は、不図示のレチクルステージ駆動系により、光軸
と直交面内方向であって走査方向であるY方向に駆動さ
れる。バーミラー11は、レチクルステージ9に固定さ
れ、干渉計12によりバーミラー位置を計測し、レチク
ルステージの位置を計測する。本図においては、干渉計
12が、1つのみ記載され、走査方向である図中座標Y
方向に駆動される状態を示しているが、図中座標X方向
にも干渉計とバーミラーを配置し、レチクルステージの
XY二軸の位置の計測を行っても良い。
【0044】レチクル8に描かれたパターン(不図示)
は、投影光学系13により所定の倍率で縮小されて、感
光材を塗布したウエハ14に露光転写される。この投影
光学系13内の詳細についても後述する。
【0045】ウエハ14は、ウエハステージ15に載置
したウエハーチャック16に載置されている。ウエハス
テージ15は、不図示のウエハステージ駆動系により、
光軸と直交面内方向であるXY方向に駆動される。バー
ミラー17は、ウエハステージに固定され、干渉計18
によりバーミラー位置を計測し、ウエハステージの位置
を計測する。本図においては、干渉計18が、1つのみ
記載され、走査方向である図中座標Y方向に駆動される
状態を示している。しかし、ウエハステージは、走査露
光後、ウエハをX方向にステップ移動させる必要がある
ので、図中座標X方向にも干渉計とバーミラーを配置
し、ウエハステージのXY二軸の位置の計測を行う。
【0046】次に、装置構造体について述べる。
【0047】主定盤20は、複数配置された脚19に載
置される。主定盤20上には、ステージ定盤21及び鏡
筒定盤22が載置される。
【0048】ステージ定盤21には、XY平面に平行な
基準面が設けられている。前述のウエハステージ15
は、この基準面沿ってXY方向に移動する。本実施例で
は、ウエハステージ15は、ステージ定盤21に対し
て、気体軸受を用いたガイドによって非接触に支持され
ている。なお、ウエハステージを支持するガイドは、気
体軸受に限られず、ボールやローラを用いた転動型ガイ
ド、あるいは摺動型ガイドを用いてもよい。
【0049】鏡筒定盤22は、前述の投影光学系13、
干渉計18のほかに、空調ダクト23および外筒24を
載置している。干渉計18は、投影光学系13を支持す
る鏡筒定盤22に支持されるため、投影光学系13を基
準としてウエハステージ15の位置を計測することがで
きる。空調ダクト23は、後述の循環系からの気体を内
部のULPAフィルター23'(Uitra Low Penetration Air
-filter)を介して、投影光学系13の光軸と直交方向
に吹きつけるものである。空調ダクト23は、干渉計1
8の干渉計光路18'およびウエハ14、さらに鏡筒定
盤22に略囲われた空間を所定温度で安定させる。これ
により、干渉計光路18'のゆらぎの低減と空間内の温
度変化による物体変形の低減を達成する。また、空調ダ
クト23は、投影光学系13の終端からウエハ14まで
の露光光路における光吸収物質(例えば酸素)の濃度の
低減をはかっている。
【0050】また、前述のレチクルステージ9は、外筒
24に設けられた基準面に沿って走査方向であるY方向
(および場合によってはX方向にも)移動する。本実施
例では、レチクルステージ15は、外筒24に対して、
気体軸受を用いたガイドによって非接触に支持されてい
る。なお、レチクルステージを支持するガイドは、気体
軸受に限られず、ボールやローラを用いた転動型ガイ
ド、あるいは摺動型ガイドを用いてもよい。
【0051】外筒24は、投影光学系13の鏡筒定盤2
2上面より上部を囲い、露光光束が通過するよう上部に
開口部24'を備えている。さらに、外筒24は、前述
のレチクルステージ9のほか、干渉計12および空調ダ
クト25および筐体6(図中筐体6と外筒接合部は破断
線にて省略)を載置している。干渉計12は、投影光学
系13と一体的に設けられた外筒24に支持されるた
め、投影光学系13を基準としてレチクルステージ9の
位置を計測することができる。空調ダクト25は、後述
の循環系からの気体を内部のULPAフィルター25'を介
して投影光学系13の光軸と直交方向に吹きつけるもの
である。空調ダクト25は、干渉計12の干渉計光路1
2'およびレチクル8、さらにレチクル周辺空間を所定
温度で安定させる。これにより、干渉計光路12'のゆ
らぎの低減とレチクル周辺空間内の温度変化による物体
変形の低減を達成する。また、空調ダクト25は、レチ
クル8前後の光路における光吸収物質(例えば酸素)の
濃度の低減をはかっている。
【0052】チャンバー26は、本実施例においては、
装置本体を内部に収納し、外気との通気を遮断する密閉
構造となっている。、可動部材27は、ステンレス製ベ
ローズなどからなり、脚19付近とチャンバー26を連
結し、チャンバー26の密閉性を確保し、脚19や主定
盤20との相対変位を吸収できる構造となっている。
【0053】また、可動部材28は、ステンレス製ベロ
ーズなどからなり、チャンバー4とチャンバー26を連
結し、チャンバー4とチャンバー26の密閉性を確保
し、支持台30に載置したチャンバー4とチャンバー2
6の相対変位を吸収できる構造となっている。
【0054】さらに、可動部材29は、ステンレス製ベ
ローズなどからなり、チャンバー4と筐体6を連結し、
チャンバー4と筐体6の密閉性を確保し、チャンバー4
と筐体6の相対変位を吸収できる構造となっている。
【0055】なお、可動部材27、28、29は、本実
施例においてはステンレス製ベローズを用いるが、密閉
性を確保し、相対変位を吸収できる構造であればこれに
限るものではなく、ニッケル合金やチタン製の金属ベロ
ーズでもよいし、樹脂製ベローズであってもよい。さら
にはベローズ以外に、磁性流体シールを用いてもよい。
【0056】ロードロック室31は、レチクル8を搬入
または搬出する際に用いるロードロック室であって、不
図示の駆動系による開閉自在のゲートバルブ32、33
を備えている。支持台34は、レチクル8の支持台であ
る。レチクル搬送ロボット35は、レチクル保持器10
へのレチクルの供給および回収を行う。
【0057】ロードロック室36は、ウエハ14を搬入
または搬出する際に用いるロードロック室であり、不図
示の駆動系による開閉自在のゲートバルブ37、38を
備えている。支持台39は、ウエハ14の支持台であ
る。ウエハ搬送ロボット40は、ウエハチャック16へ
のウエハの供給および回収を行う。
【0058】次に、チャンバー4、26及びロードロッ
ク室31、36内の環境制御、温度制御方法について説
明する。
【0059】ガス供給源51は、不活性ガスとしてヘリ
ウムガスを供給する。ヘリウムガスは、F2レーザーの光
に対して良好な透過率を示すものであって、大気よりも
軽い性質を有する。供給するヘリウムガスは、実質的に
酸素を含まないガスである。なお、ここで、「実質的に
酸素を含まない」とは、装置の性能に大きく影響を与え
る程度の酸素を含まないという意味であり、少なくとも
チャンバー4等に求められる酸素濃度より低い酸素濃度
を意味する。
【0060】ガス供給源51からのガスは、配管52を
介して、チャンバー4に設けられたガス供給口53に導
かれ、チャンバー4内を経由した後、チャンバー4に設
けられたガス排出口54から排出され、配管55を介し
て、排気機構56に排気される。
【0061】チャンバー4内のガス流路を図2を用いて
説明する。図1と同じ要素については同じ番号を付け、
説明は省略する。
【0062】レーザー装置1から射出されたレーザービ
ームは、ミラー2によって反射され、ビーム成形光学系
201により所定のビーム形状に整形たれる。その後、
レーザービームは、集光レンズ204及び207によっ
て、所定の倍率でオプティカルインテグレータ210を
照射する。オプティカルインテグレータ210は、微小
レンズを二次元的に配列したものであって、集光レンズ
213を介して、レチクル8(図1)との共役面219
を重畳照明する。
【0063】なお、ビーム整形光学系201は、通気孔
203を備えた支持台202に支持されている。集光レ
ンズ204は、通気孔206を備えた支持台205に支
持されている。集光レンズ207は、支持台209に支
持されている。オプティカルインテグレータ210は、
支持台211に支持されている。集光レンズ213は、
支持台214に支持されている。
【0064】ガス供給口53Aからの気体は、チャンバ
ー4内を重力方向に流れ、通気孔206、203を順次
経由してガス排出口54Aから排出される。ここで、ガ
ス供給口53Aは、光軸に対して重力方向上方に設けら
れている。また、ガス排出口54Aのうちの少なくとも
一方は、光軸に対して重力方向下方に設けられている。
このようにガス排出口54Aを設けることにより、ガス
供給口53Aからのガスによりガス置換される空間内の
光軸付近に存在する酸素を効率よく置換することができ
る。
【0065】ガス供給口53B〜53Dからの気体は、
光学素子に挟まれた空間内を重力方向に流れ、ガス排出
口54B〜54Dから排出される。ここで、ガス供給口
53B〜53Dは、光軸に対して重力方向上方に設けら
れている。また、ガス排出口54B〜54Dは、水平な
光軸に対して重力方向下方に設けられている。このよう
にガス排出口54B〜54Dを水平な光軸に対して重力
方向下方に設けることにより、光学素子に挟まれた各空
間内の光軸付近に存在する酸素を効率よく置換すること
ができる。
【0066】なお、本実施形態では、ガス供給口53
は、光軸に対して重力方向上方に設けられているが、こ
れに限られるものではない。ガス排出口54が、少なく
とも光軸に対して重力方向下方に設けられていれば、各
空間内の光軸付近に存在する酸素を効率よく置換すると
いう本発明の効果を得ることができる。
【0067】チャンバー4内のガス流路の概念を図2中
に矢印で示す。
【0068】チャンバー4内の光学素子間の空間のガス
を排出する排出口54A〜54Dは、光学素子間におけ
る光軸よりも重力方向下方に設けられている。そのた
め、大気よりも軽いヘリウムガスを光学素子間の空間内
に供給すると、該空間の重力方向上方からヘリウムガス
への置換が進む。そして、該空間に最初に存在していた
大気は、ヘリウムガスよりも重いため、下方に設けられ
たガス排出口から排出される。特に、本実施例では、排
出口が光軸よりも重力方向下方に設けられているので、
光軸近傍でのガス置換が効率よく行われる。
【0069】なお、本実施例においては、ガラス5は、
平行平面板を用いているが、これに限られるものではな
く、レンズやプリズムなど他の透過素子であってもよ
い。さらに本実施例においては、オプティカルインテグ
レータとしてハエノ目を用いた場合について説明してい
るが、他にロッドインテグレータを用いたり、ハエノ目
を直列に複数個使用したり、あるいはハエノ目とロッド
インテグレータを組合わせて使用した光学系であっても
よい。
【0070】なお、チャンバー4内の光学系は、後述の
筐体6内の光学系と合わせて、レチクルを照明する照明
光学系を形成している。
【0071】本実施例においては、チャンバー4内で光
軸が鉛直方向の空間ではヘリウムガスを光軸に沿って流
し、チャンバー4内で光軸が水平方向の空間では各光学
素子間の空間に並列的にヘリウムガスを流すことによ
り、上記のヘリウムガスの特性を活かして、チャンバー
4内の雰囲気をヘリウムガスに置換を行うことができ
る。
【0072】なお、光学素子に囲まれた空間にガス排出
口を複数個設ける場合は、少なくとも1つのガス排出口
が、光軸に対して重力方向下方に設けられていればよ
い。
【0073】さらに図1に戻り、本実施形態の露光装置
の説明を続ける。
【0074】図1において、ガス供給源57は、ヘリウ
ムガスを供給する。ヘリウムガスは、F2レーザーの光
に対して良好な透過率を示すものである。
【0075】ガス供給源57からのガスは、配管58を
介して、筐体6またはベローズ29に設けられたガス供
給口59A〜59Cに導かれる。
【0076】ガス供給口59A〜59Cからの気体は、
光学素子に挟まれた空間内を重力方向に流れ、ガス排出
口60A〜60Cから排出される。ここで、ガス供給口
59A〜59Cは、光軸に対して重力方向上方に設けら
れている。また、ガス排出口60A〜60Cは、水平な
光軸に対して重力方向下方に設けられている。このよう
にガス排出口60A〜60Cを光軸に対して重力方向下
方に設けることにより、光学素子に挟まれた各空間内の
光軸付近に存在する酸素を効率よく置換することができ
る。
【0077】なお、本実施形態では、ガス供給口59
は、光軸に対して重力方向上方に設けられているが、こ
れに限られるものではない。ガス排出口60が、少なく
とも水平な光軸に対して重力方向下方に設けられていれ
ば、核空間内の光軸付近に存在する酸素を効率よく置換
するという本発明の効果を得ることができる。
【0078】筐体6内のガス流路を図2を用いて説明す
る。図1と同じ要素については同じ番号を付け、説明は
省略する。
【0079】筐体4内の光学素子間の空間のガスを排出
する排出口59A〜59Cは、光学素子管における水平
な光軸よりも重力方向下方に設けられている。そのた
め、大気よりも軽いヘリウムガスを光学素子間の空間内
に供給すると、該空間の重力方向上方からヘリウムガス
への置換が進む。そして、該空間に最初に存在していた
大気は、ヘリウムガスよりも重いため、下方に設けられ
たガス排出口から排出される。特に、本実施例では、排
出口が水平な光軸よりも重力方向下方に設けられている
ので、光軸近傍でのガス置換が効率よく行われる。
【0080】マスキングブレード301は、レチクル8
の照明範囲を規定する矩形状の開口を有する。また、矩
形状の開口寸法は、レチクルパターン及びレチクル8の
位置に応じて不図示の駆動手段により駆動されること
で、変更可能である。マスキングブレード301の上記
矩形開口を形成する遮光板301'は、レチクル8との
共役面219近傍に配置されている。集光レンズ30
2、305は、マスキンブブレード301で形成される
矩形開口部の像を所定の倍率でレチクル8に投影する。
従って、上述のごとく、筐体6内の光学系は、チャンバ
ー4内の光学系と共に、レチクル8を照明する照明光学
系の一部を形成している。
【0081】なお、遮光板301'は、不図示のガイド
に沿って移動する構造であり、本実施例では非接触軸受
である気体軸受を用いた場合について述べるが、これに
限られるものではなく、ボールやローラを用いた転動型
ガイド、あるいは摺動型ガイドを用いてもよい。
【0082】集光レンズ302は、支持台304に支持
され、集光レンズ305は支持台306に支持されてい
る。
【0083】筐体6内のガス流路の概念を図2中に矢印
で示す。筐体6内の光学素子間を重力方向に沿った流路
を備えることで、光学素子間の雰囲気を効率よくガス置
換することができる。
【0084】また、本実施例においては、ガス排出口6
0から排出されるガスをチャンバー26内に直接流して
いるが、これに限られるものではない。筐体6からウエ
ハ14までの光路に配置される光学系、例えば投影光学
系13などにガス排出口60からのガスを導き、投影光
学系内を経由後、チャンバー26内に排出してもよい。
または、ガス排出口60から排出されるガスを直接回収
しても良い。
【0085】なお、図2に示した光学系は集光レンズ系
を用いた結像光学系であるが、他に反射屈折型光学系あ
るいは反射型光学系を用いてもよい。
【0086】さらに、マスキングブレード301の開口
形状は、本実施例においては矩形を使用した場合につい
て説明したが、他に所定の曲率を持った円弧状の開口で
あってもよい。
【0087】なお、図2の実施例においては、光学素子
に挟まれた空間内の光軸に対して重力方向下方に排出口
を形成していた。しかし、光学素子に挟まれた空間内の
ガスの排出はこれに限られるものではない。例えば、光
学素子を保持する支持台に通気孔を設け、この通気孔を
光軸に対して重力方向下方に設けるようにしても良い。
該通気孔が、光学素子に挟まれた空間におけるガス排出
口の役割を果たすからである。
【0088】図3に本実施形態の照明光学系の変形例を
示す。
【0089】チャンバー4内の光学素子のうち、光軸が
水平なレンズ213、210、207を支持する支持台
214、211、209に通気孔215、212、20
8が設けられている。ここで、各通気孔215、21
2、208は、水平な光軸に対して重力方向下方に設け
られている。これは、通気孔215、212、208
が、各光学素子に挟まれた空間内のガスを排出するガス
排出口の役割を果たし、光軸に対して重力方向下方に通
気孔を設けることにより光軸近傍の酸素を効率よくヘリ
ウムに置換するためである。
【0090】また、同様な理由から、筐体6内の光学素
子のうち、光軸が水平なレンズ302を支持する支持台
304に通気孔303が設けられている。
【0091】なお、図3の筐体6内において、大気をヘ
リウムガスに置換するとき、遮光板301’は、退避し
た状態(開口を広げた状態)にあることが望ましい。こ
れは、特に重力方向下側にある遮光板が、光軸に近い状
態にあると、この遮光板近傍の大気が十分置換されず、
結果として、光軸近傍の酸素を十分置換することができ
なくなるからである。
【0092】図3の実施例によっても、図2の実施例と
ほぼ同様の効果を得ることができる。
【0093】図1において、ガス供給源57からのガス
は、配管61を介して、投影光学系13に設けられたガ
ス供給口62に導かれ、投影光学系13内を重力方向に
沿って流れた後、投影光学系13に設けられたガス排出
口63からチャンバー26内に排出される。
【0094】投影光学系13内のガス流路を図4を用い
て説明する。図1と同じ要素については同じ番号を付
け、説明は省略する。
【0095】レチクル8に描かれたパターンは、レンズ
402、405、408、411、414、417、4
20により、ウエハ14に縮小投影される。401は、
上記レンズ群の鏡筒である。
【0096】レンズ402は、支持台404に支持され
ている。レンズ405は、支持台407に支持されてい
る。レンズ408は、支持台410に支持されている。
レンズ411は、支持台413に支持されている。レン
ズ414は、支持台416に支持されている。レンズ4
17は、支持台419に支持されている。レンズ420
及び上記支持台407、407、410、413、41
6、419は、鏡筒401に支持されている。
【0097】各レンズに挟まれた空間には、それぞれガ
ス供給口62A〜62Fとガス排出口63A〜63Fが
並列的に設けられている。ガス供給口62A〜62F
は、各空間にヘリウムガスを供給する。ガス排出口63
A〜63Fは、各空間内のガスを排出する。
【0098】ここで、ガス排出口63A〜63Fは、ガ
スを排出する空間に対してできる限り下方に設けられる
ことが望ましい。これは、大気をヘリウムに置換する際
に、比重の違いから大気が下方に溜まるためである。よ
って、ガス排出口は、少なくとも、各レンズ間の中心に
対して重力方向下方に設けることが望ましい。つまり、
ガス排出口は、置換すべき空間を挟むレンズのうち、重
力方向上方のレンズよりも重力方向下方のレンズに近い
位置に設けられることが望ましい。
【0099】図5に、各レンズに仕切られた空間のガス
排出口の一形態を示す。
【0100】図5におけるガス排出口は、レンズを支持
する支持台に設けられている。そして、ガス排出口63
は、この支持台が支持するレンズ曲面のうち、もっとも
重力方向に高い位置よりも低い位置(重力方向下方)に
設けられている。そして、ガス排出口63は、支持台上
面に開口部を持ち、L字型の配管によって鏡筒外部にガ
スを排出する。このような位置にガス排出口63を設け
ることにより、レンズの近傍にある大気を効率よくヘリ
ウムに置換することができる。
【0101】なお、本実施例において、ガス排出口は図
5の位置に限られることは言うまでもない。特にレンズ
の形状により、図5のような位置にガス排出口を設ける
ことができない場合は、レンズ曲面近傍に排出口を設け
るようにすればよい。また、2枚のレンズ間距離の1割
以内の高さに排出口が設けられていれば、レンズに挟ま
れた空間内にある酸素を十分置換できる。
【0102】また、本実施利において、ガス排出口は、
支持台に設けられているが、これに限られるものではな
く、鏡筒にガス排出口を設けても良い。
【0103】また、本実施例においては、投影光学系1
3は、屈折型光学系を用いているが、他に反射屈折型光
学系あるいは反射型光学系を用いてもよい。この場合、
投影光学系に水平な光軸をもつ光学素子があれば、前述
したチャンバー4のガス供給方法と同様にしても良いこ
とは言うまでもない。
【0104】ガス排出口60、63からチャンバー26
内に排出されたガスは、チャンバー26の循環出口70
から排出され、配管71を介して、気体循環系72の導
入口73に導かれる。気体循環系72内で所定の流量に
配分されたガスは、気体循環系72の分配口74a、7
4b、74c、74dからそれぞれ排出される。
【0105】分配口74aから排出されたガスは、配管
75aを介して、チャンバー26内のほぼ全体のガスを
ダウンフローにさせるダウンフローダクト76に導か
れ、ダウンフローダクト76内のULPAフィルター76'
を介してチャンバー26内に吹き出される。
【0106】分配口74bから排出されたガスは、配管
75bを介して、部分ダクト25に導かれ、前述のごと
くレチクル8及び干渉計光路12'近傍の空間に吹きつ
けられる。
【0107】分配口74cから排出されたガスは、配管
75cを介して、外筒24の気体導入口41に導かれ、
投影光学系13と外筒24との間の空間を経由した後、
外筒24の開口部24'からチャンバー26内に排出さ
れる。
【0108】分配口74dから排出されたガスは、配管
75dを介して、部分ダクト23に導かれ、前述のごと
くウエハ14及び干渉計光路18'近傍の空間に吹きつ
けられる。
【0109】なお、不図示であるが、気体循環系72内
部では、導入口からのガス中の不純物を取り除くための
ケミカルフィルタが備えられている。
【0110】また、気体循環系72内部には、不図示の
温調装置が設けられている。温調装置は、露光装置内部
に設けられた温度計77a〜77dの検出結果に基づ
き、制御装置78の指令により所定温度に制御する。
【0111】なお、前述のガス供給源57からのガス
は、予めガス供給源57内で所定温度に制御されてもよ
いし、配管58、61が上述のごとく温度制御された空
間を経由してガス供給口59、62に到達する間に所定
温度になるよう配管経路を決定してもよい。
【0112】図1において、高圧ガス供給装置79は、
チャンバー26内のガスの一部を配管80にて回収し、
所定のガス圧力に上昇させた後、配管81aを介してウ
エハーステージ15の気体軸受(不図示)へ、配管81
bを介してレチクルステージ9の気体軸受(不図示)
へ、そして配管81cを介してマスキングブレード30
1(図4)の気体軸受(不図示)へそれぞれ供給する。
チャンバー26内のパージガスである不活性ガスを気体
軸受の作動流体として用いることで、チャンバー26内
の環境は、所定の状態に維持することができる。
【0113】次に、図6を用いて高圧ガス供給装置79
の内部概略構成を以下に述べる。
【0114】配管80からのガスの圧力を圧力ゲージ7
01で検出し、制御装置78(図1)でコントロールバ
ルブ702を制御することで、所定流量に制御する。コ
ントロールバルブで所定の流量に制御されたガスは、回
収ポンプ703を通って、バッファータンク704によ
りガスが貯められ、そして圧縮機705にて所定圧力に
加圧され、配管81a〜81cに流される。また、圧力ゲ
ージ701とコントロールバルブ702の間でガス流路
は分岐され、排気ポンプ706にて排気される。この排
気量は、バッファータンク704に設けた圧力ゲージ7
07の検出結果に応じて、排気の必要が生じた時に、マ
スフローコントローラ708によって制御される。な
お、マスフローコントローラ708は、圧力ゲージ70
7の検出結果により、制御装置78(図1)によって、
制御される。
【0115】上記構成によれば、チャンバー26内の気
圧は、常に一定の圧力に制御することが可能である。こ
れにより、気圧変動の影響を受けやすい光学特性、例え
ば投影光学系13(図1)の性能の維持を可能にする。
【0116】また、チャンバー26内の気圧と外気圧と
の相対圧力差を所定の値に維持することも可能である。
この場合は、圧力ゲージ701を差圧計にして、配管8
0内(つまりチャンバー26内)の圧力と外気との圧力
差を検出することで達成できる。
【0117】さらに、チャンバー26内とチャンバー4
内の相対気圧差を所定の値に維持することも可能であ
る。この場合は、上述の差圧計で配管80内(つまりチ
ャンバー26内)とチャンバー4内の相対気圧差を検出
することで達成できる。
【0118】図1において、ガス供給源57からのガス
は、配管82を介して、ウエハ用のロードロック室36
に供給され、内部を置換しながら配管83を介して排気
機構86に排気される。同様に、ガス供給源57のガス
は配管84を介してレチクル用のロードロック室31に
供給され、内部を置換しながら配管85を介して排気機
構86に排気される。
【0119】なお、ガス供給のタイミングについては、
ゲートバルブ32もしくは37が開けられ、レチクルや
ウエハが支持台34、39に載置された後、ゲートバル
ブ32,37が閉じられ、その後、ガス供給源に備えら
れたバルブ(不図示)と排気機構86内に備えられたバ
ルブ(不図示)とを制御装置78の指令によって開放し
ておこなわれる。
【0120】ロードロック室31、36内が所定の状態
になったら制御装置78の指令によりバルブを閉じてガ
ス供給を停止する。更に、ゲートバルブ33及び38を
開け、搬送手段35及び40によりレチクル8及びウエ
ハ14が装置内に搬入される。
【0121】レチクル8もしくはウエハ14を装置外に
搬出する場合は、ゲートバルブ32,33,37,38
が閉じられた状態でガス供給が開始され、各々のロード
ロック室内が所定の状態に達した所でガス供給を停止す
る。次にゲートバルブ33、38を開け、搬送手段3
5、40にてレチクル8及びウエハ14を装置から搬出
し、ロードロック室31、39内の支持台34、39に
載置する。載置後、ゲートバルブ33,38は閉じら
れ、今度はゲートバルブ32、37を開けてレチクル
8、ウエハ14を不図示の手段で取出す。
【0122】上記説明においては、レチクル8とウエハ
14の装置への搬入及び搬出を同時に述べたが、レチク
ル8とウエハ14の搬入、搬出を個別に行ってもよいの
は言うまでもない。
【0123】またロードロック室31、36をガス置換
するのは、ゲートバルブ33,38を開けた時に、チャ
ンバー26内の環境に影響を与えないようにするための
ものであって、これは周知の通りである。
【0124】さらに、レチクル8のパターン面へのゴミ
の付着防止の目的でペリクル(不図示)を使用する場
合、レチクル8とペリクルとペリクルを支持するための
ペリクルフレーム(不図示)とで囲まれた空間もパージ
ガス置換するのが望ましく、均圧孔付ペリクルフレーム
(ペリクルフレーム内外を連通させる通気孔付)を使用
するのが望ましい。
【0125】排気口87は、チャンバー26内のガスを
排気するための排気口である。
【0126】装置の運転を開始する際、チャンバー26
内部及び気体循環系72内は大気状態である。
【0127】従って、装置立上げ時は、ガス供給源57
から投影光学系13及び筐体6へのガス供給を開始する
とともに、排気口87から配管88を介して、排気機構
86への排気も行う。この排気動作のON/OFFは、
排気手段86内に備えたバルブ(不図示)を、制御装置
78で制御することで行う。
【0128】チャンバー26内及びこの循環系が所定の
置換状態に達したら、排気口87からの排気を停止し、
露光動作可能状態になる。
【0129】排気口87からの排気を停止するタイミン
グの判断は、排気開始から所定時間に達したかどうかで
制御装置78が自動で判断して排気停止指令を送っても
よいし、チャンバー26内もしくはその循環系内の所定
箇所にガス検出計(不図示)を配置し、その検出結果に
基づき制御装置78が自動で判断して排気停止指令を送
ってもよい。
【0130】また、装置の運転を開始する際に、チャン
バー4及び26の置換状態をより短時間で所定状態にし
たい場合、あるいはロードロック室31及び36内はレ
チクルやウエハ交換毎に大気開放と置換状態を繰り返す
ものであるため、より短時間で置換を終了しスループッ
トを向上させる場合は、真空ポンプを用いて排気手段5
6、86から大気を強制排気して、チャンバー4,26
内およびロードロック室31,36内を真空にした後に
上述した方法でガスパージを行っても良い。この場合
は、チャンバー4,26およびロードロック室31,3
6は、真空状態時における変形が装置性能に影響しない
よう十分な剛性が必要となる。
【0131】図1の実施例においては、可動部材27、
28、29を用いているため、真空時にチャンバー4、
26の変形が生じたとしても、隣接する構成要素の変形
が直接伝わるのを防止している。
【0132】なお、チャンバー内およびロードロック室
内を真空状態にした後にガス供給するこの一連の動作
は、必要であれば複数回繰り返してもよい。真空引きを
1回のみ行ってパージする場合に比べて複数回繰り返せ
ば、チャンバー内およびロードロック室内の到達真空度
が相対的に低真空(絶対圧が高い)で済み、真空ポンプ
や真空対応部品のコストが大幅に軽減できる。本発明の
置換方法では、最後の真空引きが終わってからヘリウム
を導入することとし、その前のパージには窒素を用いる
ことが望ましい。
【0133】さらに、図1の実施形態によれば、チャン
バー4内部をメンテナンス等で大気に開放する場合で
も、チャンバー26側は、パージ状態を維持することが
可能で、その反対にチャンバー26内部を大気開放する
場合でもチャンバー4側は、パージ状態を維持すること
が可能である。
【0134】<半導体生産システムの実施例>次に、半
導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パ
ネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の
生産システムの例を説明する。これは半導体製造工場に
設置された製造装置のトラブル対応や定期メンテナン
ス、あるいはソフトウェア提供などの保守サービスを、
製造工場外のコンピュータネットワークを利用して行う
ものである。
【0135】図7は全体システムをある角度から切り出
して表現したものである。図中、1101は半導体デバ
イスの製造装置を提供するベンダー(装置供給メーカ
ー)の事業所である。製造装置の実例として、半導体製
造工場で使用する各種プロセス用の半導体製造装置、例
えば、前工程用機器(露光装置、レジスト処理装置、エ
ッチング装置等のリソグラフィ装置、熱処理装置、成膜
装置、平坦化装置等)や後工程用機器(組立て装置、検
査装置等)を想定している。事業所1101内には、製
造装置の保守データベースを提供するホスト管理システ
ム1108、複数の操作端末コンピュータ1110、こ
れらを結ぶんでイントラネットを構築するローカルエリ
アネットワーク(LAN)1109を備える。ホスト管
理システム1108は、LAN1109を事業所の外部
ネットワークであるインターネット1105に接続する
ためのゲートウェイと、外部からのアクセスを制限する
セキュリティ機能を備える。
【0136】一方、1102〜1104は、製造装置の
ユーザーとしての半導体製造メーカーの製造工場であ
る。製造工場1102〜1104は、互いに異なるメー
カーに属する工場であっても良いし、同一のメーカーに
属する工場(例えば、前工程用の工場、後工程用の工場
等)であっても良い。各工場1102〜1104内に
は、夫々、複数の製造装置1106と、それらを結んで
イントラネットを構築するローカルエリアネットワーク
(LAN)1111と、各製造装置1106の稼動状況
を監視する監視装置としてホスト管理システム1107
とが設けられている。各工場1102〜1104に設け
られたホスト管理システム1107は、各工場内のLA
N1111を工場の外部ネットワークであるインターネ
ット1105に接続するためのゲートウェイを備える。
これにより各工場のLAN1111からインターネット
1105を介してベンダー1101側のホスト管理シス
テム1108にアクセスが可能となり、ホスト管理シス
テム1108のセキュリティ機能によって限られたユー
ザーだけがアクセスが許可となっている。具体的には、
インターネット1105を介して、各製造装置1106
の稼動状況を示すステータス情報(例えば、トラブルが
発生した製造装置の症状)を工場側からベンダー側に通
知する他、その通知に対応する応答情報(例えば、トラ
ブルに対する対処方法を指示する情報、対処用のソフト
ウェアやデータ)や、最新のソフトウェア、ヘルプ情報
などの保守情報をベンダー側から受け取ることができ
る。各工場1102〜1104とベンダー1101との
間のデータ通信および各工場内のLAN1111でのデ
ータ通信には、インターネットで一般的に使用されてい
る通信プロトコル(TCP/IP)が使用される。な
お、工場外の外部ネットワークとしてインターネットを
利用する変わりに、第三者からのアクセスができずにセ
キュリティの高い専用線ネットワーク(ISDNなど)
を利用することもできる。また、ホスト管理システムは
ベンダーが提供するものに限らずユーザーがデータベー
スを構築して外部ネットワーク上に置き、ユーザーの複
数の工場から該データベースへのアクセスを許可するよ
うにしてもよい。
【0137】さて、図8は本実施形態の全体システムを
図7とは別の角度から切り出して表現した概念図であ
る。先の例ではそれぞれが製造装置を備えた複数のユー
ザー工場と、該製造装置のベンダーの管理システムとを
外部ネットワークで接続して、該外部ネットワークを介
して各工場の生産管理や少なくとも1台の製造装置の情
報をデータ通信するものであった。これに対し本例は、
複数のベンダーの製造装置を備えた工場と、該複数の製
造装置のそれぞれのベンダーの管理システムとを工場外
の外部ネットワークで接続して、各製造装置の保守情報
をデータ通信するものである。図中、1201は製造装
置ユーザー(半導体デバイス製造メーカー)の製造工場
であり、工場の製造ラインには各種プロセスを行う製造
装置、ここでは例として露光装置1202、レジスト処
理装置1203、成膜処理装置1204が導入されてい
る。なお図8では製造工場201は1つだけ描いている
が、実際は複数の工場が同様にネットワーク化されてい
る。工場内の各装置はLAN1206で接続されてイン
トラネットを構成し、ホスト管理システム1205で製
造ラインの稼動管理がされている。一方、露光装置メー
カー1210、レジスト処理装置メーカー1220、成
膜装置メーカー1230などベンダー(装置供給メーカ
ー)の各事業所には、それぞれ供給した機器の遠隔保守
を行なうためのホスト管理システム1211,1221,
1231を備え、これらは上述したように保守データベ
ースと外部ネットワークのゲートウェイを備える。ユー
ザーの製造工場内の各装置を管理するホスト管理システ
ム1205と、各装置のベンダーの管理システム121
1,1221,1231とは、外部ネットワーク1200
であるインターネットもしくは専用線ネットワークによ
って接続されている。このシステムにおいて、製造ライ
ンの一連の製造機器の中のどれかにトラブルが起きる
と、製造ラインの稼動が休止してしまうが、トラブルが
起きた機器のベンダーからインターネット1200を介
した遠隔保守を受けることで迅速な対応が可能で、製造
ラインの休止を最小限に抑えることができる。
【0138】半導体製造工場に設置された各製造装置は
それぞれ、ディスプレイと、ネットワークインターフェ
ースと、記憶装置にストアされたネットワークアクセス
用ソフトウェアならびに装置動作用のソフトウェアを実
行するコンピュータを備える。記憶装置としては内蔵メ
モリやハードディスク、あるいはネットワークファイル
サーバーなどである。上記ネットワークアクセス用ソフ
トウェアは、専用又は汎用のウェブブラウザを含み、例
えば図9に一例を示す様な画面のユーザーインターフェ
ースをディスプレイ上に提供する。各工場で製造装置を
管理するオペレータは、画面を参照しながら、製造装置
の機種(1401)、シリアルナンバー(1402)、
トラブルの件名(1403)、発生日(1404)、緊
急度(1405)、症状(406)、対処法(40
7)、経過(408)等の情報を画面上の入力項目に入
力する。入力された情報はインターネットを介して保守
データベースに送信され、その結果の適切な保守情報が
保守データベースから返信されディスプレイ上に提示さ
れる。またウェブブラウザが提供するユーザーインター
フェースはさらに図示のごとくハイパーリンク機能(1
410〜1412)を実現し、オペレータは各項目の更
に詳細な情報にアクセスしたり、ベンダーが提供するソ
フトウェアライブラリから製造装置に使用する最新バー
ジョンのソフトウェアを引出したり、工場のオペレータ
の参考に供する操作ガイド(ヘルプ情報)を引出したり
することができる。ここで、保守管理システムが提供す
る保守情報には、上記説明したチャンバー内の酸素濃度
に関する情報も含まれ、また前記ソフトウェアライブラ
リはガス供給装置の切り替えやチャンバー内の酸素濃度
の制御等を実現するための最新のソフトウェアも提供す
る。
【0139】次に上記説明した生産システムを利用した
半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図10は半
導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す。
ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計
を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計した回路
パターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ
3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハ
を製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と
呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグ
ラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。
次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステッ
プ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化
する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボン
ディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組
立て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で
作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テ
スト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバ
イスが完成し、これを出荷(ステップ7)する。前工程
と後工程はそれぞれ専用の別の工場で行い、これらの工
場毎に上記説明した遠隔保守システムによって保守がな
される。また前工程工場と後工程工場との間でも、イン
ターネットまたは専用線ネットワークを介して生産管理
や装置保守のための情報がデータ通信される。
【0140】図11は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した露光装置によって
マスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステッ
プ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステッ
プ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部
分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッ
チングが済んで不要となったレジストを取り除く。これ
らのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上
に多重に回路パターンを形成する。各工程で使用する製
造機器は上記説明した遠隔保守システムによって保守が
なされているので、トラブルを未然に防ぐと共に、もし
トラブルが発生しても迅速な復旧が可能で、従来に比べ
て半導体デバイスの生産性を向上させることができる。
【0141】
【発明の効果】本発明の請求項1、11、18または2
5に記載の露光装置によれば、チャンバーに最初に存在
するガスと置換するガスに比重の差があっても、効率よ
くチャンバー内のガスを置換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の露光装置の全体構成図である。
【図2】本発明の照明光学系の構成図である。
【図3】本発明の別の照明光学系の構成図である。
【図4】本発明の投影光学系の構成図である。
【図5】本発明の投影光学系の排出口近傍の説明図であ
る。
【図6】図1の部分的な構成説明図である。
【図7】コンピュータネットワークの全体システムの概
略図である。
【図8】コンピュータネットワークの全体システムの概
略図である。
【図9】表示装置の表示画面を示す図である。
【図10】半導体デバイス製造プロセスのフロー図であ
る。
【図11】ウエハプロセスフロー図である。
【図12】密閉容器内のシミュレーションモデルを示す
図である。
【図13】重力を考慮しない場合の密閉容器内の大気濃
度のシミュレーション結果を示す図である。
【図14】重力を考慮しない場合の密閉容器内各所の大
気濃度の時間変化を示す図である。
【図15】重力を考慮した場合の密閉容器内の大気濃度
のシミュレーション結果を示す図である。
【図16】重力を考慮した場合の密閉容器内各所の大気
濃度の時間変化を示す図である。
【図17】重力を考慮した場合の別の密閉容器内の大気
濃度のシミュレーション結果を示す図である。
【図18】重力を考慮した場合の別の密閉容器内各所の
大気濃度の時間変化を示す図である。
【符号の説明】
1 光源 4 チャンバー 6 筐体 53、59 供給口 54、60 排出口 62 供給口 63 排出口 301 マスキングブレード
フロントページの続き (72)発明者 春見 和之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 平林 融 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 5F046 AA22 AA28 BA04 CA03 CB25 DA04 DA27 DB03 DC08

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光学素子を内部に有し、所定のガ
    ス置換が可能なチャンバーと、 該光学素子に挟まれた空間にガスを供給するガス供給口
    と、 該空間内のガスを排出するガス排出口とを有し、 該ガス排出口は、光軸に対して重力方向下方に設けられ
    ていることを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記光軸は、水平方向であることを特徴
    とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス排出口は、通気孔であることを
    特徴とする請求項1または2に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記通気孔は、前記光学素子を支持する
    支持台に設けられていることを特徴とする請求項3に記
    載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記ガス供給口は、光軸に対して重力方
    向上方に設けられていることを特徴とする請求項1〜4
    いずれかに記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記ガス供給口は、光軸に対して重力方
    向下方に設けられていることを特徴とする請求項1〜4
    いずれかに記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 前記ガス供給口は、通気孔であることを
    特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 前記所定のガスは、大気よりも軽いガス
    であることを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載の
    露光装置。
  9. 【請求項9】 前記所定のガスは、ヘリウムガスである
    ことを特徴とする請求項1〜8いずれかに記載の露光装
    置。
  10. 【請求項10】 前記光学素子は、レチクルを照明する
    ための照明光学系の一部であることを特徴とする請求項
    1〜9いずれかに記載の露光装置。
  11. 【請求項11】 複数の光学素子を内部に有し、所定の
    ガス置換が可能なチャンバーと、 該光学素子に挟まれた空間にガスを供給するガス供給口
    と、 該空間内のガスを排出するガス排出口とを有し、 該ガス排出口は、該空間を仕切る2つの光学素子のう
    ち、重力方向下方にある光学素子の方に近い位置に設け
    られていることを特徴とする露光装置。
  12. 【請求項12】 前記光学素子の光軸は、鉛直方向であ
    ることを特徴とする請求項11に記載の露光装置。
  13. 【請求項13】 前記ガス排出口は、前記重力方向下方
    にある光学素子近傍に設けられていることを特徴とする
    請求項11または12に記載の露光装置。
  14. 【請求項14】 前記ガス排出口と前記重力方向下方に
    ある光学素子との高さの差は、前記2つの光学素子の高
    さの差の1割以下であることを特徴とする請求項11〜
    13いずれかに記載の露光装置。
  15. 【請求項15】 前記所定のガスは、大気よりも軽いガ
    スであることを特徴とする請求項11〜14いずれかに
    記載の露光装置。
  16. 【請求項16】 前記所定のガスは、ヘリウムガスであ
    ることを特徴とする請求項11〜15いずれかに記載の
    露光装置。
  17. 【請求項17】 前記光学素子は、投影光学系の一部で
    あることを特徴とする請求項11〜16いずれかに記載
    の露光装置。
  18. 【請求項18】 複数の光学素子を内部に有し、所定の
    ガス置換が可能なチャンバーと、 該光学素子に挟まれた空間に所定のガスを供給するガス
    供給口と、 該空間内のガスを排出するガス排出口とを有し、 該ガス排出口は、該空間を仕切るレンズのレンズ曲面最
    上位置よりも重力方向下方に設けられていることを特徴
    とする露光装置。
  19. 【請求項19】 前記光学素子の光軸は、鉛直方向であ
    ることを特徴とする請求項18に記載の露光装置。
  20. 【請求項20】 前記ガス排出口は、前記重力方向下方
    にある光学素子近傍に設けられていることを特徴とする
    請求項18または19に記載の露光装置。
  21. 【請求項21】 前記ガス排出口と前記重力方向下方に
    ある光学素子との高さの差は、前記2つの光学素子の高
    さの差の1割以下であることを特徴とする請求項18〜
    20いずれかに記載の露光装置。
  22. 【請求項22】 前記所定のガスは、大気よりも軽いガ
    スであることを特徴とする請求項18〜21いずれかに
    記載の露光装置。
  23. 【請求項23】 前記所定のガスは、ヘリウムガスであ
    ることを特徴とする請求項18〜22いずれかに記載の
    露光装置。
  24. 【請求項24】 前記光学素子は、投影光学系の一部で
    あることを特徴とする請求項18〜23いずれかに記載
    の露光装置。
  25. 【請求項25】 所定の空間を囲み、所定のガス置換が
    可能なチャンバーと、 該チャンバー内において、移動可能な可動体と、 該チャンバー内にガスを供給するガス供給口と、 該空間内のガスを排出するガス排出口とを有し、 該チャンバー内のガスを置換するときに、該可動体を重
    力方向下方に退避することを特徴とする露光装置。
  26. 【請求項26】 前記可動体は、鉛直方向に移動可能で
    あることを特徴とする請求項25に記載の露光装置。
  27. 【請求項27】 前記可動体は、遮光板であることを特
    徴とする請求項25または26に記載の露光装置。
  28. 【請求項28】 前記遮光板は、水平方向の光を遮光す
    ることを特徴とする請求項25〜27いずれかに記載の
    露光装置。
  29. 【請求項29】 前記所定のガスは、大気よりも軽いガ
    スであることを特徴とする請求項25〜28いずれかに
    記載の露光装置。
  30. 【請求項30】 前記所定のガスは、ヘリウムガスであ
    ることを特徴とする請求項25〜29いずれかに記載の
    露光装置。
  31. 【請求項31】 前記光学素子は、投影光学系の一部で
    あることを特徴とする請求項25〜30いずれかに記載
    の露光装置。
  32. 【請求項32】 請求項1〜31いずれかに記載の露光
    装置を含む各種プロセス用の製造装置群を半導体製造工
    場に設置する工程と、該製造装置群を用いて複数のプロ
    セスによって半導体デバイスを製造する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体デバイス製造方法。
  33. 【請求項33】 前記製造装置群をローカルエリアネッ
    トワークで接続する工程と、前記ローカルエリアネット
    ワークと前記半導体製造工場外の外部ネットワークとの
    間で、前記製造装置群の少なくとも1台に関する情報を
    データ通信する工程とをさらに有する請求項32記載の
    方法。
  34. 【請求項34】 前記データ通信によって、前記露光装
    置のベンダーもしくはユーザーが提供するデータベース
    に前記外部ネットワークを介してアクセスして前記製造
    装置の保守情報を得る、もしくは前記半導体製造工場と
    は別の半導体製造工場との間で前記外部ネットワークを
    介してデータ通信して生産管理を行う請求項33記載の
    方法。
  35. 【請求項35】 請求項1〜31いずれかに記載の露光
    装置を含む各種プロセス用の製造装置群と、該製造装置
    群を接続するローカルエリアネットワークと、該ローカ
    ルエリアネットワークから工場外の外部ネットワークに
    アクセス可能にするゲートウェイを有し、前記製造装置
    群の少なくとも1台に関する情報をデータ通信すること
    を可能にした半導体製造工場。
  36. 【請求項36】 半導体製造工場に設置された請求項1
    〜31いずれかに記載の露光装置の保守方法であって、
    前記露光装置のベンダーもしくはユーザーが、半導体製
    造工場の外部ネットワークに接続された保守データベー
    スを提供する工程と、前記半導体製造工場内から前記外
    部ネットワークを介して前記保守データベースへのアク
    セスを許可する工程と、前記保守データベースに蓄積さ
    れる保守情報を前記外部ネットワークを介して半導体製
    造工場側に送信する工程とを有することを特徴とする露
    光装置の保守方法。
  37. 【請求項37】 請求項1〜31いずれかに記載の露光
    装置において、ディスプレイと、ネットワークインター
    フェースと、ネットワークアクセス用ソフトウェアを実
    行するコンピュータとをさらに有し、露光装置の保守情
    報をコンピュータネットワークを介してデータ通信する
    ことを可能にした露光装置。
  38. 【請求項38】 前記ネットワーク用ソフトウェアは、
    前記露光装置が設置された工場の外部ネットワークに接
    続され前記露光装置のベンダーもしくはユーザーが提供
    する保守データベースにアクセスするためのユーザーイ
    ンターフェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外
    部ネットワークを介して該データベースから情報を得る
    ことを可能にする請求項37に記載の装置。
JP2000093960A 2000-03-30 2000-03-30 露光装置 Expired - Fee Related JP4532660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000093960A JP4532660B2 (ja) 2000-03-30 2000-03-30 露光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000093960A JP4532660B2 (ja) 2000-03-30 2000-03-30 露光装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001284214A true JP2001284214A (ja) 2001-10-12
JP2001284214A5 JP2001284214A5 (ja) 2007-05-24
JP4532660B2 JP4532660B2 (ja) 2010-08-25

Family

ID=18609074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000093960A Expired - Fee Related JP4532660B2 (ja) 2000-03-30 2000-03-30 露光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4532660B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105223786A (zh) * 2015-10-30 2016-01-06 武汉华星光电技术有限公司 用于防止镜头内部雾化的方法及装置

Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05210049A (ja) * 1992-01-31 1993-08-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 投影レンズ倍率補正方法およびその装置
JPH07201702A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Fujitsu Ltd 露光方法と露光装置
JPH08279459A (ja) * 1995-04-07 1996-10-22 Nikon Corp 露光装置
JPH09162117A (ja) * 1995-12-05 1997-06-20 Nikon Corp 露光装置
JPH09298151A (ja) * 1996-05-02 1997-11-18 Nikon Corp 投影露光装置
JPH10247616A (ja) * 1997-03-04 1998-09-14 Canon Inc 露光装置、半導体生産システム及び半導体製造方法
JPH11145053A (ja) * 1997-09-04 1999-05-28 Canon Inc 露光装置およびデバイス製造方法
JPH11224839A (ja) * 1998-02-04 1999-08-17 Canon Inc 露光装置とデバイス製造方法、ならびに該露光装置の光学素子クリーニング方法
JPH11233412A (ja) * 1998-02-13 1999-08-27 Nikon Corp 投影露光装置
WO1999060616A1 (en) * 1998-05-15 1999-11-25 Nikon Corporation Exposure method and apparatus
JP2000036447A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Nikon Corp 露光装置及び投影光学系の圧力調整方法
JP2000124121A (ja) * 1998-10-16 2000-04-28 Canon Inc 光学装置、露光装置、鏡筒、連結装置、筐体および鏡筒端部遮蔽物
JP2001060548A (ja) * 1999-08-23 2001-03-06 Nikon Corp 露光方法及び装置
JP2001167997A (ja) * 1999-12-14 2001-06-22 Canon Inc 露光装置およびデバイス製造法
JP2001284215A (ja) * 2000-03-30 2001-10-12 Canon Inc 露光装置、デバイス製造方法、半導体製造工場および露光装置の保守方法
JP2001284211A (ja) * 2000-03-30 2001-10-12 Canon Inc 露光装置、ガス置換方法、デバイス製造方法、半導体製造工場、保守方法

Patent Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05210049A (ja) * 1992-01-31 1993-08-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 投影レンズ倍率補正方法およびその装置
JPH07201702A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Fujitsu Ltd 露光方法と露光装置
JPH08279459A (ja) * 1995-04-07 1996-10-22 Nikon Corp 露光装置
JPH09162117A (ja) * 1995-12-05 1997-06-20 Nikon Corp 露光装置
JPH09298151A (ja) * 1996-05-02 1997-11-18 Nikon Corp 投影露光装置
JPH10247616A (ja) * 1997-03-04 1998-09-14 Canon Inc 露光装置、半導体生産システム及び半導体製造方法
JPH11145053A (ja) * 1997-09-04 1999-05-28 Canon Inc 露光装置およびデバイス製造方法
JPH11224839A (ja) * 1998-02-04 1999-08-17 Canon Inc 露光装置とデバイス製造方法、ならびに該露光装置の光学素子クリーニング方法
JPH11233412A (ja) * 1998-02-13 1999-08-27 Nikon Corp 投影露光装置
WO1999060616A1 (en) * 1998-05-15 1999-11-25 Nikon Corporation Exposure method and apparatus
JP2000036447A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Nikon Corp 露光装置及び投影光学系の圧力調整方法
JP2000124121A (ja) * 1998-10-16 2000-04-28 Canon Inc 光学装置、露光装置、鏡筒、連結装置、筐体および鏡筒端部遮蔽物
JP2001060548A (ja) * 1999-08-23 2001-03-06 Nikon Corp 露光方法及び装置
JP2001167997A (ja) * 1999-12-14 2001-06-22 Canon Inc 露光装置およびデバイス製造法
JP2001284215A (ja) * 2000-03-30 2001-10-12 Canon Inc 露光装置、デバイス製造方法、半導体製造工場および露光装置の保守方法
JP2001284211A (ja) * 2000-03-30 2001-10-12 Canon Inc 露光装置、ガス置換方法、デバイス製造方法、半導体製造工場、保守方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105223786A (zh) * 2015-10-30 2016-01-06 武汉华星光电技术有限公司 用于防止镜头内部雾化的方法及装置
CN105223786B (zh) * 2015-10-30 2017-11-07 武汉华星光电技术有限公司 用于防止镜头内部雾化的方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4532660B2 (ja) 2010-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4689064B2 (ja) 露光装置およびデバイス製造方法
KR100453343B1 (ko) 노광장치, 그의 보수방법, 동 장치를 사용한반도체디바이스 제조방법, 및 반도체제조공장
US6873397B2 (en) Exposure apparatus, gas replacing method, and method of manufacturing a semiconductor device
JP3869999B2 (ja) 露光装置および半導体デバイス製造方法
JP2001358056A (ja) 露光装置
JP2001345255A (ja) 露光装置、コートディベロップ装置、基板搬送方法、デバイス製造方法、半導体製造工場および露光装置の保守方法
JP4835970B2 (ja) 調整方法
US20020071105A1 (en) Exposure apparatus and exposure method
JP2001284210A (ja) 露光装置、デバイス製造方法、半導体製造工場および露光装置の保守方法
US6864953B2 (en) Exposure apparatus, device manufacturing method, semiconductor manufacturing plant and method of maintaining exposure apparatus
JP2003142395A (ja) 温度制御流体供給装置、及びその装置を備える露光装置と半導体デバイス製造方法
JP4532660B2 (ja) 露光装置
US6853871B2 (en) Exposure apparatus
JP2001284215A (ja) 露光装置、デバイス製造方法、半導体製造工場および露光装置の保守方法
US6778255B2 (en) Exposure apparatus
JP2005286358A (ja) 露光装置およびデバイス製造方法
JPWO2002093626A1 (ja) 露光方法及び装置、並びに基板の搬送方法及び装置
JP2003173964A (ja) 露光装置
JP2001267237A (ja) 露光装置および露光方法
JP2001284223A (ja) 露光装置
JP2003188085A (ja) 露光装置
JP2003100602A (ja) 露光装置
JP2003173950A (ja) 露光光透過率測定方法、露光装置およびペリクル
JP2004296780A (ja) X線露光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070328

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees