JP2001267237A - 露光装置および露光方法 - Google Patents

露光装置および露光方法

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JP2001267237A
JP2001267237A JP2000081297A JP2000081297A JP2001267237A JP 2001267237 A JP2001267237 A JP 2001267237A JP 2000081297 A JP2000081297 A JP 2000081297A JP 2000081297 A JP2000081297 A JP 2000081297A JP 2001267237 A JP2001267237 A JP 2001267237A
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load lock
exposure
exposure apparatus
wafer
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JP2000081297A
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English (en)
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Eiichi Murakami
栄一 村上
Yumiko Osaki
由美子 大嵜
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Canon Inc
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スループットを損なうことなく、ロードロッ
ク室の酸素を除去し、ウエハなどの感光基板、およびレ
チクルなどの原版の搬送を可能にする。 【解決手段】 光源から発される露光光を原版のパター
ンへ照射する照明光学系と、感光基板であるウエハ1〜
5が載置される基板ステージ20〜24とを備え、基板
ステージ22上のウエハおよび該基板ステージ22が不
活性ガスを充たした密閉チャンバ32内に配置され、該
密閉チャンバ32内に対し該ウエハを搬入搬出する搬送
手段を有し、該密閉チャンバ32内に対する該ウエハの
搬入がロードロック室30,31を介して、搬出がロー
ドロック室33,34を介して行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光装置および露
光方法に関し、更には紫外線域の光のうちより短い波長
の光源を用い、特に酸素の吸収スペクトルと重なり合う
スペクトル光を射出するエキシマレーザ、高調波レー
ザ、水銀ランプ光などを光源とする露光装置および露光
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子を製造するためのリソグラフ
ィ工程において、レチクルパターン(フォトレチクルな
ど)のパターン像を投影光学系を介してウエハ上に露光
する露光装置が用いられるが、半導体集積回路の線幅の
微細化が進み、リソグラフィ工程においては、より微細
化を求める手段としてリソグラフィ光源の露光波長を短
波長化する方法が一般的である。
【0003】現在、波長248nmのKrFエキシマレ
ーザをステッパ光源として採用した露光装置がすでに開
発されているが、さらに短い波長である193nmのA
rFエキシマレーザ等の開発も進んでいる。さらには波
長157nmのF2エキシマレーザが短波長光源の候補
として注目されている。
【0004】従来のg線、i線、KrFエキシマレーザ
を用いた露光装置では、これらの光源の発光スペクトル
線は酸素の吸収スペクトル領域とは重ならず、酸素の吸
収による光利用効率の低下および酸素の吸収によるオゾ
ンの発生に起因する不都合はなかった。したがって、こ
れらの露光装置では基本的に大気中での露光が可能であ
った。
【0005】しかしながら、F2エキシマレーザのよう
な光源では、発光スペクトル線は酸素の吸収スペクトル
領域と重なるため、上述の酸素の吸収による光利用効率
の低下が深刻である。例えば、大気中におけるF2エキ
シマレーザの透過率は0.1%/mmである。
【0006】透過率の低下は、酸素による光の吸収およ
び発生したオゾンの影響によるものとが考えられる。オ
ゾンの発生は透過率(光利用効率)に悪影響を及ぼすば
かりでなく、光学材料表面や他の部品との反応による装
置性能の劣化および環境汚染を引き起こす。
【0007】このように、F2エキシマレーザのような
光源を有する露光装置では、光の透過率の低下やオゾン
の発生を回避するために光路全体を窒素等の不活性ガス
で満たす必要がある。
【0008】一般に露光装置は、光源および該光源から
の光でレチクルを均一に照明するための照明光学系と、
レチクルおよび該レチクルが載置されたレチクルステー
ジと、レチクルに形成された回路パターンをウエハ上に
結像させるための投影光学系と、ウエハを支持し且つ適
宜移動させて位置決めするためのステージ手段とレチク
ルおよびウエハを搬送する手段とからなっている。
【0009】特に、レチクルおよびウエハの搬送におい
て、大気状態から前述の不活性ガスで満たされたレチク
ルおよびウエハステージ空間に搬送する必要がある。一
般に、このような場合、ロードロック方式が採用されて
いる。その例を図25〜34を用いて説明する。これら
の図において、1〜5はウエハ、11,12はウエハカ
セット、32はウエハステージ周りを示し、空間Lはウ
エハステージ空間、同様に31,33はロードロック室
を示し、空間K,Mは各ロードロック室空間を示す。各
室内にはウエハステージ21,22,23が配置されて
いる。そして各空間は扉(k),(l),(m),
(n)で仕切られている。
【0010】なお、以下の説明では、ウエハの動きおよ
び各空間の状態を明確にする為、搬送系(ロボットな
ど)および各室のパージガス供給・排気手段は省略して
いる。
【0011】(1)図25において、扉(l)および
(m)を閉じて空間Lはパージガス(例えばHeなどの
不活性ガス)でパージされている。扉(k)を開き、ウ
エハ1をステージ21上に搬送する。 (2)次いで、図26において、扉(k)を閉じて、空
間K内をパージする。 (3)次に、図27に示すように、扉(l)を開き、ウ
エハ1を空間L内のステージ22上に搬送する。 (4)その後、図28に示すように、扉(l)を閉じ、
ウエハ1の露光を開始する。 (5)図29に示すように、扉(k)を開き、ウエハ1
をステージ21上に搬送する。 (6)図30に示すように、扉(k)および(n)を閉
じて、空間KおよびM内をパージする。 (7)露光終了および空間K,M内のパージ完了後、図
31に示すように、扉(l)および(m)を開く。 (8)図32に示すように、ウエハ1,2を搬送する。 (9)図33に示すように、扉(l)および(m)を閉
じ、ウエハ2の露光を開始する。 (10) 図34に示すように、扉(k)および(n)を開
き、ウエハ1,3を搬送する。その後、再び図30に示
す状態へ戻り、繰り返す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ここで
以下の2点が問題となる。 (1)パージによるスループットの低下がある。これは
1枚のウエハに対する露光時間が約30秒程度であり、
一方、空間K,M内をパージする為には1分から2分は
要するからである。ここで、時間短縮の為、空間内を一
度真空引きし、ガスを供給パージしても1分以上かか
る。したがって、ウエハの露光が終了してもパージが終
了するまで、ウエハはステージ上で待機することにな
り、スループットを低下させる原因となる。 (2)ロードロック室の残留酸素の除去が必要である。
従来の技術の説明において述べたように、F2エキシマ
レーザは酸素に吸収されるため、パージ空間内の酸素分
圧を1ppmレベルまで下げることが必要となる。ロー
ドロック室はパージ状態および大気状態にさらされる。
一度、大気(酸素濃度20.6%)にさらされた空間を
酸素分圧1ppmレベルに下げるには、真空引きしたと
しても、時間を要する。特にステージなど、複雑な構造
をもった機構部を有する場合、その細部の残留酸素がな
かなか除去できない。これを短時間に除去するには、高
速、高容量の真空ポンプ等、高価、大型の手段が必要と
なる。
【0013】本発明は、スループットを損なうことな
く、ロードロック室の酸素を除去し、ウエハなどの感光
基板、およびレチクルなどの原版の搬送が可能であっ
て、高価で大型の手段を必要としない露光装置および露
光方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の問
題点に鑑み、原版のパターンを投影光学系を介して感光
基板に転写する露光装置において、光源から発される露
光光を前記原版のパターンへ照射する照明光学系と、前
記感光基板が載置される基板ステージとを備え、該基板
ステージが不活性ガスを充たした密閉チャンバ内に配置
され、該密閉チャンバ内に対し該感光基板を搬入搬出す
る搬送手段を有し、該密閉チャンバ内に対する該感光基
板の搬入搬出がロードロック室を介して行われ、該ロー
ドロック室は複数のロードロック室からなり、該複数の
ロードロック室は個別に少なくとも真空引きおよび不活
性ガスによるパージのいずれかが可能であり、酸素分圧
が制御されていることを特徴とする。本発明に係る露光
装置は、原版が載置される原版ステージを備え、該原版
ステージが不活性ガスを充たした密閉チャンバ内に配置
され、該密閉チャンバ内に対し該原版を搬入搬出する搬
送手段を有し、該密閉チャンバ内に対する該原版の搬入
搬出がロードロック室を介して行われ、該ロードロック
室は複数のロードロック室からなり、該複数のロードロ
ック室は個別に少なくとも真空引きおよび不活性ガスに
よるパージのいずれかが可能であり、酸素分圧が制御さ
れていることを特徴としてもよい。
【0015】また、本発明は、原版のパターンを投影光
学系を介して感光基板に転写する露光方法において、前
記感光基板が載置される基板ステージが不活性ガスを充
たした密閉チャンバ内に配置され、光源から発される露
光光を前記原版のパターンへ照射する照明工程と、前記
密閉チャンバ内に対し該感光基板を搬入搬出する搬送工
程とを有し、該密閉チャンバ内に対する該感光基板の搬
入搬出がロードロック室を介して行われ、該ロードロッ
ク室は複数のロードロック室からなり、該複数のロード
ロック室は個別に少なくとも真空引きおよび不活性ガス
によるパージのいずれかが可能であり、酸素分圧が制御
されていることを特徴とする。本発明に係る露光方法
は、原版が載置される原版ステージが不活性ガスを充た
した密閉チャンバ内に配置され、光源から発される露光
光を前記原版のパターンへ照射する照明工程と、該密閉
チャンバ内に対し該原版を搬入搬出する搬送工程とを有
し、該密閉チャンバ内に対する該原版の搬入搬出がロー
ドロック室を介して行われ、前記ロードロック室は複数
のロードロック室からなり、該複数のロードロック室は
個別に少なくとも真空引きおよび不活性ガスによるパー
ジのいずれかが可能であり、酸素分圧が制御されている
ことを特徴としてもよい。
【0016】
【実施の形態および作用】本発明の実施の形態として、
複数のロードロック室は、前記密閉チャンバに対して直
列に配置されていてもよいし、並列に配置されていても
よい。そして、本発明は、スループットを損なうことな
く、ロードロック室の酸素を除去することを可能にする
ものである。すなわち、本発明では、ロードロック室を
複数配置し、各ロードロック室の酸素分圧を段階的に設
定し、パージを行う。これにより、速やかに酸素分圧を
低減でき、感光基板としてのウエハ1枚を露光中に、次
のウエハのパージが完了し、スループット向上が可能に
なる。
【0017】
【実施例】(実施例1)図1〜図14は本発明の実施例
1の説明図である。これらの図において、1〜5は感光
基板としてのウエハ、11,12はウエハカセット、3
2はウエハ露光室を示し、空間Cはウエハステージ空
間、同様に31,33はウエハ露光室32に隣接する隣
接ロードロック室を示し、空間B,Dは各ロードロック
室空間を示す。さらに、本実施例を特徴づける30およ
び34は対応する隣接ロードロック室31,33のそれ
ぞれ前と後の前ロードロック室および後ロードロック室
を示し、空間AおよびEはそのロードロック室の前室空
間および後室空間を示す。
【0018】各室内にはウエハステージ20,21,2
2,23,24が配置されている。そして、ウエハ露光
室32は扉(c),(d)で区切られ、隣接ロードロッ
ク室31は扉(b),(c)で、隣接ロードロック室3
3は扉(d),(e)で、前ロードロック室30は扉
(a),(b)で、後ロードロック室33は扉(e),
(f)でそれぞれ区切られている。
【0019】なお、以下の説明では、ウエハの動きおよ
び各空間の状態を明確にする為、搬送系(ロボットな
ど)および各室のパージガス供給・排気手段は省略して
いる。空間Cはパージガス(例えば、He、Ar、N2
などの不活性ガス)でパージされている。空間C内はウ
エハ露光空間であり、その酸素分圧は常に1ppm以下
に制御されている。
【0020】隣接ロードロック室31(ウエハ搬入側)
の空間B、および隣接ロードロック室33(ウエハ搬出
側)の空間Dも同じく、酸素分圧は1ppm以下に制御
される。ただし、ウエハの搬入、搬出の際に、それぞれ
の扉(b),(e)を開放したときの空間A,Bおよび
D,Eの酸素分圧は100ppm以下に制御されてい
る。すなわち、ロードロック室空間B,Dが酸素分圧1
00ppm以下に制御されていることにより、真空引き
で速やかに酸素分圧を低減でき、露光空間C内の酸素分
圧1ppmに合わせることが、可能となる。
【0021】この為、前ロードロック室30(ウエハ搬
入側)の空間A、および後ロードロック室34(ウエハ
搬出側)の空間Eも酸素分圧が制御されている。上記の
とおり、扉(b),(e)を開放したときの空間A,B
およびD,Eの酸素分圧が100ppm以下からそれぞ
れの扉(a),(f)の開放時に大気にさらされる2
0.6%になる。
【0022】このように、露光空間C内の酸素分圧1p
pm以下の環境を達成する為に、ロードロック室を、2
段階にし、酸素分圧を1から100ppmまでと100
から20.6%までとに段階的に分割制御することによ
り、各ロードロック室の酸素を速やかに除去することが
可能である。
【0023】以下、図1〜図14を参照しながら、ウエ
ハの搬入動作および搬出動作とパージ動作を順に説明す
る。
【0024】(1)図1に示すように、扉(a)を開
き、ウエハ1をステージ20上に搬送する。空間B,
C,Dは酸素分圧1ppmのパージがなされている。 (2)図2に示すように、扉(a)を閉じ、空間A内を
パージし、酸素分圧100ppm以下にする。 (3)図3に示すように、扉(b)を開き、ウエハ1を
ステージ21上に搬送する。 (4)図4に示すように、扉(b)を閉じ、空間B内を
パージし、酸素分圧1ppm以下にする。同時に、扉
(a)を開き、ウエハ2をステージ20上に搬送する。 (5)図5に示すように、扉(c)を開き、ウエハ1を
露光空間C内のステージ22上に搬送する。同時に、扉
(a)を閉じ、空間A内をパージし、酸素分圧100p
pm以下にする。 (6)図6に示すように、扉(c)を閉じ、露光を開始
する。同時に、扉(b)を開き、ウエハ2をステージ2
1上に搬送する。 (7)図7に示すように、扉(b)を閉じ、空間B内を
パージし、酸素分圧1ppm以下にする。同時に、扉
(a)を開き、ウエハ3をステージ20上に搬送する。 (8)図8に示すように、扉(a)を閉じ、空間A内を
パージし、酸素分圧100ppm以下にする。 (9)露光終了である。図9に示すように、扉(c),
(d)を開き、ウエハ1,2をそれぞれのステージ2
3,22上へ搬送する。 (10) 図10に示すように、扉(c),(d)を閉じ、
ウエハ2の露光を開始する。 (11) 図11に示すように、扉(b),(e)を開き、
ウエハ1,3をそれぞれのステージ24,21上へ搬送
する。 (12) 図12に示すように、扉(b),(e)を閉じ
て、空間B,D内をパージし、酸素分圧1ppm以下に
する。同時に、扉(a),(f)を開き、ウエハ1,4
をそれぞれウエハカセット12、ステージ20に搬送す
る。 (13) 図13に示すように、扉(a),(f)を閉じて
空間A,E内をパージし、酸素分圧100ppm以下に
する。 (14) 露光を終了し、図14に示すように、扉(c),
(d)を開き、ウエハ2,3をそれぞれステージ23,
22へ搬送する。 その後、再び図10に示す状態に戻り、繰り返す。
【0025】(実施例2)実施例1がウエハの搬送系に
ついての例であるのに対して、これを、実施例2はレチ
クル搬送系にそのまま適用する例である。本実施例の場
合、図1〜図14において、1〜5が原版としてのレチ
クル、11,12はレチクルカセット、32はレチクル
ステージ周りを示し、空間Cはレチクルステージ空間、
同様に31,33は隣接ロードロック室を示し、空間
B,Dは各ロードロック室空間を示す。
【0026】さらに本実施例を特徴づける30と34が
前ロードロック室と後ロードロック室を示し、空間Aと
Eはそのロードロック室前室空間と後室空間を示す。各
室にはレチクルステージ20,21,22,23,24
が配置されている。そして、各空間は実施例1と同様に
扉で区切られている。レチクルの搬送は実施例1におけ
るウエハの搬送と同様である。
【0027】(実施例3)実施例1はウエハを各ロード
ロック室に1枚毎に、搬入する例である。これを実施例
3ではウエハカセット毎に搬入する。すなわち、隣接ロ
ードロック室31,33、および前ロードロック室30
と後ロードロック室34に25枚入りウエハカセットを
搬入する。各ロードロック室の容積が大きくなる分、真
空引きおよびパージ時間を要するが、25枚分の露光が
完了する数分程度の間に各ロードロック室のパージを完
了すればよい。
【0028】(実施例4)実施例1、2、および3では
露光空間に対して、ロードロック室が直列に複数配置さ
れた構成である。本実施例4に係る露光装置は、図15
〜図24に示すように、露光空間Cに対して、複数のロ
ードロック室A,B,D,Eが並列に該露光空間Cの四
方に配置された構成を有している。この露光装置は、ウ
エハ・レチクルの搬送のいずれにも適用できるものであ
るが、本実施例4では、ウエハの搬送を例に説明する。
【0029】図15〜図24において、1から8がウエ
ハ、11,12はウエハカセット、Cは露光空間、A,
Bはウエハ搬送側ロードロック空間、D,Eはウエハ搬
出側ロードロック空間である。
【0030】なお、以下の説明ではウエハの動きおよび
各空間の状態を明確にする為、搬送系(ロボットなど)
および各室のパージガス供給・排気手段は省略してい
る。この空間Cは、実施例1、2、3と同様にパージガ
ス(例えばHeなどの不活性ガス)でパージされてい
る。そして、空間Cは露光空間であり、その酸素分圧は
常にlppm以下に制御されている。
【0031】また、ロードロック室の空間A,B(ウエ
ハ搬入側)と、ロードロック室の空間D,E(ウエハ搬
入側)は、酸素分圧1ppmから大気に曝される20.
6%まで制御されるものである。そして、このロードロ
ック室の空間A,B(ウエハ搬入側)とロードロック室
の空間D,E(ウエハ搬出側)は、それぞれ個別に真空
引きで速やかに酸素分圧を低減しながらパージガスでパ
ージすることによって、露光空間C内の酸素分圧lpp
m以下に合わせることが可能になる。
【0032】大気から1ppmまで酸素分圧を下げるに
は、真空引きをしながらパージガスでパージしたとして
も、非常に多くの時間がかかる。そのため、複数のロー
ドロック室A,B,D,Eを持ち、ロードロック室の酸
素分圧を交互に制御するのである。
【0033】このようなシステムを持つことによって、
1つのロードロック室Aを大気に開放した場合でも、別
のロードロック室Bは酸素分圧をlppm以下に合わせ
ることが出来るため、露光空間Cに常にウエハを配置
し、露光効率を向上させることが可能になるのである。
勿論、搬出側も同様の効果がある。
【0034】すなわち、2つ以上の複数のロードロック
室を持ち、それらの酸素分圧がロードロック室毎に制御
でき、各ロードロック室の酸素分圧が段階的になるよう
制御することによって、常に最低1つ以上のロードロッ
ク室が露光空間C内の酸素分圧lppm以下の環境と等
しくなるようにすることが出来るのである。
【0035】つまり、2つ以上の複数のロードロック室
を持ち、それらの最低1つが常に露光空間C内の環境と
等しくなるように交互に制御し続けることで、時間のか
かるパージを効率的に行え、常に露光空間C内にウエハ
を配置することが可能となり、露光を効率よく行うこと
が可能になるのである。
【0036】以下、本実施例の場合のウエハの搬入動作
とパージ動作を順に説明する。 (1)図15に示すように、ウエハカセット11からロ
ードロック室A,B内にウエハ1,2を搬入する(この
時露光空間Cは酸素分圧lppmにパージされてい
る)。 (2)図16に示すように、ロードロック室A,Bおよ
びロードロック室D,Eの酸素分圧1ppmにパージす
る。 (3)図17に示すように、ロードロック室Aより露光
空間Cヘウエハ1を搬送後、露光空間Cにおいてウエハ
1の露光を開始する。 (4)図18に示すように、ロードロック室Aを大気に
し、ロードロック室A内にウエハ3を搬入する。 (5)図19に示すように、露光終了後、露光空間Cよ
りロードロック室Dヘウエハ1を搬出する。ロードロッ
ク室Bから露光空間Cヘウエハ2を搬送後、露光空間C
においてウエハ2の露光を開始する(ロードロック室A
はパージ中である)。 (6)図20に示すように、ロードロック室Bを大気に
し、ロードロック室B内にウエハ4を搬入する。同時
に、ロードロック室Dを大気にし、ウエハ1をウエハカ
セット12に搬送する。(ロードロック室Aはパージ
中、露光空間Cではウエハ2の露光中である。) (7)図21に示すように、露光終了後、露光空間Cよ
りロードロック室Eヘウエハ2を搬出し、ロードロック
室Aから露光空間Cへウエハ3を搬送後、露光空間Cに
おいてウエハ3の露光を開始する(ロードロック室B,
Dはパージ中である)。 (8)図22に示すように、ロードロック室Aを大気に
し、ロードロック室A内にウエハカセット11よりウエ
ハ5を搬入する。同時に、ロードロック室Eを大気に
し、ウエハ2をウエハカセット12に搬送する(ロード
ロック室Aはパージ中、露光空間Cではウエハ3の露光
中である)。 (9)図23に示すように、露光終了後、露光空間Cよ
りロードロック室Dヘウエハ3を搬出する。ロードロッ
ク室Bから露光空間Cヘウエハ4を搬送後、露光空間C
においてウエハ4の露光を開始する(ロードロック室
A,Eはパージ中である) 。 (10) 図24に示すように、ロードロック室Bを大気に
し、ロードロック室B内にウエハカセット11よりウエ
ハ6を搬入する。同時に、ロードロック室Dを大気に
し、ウエハカセット12にウエハ3を搬送する(ロード
ロック室A,Eはパージ中で、露光空間Cではウエハ4
の露光中である)。その後、再び(7)図21へもど
り、繰り返す。
【0037】なお、本実施例4では、ロードロック室が
搬入側2つ、搬出側2つの場合を例としたが、このロー
ドロック室の数は2つ以上であればよく、また、搬入側
と搬出側でロードロック室の数が異なっていても良い。
【0038】(半導体生産システムの実施例)次に、本
発明に係る露光装置または露光方法を用いた半導体デバ
イス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、C
CD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の生産シス
テムの例について説明する。これは半導体製造工場に設
置された製造装置のトラブル対応や定期メンテナンス、
あるいはソフトウェア提供などの保守サービスを、製造
工場外のコンピュータネットワークを利用して行うもの
である。
【0039】図35は全体システムをある角度から切り
出して表現したものである。図中、101は半導体デバ
イスの製造装置を提供するベンダ(装置供給メーカ)の
事業所である。製造装置の実例としては、半導体製造工
場で使用する各種プロセス用の半導体製造装置、例え
ば、前工程用機器(露光装置、レジスト処理装置、エッ
チング装置等のリソグラフィ装置、熱処理装置、成膜装
置、平坦化装置等)や後工程用機器(組立て装置、検査
装置等)を想定している。事業所101内には、製造装
置の保守データベースを提供するホスト管理システム1
08、複数の操作端末コンピュータ110、これらを結
んでイントラネット等を構築するローカルエリアネット
ワーク(LAN)109を備える。ホスト管理システム
108は、LAN109を事業所の外部ネットワークで
あるインターネット105に接続するためのゲートウェ
イと、外部からのアクセスを制限するセキュリティ機能
を備える。
【0040】一方、102〜104は、製造装置のユー
ザとしての半導体製造メーカの製造工場である。製造工
場102〜104は、互いに異なるメーカに属する工場
であっても良いし、同一のメーカに属する工場(例え
ば、前工程用の工場、後工程用の工場等)であっても良
い。各工場102〜104内には、夫々、複数の製造装
置106と、それらを結んでイントラネット等を構築す
るローカルエリアネットワーク(LAN)111と、各
製造装置106の稼動状況を監視する監視装置としてホ
スト管理システム107とが設けられている。各工場1
02〜104に設けられたホスト管理システム107
は、各工場内のLAN111を工場の外部ネットワーク
であるインターネット105に接続するためのゲートウ
ェイを備える。これにより各工場のLAN111からイ
ンターネット105を介してベンダ101側のホスト管
理システム108にアクセスが可能となり、ホスト管理
システム108のセキュリティ機能によって限られたユ
ーザだけにアクセスが許可となっている。具体的には、
インターネット105を介して、各製造装置106の稼
動状況を示すステータス情報(例えば、トラブルが発生
した製造装置の症状)を工場側からベンダ側に通知する
他、その通知に対応する応答情報(例えば、トラブルに
対する対処方法を指示する情報、対処用のソフトウェア
やデータ)や、最新のソフトウェア、ヘルプ情報などの
保守情報をベンダ側から受け取ることができる。各工場
102〜104とベンダ101との間のデータ通信およ
び各工場内のLAN111でのデータ通信には、インタ
ーネットで一般的に使用されている通信プロトコル(T
CP/IP)が使用される。なお、工場外の外部ネット
ワークとしてインターネットを利用する代わりに、第三
者からのアクセスができずにセキュリティの高い専用線
ネットワーク(ISDNなど)を利用することもでき
る。また、ホスト管理システムはベンダが提供するもの
に限らずユーザがデータベースを構築して外部ネットワ
ーク上に置き、ユーザの複数の工場から該データベース
へのアクセスを許可するようにしてもよい。
【0041】さて、図36は本実施形態の全体システム
を図35とは別の角度から切り出して表現した概念図で
ある。先の例ではそれぞれが製造装置を備えた複数のユ
ーザ工場と、該製造装置のベンダの管理システムとを外
部ネットワークで接続して、該外部ネットワークを介し
て各工場の生産管理や少なくとも1台の製造装置の情報
をデータ通信するものであった。これに対し本例は、複
数のベンダの製造装置を備えた工場と、該複数の製造装
置のそれぞれのベンダの管理システムとを工場外の外部
ネットワークで接続して、各製造装置の保守情報をデー
タ通信するものである。図中、201は製造装置ユーザ
(半導体デバイス製造メーカ)の製造工場であり、工場
の製造ラインには各種プロセスを行う製造装置、ここで
は例として露光装置202、レジスト処理装置203、
成膜処理装置204が導入されている。なお図36では
製造工場201は1つだけ描いているが、実際は複数の
工場が同様にネットワーク化されている。工場内の各装
置はLAN206で接続されてイントラネットを構成
し、ホスト管理システム205で製造ラインの稼動管理
がされている。
【0042】一方、露光装置メーカ210、レジスト処
理装置メーカ220、成膜装置メーカ230などベンダ
(装置供給メーカ)の各事業所には、それぞれ供給した
機器の遠隔保守を行うためのホスト管理システム21
1,221,231を備え、これらは上述したように保
守データベースと外部ネットワークのゲートウェイを備
える。ユーザの製造工場内の各装置を管理するホスト管
理システム205と、各装置のベンダの管理システム2
11,221,231とは、外部ネットワーク200で
あるインターネットもしくは専用線ネットワークによっ
て接続されている。このシステムにおいて、製造ライン
の一連の製造機器の中のどれかにトラブルが起きると、
製造ラインの稼動が休止してしまうが、トラブルが起き
た機器のベンダからインターネット200を介した遠隔
保守を受けることで迅速な対応が可能で、製造ラインの
休止を最小限に抑えることができる。
【0043】半導体製造工場に設置された各製造装置は
それぞれ、ディスプレイと、ネットワークインタフェー
スと、記憶装置にストアされたネットワークアクセス用
ソフトウェアならびに装置動作用のソフトウェアを実行
するコンピュータを備える。記憶装置としては内蔵メモ
リやハードディスク、あるいはネットワークファイルサ
ーバーなどである。上記ネットワークアクセス用ソフト
ウェアは、専用又は汎用のウェブブラウザを含み、例え
ば図37に一例を示す様な画面のユーザインタフェース
をディスプレイ上に提供する。各工場で製造装置を管理
するオペレータは、画面を参照しながら、製造装置の機
種401、シリアルナンバー402、トラブルの件名4
03、発生日404、緊急度405、症状406、対処
法407、経過408等の情報を画面上の入力項目に入
力する。入力された情報はインターネットを介して保守
データベースに送信され、その結果の適切な保守情報が
保守データベースから返信されディスプレイ上に提示さ
れる。またウェブブラウザが提供するユーザインタフェ
ースはさらに図示のごとくハイパーリンク機能410〜
412を実現し、オペレータは各項目の更に詳細な情報
にアクセスしたり、ベンダが提供するソフトウェアライ
ブラリから製造装置に使用する最新バージョンのソフト
ウェアを引出したり、工場のオペレータの参考に供する
操作ガイド(ヘルプ情報)を引出したりすることができ
る。ここで、保守データベースが提供する保守情報に
は、上記説明した本発明に関する情報も含まれ、また前
記ソフトウェアライブラリは本発明を実現するための最
新のソフトウェアも提供する。
【0044】次に上記説明した生産システムを利用した
半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図38は半
導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す。
ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計
を行う。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パ
ターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ3
(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを
製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼
ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラ
フィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次
のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ
4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化す
る工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンデ
ィング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組立
て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作
製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テス
ト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これを出荷(ステップ7)する。前工程と後
工程はそれぞれ専用の別の工場で行い、これらの工場毎
に上記説明した遠隔保守システムによって保守がなされ
る。また前工程工場と後工程工場との間でも、インター
ネットまたは専用線ネットワークを介して生産管理や装
置保守のための情報がデータ通信される。
【0045】図39は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した露光装置によって
マスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステッ
プ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステッ
プ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部
分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッ
チングが済んで不要となったレジストを取り除く。これ
らのステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に
多重に回路パターンを形成する。各工程で使用する製造
機器は上記説明した遠隔保守システムによって保守がな
されているので、トラブルを未然に防ぐと共に、もしト
ラブルが発生しても迅速な復旧が可能で、従来に比べて
半導体デバイスの生産性を向上させることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、感光基板および基板ステージ
または原版および原版ステージが不活性ガスを充たした
密閉チャンバ内に配置され、該密閉チャンバ内に対する
該感光基板または原版の搬入搬出がロードロック室を介
して搬送手段によって行われることにより、スループッ
トを損なうことなく、ロードロック室の酸素を除去し、
ウエハなどの感光基板、およびレチクルなどの原版の搬
送が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係る露光装置の要部およ
び露光方法の説明図である。
【図2】 本発明の実施例1に係る露光装置の要部およ
び露光方法の説明図である。
【図3】 本発明の実施例1に係る露光装置の要部およ
び露光方法の説明図である。
【図4】 本発明の実施例1に係る露光装置の要部およ
び露光方法の説明図である。
【図5】 本発明の実施例1に係る露光装置の要部およ
び露光方法の説明図である。
【図6】 本発明の実施例1に係る露光装置の要部およ
び露光方法の説明図である。
【図7】 本発明の実施例1に係る露光装置の要部およ
び露光方法の説明図である。
【図8】 本発明の実施例1に係る露光装置の要部およ
び露光方法の説明図である。
【図9】 本発明の実施例1に係る露光装置の要部およ
び露光方法の説明図である。
【図10】 本発明の実施例1に係る露光装置の要部お
よび露光方法の説明図である。
【図11】 本発明の実施例1に係る露光装置の要部お
よび露光方法の説明図である。
【図12】 本発明の実施例1に係る露光装置の要部お
よび露光方法の説明図である。
【図13】 本発明の実施例1に係る露光装置の要部お
よび露光方法の説明図である。
【図14】 本発明の実施例1に係る露光装置の要部お
よび露光方法の説明図である。
【図15】 本発明の実施例4に係る露光装置の要部お
よび露光方法の説明図である。
【図16】 本発明の実施例4に係る露光装置の要部お
よび露光方法の説明図である。
【図17】 本発明の実施例4に係る露光装置の要部お
よび露光方法の説明図である。
【図18】 本発明の実施例4に係る露光装置の要部お
よび露光方法の説明図である。
【図19】 本発明の実施例4に係る露光装置の要部お
よび露光方法の説明図である。
【図20】 本発明の実施例4に係る露光装置の要部お
よび露光方法の説明図である。
【図21】 本発明の実施例4に係る露光装置の要部お
よび露光方法の説明図である。
【図22】 本発明の実施例4に係る露光装置の要部お
よび露光方法の説明図である。
【図23】 本発明の実施例4に係る露光装置の要部お
よび露光方法の説明図である。
【図24】 本発明の実施例4に係る露光装置の要部お
よび露光方法の説明図である。
【図25】 従来の露光装置の要部および露光方法の説
明図である。
【図26】 従来の露光装置の要部および露光方法の説
明図である。
【図27】 従来の露光装置の要部および露光方法の説
明図である。
【図28】 従来の露光装置の要部および露光方法の説
明図である。
【図29】 従来の露光装置の要部および露光方法の説
明図である。
【図30】 従来の露光装置の要部および露光方法の説
明図である。
【図31】 従来の露光装置の要部および露光方法の説
明図である。
【図32】 従来の露光装置の要部および露光方法の説
明図である。
【図33】 従来の露光装置の要部および露光方法の説
明図である。
【図34】 従来の露光装置の要部および露光方法の説
明図である。
【図35】 本発明に係る露光装置または露光方法を用
いた半導体デバイスの生産システムをある角度から見た
概念図である。
【図36】 本発明に係る露光装置または露光方法を用
いた半導体デバイスの生産システムを別の角度から見た
概念図である。
【図37】 ユーザインタフェースの具体例である。
【図38】 デバイスの製造プロセスのフローを説明す
る図である。
【図39】 ウエハプロセスを説明する図である。
【符号の説明】
1〜8:ウエハ、11,12:ウエハカセット、20〜
24:ウエハステージ、30:前ロードロック室(ウエ
ハ搬入側)、31:隣接ロードロック室(ウエハ搬入
側)、32:ウエハ露光室、33:隣接ロードロック室
(ウエハ搬出側)、34:後ロードロック室(ウエハ搬
出側)、A〜E:空間、(a)〜(f):扉。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原版のパターンを投影光学系を介して感
    光基板に転写する露光装置において、光源から発される
    露光光を前記原版のパターンへ照射する照明光学系と、
    前記感光基板が載置される基板ステージとを備え、該基
    板ステージが不活性ガスを充たした密閉チャンバ内に配
    置され、該密閉チャンバ内に対し該感光基板を搬入搬出
    する搬送手段を有し、該密閉チャンバ内に対する該感光
    基板の搬入搬出がロードロック室を介して行われ、該ロ
    ードロック室は複数のロードロック室からなり、該複数
    のロードロック室は個別に少なくとも真空引きおよび不
    活性ガスによるパージのいずれかが可能であり、酸素分
    圧が制御されていることを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 原版のパターンを投影光学系を介して感
    光基板に転写する露光装置において、光源から発される
    露光光を前記原版のパターンへ照射する照明光学系と、
    原版が載置される原版ステージとを備え、該原版ステー
    ジが不活性ガスを充たした密閉チャンバ内に配置され、
    該密閉チャンバ内に対し該原版を搬入搬出する搬送手段
    を有し、該密閉チャンバ内に対する該原版の搬入搬出が
    ロードロック室を介して行われ、該ロードロック室は複
    数のロードロック室からなり、該複数のロードロック室
    は個別に少なくとも真空引きおよび不活性ガスによるパ
    ージのいずれかが可能であり、酸素分圧が制御されてい
    ることを特徴とする露光装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のロードロック室は、前記密閉
    チャンバに対して直列に配置されていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のロードロック室は、前記密閉
    チャンバに対して並列に配置されていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 原版のパターンを投影光学系を介して感
    光基板に転写する露光方法において、前記感光基板が載
    置される基板ステージが不活性ガスを充たした密閉チャ
    ンバ内に配置され、光源から発される露光光を前記原版
    のパターンへ照射する照明工程と、前記密閉チャンバ内
    に対し該感光基板を搬入搬出する搬送工程とを有し、該
    密閉チャンバ内に対する該感光基板の搬入搬出がロード
    ロック室を介して行われ、該ロードロック室は複数のロ
    ードロック室からなり、該複数のロードロック室は個別
    に少なくとも真空引きおよび不活性ガスによるパージの
    いずれかが可能であり、酸素分圧が制御されていること
    を特徴とする露光方法。
  6. 【請求項6】 原版のパターンを投影光学系を介して感
    光基板に転写する露光方法において、前記原版が載置さ
    れる原版ステージが不活性ガスを充たした密閉チャンバ
    内に配置され、光源から発される露光光を前記原版のパ
    ターンへ照射する照明工程と、該密閉チャンバ内に対し
    該原版を搬入搬出する搬送工程とを有し、該密閉チャン
    バ内に対する該原版の搬入搬出がロードロック室を介し
    て行われ、前記ロードロック室は複数のロードロック室
    からなり、該複数のロードロック室は個別に少なくとも
    真空引きおよび不活性ガスによるパージのいずれかが可
    能であり、酸素分圧が制御されていることを特徴とする
    露光方法。
  7. 【請求項7】 前記複数のロードロック室は、前記密閉
    チャンバに対して直列に配置されていることを特徴とす
    る請求項5または6に記載の露光方法。
  8. 【請求項8】 前記複数のロードロック室は、前記密閉
    チャンバに対して並列に配置されていることを特徴とす
    る請求項5または6に記載の露光方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜4のいずれかに記載の露光装
    置を含む各種プロセス用の製造装置群を半導体製造工場
    に設置する工程と、該製造装置群を用いて複数のプロセ
    スによって半導体デバイスを製造する工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体デバイス製造方法。
  10. 【請求項10】 前記製造装置群をローカルエリアネッ
    トワークで接続する工程と、前記ローカルエリアネット
    ワークと前記半導体製造工場外の外部ネットワークとの
    間で、前記製造装置群の少なくとも1台に関する情報を
    データ通信する工程とをさらに有することを特徴とする
    請求項9記載の半導体デバイス製造方法。
  11. 【請求項11】 前記露光装置のベンダもしくはユーザ
    が提供するデータベースに前記外部ネットワークを介し
    てアクセスしてデータ通信によって前記製造装置の保守
    情報を得る、もしくは前記半導体製造工場とは別の半導
    体製造工場との間で前記外部ネットワークを介してデー
    タ通信して生産管理を行うことを特徴とする請求項10
    記載の半導体デバイス製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜4のいずれかに記載の露光
    装置を含む各種プロセス用の製造装置群と、該製造装置
    群を接続するローカルエリアネットワークと、該ローカ
    ルエリアネットワークから工場外の外部ネットワークに
    アクセス可能にするゲートウェイを有し、前記製造装置
    群の少なくとも1台に関する情報をデータ通信すること
    を可能にしたことを特徴とする半導体製造工場。
  13. 【請求項13】 半導体製造工場に設置された請求項1
    〜4のいずれかに記載の露光装置の保守方法であって、
    前記露光装置のベンダもしくはユーザが、半導体製造工
    場の外部ネットワークに接続された保守データベースを
    提供する工程と、前記半導体製造工場内から前記外部ネ
    ットワークを介して前記保守データベースへのアクセス
    を許可する工程と、前記保守データベースに蓄積される
    保守情報を前記外部ネットワークを介して半導体製造工
    場側に送信する工程とを有することを特徴とする露光装
    置の保守方法。
  14. 【請求項14】 請求項1〜4のいずれかに記載の露光
    装置において、ディスプレイと、ネットワークインタフ
    ェースと、ネットワーク用ソフトウェアを実行するコン
    ピュータとをさらに有し、露光装置の保守情報をコンピ
    ュータネットワークを介してデータ通信することを可能
    にしたことを特徴とする露光装置。
  15. 【請求項15】 前記ネットワーク用ソフトウェアは、
    前記露光装置が設置された工場の外部ネットワークに接
    続され前記露光装置のベンダもしくはユーザが提供する
    保守データベースにアクセスするためのユーザインタフ
    ェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外部ネット
    ワークを介して該データベースから情報を得ることを可
    能にすることを特徴とする請求項14に記載の露光装
    置。
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