JP2001284208A - X線マスクの製造方法、およびx線マスクを用いた露光方法 - Google Patents

X線マスクの製造方法、およびx線マスクを用いた露光方法

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JP2001284208A
JP2001284208A JP2000092861A JP2000092861A JP2001284208A JP 2001284208 A JP2001284208 A JP 2001284208A JP 2000092861 A JP2000092861 A JP 2000092861A JP 2000092861 A JP2000092861 A JP 2000092861A JP 2001284208 A JP2001284208 A JP 2001284208A
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adhesive
mask
ray mask
support ring
manufacturing
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JP2000092861A
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Hidetaka Yabe
秀毅 矢部
Kenji Marumoto
健二 丸本
Hiroshi Watanabe
寛 渡辺
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着及びレジストベーク工程前後にX線マス
クが変形せず、高精度の平面度を維持するX線マスクの
製造方法を提供する。また、高品質な半導体デバイスを
製造できる露光方法を提供する。 【解決手段】 サポートリングとマスク基板を接着する
工程において、メンブレン側の接着剤の端面を溶かす、
ガラス転移温度の異なる複数の種類の接着剤をする、接
着剤に緩衝材を含有させる、マスク基板をオーバーエッ
チングする、予め熱膨張を計算して、斜度を設けて接着
するなどの方法で、熱変化による接着剤の体積変化によ
るX線マスクの変形を抑制し、高精度な平面度を得る。
また、このマスクを用いて露光し、高品質な半導体装置
の回路パターンを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、X線リソグラフ
ィに使用するX線マスクの製造方法、および上記X線マ
スクを用いた露光方法に関するもので、特に、マスク基
板をサポートリングへ接着する工程において寸法精度を
向上させ、X線マスクの精度を向上させて、露光精度を
向上させるものである。
【0002】
【従来の技術】高精度超微細パターン転写が要求される
X線リソグラフィーにおいては、X線マスク面と被露光
基板(ウエハ)面は、高精度に平行度をもたせる必要が
ある。このため、従来からX線マスク構造体のマスクパ
ターン面とマスクパターンを保持するサポートリングの
装置取り付け面の平行度を高精度に保って接着する方法
が検討されている。図15は例えば特開平06−260
398号公報に示された従来のX線マスク構造体を示す
断面図で、図において、1はサポートリング(保持
枠)、2はマスク基板(支持枠)、3は接着剤、4はマ
スクパターン(X線吸収体)、5はメンブレン(X線透
過膜)、6は開口部、7はスペーサ、30は接着層、1
00はX線マスクである。
【0003】このようなX線マスク100は、マスク基
板2上にX線を透過するメンブレン5が形成され、該メ
ンブレン5には所望のマスクパターン4が形成されてお
り、マスク基板2を補強するリング状のサポートリング
1が設けられ、これが露光装置に装着される。また、X
線はマスク基板2を透過しないため、マスクパターン4
の反対側からエッチングなどにより、マスク基板2が除
去され、開口部6が設けられおり、マスク基板2はマス
クパターン4が設けられたメンブレン5を支持してい
る。さらに通常マスク基板2はサポートリング1に接着
剤3により接着固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記接着剤3として
は、通常常温で硬化するエポキシ系などの二液(主剤、
硬化剤)重合型接着剤を用いるが、接着剤の硬化収縮を
避けられず、これに起因する歪みが上記マスク基板2と
サポートリング1の平行度を低下させるという問題があ
った。
【0005】上記問題を解決する方法の1つとして、特
開平06−260398号公報に、接着層30にスペー
サ7を設け、該スペーサ7の厚みを適宜変化させること
により、接着層30の厚さを一定にし、平行度を確保す
る方法が開示されているが、スペーサがあっても接着剤
3における硬化収縮応力が残存する問題があった。
【0006】また、たとえ室温で硬化しても、接着後に
加熱工程(例えばレジストベーク工程。例えば日本ゼオ
ン製ZEP−520レジストの場合、塗布後に180℃
30分のベークを行う)が入ると、接着剤が高温に耐え
られず、接着後の平面度が維持できず、X線マスク精度
が低下すると言った問題があった。
【0007】また、レジストベーク工程後(パターニン
グ工程の途中段階)において接着すれば、接着剤に温度
変化はないが、接着時にレジストが汚れたり、ゴミが発
生するといった問題があった。
【0008】また、接着層を薄くすることによって上記
歪みを小さくしようとすると、微量の接着剤を均一に塗
って接着することは極めて難しいため、接着剤がはみ出
し、このはみ出した接着剤はレジストベーク工程で大き
く収縮するためマスク基板を曲げ、メンブレンが沈み込
んでしまうという問題があった。
【0009】また、あらかじめ接着剤がはみ出さないよ
うに微量の接着剤を塗布する方法も考えられるが、接着
の厚さが極めて薄いため、微量の接着剤の量の差によっ
て接着される面積が大きく変わり、図16に示すよう
に、接着剤の内側部分34と、外側部分35が不均一に
接着され、X線マスクの平面度を低下させるという問題
があった。
【0010】この発明は上記のような従来の問題点を解
消するためになされたもので、X線マスクの平面度を向
上させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1のX線
マスクの製造方法は、マスク基板をサポートリングに接
着する工程の後に、前記サポートリングに沿って塗布さ
れた接着剤の一部を除去、あるいは変質させたものであ
る。
【0012】本発明に係わる第2のX線マスクの製造方
法は、上記第1の発明のX線マスクの製造方法におい
て、接着剤の一部を除去、あるいは変質させる手段を、
硫酸過水としたものである。
【0013】本発明に係わる第3のX線マスクの製造方
法は、マスク基板をサポートリングに接着する工程にお
いて、接着剤として、ガラス転移温度の異なる接着剤を
用い、ガラス転移温度の低い接着剤を硬化させた後、ガ
ラス転移温度の低い接着剤のガラス転移温度以下の温度
でガラス転移温度の高い接着剤を加熱硬化させたもので
ある。
【0014】本発明に係わる第4のX線マスクの製造方
法は、上記第3のX線マスクの製造方法において、複数
の種類の接着剤をシート状にしたものである。
【0015】本発明に係る第5のX線マスクの製造方法
は、X線マスク基板をサポートリングに接着する工程に
おいて用いる接着剤に、緩衝材を含ませたものである。
【0016】本発明に係る第6のX線マスクの製造方法
は、マスクパターンとメンブレンを備えたX線マスクを
形成するためのマスク基板をサポートリングに接着し、
前記マスク基板の一部を除去してメンブレンを露出させ
る工程において、前記メンブレンの露出部を、前記サポ
ートリングに沿って塗布された接着剤の内径、および前
記サポートリングの内径よりも大きくしたものである。
【0017】本発明に係る第7のX線マスクの製造方法
は、マスク基板をサポートリングに接着する工程におい
て、接着温度と前記X線マスクの使用温度から求められ
る略熱膨張寸法差分前記マスク基板と前記サポートリン
グとの平行度を増減させて接着するものである。
【0018】本発明に係わる第1のX線露光方法は、上
記第1乃至7のいずれかの発明のX線マスクの製造方法
により製造されたX線マスクを用いたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1によるX線マスクを示す断面図である。図に
おいて、1はサポートリング、2はマスク基板、3は接
着剤、5はメンブレン、100はX線マスク、33は接
着剤のはみ出し部である。
【0020】上述したように、接着剤の硬化収縮や経時
変化の影響を受け、Xマスクの平面度が低下することを
避けるため接着層を薄くすると、はみ出し部33が生じ
る。例えば、接着層の厚さが10μm、接着面積が50
cm2程度の場合、必要な接着剤は0.05cm3程度と
なるが、この様な微量の接着剤を均一に塗って接着する
ことは極めて難しいため、通常接着剤は若干はみ出し、
本実施の形態の場合、はみ出し部33の長さは、例えば
0.5mm程度となる(接着剤の種類、量によって異な
る)。
【0021】このはみ出し部33は図2に示すように、
レジストベーク工程前後で体積変化を生じ、マスク基板
2を曲げ、aだけメンブレン5を沈み込ませてしまう。
図3に示すように近似的にサポートリング1の端で直線
的に曲がり(θ変化)、マスク基板の中心の長さLが変
わらない(上面は延びて下面が縮む)とすると、曲がる
ことによってメンブレン5がaだけ沈み込んだ場合、マ
スク基板の厚さをhとし、メンブレンの端の変化xを求
めると、θ≒0より近似的に sinθ=a/L、sinθ=x/(h/2) よりx=
ah/(2L) となる。
【0022】例えばメンブレンの端とサポートリングの
端との距離Lが5mm、ウエハの厚さhが625μm、
メンブレンの沈み込み量aが1μmなら、メンブレンの
端の変化xは60nm程度動くことになる(X線マスク
精度は20nm程度は必要なため、この変化量は無視で
きない)。そこで、図1(b)に示すように接着後にメ
ンブレン側の接着剤のはみ出し部33を除去すると上記
のような接着剤の体積変化によるマスク基板の歪みの発
生を押さえることができ、平面精度の良いX線マスクを
作製できることが確認できた。
【0023】はみ出し部33を除去する方法としては、
例えばX線マスクのサポートリング側に硫酸過水を入れ
て溶かす方法がある。X線マスクの洗浄も兼ね、X線マ
スク全体を硫酸過水に入れて洗うと、はみ出し部33の
除去も同時に行うことができる。
【0024】実施の形態2.図4は本発明の実施の形態
2によるX線マスクを示す断面図であり、図において、
1はサポートリング、2はマスク基板、3は接着剤、5
はメンブレン、100はX線マスク、40は変質部であ
る。
【0025】本実施の形態では、接着剤の量を制御し
て、マスク基板2とサポートリング1を接着しはみ出し
部をもたせず接着している。したがって、図16に示し
たように、接着剤の内側部分34と外側部分35は異な
る状態であり、図4(a)に示すように、接着剤がしみ
出していなくても、上記実施の形態1の場合の歪みより
小さいものの、レジストベーク工程の温度変化により、
接着剤の体積変化が起こりメンブレン5が沈み込んでい
る。そこで、例えば硫酸過水を接着剤3の端面に接触さ
せ、変質部40を形成すると、図4(b)に示すように
メンブレン5の沈み込みは抑えられた。これは硫酸過水
が端面にしみこむことにより形成された変質部40が、
緩和層になって、ベーク時の収縮力を分散させるためで
ある。
【0026】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3によるX線マスクを示す平面図および断面図であり、
図において、1はサポートリング、2はマスク基板、3
は接着剤、36、37はそれぞれ特性が異なる接着剤、
5はメンブレンである。
【0027】このX線マスクの製造方法においては、ま
ず、図5(a)に示すように特性が異なる2種類の接着
剤をシリンジ等に入れて、例えばごま粒状に交互に配置
する。その後、マスク基板とサポートリングを押しつけ
て接着する。その結果、各接着剤は延びて図5(b)に
示すようになる。
【0028】ここで例えば、接着剤36を室温硬化型、
接着剤37を加熱硬化型のものとし、室温で例えば1日
放置する。その結果接着剤36の部分のみ硬化される。
次に加熱して接着剤37部分を硬化させる。この様にす
れば、レジストベーク工程の高温状態の際、室温硬化型
の接着剤はガラス転移温度を超えて若干軟化するが、加
熱硬化型の接着剤は一般にガラス転移温度が高いため軟
化せず、接着による歪みを抑制できる。
【0029】また、上記2種類の接着剤36、37を、
紫外線硬化型、加熱硬化型としても同様の効果が得られ
る。この場合、サポートリング1として、ガラス、石英
等の光を透過するものを用いる。
【0030】上記の例はいずれもガラス転移温度の異な
る接着剤を用いている。これは一般にレジストベーク温
度に耐えるためにはガラス転移温度の高い接着剤が必要
であるが、この様な接着剤は一般に加熱硬化型となる。
しかし高温で接着するのは一般に容易ではない。そこで
2種類の接着剤を用い、一方を室温放置で接着させたり
紫外線で接着させる。室温硬化型や紫外線硬化型の接着
剤のガラス転移温度は一般に数十度程度のため、このガ
ラス転移温度を超えない範囲で加熱硬化型の接着剤を接
着させる。この様にするとサポートリング1とマスク基
板2の熱膨張によってマスク基板2が変形してもガラス
転移温度を超えていないため接着部分が滑ることもな
く、室温に戻すと元の状態に戻るため歪みによるX線マ
スクの変形を抑制できる。
【0031】上記、室温硬化型としては、例えばエポキ
シテクノロジー社製(日本代理店:株式会社理経)のエ
ポテック302−3M(ガラス転移温度96℃、標準硬
化条件:室温12時間)、加熱硬化型としてエポテック
353ND−4(ガラス転移温度155℃、標準硬化条
件:80℃180分)がある。これらを上述のようにし
て接着(室温で12時間放置。その後80℃で180分
加熱)すると、第2の接着剤37を硬化するために、8
0℃に加熱しても、第1の接着剤36のガラス転移温度
が96℃のため、サポートリング1とマスク基板2の熱
膨張率の差でX線マスクが反っても接着剤が軟化しない
ためX線マスクの接着部分が滑ることはない。この温度
で加熱硬化型の接着剤が接着されるが、接着後に室温に
戻しても元の形状に戻るため歪みは小さい。この様に接
着した後、レジストを第2の接着剤37のガラス転移温
度155℃以下でベークすると、室温硬化型の接着剤は
軟化しているが加熱硬化型の接着剤は軟化していないた
め、サポートリングとマスク基板の熱膨張率の差でX線
マスクが反っても接着剤が軟化しないためX線マスクの
接着部分が滑ることもない。そのため室温に戻しても元
の形状に戻るためX線マスクの精度が維持できる。
【0032】155℃以上の温度でのレジストベークが
ある場合は、例えば第3の接着剤としてエポテックT6
081(ガラス転移温度225℃、標準硬化条件:15
0℃60分)を用いれば良い。エポテック302−3M
で室温12時間放置して接着後、80℃・180分の条
件でエポテック353ND−4を接着させ、150℃・
60分でエポテックT6081を接着させる。この様に
ベークするとそれぞれのガラス転移温度を超えないため
室温に戻してもX線マスクが変形することもない。ま
た、高温ベークが必要なレジスト、例えば日本ゼオン製
ZEP−520においても180℃、30分のベークに
は十分に使用に耐えられる。
【0033】なお、上記ガラス転移温度の異なる接着剤
は少量ずつ多数の点に塗布すると変形が抑えやすくより
好ましい。
【0034】また、上記実施の形態1で示したように、
本実施の形態の接着工程の後に、メンブレン側の接着剤
の端面を硫酸過水等で溶かすまたは変質させるとなお良
い。
【0035】実施の形態4.図6は、本発明の実施の形
態4によるX線マスクを示す平面図、および断面図であ
り、図において、1はサポートリング、2はマスク基
板、38はシート状の接着剤、36、37はそれぞれ特
性が異なる接着剤、5はメンブレンである。
【0036】本実施の形態においては、特性の異なる複
数の種類の接着剤36、37はあらかじめシート状接着
剤38にしており、Bステージ(未硬化)状態となって
いる。したがって、例えば上記実施の形態3と同様に、
例えばガラス転移温度の異なる接着剤を同一シート38
にしておけば、複数の接着剤を製造工程でその都度塗布
する必要がなくなり、生産性が向上する。
【0037】上記複数の種類の接着剤36、37の分布
状態は、特に限定するものではなく、図6の線状に分布
させたものの他に図7に示すように、格子状に分散させ
たものでもよい。また、ランダムに分散させた状態でも
よい。
【0038】実施の形態5.図8は本発明の実施の形態
5によるX線マスクを示す平面図、および断面図であ
り、図において、1はサポートリング、2はマスク基
板、3は接着剤、8は緩衝材、90は空隙部、5はメン
ブレンである。
【0039】本実施の形態によるX線マスクの製造方法
では、接着剤3中に、硬化後の接着剤よりも柔らかい緩
衝材8が含有されている。したがって、この製造方法で
は、接着剤3が硬化し収縮する際、緩衝材8が収縮力を
吸収でき、X線マスクの変形が抑えられる。
【0040】また、上記緩衝材8として、離型性のよい
例えばテフロン(登録商標)を使うと、緩衝材8は、接
着剤3とひっつきにくいため、硬化収縮により、緩衝材
8は接着剤3から剥がれた状態となり、図8(c)に示
す空隙部90を、接着層中に存在させることができる。
この状態では、空隙部90が、接着剤3の変形を吸収す
るので、X線マスクの変形を抑える効果がさらに大き
い。
【0041】本実施の形態では緩衝材8を粒状に分散さ
せた例を示したが、例えば図9に示すように箔状の緩衝
材8によって線状に構成してもよい。例えば接着部分が
4分割されている場合、接着剤の収縮は1/4で抑えら
れるため、X線マスクの変形が抑えられる。
【0042】実施の形態6.図10は本発明の実施の形
態6によるX線マスクの製造方法を示す工程図であり、
図において、1はサポートリング、2はマスク基板、3
は接着剤、5はメンブレン、6は開口部である。
【0043】このX線マスクの製造方法では、まず、吸
収体等が成膜完了したウエハ(マスク基板)2をサポー
トリング1に接着剤3をもちいて接着する。その後、サ
ポートリング1側からマスク基板2をエッチングして除
去し、開口部6を形成して、メンブレン5を残す。その
際、マスク基板の開口径dが、接着剤の端部間距離eよ
りも大きく、かつサポートリングの内径fよりも大きく
(d>e、かつd>f)なるように、エッチング時間を
制御する。
【0044】例えば、フッ酸20cm3と硝酸80cm3
を混ぜたエッチング液に、サポートリング1側のメンブ
レン5の一部が除去された625μm厚のマスク基板2
を浸積すると、エッチング液は、上記メンブレン5の除
去部からマスク基板2に接触し、マスク基板2がエッチ
ングされる。上記条件では例えば10分程度の浸積で、
メンブレンのみ残こすことができる。その後、さらに1
0分程度放置すると、さらにエッチングが進み、サポー
トリング、接着剤の内側にまで進行し、上記d>e、か
つd>fのX線マスクが製造できる。
【0045】図11、図12は、本実施の形態における
エッチング工程において、上記d、e、fの関係と応力
の関係を示した説明図であり、図11は接着剤がサポー
トリングからはみ出している場合(e<f)、図12は
はみ出していない場合(e>f)を示すものである。
【0046】図11の接着剤がサポートリングからはみ
出している場合(e<f)においては、(a)d<e、
d<f(いわゆるジャストバックエッチ)の時、および
(b)d>e、d<f(オーバーエッチが若干進んだ場
合)の時は、サポートリング内径よりメンブレン部分が
小さいため、はみ出した接着剤の力によってマスク基板
2が変形し、X線マスク精度が低下する。一方、本発明
の製造方法による(c)d>e、d>f(さらにオーバ
ーエッチを進行しさせた場合)の構成にすると、メンブ
レン部分はサポートリングで保持された状態となり、接
着剤により均等に上下方向にマスク基板2とサポートリ
ング1を引張ることができるため、マスク基板2を変形
させず、平面度を維持して高精度のX線マスクが作製可
能となる。
【0047】また、図12の接着剤がサポートリングか
らはみ出していない場合(e>f)においても同様に、
(a)d<e、d<f(いわゆるジャストバックエッ
チ)の時、および(b)d>e、d<f(オーバーエッ
チが若干進んだ場合)の時には、接着剤の端面部分の収
縮によりマスク基板2が変形するが、(c)d>e、d
>f(さらにオーバーエッチを進行しさせた場合)の構
成にすると、マスク基板2とサポートリング1が均等に
引張られるため、マスク基板2の変形は発生しない。そ
の結果高精度のX線マスクが作製可能となる。
【0048】実施の形態7.図13は本発明の実施の形
態7によるX線マスクの製造方法において用いる製造装
置の断面図であり、図において、1はサポートリング、
2はマスク基板、3は接着剤、5はメンブレン、8は緩
衝材、10は斜度を設定できるマスク基板吸着チャッ
ク、11は斜度を設定できるサポートリング吸着チャッ
ク、12は真空引きライン、13はヒータである。
【0049】このX線マスクの製造方法においては、ま
ず、接着温度とX線マスクの使用温度から求められる略
熱膨張寸法差分吸着チャック10、11の平面度を増減
させる斜度を設定する。そして、吸着チャック10、1
1を接着温度までヒータ13により加熱する。次にホッ
トプレート等で別に加熱されたサポートリング1とマス
ク基板2を吸着チャック10、11に吸着させ、次いで
サポートリング1上に接着剤3を塗布する。その後マス
ク基板2を吸着させた吸着チャック10をサポートリン
グ上にのせて、荷重を加えて加熱し接着する。このよう
にサポートリング1とマスク基板2が接着されたX線マ
スクは、予め計算した斜度を設けて接着しているので、
室温に戻すと、X線マスクの平面度が得られる。
【0050】本実施の形態では、接着剤を限定するもの
ではないが、接着剤は加熱硬化型が適している。例えば
エポテックT6081(ガラス転移温度225℃、標準
硬化条件:150℃60分)程度のガラス転移温度の高
いものを用いると、例えば180℃程度のレジストベー
クにおいても問題は発生しない。
【0051】なお、ここではサポートリングの方がマス
ク基板より熱膨張率が大きい場合の例を示したため、吸
着チャックの向きは凹型形状としたが、サポートリング
の方がマスク基板より熱膨張率が小さい場合は凸型形状
で接着させればよい。
【0052】また、図13において、接着剤3には、上
記実施の形態5で示した緩衝材8を用いた例を示した
が、省略してもよい。
【0053】実施の形態8.図14は本発明の実施の形
態8によるX線の露光方法の説明図であり、図におい
て、100はX線マスク、110はウエハ、120はS
Rリング、130はX線ビームライン、140はレジス
トである。
【0054】X線露光には一般的にX線源として、シン
クロトロンからの放射光(SR)を用いたり、プラズマ
線源を用いたりする場合があるが、本実施の形態におい
てはSRを用いている。SRリング120から発生する
光は、X線ビームライン130中のミラー(短波長カッ
ト)とBe窓(真空と大気の隔絶窓。長波長カット)に
より、数Å〜1nm程度の光となり、これを露光機(ス
テッパ)中のX線マスク100に照射してパターン転写
を行う。X線マスク100は、露光機内にあり、ウエハ
110と数μm〜数十μm程度のギャップを隔てて設置
されている。上記シンクロトロンからのX線ビームによ
ってレジストを塗布した半導体用のウエハ上にマスクパ
ターンを転写し、その後、ウエハを現像するとウエハ上
にレジストによる回路パターンが形成され、これをエッ
チング装置に入れることによってウエハ上に回路パター
ンが形成され,半導体デバイスを製造することができ
る。
【0055】上記露光工程において、上記実施の形態1
から7に示した製造方法により製造されたX線マスクを
用いて、露光すると、X線マスクは高精度な平面度を確
保しているため、高精度の回路パターンをウエハ上に形
成することができ、高品質な半導体デバイスを、高歩留
まりで製造することができる。その結果半導体デバイス
を安価に製造することもできる。
【0056】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。マスク
基板をサポートリングに接着する工程後に前記サポート
リングに沿って塗布された接着剤の一部を除去、あるい
は変質させたので、レジストベーク工程などで熱変化が
ともなっても、接着剤の体積変化によるマスク基板の歪
みの発生を押さえることができ、平面精度の良いX線マ
スクを作製できる。
【0057】また、接着剤の一部を除去、あるいは変質
させる方法として硫酸過水を用いたため、所望の部位の
接着剤を溶かして除去したり、変質させたりできる。ま
た、同時にX線マスク表面のゴミも除去できる。
【0058】また、マスク基板をサポートリングに接着
する工程において、ガラス転移温度の異なる複数の種類
の接着剤を用いて接着したため、室温時の平面度を維持
したままガラス転移温度の高い接着剤の接着が可能とな
り、その後のレジストベーク工程においてもX線マスク
の平面度を維持して、高精度のX線マスクを作製するこ
とができる。
【0059】また、複数の種類接着剤をシート状にして
使用するようにしたので、接着工程を簡略化して、平面
度を維持した高精度X線マスクを製造できる。
【0060】また、マスク基板をサポートリングに接着
する工程において、接着剤に硬化後の接着剤よりも柔ら
かい緩衝材を含有させたので、接着剤の体積変化による
収縮力を緩衝材が吸収でき、X線マスクの変形が抑えら
れる。
【0061】また、マスク基板の一部を除去してメンブ
レンを露出させる工程において、前記メンブレンの露出
部を、前記サポートリングに沿って塗布された接着剤の
内径、および前記サポートリングの内径よりも大きくし
たので、接着剤の引張力が上下方向に均等となりX線マ
スクの変形が抑えられる。
【0062】また、マスク基板をサポートリングに接着
する工程において、接着温度と前記X線マスクの使用温
度から求められる略熱膨張寸法差分、マスク基板とサポ
ートリングとの平行度を増減させて接着させたので、室
温に戻すと、X線マスクの平面度が得られる。
【0063】また、マスク基板をサポートリングに接着
する工程後に前記サポートリングに沿って塗布された接
着剤の一部を除去、あるいは変質させた、あるいは、前
記除去、変質させる方法として硫酸過水を用いた、ある
いは、ガラス転移温度の異なる複数の種類の接着剤を用
いて接着した、あるいは、前記複数の種類の接着剤をシ
ート状にして使用した、あるいは、接着剤に緩衝材を含
有させた、あるいは、メンブレンの露出部を、サポート
リングに沿って塗布された接着剤の内径、サポートリン
グの内径よりも大きくした、あるいは、接着温度とX線
マスクの使用温度から求められる略熱膨張寸法差分マス
ク基板とサポートリングとの平行度を増減させて接着さ
せた製造方法により製造した高精度な平面度をもつX線
マスクを用いて露光したので、高精度の回路パターンを
ウエハ上に形成することができ、高品質な半導体デバイ
スを、高歩留まりで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるX線マスクの断
面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1によるX線マスクの要
部構成を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1によるX線マスクの要
部構成を示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2によるX線マスクの断
面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3によるX線マスクの平
面図および断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態4によるX線マスクの平
面図および断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態4によるX線マスクの平
面図および断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態5によるX線マスクの平
面図および断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態5によるX線マスクの平
面図および断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態6によるX線マスクの
製造工程図である。
【図11】 本発明の実施の形態6によるX線マスクの
状態を示す説明図である。
【図12】 本発明の実施の形態6によるX線マスクの
状態を示す説明図である。
【図13】 本発明の実施の形態7によるX線マスクの
製造装置の要部構成を示す断面図である。
【図14】 本発明の実施の形態8によるX線マスクを
用いた露光方法を示す説明図である。
【図15】 従来のX線マスクを示す断面図である。
【図16】 従来のX線マスクを示す平面図である。
【符号の説明】
1 サポートリング、2 マスク基板、3 接着剤、3
0 接着層、33 はみ出し部、34 接着剤の内側部
分、35 接着剤の外側部分、36、37 特性が異な
る接着剤、38 シート状接着剤、40 変質部、4
マスクパターン、5 メンブレン、6 開口部、7 ス
ペーサ、8 緩衝材、90 空隙部、10、11 吸着
チャック、12 真空引きライン、13 ヒータ、10
0 X線マスク、110 ウエハ、120 SRリン
グ、130 X線ビームライン、140 レジスト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 寛 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2H095 BA10 BB31 BB37 BB38 BC30 5F046 GD05 GD19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線マスクを形成するためのマスク基板
    をサポートリングに接着する工程を含む製造方法であっ
    て、前記接着する工程の後に前記サポートリングに沿っ
    て塗布された接着剤の一部を除去、あるいは変質させる
    ことを特徴とするX線マスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 接着剤の一部を除去、あるいは変質させ
    る手段は、硫酸過水であることを特徴とする請求項1に
    記載のX線マスクの製造方法。
  3. 【請求項3】 X線マスクを形成するためのマスク基板
    をサポートリングに接着する工程を含む製造方法であっ
    て、前記接着する工程において、複数の種類の接着剤を
    用い、前記複数の種類の接着剤は、ガラス転移温度の異
    なる接着剤であって、ガラス転移温度の低い接着剤を硬
    化させた後、前記ガラス転移温度の低い接着剤のガラス
    転移温度以下の温度でガラス転移温度の高い接着剤を加
    熱硬化させることを特徴とするX線マスクの製造方法。
  4. 【請求項4】 複数の種類の接着剤をシート状にしたこ
    とを特徴とする請求項3に記載のX線マスクの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 X線マスクを形成するためのマスク基板
    をサポートリングに接着する工程を含む製造方法であっ
    て、前記接着する工程において用いる接着剤は、緩衝材
    を含むことを特徴とするX線マスクの製造方法。
  6. 【請求項6】 マスクパターンとメンブレンを備えたX
    線マスクを形成するためのマスク基板をサポートリング
    に接着し、前記マスク基板の一部を除去してメンブレン
    を露出させる工程を含む製造方法であって、前記メンブ
    レンの露出部を、前記サポートリングに沿って塗布され
    た接着剤の内径、および前記サポートリングの内径より
    も大きくすることを特徴とするX線マスクの製造方法。
  7. 【請求項7】 X線マスクを形成するためのマスク基板
    をサポートリングに接着する工程を含む製造方法であっ
    て、前記接着する工程において、接着温度と前記X線マ
    スクの使用温度から求められる略熱膨張寸法差分、前記
    マスク基板と前記サポートリングとの平行度を増減させ
    て接着することを特徴とするX線マスクの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7記載のいずれかのX線マ
    スクの製造方法により製造されたX線マスクを用いたこ
    とを特徴とするX線の露光方法。
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