JP2001283344A - 火災感知器 - Google Patents

火災感知器

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JP2001283344A
JP2001283344A JP2000097536A JP2000097536A JP2001283344A JP 2001283344 A JP2001283344 A JP 2001283344A JP 2000097536 A JP2000097536 A JP 2000097536A JP 2000097536 A JP2000097536 A JP 2000097536A JP 2001283344 A JP2001283344 A JP 2001283344A
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Tomohiro Suzuki
智広 鈴木
Yuji Nishiguchi
祐史 西口
Atsushi Saba
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Abstract

(57)【要約】 【課題】天井への取付が簡単で、天井に取り付け後にお
いて、天井から下方に、出っ張りが少ない、火災感知器
を提供する。 【解決手段】ベース部2は、天井Cに設けられた、火災
感知器取付け用孔hc内に、埋め込まれるように取り付
けられるようになっており、且つ、ベース部2内には、
煙及び/又は熱検知手段33から導出されている接続用
端子6、6、6、6と電気的・物理的な接続が可能な端
子受けh2、h2、h2、h2が設けられ、ヘッド部2
内に設けられている煙及び/又は熱検知手段33から導
出されている接続用端子6、6、6、6をベース部2内
に設けられている端子受けh2、h2、h2、h2に接
続又は引き抜きすることで、ベース部2に、ヘッド部3
を着脱できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災感知器に関
し、特に、天井への取付が簡単で、天井に取り付け後に
おいて、天井から下方に、出っ張りが少なく、また、点
検や清掃が簡単にできるようにした、火災感知器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】住宅には、火災を見張るために、火災感
知器が取り付けられている。
【0003】図24は、そのような火災感知器として、
一般に用いられている、従来の火災感知器の一例を概略
的に示す斜視図である。
【0004】この火災感知器101は、天井の下面に取
り付けるようになっている。
【0005】この火災感知器101は、筐体部102を
備える。
【0006】筐体部102は、ベース部102aと、ベ
ース部102aに対し、開閉可能に設けられたカバー体
部102bとを備える。
【0007】カバー体部102bには、煙検知部103
aが形成されている。
【0008】この煙検知部103aには、貫通孔h10
3・・・が形成されており、貫通孔h103・・・を介
して、大気が、筐体部102内に流通できるようになっ
ている。
【0009】尚、図24中、111で示す部材は、この
火災感知器101が、火災と判断し、警報回路(図示せ
ず。)が鳴動した際に、警報回路(図示せず。)の鳴動
を停止させるための鳴動停止スイッチを示しており、こ
の鳴動停止スイッチ111には、鳴動スイッチ操作用紐
110が接続されている。
【0010】図25は、火災感知器101のカバー体部
102bを開いた状態を、概略的に示す斜視図である。
【0011】火災感知器101は、ベース部102a内
に、煙検知手段103bが設けられている。
【0012】尚、図25中、Bbで示す部材は、バッテ
リーボックスを示しており、バッテリーボックスBb内
には、火災感知器101へ電源を供給する電池Bが収容
されるようになっている。
【0013】次に、この火災感知器101を天井に取り
付ける手順について、説明する。
【0014】まず、火災感知器101のベース部102
aを天井(図示せず。)の、火災感知器101の取り付
け位置に、当接し、その後、ベース部102aに設けら
れているネジ挿通孔h102a、h102aの各々に、
ネジn、nの各々を挿通し、ネジn、nの各々を天上面
に螺合することで、ベース部102aを天井(図示せ
ず。)に取り付ける。
【0015】次に、火災感知器101のカバー体部10
2bを、図25に示すように、開いた状態にし、バッテ
リーボックスBb内に、電池Bを収容する。
【0016】その後、図24に示すように、カバー体1
02bを閉じた状態にする。
【0017】この火災感知器101は、煙検知手段10
3bによって検知される煙の濃度等により、火災と判断
すれば、警報回路(図示せず。)が鳴動するようになっ
ている。
【0018】そして、住戸人が、鳴動スイッチ操作用紐
110を引っ張ると、警報回路(図示せず。)の鳴動が
停止するようになっている。
【0019】図26は、火災感知器101への、鳴動ス
イッチ操作用紐110の取り付け状態を概略的に示す説
明図であり、図26(a)は、住戸人が、鳴動スイッチ
操作用紐110の引っ張り操作をしていない状態を概略
的に示す断面図であり、また、図26(b)は、住戸人
が、鳴動スイッチ操作用紐110の引っ張り操作をした
状態を概略的に示す断面図である。
【0020】図26(a)及び図26(b)に示すよう
に、鳴動スイッチ操作用紐110は、警報回路(図示せ
ず。)が鳴動停止スイッチ111に接続されており、ベ
ース部102aに設けられた、鳴動スイッチ操作用紐挿
通孔h102bを挿通した後、ベース部102aの背面
側を経由して、下方に垂れ下がるようにしてある。
【0021】この結果、火災感知器101が、火災と判
断して、警報回路(図示せず。)が鳴動した際に、住戸
人が、警報回路(図示せず。)の鳴動を停止させようと
思えば、鳴動スイッチ操作用紐110を下方に引っ張れ
ば、鳴動停止スイッチ111が上方に押し操作され、警
報回路(図示せず。)の鳴動を停止することができるよ
うになっている。
【0022】尚、検知回路(図27に示す検知回路13
3を参照)が、例えば、光電式の煙検知センサーである
場合には、一般に、煙検知部103aの貫通孔h103
・・・には、防虫網(図26に示す防虫網121)が張
られている。
【0023】次に、この火災感知器101の回路構成に
ついて、概略的に、説明する。
【0024】図27は、図24に示す火災感知器101
の回路構成を概略的に説明するブロック図である。
【0025】火災感知器101は、その内部に、電源回
路131、検知回路133、動作確認回路134、及
び、警報回路135を備える。
【0026】検知回路133は、煙検知手段103bを
構成する回路であって、カバー体を閉じた状態にする
と、カバー体部102bに形成されている煙検知部10
3a内に収容されるようになっている。
【0027】電源回路131は、バッテリボックスBb
内に、電池Bを収容すると、通電表示回路132、検知
回路133、動作確認回路134、及び、警報回路13
5へ、電源の供給を行うようになっている。
【0028】検知回路133は、煙又は熱を検知するこ
とで、火災現象の検知を行う回路部品であり、火災と判
断した場合には、警報回路135へ、発報信号を出力す
るようになっている。
【0029】動作確認回路134は、動作確認ボタン
(図示せず。)を備え、動作確認ボタン(図示せず。)
が押し操作されると、警報回路135へ、発報疑似信号
を出力するようになっている。
【0030】警報回路135は、圧電ブザー等の鳴動部
品(図示せず。)を備え、検知回路133からの発報信
号、又は、動作確認回路134からの発報疑似信号を受
信すると、圧電ブザー等の鳴動部品(図示せず。)から
警報音を出力するようになっている。
【0031】火災感知器101を取り付けた住戸では、
火災が発生すると、火災感知器101が、火災により発
生した、熱又は煙を、検知回路133が検知し、警報回
路135が警報音を出力し、住戸人に、早期に、火災が
発生したことを警告するので、早期に鎮火したり、ま
た、住戸人等が、火災の際に逃げ遅れるといったゆゆし
き事態を防ぐことができる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、従来の火災感知器101では、火災感知器101
の天井への取り付けを、ネジ手段n、nによって行って
いるため、火災感知器101の天井への取り付ける際
に、ドライバー等の工具やネジ手段n、nを必要とし、
また、ネジ手段n、nが落下するようなことがあり、火
災感知器101を、ネジ手段n、nを用いて天井に取り
付けるのに、手間がかかる、という問題があった。
【0033】また、火災感知器101は、その機能上、
内部に、電源回路131や、高音量の圧電ブザー等の鳴
動部品(図示せず。)が内蔵する必要があるため、商品
の薄型化には限界があり、火災感知器101の全体を、
天井の下面に露呈させるという、従来の、火災感知器1
01の天井への取付方法では、天井に火災感知器101
を取り付けた後において、火災感知器101が、天井か
ら下方に、出っ張り、室内の美観を損ねる、という問題
があった。
【0034】また、検知回路133が、例えば、光電式
の煙検知センサーである場合には、防虫網121が埃や
塵等によって目詰まりすると、ヘッド部103の内部へ
の煙の流入が悪くなり、煙検知性能が低下するため、防
虫網121に付着した埃や塵等の除去をするといった、
メンテナンスが必要となるが、火災感知器101を天井
に取り付けたままの状態で、そのようなメンテナンス作
業を行うことは、非常に難しい、という問題があった。
【0035】また、火災感知器101を天井から取り外
して、防虫網121に付着した埃や塵等の除去をすると
いった、メンテナンス作業をすれば、メンテナンス作業
自体は、容易に行うことができるが、従来の火災感知器
101では、火災感知器101の天井への取り付けを、
ネジ手段n、nによって行っているため、火災感知器1
01の天井からの取り外し作業や、火災感知器101の
天井への取付作業に、非常に手間かかる、という問題が
あった。
【0036】更にまた、図27に示すように、従来の火
災感知器101では、電源回路131と、警報回路13
5との間に、検知回路133が、並列に、接続されてい
たため、検知回路133へ電源供給が行われていなくて
も、あるいは、検知回路133が故障していても、動作
確認回路134の動作確認ボタン(図示せず。)が押し
操作すると、警報回路135の圧電ブザー等の鳴動部品
(図示せず。)から警報音が出力されるという問題があ
った。
【0037】また、従来の火災感知器101では、通電
表示回路132をベース部102a内に収容するように
しているため、通電表示回路132の通電表示灯112
も、ベース部102aの領域内に設けられることにな
る。この結果、通電表示灯112が、検知部103aの
陰に隠れて見え難い、という問題もあった。
【0038】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたものであって、天井への取付が簡単で、天
井に取り付け後において、天井から下方に、出っ張りが
少なく、しかも、清掃が簡単に行え、また、動作確認点
検が確実にでき、及び/又は、火災感知器への通電の有
無を視覚により容易に確認できるようにした、火災感知
器を提供することを目的としている。
【0039】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の火災感
知器は、ベース部と、ベース部とは、別体に設けられ、
内部に、煙及び/又は熱検知手段を備えるヘッド部とを
備え、ベース部は、天井に設けられた、火災感知器取付
け用孔内に、埋め込まれるように取り付けられるように
なっており、且つ、ベース部内には、煙及び/又は熱検
知手段から導出されている接続用端子と電気的・物理的
な接続が可能な端子受けが設けられ、ヘッド部内に設け
られている煙及び/又は熱検知手段導出されている接続
用端子をベース部内に設けられている端子受けに接続又
は引き抜きすることで、ベース部に、ヘッド部を着脱で
きるようにした。
【0040】この火災感知器では、ベース部を、天井に
設けた火災感知器取付け用孔内に、埋め込まれるように
取り付けできるようにしているので、この火災感知器
は、天井に火災感知器を取り付けた後の状態において、
火災感知器の天井の下面からの出っ張りを少なくするこ
とができる。
【0041】この結果、この火災感知器は、天井に火災
感知器を取り付けた後の状態において、天井の下面から
の出っ張りが少なくなっている分、天井面がすっきりと
し、室内の美観が損なわれない。
【0042】この火災感知器では、ヘッド部内に設けら
れている煙及び/又は熱検知手段から導出されている接
続用端子を、ベース部内に設けられている、端子受けに
接続又は引き抜きすることで、煙及び/又は熱検知手段
とベース部内の電気回路との電気的・物理的な接続又は
分離を可能にし、ベース部に、ヘッド部を着脱できるよ
うにしている。
【0043】従って、この火災感知器では、ヘッド部の
防虫網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メン
テナンス作業を行う際には、ヘッド部内に設けられてい
る煙及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端
子を、ベース部内に設けられている、端子受けから引き
抜き、ベース部からヘッド部を取り外してから、ヘッド
部の防虫網に付着した埃や塵等の除去をすればよい。
【0044】即ち、この火災感知器は、ヘッド部の防虫
網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メンテナ
ンス作業を、極めて、容易に行える。
【0045】また、メンテナンス作業が終了すれば、煙
及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端子を
ベース部内に設けられている端子受けに接続するだけ
で、ベース部へのヘッド部の取り付け作業が終了するの
で、メンテナンス作業を、極めて、容易に完了すること
ができる。
【0046】請求項2に記載の火災感知器は、請求項1
に記載の火災感知器が、ベース部内に、電源回路、動作
確認回路、通電表示回路、検知回路及び警報回路を備
え、警報回路には、電源回路から、ヘッド部を経由した
回路を介して、電源が供給されるようになっている。
【0047】この火災感知器では、電源回路から、警報
回路及び動作確認回路への電源の供給を、ヘッド部を経
由した回路を介して行っているため、ベース部に、ヘッ
ド部が接続されていない場合には、動作確認回路に設け
られている動作確認ボタンを押し操作しても、警報回路
の鳴動部品から警報音が出力されない。
【0048】従って、この火災感知器は、ベース部にヘ
ッド部が取り付けられていない場合を、正確に、検出す
ることができる。
【0049】請求項3に記載の火災感知器は、請求項2
に記載の火災感知器の、通電表示回路には、電源回路か
ら、ヘッド部を経由した回路を介して、電源が供給され
るようになっている。
【0050】この火災感知器では、電源回路から、警報
回路と通電表示回路との双方への電源の供給を、ヘッド
部を経由した回路を介して行っているため、ベース部
に、ヘッド部が接続されていない場合には、電源回路が
通電状態にされても、動作確認回路に設けられている動
作確認ボタンを押し操作しても、警報回路の鳴動部品か
ら警報音が出力されないのみならず、通電表示回路に含
まれる通電表示灯が点灯することがない。
【0051】従って、この火災感知器は、ベース部にヘ
ッド部が取り付けられていない場合を、正確に、検出す
ることができる。
【0052】請求項4に記載の火災感知器は、請求項2
に記載の火災感知器の、通電表示回路は、通電表示灯を
備え、ベース部に、ヘッド部が取り付けられていない場
合、又は、ヘッド部内に設けられている煙及び/又は熱
検知手段からは接続用端子が、ベース部内に設けられて
いる端子受けに、正しく、接続されていない場合におい
て、電源回路に、商用電源が接続された場合に、通電表
示灯を点滅させる点滅動作回路を備える。
【0053】この火災感知器では、ヘッド部がベース部
に取り付けられていない場合、又は、ヘッド部内に設け
られている煙及び/又は熱検知手段から導出された接続
用端子が、ベース部内に設けられている端子受けに、正
しく、接続されていない場合等において、電源回路に、
商用電源が接続された場合に、通電表示灯が点滅するよ
うにしている。
【0054】従って、火災感知器の取り付け業は、通電
表示灯の点滅の有無により、電源回路に、商用電源が接
続されているか否かを知ることができると同時に、ヘッ
ド部がベース部に取り付けられていないこと、又は、ヘ
ッド部内に設けられている煙及び/又は熱検知手段から
導出されている接続用端子が、ベース部内に設けられて
いる端子受けに、正しく、接続されていないことを知る
ことができるため、感電等の事故を起こすことなく、火
災感知器の天井への取り付け作業を、正しく完了するこ
とができる。
【0055】即ち、この火災感知器は、天井への取り付
け作業において、取り付け業者が、取り付け作業ミスを
することが無い、という利点を有する。
【0056】請求項5に記載の火災感知器は、請求項2
〜4のいずれかに記載の火災感知器の、ベース部は、そ
の内部に、警報回路の鳴動を停止させる鳴動停止スイッ
チを備え、ヘッド部は、鳴動停止スイッチを押し操作す
る、押し操作ボタンを備え、押し操作ボタンは、ヘッド
部の、ヘッド部をベース部に正しく取り付けた際に、鳴
動停止スイッチの下方位置に、整列する位置に、ヘッド
部の内面側に設けられている、押し操作ボタン収容起立
壁内に、上下移動自在に設けられており、押し操作ボタ
ン収容起立壁には、操作ボタン操作用紐が固定されてお
り、操作ボタン操作用紐は、押し操作ボタンを挿通され
た後、ヘッド部の側面に設けられた紐挿通孔を通された
後、下方に垂れ下がっており、操作ボタン操作用紐が、
引っ張られた際に、押し操作ボタンが上方に移動し、鳴
動停止スイッチを押し操作するようになっている。
【0057】この火災感知器では、操作ボタン操作用紐
を引っ張ることによって、鳴動停止スイッチを押し操作
することができる。
【0058】しかも、操作ボタン操作用紐を引っ張るこ
とによって、鳴動停止スイッチを押し操作する機構を、
ヘッド部側だけに設けているので、ヘッド部を、完全
に、ベース部から切り離すことができる。
【0059】従って、この火災感知器では、ヘッド部の
防虫網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メン
テナンス作業を行う際には、ヘッド部内に設けられてい
る煙及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端
子を、ベース部内に設けられている、端子受けから引き
抜き、ベース部からヘッド部を取り外してから、ヘッド
部の防虫網に付着した埃や塵等の除去をすればよい。
【0060】即ち、この火災感知器は、ヘッド部の防虫
網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メンテナ
ンス作業を、極めて、容易に行える。
【0061】また、メンテナンス作業が終了すれば、煙
及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端子を
ベース部内に設けられている端子受けに接続するだけ
で、ベース部へのヘッド部の取り付け作業が終了するの
で、メンテナンス作業を、極めて、容易に完了すること
ができる。
【0062】しかも、この火災感知器では、操作ボタン
操作用紐が不用の場合には、操作ボタン操作用紐を切断
したり、取り外しても、住戸人が、押し操作ボタンを上
方に押し操作すれば、鳴動停止スイッチを押し操作でき
る構成になっているので、ユーザの都合で、警報の鳴動
を止める際の方法を、操作ボタン操作用紐を引っ張る方
法と、押し操作ボタンを上方に押し操作する方法の2通
りのいずれかを選択することができる。
【0063】請求項6に記載の火災感知器は、請求項2
〜4のいずれかに記載の火災感知器の、ベース部は、そ
の内部に、警報回路の鳴動を停止させる鳴動停止スイッ
チを備え、ヘッド部は、鳴動停止スイッチを押し操作す
る、押し操作ボタンを備え、押し操作ボタンは、ヘッド
部を前記ベース部に正しく取り付けた際に、鳴動停止ス
イッチの下方位置に、整列する位置に、ヘッド部の内面
側に設けられている、貫通孔に、上下方向に移動自在に
設けられており、押し操作ボタンは、テーパ片収容孔を
有し、テーパ片収容孔内には、テーパ片が横方向に移動
自在に収容されており、テーパ片には、操作ボタン操作
用紐が固定されており、操作ボタン操作用紐は、ヘッド
部の側面に設けられた紐挿通孔を通された後、下方に垂
れ下がっており、且つ、ヘッド部の側面内側には、弾性
体が収容され、操作ボタン操作用紐には、操作ボタン操
作用紐が引っ張られた際に、弾性体を押す弾性体押し操
作部が設けられており、通常の状態では、テーパ片の細
い部分が、鳴動停止スイッチの下方位置に、位置するよ
うにされており、操作ボタン操作用紐が、引っ張られた
際に、テーパ片の太い部分が、鳴動停止スイッチの下方
位置に、位置し、押し操作ボタンを上方に移動させて、
前記鳴動停止スイッチを押し操作するようになってい
る。
【0064】この火災感知器では、操作ボタン操作用紐
を引っ張ることによって、鳴動停止スイッチを押し操作
することができる。
【0065】しかも、操作ボタン操作用紐を引っ張るこ
とによって、鳴動停止スイッチを押し操作する機構を、
ヘッド部側だけに設けているので、ヘッド部を、完全
に、ベース部から切り離すことができる。
【0066】従って、この火災感知器では、ヘッド部の
防虫網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メン
テナンス作業を行う際には、ヘッド部内に設けられてい
る煙及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端
子を、ベース部内に設けられている、端子受けから引き
抜き、ベース部からヘッド部を取り外してから、ヘッド
部の防虫網に付着した埃や塵等の除去をすればよい。
【0067】即ち、この火災感知器は、ヘッド部の防虫
網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メンテナ
ンス作業を、極めて、容易に行える。
【0068】また、メンテナンス作業が終了すれば、煙
及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端子を
ベース部内に設けられている端子受けに接続するだけ
で、ベース部へのヘッド部の取り付け作業が終了するの
で、メンテナンス作業を、極めて、容易に完了すること
ができる。
【0069】請求項7に記載の火災感知器は、請求項2
〜4のいずれかに記載の火災感知器の、ヘッド部は、鳴
動停止スイッチを押し操作する、押し操作ボタンを備
え、ヘッド部の所定の位置には、押し操作ボタンの操作
部を外部に露出させる貫通孔が設けられ、且つ、押し操
作ボタンは、ヘッド部をベース部に正しく取り付けた際
に、鳴動停止スイッチの下方位置に、整列する位置に、
ヘッド部の内面側に設けられている、貫通孔内に、上下
方向に移動自在に設けられており、押し操作ボタンは、
貫通孔の上方位置に形成された板体に設けられた押し操
作ボタン挿通孔を挿通されており、板体と押し操作ボタ
ンとの間には、弾性体が介在するように設けられてお
り、押し操作ボタンは、弾性体により、貫通孔方向に押
し付けられている。
【0070】この火災感知器では、鳴動停止スイッチを
押し操作する機構を、ヘッド部側だけに設けているの
で、ヘッド部を、完全に、ベース部から切り離すことが
できる。
【0071】従って、この火災感知器では、ヘッド部の
防虫網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メン
テナンス作業を行う際には、ヘッド部内に設けられてい
る煙及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端
子を、ベース部内に設けられている、端子受けから引き
抜き、ベース部からヘッド部を取り外してから、ヘッド
部の防虫網に付着した埃や塵等の除去をすればよい。即
ちこの火災感知器は、ヘッド部の防虫網に付着した埃や
塵等の除去をするといった、メンテナンス作業を、極め
て、容易に行える。
【0072】また、メンテナンス作業が終了すれば、煙
及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端子を
ベース部内に設けられている端子受けに接続するだけ
で、ベース部へのヘッド部の取り付け作業が終了するの
で、メンテナンス作業を、極めて、容易に完了すること
ができる。
【0073】請求項8に記載の火災感知器は、請求項1
〜7のいずれかに記載の火災感知器の、ヘッド部は、鍔
体部を有し、鍔体部の上面には、ヘッド部の中心方向に
張り出した、係止片を有し、ベース部には、その下面
に、鍔体部の上面に設けられた係止片を受け入れる係止
片挿通孔と、係止片挿通孔に連続するように設けられた
係止片受入部を有し、係止片受入部の途中には、係止片
挿通孔から係止片受入部の終端方向に向かって肉厚に傾
斜するように設けられたテーパ突起が設けられ、ヘッド
部の鍔体部に設けられている係止片を、ベース部に設け
られている係止片挿通孔に挿入し、ヘッド部を、ベース
部に対して、回動し、ヘッド部を、ベース部に正しく取
り付けた際に、ヘッド部の鍔体部に設けられた係止片
が、係止片挿通孔に連続するように設けられた係止片受
入部の途中に設けられたテーパ突起を乗り越え、係止片
受入部のテーパ突起と前記係止片受入部の終端との間の
係止片受入部内に収容されるようにした。
【0074】この火災感知器では、ヘッド部をベース部
に取り付けた段階で、ヘッド部の係止片が、テーパ突起
を乗り越え、係止片受入部のテーパ突起と係止片受入部
の終端との間の係止片受入部内に収容される構造にして
いるので、操作ボタン操作用紐を下方に引っ張ったり、
あるいは、押し操作ボタンを上方に押し操作するだけで
は、ヘッド部とベース部との嵌合を解除することができ
ない。
【0075】従って、この火災感知器は、操作ボタン操
作用紐を下方に引っ張ったり、あるいは、押し操作ボタ
ンを上方に押し操作しても、ベース部からヘッド部が脱
落することがないため、安全性に優れている。
【0076】のみならず、ベース部からヘッド部の取り
外しは、ヘッド部を上方に押し上げながら、ベース部に
対し、ヘッド部を回動するという簡単な操作によって行
うことができるので、ヘッド部を、簡単に、ベース部か
ら切り離すことができる。
【0077】従って、この火災感知器では、ヘッド部の
防虫網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メン
テナンス作業を行う際には、ヘッド部内に設けられてい
る煙及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端
子を、ベース部内に設けられている、端子受けから引き
抜き、ベース部からヘッド部を取り外してから、ヘッド
部の防虫網に付着した埃や塵等の除去をすればよい。
【0078】即ち、この火災感知器は、ヘッド部の防虫
網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メンテナ
ンス作業を、極めて、容易に行える。
【0079】また、メンテナンス作業が終了すれば、煙
及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端子を
ベース部内に設けられている端子受けに接続するだけ
で、ベース部へのヘッド部の取り付け作業が終了するの
で、メンテナンス作業を、極めて、容易に完了すること
ができる。
【0080】請求項9に記載の火災感知器は、請求項1
〜8のいずれかに記載の火災感知器の、ベース部の外側
の所定の位置には、商用電源を受け入れる、速結端子が
設けられ、速結端子の下方位置には、下方に向かって傾
斜する傾斜面を備え、ベース部の速結端子が設けられて
いる場所には、開閉自在に、蓋体が設けられており、蓋
体には、水抜き孔が設けられ、蓋体を閉じた状態にする
と、蓋体に設けられている水抜き孔が、ベース部の速結
端子が設けられている位置の下方に設けられている傾斜
面の概ね下端位置に来るようにされている。
【0081】この火災感知器では、ベース部の外側の所
定の位置に速結端子を設けているので、天井裏に配線さ
れている商用電源線を、速結端子に接続することで、火
災感知器を動作させる電源を得ることができる。
【0082】この場合、火災感知器のベース部を天井に
設けられた火災感知器取付け用孔内に埋め込むように取
り付けた後において、電源供給線が、天井の下方には現
れない。
【0083】この結果、この火災感知器は、天井に取り
付けられた後の状態において、住戸人の目に電源供給線
が触れることがないため、天井に取り付けられた後の美
観が優れている。
【0084】また、速結端子の下方位置には、開閉自在
に、蓋体が設けているので、蓋体を開いた状態にして、
商用電源線を、速結端子に、簡単に、接続することがで
きる。
【0085】また、速結端子を横方向に設け、速結端子
の下方には、水を下方側に誘導する傾斜面を設けるとと
もに、蓋体には、水抜き孔を設け、且つ、蓋体を閉じた
状態にすると、蓋体に設けられている水抜き孔が、ベー
ス部の速結端子が設けられている位置の下方に設けられ
ている傾斜面の概ね下端位置に来るようにしているの
で、仮に、屋根裏に、雨水が侵入したり、屋根裏に配線
されている商用電源線に結露が生じたりして、そのよう
な水が、商用電源線を伝ってきたとしても、そのような
水は、速結端子内へ流れ込まず、速結端子の下方に設け
られている傾斜面を伝って、蓋体に設けられている水抜
き孔から排出されるため、速結端子内に、水が侵入し
て、速結端子部分において、ショートが発生するような
事態が生じない。
【0086】即ち、この火災感知器は、安全性に優れて
いる。
【0087】請求項10に記載の火災感知器は、請求項
1〜9のいずれかに記載の火災感知器の、ベース部は、
電気回路部品収容部と、電気回路部品収容部の上面を覆
うように設けられたベース部上蓋体とを備え、ベース部
の電気回路部品収容部の上面には、段差部が設けられる
とともに、ベース部の段差部を形成する面が傾斜面にさ
れており、ベース部のベース部上蓋体の下面には、ベー
ス部の電気回路部品収容部の上面に形成された段差部に
対応する段差部が設けられ、且つ、ベース部上蓋体の段
差部を形成する面が、ベース部の電気回路部品収容部の
上面の段差部を形成する傾斜面に対応する傾斜面にされ
ている。
【0088】従って、この火災感知器では、ベース部の
電気回路部品収容部に、電気回路部品収容部の上面を覆
うようにベース部上蓋体を取り付けると、各々の段差部
を形成している傾斜面の各々が、当接する。
【0089】この結果、電気回路部品収容部とベース部
上蓋体との間が、気密に塞がれるため、この火災感知器
は、天井に設けられた火災感知器取付け用孔内に、ベー
ス部を取り付けた後において、電気回路部品収容部とベ
ース部上蓋体との間を通じて、室内の空気が、天井裏に
逃げることがない。
【0090】即ち、この火災感知器は、火災感知器取付
け用孔内に対して、火災感知器を気密に取り付けさえす
れば、室内の気密性を阻害することがない。
【0091】請求項11に記載の火災感知器は、請求項
2〜10のいずれかに記載の火災感知器の、通電表示回
路は、通電表示灯を備え、ヘッド部は、ベース部にヘッ
ド部を取り付けた状態にした場合に、ベース部の外方へ
張り出すように設けられた鍔体部と、光ガイド部材を備
え、光ガイド部材は、その一端部が、ヘッド部の裏面側
に、且つ、ベース部にヘッド部を取り付けた際に、通電
表示灯の下方位置に位置するようにされ、且つ、その他
端部が、ヘッド部の、ベース部の外方へ張り出すように
設けられた鍔体部の外周側近傍位置において、ヘッド部
を貫通し、ヘッド部の正面側に露呈するように、ヘッド
部に設けられている。
【0092】この火災感知器では、ベース部の内部の所
定の位置に設けられている、通電表示回路の通電表示灯
が点灯した際の光を、光ガイド部材の一端部から他端部
まで誘導し、且つ、その他端部を、ヘッド部の鍔体部の
外周側近傍位置において、ヘッド部を貫通させて、ヘッ
ド部の正面側に露呈しているので、通電表示灯が点灯し
たか否かを、光ガイド部材の他端部において確認するこ
とができる。この光ガイド部材の他端部は、ヘッド部に
設けた光ガイド部材により、ベース部の外方へ張り出す
ように設けられた鍔体部の外周側近傍位置において、ヘ
ッド部の正面側に露呈させているので、光ガイド部材の
他端部は、ヘッド部から離れた位置にあり、ヘッド部が
邪魔にならず、視認性に優れている。
【0093】従って、この火災感知器では、通電表示灯
が点灯したか否かを、ヘッド部から離れた位置にある、
光ガイド部材の他端部を見ればよいので、通電表示灯が
点灯したか否かの確認を、極めて、容易に行える。
【0094】請求項12に記載の火災感知器は、請求項
1〜11のいずれかに記載の火災感知器の、ベース部
は、ベース部の外方に張り出すように設けられた鍔体部
を有し、且つ、ベース部は、一対の取付金具を備え、一
対の取付金具の各々は、ベース部の上面に設けられた、
一対の取付金具収容部の各々に収容され、且つ、一対の
取付金具の各々は、一対の取付金具収容部の各々から、
ベース部の外方に引き出した状態にすれば、一対のボル
ト手段の各々を回転することにより、ベース部の上側か
ら下側に移動可能にされており、且つ、一対の取付金具
収容部の各々内には、一対のボルト手段の各々を回転さ
せた際に、一対の取付金具収容部の各々内に収容されて
いる、一対の取付金具が、一対の取付金具収容部の各々
から、ベース部の外方に引き出され易くするために、一
対の取付金具収容部の各々に、ベース部の中心部から外
方に向かってなだらかに下方に傾斜する傾斜面が設けら
れ、天井に設けられた火災感知器取付け用孔内に、ベー
ス部を埋め込むように収容した後、一対のボルト手段の
各々を回転させて、前記一対の取付金具収容部の各々内
に収容されている、一対の取付金具を、ベース部の外方
に引き出し、その後、一対のボルト手段の各々を回転す
ることにより、一対の取付金具の各々を、ベース部の上
側から下側に移動させ、一対の取付金具の各々と、ベー
ス部に設けられている鍔体部とにより、天井を挟持する
ことで、ベース部を、天井に設けられた、火災感知器取
付け用孔内に、埋め込まれるように取り付けるようにし
た。
【0095】この火災感知器では、別個独立したネジ等
の固着手段を用いるのではなく、ベース部に設けられて
いる、一対のボルト手段を回転させて、一対の取付金具
と、ベース部に設けられている鍔体部とにより、天井を
挟持させることで、ベース部を、天井に設けられた火災
感知器取り付け用孔内に、埋め込まれるように、取り付
けしている。
【0096】この結果、この火災感知器では、天井に、
火災感知器を取り付ける際に、ネジ等の固着手段が落下
することが一切ないため、天井に、簡単に、火災感知器
を取り付けることができる。
【0097】のみならず、この火災感知器では、一対の
取付金具収容部の各々内には、一対のボルト手段の各々
を回転させた際に、一対の取付金具収容部の各々内に収
容されている、一対の取付金具が、一対の取付金具収容
部の各々から、ベース部の外方に引き出され易くするた
めに、一対の取付金具収容部の各々に、ベース部の中心
部から外方に向かってなだらかに下方に傾斜する傾斜面
を設けているので、天井に設けられた火災感知器取り付
け用孔内に、一対の取付金具の各々を、一対の取付金具
収容部の各々内に収容させた状態で、ベース部を挿入し
た後において、一対の取付金具の各々を、一対の取付金
具収容部の各々から、ベース部の外方領域に簡単に引き
出すことができる。
【0098】即ち、この火災感知器は、一対の取付金具
収容部の各々に、ベース部の中心部から外方に向かって
なだらかに下方に傾斜する傾斜面を設けているので、天
井に設けられた火災感知器取り付け用孔内に、一対の取
付金具の各々を、一対の取付金具収容部の各々内に収容
させた状態で、ベース部を挿入した後において、一対の
取付金具の各々を、一対の取付金具収容部の各々から、
ベース部の外方領域に引き出す作業を失敗することがな
いため、天井に設けられた、火災感知器取り付け用孔内
に、ベース部を、埋め込むようにして、簡単に、取り付
けることができる。
【0099】請求項13に記載の火災感知器は、請求項
1〜11のいずれかに記載の火災感知器の、ベース部
は、ベース部の外方に張り出すように設けられた鍔体部
を有し、且つ、ベース部は、一対の取付金具を備え、一
対の取付金具の各々は、一方片を他方片に比べて、長い
状態にして、略くの字形状に折り曲げらげられており、
且つ、その折曲部には、長孔が設けられ、一対の取付金
具の各々は、一対の取付金具の各々に設けられている長
孔内に、一対のボルト手段の各々が、挿入され、且つ、
一対のボルト手段に螺合させたナット手段により、ベー
ス部の概ね上面領域内に、一対の取付金具の一方片の各
々が収容されるように、一対の取付金具の一方片が、逆
ハの字形状になるように取り付けられており、天井に設
けられた火災感知器取付け用孔内に、ベース部を埋め込
むように収容した後、一対のボルト手段の各々を回転す
ることにより、一対のボルト手段に螺合しているナット
手段を緩めることで、一対の取付金具の各々を、各々の
一方片の自重により、一方片の各々が、ベース部の上面
領域の外方に位置するように、傾倒させ、更に、一対の
取付金具の各々一方片が、天井に当接するようにし、そ
の後、一対のボルト手段の各々を、一対のボルト手段に
螺合させたナット手段の各々が、締まる方向に、回転さ
せ、一対の取付金具の各々と、ベース部に設けられてい
る鍔体部とにより、天井を挟持することで、ベース部
を、天井に設けられた、火災感知器取付け用孔内に、埋
め込まれるように取り付けるようにした。
【0100】この火災感知器では、別個独立したネジ等
の固着手段を用いるのではなく、ベース部に設けられて
いる、一対のボルト手段を回転させて、一対の取付金具
と、ベース部に設けられている鍔体部とにより、天井を
挟持させることで、ベース部を、天井に設けられた火災
感知器取り付け用孔内に、埋め込まれるように、取り付
けしている。
【0101】この結果、この火災感知器では、天井に、
火災感知器を取り付ける際に、ネジ等の固着手段が落下
することが一切ないため、天井に、簡単に、火災感知器
を取り付けることができる。
【0102】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明に係る火災感知器を、更に詳しく説明する。 (発明の実施の形態1)図1は、本発明に係る火災感知
器の一例を概略的に示す分解斜視図であり、図2は、図
1に示す火災感知器を概略的に示す斜視図である。
【0103】また、図3は、図1に示す火災感知器を概
略的に示す説明図であり、図3(a)は、ベース部2を
下方から上方向に見た状態を概略的に示す平面図であ
り、また、図3(b)は、ヘッド部3を上方から下方向
に見た状態を概略的に示す平面図である。
【0104】また、図4及び図5の各々は、ベース部2
を天井Cに設けられた火災感知器取付け用孔hc内に取
り付けた状態を示しており、図4は、ベース部2からヘ
ッド部3を取り外した状態を概略的に示す断面図であ
り、また、図5は、ベース部2にヘッド部3を取り付け
た状態を概略的に示す断面図である。
【0105】この火災感知器1は、ベース部2と、ベー
ス部2とは別体に設けられたヘッド部3とを備える。
【0106】ベース部2は、図4及び図5に示すよう
に、天井Cの所定の位置に設けられた火災感知器取付け
用孔hcに、埋め込まれるように取り付けられるように
なっている。
【0107】即ち、火災感知器取付け用孔hcは、天井
Cに、ベース部2の外形に等しいかやや大きい大きさに
形成されている。
【0108】また、ベース部2は、その下方位置に、ベ
ース部2の外方に広がるように且つ火災感知器取付け用
孔hcよりもやや大きい鍔体部2sを備える。
【0109】また、ベース部2は、ベース部2の側面の
対向する位置に、一対の取付金具4、4を備える。
【0110】一対の取付金具4、4の各々は、一対のボ
ルト手段v、vの各々によって、ベース部2に取り付け
られている。
【0111】より詳しく説明すると、ベース部2の上面
には、一対の取付金具収容部2a、2aが設けられてお
り、ベース部2の、一対の取付金具収容部2a、2aの
各々の領域内には、ボルト挿通孔(図20(a)、図2
0(b)及び図20(c)の各々に示すボルト挿通孔h
vを参照)が形成されている。
【0112】一対のボルト手段v、vの各々は、ベース
部2の内部側からその先端部が、一対の取付金具収容部
2a、2aの各々の領域内に設けられているボルト挿通
孔(図20(a)、図20(b)及び図20(c)の各
々に示すボルト挿通孔hvを参照)の各々が挿通されて
いる。
【0113】一対の取付金具収容部2a、2aの各々の
領域内に設けられているボルト挿通孔(図20(a)、
図20(b)及び図20(c)の各々に示すボルト挿通
孔hvを参照)の各々を挿通した、一対のボルト手段
v、vの各々は、ベース部2の上面の、一対の取付金具
収容部2a、2aの各々の上に設けられている、一対の
取付金具4、4の各々に、螺合されている。
【0114】尚、図1では、一対のボルト手段v、vの
各々と、一対の取付金具4、4の各々とが分離した状態
で表されているが、実際には、一対のボルト手段v、v
の各々は、一対の取付金具4、4の各々に、螺合された
後、各々の先端部がつぶされたり、又は、ナット手段
(図示せず。)に螺合・固定されることで、ベース部2
から分離できないようにされている。
【0115】一対の取付金具4、4の各々は、最初は、
ベース部2の上面に設けられた、一対の取付金具収容部
2a、2aの各々に収容されている(図2を参照)。
【0116】より具体的に説明すると、一対の取付金具
4、4の各々は、最初は、ベース部2の上面に設けられ
た、一対の取付金具収容部2a、2aの各々の領域に設
けられている傾斜面T1、T1の上に載せられた状態に
されて、一対の取付金具収容部2a、2aの各々に収容
されている。
【0117】そして、ベース部2は、一対の取付金具
4、4の各々と、ベース部2の下方位置に設けられた鍔
体部2sとにより、天井Cを挟持するようにして、天井
Cの所定の位置に設けられた火災感知器取付け用孔hc
に、埋め込まれるようにして、取り付けられるようにな
っている(図4及び図5を参照)。
【0118】ヘッド部3は、煙検知部3aと、鍔体3s
とを備える。
【0119】煙検知部3aには、貫通孔h3・・・が形
成されており、貫通孔h3・・・を介して、大気が、煙
検知部3a内に流通できるようになっている。
【0120】煙検知部3a内には、検知回路(図示せ
ず。)が収容されている。
【0121】検知回路(図示せず。)が、例えば、光電
式の煙検知センサーである場合には、一般に、煙検知部
3aの貫通孔h3・・・には、防虫網(図示せず。)が
張られている。
【0122】尚、図1中、6、6、6、6で示す部材
は、煙検知部3a内に設けられている検知回路(図示せ
ず。)から導出されている、端子を示している。
【0123】端子6、6、6、6の各々は、鍔体3sに
形成されている、端子取付孔h3a、h3a、h3a、
h3aの各々内に挿通されている。
【0124】ヘッド部3を、ベース部2に取り付ける際
には、端子取付孔h3a、h3a、h3a、h3aの各
々内を挿通された、端子6、6、6、6の各々を、ベー
ス部2に設けられている端子受けh2、h2、h2、h
2に接続する(図4→図5)。一方、ベース部2から、
ヘッド部3を、取り外す際には、端子6、6、6、6の
各々を、端子受けh2、h2、h2、h2から抜き取る
ようにする(図5→図4)。
【0125】尚、この例では、後述するように、ヘッド
部3は、ベース部2に、回動動作によって取り付けら
れ、また、ベース部2から取り外されるようになってい
る。このため、端子受けh2、h2、h2、h2の各々
は、ベース部2と、概ね同心円の関係になるような、円
弧状の長孔形状にされている。そして、ヘッド部3をベ
ース部2に回転動作によって取り付けたり、ヘッド部3
から回動動作によってベース部2から取り外す際には、
端子6、6、6、6の各々が、端子受けh2、h2、h
2、h2の各々内に、挿入された状態で、ヘッド部3の
回動に伴って、端子受けh2、h2、h2、h2の各々
内を回動できるようにされている。そして、ヘッド部3
が、ベース部2に正しく取り付けられた状態になると、
端子受けh2、h2、h2、h2の各々と、端子6、
6、6、6の各々との、完全に、電気的・物理的な接合
が達成されるようになっている。
【0126】この火災感知器1では、ベース部2を、天
井Cに設けた火災感知器取付け用孔hc内に、埋め込ま
れるように取り付けできるようにしているので、この火
災感知器1は、天井Cに火災感知器1を取り付けた後の
状態において、火災感知器1の天井Cの下面からの出っ
張りを少なくすることができる。
【0127】この結果、この火災感知器1は、天井Cに
火災感知器を取り付けた後の状態において、天井Cの下
面からの出っ張りが少なくなっている分、天井面がすっ
きりとし、室内の美観が損なわれない。
【0128】この火災感知器1では、ヘッド部3内に設
けられている煙及び/又は熱検知手段(検知回路33)
から導出されている接続用端子6、6、6、6を、ベー
ス部2内に設けられている、端子受けh2、h2、h
2、h2に接続又は引き抜きすることで、煙及び/又は
熱検知手段(検知回路33)とベース部2内の電気回路
との電気的・物理的な接続又は分離を可能にし、ベース
部2に、ヘッド部3を着脱できるようにしている。
【0129】従って、この火災感知器1では、ヘッド部
2の防虫網(図示せず。)に付着した埃や塵等の除去を
するといった、メンテナンス作業を行う際には、ヘッド
部3内に設けられている煙及び/又は熱検知手段(検知
回路33)から導出されている接続用端子6、6、6、
6の各々を、ベース部2内に設けられている、端子受け
h2、h2、h2、h2から引き抜き、ベース部2から
ヘッド部3を取り外してから、ヘッド部3の防虫網(図
示せず。)に付着した埃や塵等の除去をすればよい。
【0130】即ち、この火災感知器1は、ヘッド部3の
防虫網(図示せず。)に付着した埃や塵等の除去をする
といった、メンテナンス作業を、極めて、容易に行え
る。
【0131】また、メンテナンス作業が終了すれば、煙
及び/又は熱検知手段(検知回路33)から導出されて
いる接続用端子6、6、6、6をベース部2内に設けら
れている端子受けh2、h2、h2、h2に接続するだ
けで、ベース部2へのヘッド部3の取り付け作業が終了
するので、メンテナンス作業を、極めて、容易に完了す
ることができる。
【0132】尚、図1中、T1、T1で示す部材の各々
は、取付金具収容部2a、2aの各々内に収容されてい
る取付金具4、4の各々を、取付金具収容部2a、2a
内の各々から、ベース部2の外方へ引き出すことを容易
にするために設けられている、傾斜面を示している。
【0133】傾斜面T1、T1の各々は、図1に示すよ
うに、ベース部2の中心部から外方に向かってなだらか
に下方に傾斜するように設けられている。
【0134】また、図1中、hjで示す部分は、ベース
部2に形成された凹部を示しており、取付金具4、4の
各々は、一対のボルト手段v、vを一方向に回転させる
と、凹部hj、hjの各々内を、ベース部2の上方向か
ら下方向に移動し、一対のボルト手段v、vを一方向と
は逆方向に回転させると、ベース部2の下方向から上方
向に移動できるようにされている。
【0135】また、図1中、10で示す部材は、操作ボ
タン操作用紐を、また、11で示す部材は、ベース部2
内に設けられている警報回路(図3(a)に示す圧電ブ
ザー35)が鳴動した際に、警報回路(図3(a)に示
す圧電ブザー35)の鳴動を停止するために、ベース部
2内に設けられている鳴動停止スイッチ(図3(a)に
示す鳴動停止スイッチ36)を押し操作するための、押
し操作ボタンを示している。
【0136】また、図3(a)中、12で示す部材は、
火災感知器1に電源が供給されている際に、点灯する、
通電表示灯を示している。この通電表示灯としては、例
えば、LED等が用いられる。
【0137】また、図3(b)中、h3bで示す部分
は、通電表示灯12の点灯の有無を、住戸人が、確認で
きるようにするために、ヘッド部3の鍔体3sに形成さ
れた貫通孔を示している。
【0138】また、図3(b)中、h3cで示す部分
は、鍔体3sに形成された、押し操作ボタン11を収容
する押し操作ボタン収容孔(貫通孔)を示しており、操
作ボタン収容孔(貫通孔)h3cの周りには、操作ボタ
ン収容孔(貫通孔)h3cを囲うように、上方に起立す
るように設けられた、押し操作ボタン収容起立壁W3が
設けられている。即ち、押し操作ボタン11は、押し操
作ボタン収容起立壁W3内に収容されている。
【0139】次に、この火災感知器1の回路構成につい
て、概略的に、説明する。
【0140】図6は、火災感知器1の回路構成の一例を
概略的に説明する回路図である。
【0141】この火災感知器1は、その内部に、電源回
路31、通電表示回路32、検知回路33、動作確認回
路34、及び、警報回路35を備える。
【0142】検知回路33は、ヘッド部3内に収容され
ている。
【0143】電源回路31は、商用電源(例えば、交流
100V商用電源)に接続され、商用電源(交流商用電
源)を整流、定電圧化し、通電表示回路32、検知回路
33、動作確認回路34、及び、警報回路35へ、整
流、定電圧化された電源の供給を行うようになってい
る。
【0144】通電表示回路32は、通電表示灯(図3に
示す通電表示灯12)を備え、電源回路31から電源供
給されると、通電表示灯(図3に示す通電表示灯12)
が点灯するようになっている。
【0145】検知回路33は、煙又は熱を検知すること
で、火災現象の検知を行う回路部品であり、火災と判断
した場合には、警報回路35へ、発報信号を出力するよ
うになっている。
【0146】動作確認回路34は、動作確認ボタン(図
示せず。)を備え、動作確認ボタン(図示せず。)が押
し操作されると、警報回路35へ、発報疑似信号を出力
するようになっている。警報回路35と動作確認回路3
4との間は、信号線を介して接続されており、警報回路
35と動作確認回路34との間で、信号のやりとりがで
きるようにされている。
【0147】また、警報回路35は、圧電ブザー等の鳴
動部品(図3に示す圧電ブザー35を参照)を備え、検
知回路33からの発報信号、又は、動作確認回路34か
らの発報疑似信号を受信すると、圧電ブザー等の鳴動部
品(図3に示す圧電ブザー35を参照)から警報音を出
力するようになっている。
【0148】この火災感知器1では、電源回路31か
ら、警報回路35への電源の供給は、図6に示したよう
に、ヘッド部3を経由した回路を介して、行われるよう
になっている。
【0149】即ち、この火災感知器1では、電源回路3
1から、警報回路35への電源の供給を、ヘッド部3を
経由した回路を介して行っているため、ベース部2に、
ヘッド部3が接続されていない場合には、動作確認回路
34に設けられている動作確認ボタン(図示せず。)を
押し操作しても、警報回路35の鳴動部品(図3に示す
圧電ブザー35を参照)から警報音が出力されない。
【0150】従って、この火災感知器1は、ベース部2
にヘッド部3が取り付けられていない場合を、正確に、
検出することができる。
【0151】図7は、火災感知器1の回路構成の一例を
概略的に説明する回路図である。
【0152】図7は、火災感知器1の回路構成は、以下
の構成を除けば、図6に示した、火災感知器1の回路構
成と同様であるので、説明を容易とするため、図7に示
す火災感知器1の回路構成部材装置中、図6に示した、
火災感知器1の回路構成部材に相当する部材装置につい
ては、相当する参照符号を付して、その説明を省略す
る。
【0153】図7に示す回路構成を採用した、火災感知
器1では、電源回路31から、警報回路35と通電表示
回路32との双方への電源の供給を、ヘッド部3を経由
した回路を介して行うようにした構成が、図6に示す回
路構成と異なっている。
【0154】図7に示す回路構成を採用した、火災感知
器1では、警報回路35だけでなく、通電表示回路32
への電源の供給をも、ヘッド部3を経由した回路を介し
て行うようにしたため、ベース部2に、ヘッド部3が接
続されていない場合には、通電表示回路32に設けられ
ている、通電表示灯(図12に示す通電表示灯12)
が、点灯しない。
【0155】即ち、図7に示す回路構成を採用した、火
災感知器1では、ベース部2に、ヘッド部3が接続され
ていない場合には、動作確認回路34に設けられている
動作確認ボタン(図示せず。)を押し操作しても、警報
回路35の鳴動部品(図3に示す圧電ブザー35を参
照)から警報音が出力されないようになっているのみな
らず、通電表示回路32に設けられている、通電表示灯
(図12に示す通電表示灯12)が、点灯しないため、
取り付け業者は、火災感知器1も、ベース部2にヘッド
部3が取り付けられていない場合を、通電表示灯(図1
2に示す通電表示灯12)の点灯の有無を見ることで、
視覚的に、正確に、知ることができる。
【0156】次に、警報回路35の鳴動部品(図3に示
す圧電ブザー35を参照)から警報音が出力された場合
に、鳴動部品(図3に示す圧電ブザー35を参照)の鳴
動を停止させる機構について説明する。
【0157】図8は、警報回路35の鳴動停止スイッチ
36を押し操作するための押し操作ボタン11の機構の
一例を概略的に示す図であり、図8(a)は、押し操作
ボタン11が、鳴動停止スイッチ36を押し操作してい
ない状態を概略的に示す断面図であり、また、図8
(b)は、住戸人が、鳴動部品(図3に示す圧電ブザー
35を参照)の鳴動を停止させるために、操作ボタン操
作用紐10を下方に引っ張り操作した状態を概略的に示
す断面図である。
【0158】押し操作ボタン11は、図8(a)及び図
8(b)の各々に示すように、ヘッド部3側に設けられ
ている。
【0159】より詳しく説明すると、押し操作ボタン1
1は、ヘッド部3の鍔体3sに形成された操作ボタン収
容孔(貫通孔)h3cの周りに形成されている押し操作
ボタン収容起立壁W3内に、収容されている。
【0160】この押し操作ボタン収容起立壁W3は、ヘ
ッド部3をベース部2に正しく取り付けた際に、鳴動停
止スイッチ36の下方位置に、整列する位置に、ヘッド
部3の内面側に設けられている。
【0161】そして、押し操作ボタン11は、押し操作
ボタン収容起立壁W3内に、上下移動自在に設けられて
いる。
【0162】押し操作ボタン収容起立壁W3には、操作
ボタン操作用紐10が固定されている。
【0163】より特定的に説明すると、操作ボタン操作
用紐10は、押し操作ボタン収容起立壁W3の、ヘッド
部3の中心側になる部分に、固定されている。
【0164】更に、操作ボタン操作用紐10は、押し操
作ボタン11内を挿通されている。押し操作ボタン11
内を挿通された操作ボタン操作用紐10は、その後、ヘ
ッド部3の側面(より詳しくは、鍔体3sの側面)に設
けられた紐挿通孔h3dを通された後、下方に垂れ下が
っている。
【0165】火災感知器1の警報回路35の鳴動部品
(図3に示す圧電ブザー35を参照)が鳴動した際に、
住戸人が、鳴動部品(図3に示す圧電ブザー35を参
照)が鳴動を停止したい場合には、図8(a)に示すよ
うに、住戸人が、操作ボタン操作用紐10を下方向に引
っ張ると、押し操作ボタン11の自重によって、押し操
作ボタン収容起立壁W3内の下方位置に位置していた押
し操作ボタン11が上方に移動する。
【0166】そして、押し操作ボタン11が上方に移動
することで、鳴動停止スイッチ36が押し操作される。
【0167】この火災感知器1では、単に、操作ボタン
操作用紐10を引っ張ることによって、鳴動停止スイッ
チ36を押し操作することができる。
【0168】しかも、操作ボタン操作用紐10を引っ張
ることによって、鳴動停止スイッチ36を押し操作する
機構を、ヘッド部3側だけに設けているので、ヘッド部
3を、完全に、ベース部2から切り離すことができる。
【0169】従って、この火災感知器1では、ヘッド部
3の防虫網(図示せず。)に付着した埃や塵等の除去を
するといった、メンテナンス作業を行う際には、ヘッド
部3内に設けられている煙及び/又は熱検知手段(図5
又は図6に示す検知回路33)から導出されている接続
用端子6、6、6、6を、ベース部2内に設けられてい
る、端子受けh2、h2、h2、h2から引き抜き、ベ
ース部2からヘッド部3を取り外してから、ヘッド部3
の防虫網(図示せず。)に付着した埃や塵等の除去をす
ればよい。
【0170】即ち、この火災感知器1は、ヘッド部3の
防虫網(図示せず。)に付着した埃や塵等の除去をする
といった、メンテナンス作業を、極めて、容易に行え
る。
【0171】また、メンテナンス作業が終了すれば、煙
及び/又は熱検知手段(図5又は図6に示す検知回路3
3)から導出されている接続用端子6、6、6、6をベ
ース部2内に設けられている端子受けh2、h2、h
2、h2に接続するだけで、ベース部2へのヘッド部3
の取り付け作業が終了するので、メンテナンス作業を、
極めて、容易に完了することができる。
【0172】しかも、この火災感知器1では、操作ボタ
ン操作用紐10が不用の場合には、操作ボタン操作用紐
10を切断したり、取り外しても、住戸人が、押し操作
ボタン11を上方に押し操作すれば、鳴動停止スイッチ
36を押し操作できる構成になっているので、ユーザの
都合で、警報の鳴動を止める際の方法を、操作ボタン操
作用紐10を引っ張る方法と、押し操作ボタン11を上
方に押し操作する方法の2通りのいずれかを選択するこ
とができる、という利点がある。
【0173】図9は、警報回路35の鳴動停止スイッチ
36を押し操作するための押し操作ボタン11の機構の
他の一例を概略的に示す図であり、図9(a)は、押し
操作ボタン11が、鳴動停止スイッチ36を押し操作し
ていない状態を概略的に示す断面図であり、また、図9
(b)は、住戸人が、鳴動部品(図3に示す圧電ブザー
35を参照)の鳴動を停止させるために、操作ボタン操
作用紐10を下方に引っ張り操作した状態を概略的に示
す断面図であり、また、図9(c)は、住戸人が、鳴動
部品(図3に示す圧電ブザー35を参照)の鳴動を停止
させた状態を概略的に示す断面図である。
【0174】押し操作ボタン11は、ヘッド部3をベー
ス部2に正しく取り付けた際に、鳴動停止スイッチ36
の下方位置に、整列する位置に、ヘッド部3の内面側に
設けられている、貫通孔h3dに、上下方向に移動自在
に設けられている。
【0175】押し操作ボタン11は、テーパ片収容孔h
11aを有している。
【0176】このテーパ片収容孔h11aは、ヘッド部
3の中心側方向において、上方に広くなっている。
【0177】また、このテーパ片収容孔h11a内に
は、テーパ片T2が横方向に移動自在に収容されてい
る。
【0178】このテーパ片T2には、操作ボタン操作用
紐10が固定されている。
【0179】操作ボタン操作用紐10は、ヘッド部3の
側面(より詳しくは、鍔体3sの側面)に設けられた紐
挿通孔h3dを通された後、下方に垂れ下がっている。
【0180】且つ、ヘッド部3の側面内側(より詳しく
は、鍔体3sの側面内側)には、弾性体(この例では、
つる巻バネ)Eが収容されている。
【0181】また、操作ボタン操作用紐10には、弾性
体(この例では、つる巻バネ)Eの、ヘッド部3の中心
側に位置する操作ボタン操作用紐10が引っ張られた際
に、弾性体Eを押す弾性体押し操作部Prが設けられて
いる。
【0182】通常の状態では、テーパ片T2の細い部分
が、前記鳴動停止スイッチの下方位置に、位置するよう
にされている。即ち、テーパ片T2が、テーパ片収容孔
h11a内に、きっちりと収まった状態になっている
(図9(a)を参照)。
【0183】火災感知器1の警報回路35の鳴動部品
(図3に示す圧電ブザー35を参照)が鳴動した際に、
住戸人が、鳴動部品(図3に示す圧電ブザー35を参
照)が鳴動を停止したい場合には、図9(b)及び図9
(c)に示すように、住戸人が、操作ボタン操作用紐1
0を下方向に引っ張ると、テーパ片T1の太い部分が、
鳴動停止スイッチ36の下方位置に、位置し、押し操作
ボタン11を上方に移動させて、鳴動停止スイッチ36
を押し操作するようになっている。
【0184】一方、住戸人が、操作ボタン操作用紐10
から手を離すと、弾性体Eの復元力により、元の状態、
即ち、図9(a)の状態に戻るようにしてある。
【0185】図9に示した機構を備える火災感知器で
も、操作ボタン操作用紐10を引っ張ることによって、
鳴動停止スイッチ36を押し操作することができる。
【0186】しかも、操作ボタン操作用紐10を引っ張
ることによって、鳴動停止スイッチ36を押し操作する
機構を、ヘッド部3側だけに設けているので、ヘッド部
2を、完全に、ベース部2から切り離すことができる。
【0187】従って、図9に示した機構を備える火災感
知器でも、ヘッド部2の防虫網(図示せず。)に付着し
た埃や塵等の除去をするといった、メンテナンス作業を
行う際には、ヘッド部3内に設けられている煙及び/又
は熱検知手段(検知回路33)から導出されている接続
用端子6、6、6、6を、ベース部2内に設けられてい
る、端子受けh2、h2、h2、h2から引き抜き、ベ
ース部2からヘッド部3を取り外してから、ヘッド部3
の防虫網(図示せず。)に付着した埃や塵等の除去をす
ればよい。
【0188】即ち、図9に示す機構を備える火災感知器
は、ヘッド部2の防虫網(図示せず。)に付着した埃や
塵等の除去をするといった、メンテナンス作業を、極め
て、容易に行える。
【0189】また、メンテナンス作業が終了すれば、煙
及び/又は熱検知手段(検知回路33)から導出されて
いる接続用端子6、6、6、6をベース部2内に設けら
れている端子受けh2、h2、h2、h2に接続するだ
けで、ベース部2へのヘッド部3の取り付け作業が終了
するので、メンテナンス作業を、極めて、容易に完了す
ることができる。
【0190】図10は、警報回路35の鳴動停止スイッ
チ36を押し操作するための押し操作ボタン11の機構
の他の一例を概略的に示す図であり、図10(a)は、
押し操作ボタン11が、鳴動停止スイッチ36を押し操
作していない状態を概略的に示す断面図であり、また、
図10(b)は、住戸人が、鳴動部品(図3に示す圧電
ブザー35を参照)の鳴動を停止させるために、押し操
作ボタン11を上方に押し操作した状態を概略的に示す
断面図である。
【0191】押し操作ボタン11は、ヘッド部3をベー
ス部2に正しく取り付けた際に、鳴動停止スイッチ36
の下方位置に、整列する位置に、ヘッド部の内面側に設
けられている、貫通孔h3d内に、上下移動自在に設け
られている。
【0192】押し操作ボタン11は、貫通孔h3dの上
方位置に形成された板体Mに設けられた押し操作ボタン
挿通孔hmを挿通されている。
【0193】この板体Mは、弾性体Eaを受けるために
設けられるものである。
【0194】板体Mと押し操作ボタン11との間には、
弾性体Eaが介在するように設けられている。
【0195】押し操作ボタン11の外周には、弾性体E
aを受けるための弾性体受け用の鍔体11fが、押し操
作ボタン11の外周から突出するように形成されてい
る。
【0196】そして、押し操作ボタン11は、弾性体E
aの付勢力により、貫通孔h3d方向に押し付けられた
状態にされている。
【0197】この状態においては、鳴動停止スイッチ3
6と、押し操作ボタン11とは離れている(図10
(a)を参照)。
【0198】火災感知器1の警報回路35の鳴動部品
(図3に示す圧電ブザー35を参照)が鳴動した際に、
住戸人が、鳴動部品(図3に示す圧電ブザー35を参
照)が鳴動を停止したい場合には、図10(b)に示す
ように、住戸人が、押し操作ボタン11を上方向に押し
操作する。
【0199】すると、弾性体Eaが押し操作ボタン11
によって押し縮められ、押し操作ボタン11によって、
鳴動停止スイッチ36が押し操作される。
【0200】一方、住戸人が、押し操作ボタン11から
手を離すと、弾性体Eaの復元力により、元の状態、即
ち、図10(a)の状態に戻るようにしてある。
【0201】図10に示した機構を備える火災感知器
は、押し操作ボタン11を押し操作することで、鳴動停
止スイッチ36を押し操作することができる。
【0202】しかも、鳴動停止スイッチ36を押し操作
する機構を、ヘッド部3側だけに設けているので、ヘッ
ド部2を、完全に、ベース部2から切り離すことができ
る。
【0203】従って、図10に示した機構を備える火災
感知器でも、ヘッド部2の防虫網(図示せず。)に付着
した埃や塵等の除去をするといった、メンテナンス作業
を行う際には、ヘッド部3内に設けられている煙及び/
又は熱検知手段(検知回路33)から導出されている接
続用端子6、6、6、6を、ベース部2内に設けられて
いる、端子受けh2、h2、h2、h2から引き抜き、
ベース部2からヘッド部3を取り外してから、ヘッド部
3の防虫網(図示せず。)に付着した埃や塵等の除去を
すればよい。
【0204】即ち、図10に示す機構を備える火災感知
器は、ヘッド部2の防虫網(図示せず。)に付着した埃
や塵等の除去をするといった、メンテナンス作業を、極
めて、容易に行える。
【0205】また、メンテナンス作業が終了すれば、煙
及び/又は熱検知手段(検知回路33)から導出されて
いる接続用端子6、6、6、6をベース部2内に設けら
れている端子受けh2、h2、h2、h2に接続するだ
けで、ベース部2へのヘッド部3の取り付け作業が終了
するので、メンテナンス作業を、極めて、容易に完了す
ることができる。
【0206】次に、火災感知器1のベース部2に、ヘッ
ド部3を取り付ける、具体的な手順について説明する。
【0207】図11は、ベース部2に、ヘッド部3を取
り付ける手順を概略的に説明する説明図である。
【0208】また、図12は、ベース部2の鍔体部2s
と、ヘッド部3の鍔体部3sとを中心にして概略的に説
明する説明図であり、また、図13は、火災感知器1を
断面視して、ベース部2に、ヘッド部3を取り付ける手
順を概略的に説明する説明図である。
【0209】図3及び図11乃至図13を参照しながら
説明すると、ヘッド部3の鍔体部3sの上面には、ヘッ
ド部3の中心方向に張り出した、係止片Ps・・・を有
する。
【0210】また、ベース部2の鍔体部2sには、その
下面に、ヘッド部3の鍔体部3sの上面に設けられた係
止片Ps・・・を受け入れる係止片挿通孔hps・・・
が形成されている。
【0211】この係止片挿通孔hps・・・の各々に
は、連続するように係止片受入部R・・・を有する。
【0212】係止片受入部R・・・の各々の途中には、
係止片挿通孔hpsから係止片受入部Rの終端方向に向
かって肉厚に傾斜するように設けられたテーパ突起T3
が設けられている。
【0213】ベース部2にヘッド部3を取り付ける際に
は、まず、ヘッド部3の鍔体部3sに設けられている係
止片Ps・・・のを、ベース部2に設けられている係止
片挿通孔hps・・・の各々に挿入する。
【0214】その後、ヘッド部3を、ベース部2に対し
て、回動する。
【0215】より詳しく説明すると、ヘッド部3を、ベ
ース部2に対して、係止片受入部R・・・が存在する方
向に、回動する。
【0216】すると、ヘッド部3の鍔体部3sに設けら
れた係止片Ps・・・の各々が、係止片挿通孔hps・
・・の各々に連続するように設けられた係止片受入部R
・・・の各々の途中に設けられたテーパ突起T3・・・
を乗り越え、係止片受入部R・・・の各々のテーパ突起
T3と係止片受入部Rの終端との間の係止片受入部Rt
・・・の各々内に収容されるようにしている。
【0217】この火災感知器1では、ヘッド部3をベー
ス部2に取り付けた段階で、ヘッド部3の係止片Ps・
・・の各々が、テーパ突起T3・・・の各々を乗り越
え、係止片受入部R・・・のテーパ突起T3と係止片受
入部Rの終端との間の係止片受入部Rt・・・の各々内
に収容される構造にしているので、操作ボタン操作用紐
10を下方に引っ張ったり、あるいは、押し操作ボタン
11を上方に押し操作するだけでは、ヘッド部3とベー
ス部2との嵌合を解除することができない。
【0218】従って、この火災感知器1は、操作ボタン
操作用紐10を下方に引っ張ったり、あるいは、押し操
作ボタン11を上方に押し操作しても、ベース部2から
ヘッド部3が脱落することがないため、安全性に優れて
いる。
【0219】のみならず、ベース部2からヘッド部3の
取り外しは、ヘッド部3を上方に押し上げながら、ベー
ス部2に対し、ヘッド部3を、係止片挿通孔hps・・
・の各々が存在する方向に、回動するという簡単な操作
によって行うことができるので、ヘッド部3を、簡単
に、ベース部2から切り離すことができる。
【0220】従って、この火災感知器1では、ヘッド部
3の防虫網(図示せず。)に付着した埃や塵等の除去を
するといった、メンテナンス作業を行う際には、ヘッド
部3内に設けられている煙及び/又は熱検知手段(検知
回路33)から導出されている接続用端子6、6、6、
6を、ベース部2内に設けられている、端子受けh2、
h2、h2、h2から引き抜き、ベース部2からヘッド
部3を取り外してから、ヘッド部3の防虫網(図示せ
ず。)に付着した埃や塵等の除去をすればよい。
【0221】即ち、この火災感知器1は、ヘッド部3の
防虫網(図示せず。)に付着した埃や塵等の除去をする
といった、メンテナンス作業を、極めて、容易に行え
る。
【0222】また、メンテナンス作業が終了すれば、煙
及び/又は熱検知手段(検知回路33)から導出されて
いる接続用端子6、6、6、6をベース部2内に設けら
れている端子受けh2、h2、h2、h2に接続するだ
けで、ベース部へのヘッド部の取り付け作業が終了する
ので、メンテナンス作業を、極めて、容易に完了するこ
とができる。
【0223】次に、この火災感知器1の、電源回路31
と、商用電源線との接続部の構造について説明する。
【0224】図14は、火災感知器1の、電源回路31
に接続されている速結端子と、商用電源線との接続部の
構造を概略的に説明する説明図である。
【0225】図14(a)、図14(b)及び図14
(c)の各々において、41で示される部材は、速結端
子を示している。
【0226】速結端子の端子孔(図示せず。)は、横方
向に向けられている。
【0227】ベース部2の速結端子41が設けられてい
る場所には、速結端子41の下方位置に、下方に向かっ
て傾斜する傾斜面T4が設けられている。
【0228】この例では、ベース部2の速結端子41が
設けられている場所に、凹部を形成し、速結端子41の
下方位置から、ベース部2の外周面に向けて、下方に向
かって傾斜する傾斜面T4を設けている。
【0229】ベース部2の速結端子41が設けられてい
る場所には、開閉自在に蓋体42が設けられている。
【0230】蓋体42には、水抜き孔h42が設けられ
ている。
【0231】そして、蓋体42を閉じた状態にすると、
蓋体42に設けられている水抜き孔h42が、ベース部
の速結端子41が設けられている位置の下方に設けられ
ている傾斜面T4の概ね下端位置に来るようにされてい
る。
【0232】速結端子41に、商用電源線Lcを接続す
る際には、商用電源線Lcの先端から所定の長さだけ絶
縁被膜を皮剥ぎし、導線部を露呈させる。
【0233】次に、蓋体42を開いた状態にする(図1
4(a)を参照)。
【0234】次に、商用電源線Lcの導線部を、速結端
子41の端子孔(図示せず。)に挿入する(図14
(b)を参照)。これにより、商用電源線Lcは、速結
端子41の、商用電源線Lcの抜け落ちを防止する抜け
落ち防止機構を、何らかの、工具により、解除状態にし
ない限り、商用電源線Lcが、速結端子41の端子孔
(図示せず。)から抜け落ちることがない。
【0235】次に、蓋体42を閉じた状態にする(図1
4(c)を参照)。
【0236】この火災感知器1では、ベース部2の外側
の所定の位置に、速結端子41を設けているので、天井
裏に配線されている商用電源線Lcを、速結端子41に
接続することで、火災感知器1を動作させる電源を得る
ことができる。
【0237】この場合、火災感知器1のベース部を天井
に設けられた火災感知器取付け用孔hc内に埋め込むよ
うに取り付けた後において、電源供給線が、天井の下方
には現れない。
【0238】この結果、この火災感知器1は、天井Cに
取り付けられた後の状態において、住戸人の目に電源供
給線が触れることがないため、天井に取り付けられた後
の美観が優れている。
【0239】また、速結端子41の端子孔(図示せ
ず。)を横方向に設け、速結端子41が設けられている
場所に、開閉自在に、蓋体42を設けているので、蓋体
42を開いた状態にして、商用電源線Lcを、速結端子
41に、簡単に、接続することができる。
【0240】また、速結端子41の端子孔(図示せ
ず。)を横方向に設け、速結端子41の下方には、水を
下方側に誘導する傾斜面T4を設けるとともに、蓋体4
2には、水抜き孔h42を設け、且つ、蓋体42を閉じ
た状態にすると、蓋体42に設けられている水抜き孔h
42が、ベース部2の速結端子42が設けられている位
置の下方に設けられている傾斜面T3の概ね下端位置に
来るようにしているので、以下のような効果を奏する。
【0241】図15は、ベース部2の速結端子41が設
けられている位置の下方に設けられている傾斜面T4、
及び、水抜き孔h42を有する蓋体42の効果を模式的
に説明する説明図である。
【0242】例えば、仮に、屋根裏に、雨水が侵入した
り、屋根裏に配線されている商用電源線Lcに結露が生
じたりして、そのような水が、商用電源線Lcを伝って
きたとしても(図15(a)及び図15(b)を参
照)、そのような水は、速結端子41の端子孔(図示せ
ず。)内へ流れ込まず、速結端子41の下方に設けられ
ている傾斜面T4を伝って、蓋体42に設けられている
水抜き孔h42から排出される(図15(c)を参
照)。
【0243】このため、速結端子41内に、水が侵入し
て、速結端子41部分において、ショートが発生するよ
うな事態が生じない。
【0244】即ち、この火災感知器1は、安全性に優れ
ている。
【0245】次に、ベース部2の構造について、説明す
る。
【0246】図16は、ベース部2の一部を拡大して概
略的に示す断面図である。
【0247】ベース部2は、電気回路部品収容部P2a
と、電気回路部品収容部P2aの上面を覆うように設け
られたベース部上蓋体P2bとを備える。
【0248】ベース部2の電気回路部品収容部P2aの
上面には、段差部Staが設けられるとともに、ベース
部2の段差部Staを形成する面T5が傾斜面にされて
いる。
【0249】一方、ベース部2のベース部上蓋体P2b
の下面には、ベース部2の電気回路部品収容部P2aの
上面に形成された段差部Staに対応する段差部Stb
が設けられている。
【0250】そして、ベース部上蓋体P2bの段差部S
tbを形成する面は、ベース部2の電気回路部品収容部
P2aの上面の段差部Staを形成する傾斜面T5に対
応する傾斜面T6にされている。
【0251】この火災感知器1では、ベース部2の電気
回路部品収容部P2aに、電気回路部品収容部P2aの
上面を覆うようにベース部上蓋体P2bを取り付ける
と、各々の段差部Sta、Stbを形成している傾斜面
T5、T6の各々が、当接する。 このように、この火
災感知器1では、傾斜面T5と傾斜面T6との当接とい
う長い面接触部を形成しているので、電気回路部品収容
部P2aとベース部上蓋体P2bとの間が、気密に塞が
れる。
【0252】このため、この火災感知器1は、天井Cに
設けられた火災感知器取付け用孔hc内に、ベース部2
を取り付けた後において、電気回路部品収容部P2aと
ベース部上蓋体P2bとの間を通じて、室内の空気が、
天井裏に逃げることがない。
【0253】即ち、この火災感知器1は、火災感知器取
付け用孔hc内に対して、火災感知器1を気密に取り付
けさえすれば、室内の気密性を阻害することがない。
【0254】次に、火災感知器1に商用電源から電源が
供給されているか否かを簡単に知ることができると同時
に、ベース部に、ヘッド部が取り付けられていない場
合、又は、ヘッド部内に設けられている煙及び/又は熱
検知手段からは接続用端子が、ベース部内に設けられて
いる端子受けに、正しく、接続されていない場合を容易
に知ることができるようにした回路構成の一例について
説明する。
【0255】図17は、そのような回路構成を例示的に
示すブロック図である。
【0256】図18は、ベース部2の回路図である。
【0257】この例においては、通電表示回路34は、
入力Aの電圧が、ハイ(High)の場合、通電表示回路3
4に設けられている通電表示灯(図3に示す通電表示灯
12を参照)の点灯を行い、入力Aの電圧が、ロウ(Lo
w)の場合には、通電表示灯(図3に示す通電表示灯1
2を参照)を点滅させる動作をするようになっている。
【0258】警報回路35は、入力Aの電圧が、ハイ
(High)の場合は、警報音を出力せず、入力Aの電圧
が、ロウ(Low)の場合には、警報音を出力するように
なっている。
【0259】また、検知回路33は、火災を検知する
と、トランジスタ(図17に示すトランジスタTR)を
オンし、入力Aの電圧を、ロウ(Low)にする。
【0260】よって、検知回路33が、火災を検知した
場合、この火災感知器1では、警報回路35から警報音
が鳴り出すとともに、通電表示回路34に設けられてい
る通電表示灯(図3に示す通電表示灯12を参照)が点
滅動作をすることになる。
【0261】ここで、ベース部2に、ヘッド部3が取り
付けられていない場合、又は、ベース部2に、ヘッド部
3が正しく取り付けられていない場合を考えると、入力
Aの電圧は、抵抗Xを介して、グランドに接続されるた
め、ロウ(Low)になる。これにより、通電表示回路3
4と警報回路35とは、検知回路33が火災を検知した
場合と同じ動作を行うことになるが、この火災感知器1
では、警報回路35については、電源回路31からの電
源電圧が、ヘッド部3を介して供給されるようになって
いるため、ベース部2に、ヘッド部3が取り付けられて
いない場合、又は、ベース部2に、ヘッド部3が正しく
取り付けられていない場合には、警報回路35には、電
源回路31からの電源電圧の供給が行われないため、警
報回路35から、警報音が鳴り出すことはない。
【0262】即ち、この状態では、警報回路35は動作
せず、通電表示回路34の通電表示灯(図3に示す通電
表示灯12を参照)のみが点滅動作をすることになる。
【0263】また、ベース部2に、ヘッド部3が正しく
取り付けられている状態を考えると、入力Aの電圧は、
電源回路31からの電源電圧を抵抗Xと抵抗Yとで分圧
した値となるが、ここで、抵抗Xが抵抗Yに対して、非
常に大きいとすると、入力Aの電圧は、ハイ(High)と
なり、通電表示回路34の通電表示灯(図3に示す通電
表示灯12を参照)は点灯するのに対し、警報回路35
から、警報音が鳴り出すことはない。
【0264】したがって、図17及び図18に示した回
路構成を備える火災感知器1は、ベース部2に、ヘッド
部3が取り付けられていない場合、又は、ベース部2
に、ヘッド部3が正しく取り付けられていない場合に、
電源回路31に電源が供給されると、通電表示回路34
の通電表示灯(図3に示す通電表示灯12を参照)のみ
が点滅動作をするため、電源回路31に商用電源が接続
されているかどうかと、ベース部2に、ヘッド部3が正
しく接続されているかどうかとを、同時に、確認するこ
とができる。
【0265】即ち、この火災感知器1は、天井への取り
付け作業において、取り付け業者が、取り付け作業ミス
をすることが無い、といったような利点を有する。
【0266】次に、この火災感知器1を、天井Cに設け
られている火災感知器取付け用孔hc内に取り付ける手
順について説明する。
【0267】図19は、火災感知器1を、天井Cに設け
られている火災感知器取付け用孔hc内に取り付ける手
順を概略的に示す説明図であり、また、図20は、取付
金具4の動作を概略的に示す説明図である。
【0268】一対の取付金具4、4の各々は、最初は、
ベース部2の上面に設けられた、一対の取付金具収容部
2a、2aの各々に収容されている(図19(a)を参
照)。
【0269】より具体的に説明すると、一対の取付金具
4、4の各々は、最初は、ベース部2の上面に設けられ
た、一対の取付金具収容部2a、2aの各々の領域に設
けられている傾斜面T1、T1の上に載せられた状態に
されて、一対の取付金具収容部2a、2aの各々に収容
されている。
【0270】ベース部2は、このように、一対の取付金
具4、4の各々が、搬送の際に邪魔にならないように、
一対の取付金具収容部2a、2aの各々に収容された状
態で、火災感知器1の取り付け現場に搬送されてくる。
【0271】まず、この火災感知器1を、天井Cに取り
付ける際には、天井Cの、火災感知器1を取り付ける位
置に、火災感知器1のベース部2の外形に等しいかこれ
よりやや大きい大きさの火災感知器取付け用孔hcを形
成する。次いで、天井C裏に配線されている、商用電源
線Lを導出し、ベース部2内に設けられている電源回路
(図2に示す電源回路31)に接続された速結端子41
に、商用電源線(図示せず。)を接続する。
【0272】その後、ベース部2を、火災感知器取付け
用孔hcに挿入する(図20(a)を参照)。
【0273】次に、一対のボルト手段v、vの各々を回
転させる。
【0274】この火災感知器1では、ベース部2の、一
対の取付金具収容部2a、2aの各々内の、傾斜面T
1、T1の各々の上に、一対の取付金具4、4を設けて
いる。
【0275】この傾斜面T1、T1の各々は、図1に示
すように、ベース部2の中心部から外方に向かってなだ
らかに下方に傾斜するように設けられているので、一対
のボルト手段v、vの各々を回転させると、一対の取付
金具4、4の各々は、傾斜面T1、T1の各々に誘導さ
れて、一対の取付金具収容部の各々から、ベース部2の
外方に引き出した状態になる(図19(b)及び図20
(b)を参照)。
【0276】その後、一対のボルト手段v、vの各々を
一方向に回転させると、ベース部2に設けられている凹
部hj、hjの各々内を、ベース部2の上方向から下方
向に移動し、ヘッド部2の鍔体部2sと、一対の取付金
具4、4の各々とにより、天井Cを挟持する。
【0277】これにより、ベース部2は、天井Cに設け
られた火災感知器取付け用孔hc内に、しっかりと、取
り付けられる(図20(c)を参照)。
【0278】即ち、この火災感知器1では、別個独立し
たネジ等の固着手段を用いるのではなく、ベース部2に
設けられている、一対のボルト手段v、vを回転させ
て、一対の取付金具4、4の各々と、ベース部2に設け
られている鍔体部2sとにより、天井Cを挟持させるこ
とで、ベース部2を、天井Cに設けられた火災感知器取
り付け用孔hc内に、埋め込まれるように、取り付けし
ている。
【0279】この結果、この火災感知器1では、天井C
に、火災感知器1を取り付ける際に、ネジ等の固着手段
が落下することが一切ないため、天井Cに、簡単に、火
災感知器1を取り付けることができる。
【0280】のみならず、この火災感知器1では、一対
の取付金具収容部2a、2aの各々内には、一対のボル
ト手段v、vの各々を回転させた際に、一対の取付金具
収容部2a、2aの各々内に収容されている、一対の取
付金具4、4が、一対の取付金具収容部2a、2aの各
々から、ベース部2の外方に引き出され易くするため
に、一対の取付金具収容部の各々に、ベース部2の中心
部から外方に向かってなだらかに下方に傾斜する傾斜面
を設けているので、天井に設けられた火災感知器取り付
け用孔内に、一対の取付金具の各々を、一対の取付金具
収容部の各々内に収容させた状態で、ベース部2を挿入
した後において、一対の取付金具4、4の各々を、一対
の取付金具収容部2a、2aの各々から、ベース部2の
外方領域に簡単に引き出すことができる。
【0281】即ち、この火災感知器1は、一対の取付金
具収容部2a、2aの各々に、ベース部2の中心部から
外方に向かってなだらかに下方に傾斜する傾斜面を設け
ているので、天井に設けられた火災感知器取り付け用孔
内に、一対の取付金具の各々を、一対の取付金具収容部
2a、2aの各々内に収容させた状態で、ベース部2
を、天井Cに設けられた、火災感知器取り付け用孔hc
内に挿入した後において、一対の取付金具4、4の各々
を、一対の取付金具収容部2a、2aの各々から、ベー
ス部2の外方領域に引き出す作業を失敗することがない
ため、天井Cに設けられた、火災感知器取り付け用孔h
c内に、ベース部2を埋め込むようにして、簡単に、取
り付けることができる。
【0282】次に、天井Cに設けられた、火災感知器取
り付け用孔hc内に、埋め込まれるようにして取り付け
られたベース部2に、図11〜図13に示した手順に従
って、ヘッド部3を取り付ける。 (発明の実施の形態2)図21は、本発明に係る火災感
知器のベース部を概略的に示す分解斜視図である。
【0283】この火災感知器1Aは、ベース部2Aに設
けられている、一対の取付金具61、61が、火災感知
器1と、特に、異なっている以外は、火災感知器1と同
様であるので、図21では、ヘッド部についての図示
は、省略する。
【0284】また、説明を容易とするため、ここでは、
一対の取付金具61、61の構成を中心にして説明す
る。
【0285】この火災感知器1Aでは、一対の取付金具
61、61の各々として、略くの字形状に折り曲げらげ
られ取付金具を用いている。
【0286】より詳しく説明すると、一対の取付金具6
1、61の各々は、一方片61aを他方片61bに比べ
て、長い状態にして、略くの字形状に折り曲げらげられ
ている。
【0287】そして、その折曲部には、長孔h61が形
成されている。
【0288】この長孔h61は、折曲部に、一方片61
aと他方片61bとにまたがるように形成されている。
【0289】また、ベース部2Aの上面には、2個のボ
ルト挿通孔hk、hkが形成されている。
【0290】2個のボルト挿通孔hk、hkは、ベース
部2Aの上面の概ね中心線上に、ベース部2Aの上面の
中心を挟むようにして、且つ、所定の間隔を隔てるよう
にして、ベース部2Aの上面に形成されている。
【0291】ベース部2Aの上面に形成された、2個の
ボルト挿通孔hk、hkの各々内には、一対のボルト手
段v、vの各々が、ベース部2Aの内側から外方向に挿
入されている。
【0292】2個のボルト挿通孔hk、hkの各々内に
挿入された、一対のボルト手段v、vの各々は、一対の
取付金具61、61の各々の長孔h61、h61に挿通
されている。
【0293】更に、一対のボルト手段v、vの各々は、
その先端部側に、ナット手段62、62の各々が螺合さ
れている。
【0294】一対の取付金具61、61の各々は、最初
は、一対のボルト手段v、vの各々及びナット手段6
2、62の各々によって、ベース部2の概ね上面領域内
に、一対の取付金具61、61の一方片61a、61a
の各々が収容されるように、一対の取付金具61、61
の一方片61a、61aが、逆ハの字形状になるように
取り付けられている。
【0295】図22は、火災感知器1Aのベース部2A
を、天井Cに設けられた火災感知器取付け用孔hcに取
り付ける手順を概略的に示す説明図である。
【0296】天井Cに設けられた火災感知器取付け用孔
hcにベース部2Aを取り付る際には、まず、蓋体(図
14(a)、図14(b)及び図14(c)に示す蓋体
42を参照)を開いた状態にし、ベース部2Aに設けら
れている速結端子(図14(a)、図14(b)及び図
14(c)に示す速結端子41を参照)に、商用電源線
(図14(a)、図14(b)及び図14(c)に示す
商用電源線Lcを参照)を接続する。
【0297】次に、蓋体(図14(a)、図14(b)
及び図14(c)に示す蓋体42を参照)を閉じた状態
にする(図14(c)を参照)。
【0298】次に、ベース部2の上面に、一対の取付金
具61、61の一方片61a、61aが、逆ハの字形状
になるように取り付けられた状態で、火災感知器取付け
用孔hc内に、ベース部2Aを挿入する(図22(a)
を参照)。
【0299】次に、一対のボルト手段v、vの各々を、
ナット手段62、62の各々が緩む方向に回転させる。
【0300】すると、一対の取付金具61、61の一方
片61a、61aの各々が、一方片61b、61bの各
々に比べて、重いため、一方片61a、61aの各々の
自重により、一方片61a、61aが、互いに、離れる
方向に移動する(図22(b)を参照)。
【0301】更に、一対のボルト手段v、vの各々を、
ナット手段62、62の各々が緩む方向に回転させる。
【0302】すると、一対の取付金具61、61の一方
片61a、61aの各々が、ハの字形状になるので、今
度は、一対のボルト手段v、vの各々を、ナット手段6
2、62の各々が締まる方向に回転させる。
【0303】すると、一対の取付金具61、61の一方
片61a、61aの各々と、ベース部2Aの鍔体部2s
が、天井Cを挟持する。
【0304】これにより、ベース部2は、天井Cに設け
られた火災感知器取付け用孔hc内に、しっかりと、取
り付けられる(図22(c)を参照)。
【0305】この火災感知器1Aでも、別個独立したネ
ジ等の固着手段を用いるのではなく、ベース部2Aに設
けられている、一対のボルト手段v、vを回転させて、
一対の取付金具61、61の各々と、ベース部2Aに設
けられている鍔体部2sとにより、天井Cを挟持させる
ことで、ベース部2Aを、天井Cに設けられた火災感知
器取り付け用孔hc内に、埋め込まれるように、取り付
けている。
【0306】この結果、この火災感知器1Aでは、天井
Cに、火災感知器1Aを取り付ける際に、ネジ等の固着
手段が落下することが一切ないため、天井Cに、簡単
に、火災感知器を取り付けることができる。
【0307】次に、天井Cに設けられた、火災感知器取
り付け用孔hc内に、埋め込まれるようにして取り付け
られたベース部2Aに、図11〜図13に示した手順に
従って、ヘッド部3を取り付ける。
【0308】尚、天井Cに設けられた火災感知器取付け
用孔hcから、ベース部2を取り外す際には、一対のボ
ルト手段v、vの各々を、ナット手段62、62の各々
が緩む方向に回転させた後、火災感知器取付け用孔hc
から、ベース部2を引き抜けばよい。 (発明の実施の形態3)図23は、本発明に係る火災感
知器の他の例を概略的に説明する図であり、図23
(a)は、ベース部2Bに、ヘッド部3が取り付けられ
た状態を概略的に示す断面図であり、また、図23
(b)は、ベース部2Bから、ヘッド部3が取り外され
た状態を概略的に示す断面図である。
【0309】尚、ベース部2Bに、ヘッド部3を取り付
ける、又は、ベース部2Bからヘッド部3を取り外しす
る構造・方法は、発明の実施の形態1に示した火災感知
器1と同様であるので、ここでの説明は、省略する。
【0310】この火災感知器1Bは、ベース部2Bの側
面に、対向配置された、一対の板バネ金具71、71を
備える。
【0311】一対の板バネ金具71、71は、ベース部
2Bに、逆ハの字形状になるように取り付けられてい
る。
【0312】ベース部2Bは、鍔体部2sを備える。
【0313】この火災感知器1Bのベース部2Bを、天
井Cに設けられた火災感知器取付け用孔hc内に取り付
ける際には、図14に示した手順によって、ベース部2
Bの速結端子(図14(a)、図14(b)及び図14
(c)に示す速結端子41を参照)に、商用電源線(図
14(a)、図14(b)及び図14(c)に示す商用
電源線Lcを参照)を接続し、その後、蓋体(図14
(a)、図14(b)及び図14(c)に示す蓋体42
を参照)を閉じた状態にする(図14(c)を参照)。
【0314】次に、ベース部2Bを、天井Cに設けられ
た火災感知器取付け用孔hc内に挿入する。
【0315】すると、ベース部2Bの側面に取り付けら
れている、一対の板バネ金具71、71が弾性変形し、
一対の板バネ金具71、71の各々が、ベース部2Bの
側面にひっついた状態になり、火災感知器取付け用孔h
cを通過する。
【0316】一対の板バネ金具71、71は、火災感知
器取付け用孔hcを通過すると元の状態に戻るため、一
対の板バネ金具71、71の各々の端部と、ベース部2
Bの下側に外方に広がるように且つ火災感知器取付け用
孔hcより大きめの鍔体部2sとにより、天井Cが挟持
される。これにより、火災感知器1Bは、そのベース部
2Bが、火災感知器取付け用孔hcに埋め込まれるよう
に取り付けられる。
【0317】次に、ベース部2Bの内部に設けられてい
る端子受けh2、h2、h2、h2に、ヘッド部3の内
部に設けられている煙及び/又は熱検知手段(検知回路
33)から導出された接続用端子6、6、6、6を接続
することにより、ベース部2Bに、ヘッド部3を取り付
ける。
【0318】尚、ここでは、ベース部2Bを天井Cに取
り付けてから、ベース部2Bにヘッド部3を取り付けた
場合について説明したが、火災感知器1Bの天井Cへの
取り付は、先に、ベース部2Bにヘッド部3を取り付
け、その後、ヘッド部3が取り付けられたベース部2B
を、火災感知器取付け用孔hcに挿入するようにして、
火災感知器1を天井Cへ取り付けるようにしてもよい。
【0319】尚、21で示す部材は、防虫網を示してい
る。
【0320】また、この例ではヘッド部3は、ベース部
2Bにヘッド部3を取り付けた状態にした場合に、ベー
ス部2Bの外方へ張り出すように設けられた鍔体部3s
に、光ガイド部材9を備える。
【0321】光ガイド部材9は、例えば、光ファイバー
や、光透過性樹脂で製作されている。
【0322】光ガイド部材9は、ヘッド部3の裏面側に
鍔体部3sにかけて設けられている。
【0323】そして、光ガイド部材9の一端部9aは、
ベース部2にヘッド部3を取り付けた際、即ち、煙及び
/又は熱検知手段(検知回路33)から導出された接続
用端子6、6、6、6を、端子受けh2、h2、h2、
h2に接続した際に、通電表示灯12の下方位置に位置
するように、ヘッド部3に設けられている。且つ、光ガ
イド部材9の他端部9bは、ヘッド部3の外方へ張り出
すように設けられた鍔体部3sの外周側近傍位置におい
て、ヘッド部3の鍔体部3sを貫通し、ヘッド部3の正
面側に露呈するように、ヘッド部3に設けられている。
【0324】この火災感知器1では、ベース部2Bの下
側に、火災感知器取付け用孔hcよりも大きい鍔体部2
sと、ベース部2の側面の対向する位置に、側面視した
場合、ハ字形状に、下方に向かって開くように設けられ
た、一対の板バネ金具71、71とを設け、一対の板バ
ネ金具71、71と、鍔体部2sとが、天井Cを挟持す
ることで、火災感知器1Bを天井Cに取り付けるように
している。従って、施工業者等は、天井Cに火災感知器
1を取り付ける際には、火災感知器取付け用孔hc内
に、ベース部2Bを押し込むという簡単な作業で、火災
感知器1Bを天井Cに取り付けることができる。
【0325】また、この火災感知器1Bでは、ベース部
2の内部の所定の位置に設けられている、通電表示回路
(図6又は図7に示す通電表示回路32を参照)の通電
表示灯12が点灯した際の光を、光ガイド部材9によ
り、その一端部9aから他端部9bまで誘導し、且つ、
その他端部9bを、ヘッド部3の鍔体部3sの外周側近
傍位置において、ヘッド部3を貫通させて、ヘッド部3
の正面側に露呈させているので、通電表示灯12が点灯
したか否かを、光ガイド部材9の他端部9bにおいて確
認することができる。この光ガイド部材9の他端部9b
は光ガイド部材9により、ベース部2の外方へ張り出す
ように設けられた、ヘッド部3の鍔体部3sの外周側近
傍位置において、ヘッド部3の正面側に露呈しているの
で、光ガイド部材9の他端部9bは、ヘッド部3から離
れた位置にあり、ヘッド部3が邪魔にならず、視認性に
優れている。
【0326】従って、この火災感知器1Bでは、通電表
示灯12が点灯したか否かを、ヘッド部3から離れた位
置にある、光ガイド部材9の他端部9bを見ればよいの
で、通電表示灯12が点灯したか否かの確認を、極め
て、容易に行える。
【0327】以上、火災感知器1、1A又は1Bを取り
付けた住戸では、火災が発生すると、火災感知器1、1
A又は1Bが、火災により発生した、熱又は煙を、検知
回路33が検知し、警報回路35が警報音を出力し、住
戸人等に、早期に、火災が発生したことを警告するの
で、早期に鎮火したり、また、住戸人等が、火災の際に
逃げ遅れて焼死するといったゆゆしき事態を防ぐことが
できる。
【0328】尚、発明の実施の形態3に示した火災感知
器1Bの光ガイド部材9を設けるという構成は、火災感
知器1、1Aにおいても、適用できるものであること
は、言うまでもない。
【0329】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
に記載の火災感知器では、ベース部を、天井に設けた火
災感知器取付け用孔内に、埋め込まれるように取り付け
できるようにしているので、この火災感知器は、天井に
火災感知器を取り付けた後の状態において、火災感知器
の天井の下面からの出っ張りを少なくすることができ
る。
【0330】この結果、この火災感知器は、天井に火災
感知器を取り付けた後の状態において、天井の下面から
の出っ張りが少なくなっている分、天井面がすっきりと
し、室内の美観が損なわれない。
【0331】この火災感知器では、ヘッド部内に設けら
れている煙及び/又は熱検知手段から導出されている接
続用端子を、ベース部内に設けられている、端子受けに
接続又は引き抜きすることで、煙及び/又は熱検知手段
とベース部内の電気回路との電気的・物理的な接続又は
分離を可能にし、ベース部に、ヘッド部を着脱できるよ
うにしている。
【0332】従って、この火災感知器では、ヘッド部の
防虫網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メン
テナンス作業を行う際には、ヘッド部内に設けられてい
る煙及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端
子を、ベース部内に設けられている、端子受けから引き
抜き、ベース部からヘッド部を取り外してから、ヘッド
部の防虫網に付着した埃や塵等の除去をすればよい。
【0333】即ち、この火災感知器は、ヘッド部の防虫
網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メンテナ
ンス作業を、極めて、容易に行える。
【0334】また、メンテナンス作業が終了すれば、煙
及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端子を
ベース部内に設けられている端子受けに接続するだけ
で、ベース部へのヘッド部の取り付け作業が終了するの
で、メンテナンス作業を、極めて、容易に完了すること
ができる。
【0335】請求項2に記載の火災感知器では、電源回
路から、警報回路への電源の供給を、ヘッド部を経由し
た回路を介して行っているため、ベース部に、ヘッド部
が接続されていない場合には、動作確認回路に設けられ
ている動作確認ボタンを押し操作しても、警報回路の鳴
動部品から警報音が出力されない。
【0336】請求項3に記載の火災感知器では、電源回
路から、警報回路と通電表示回路との双方への電源の供
給を、ヘッド部を経由した回路を介して行っている。こ
のため、ベース部に、ヘッド部が接続されていない場合
には、電源回路が通電状態にされても、動作確認回路に
設けられている動作確認ボタンを押し操作しても、警報
回路の鳴動部品から警報音が出力されないことのみなら
ず、通電表示回路に含まれる通電表示灯が点灯すること
がない。
【0337】従って、この火災感知器は、ベース部にヘ
ッド部が取り付けられていない場合を、正確に、検出す
ることができる。
【0338】請求項4に記載の火災感知器では、ヘッド
部がベース部に取り付けられていない場合、又は、ヘッ
ド部内に設けられている煙及び/又は熱検知手段から導
出された接続用端子が、ベース部内に設けられている端
子受けに、正しく、接続されていない場合等において、
電源回路に、商用電源が接続された場合に、通電表示灯
が点滅するようにしている。
【0339】従って、火災感知器の取り付け業は、通電
表示灯の点滅の有無により、電源回路に、商用電源が接
続されているか否かを知ることができると同時に、ヘッ
ド部がベース部に取り付けられていないこと、又は、ヘ
ッド部内に設けられている煙及び/又は熱検知手段から
導出されている接続用端子が、ベース部内に設けられて
いる端子受けに、正しく、接続されていないことを知る
ことができるため、感電等の事故を起こすことなく、火
災感知器の天井への取り付け作業を、正しく完了するこ
とができる。
【0340】即ち、この火災感知器は、天井への取り付
け作業において、取り付け業者が、取り付け作業ミスを
することが無い、という利点を有する。
【0341】請求項5に記載に火災感知器では、操作ボ
タン操作用紐を引っ張ることによって、鳴動停止スイッ
チを押し操作することができる。
【0342】しかも、操作ボタン操作用紐を引っ張るこ
とによって、鳴動停止スイッチを押し操作する機構を、
ヘッド部側だけに設けているので、ヘッド部を、完全
に、ベース部から切り離すことができる。
【0343】従って、この火災感知器では、ヘッド部の
防虫網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メン
テナンス作業を行う際には、ヘッド部内に設けられてい
る煙及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端
子を、ベース部内に設けられている、端子受けから引き
抜き、ベース部からヘッド部を取り外してから、ヘッド
部の防虫網に付着した埃や塵等の除去をすればよい。
【0344】即ち、この火災感知器は、ヘッド部の防虫
網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メンテナ
ンス作業を、極めて、容易に行える。
【0345】また、メンテナンス作業が終了すれば、煙
及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端子を
ベース部内に設けられている端子受けに接続するだけ
で、ベース部へのヘッド部の取り付け作業が終了するの
で、メンテナンス作業を、極めて、容易に完了すること
ができる。
【0346】しかも、この火災感知器では、操作ボタン
操作用紐が不用の場合には、操作ボタン操作用紐を切断
したり、取り外しても、住戸人が、押し操作ボタンを上
方に押し操作すれば、鳴動停止スイッチを押し操作でき
る構成になっているので、ユーザの都合で、警報の鳴動
を止める際の方法を、操作ボタン操作用紐を引っ張る方
法と、押し操作ボタンを上方に押し操作する方法の2通
りのいずれかを選択することができる。
【0347】請求項6に記載の火災感知器では、操作ボ
タン操作用紐を引っ張ることによって、鳴動停止スイッ
チを押し操作することができる。
【0348】しかも、操作ボタン操作用紐を引っ張るこ
とによって、鳴動停止スイッチを押し操作する機構を、
ヘッド部側だけに設けているので、ヘッド部を、完全
に、ベース部から切り離すことができる。
【0349】従って、この火災感知器では、ヘッド部の
防虫網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メン
テナンス作業を行う際には、ヘッド部内に設けられてい
る煙及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端
子を、ベース部内に設けられている、端子受けから引き
抜き、ベース部からヘッド部を取り外してから、ヘッド
部の防虫網に付着した埃や塵等の除去をすればよい。
【0350】即ち、この火災感知器は、ヘッド部の防虫
網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メンテナ
ンス作業を、極めて、容易に行える。
【0351】また、メンテナンス作業が終了すれば、煙
及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端子を
ベース部内に設けられている端子受けに接続するだけ
で、ベース部へのヘッド部の取り付け作業が終了するの
で、メンテナンス作業を、極めて、容易に完了すること
ができる。
【0352】請求項7に記載の火災感知器では、鳴動停
止スイッチを押し操作する機構を、ヘッド部側だけに設
けているので、ヘッド部を、完全に、ベース部から切り
離すことができる。
【0353】従って、この火災感知器では、ヘッド部の
防虫網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メン
テナンス作業を行う際には、ヘッド部内に設けられてい
る煙及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端
子を、ベース部内に設けられている、端子受けから引き
抜き、ベース部からヘッド部を取り外してから、ヘッド
部の防虫網に付着した埃や塵等の除去をすればよい。即
ちこの火災感知器は、ヘッド部の防虫網に付着した埃や
塵等の除去をするといった、メンテナンス作業を、極め
て、容易に行える。
【0354】また、メンテナンス作業が終了すれば、煙
及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端子を
ベース部内に設けられている端子受けに接続するだけ
で、ベース部へのヘッド部の取り付け作業が終了するの
で、メンテナンス作業を、極めて、容易に完了すること
ができる。
【0355】請求項8に記載の火災感知器では、ヘッド
部をベース部に取り付けた段階で、ヘッド部の係止片
が、テーパ突起を乗り越え、係止片受入部のテーパ突起
と係止片受入部の終端との間の係止片受入部内に収容さ
れる構造にしているので、操作ボタン操作用紐を下方に
引っ張ったり、あるいは、押し操作ボタンを上方に押し
操作するだけでは、ヘッド部とベース部との嵌合を解除
することができない。
【0356】従って、この火災感知器は、操作ボタン操
作用紐を下方に引っ張ったり、あるいは、押し操作ボタ
ンを上方に押し操作しても、ベース部からヘッド部が脱
落することがないため、安全性に優れている。
【0357】のみならず、ベース部からヘッド部の取り
外しは、ヘッド部を上方に押し上げながら、ベース部に
対し、ヘッド部を回動するという簡単な操作によって行
うことができるので、ヘッド部を、簡単に、ベース部か
ら切り離すことができる。
【0358】従って、この火災感知器では、ヘッド部の
防虫網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メン
テナンス作業を行う際には、ヘッド部内に設けられてい
る煙及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端
子を、ベース部内に設けられている、端子受けから引き
抜き、ベース部からヘッド部を取り外してから、ヘッド
部の防虫網に付着した埃や塵等の除去をすればよい。
【0359】即ち、この火災感知器は、ヘッド部の防虫
網に付着した埃や塵等の除去をするといった、メンテナ
ンス作業を、極めて、容易に行える。
【0360】また、メンテナンス作業が終了すれば、煙
及び/又は熱検知手段から導出されている接続用端子を
ベース部内に設けられている端子受けに接続するだけ
で、ベース部へのヘッド部の取り付け作業が終了するの
で、メンテナンス作業を、極めて、容易に完了すること
ができる。
【0361】請求項9に記載の火災感知器では、ベース
部の外側の所定の位置に速結端子を設けているので、天
井裏に配線されている商用電源線を、速結端子に接続す
ることで、火災感知器を動作させる電源を得ることがで
きる。
【0362】この場合、火災感知器のベース部を天井に
設けられた火災感知器取付け用孔内に埋め込むように取
り付けた後において、電源供給線が、天井の下方には現
れない。
【0363】この結果、この火災感知器は、天井に取り
付けられた後の状態において、住戸人の目に電源供給線
が触れることがないため、天井に取り付けられた後の美
観が優れている。
【0364】また、速結端子の下方位置には、開閉自在
に、蓋体を設けているので、蓋体を開いた状態にして、
商用電源線を、速結端子に、簡単に、接続することがで
きる。
【0365】また、速結端子を横方向に設け、速結端子
の下方には、水を下方側に誘導する傾斜面を設けるとと
もに、蓋体には、水抜き孔を設け、且つ、蓋体を閉じた
状態にすると、蓋体に設けられている水抜き孔が、ベー
ス部の速結端子が設けられている位置の下方に設けられ
ている傾斜面の概ね下端位置に来るようにしているの
で、仮に、屋根裏に、雨水が侵入したり、屋根裏に配線
されている商用電源線に結露が生じたりして、そのよう
な水が、商用電源線を伝ってきたとしても、そのような
水は、速結端子内へ流れ込まず、速結端子の下方に設け
られている傾斜面を伝って、蓋体に設けられている水抜
き孔から排出されるため、速結端子内に、水が侵入し
て、速結端子部分において、ショートが発生するような
事態が生じない。即ち、この火災感知器は、安全性に優
れている。
【0366】請求項10に記載に火災感知器では、ベー
ス部の電気回路部品収容部に、電気回路部品収容部の上
面を覆うようにベース部上蓋体を取り付けると、各々の
段差部を形成している傾斜面の各々が、当接する。
【0367】この結果、電気回路部品収容部とベース部
上蓋体との間が、気密に塞がれるため、この火災感知器
は、天井に設けられた火災感知器取付け用孔内に、ベー
ス部を取り付けた後において、電気回路部品収容部とベ
ース部上蓋体との間を通じて、室内の空気が、天井裏に
逃げることがない。
【0368】即ち、この火災感知器は、火災感知器取付
け用孔内に対して、火災感知器を気密に取り付けさえす
れば、室内の気密性を阻害することがない。
【0369】請求項11に記載の火災感知器では、ベー
ス部の内部の所定の位置に設けられている、通電表示回
路の通電表示灯が点灯した際の光を、光ガイド部材の一
端部から他端部まで誘導し、且つ、その他端部を、ヘッ
ド部の鍔体部の外周側近傍位置において、ヘッド部を貫
通させて、ヘッド部の正面側に露呈しているので、通電
表示灯が点灯したか否かを、光ガイド部材の他端部にお
いて確認することができる。この光ガイド部材の他端部
は、ヘッド部に設けた光ガイド部材により、ベース部の
外方へ張り出すように設けられた鍔体部の外周側近傍位
置において、ヘッド部の正面側に露呈させているので、
光ガイド部材の他端部は、ヘッド部から離れた位置にあ
り、ヘッド部が邪魔にならず、視認性に優れている。
【0370】従って、この火災感知器では、通電表示灯
が点灯したか否かを、ヘッド部から離れた位置にある、
光ガイド部材の他端部を見ればよいので、通電表示灯が
点灯したか否かの確認を、極めて、容易に行える。
【0371】請求項12に記載の火災感知器では、別個
独立したネジ等の固着手段を用いるのではなく、ベース
部に設けられている、一対のボルト手段を回転させて、
一対の取付金具と、ベース部に設けられている鍔体部と
により、天井を挟持させることで、ベース部を、天井に
設けられた火災感知器取り付け用孔内に、埋め込まれる
ように、取り付けしている。
【0372】この結果、この火災感知器では、天井に、
火災感知器を取り付ける際に、ネジ等の固着手段が落下
することが一切ないため、天井に、簡単に、火災感知器
を取り付けることができる。
【0373】のみならず、この火災感知器では、一対の
取付金具収容部の各々内には、一対のボルト手段の各々
を回転させた際に、一対の取付金具収容部の各々内に収
容されている、一対の取付金具が、一対の取付金具収容
部の各々から、ベース部の外方に引き出され易くするた
めに、一対の取付金具収容部の各々に、ベース部の中心
部から外方に向かってなだらかに下方に傾斜する傾斜面
を設けているので、天井に設けられた火災感知器取り付
け用孔内に、一対の取付金具の各々を、一対の取付金具
収容部の各々内に収容させた状態で、ベース部を挿入し
た後において、一対の取付金具の各々を、一対の取付金
具収容部の各々から、ベース部の外方領域に簡単に引き
出すことができる。
【0374】即ち、この火災感知器は、一対の取付金具
収容部の各々に、ベース部の中心部から外方に向かって
なだらかに下方に傾斜する傾斜面を設けているので、天
井に設けられた火災感知器取り付け用孔内に、一対の取
付金具の各々を、一対の取付金具収容部の各々内に収容
させた状態で、ベース部を挿入した後において、一対の
取付金具の各々を、一対の取付金具収容部の各々から、
ベース部の外方領域に引き出す作業を失敗することがな
いため、天井に設けられた、火災感知器取り付け用孔内
に、ベース部を、埋め込むようにして、簡単に、取り付
けることができる。
【0375】請求項13に記載の火災感知器では、別個
独立したネジ等の固着手段を用いるのではなく、ベース
部に設けられている、一対のボルト手段を回転させて、
一対の取付金具と、ベース部に設けられている鍔体部と
により、天井を挟持させることで、ベース部を、天井に
設けられた火災感知器取り付け用孔内に、埋め込まれる
ように、取り付けしている。
【0376】この結果、この火災感知器では、天井に、
火災感知器を取り付ける際に、ネジ等の固着手段が落下
することが一切ないため、天井に、簡単に、火災感知器
を取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る火災感知器の一例を概略的に示す
分解斜視図である。
【図2】図1に示す火災感知器を概略的に示す斜視図で
ある。
【図3】図1に示す火災感知器を概略的に示す説明図で
あり、図3(a)は、ベース部2を下方から上方向に見
た状態を概略的に示す平面図であり、また、図3(b)
は、ヘッド部3を上方から下方向に見た状態を概略的に
示す平面図である。
【図4】ベース部を天井に設けられた火災感知器取付け
用孔内に取り付けた状態を示しており、ベース部からヘ
ッド部を取り外した状態を概略的に示す断面図である。
【図5】ベース部を天井に設けられた火災感知器取付け
用孔内に取り付けた状態を示しており、ベース部からヘ
ッド部を取り付けた状態を概略的に示す断面図である。
【図6】本発明に係る火災感知器の回路構成の一例を概
略的に説明する回路図である。
【図7】本発明に係る火災感知器の回路構成の他の一例
を概略的に説明する回路図である。
【図8】本発明に係る火災感知器の警報回路の鳴動停止
スイッチを押し操作するための押し操作ボタンの機構の
一例を概略的に示す図であり、図8(a)は、押し操作
ボタンが、鳴動停止スイッチを押し操作していない状態
を概略的に示す断面図であり、また、図8(b)は、住
戸人が、鳴動部品の鳴動を停止させるために、操作ボタ
ン操作用紐を下方に引っ張り操作した状態を概略的に示
す断面図である。
【図9】本発明に係る火災感知器の警報回路の鳴動停止
スイッチを押し操作するための押し操作ボタンの機構の
他の一例を概略的に示す図であり、図9(a)は、押し
操作ボタンが、鳴動停止スイッチを押し操作していない
状態を概略的に示す断面図であり、また、図9(b)
は、住戸人が、鳴動部品の鳴動を停止させるために、操
作ボタン操作用紐を下方に引っ張り操作した状態を概略
的に示す断面図であり、また、図9(c)は、住戸人
が、鳴動部品の鳴動を停止させた状態を概略的に示す断
面図である。
【図10】本発明に係る火災感知器の警報回路の鳴動停
止スイッチを押し操作するための押し操作ボタンの機構
の他の一例を概略的に示す図であり、図10(a)は、
押し操作ボタンが、鳴動停止スイッチを押し操作してい
ない状態を概略的に示す断面図であり、また、図10
(b)は、住戸人が、鳴動部品の鳴動を停止させるため
に、押し操作ボタンを上方に押し操作した状態を概略的
に示す断面図である。
【図11】ベース部に、ヘッド部を取り付ける手順を概
略的に説明する説明図である。
【図12】ベース部の鍔体部と、ヘッド部の鍔体部3s
とを中心にして概略的に説明する説明図である。
【図13】本発明に係る火災感知器を断面視して、ベー
ス部に、ヘッド部を取り付ける手順を概略的に説明する
説明図である。
【図14】図14(a)、図14(b)及び図14
(c)に示す各図は、本発明に係る火災感知器の、電源
回路に接続されている速結端子と、商用電源線との接続
部の構造を概略的に説明する説明図である。
【図15】ベース部の速結端子が設けられている位置の
下方に設けられている傾斜面、及び、水抜き孔を有する
蓋体の効果を模式的に説明する説明図である。
【図16】ベース部の一部を拡大して概略的に示す断面
図である。
【図17】ベース部に、ヘッド部が取り付けられていな
い場合、又は、ヘッド部内に設けられている煙及び/又
は熱検知手段からは接続用端子が、ベース部内に設けら
れている端子受けに、正しく、接続されていない場合
に、通電表示灯を点滅させるための回路構成を例示的に
示すブロック図である。
【図18】ベース部に、ヘッド部が取り付けられていな
い場合、又は、ヘッド部内に設けられている煙及び/又
は熱検知手段からは接続用端子が、ベース部内に設けら
れている端子受けに、正しく、接続されていない場合
に、通電表示灯を点滅させるための回路構成を例示的に
示す回路図である。
【図19】本発明に係る火災感知器を、天井に設けられ
ている火災感知器取付け用孔内に取り付ける手順を概略
的に示す説明図である。
【図20】取付金具の動作を概略的に示す説明図であ
る。
【図21】本発明に係る火災感知器のベース部を概略的
に示す分解斜視図である。
【図22】本発明に係る火災感知器のベース部を、天井
に設けられた火災感知器取付け用孔に取り付ける手順を
概略的に示す説明図である。
【図23】本発明に係る火災感知器の他の例を概略的に
説明する図であり、図23(a)は、ベース部に、ヘッ
ド部が取り付けられた状態を概略的に示す断面図であ
り、また、図23(b)は、ベース部2Bから、ヘッド
部3が取り外された状態を概略的に示す断面図である。
【図24】一般に用いられている、従来の火災感知器の
一例を概略的に示す斜視図である。
【図25】図24に示す従来の火災感知器のカバー体部
を開いた状態を、概略的に示す斜視図である。
【図26】図24に示す従来の火災感知器への、鳴動ス
イッチ操作用紐の取り付け状態を概略的に示す説明図で
あり、図26(a)は、住戸人が、鳴動スイッチ操作用
紐の引っ張り操作をしていない状態を概略的に示す断面
図であり、また、図26(b)は、住戸人が、鳴動スイ
ッチ操作用紐の引っ張り操作をした状態を概略的に示す
断面図である。
【図27】図24に示す従来の火災感知器の回路構成を
概略的に説明するブロック図である。
【符号の説明】
1、1A、1B 火災感知器 2、2A、2B ベース部 2s ベース部の鍔体部 3 ヘッド部 3s ヘッド部の鍔体部 4 取付金具 6 接続用端子 h2 端子受け 31 電源回路 32 通電表示回路 33 検知回路 34 動作確認回路 35 警報回路 C 天井 hc 火災感知器取付け用孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 智広 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 西口 祐史 三重県津市白塚町2856番地 旭電器工業株 式会社内 (72)発明者 佐羽 淳 三重県津市白塚町2856番地 旭電器工業株 式会社内 Fターム(参考) 5C085 AA01 AA03 AB01 BA31 CA15 CA30 DA02 DA06 DA07 DA11 DA14 EA06 EA30 EA43 EA54 FA11 FA13 FA17 FA21

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース部と、 前記ベース部とは、別体に設けられ、内部に、煙及び/
    又は熱検知手段を備えるヘッド部とを備え、 前記ベース部は、天井に設けられた、火災感知器取付け
    用孔内に、埋め込まれるように取り付けられるようにな
    っており、且つ、 前記ベース部内には、前記煙及び/又は熱検知手段から
    導出されている接続用端子と電気的・物理的な接続が可
    能な端子受けが設けられ、 前記ヘッド部内に設けられている煙及び/又は熱検知手
    段から導出されている接続用端子を前記ベース部内に設
    けられている端子受けに接続又は引き抜きすることで、 前記ベース部に、前記ヘッド部を着脱できるようにし
    た、火災感知器。
  2. 【請求項2】前記ベース部内に、電源回路、動作確認回
    路、通電表示回路及び警報回路を備え、 前記警報回路には、前記電源回路から、前記ヘッド部を
    経由した回路を介して、電源が供給されるようになって
    いる、請求項1に記載の火災感知器。
  3. 【請求項3】前記通電表示回路には、前記電源回路か
    ら、前記ヘッド部を経由した回路を介して、電源が供給
    されるようになっている、請求項2に記載の火災感知
    器。
  4. 【請求項4】前記通電表示回路は、通電表示灯を備え、 前記ベース部に、前記ヘッド部が取り付けられていない
    場合、又は、前記ヘッド部内に設けられている煙及び/
    又は熱検知手段からは接続用端子が、前記ベース部内に
    設けられている端子受けに、正しく、接続されていない
    場合において、前記電源回路に、商用電源が接続された
    場合に、前記通電表示灯を点滅させる点滅動作回路を備
    える、請求項2に記載の火災感知器。
  5. 【請求項5】前記ベース部は、その内部に、前記警報回
    路の鳴動を停止させる鳴動停止スイッチを備え、 前記ヘッド部は、前記鳴動停止スイッチを押し操作す
    る、押し操作ボタンを備え、 前記押し操作ボタンは、前記ヘッド部の、前記ヘッド部
    を前記ベース部に正しく取り付けた際に、前記鳴動停止
    スイッチの下方位置に、整列する位置に、 前記ヘッド部の内面側に設けられている、押し操作ボタ
    ン収容起立壁内に、上下移動自在に設けられており、 前記押し操作ボタン収容起立壁には、操作ボタン操作用
    紐が固定されており、 前記操作ボタン操作用紐は、前記押し操作ボタンを挿通
    された後、前記ヘッド部の側面に設けられた紐挿通孔を
    通された後、下方に垂れ下がっており、 前記操作ボタン操作用紐が、引っ張られた際に、前記押
    し操作ボタンが上方に移動し、前記鳴動停止スイッチを
    押し操作するようになっている、請求項2〜4のいずれ
    かに記載の火災感知器。
  6. 【請求項6】前記ベース部は、その内部に、前記警報回
    路の鳴動を停止させる鳴動停止スイッチを備え、 前記ヘッド部は、前記鳴動停止スイッチを押し操作す
    る、押し操作ボタンを備え、 前記押し操作ボタンは、前記ヘッド部を前記ベース部に
    正しく取り付けた際に、前記鳴動停止スイッチの下方位
    置に、整列する位置に、前記ヘッド部の内面側に設けら
    れている、貫通孔に、上下方向に移動自在に設けられて
    おり、 前記押し操作ボタンは、テーパ片収容孔を有し、 前記テーパ片収容孔内には、テーパ片が横方向に移動自
    在に収容されており、 前記テーパ片には、操作ボタン操作用紐が固定されてお
    り、 前記操作ボタン操作用紐は、前記ヘッド部の側面に設け
    られた紐挿通孔を通された後、下方に垂れ下がってお
    り、 且つ、前記ヘッド部の側面内側には、弾性体が収容さ
    れ、 前記操作ボタン操作用紐には、前記操作ボタン操作用紐
    が引っ張られた際に、前記弾性体を押す弾性体押し操作
    部が設けられており、 通常の状態では、前記テーパ片の細い部分が、前記鳴動
    停止スイッチの下方位置に、位置するようにされてお
    り、 前記操作ボタン操作用紐が、引っ張られた際に、前記の
    テーパ片の太い部分が、前記鳴動停止スイッチの下方位
    置に、位置し、前記押し操作ボタンを上方に移動させ
    て、前記鳴動停止スイッチを押し操作するようになって
    いる、請求項2〜4のいずれかに記載の火災感知器。
  7. 【請求項7】前記ベース部は、その内部に、前記警報回
    路の鳴動を停止させる鳴動停止スイッチを備え、 前記ヘッド部は、前記鳴動停止スイッチを押し操作す
    る、押し操作ボタンを備え、 前記ヘッド部の所定の位置には、 前記押し操作ボタンの操作部を外部に露出させる貫通孔
    が設けられ、且つ、 前記押し操作ボタンは、前記ヘッド部を前記ベース部に
    正しく取り付けた際に、前記鳴動停止スイッチの下方位
    置に、整列する位置に、前記ヘッド部の内面側に設けら
    れている、貫通孔内に、上下移動自在に設けられてお
    り、 前記押し操作ボタンは、前記貫通孔の上方位置に形成さ
    れた板体に設けられた押し操作ボタン挿通孔を挿通され
    ており、 前記板体と押し操作ボタンとの間には、弾性体が介在す
    るように設けられており、 前記押し操作ボタンは、前記弾性体により、前記貫通孔
    方向に押し付けられている、請求項2〜4のいずれかに
    記載の火災感知器。
  8. 【請求項8】前記ヘッド部は、鍔体部を有し、 前記鍔体部の上面には、前記ヘッド部の中心方向に張り
    出した、係止片を有し、 前記ベース部には、 その下面に、前記鍔体部の上面に設けられた係止片を受
    け入れる係止片挿通孔と、 前記係止片挿通孔に連続するように設けられた係止片受
    入部を有し、 前記係止片受入部の途中には、前記係止片挿通孔から係
    止片受入部の終端方向に向かって肉厚に傾斜するように
    設けられたテーパ突起が設けられ、 前記ヘッド部の鍔体部に設けられている係止片を、前記
    ベース部に設けられている係止片挿通孔に挿入し、前記
    ヘッド部を、前記ベース部に対して、回動し、前記ヘッ
    ド部を、前記ベース部に正しく取り付けた際に、前記ヘ
    ッド部の鍔体部に設けられた係止片が、前記係止片挿通
    孔に連続するように設けられた係止片受入部の途中に設
    けられたテーパ突起を乗り越え、前記係止片受入部のテ
    ーパ突起と前記係止片受入部の終端との間の係止片受入
    部内に収容されるようにした、請求項1〜7のいずれか
    に記載の火災感知器。
  9. 【請求項9】前記ベース部の外側の所定の位置には、商
    用電源を受け入れる、速結端子が横方向に設けられ、 前記速結端子の下方位置には、下方に向かって傾斜する
    傾斜面を備え、 前記ベース部の速結端子が設けられている場所には、開
    閉自在に、蓋体が設けられており、 前記蓋体には、水抜き孔が設けられ、 前記蓋体を閉じた状態にすると、前記蓋体に設けられて
    いる水抜き孔が、前記ベース部の速結端子が設けられて
    いる位置の下方に設けられている傾斜面の概ね下端位置
    に来るようにされている、請求項1〜8のいずれかに記
    載の火災感知器。
  10. 【請求項10】前記ベース部は、 電気回路部品収容部と、 前記電気回路部品収容部の上面を覆うように設けられた
    ベース部上蓋体とを備え、 前記ベース部の電気回路部品収容部の上面には、段差部
    が設けられるとともに、前記ベース部の段差部を形成す
    る面が傾斜面にされており、 前記ベース部のベース部上蓋体の下面には、前記ベース
    部の電気回路部品収容部の上面に形成された段差部に対
    応する段差部が設けられ、且つ、 前記ベース部上蓋体の段差部を形成する面が、前記ベー
    ス部の電気回路部品収容部の上面の段差部を形成する傾
    斜面に対応する傾斜面にされている、請求項1〜9のい
    ずれかに記載の火災感知器。
  11. 【請求項11】前記通電表示回路は、通電表示灯を備
    え、 前記ヘッド部は、 前記ベース部に前記ヘッド部を取り付けた状態にした場
    合に、前記ベース部の外方へ張り出すように設けられた
    鍔体部と、 光ガイド部材を備え、前記光ガイド部材は、 その一端部が、前記ヘッド部の裏面側に、且つ、前記ベ
    ース部に前記ヘッド部を取り付けた際に、前記通電表示
    灯の下方位置に位置するようにされ、且つ、 その他端部が、前記ヘッド部の、前記ベース部の外方へ
    張り出すように設けられた鍔体部の外周側近傍位置にお
    いて、前記ヘッド部を貫通し、前記ヘッド部の正面側に
    露呈するように、前記ヘッド部に設けられている、請求
    項2〜10のいずれかに記載の火災感知器。
  12. 【請求項12】前記ベース部は、前記ベース部の外方に
    張り出すように設けられた鍔体部を有し、且つ、 前記ベース部は、一対の取付金具を備え、 前記一対の取付金具の各々は、 前記ベース部の上面に設けられた、一対の取付金具収容
    部の各々に収容され、且つ、 前記一対の取付金具の各々は、前記一対の取付金具収容
    部の各々から、前記ベース部の外方に引き出した状態に
    すれば、 一対のボルト手段の各々を回転することにより、前記ベ
    ース部の上側から下側に移動可能にされており、且つ、 前記一対の取付金具収容部の各々内には、前記一対のボ
    ルト手段の各々を回転させた際に、前記一対の取付金具
    収容部の各々内に収容されている、一対の取付金具が、
    前記一対の取付金具収容部の各々から、前記ベース部の
    外方に引き出され易くするために、前記一対の取付金具
    収容部の各々に、前記ベース部の中心部から外方に向か
    ってなだらかに下方に傾斜する傾斜面が設けられ、 天井に設けられた火災感知器取付け用孔内に、前記ベー
    ス部を埋め込むように収容した後、前記一対のボルト手
    段の各々を回転させて、前記一対の取付金具収容部の各
    々内に収容されている、一対の取付金具を、前記ベース
    部の外方に引き出し、その後、 前記一対のボルト手段の各々を回転することにより、前
    記一対の取付金具の各々を、前記ベース部の上側から下
    側に移動させ、前記一対の取付金具の各々と、前記ベー
    ス部に設けられている鍔体部とにより、天井を挟持する
    ことで、前記ベース部を、天井に設けられた、火災感知
    器取付け用孔内に、埋め込まれるように取り付けるよう
    にした、請求項1〜11のいずれかに記載の火災感知
    器。
  13. 【請求項13】前記ベース部は、前記ベース部の外方に
    張り出すように設けられた鍔体部を有し、且つ、 前記ベース部は、一対の取付金具を備え、 前記一対の取付金具は、一方片を他方片に比べて、長い
    状態にして、略くの字形状に折り曲げらげられており、 且つ、その折曲部には、長孔が設けられ、 前記一対の取付金具の各々は、前記一対の取付金具の各
    々に設けられている長孔内に、一対のボルト手段の各々
    が、挿入され、且つ、前記一対のボルト手段に螺合させ
    たナット手段により、前記ベース部の上面領域内に、一
    対の一方片の各々が収容されるように、一対の一方片
    が、逆ハの字形状になるように取り付けられており、 天井に設けられた火災感知器取付け用孔内に、前記ベー
    ス部を埋め込むように収容した後、前記一対のボルト手
    段の各々を回転することにより、前記一対のボルト手段
    に螺合しているナット手段を緩めることで、前記一対の
    取付金具の各々を、各々の一方片の自重により、一方片
    の各々が、前記ベース部の上面領域の外方に位置するよ
    うに、傾倒させ、更に、前記一対の取付金具の各々一方
    片が、天井に当接するようにし、その後、 前記一対のボルト手段の各々を、前記一対のボルト手段
    に螺合させたナット手段の各々が、締まる方向に、回転
    させ、前記一対の取付金具の各々と、前記ベース部に設
    けられている鍔体部とにより、天井を挟持することで、
    前記ベース部を、天井に設けられた、火災感知器取付け
    用孔内に、埋め込まれるように取り付けるようにした、
    請求項1〜11のいずれかに記載の火災感知器。
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