JPH09306289A - スイッチ作動補助具 - Google Patents

スイッチ作動補助具

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JPH09306289A
JPH09306289A JP14072896A JP14072896A JPH09306289A JP H09306289 A JPH09306289 A JP H09306289A JP 14072896 A JP14072896 A JP 14072896A JP 14072896 A JP14072896 A JP 14072896A JP H09306289 A JPH09306289 A JP H09306289A
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housing
switch
button
switch button
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JP14072896A
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Yasumasa Kawaguchi
泰正 川口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家庭用電気スイッチに取付け、取り外しが容
易で、取り付けた後は幼児でも簡単に、かつ、確実に作
動ができるスイッチ作動補助具市場に提供することであ
る。 【解決手段】ハウジング20と単一の作動駒30と一対
の引っ張り紐45とよりなる。ハウジング20はスイッ
チ釦51を覆う形状である。ハウジング20は周辺部に
おいて、接着手段Tによってカバー50に固定可能とし
てある。前記カバー50にハウジング20を固定したと
き、作動駒30はスイッチ釦51とハウジング20のカ
ム面23の間にあり、これに紐45が1本づつ相互に反
対方向に引っ張り可能に取り付けてある。これらの紐4
5は作動駒をハウジングを貫通して外部に垂下可能であ
る。紐45を引っ張って、作動駒30はスイッチ釦51
とハウジング20の間で移動して、スイッチ釦51を反
転させるスイッチ作動補助具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は家庭用電気スイッ
チに付加するスイッチ作動補助具に関し、特にカバーの
中心部に突出したスイッチ釦はその釦表面が平面、ゆる
やかなV字型に傾斜した二面を持つもの、あるいは凹湾
曲面をもつもので、これらスイッチ釦は釦表面の傾斜方
向を交互に反転させてオフオン動作をして、何れかに傾
斜して安定しているスイッチに用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般家庭で使用されている電気スイ
ッチは表面が平坦、浅いV字型二つの傾斜面若しくは凹
湾曲面をもつスイッチ釦が反転作動するよう備えあり、
その周りはスイッチカバーで覆われており、通常使用に
供するには大人が使用する高さの壁面に取り付けて使用
する。殊に家庭内においては、スイッチとして子供が操
作しても危険性がなく、むしろ安全が確保できる階段、
便所若しくは廊下などのスイッチにおいては、子供自身
に操作させてもよいスイッチもある。
【0003】ところが、背の低い幼児には手が届かず、
踏み台を近くに置くか、大人が同伴することになる。然
し乍ら、点灯する必要のある場所は一般に暗く、踏み台
などを置いておくことは幼児がこれに衝突する危険があ
る。また、大人が一々同伴するのでは、子供の独立心が
損なわれ、教育乃至躾上好ましくない。其処で、低い位
置に幼児用のスイッチをもう一個取り付けることも考え
られるが、幼児が少し成長すれば不要となり、設備が無
駄になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来一般
に用いられている家庭用電気スイッチに取付け、取り外
しが容易で、取り付けた後は幼児でも簡単に、かつ、確
実に作動ができるスイッチ作動補助具を市場に提供する
ことである。
【0005】
【発明が解決するための手段】この発明は前記の課題を
達成するために、ハウジングと少なくとも一個の作動駒
と一対の引っ張り紐とよりなり、前記ハウジングは家庭
用電気スイッチのカバーの中心部にあり交互に反転して
オフオンするスイッチ釦部を跨架ないし覆う形状であっ
て、かつ、このスイッチ釦の釦表面の形状が平坦、浅い
V字傾斜面乃至凹湾曲面のうちの一つの釦表面を持つも
のを覆うものであり、前記ハウジングの周辺部におい
て、前記カバー表面に両面粘着テープ、接着剤のうちの
一種の接着手段によって固定可能としてあり、全体が硬
質合成樹脂、金属、ガラス等の硬質材よりなり、またこ
のハウジングはこの内部において前記スイッチ釦が前記
オフオンに作動可能な形状としてあり、
【0006】前記少なくとも一個の作動駒は前記ハウジ
ング内に閉じ込め乃至ハウジングの一部に枢着してあっ
て、かつ前記ハウジング外に垂下する一対の引っ張り紐
の上端部が連結してあり、前記ハウジングを前記カバー
に固定した状態において、前記の作動駒は前記釦表面と
接触可能としてあり、前記引っ張り紐を下方に交互に引
っ張ることによって、前記作動駒は移動して、前記スイ
ッチ釦の傾斜方向を反転させてオンオフ可能にしてある
ことを特徴とするスイッチ作動補助具とする。
【0007】また前記の課題を達成するためにこの発明
のスイッチ作動補助具の前記ハウジングは前記スイッチ
釦を覆う形状であり、前記作動駒は一個であり、前記ハ
ウジングをカバーに対して固定した状態において、前記
スイッチのスイッチ釦とハウジングの間に前記単一の作
動駒は閉じ込めらるものであり、かつ閉じ込められた状
態において、前記単一の作動駒は前記ハウジング内にお
いて、前記釦表面と、ハウジング天井内面のカム面と接
触し、かつ前記釦表面の傾斜方向を反転させながら往復
移動可能としたものであり、前記一対の引っ張り紐は1
本づつ相互に反対方向に作動駒を移動させるよう、作動
駒と連結してあり、引っ張り紐はそれぞれ互いに1本づ
つハウジングの相対する壁面に設けた案内孔を通して、
ハウジング外部に垂れ下げ可能としてある以上の構成要
素の結合よりなることを特徴とすることが好ましい。
【0008】また前記の課題を達成するためにこの発明
のスイッチ作動補助具の前記作動駒はスイッチ釦の釦表
面とカム面に接触する相対する2面は滑らかに凸に湾曲
させてあり、その両端部には前記引っ張り紐を連結する
滑らかに円弧状に湾曲した紐掛合部が一対設けてあり、
前記各引っ張り紐の内端はこの作動駒の紐掛合部を通し
て、180°折り返して、その紐が通してある案内孔の
ある壁の一部にそれぞれ固定して、一対の前記引っ張り
紐は作動駒とそれぞれ連結してあることを特徴とするこ
とが好ましい。
【0009】また前記の課題を達成するためにこの発明
のスイッチ作動補助具の前記ハウジングの天井内面のカ
ム面は、周辺の前記カバーと接着する面と平行な単一の
平面、作動駒の移動方向に湾曲している凹アーチ曲面、
緩やかな凹山形面のうちの一種であることを特徴とする
ことが好ましい。
【0010】また前記の課題を達成するためにこの発明
のスイッチ作動補助具の前記作動駒はこの一種である一
個の滑車であり、前記ハウジングの一部にその中心軸で
往復回動自在に枢着してあり、この滑車には前記引っ張
り紐の一部が根止め乃至根止めなしで巻きつけ、この紐
の両端部は前記滑車の両側より下方に垂下可能としてあ
り、前記滑車の側面にはカム突起が設けてあり、このカ
ム突起は前記スイッチ釦の釦表面と接触し、滑車の回動
によって、前記スイッチ釦を傾斜方向を反転してオフオ
ン可能にしてあることを特徴とする場合もある。
【0011】また前記の課題を達成するためにこの発明
のスイッチ作動補助具の前記引っ張り紐は二本の紐より
なり、共に前記滑車の一部に根止めしてあって、相互に
前記滑車に逆巻きに巻きつけてあることを特徴とする場
合もある。
【0012】また前記の課題を達成するためにこの発明
のスイッチ作動補助具の前記作動駒は一個のレバーであ
り、前記ハウジングの一部にその一端が枢着してあり、
このレバーの先端には一対の前記引っ張り紐がそれぞれ
連結してあり、これら引っ張り紐は一本ずつハウジング
の相対する側壁に設けた紐案内部を通して、それぞれハ
ウジング外に垂下可能にしてあり、前記のレバーの中間
部は前記スイッチ釦の表面に接触して、スイッチ釦の傾
斜方向を反転させながらその枢軸周りに回動自在に設け
てあることを特徴とする場合もある。
【0013】また前記の課題を達成するためにこの発明
のスイッチ作動補助具の前記作動駒は一対二個よりなる
レバーであり、各レバーは前記ハウジングの一部にそれ
ぞれ独立して回動自在に取り付けたベルクランク形状と
してあり、その作用端がそれぞれ前記スイッチ釦の両端
部分に接触可能としてあり、前記ベルクランク形状の作
動駒のそれぞれの操作端には前記引っ張り紐が一本ずつ
連結してあリ、下方に垂下可能としてあり、一対の前記
引っ張り紐を交互に牽引することにより、一対の作動駒
のうちの何れかをその枢軸周りに回動して、前記スイッ
チ釦の傾斜方向を反転させてオンオフ可能にしてあるこ
とを特徴とする場合もある。
【0014】また前記の課題を達成するためにこの発明
は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5、請求項6、請求項7、又は請求項8記載の発明にお
いて、前記ハウジングと前記カバーとを接着する両面粘
着テープが付加してあることを特徴とする場合もある。
【0015】また前記の課題を達成するためにこの発明
は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5、請求項6、請求項7、又は請求項8記載の発明にお
いて、前記ハウジングの周辺の前記カバーとの接着面に
は予め感圧接着剤が塗布してあり、この表面には保護膜
が仮接着してある場合もある。
【0016】
【発明の作用】請求項1記載の発明において、これを使
用するには、ハウジングの周辺に両面粘着テープ若しく
は接着剤を付け、前記ハウジングの周辺部をスイッチ釦
の外側を囲むように、若しくは跨架させて位置させ、こ
れを家庭用電気スイッチのカバーに接着する。この様に
すると、前記作動駒はスイッチ釦の表面に接触する。こ
の状態において、スイッチはオン・オフの何れかになっ
ている。一対の引っ張り紐はハウジング外に垂下した状
態となる。このスイッチ作動補助具を使用るには、前記
作動駒をスイッチ釦の釦表面の傾斜方向が反転させられ
る側の紐を引っ張ると、前記作動駒は移動して、これに
よってスイッチ釦を反転し、スイッチは作動され、電球
は点灯又は消灯する。反対の紐を引けばスイッチは同様
な作用をして元の状態に復帰する。
【0017】請求項2記載の発明において、これを使用
するには、ハウジングの周辺に両面粘着テープ若しくは
接着剤を付け、一対の引っ張り紐のハウジングより外側
部分を引っ張り、これらを緊張させて、作動駒をハウジ
ング内に位置させた状態で、前記ハウジングの周辺部を
スイッチ釦の外側を囲むように位置させ、家庭用電気ス
イッチのカバーに接着する。この様にハウジングをカバ
ーに接着すると、一対の引っ張り紐の外に露出する部分
はハウジングの外側に垂れる。
【0018】この時、前記作動駒はスイッチ釦の釦表面
の一端寄りのカバーにより埋没している側の端部近傍に
接触して留まっている(図1参照)。この状態におい
て、スイッチはオン・オフの何れかになっている。
【0019】このスイッチ作動補助具を使用るには、前
記作動駒から離反ている側の側壁の引っ張り紐を引っ張
ると、この紐と連結されている前記作動駒は移動を開始
し、この作動駒がハウジングのカム面に当たり、これを
支えとして、スイッチ釦の反対側のカバー面からより突
出している反対側の傾斜面に当たり、更に作動駒を引き
込むことによって、作動駒は楔のようにカム面と傾斜し
た釦表面の間に移動し、スイッチ釦の他端を押し、遂に
スイッチ釦の傾斜方向は反転し、スイッチは作動され、
電球は点灯又は消灯する。反対の紐を引けばスイッチは
同様な作用をして元の状態に復帰する。
【0020】前述の作用において、作動駒の移動に伴う
ハウジングに作用する力はハウジングとカバーの接着面
に対して直角に作用するから、粘着力の強い粘着テープ
の接着力以上にはならない。
【0021】請求項3記載の発明に於いては、前述の様
に構成するから、請求項1記載の発明の作用の他、引っ
張り紐が作動駒の滑らかな紐掛合部を通して、180°
折り返して、引っ張り紐がハウジングの側壁に固定てあ
るから、引っ張り紐の外端側を引っ張る力は、滑車の原
理により倍増され、仮に非力な幼児の牽引力であって
も、容易に作動駒が移動し、スイッチ釦の傾斜を反転さ
せる作用をなす。
【0022】請求項4記載の発明に於いては、前述の様
に構成するから、請求項1又は請求項2記載の発明の作
用の他、カム面が単一の平面の時は、ハウジングの形状
が単純で製作し易い、カム面が凹湾曲面又はゆるやかな
凹山形面の場合は、これと釦表面の接近した狭い場所
に、作動駒が移動するから、必ず、スイッチ釦の傾斜を
反転させる作用をなし、特にスイッチ釦の大きさ、カバ
ーからの突出寸法の差が多少あっても、作動駒によっ
て、スイッチ釦の傾斜を確実に反転させる作用をなす。
【0023】請求項5記載及び請求項6の発明に於いて
は、前述の様に構成するから、請求項1記載の発明の作
用の他、滑車の両側に垂れる引っ張り紐のうち、スイッ
チ釦の傾斜を反転させる側の引っ張り紐を引き下げる
と、滑車はその中心軸周りに回動して、滑車側面に突出
したカム突起がカバー面から突出して傾斜するスイッチ
釦の釦表面に当たり、これを押圧しながら回動し、遂に
はスイッチ釦の傾斜を反転し、スイッチは反転し、点灯
又は消灯する。而して滑車の回転はその場に留まる。ス
イッチ釦を反転させたい時は、反対側の引っ張り紐を引
き下げると、滑車は逆転し、スイッチ釦は同様に反転
し、元の状態に戻る。
【0024】請求項7記載の発明に於いては、前述の様
に構成するから、請求項6記載の発明同様にレバーの先
端部に連結してある引っ張り紐を引っ張ると、レバーの
中間部がスイッチ釦の釦表面に接触しながら移動し、カ
バー面から傾斜して突出している部分を押圧し、釦表面
の傾斜を反転させる作用をなす。反対側の紐を引けば、
スイツチ釦は元の状態に戻る作用をなす。
【0025】請求項8記載の発明に於いては、前述の様
に構成するから、一対の前記作動駒よりそれぞれ連なる
引っ張り紐のうち、カバー面から傾斜して突出している
スイッチ釦の一端と接触している側の作動駒に連結して
ある引っ張り紐を下方に引っ張れば、ベルクランク形状
の作動端が前記スイッチ釦の突出ている側の端を押圧し
て、スイッチ釦を反転させる。次に反対側の紐を引き下
げればスイッチ釦は再び反転し、元の状態に戻る。スイ
ッチに元々手の届く大人に於いては、前述の一対あるベ
ルクランク形状の操作端を直接指を押圧して操作して
も、同様の作用をなす。
【0026】請求項9記載の発明に於いては、前述の様
に構成するから、請求項1、請求項2、請求項3、請求
項4、請求項5、請求項6、請求項7、又は請求項8記
載の発明の作用の他、前記ハウジングと前記カバーとを
接着する両面粘着テープが前記のハウジング、及び作動
駒、及び一対の引っ張り紐よりなるキットに付加してあ
るから、取付時に別に両面粘着テープや接着剤を用意す
る必要がない。
【0027】請求項10記載の発明に於いては、前述の
様に構成するから、請求項1、請求項2、請求項3、請
求項4、請求項5、請求項6、請求項7、、又は請求項
8記載の発明の作用の他、前記ハウジングと前記カバー
とを接着するときは、単に保護膜を剥離すれば、ハウジ
ングの接着面には既に接着剤が塗布してあるから、この
接着剤面が露出し、直ちにカバーに接着出来る作用をな
す。
【0028】
【実施の形態】先ず、この発明の補助具が使用されるス
イッチの説明をする。通常家庭用、オフィスなどで使用
されているスイッチAは、約縦11cm、横約7cmの
カバー50の中心部に、1箇又は約2.5乃至3cm離
れて2箇スイッチ釦41が設けられている。
【0029】これらスイッチ釦51は正面に見て、やゝ
横方向に細長い矩形形状であり、その釦表面52は長手
方向の中心部が凹み、浅いV形状の傾斜した面52aが
形成てあるもの、あるいは浅いV形状ではなく、凹湾曲
面(樋形状)52bに窪んだものである。また単に平坦
な単一の面の場合もある。而して、前記スイッチ釦51
は交互にその釦表面の傾斜方向が反転してスイッチのオ
ンオフ動作し、やゝ細長のスイッチ釦51の何れかの端
部が、前記カバー50面から大きく突出し、他方が殆ど
カバー50面に埋没して近づき、殆どカバー50から突
出しないようにしてある。
【0030】実施の形態1 全ての請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4、
記載の発明を含む実施の形態であり、図1、図2及び図
5に示す。これら図において、ハウジング20と単一の
作動駒30と一対の引っ張り紐45とよりなる。前記ハ
ウジング20は前記スイッチ釦51を覆い、この中で前
記スイッチ釦51が前述の反転作動可能であり、ハウジ
ング20の周辺部のフランジ21において、前記カバー
50表面に両面粘着テープT、接着剤の一種の接着手段
によって固定可能としてあり、全体が硬質合成樹脂、金
属、ガラス等の硬質材よりなるが、軽量で絶縁性のある
硬質合成樹脂成形品が最も好ましい。前述のフランジ2
1は必ずしも必要としない。
【0031】前記ハウジングの大きさは丁度前記スイッ
チ釦51を一個覆うに充分な大きさであればよく、内法
寸法として、スイッチ釦51の外側に2乃至4mmの間
隔を設けられゝば充分である。
【0032】前記カバー50にハウジング20を前記固
着手段たる両面粘着テープTで固定した状態において、
前記スイッチ釦51とハウジング20の間に前記単一の
作動駒30は閉じ込めらるものであり、かつ閉じ込めら
れた状態において、前記単一の作動駒30は前記ハウジ
ング20内において、前記スイッチ釦51の釦表面52
と、ハウジング20天井内面のカム面23と接触し、か
つ前記スイッチ釦51の釦表面52の傾斜方向を反転さ
せながら往復移動可能としたものである。つまり前記作
動駒30の釦表面52とカム面23に接触する相対する
上下2面31,32は滑らかに凸に湾曲させてあり、そ
の両端部には前記引っ張り紐45を連結する滑らかに円
弧状に湾曲した紐掛合部36が一対設けてある。
【0033】具体的に説明すれば、前記作動駒30は二
枚平行な表片34と裏片35がその両端において、短い
二本のピン36で所定間隔を於いて結合されたものであ
り、この2本のピン36が前記紐掛合部を形成し、前記
表片34と裏片35の外面の上面31及び下面32がそ
れぞれ外側に凸に滑らかに湾曲させてある。この作動駒
30も硬質合成樹脂成形品が好ましい。
【0034】前記カム面23は図1に於いては凹湾曲面
23aで丁度スイッチ釦51の中央部に対応るところが
最もスイッチ釦51から離反し、両端部は低くなってい
る。つまり、作動駒30がスイッチ釦51の一つの端部
にあるときは、スイッチ釦51のその端部は前記カバー
50の面に接近した状態であり、作動駒30の上下面は
スイッチ釦51の一端及び前記カム面23に埋没乃至極
接近した状態である。スイッチ釦51の他端はカバー5
0面から大きく突出して、前記カム面23に接近してい
て、前記作動駒30の厚みの1/2よりも接近する形状
としてある。
【0035】前記一対の引っ張り紐45は1本づつ相互
に反対方向に作動駒30を移動させるよう、作動駒30
と連結してある。即ち前記各引っ張り紐45は前記ハウ
ジング20の外側より、スイッチ釦51の両端と対峙す
るハウジング20の両端の側壁24に穿設してある紐案
内孔25を通して、前記作動駒30の紐掛合部36を通
して、180°それぞれ反対方向に折り返して、その紐
45が通してある紐案内孔25のある側壁24にもう一
つ設けてある紐固定孔26を内側から外側に通して、ハ
ウジング20の外側で各紐45の端部に結び球46を作
り、引張力で紐45が内方に抜けない様にそれぞれ固定
してある。最も引っ張り紐45の内端を直接作動駒30
に結び付けてあってもこの発明の請求項1及び請求項2
記載の発明の実施の形態に含まれる。
【0036】ハウジング20の相対する側壁24から前
記引っ張り紐45垂れ下げ可能としてあり、それぞれの
先端に端末釦47が取り付けてある。引っ張り紐45と
しては通常の電灯用紐、凧紐程度で充分である。また通
常スイッチ釦51の床からの高さは、約120cmであ
るから、前述の引っ張り紐45の長さは、通常10乃至
15cmでよく、2才半乃至3才児がやっと届くよう、
つまり、引っ張り紐45の下端が床上105乃至115
cmになる寸法が好ましい(図5参照)。
【0037】実施の形態2 図3に示すものであり実施の形態1と同一符号のところ
は同一の構成部材または構成部分である。異なるところ
はハウジングの天井面であるカム面23の形状が緩い凹
山形面23bになっている点である。
【0038】実施の形態3 図3に示すものであり、実施の形態1と同一符号のとこ
ろは同一の構成部材または構成部分である。異なるとこ
ろはハウジングの天井面であるカム面23の形状がハウ
ジング20の周辺フランジ部11の接着面と平行な単一
の平面23cになっている点である。以上の実施の形態
1乃至3の説明図である願書添付の図面のうち図1乃至
図4は原寸の大凡2倍の寸法に拡大して図示してある。
【0039】実施の形態4 請求項9記載の発明の実施の形態であり、この発明のも
のを商品として販売する場合に、ハウジング20と単一
の作動駒30と一対の引っ張り紐45が一組みのキット
になっているものに、加えてハウジング20のフランジ
21面とカバー50とを接着する両面粘着テープTが付
加されているものである。両面粘着テープTの片面若し
くは両面には容易に剥離可能な保護膜48が仮接着して
ある(図6参照)。その他の構成は実施の形態1乃至3
のうちの一つと同じである。この粘着テープTは適宜の
幅のものを、2枚重ねて張れる長さ付加させておくこと
が好ましい。
【0040】実施の形態5 請求項10記載の発明の実施の形態であり、ハウジング
20のフランジ21の接着面に予め感圧粘着剤Taが塗
布してあり、この表面に容易に剥離可能な保護膜48が
仮接着してある(図7参照)。この場合も更に別個に両
面粘着テープTを付加しておくことが好ましい。
【0041】実施の形態6 図8及び図9に図示するものであって、請求項5記載の
発明の実施の形態である。ハウジング20aの形状は図
9に示すように、スイッチ釦51を長手方向に跨架する
平面角C型であり、この天井部分12の内面のカム面2
3cはカバー50面と平行としてある。このカム面23
cに添って、前記作動駒の一種である滑車30aの中心
軸部が回転軸37によって、ハウジング20の天井部分
22に回転自在に取り付けてある。回転軸37は前記ハ
ウジング20又は滑車30aと一体であつても、これら
と別部材であってもよい。
【0042】ハウジング20aをカバー50に取り付け
たとき、前記滑車30aのスイッチカバー側の側面39
aがスイッチ釦51の突出側端に丁度接触乃至極接近し
た状態となるよう、前記ハウジング20aのカバー50
からカム面23cまでの寸法と、滑車30aの厚みが定
めてある。滑車30の反対面39bはカム面23cと殆
ど接触状態としてある。前記滑車30aのカバー側の側
面39aの一部にはカム突起40がこれから突出して形
成してあり、前記スイッチ釦51のカバー50面に接近
した位置側の釦表面52に接触乃至極接近させてある
(図9参照)。
【0043】前述の滑車30aの一部は前記ハウジング
20aより食み出し、ハウジング20aのカム面23と
対面乃至摺動する面39bにはストッパー突起41が設
けてあって、滑車30aの往復回転角を規制しており、
その往復回転角は図示ものはおおよそ80°としたがこ
の角度に限定的意味はない。要は前記カム突起40がス
イッチ釦51の釦表面52を一端から他端まで移動でき
る範囲に規制出来ればよい。
【0044】前記滑車30aには一本の引っ張り紐45
が一回巻きつけて、その両端が滑車30aの両側からハ
ウジング20a外に垂してある。この引っ張り紐45の
一部を滑車30aの一部に根止めしておくことが好まし
い。また一対の引っ張り紐45をそれぞれ滑車30aに
根止めして、相互に反対方向に巻きつけて垂下したもの
は請求項8記載の発明の実施の形態に含まれる。
【0045】実施の形態7 図10に図示するものであり、請求項5記載の発明の実
施の形態である。実施の形態6と異なるところは、滑車
30aの形状が扇形の部分滑車30bであり、引っ張り
紐45は一対用い、それぞれ部分滑車30bの円周部に
根止めし、相互に反対方向に、部分滑車30bの円周部
に添わせて、それぞれ下方に垂下させたものである。部
分滑車30bの回転角を規制するストッパー41aはハ
ウジング20aに一対設けてある。その他の構成は実施
の形態6と同じであり、同一符号ところは同一の部材乃
至構成部分を示す。
【0046】実施の形態8 図11に図示するものであり、請求項4及び請求項7記
載の発明を含む実施の形態である。実施の形態7と異な
るところは、作動駒を部分滑車30bに代え、一本のレ
バー30cとしたものであって、レバー30cの一端は
跨架型のハウジング20aの天井部分12に枢着してあ
り、レバーの中間部分が釦表面52に接触しながら、ス
イッチ釦51の傾斜方向を反転さて、釦表面52を一端
から他端まで往復回動するように設けてある。前記ハウ
ジング20のカム面23は凹湾曲面23a乃至凹山形面
23cとしてあることが好ましい。
【0047】レバー30cの自由端には二本の引っ張り
紐45が連結してあり、一本ずつ反対方向に導き、ハウ
ジング20aの相対する側壁24の紐案内孔25を通し
て、それぞれ下方に垂下させてある。
【0048】実施の形態9 図12及び図13のイ及びロに図示するものであり、請
求項8記載の発明の実施の形態である。ハウジングとし
ては角椀型のハウジング20でも、跨架型のハウジング
20aの何れでもよい。このハウジング20又は20a
の天井部分22のスイッチ釦51の両端位置に対応する
ところには、孔27が貫通して設けてあり、このこの孔
27部分に作動駒の一種であるベルクランク形状のレバ
ー30dそれぞれ独立して、一個ずつ合計2箇設けてあ
り、これらベルクランク形状のレバー30dはハウジン
グ20又は20aの天井部分22及びこの長手方向に平
行な軸37cによって前記ハウジング20又は20aの
一部にそれぞれ枢着してある。
【0049】而して、ハウジング20又は20aをカバ
ー50に接着したとき、ベルクランク形状のレバー30
dの作動端42はスイッチ釦51の両端部に接触し、ベ
ルクランク形状のレバー30dの操作端43はハウジン
グ20aの天井部分22から直角に外方に突出し、その
操作端43にはそれぞれ短い引っ張り紐45が連結して
ある。
【0050】前記ベルクランク形状のレバー30dはそ
の枢着部の位置は、このレバー30dの一端で肘部分が
作動端42としても(図13のイ参照)、肘の部分が枢
着部で、一端が作動端42としてあっても(図13のロ
参照)この実施の形態に含まれる。
【0051】実施の形態10 図14に図示するものであり、請求項1記載の発明の実
施の形態である。ハウジング20cは椀型ではあるが、
天井部分22の内面は特にカム面ではない。この天井部
分22の中央に孔27aが設けてある。作動駒の一種と
しては側面T字型のレバー30eであり、その交点部分
がハウジング20cの長手方向の側壁24bにカバー5
0と平行な枢軸37dによって枢着してあり、前記枢軸
37d部から両側に延びる作動端42a、42bはスイ
ッチ釦41の釦表面52の両端部分に接触させてある。
枢軸37d部から外方に延びる操作端43は前記孔27
aを貫通してハウジング20cの外面に突出している。
【0052】前記操作端43には二本の引っ張り紐45
が連結してあって、これらは左右に一本ずつ相互に分か
れ、ハウジング20cの一部をなす左右一対の起立壁2
8の紐案内孔25aを通して下方にそれぞれ垂下てあ
る。
【0053】実施の形態の作用 まず、各実施の形態1乃至5の共通の作用を述べる。こ
れら実施の形態のものを使用するには、ハウジング20
のフランジ部分を前述の両面粘着テープT、接着剤など
の適宜の固着手段を取付、前記一対の引っ張り紐45の
ハウジング20より外側部分を引っ張り、これらを緊張
させて、作動駒20をハウジング20内に位置させた状
態で、前記ハウジング20の周辺部をスイッチ釦51の
外側を囲むように位置させ、家庭用電気スイッチのカバ
ー50にスイッチ釦51を接着する。この様にハウジン
グ20をカバー50に接着すると、一対の引っ張り紐4
5の外に露出する部分はハウジング20の外側に垂れ
る。
【0054】この時、前記作動駒30はスイッチ釦51
のカバー50により埋没している側の端部に位置する一
端寄りに接触して留まっている(図1参照)。この状態
において、スイッチはオン・オフの何れかになってい
る。
【0055】このスイッチ作動補助具を使用るには、前
記作動駒30から離反ている側壁24の引っ張り紐45
を引っ張ると、この紐45と連結されている前記作動駒
20は反対側に移動を開始し、この作動駒20がハウジ
ング20のカム面23に当たり、これを支えとして、ス
イッチ釦51の反対側のカバー面からより突出している
反対側の釦表面52に当たり、更に作動駒30を引き込
むことによって、作動駒30は楔のようにカム面12と
傾斜した釦表面42の間に移動し、スイッチ釦51の他
端を押し、遂にスイッチ釦51の傾斜方向を反転し、ス
イッチは作動され、電球は点灯又は消灯する。反対のス
イッチ紐45を引けばスイッチは同様な作用をして元の
状態に復帰する。
【0056】前述の作用において、作動駒30の移動に
伴うハウジング20に作用する力はハウジング20とカ
バー50の接着面に対して直角に作用するから、粘着力
の強い粘着テープや接着剤などの固着手段の接着力以上
にはならない。
【0057】引っ張り紐45が作動駒30の滑らかな紐
掛合部26通して、180°折り返して、引っ張り紐4
5がハウジング20の側壁24に固定てあるから、引っ
張り紐45の外端側を引っ張る力は、滑車の原理により
大凡2倍に増力され、仮に非力な幼児の牽引力であって
も、容易に作動駒30が移動し、スイッチ釦を反転させ
る作用作用をなす。
【0058】その他、幼児が成長して、この発明のスイ
ッチ補助具が不要になったとき、其の侭使用を継続して
もよいが、ドライバーなどをハウジング20とカバー5
0の間に挿入すれば簡単に剥離除去出来る作用をなす。
【0059】実施の形態1の作用 実施の形態1に於いては、前述の作用の他、作動駒30
が移動する時、ハウジング20のカム面23が円弧上の
凹湾曲面になつて、その両端部分はスイッチ釦51に極
接近しているから、この発明のスイッチ補助具を使用す
るスイッチの寸法がメーカーによって、若干の差があっ
ても、作動駒30がそのストロークの終端近くに達すれ
ば、必ずカム面23aに当たり、確実にスイッチ釦を反
転させる作用をなす。
【0060】実施の形態2に於いては、前述の共通の作
用の他、作動駒30が移動する時、ハウジング20のカ
ム面23が緩い凹山形面23bとなって、その両端部分
はスイッチ釦51に極接近しているから、実施の形態1
と同様な作用をなす。
【0061】実施の形態3に於いては、前述の共通の作
用の他、作動駒30が移動する時、ハウジング20のカ
ム面23はカバー50面と平行であるが、スイッチ釦5
1の片側は一般にカバー50面より傾斜して突出し、前
記カム面23に接近ているから、作動駒30の移動によ
って、前記実施の形態1及び2と同様の作用をなす。
【0062】実施の形態4に於いては、前述の共通の作
用の他、加えてハウジング20のフランジ21面とカバ
ー50とを接着する両面粘着テープTがキットに付加さ
れているものであるから、この両面粘着テープTの容易
に剥離可能な保護膜48を剥離して、フランジ21に貼
付して使用出来る作用をなす。
【0063】実施の形態5に於いては、前述の共通の作
用の他、ハウジング20のフランジ21の接着面に予め
感圧粘着剤Taが塗布してあり、この表面に容易に剥離
可能な保護膜48が仮接着してあるから、前述の保護膜
48を剥離すれば、直ちにハウジング20をカバー50
に貼付られる。
【0064】実施の形態4及び5に於いて、両面粘着テ
ープTを二枚重ねで使用出来る量付加しておくと、前記
スイッチAのスイッチ釦51のカバー50からの突出度
合いに応じて、両面粘着テープTを一枚用いるか、二枚
用いるかを選択し、作動駒30の作動とスイッチ釦51
の作動が軽快になるよう調節する。
【0065】実施の形態6の作用 ハウジング20aをカバー50に取り付けるには、前記
実施の形態1乃至5と同様に両面粘着テープT又は説着
剤によって行い、その方向はスイッチ釦51の長手方向
にハウジング20aが跨架するようにし、かつ、滑車3
0aのカム突起40が釦表面52の一端部に当接するよ
うにして、ハウジング20aのフランジ21をカバー5
0に接着する。このようにすると引っ張り紐45の両端
部はハウジング20aから下方に垂下する。
【0066】使用する時は、スイッチ釦51が反転する
方向に、一方の引っ張り紐45を引っ張ると、滑車30
aは中心軸37の周りに回動し、これと一体のカム突起
40が釦表面52に接触しながら、釦表面52の一端か
ら他端に移動し、カバー50から突出するスイッチ釦5
1の一端を押圧しスイッチ釦51を反転させる。反対側
の紐45を引っ張れば、スイッチ釦51は元の状態に復
帰する。
【0067】この時滑車30aにはストッパー41が設
けてあるから、滑車30aは必要以上には回動せず、ま
た滑車30aとハウジング20のカム面23は接触状態
で移動するから、滑車30a及びカム突起40はカム面
23と釦表面52の間に楔の様に押し込まれることにな
り、確実にスイッチ釦51を反転させる効果をなす。ま
た滑車30aはカム面23でバツクアップされているか
ら、滑車30aの枢軸部に多少遊び間隙があっても、滑
車30aは確実にスイッチ釦51を反転させる作用をな
す。
【0068】滑車30aはストッパー41によって、往
復回転角が規制されるから、みだりに回転せず、引っ張
り紐45が滑車30aから外れるおそれはない。
【0069】実施の形態7の作用 実質的に実施の形態6と殆ど作用は同じある。部分滑車
30bはストッパー41に当たるまでの範囲で往復回動
可能である。
【0070】実施の形態8の作用 実施の形態7の部分滑車30bがレバー30cに代えら
れただけで、作用はこれと殆ど同一である。唯レバー3
0cには特にカム突起はなく、レバー30cの中間部分
がカム面23と釦表面52と接触して、往復移動可能で
あり、この移動に伴いスイッチ釦51を反転させる作用
をなす。レバー30cの移動はレバー30cの自由端に
結合てある引っ張り紐45を実施の形態1乃至5と同様
に牽引して行う。
【0071】実施の形態9の作用 引っ張り紐45はそれぞれ独立ている作動駒30dに結
合してあるから、スイッチ釦51の前面に突出ている側
の引っ張り紐45を下方に牽引すれば、その作動駒30
eはその枢軸線37d周りに回動して、その作動端によ
つて、前面に突出しているスイッチ釦端を押圧し、これ
を反転させる。他方の引っ張り紐45を牽引すればスイ
ッチ釦51は元に戻る。大人が操作するときは、前記各
作動駒30eの操作端43を直接下方に押し下げても同
様の作用をなす。
【0072】実施の形態10の作用 一対の引っ張り紐45のうちレバー30eの操作端43
が起立壁28から離れている側の引っ張り紐45を実施
の形態1と同様に引っ張れば、その力はレバー30eの
操作端43に作用して、レバー30eを枢着部の周りに
回動させ、一対の作動端42a及び42bに接触するス
イッチ釦51を反転させる作用をなす。
【0073】このT字型のレバー30eの代わりに、左
右に実施の形態9と同様のベルクランク形状のレバー3
0dを背中合わせ若しくは腹合わせに横向きに設けて
も、この実施の形態10と均等の範囲であり、請求項1
記載の発明の実施の形態である。実施の形態6乃至10
に於いては、それぞれの作動駒の一部が枢軸によってハ
ウジングに枢着して、その移動はそれぞれの枢軸部周り
の回動であり動作は軽快である。
【0074】
【発明の効果】この全ての請求項記載の発明は、従来一
般に用いられている家庭用電気スイッチに取付け、取り
外しが容易で、取り付けた後は幼児でも簡単に、かつ、
確実に作動ができる。また使用されるスイッチの寸法に
多少のバラツキがあっても、軽快にオフオン操作が出来
る効果を奏する。
【0075】請求項2記載の発明においては、前述の効
果の他、前述の通りに構成し作用をなすから、構造が単
純であり、スイッチ釦51の型式若しくは大きさに若干
の差異があっても、確実に作動する効果を有する、
【0076】請求項3記載の発明においては、前述の全
請求項記載の発明の共通の効果の他、前述の通りに構成
し作用をなすから、作動駒の移動は軽快で、僅かな力で
作動出来、且つスイッチ釦を反転させる力が充分に得ら
れる効果を奏する。
【0077】請求項4乃至請求項7記載の発明において
は、前述の全請求項記載の発明の共通効果の他、作動駒
の一部がハウジングに枢着され、その移動はその枢着部
周りの回動であるから、動作は軽快である。また前述の
作動駒の移動が枢軸周りに回動するとき、滑車、部分滑
車又はレバーはハウジングのカム面でハックアップされ
ているから、前述の枢着部に多少の間隙があっても、作
用になんら影響せず、高度な加工精度を要求されず、合
成樹脂成形品でも充分であり、製造コストを押し上げな
い。
【0078】請求項8記載の発明においては、引っ張り
紐の操作だけでなく、作動駒を直接操作してスイッチ釦
の傾斜方向を反転させることも出来る。請求項9記載の
発明においては、前述の全請求項記載の発明の共通効果
の他、両面粘着テープがキットに加えられているから、
これをフランジに取り付ければ、直ちに前記カバーに貼
り付けられる効果を有する。
【0079】請求項10記載の発明においては、前述の
全請求項記載の発明の共通効果の他、この発明のものを
前記カバーに取付るとき、前記保護膜を剥離すれば、直
ちに取り付けられ、別に接着剤や粘着テープを用意する
必要がないし、作業が極めて簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の拡大縦断正面図である。
【図2】図1の一部切断平面図である。
【図3】実施の形態2の拡大縦断正面図である。
【図4】実施の形態3の拡大縦断正面図である。
【図5】使用状態の説明図である。
【図6】実施の形態4の斜視図である。
【図7】実施の形態5の正面図である。
【図8】実施の形態6の一部切欠き正面図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】実施の形態7の一部切欠き正面図である。
【図11】実施の形態8の一部切欠き正面図である。
【図12】実施の形態9の正面図である。
【図13】図12の作動駒の形態をそれぞれイ及びロと
して示した縦断側面図である。
【図14】実施の形態10の横断平面図である。
【符号の説明】
20 ハウジング 21 フランジ 23,23a,23b,23c カム面 24 側壁 25 紐通し孔 30 作動駒 34 上面 35 下面 23 紐掛合部 45 引っ張り紐 A スイッチ 50 カバー 51 スイッチ釦 52 釦表面 T 粘着テープ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと少なくとも一個の作動駒と一
    対の引っ張り紐とよりなり、前記ハウジングは家庭用電
    気スイッチのカバーの中心部にあり交互に反転してオフ
    オンするスイッチ釦部を跨架乃至覆う形状であって、か
    つ、このスイッチ釦の釦表面の形状が平坦、浅いV字傾
    斜面乃至凹湾曲面のうちの一つの釦表面を持つものを覆
    うものであり、前記ハウジングの周辺部において、前記
    カバー表面に両面粘着テープ、接着剤のうちの一種の接
    着手段によって固定可能としてあり、全体が硬質合成樹
    脂、金属、ガラス等の硬質材よりなり、またこのハウジ
    ングはこの内部において前記スイッチ釦が前記オフオン
    に作動可能な形状としてあり、 前記少なくとも一個の作動駒は前記ハウジング内に閉じ
    込め乃至ハウジングの一部に枢着してあって、かつ前記
    ハウジング外に垂下する一対の引っ張り紐の上端部が連
    結してあり、 前記ハウジングを前記カバーに固定した状態において、
    前記の作動駒は前記釦表面と接触可能としてあり、前記
    引っ張り紐を下方に交互に引っ張ることによって、前記
    作動駒は移動して、前記スイッチ釦の傾斜方向を反転さ
    せてオンオフ可能にしてあることを特徴とするスイッチ
    作動補助具。
  2. 【請求項2】前記ハウジングは前記スイッチ釦を覆う形
    状であり、前記作動駒は一個であり、前記ハウジングを
    カバーに対して固定した状態において、前記スイッチの
    スイッチ釦とハウジングの間に前記単一の作動駒は閉じ
    込めらるものであり、かつ閉じ込められた状態におい
    て、前記単一の作動駒は前記ハウジング内において、前
    記釦表面と、ハウジング天井内面のカム面と接触し、か
    つ前記釦表面の傾斜方向を反転させながら往復移動可能
    としたものであり、 前記一対の引っ張り紐は1本づつ相互に反対方向に作動
    駒を移動させるよう、作動駒と連結してあり、引っ張り
    紐はそれぞれ互いに1本づつハウジングの相対する壁面
    に設けた案内孔を通して、ハウジング外部に垂れ下げ可
    能としてある以上の構成要素の結合よりなることを特徴
    とする請求項1記載のスイッチ作動補助具。
  3. 【請求項3】前記作動駒はスイッチ釦の釦表面とカム面
    に接触する相対する2面は滑らかに凸に湾曲させてあ
    り、その両端部には前記引っ張り紐を連結する滑らかに
    円弧状に湾曲した紐掛合部が一対設けてあり、前記各引
    っ張り紐の内端はこの作動駒の紐掛合部を通して、18
    0°折り返して、その紐が通してある案内孔のある壁の
    一部にそれぞれ固定して、一対の前記引っ張り紐は作動
    駒とそれぞれ連結してあることを特徴とする請求項2記
    載のスイッチ作動補助具。
  4. 【請求項4】前記ハウジングの天井内面のカム面は、周
    辺の前記カバーと接着する面と平行な単一の平面、作動
    駒の移動方向に湾曲している凹アーチ曲面、緩やかな凹
    山形面のうちの一種であることを特徴とする請求項2又
    は請求項3記載のスイッチ作動補助具。
  5. 【請求項5】前記作動駒は一個の滑車であり、前記ハウ
    ジングの一部にその中心軸で往復回動自在に枢着してあ
    り、この滑車には前記引っ張り紐の一部が根止め乃至根
    止めなしで巻きつけ、この紐の両端部は前記滑車の両側
    より下方に垂下可能としてあり、前記滑車の側面にはカ
    ム突起が設けてあり、このカム突起は前記スイッチ釦の
    前記釦表面と接触し、滑車の回動によって、前記スイッ
    チ釦の傾斜方向を反転させてオフオン可能にしてあるこ
    とを特徴とする請求項1記載のスイッチ作動補助具。
  6. 【請求項6】前記引っ張り紐は二本の紐よりなり、共に
    前記滑車の一部に根止めしてあって、相互に前記滑車に
    逆巻きに巻きつけてあることを特徴とする請求項5記載
    のスイッチ作動補助具。
  7. 【請求項7】前記作動駒は一個のレバーであり、前記ハ
    ウジングの一部にその一端が枢着してあり、このレバー
    の先端には一対の前記引っ張り紐がそれぞれ連結してあ
    り、これら引っ張り紐は一本ずつハウジングの相対する
    側壁に設けた紐案内部を通して、それぞれハウジング外
    に垂下可能にしてあり、前記のレバーの中間部は前記釦
    表面に接触して、スイッチ釦の傾斜方向を反転させなが
    らその枢軸周りに回動自在に設けてあることを特徴とす
    る請求項1記載のスイッチ作動補助具。
  8. 【請求項8】前記作動駒は、一対二個よりなるレバーで
    あり、各レバーは前記ハウジングの一部にそれぞれ独立
    して回動自在に取り付けたベルクランク形状としてあ
    り、その作用端がそれぞれ前記釦表面の両端部分に接触
    可能としてあり、前記ベルクランク形状の作動駒のそれ
    ぞれの操作端には前記引っ張り紐が一本ずつ連結してあ
    リ、下方に垂下可能としてあり、一対の前記引っ張り紐
    を交互に牽引することにより、一対の作動駒のうちの何
    れかをその枢軸周りに回動して、前記スイッチ釦の傾斜
    方向を反転させてオンオフ可能にしてあることを特徴と
    する請求項1記載のスイッチ作動補助具。
  9. 【請求項9】請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7、、又は請求項8記
    載の発明において、前記ハウジングと前記カバーとを接
    着する両面粘着テープが付加してあることを特徴とする
    スイッチ作動補助具。
  10. 【請求項10】請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7、、又は請求項8記
    載の発明において、前記ハウジングの周辺の前記カバー
    との接着面には予め感圧接着剤が塗布してあり、この表
    面には保護膜が仮接着してあることを特徴とするスイッ
    チ作動補助具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001283344A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Matsushita Electric Works Ltd 火災感知器

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JP2001283344A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Matsushita Electric Works Ltd 火災感知器

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