JP2001282899A - 貨物の受注方法と発注方法、集中物流管理方法、集中物流管理装置、集中物流管理システム、貨物保険情報作成方法、貨物保険情報作成装置、貨物保険情報作成システム、船荷証券用ドラフトの自動作成方法、船荷証券用ドラフト情報の自動作成装置および船荷証券自動発行システム - Google Patents

貨物の受注方法と発注方法、集中物流管理方法、集中物流管理装置、集中物流管理システム、貨物保険情報作成方法、貨物保険情報作成装置、貨物保険情報作成システム、船荷証券用ドラフトの自動作成方法、船荷証券用ドラフト情報の自動作成装置および船荷証券自動発行システム

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JP2001282899A
JP2001282899A JP2000098555A JP2000098555A JP2001282899A JP 2001282899 A JP2001282899 A JP 2001282899A JP 2000098555 A JP2000098555 A JP 2000098555A JP 2000098555 A JP2000098555 A JP 2000098555A JP 2001282899 A JP2001282899 A JP 2001282899A
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lading
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康雅 水嶋
Masami Kinugasa
雅実 衣笠
Keiichi Yumita
圭一 弓田
Takashi Nakamura
岳志 中村
Zenta Watanabe
善太 渡邊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポータルサイトへのアクセスだけで、貨物を集
中管理できるようにする。 【解決手段】受注した貨物を目的地まで配送する際に使
用する集中物流管理システムであって、このシステム
は、通信ネットワーク回線30,40を利用して相互通
信できるサイトとして構成され、このサイトにはデータ
ベースサーバ70が設置され、このデータベースサーバ
での内部処理部として、受注した貨物を配送地まで、物
流業者を含めて一括指示する出荷指示処理部と、貨物を
目的地まで配送するに要する物流費を算出する物流費等
算出処理部と、貨物の配送状況を示す貨物トラッキング
処理部とが少なくとも設けられている。ポータルサイト
にアクセスするだけで、物流業者への貨物に関する全て
の出荷指示を行うことができるように、貨物に対して集
中管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信ネットワー
ク回線や専用のネットワーク回線を使用することによっ
てその機能が発揮される集中物流処理方法、集中物流管
理システム、貨物保険情報作成方法、貨物保険情報作成
装置、貨物保険情報作成システム、船荷証券用ドラフト
の自動作成方法および船荷証券自動発行システムに関す
る。
【0002】詳しくは、特定のサイトにアクセスするだ
けで、物流業者への貨物に関する全ての出荷指示を行う
ことができるようにすると共に、出荷指示の過程で使用
する情報を利用して船荷証券のドラフト情報を特定サイ
ト側で作成でき、またさらにこの船荷証券のドラフト情
報をも参照することで、貨物の保険情報も作成できるよ
うにして、物流管理費などの大幅なコストダウンを図っ
たものである。
【0003】
【従来の技術】メーカで製造された電化製品などを海外
などに出荷する場合、現状の物流システムの場合には次
のような手順を踏むことになる。説明の煩雑さを回避す
るために国内から海外に船で貨物(電化製品などの荷
物)を輸出する場合を例にとって説明する。
【0004】(1)出荷計画 製品を海外などに出荷する場合には、まず誰が、何を、
何台、何時、どこから、どこへ、と言った出荷基礎デー
タ(基本6情報)からなる出荷計画を練る。出荷計画は
メーカ担当者がパソコンなどの端末を利用して入力す
る。
【0005】(2)ブッキング 出荷計画が決まると、複数の船会社より輸送スケジュー
ルとして機能する出船時刻表(ベセルスケジュール)を
入手する。出船時刻表には、船名、トン数、出港地、寄
港地、出船日などの細かなスケジュールデータが記載さ
れており、この出船時刻表に基づいて積載内容などを確
定して複数の船会社の中から最適な船会社を決定する。
この決定を行ってから船会社(船腹)の仮予約(プレブ
ッキング)が行われる。その後最終確認してから船腹の
ブッキングを行う。船会社では輸出に必要な各種の手続
や業務作業(貨物の受託(輸出梱包業務)、通関業務、
保税蔵置場への搬入および搬出業務、船積み業務など)
を代行している場合が多い。
【0006】(3)保険会社(損害保険会社)の選定 出荷する貨物が海上輸送であるため、殆どの場合その貨
物に対して保険が掛けられる。貨物の量や貨物の出荷価
格などから、荷主側でその貨物に掛ける保険金の算出が
行われると共に、その保険金に対し保険料率を提示した
複数の保険会社から最適な保険会社を選定する。保険契
約は保険会社か保険代理店を通して行われる。保険を申
し込むと、保険申込書の内容に基づいて保険会社から保
険証券若しくは保険承認状が発行される。
【0007】(4)国内輸送業者の選定 貨物を保管している倉庫(メーカ工場内や指定倉庫)か
ら貨物を積み込んで指定場所まで搬送するために、複数
登録されている国内輸送業者(トラック運送業者など)
から最適な国内輸送業者を選定する。
【0008】(5)船積みおよびB/Lの発行 メーカ指定の貨物が船積みされると、その船積みを確認
して船会社からB/L(Bill of Lading:船荷証券)が
発行される。因みに、航空貨物の場合にはAWB(Air
Waybill:航空貨物運送状)が発行される。
【0009】以上のような各種の手続を踏んで、貨物は
メーカから海外の業者や海外の顧客に荷渡しされること
になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来での物
流システムでは、物あるいはサービスの受発注で必要な
各種情報は、一顧客と一業者との間での取引や、一顧客
と複数業者との間での取引のように個別に行われてい
る。上述したように出荷計画を入力した後の作業として
は船会社との個別交渉で船会社が決まる。船会社が複数
登録されていたとしてもそれぞれ個別に折衝して最終的
には一社に絞ることになるから、複数の船会社があった
としても交渉は個別である。保険会社にしても同じであ
って、最適な保険会社あるいは保険代理店を個別的に当
たりながら決定している。
【0011】このような個別交渉のため、業者の選定に
時間がかかると共に、業者の窓口に出向いたりするとコ
ストもかかる。選定した後の書面のやり取りはその業者
が決めたフォーマットにしたがって行わなければならな
いから、その作業は繁雑を極め、ミスなく発注するため
の確認作業なども必要になってくる。特に、貨物によっ
てそれぞれ複数の業者と契約したときには、その業者ご
とに異なるフォーマットに対応しなければならないの
で、多くの労力を費やすことになる。
【0012】また、上述した保険会社などを決定する場
合であっても、保険金はメーカ側の担当者が決定する事
項であるが、保険金を決定してから最低の保険料率で最
高の保険を担保できる保険会社を選別するのも、個別的
に折衝する他ない。そのため、保険会社を決定するのは
ベテラン担当者など極く限られた部署の担当者のみが手
がけることしかできない。したがって時間とコストが嵩
む要因となっている。
【0013】また船積みされてから船荷証券が発行され
るが、この船荷証券に記入すべき項目は多岐に亘り、そ
れらの項目への記入は何れも輸出業者側のみで行われ、
しかも専門のオペレータによる手入力によっていること
が多い。したがって船荷証券の発行は時間と手間のかか
る作業となっている。
【0014】このように何れをとっても、迅速な決定や
処理ができないことから、最終的には物流コストを上昇
させる要因となっている。したがって、複数の出荷依頼
人から予め情報を集め、これらリストアップされた業者
の中から、最適な業者を選定した上で、複数の異なる業
者に情報を配信したり、出荷依頼人と業者との間の業務
交渉の過程の中で交互に情報を交換し合いながら、必要
な情報を連携し、情報交換の都度、逐一B/L項目の内
容を記入しながら蓄積することによって、最終的な船荷
証券情報(B/L情報)として完成させるようにすれ
ば、業者の迅速な決定および手続き処理が可能になり、
最終的には物流コストの大幅削減に寄与することにな
る。
【0015】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、特にインターネットなどの通
信ネットワーク回線を利用して、物流のトータル集中シ
ステムを構築することで、出荷依頼人や物流業者の手数
を大幅に簡略化できる総合物流システムを提案するもの
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載したこの発明に係る集中物流管理方
法は、受注した貨物を目的地まで配送する際に使用する
集中物流管理方法であって、通信ネットワーク回線を利
用して相互通信できる電子情報として加工されると共
に、特定のサイトをアクセスすることによって、受注し
た貨物を配送地まで、物流業者を含めて一括指示する出
荷指示処理ステップと、上記貨物を目的地まで配送する
に要する物流費を算出する物流費等算出処理ステップ
と、上記貨物の配送状況を示す貨物トラッキング処理ス
テップとをもって、上記貨物を集中管理できるようにし
たことを特徴とする。
【0017】請求項5に記載したこの発明に係る集中物
流管理装置では、受注した貨物を目的地まで配送する際
に使用する集中物流管理装置であって、受注した貨物を
配送地まで、物流業者を含めて一括指示する出荷指示処
理手段と、上記貨物を目的地まで配送するに要する物流
費を算出する物流費等算出処理手段と、上記貨物の配送
状況を示す貨物トラッキング処理手段とで構成され、上
記出荷指示処理手段、物流費等算出処理手段および貨物
トラッキング処理手段は、通信ネットワーク回線を経由
してアクセスできるように構成されると共に、特定のサ
イトをアクセスすることで、対応する処理を実行できる
ようになされたことを特徴とする。
【0018】請求項6に記載したこの発明に係る集中物
流管理システムは、受注した貨物を目的地まで配送する
際に使用する集中物流管理システムであって、このシス
テムは、通信ネットワーク回線を利用して相互通信でき
るサイトとして構成され、このサイトにはデータベース
サーバが設置され、このデータベースサーバでの内部処
理部として、受注した貨物を配送地まで、物流業者を含
めて一括指示する出荷指示処理部と、上記貨物を目的地
まで配送するに要する物流費を算出する物流費等算出処
理部と、上記貨物の配送状況を示す貨物トラッキング処
理部とが少なくとも設けられ、上記サイトにアクセスす
るだけで、上記物流業者への貨物に関する全ての出荷指
示を行うことができるように、上記貨物に対して集中管
理するようにしたことを特徴とする。
【0019】請求項9に記載したこの発明に係る貨物保
険情報作成方法は、少なくとも貨物明細情報として利用
する出荷指示情報と、保険金の算出基準となる保険条件
などから、当該貨物に対する保険金額を算出するステッ
プと、ノミネートの中から保険業者を選定するステップ
と、上記出荷指示情報、保険金額、配送区間などから保
険料率を基準にして保険料を算出するステップと、上記
出荷指示情報、保険金額、保険料のそれぞれの情報に基
づいて、電子データ化した貨物保険情報を作成するステ
ップからなることを特徴とする。
【0020】請求項10に記載したこの発明に係る貨物
の受注方法では、通信ネットワーク回線を経由して入力
するか、若しくはポータルサイト側で入力された貨物の
出荷指示依頼に対し、上記貨物の種類、数量、送り先な
どの出荷指示情報を受信するステップと、受信した出荷
指示情報のうち、上記貨物の在庫情報を確認するステッ
プと、貨物の在庫情報を確認してから、上記貨物の配送
ルートを割り出して当該配送ルートでの物流費を算出す
るステップと、算出した物流費を依頼人側に配信するス
テップとからなることを特徴とする。
【0021】請求項11に記載したこの発明に係る貨物
の発注方法では、出荷指示用データベースに蓄積された
貨物の出荷指示情報を取り出すステップと、輸送スケジ
ュール用データベースに蓄積された輸送スケジュールを
取り出すステップと、これら出荷指示情報と輸送スケジ
ュールから、上記出荷指示にしたがった貨物配送経路を
確定するステップと、ノミネーション用データベースに
登録された物流業者リストから上記確定した貨物配送経
路を運行する物流業者のうち最適な物流業者を選定する
ステップと、選定した物流業者に対して通信ネットワー
ク回線などを利用して、確定した出荷指示情報を配信す
るステップからなることを特徴とする。
【0022】請求項13に記載したこの発明に係る貨物
保険情報作成装置は、貨物明細情報として利用する出荷
指示情報を蓄積した蓄積手段と、保険金の算出基準とな
る保険条件などの情報を蓄積した蓄積手段と、ノミネー
トされた保険業者を蓄積した蓄積手段と、保険料率の情
報を蓄積した蓄積手段と、これらの各情報から保険金、
保険料を算出する算出手段と、算出された保険金、保険
料率およびこれらを算出するために使用した出荷指示情
報から、電子データ化した保険情報を作成するようにし
たことを特徴とする。
【0023】請求項16に記載したこの発明に係る貨物
保険情報作成システムは、貨物の出荷指示を出すサイト
と、保険業者側のサイトとが通信ネットワーク回線で相
互に接続され、情報が電子データとして流通するシステ
ムであって、出荷指示側のサイトには、貨物保険情報作
成手段が設けられ、この貨物保険情報作成手段は、貨物
明細情報として利用する出荷指示情報を蓄積した蓄積手
段と、保険金の算出基準となる保険条件などの情報を蓄
積した蓄積手段と、ノミネートされた保険業者を蓄積し
た蓄積手段と、保険料率の情報を蓄積した蓄積手段と、
これらの各情報から保険金、保険料を算出する算出手段
とを有し、算出された保険金、保険料率およびこれらを
算出するために使用した出荷指示情報から、電子データ
化した保険情報を作成すると共に、上記保険業者側のサ
イトには、上記通信ネットワーク回線を経由して上記保
険情報を受信し、上記保険情報を承認したときであっ
て、この保険情報が保険申し込み情報であるときには保
険証券を発行する証券発行手段が設けられたことを特徴
とする。
【0024】請求項18に記載したこの発明に係る船荷
証券用ドラフトの自動作成方法は、貨物配送のための注
文オーダがあったとき、予め入手しておいた出船予定情
報より選択した特定の出船予定に対してプレブッキング
を行うと共に、指定した出船予定に関連する情報を船荷
証券用ドラフト情報として使用するステップと、船荷証
券の証券予約番号が付加されて戻された確認用の出船予
定情報に対してブッキング指示を行うステップと、出荷
要求に応じ、上記確認用出船予定情報に出荷指示情報を
付加して新たな船荷証券用ドラフト情報を作成するステ
ップと、この新たな船荷証券用ドラフト情報を最終的な
船荷証券用ドラフト情報として送り出すステップによっ
て、船荷証券のドラフト情報を自動作成するようにした
ことを特徴とする。
【0025】請求項21に記載したこの発明に係る船荷
証券自動発行システムは、貨物の出荷指示を出すサイト
と、物流業者側のサイトとが通信ネットワーク回線で相
互に接続され、情報が電子データとして流通するシステ
ムであって、出荷指示側のサイトには、出船予定情報を
蓄積する蓄積手段と、出荷指示情報を蓄積する蓄積手段
と、貨物配送のための注文オーダがあったとき、予め入
手しておいた出船予定表より選択した特定の出船予定に
対してブッキングを行ったときの出船予定に関連する情
報を船荷証券用ドラフト情報として蓄積するドラフト情
報蓄積手段とを備え、上記物流業者側のサイトには、最
新の出船予定情報を配信する配信手段と、上記ブッキン
グ情報の配信を物流業者側で確認し、証券予約番号を付
す船荷証券情報確認手段と、受信した船荷証券用ドラフ
ト情報に対して、証券番号と証券発行日付を付して、上
記貨物に対する船荷証券を発行する船荷証券発行手段と
を備え、上記両サイトでの電子データの授受過程で上記
船荷証券用のドラフト情報が順次追加されて船荷証券が
完成するようにしたことを特徴とする。
【0026】請求項24に記載したこの発明に係る船荷
証券用ドラフト情報の自動作成装置では、出船予定情報
蓄積手段と、貨物の出荷指示情報の蓄積手段と、これら
2つの蓄積手段より読み出した出船予定情報と出荷指示
情報から、特定の出船予定に対してブッキングを行うブ
ッキング手段と、上記出船予定情報とブッキング情報か
ら、上記貨物に対して発行される船荷証券のドラフト情
報を作成する作成手段と、上記ブッキング情報やドラフ
ト情報を配信する配信手段とで構成され、この作成手段
で作成されたドラフト情報を船会社側に配信し、該船会
社側で上記ドラフト情報に、証券番号と証券発行日付を
記入することで、上記貨物に対する船荷証券が作成され
るようにしたことを特徴とする。
【0027】この発明では、通信ネットワーク回線に接
続されたサイトを貨物依頼人あるいはこの依頼人からの
委任を受けた物流管理者がアクセスする。アクセスする
と、集中物流管理システムが立ち上がり、入力された物
流基本6情報(後述する)に基づいて、最適な配送ルー
ト、物流業者などを、内部情報として蓄積されたものの
中から選択する。この選択処理を行うことによって、ど
の貨物を、誰が、どこに、何台、どこから、どこへとい
う内容(出荷指示情報)が確定する。
【0028】またこの出荷指示情報を作成する過程で
は、この出荷指示情報の他に、物流業者からの出船予定
情報が得られるので、船腹予約などのブッキング処理を
行うときに使用する情報を整理することで、船荷証券で
必要とされる項目の大部分を取得できる。したがって出
荷指示情報や出船予定情報の情報収集の都度、これを船
荷証券情報としても利用することで、出荷指示情報が完
成するときには、船荷証券のドラフトが出来上がる。
【0029】このドラフトの内容に、船会社で船荷証券
の証券番号と証券発行日付を追加するだけで、財産的な
価値を持った正式な船荷証券となる。したがって船荷証
券の発行手続を大幅に簡略化できる。
【0030】システム内部に保険業者や、保険料率など
を蓄積しておけば、出荷指示情報や船荷証券用ドラフト
の情報を利用することによって、保険金額やそのときの
保険料も算出できるから、これらの内容を保険申し込み
書の形式に則って作成すれば、その情報(電子情報若し
くはペーパー)を保険会社に送付することで、保険証券
の発行が可能になる。もちろん、集中物流管理者が保険
代理業を営むことができる免許保持者であれば、上述し
た情報から直接保険証券を発行することができる。この
保険情報作成処理も出荷指示情報などを利用することで
処理できることから、保険証券の発行手続を大幅に簡略
化できる。
【0031】依頼人からの貨物の受注は、何れもポータ
ルサイト側に設けられた出荷指示情報、物流費情報を利
用して行うことができる。物流業者への貨物配送の発注
も、貨物の出荷指示情報、輸送スケジュール、物流業者
リストなどの情報を活用することで簡単に決定できる。
【0032】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る総合物流
システムの一実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は電子的に構築されたこの総合物流管理システ
ム10の概念図であって、この発明の中心となる集中物
流管理システム20が通信ネットワーク回線としてのこ
の例ではインターネット30に接続され、集中物流管理
システム20にはさらにイントラネットなどの内部ネッ
トワーク40を介してローカルサイト50を接続し得る
構成となっている。
【0033】ローカルサイト50はこの総合物流管理シ
ステム10にとって、貨物の依頼人であり、例えばこの
依頼人が電子機器などを製造販売する電気メーカである
ときには、国内外に存在するグループ工場、物流拠点な
どが、このローカルサイト50に当たり、これらに対し
て集中物流管理システム20はその総括拠点としての役
割を担っている。ローカルサイト50がグループ内のサ
イトとしてではなく、一般に開放されたサイトとしても
構築できることは明らかである。
【0034】インターネット30に対してはさらに集中
物流管理システム20との間でビジネスを行うため、複
数のサイトが設置され、この例では物流業者(総合商
社、運送会社、船会社など)のサイト60を始めとし
て、保険会社(代理店を含む)のサイト62や末端ユー
ザの通信端末装置64などが接続できるような環境とな
されている。
【0035】集中物流管理システム20は、インターネ
ット30との間での通信を実現できるようなWebサイ
トとしての基本的な体系が組まれている。そのため、V
PN(Virtual Private network)ルータが使用され、
このVPNルータ21を介してファイヤウォールサーバ
28が接続される。ファイヤウォールサーバ28には第
1のハブ(HUB)31を介してWWWサーバ22、外
部用のメッセージ配信用サーバ24、DNSサーバ(Do
main Name System)26などが接続される他、パーソナ
ルコンピュータなどを使用した端末装置27やモニタ2
9が接続される。
【0036】ファイヤウォールサーバ28にはさらに第
2のハブ32が接続され、この第2のハブ32にはDN
Sサーバ34、内部用のメッセージ配信用サーバ33が
接続される他、端末装置35とそのモニタ36が接続さ
れて構成される。さらに、この第2のハブには後述する
アプリケーションおよびデータベース用のサーバ70が
接続される。そして、このファイヤウォールサーバ28
にはイントラネットなどの通信ネットワーク回線40を
介してローカルサイト50と、メイル(Mail)サーバ4
1が接続されて、電子的総合物流管理システムが構築さ
れる。
【0037】端末装置27,35はポータルサイト側や
インターネット30、イントラネット40を介して外部
からデータを入力したり、情報を検索したりするための
もので、検索結果などはモニタ29,36に表示され
る。
【0038】上述したファイヤウォールサーバ28は、
アプリケーションゲートウエイとして構成されたものを
使用することができ、この中にファイヤウォールソフト
が組み込まれている。
【0039】ファイヤウォールサーバ28の機能として
は、不正アクセスを防止したりするためのファイヤウォ
ール本来の機能の他に、プロキシサーバ(Proxy Serve
r)の機能も組み込まれている。さらにディレクトリー
管理用データベースにアクセスするためのプロトコルと
して使用されるエルダップ(LDAP)(LightweightD
irectory Access Protocol)も搭載されている。このL
DAPには周知のSSL(Secure Sockets Layer)なる
セキュリティー機能が加えられている。
【0040】ファイヤウォールサーバ28に接続された
内部ネットワーク内には、集中物流管理システム20の
中核をなす上述したアプリケーションおよびデータベー
ス用のサーバ(以下単にデータベースサーバという。)
70が設置されている。
【0041】データベースサーバ70は、物流管理シス
テムに必要な処理(貨物の出荷指示処理など)を実行す
るために設けられているが、その他にアプリケーション
用サーバとしても機能することから、ここにおいて貨物
輸送に関する損害保険処理や、貨物配送に要する物流費
などを算出したり、それらの情報をインターネット経由
で配信したりする処理が行われる。
【0042】WWWサーバ22などが上述したデータベ
ースサーバ70をアクセスする接続形態としては、TC
P/IP(Transmission Control Protocol/Internet P
rotocol)プロトコルが利用でき、データベースサーバ
70の結果をもとにアクセスした側への表示画面が作成
され、これがHTTP(Hypertext Transfer protoco
l)形式で送信される。
【0043】ここで、貨物の配送としては、陸上のみの
配送、貨物船などを利用した海上を含めた配送、さらに
は貨物専用航空機などを利用した配送など、様々な配送
形態があるが、以下に示す実施の形態では、説明を簡略
化するために陸上および海上を経由した一部貨物輸出含
む配送をメインにした説明を行うことにする。したがっ
て、上述したデータベースサーバ70では次のような処
理が行われる。
【0044】(1)貨物依頼人側からの出荷指示情報に
対して、配送計画、求貨、求車計画などを作成処理する
(出荷指示情報処理機能部)。 この出荷指示情報によって物流業者(配送業者、輸出業
者、船会社など)が指定され、またこの出荷指示情報に
基づき船会社との間で交換する情報を利用して船荷証券
(B/L)のドラフトが作成されたり、保険証書のドラ
フト(保険申込書)などが作成される。
【0045】(2)出荷指示情報に基づいて物流費の見
積もり、請求および管理処理を行う。 物流費を見積もり、これを貨物依頼人側に渡し、また物
流費の請求を貨物依頼人側に行い、物流費を物流業者に
支払うための電子的決済処理を行う。そして物流費の請
求および支払いを管理する。
【0046】(3)物流業者からの情報を用いて貨物の
現況を知る貨物トラッキング情報を作成し処理する。 出荷指示がなされると、依頼された貨物がそれぞれの物
流業者を経て配送されるわけであるが、現在その貨物が
どの場所を搬送中であるか、換言すれば国内の貨物の出
荷、搬入日時、海外での出荷および納品日時などのトラ
ッキング情報を管理する。
【0047】(4)貨物管理処理 貨物が最終的にエンドユーザである顧客に届くまでの実
物(管理)の管理を行う。そのためには在庫情報や貨物
トラッキング情報が利用され、これによって誰の(オー
ナー)、何が(製品や部品)が、何台(数量)、どこに
(場所)に保管されているかを把握できる。
【0048】これらの情報処理を活用すれば、貨物の受
注および発注作業が簡便化されると共に、船荷証券の元
となる複数の項目からなるドラフト情報も簡単に作成で
きるなどの従来では得られない有意な電子的総合物流管
理システムを構築できる。
【0049】以上のような処理を行うために、データベ
ースサーバ70には、図2に示すように、データベース
管理用の大型コンピュータ71が設置される他、上述の
(1)〜(4)までの処理を実現するため、この実施の
形態では複数のポータル(Webポータル)が用意さ
れ、これらWebポータルに対応した第1のデータベー
ス部(データ蓄積手段)80がハブを介して内部バス
(通信用接続ケーブル)72に接続される。
【0050】このほかに、貨物の出荷や物流費の支払い
などの履歴をストアする第2のデータベース部(データ
蓄積手段)90と、物流費や保険料など必要な経費を計
算するために必要な情報を蓄積したマスタファイル10
0が接続される。
【0051】第1のデータベース部80には、図3に示
すように少なくとも次の5つのWebポータルが用意さ
れている。 (a)出船時刻表(ベセルスケジュール)を入出力する
ときにアクセスするためのベセルスケジュールポータル
75 (b)出荷指示情報を入出力するときにアクセスする出
荷指示ポータル76 (c)貨物のトラッキング情報を入出力するときにアク
セスするオーダートラッキングポータル77 (d)貨物のロケーション情報を入出力するときにアク
セスするロケーションポータル78および (e)物流費など総括的な情報の入出力するときにアク
セスするサーチポータル79
【0052】これら5つのWebポータル75〜79に
対して第1のデータベース部80には必要に応じて少な
くとも以下のようなデータベースが用意されている。た
だしこのデータベースと上述したWebポータルとは完
全には一致しない。 (a)ベセルスケジュールを蓄積したデータベース81 (b)出荷指示および船荷証券の情報を蓄積したデータ
ベース82 (c)貨物のトラッキング情報を蓄積したデータベース
83 (d)物流業者を選定するときに使用する物流業者登録
(ノミネーション)用のデータベース84および (e)貨物依頼人や物流業者などの名称やIDなどを蓄
積したIDデータベース85
【0053】第2のデータベース部90には、出荷指示
の履歴を管理するデータベース91、請求履歴を管理す
るデータベース92、支払い履歴を管理するデータベー
ス93および貨物のロケーションを管理するデータベー
ス94がそれぞれ用意されている。
【0054】マスタファイル100としては、物流費関
係のマスタファイル101があり、これにはさらに請求
した物流費およびその管理用マスタファイル102,1
03と、支払った物流費とその管理用マスタファイル1
04,105がある。
【0055】これらの他に、貨物の入出庫を管理するた
めのマスタファイル106であって、これはデータベー
ス化されている。同様に、損害保険に関するデータベー
ス107や代金決済のためのデータベース108などが
設けられいている。
【0056】そしてこれら集中物流管理システム20へ
の情報のアクセスを行うため、通信ネットワーク回線3
0,40からの情報の授受を行うためのクリアリングサ
ービス部110がある。このクリアリングサービス部1
10では、受信したデータのプロトコルを自動選択する
ため複数の通信プロトコルが用意されている。
【0057】例えば、受信したデータのプロトコルに合
わせてデータ変換を行うEDI(Electronic Data Inte
rchange)の中で、インターネットによる商取引システ
ム、特に受発注や決済などの業務をオンラインで行うと
きの国際規格であるEDIFACT(Electronic Data
Interchange for administration, commerce and trans
port)111、ファイル転送プロトコル(FTP;File
Transfer Protocol)112、さらにはEDIFACT
の代わりとして利用されるページ記述言語であるXML
(Extensible Markup Language)113などが装備され
ている。
【0058】したがって、上述したデータベースサーバ
70は通信ネットワーク回線30,40を介して相互通
信に必要な電子商取引のためのEDIFACTサーバと
しても機能する。
【0059】適切なプロトコルに変換されたデータはメ
ッセージブローカ(message broker)114、ゲートウ
エイ(gateway)115、ルータ(router)116など
を経て、システム内部のポータルサイトに接続される。
【0060】続いて、このように構成された総合物流管
理システムにおける集中物流管理システム20の処理例
を順を追って説明する。また以下に説明する各種の処理
を実行するソフトウエアは何れもデータベースサーバ7
0にストアされているものとする。貨物依頼人の増加を
考慮して、主立ったポータルごとにデータベースサーバ
を設置して個別に処理することも可能である。
【0061】(1)貨物の輸送スケジュールの事前提供
システム(出船情報提供システム) このシステムは、複数の物流業者が保有する図4に示す
ような出船予定表(ベセルスケジュール:vessel sched
ule)の最新情報を貨物依頼人(出荷依頼人)に提供す
るシステムである。
【0062】そのため、図5に示すように、予め選別さ
れた複数の物流業者の登録が行われ、その情報がノミネ
ーションデータベース84に蓄積されている。そして、
最新のベセルスケジュールはインターネット30を介し
て既登録の物流業者サイト60から提供される。このベ
セルスケジュールはWEBEDI(EDIFACT)
で、メッセージクリアリング部110側を通過し、輸送
スケジュールポータル75経由で受信され、その後ベセ
ルスケジュール用データベース81に登録される。
【0063】ベセルスケジュールの配信は、決められた
時間ごとに自動的に行ってもよいし、ベセルスケジュー
ルが更新される都度自動的に行ってもよい。配信情報は
登録されている物流業者と、この物流業者に関するベセ
ルスケジュールなどであって、図5の例ではイントラネ
ット40を介してローカルサイト50を構成する複数の
出荷依頼人(貨物依頼人)に同時配信される。この情報
提供システムによって出荷依頼人は、個々の物流業者に
問い合わせをすることなく、常に最新のベセルスケジュ
ール(変更を含めたベセルスケジュール)を入手でき
る。
【0064】なお、図5に示す丸印の番号は処理手順を
示す。以下に説明する各図に記された番号も同様であ
る。
【0065】図6はこのベセルスケジュール事前提供シ
ステムを実現するフローチャートの一実施の形態を示す
もので、ノミネートされた物流業者の登録処理と、ノミ
ネートされた物流業者特に船会社からのベセルスケジュ
ールのデータベース化(蓄積処理)が行われる(ステッ
プ120,121,122)。
【0066】次にベセルスケジュールの更新の有無を監
視し、新しいベセルスケジュールの受信が行われたとき
には、データベース81への更新処理を許可する(ステ
ップ123,124)。そして更新された新しいベセル
スケジュールに基づいて、ローカルサイトへの配信処理
が自動的になされる(ステップ125)。これでベセル
スケジュールが事前に提供されたことになる(ステップ
125)。したがって、この処理はベセルスケジュール
が更新されるたびに自動的に行われる。
【0067】(2)出荷指示情報の処理システム 出荷指示は出荷依頼人側からインターネット30やイン
トラネット40を介して顧客64側あるいはローカルサ
イト50側からそれぞれ行われる場合と、集中物流管理
システム20のポータル側つまり端末装置35側で直に
入力する場合とが考えられる。
【0068】ポータルサイト側で入力する場合を考える
と、端末装置35を利用して図7のポータル76から出
荷指示情報(基本6情報)が入力される。ここに、出荷
指示のための基本6情報とは、誰が、何を、何台、何
時、どこから、どこへという6情報であって、この基本
6情報があれば、指示された貨物を目的地まで届けるこ
とができる。
【0069】出荷指示がなされると、貨物の入出庫管理
を行っているデータベース106より貨物の入出庫情報
を取り出し、指示された貨物がどこに置かれているかそ
の保管場所(倉庫や営業所など)、つまりロケーション
の確認が行われる。指示された貨物が在庫として保管さ
れていないときには、工場に生産指示などがなされる。
出荷指示のための基本6情報があると、目的の貨物を目
的地まで輸送する物流費を算出できるから、物流費情報
が格納されたマスタファイル102より、物流業者、保
険業者などを含めたトータルな物流費を算出する物流費
情報を取り出し、配送ルートに基づいて計算することに
よって物流費が求められる。
【0070】物流業者を選定し、輸送ルートなどが確定
すると、船会社が発行する船荷証券に記載すべき必要項
目の殆どをカバーできるから、これらの項目情報は船荷
証券のドラフト作成情報として、出荷指示情報と共にデ
ータベース82に蓄積される。出荷指示が確定すると、
指定された貨物の型名などが貨物トラッキング情報とし
て対応するデータベース83に格納される。
【0071】ポータルサイト側で出荷指示情報を入力す
るのではないときは、ローカルサイト50からの確定し
た出荷指示情報を受け付け、その情報がデータベース8
2と83とに蓄積される。図8は出荷指示情報の入力例
を示す表示画面であり、図9は貨物ロケーション情報の
表示例であり、そして図10は出荷指示情報が確定した
ときの表示例である。
【0072】図11はこの処理の流れの一例を示すもの
で、出荷指示の情報が入力されると(ステップ13
1)、貨物の状況確認が行われ(ステップ132)、状
況確認が終わって貨物の配送ができる状態であれば、出
荷指示情報から配送計画が作成されると共に貨物の配送
ルートに応じた物流費の算出が行われる(ステップ13
3,134)。
【0073】配送計画の作成処理と並行して、船荷証券
のドラフト作成処理が行われ、該当する項目へのデータ
入力が実行される(ステップ135)。このようにして
作成された出荷指示情報は対応するデータベース82に
保存されると共に、貨物トラッキング用データベースに
も保存されて、一連の出荷指示処理の第1段階が終了す
る(ステップ136)。
【0074】このように通信ネットワーク回線40を経
由して入力するか、ポータル側で入力された貨物の出荷
指示依頼に対し、貨物の種類、数量、送り先などの出荷
指示情報を受信し、貨物の在庫情報を確認してから、貨
物の配送ルートを割り出したり、配送ルートでの物流費
を算出する処理が行われることによって貨物の受注処理
がなされる。
【0075】また、貨物の出荷指示情報と輸送スケジュ
ール出荷指示にしたがった貨物配送経路と物流業者を確
定することで、貨物の発注処理を行うことができる。
【0076】(3)最適業者選定および配送指示システ
ム 出荷指示処理の第2段階として物流業者の選定と配送の
指示が挙げられる。出荷指示のための基本6情報に基づ
いて、最適な物流業者を選定して、貨物の配送指示が行
われる。業者選定については次のようなルートによって
行われる。図12を参照して説明する。
【0077】まず、出荷指示用データベース82より出
荷指示情報を取り出し、またベセルスケジュール用デー
タベース81よりベセルスケジュールを取り出して、貨
物配送経路を確定する。
【0078】次にノミネーション用データベース84よ
り登録された物流業者リストを取り出し、確定した貨物
配送経路を運行する物流業者のうち最適な物流業者を選
定する。物流業者の情報の中には、過去の貨物運送履歴
情報が蓄積されているので、この貨物運送履歴情報を参
照しながら、運賃が安い、日数が短い、事故率が低いな
どの条件を満足する業者が選定されることになる。
【0079】物流業者を確定することで最終的な出荷指
示となり、この出荷指示情報(配送指示情報)はインタ
ーネット30を介して物流業者60に渡す。この配信処
理によって正式な貨物配送契約が成立する。出荷指示が
確定すると、その事後処理として出荷指示用データベー
ス82に確定した出荷指示情報が蓄積され、また貨物ト
ラッキングデータベース83にもその情報が蓄積され
る。同時に、物流費管理用のマスタファイル105にも
算出した物流費情報が蓄積される。
【0080】図13はこの一連の処理を実行するときの
フローチャートの一例を示す。出荷指示用のデータベー
ス82から出荷指示情報が読み出され、ベセルスケジュ
ール用データベース81からベセルスケジュールが読み
出されて(ステップ141)、これらの情報から貨物の
配送経路が決定されると共に(ステップ142)、その
配送経路を運行する物流業者から最適な業者(運送業
者、輸出業者、船会社など)が選択される(ステップ1
43)。
【0081】物流業者の選定が終了すると、次にはこの
物流業者サイト60への出荷指示がインターネット30
を介して行われると共に、出荷指示情報が出荷指示用の
データベース82、貨物トラッキング用データベース8
3に保存される(ステップ144,145,146)。
さらにこの実施の形態では、物流費を物流業者に支払う
ために管理している物流費管理用マスタファイル105
にも出荷指示情報が記録されて一連の処理が終了する。
【0082】(4)貨物トラッキング状況の更新および
照会システム 出荷指示された貨物が現在どのような状況にあるのか、
その貨物の最新のトラッキング状況を知りたい場合があ
る。出荷依頼人はもちろんのこと、実際にその貨物を受
け取る顧客も、物流業者自身もそうである。このような
要求に答えるための更新および照会システムがポータル
サイト側に備えられている。
【0083】図14に示すように、物流業者側に設置さ
れている貨物トラッキングのデータベース83には、貨
物の出荷、倉庫への搬入日時や、搬入した貨物の出荷お
よび納品完了日時などの基本的なトラッキング情報のほ
かに次のような情報が順次最新の情報として更新されい
る。
【0084】その情報とは、配送指示を受けた貨物が現
在どのポイントを通過しているのか、つまりその貨物が
倉庫内(事業所内)に保管された状態にあるのか、フォ
ワード搬入状態にあるのか、集荷梱包された状態にある
のか、梱包されて運送されている状態(フォワード積み
込み出荷状態)にあるのか、複数の貨物を一緒にするク
ロスドック状態にあるのか、貨物受け渡し側でもその貨
物が在庫として保管されているのか、顧客への集荷梱包
状態にあるのかなどと言ったトラッキング情報である。
【0085】もちろんその貨物が輸出されるものである
ならば、その貨物が輸出通関手続きに入っているのか、
出港したのか、着港したのか、あるいは輸入通関手続き
に入っているのかなどの貨物ステータス情報が貨物トラ
ッキングデータベース83に逐一蓄積される。したがっ
てこのデータベース83を検索することで、現在の貨物
の居場所が判ることになる。
【0086】このような主立った貨物トラッキング情報
が物流業者からインターネット30を経由してポータル
サイトに装備された貨物トラッキングデータベース83
に蓄積される。この貨物トラッキング情報は常に更新さ
れる。
【0087】また、貨物のトラッキング状況の照会を行
うと、貨物依頼人(ユーザ)および物流業者(キャリ
ア)のデータベース86から取り出された貨物依頼人の
ポータルサイトアドレスや貨物の属性情報(貨物名、数
量、荷降ろし地など)などがトラッキング照会用ポータ
ル77を経由して参照することができる。この他に、出
荷指示情報や船荷証券の情報などもこのトラッキング照
会用ポータル77経由で参照できる。
【0088】したがってローカルサイト50側の貨物依
頼人や、顧客64はそれぞれ通信ネットワーク回線3
0,40を経由してトラッキング照会用ポータルサイト
77をアクセスすることで、貨物のトラッキング状況を
検索できる。貨物状況の表示例を図15に示す。また貨
物トラッキングデータベース83にない、より細かな貨
物トラッキング情報を知りたいときには、物流業者側の
貨物トラッキングデータベース86をアクセスすればよ
い。ここでは、さらに出荷指示情報の変更も可能であ
る。たとえば、行き先を変更したり、納品日時を変更し
たりすることができる。
【0089】図16はトラッキング照会のための処理例
である。まず物流業者から最新の貨物トラッキング情報
を入手してこれをデータベースにストアする(ステップ
151)。次に貨物トラッキング情報の照会がなされた
かどうかをチェックし(ステップ152)、照会があっ
たときにはデータベース85より物流業者のIDなどの
情報を取り出し、また出荷指示情報をデータベース82
より取り出す(ステップ153)。そして指定された貨
物やIDを拠り所に、データベース83を参照して最新
の貨物トラッキング情報を取り出す(ステップ15
4)。これで貨物の最新トラッキング情報を検索するこ
とができる。
【0090】続いて、物流業者からのアクセスの待機状
態となり、貨物トラッキングの受信状態が確認されると
(ステップ155)、データベース83における情報の
更新処理が行われて(ステップ156)、最新の貨物ト
ラッキング情報に入れ替わる。このような処理を行うこ
とによって、データベース83には常に最新のトラッキ
ング情報がストアされることになり、貨物依頼人などは
該当する貨物が現在どのような場所に存在するかを明確
に把握できる。 (5)物流費請求システム 出荷指示のための基本6情報などを入力すると、貨物の
配送経路が確定し、配送経路の確定によって、貨物配送
に要する費用(物流費)を算出できる。この物流費は図
17に示す物流費管理マスタファイル105側に保存さ
れている。
【0091】実際にこの物流費を貨物依頼人に請求する
には、ポータルサイトの管理者が、ポータルサイト側に
用意された請求処理用ソフトウエアを起動させて行う。
すなわち、このソフトウエアが起動されると、物流費管
理マスタファイル105よりその貨物依頼人に関する物
流費を取り出して請求書を自動的に発行する。
【0092】貨物依頼人に請求書を発行したときには、
発行したことを請求履歴として蓄積するために、貨物依
頼人や請求日、請求内容などが請求履歴データベース9
2に蓄積される。そして、イントラネット40を介して
ローカルサイト50の特定の貨物依頼人側にその請求書
のデータが配信される。このような請求システムを利用
すると、請求書を自動的に発行して特定の貨物依頼人側
に配信できる。
【0093】図18はこの請求書自動発行処理の一実施
の形態を示すフローチャートで、請求書発行処理が起動
されると(ステップ161)、請求する物流費が読み出
され(ステップ162)、物流費の請求書が貨物依頼人
宛に発行される(ステップ163)。この請求書はED
IFACTに則って作成されることになる。物流費の請
求書はイントラネット40を経由して貨物依頼人側に配
信され、また配信された請求の内容は請求履歴データベ
ース92に記録される(ステップ164,165)。
【0094】(6)物流費支払い処理システム 物流業者から実際にかかった物流費の支払い請求があっ
たときには図19に示すような処理を行うことになる。
まず、物流業者60からインターネット30を介して配
送貨物に関する物流費の支払い請求があると、請求チェ
ック用のソフトウエアが起動され、物流費管理マスタフ
ァイル104より引き出した、当該配送貨物に関する物
流費情報との照合が行われ、照合の一致を見たときには
支払い指示情報の作成処理となる。この支払い指示情報
は、支払い履歴を格納するデータベース93に蓄積され
る他、イントラネット40を介してローカルサイト50
のうち該当する貨物依頼人側に支払い処理を促す指示
(支払い処理のための配信)がなされる。貨物依頼人側
に金融管理システムが備えられているときには、この金
融管理システムに自動アクセスされて未払い処理とな
る。
【0095】図20はこの支払い処理例を示すものであ
る。物流費の支払い請求の着信があると、該当する支払
い物流費を支払い物流費管理用のマスタファイル105
から読み出し、両者の照合をとる(ステップ171,1
72,173)。照合した結果、内容が一致していると
きには支払いの指示を行うための支払い指示書の作成を
行い(ステップ174)、その配信をイントラネット4
0を経由して該当するローカルサイト50に電子データ
として配信する(ステップ175)。この支払い指示を
終了した段階で支払い履歴用のデータベース92に支払
い内容を記録して物流費の支払い処理が終了する(ステ
ップ176)。ステップ173で照合が一致していない
ときには、その確認処理となり(ステップ177)、確
認されるとステップ174以降の処理を行う。
【0096】(7)貨物代金決済システム 貨物の目的地への着荷が完了すると、図21のように出
荷指示用のデータベース82に記録された船荷証券情報
を利用して代金決済用のデータベース108に代金の決
済指示がなされる。
【0097】ここで、代金決済の指示タイミングは、予
め決められた決済タイミングに基づくもので、この決済
タイミングは貨物トラッキング情報を検索すればよい。
代金決済の指示を受けた代金決済用データベース108
から代金決済情報がインターネット30を介して指定の
決済機関(銀行など)178に配信される。目的地への
着荷が完了すると、貨物トラッキングデータベース83
から当該貨物に関するトラッキング情報が削除される。
【0098】図22はこの代金決済処理の一例を示すフ
ローチャートであって、貨物トラッキングデータベース
83を検索して、貨物のトラッキング情報の中から代金
決済のタイミングとなっている情報を検索する(ステッ
プ181,182)。出荷の完了や着荷が完了はETD
(Estimated Time of Departure)情報あるいはEDA
(Estimated Time of Arrival)情報を検索すればよ
い。
【0099】該当する代金決済のタイミングとなってい
る情報があると、次はデータベース82より船荷証券情
報を読み出して決済の指示がなされる(ステップ18
4)。決裁書は電子データとして決済依頼先(銀行な
ど)にインターネット30を経由して依頼して決済処理
が終了する(ステップ185)。
【0100】(8)損害保険処理システム 貨物を目的地まで配送するには、その途中で貨物がどの
ようなダメージを受けるか判らないので、万が一のこと
を考慮して貨物輸送には保険(貨物保険)が掛けられ
る。保険は通常、保険の申し込みを保険代理店又は保険
会社(損害保険会社)に行い、保険代理店側では申し込
み内容を確認した上で保険承認状(保険証券)を発行す
るのが一般的である。
【0101】上述したようなトータルな集中物流管理シ
ステム20を構築すると、ポータルサイト側で保険の申
込書を自動的に作成することができる。これは保険を掛
けるために必要な情報のうち、出荷指示情報や船荷証券
の情報などは既に出荷指示用のデータベース82に蓄積
されているから、この情報の他に、保険会社のリストや
保険料率などの情報をポータルサイト側に備えておけば
よいからである。
【0102】続いて、保険契約条項を作成し、保険代理
店や保険会社にその情報を記録した保険申込書を渡し、
一方では算出した保険料を貨物依頼人(保険者)に請求
したり、保険料を保険会社に支払ったりする全体的な損
害保険処理システムを、図23を参照して説明する。
【0103】この処理システムを動かすためのソフトウ
エアが起動すると、まず保険ポータル186に対し保険
の申し込みが行われ、これによって保険の見積もり処理
が実行される。そのため、出荷指示用データベース82
から、出荷指示情報や船荷証券の情報などが取り出され
る。同時に、保険金算出用データベース187から保険
金情報が取り出されて、補償限度額などを考慮した上
で、積み荷保険や運送保険の別に応じて保険金が算出さ
れる。保険金が決まると保険業者(保険の代理店か損害
保険会社か)を次に決める。保険業者は予めデータベー
ス84に蓄積されているノミネートされた保険業者から
選定することになる。
【0104】保険業者が決まると、次に保険料率データ
ベース188より保険料率を取り出し、算出した保険金
に対する実際の保険料が算出される。保険業者、保険金
および保険料がそれぞれ決定すると、損害保険のデータ
ベース107にこれら情報を蓄積すると共に、保険の申
し込み情報をEDI化し、インターネット30を介して
保険代理店又は損害保険会社62に配信される。保険料
が算出された後は、保険契約のための明細書類を作成
し、これを保険会社などに郵送することもできる。
【0105】また保険の申し込みを電子データ化する場
合であっても、ペーパ化する場合であっても、いずれの
場合でも通常の保険代理店と同じ業務を遂行し、保険証
券を発行することもできる。ただし、保険業務を業とし
て行うときは有資格者がこれを行うことになる。
【0106】一方、保険料の算出が終了すると、今度は
保険料の請求管理データベース189に支払うべき保険
料と、貨物依頼人側の識別番号が保存され、さらに請求
履歴情報を保存するデータベース92に蓄積される。そ
してこの保険料などは保険料支払い管理データベース2
00と、支払い履歴データベース93のそれぞれに保存
される。
【0107】請求管理データベース188に蓄積された
支払い保険料などはイントラネット40を経由してロー
カルサイト50に配信されて、保険料の請求が行われ
る。ローカルサイト50では保険料の支払い指示を同じ
くイントラネット40を介してポータルサイト側に行
い、ポータルサイト側では請求管理データベース189
の情報と照合し、一致しているときは支払い管理データ
ベース200より該当する保険料が保険代理店や損害保
険会社62に支払われる。保険料の支払いの確認(受領
確認)もインターネット30を介して行われる。
【0108】続いて、図24を用いてこの損害保険処理
例を説明する。まずデータベース82,187より船荷
証券情報と保険金の算出基準情報を読み出し(ステップ
191)、これらの情報に基づいて当該貨物に対する保
険金額を算出する(ステップ192)。続いて、データ
ベース84よりノミネートされた保険業者を読み出し、
その中から貨物搬送ルートをカバーする最適な保険業者
を選定する(ステップ193)。その後データベース1
88より保険料率の情報を読み出し、この保険料率を参
照して当該貨物に対する保険料が算出される(ステップ
194)。
【0109】保険金額と保険料の算出が終了すると、デ
ータベース107を参照して保険書類のドラフト(電子
データもしくは書類)を作成し(ステップ195)、そ
のドラフト情報がインターネット30を経由して損害保
険会社(代理店を含む)62に配信される(ステップ1
96)。損害保険会社では、配信された保険書類に証書
番号など必要な事項を記入することで保険証券の作成が
終了し、この保険証券が保険契約者(貨物依頼人か、そ
の代理人であるポータルサイトの管理者)に送付され
る。またはこの保険証券と同じ内容の電子情報(電子保
険証券)が保険契約者に送られる。
【0110】このようにして作成された保険金の請求や
その支払いも図23に示すように電子的に行われる。つ
まり電子的な決済処理となる。この処理例を図25を参
照して説明する。
【0111】まずポータルサイト側からローカルサイト
50の貨物依頼人側に保険料の支払い請求情報がイント
ラネット40を経由して送信される(ステップ20
1)。ついで受領した貨物依頼人側からの保険料支払い
指示の情報はイントラネット40を介して請求管理デー
タベース189に記録される(ステップ202)。これ
を受けてポータルサイト側では保険料の支払いを指定し
た保険業者にインターネット30を介して行うと共に、
保険業者側ではその受領書を電子的に発行する(ステッ
プ203)。
【0112】この受領と共に、ポータルサイト側が保険
代理店としても機能している場合には、つまり有資格者
が保険書類を作成できる環境下にあるときには、保険証
券のドラフトはそのまま保険証券としての価値を有する
ことになるから、この場合には保険業者サイト62から
は逆に代理店手数料がポータルサイト側に振り込まれる
ことになる(ステップ204)。このような手続きが終
了すると、保険金の請求行為に対する履歴がデータベー
ス92に記録され、そして保険金の支払い行為に対する
履歴がデータベース93に記録されて一連の処理が終了
する(ステップ205)。
【0113】(9)保険求償処理 貨物の配送中には貨物に関するダメージが発生すること
が考えられる。貨物が損傷を受けたとか、事故により貨
物が廃棄処分されたとかのダメージである。このような
ダメージが発生すると、損害賠償の問題に移る。保険者
は求償権を行使でき、保険業者はそのダメージに対する
賠償責任が発生するからである。
【0114】貨物がどの搬送経路でどのようなダメージ
を受けたかは、図26に示すように貨物トラッキングデ
ータベース83に記録され、その記録情報は特にダメー
ジ情報のみは専用のデータベース(CARデータベー
ス;Cargo Abnormal Reportデータベース)88にも記
録される。このデータベース88に記録された情報以外
の損害状況は、現場の写真などが考えられるから、これ
らの損害状況はポータルサイトのうち特に保険ポータル
を利用して収集される。
【0115】そして保険ポータル73を経由して収集し
た損害状況と、データベース88より入手した損害状況
と、船荷証券情報さらにはデータベース107よりの保
険契約内容から、保険求償額を算定する。この保険求償
額に基づいて保険求償用書類(電子データもしくは書
面)が作成され、電子データとして作成された保険求償
情報はいったん損害保険用のデータベース107に記録
すると共に、インターネット30を経由して保険業者サ
イト62に配信される。書面化された保険求償書類は保
険業者に郵送することもできる。保険求償業務を代行す
ることもできる。保険求償情報は貨物依頼人はもちろん
のこと、保険業者や顧客が閲覧できるように保険求償用
トラッキングデータベース89にも保存する。
【0116】したがって、保険業者はインターネット3
0を経由してして直接このトラッキングデータベース8
9にアクセスできるようになされ、その損害状況の確認
をとれるようになっている。この実施の形態では、損害
状況の確認がとれたならば、保険業者が損害保険金額を
算定して、貨物依頼人に対してインターネット30、イ
ントラネット40を経由して直接保険金を支払うシステ
ムとなっている。なお、貨物依頼人や顧客がこの損害状
況を確認するときには、保険ポータルの保険求償トラッ
キング検索の項目をアクセスすればよい。
【0117】図27はこの保険求償処理の一例を示すフ
ローチャートであって、貨物の損害状況を入手すると共
に(ステップ211)、船荷証券情報や保険契約の情報
をそれぞれ入手する(ステップ212)。これら情報に
基づいて保険求償額を算定すると共に、保険求償の書類
(ドラフト)が作成され(ステップ213)、保険求償
の請求が保険業者になされる(ステップ214)。保険
求償の確認がとれたとき保険業者は保険契約者にその支
払いを行うことによって一連の保険求償処理が終了する
(ステップ215)。
【0118】(10)保険業者等の品質格付け評価と最
適業者の選定基準および更新処理 複数の物流業者や保険業者をノミネートし、これをデー
タベース84に登録することは、依頼された貨物を安全
に、しかも配送計画通りに目的地まで、リーズナブルな
価格で送り届けることができ、万が一事故に遭遇したと
きでも十分な補償を約束できる条件といえる。このよう
な条件に合う物流業者や保険業者の目安としては、物流
業者に関して言えば、過去の配送計画に対して、予定通
り運行され、無事着荷したかどうかなどの履歴情報が重
要となる。また保険に関しては、保険料が安いか、補償
内容は充実しているか、保険金の支払いは迅速であった
かなどの過去の履歴情報が重要になってくる。
【0119】これらの情報は、次に更新するときの重要
な目安となり、不適格な業者の登録は抹消されることに
なる。この更新処理は、過去の貨物トラッキングデータ
ベース83、損害保険用データベース107などの情報
に基づいて総合的に判断して行われる。業者の更新処理
はポータルサイト側もしくはローカルサイト50に設置
された物流管理グループ側の何れの側からでも行うこと
ができる。これによって依頼人から信頼されるに足る総
合的な物流管理システムを構築できる。
【0120】(11)船荷証券発行処理システム 貨物を輸送するとき、依頼人と請負人との間で輸送契約
が成立すると、その内容を明らかにした船荷証券(Bill
of Lading:B/L)が発行されるが、この船荷証券は船会
社が、貨物が指定した船に積み込まれたことを確認した
上で発行する。船荷証券には、船会社の名称、B/L番
号、B/L発行日、船積みを行ったフォワーディング・
エージェント(通常は海貨業者)の名称、荷送人、荷受
人、貨物の名称、数量などを始めとして、物流基本6情
報(誰が、何を、何台、何時、どこから、どこへ)など
が記載される。
【0121】上述した記載すべき情報は一例であって、
実際の船荷証券に記載される内容は多岐に亘り、その項
目数は優に50を下らない。したがって船荷証券を発行
するのは面倒で、手数もかかる。それに伴って発生する
コストも無視できない。
【0122】最近では依頼人であるメーカと商社や船会
社との間で出荷や決済データをEDI(Electronic Dat
a Interchange)で交換しているものもあるが、船荷証
券をこのEDIによって発行するまでには至っていな
い。それは、記載する内容が依頼人側と船会社との双方
に係わるものがあるからであり、依頼人側からの情報を
入手して、その情報を船会社側で記入しなければならな
いからである。
【0123】実際、依頼人側から請負人(物流業者)に
配送が依頼され、依頼された貨物が船積みされるまでの
間には、依頼人側と物流業者との間では情報交換が何回
か行われる。そこで、この数度の情報交換を利用してそ
れぞれが持つ情報を逐一記入して該当する項目を埋めて
行けば、船積みされたときに船会社側で船荷証券の証券
番号(B/L番号)と船荷証券の発行日(B/L発行
日)を記入するだけで船荷証券が完成することになる。
続いてこの船荷証券の発行処理システムの一実施の形態
を図28を参照して説明する。
【0124】上述したようにインターネットによる商取
引システムとしてはEDI、特に受発注や決済などの業
務をオンラインで行うときの国際規格であるEDIFA
CTや、HTMLに代わるページ記述言語であるXML
(Extensible Markup Language)などが利用される。そ
のため、ポータルサイト側には、図2にも示すようにデ
ータベースサーバ70は、電子商取引きのために必要な
EDIFACTサーバとしても機能するように構成され
ている。
【0125】一方、物流業者のサイト60側にもインタ
ーネット30に接続されるポータルサイトが備えられて
おり、ここにも上述したように、インターネット30を
介して情報の相互通信を行うために必要な各種のサーバ
の他に、EDIFACTサーバが備えられている。
【0126】この集中物流管理システム20には、上述
した物流管理システムを処理する以外に、船荷証券を自
動発行するためのシステムが構築されている。船荷証券
自動発行システムを図28を参照して説明する。データ
ベースサーバ70には、図示はしないが、貨物船(船
腹)の予約情報(ブッキング情報)などを蓄積するデー
タベースの他に、貨物の配送情報を蓄積するものであっ
て、その情報をアップデートするデータベースが備えら
れている。そしてこの第1のデータベース部80には上
述したように船荷証券の情報を蓄積するデータベース8
2が備えられている。
【0127】この船荷証券自動発行システムでは、ブッ
キング情報や、受信した依頼人側からの配送情報などを
利用して、最終的に完成された船荷証券を発行するに必
要なアプリケーションソフトの他に、依頼人側からの配
送指示(デリバリー・オーダ)に応じて物流業者サイト
60には、送り状(インボイス)を発行し、これを運送
業者や船会社に送付(送信)したりするアプリケーショ
ンソフト、さらには依頼された貨物の配送ルートなどの
変更(迂回)指示に応じて、運送会社や船会社にその情
報を送るアプリケーションソフトなどが備えられてい
る。
【0128】続いて、船荷証券の発行処理についてその
詳細を説明する。この処理は貨物配送の注文を受け付け
ることによって開始する。この注文はローカルサイト5
0側から要求される場合が多いが、図28の例ではポー
タルサイト側の端末装置35を利用して直接入力した場
合を示す。この出荷指示情報はデータベース82に保存
される。
【0129】図28において、物流業者から最新のブッ
キング情報(ベセルスケジュール)を取得し、このブッ
ギング情報の中で、これから依頼する配送ルートを運行
する船会社があるかどうかを、出荷指示情報や物流業者
のリストなどを参照しながら調べる。ベセルスケジュー
ルは通常データベース81に最新情報として保存されて
いるものを使用することになる。図29と図30はベセ
ルスケジュールの内容である。
【0130】図29および図30からも明らかなよう
に、船荷証券に必要な項目は53項目あり、このうち、
ベセルスケジュールとして配信される情報は図29に示
す欄の中に黒丸印で示すように、項目番号9,10
(コンテナ本数など)および項目番号16から29まで
の内容が(船便か航空便かの他に、船便であるときの船
名、荷積み港などの主要14項目)がEDIFACTデ
ータとして物流業者サイト60から送られてくる。
【0131】目的に合致したベセルスケジュールが存在
するときには物流業者サイト60に対してプレブッキン
グを行う。このときの内容は指定したベセルスケジュー
ルと同じ内容である(欄)。
【0132】物流業者サイト60はブッキング情報に対
してブッキングの予約番号(図29項目番号14)を付
してポータルサイト側に送り返す(欄、だたし項目番
号14を除く)。ポータルサイト側ではこのブッキング
情報の確認を行う(欄、ただし項目番号14を含
む)。
【0133】続いて、ポータルサイト側では、物流基本
6情報に基づいて実際に該当する項目に該当情報を記入
して船荷証券のドラフトを作成する(欄)。すなわ
ち、誰が、何を、何台、何時、どこから、どこへという
情報に基づいて、図30の記載項目を含めて、出荷依頼
人、荷物受取人、着荷先などの細かな物流情報を記入す
る。
【0134】この場合に有効となる情報が物流基本6情
報を含めた出荷指示情報である。またこれらの情報の他
に、出荷指示番号、船荷証券発行場所など船荷証券とし
ての必要事項を補充して、最終的には船荷証券番号とそ
の発行日付を除いた全項目(51項目)が記入されたド
ラフトが生成される(欄)。
【0135】生成されたドラフトは物流業者に渡され、
貨物の船荷を確認してから船荷証券番号とその発行日付
が記入されて、最終的な船荷証券が完成する(欄)。
船荷証券番号とその発行日付のついた船荷証券は有効と
なり、証券としての効力を持つ。このように物流業者と
ポータルサイト側との情報の交換を行う過程で船荷証券
の大部分の情報がやり取りされることになり、その過程
で該当する項目を埋めることで、比較的容易に船荷証券
のドラフトをほぼリアルタイムに生成できる。なお、こ
の船荷証券の情報の一部は貨物のトラッキング情報とし
ても活用することができる。
【0136】なお、出荷指示用データベース81には、
上述した物流基本6情報の他に、たとえば図31に示す
ようなこの物流基本6情報に関連した各種の情報(顧客
出荷オーダー番号や業者への出荷指示番号など)も、船
荷証券のドラフト作成情報として蓄積されている。
【0137】また、この船荷証券自動発行システムに
は、この船荷証券発行処理の他に、船荷証券ドラフトが
物流業者に配信されると、運送業者や船会社への貨物送
り状が発行されたり、さらに物流業者に届いた海外から
の貨物の着荷情報がポータルサイト側に寄せられる。こ
の情報に基づいてポータルサイト側では輸入手続きの準
備に入ることになる。さらに、貨物の最新トラッキング
情報から貨物のダメージ情報(CAR情報)を入手し
て、ポータルサイト側の貨物トラッキング用データベー
ス82に保存したりする処理が行われる。
【0138】以上のような船荷証券の自動発行処理の具
体例を図32を参照して説明する。図32において、ま
ずベセルスケジュール(ブッキング情報)を入手してプ
レブッキングを行う(ステップ221,222)。実際
にはデータベース81に蓄積されたベセルスケジュール
が利用される。次に、物流業者はブッキング番号を発行
し、続いてこれを確認する処理となる(ステップ22
3,224)。その後で、船荷証券のドラフトを作成し
て物流業者に配信する(ステップ225)。その後物流
業者は船荷証券の番号とその発行日付を入れることで、
船会社は船荷証券を発行する。
【0139】これと同時に貨物の送り状を運送業者など
に発送する。物流業者サイト60が行う船荷証券の発送
はEDIでもよければ、書面にしてFAXや郵送によっ
て送り届けることになる。このような一連の情報交換過
程で該当する項目をそれぞれの立場で処理することによ
って、船荷証券の発行処理が終了する。
【0140】なお、上述した実施の形態では、この発明
を貨物が国内の業者から海外に輸出する場合についてそ
の貨物の物流に関わる情報のやり取りを電子的に行う場
合について適用したが、輸入貨物に関する物流管理シス
テムを始めとして、国内の業者同士で行われる物流管理
システムに関しても適用することができることは容易に
理解できる。
【0141】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、イン
ターネットなどの通信ネットワーク回線を利用して、物
流のトータル集中管理システムを構築したものである。
【0142】これによれば、出荷依頼人や物流業者の手
数を大幅に簡略化できる総合物流システムを構築できる
ので、出荷依頼人側にとっても、依頼人から受注して配
送を実際に担う業者にとっても、端末装置に向かい、こ
こからデータを入力するだけで、簡単に貨物を目的地ま
で送り届ける配送計画を作成することができると共に、
配送した貨物が現在どの場所にあるかなどをリアルタイ
ムで入手できることになる。
【0143】また貨物の在庫状況や物流費の算出を行う
ことで、貨物の受注処理が終了することに加え、貨物の
出荷指示情報を作成する過程では、この出荷指示情報の
他に、物流業者からの出船予定情報が得られる。そのた
め、船腹予約などのブッキング処理を行うときに使用す
る情報を整理することで、貨物の発注処理が完了すると
共に、船荷証券で必要とされる項目の大部分の内容も取
得できる。したがって出荷指示情報や出船予定情報の情
報収集の都度、これを船荷証券情報としても利用するこ
とで、出荷指示情報が完成するときには、船荷証券のド
ラフトができ上がる。
【0144】このドラフトの内容に、船会社で船荷証券
の証券番号と証券発行日付を追加するだけで、財産的な
価値を持った正式な船荷証券となる。したがって集中物
流管理を行うポータルサイトにアクセスするだけよいか
ら、船荷証券の発行手続を大幅に簡略化できる。
【0145】さらにシステム内部に保険業者や、保険料
率などを蓄積しておけば、出荷指示情報や船荷証券用ド
ラフトの情報を利用することによって、保険金額やその
ときの保険料も算出できるから、これらの内容を保険申
し込み書の形式に則って作成すれば、その情報(電子情
報若しくはペーパー)を保険会社に送付することで、保
険証券の発行が可能になる。もちろん、集中物流管理者
が保険代理業を営むことができる免許保持者であれば、
上述した情報から直接保険証券を発行することができ
る。
【0146】この保険情報作成処理も出荷指示情報など
を利用することで処理できるし、また集中物流管理を行
うポータルサイトにアクセスするだけでよいから、業者
と個別交渉したりする手数が省け、結果として保険証券
の発行手続を大幅に簡略化できる。
【0147】したがってこの発明に係る集中物流管理シ
ステムなどは、インターネットなどの通信ネットワーク
回線を利用して特定のサイトのみにアクセスすることで
情報通信を行う総合物流システムに適用して極めて好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る集中物流管理システムの一実施
の形態を示す要部の概略系統図である。
【図2】データベースサーバの一実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図3】インターネットを使用した集中物流管理システ
ムの実施の形態を示すブロック図である。
【図4】ベセルスケジュールの一例を示す一部のスケジ
ュール表である。
【図5】配送スケジュールの事前提供処理例を示す説明
図である。
【図6】ベセルスケジュールの事前提供処理例を示すフ
ローチャートである。
【図7】出荷指示情報の入力処理例を示す説明図であ
る。
【図8】出荷指示情報の入力表示例を示す説明図であ
る。
【図9】貨物ロケーション情報の表示例を示す説明図で
ある。
【図10】確定した出荷指示情報の表示例を示す説明図
である。
【図11】出荷指示処理例を示すフローチャートであ
る。
【図12】最適な業者選定と配送指示を行うときの説明
図である。
【図13】出荷指示処理例を示すフローチャートであ
る。
【図14】貨物トラッキング状況の更新および照会を行
うときの説明図である。
【図15】貨物状況の表示例を示す説明図である。
【図16】貨物トラッキング情報の更新および照会処理
例を示すフローチャートである。
【図17】物流費請求の説明図である。
【図18】物流費請求処理例を示すフローチャートであ
る。
【図19】物流費の支払い処理例を示す説明図である。
【図20】物流費支払い処理例を示すフローチャートで
ある。
【図21】商品代金決済の説明図である。
【図22】代金決済処理例を示すフローチャートであ
る。
【図23】損害保険情報に関する説明図である。
【図24】保険情報処理例を示すフローチャートであ
る。
【図25】保険料支払い処理例を示すフローチャートで
ある。
【図26】保険求償の説明図である。
【図27】保険求償処理例を示すフローチャートであ
る。
【図28】船荷証券発行の説明図である。
【図29】船荷証券内容の一部を示す図である。
【図30】船荷証券内容の他の一部を示す図である。
【図31】物流基本6情報の内容を示す図である。
【図32】船荷証券発行処理例を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10・・・総合物流管理システム、20・・・集中物流
管理システム、30,40・・・通信ネットワーク回
線、50・・・ローカルサイト、60・・・物流業者サ
イト、62・・・保険業者サイト、64・・・端末装
置、70・・・データベースサーバ、80・・・第1の
データベース部、90・・・第2のデータベース部、1
00・・・マスタファイル、81・・・ベセルスケジュ
ール用データベース、82・・・出荷指示および船荷証
券情報のデータベース、83・・・貨物トラッキング用
データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 弓田 圭一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 中村 岳志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 渡邊 善太 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA01 AA04 AA06 BB31 BB46 CC11 CC32 DD01 DD05 EE02 EE05 EE31 EE56 FF02 FF03 FF09 5B055 BB00 CA00 CC00 CC13 5H180 AA25 FF01 (54)【発明の名称】 貨物の受注方法と発注方法、集中物流管理方法、集中物流管理装置、集中物流管理システム、貨 物保険情報作成方法、貨物保険情報作成装置、貨物保険情報作成システム、船荷証券用ドラフト の自動作成方法、船荷証券用ドラフト情報の自動作成装置および船荷証券自動発行システム

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受注した貨物を目的地まで配送する際に
    使用する集中物流管理方法であって、 通信ネットワーク回線を利用して相互通信できる電子情
    報として加工されると共に、 特定のサイトをアクセスすることによって、受注した貨
    物を配送地まで、物流業者を含めて一括指示する出荷指
    示処理ステップと、 上記貨物を目的地まで配送するに要する物流費を算出す
    る物流費等算出処理ステップと、 上記貨物の配送状況を示す貨物トラッキング処理ステッ
    プとをもって、上記貨物を集中管理できるようにしたこ
    とを特徴とする集中物流管理方法。
  2. 【請求項2】 上記出荷指示処理ステップでは、予めノ
    ミネートされた複数の物流業者のリストや船会社の出船
    予定情報と、入力された貨物配送に対する必要かつ十分
    な物流情報である物流基本6情報に基づいて出荷指示を
    行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の集中物
    流管理方法。
  3. 【請求項3】 上記物流費等算出処理ステップでは、上
    記出荷指示情報の貨物明細から、配送ルート別の物流費
    を参照して目的地までの物流費を算出するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の集中物流管理方法。
  4. 【請求項4】 上記貨物トラッキング処理ステップによ
    って、貨物の現在位置を把握できるようになされたこと
    を特徴とする請求項1記載の集中物流管理方法。
  5. 【請求項5】 受注した貨物を目的地まで配送する際に
    使用する集中物流管理装置であって、 受注した貨物を配送地まで、物流業者を含めて一括指示
    する出荷指示処理手段と、 上記貨物を目的地まで配送するに要する物流費を算出す
    る物流費等算出処理手段と、 上記貨物の配送状況を示す貨物トラッキング処理手段と
    で構成され、 上記出荷指示処理手段、物流費等算出処理手段および貨
    物トラッキング処理手段は、通信ネットワーク回線を経
    由してアクセスできるように構成されると共に、特定の
    サイトをアクセスすることで、対応する処理を実行でき
    るようになされたことを特徴とする集中物流管理装置。
  6. 【請求項6】 受注した貨物を目的地まで配送する際に
    使用する集中物流管理システムであって、 このシステムは、通信ネットワーク回線を利用して相互
    通信できるサイトとして構成され、このサイトにはデー
    タベースサーバが設置され、このデータベースサーバで
    の内部処理部として、 受注した貨物を配送地まで、物流業者を含めて一括指示
    する出荷指示処理部と、 上記貨物を目的地まで配送するに要する物流費を算出す
    る物流費等算出処理部と、 上記貨物の配送状況を示す貨物トラッキング処理部とが
    少なくとも設けられ、 上記サイトにアクセスするだけで、上記物流業者への貨
    物に関する全ての出荷指示を行うことができるように、
    上記貨物に対して集中管理するようにしたことを特徴と
    する集中物流管理システム。
  7. 【請求項7】 上記出荷指示処理部では、予めノミネー
    トされた複数の物流業者のリストや船会社の出船予定情
    報などを蓄積したデータベースが置かれ、 入力された物流基本6情報に基づいて上記物流業者への
    出荷指示処理が一括してなされるようにしたことを特徴
    とする請求項6記載の集中物流管理システム。
  8. 【請求項8】 上記物流費等算出処理部では、上記出荷
    指示情報の貨物明細から、配送ルート別の物流費を参照
    して目的地までの物流費を算出するために必要なマスタ
    ファイルや、その管理用データベースが置かれたことを
    特徴とする請求項6記載の集中物流管理システム。
  9. 【請求項9】 上記貨物トラッキング処理部の情報を検
    索することで、貨物の現在位置を把握できるようになさ
    れたことを特徴とする請求項6記載の集中物流管理シス
    テム。
  10. 【請求項10】 通信ネットワーク回線を経由して入力
    するか、若しくはポータルサイト側で入力された貨物の
    出荷指示依頼に対し、上記貨物の種類、数量、送り先な
    どの出荷指示情報を受信するステップと、 受信した出荷指示情報のうち、上記貨物の在庫情報を確
    認するステップと、 貨物の在庫情報を確認してから、上記貨物の配送ルート
    を割り出して当該配送ルートでの物流費を算出するステ
    ップと、 算出した物流費を依頼人側に配信するステップとからな
    ることを特徴とする貨物の受注方法。
  11. 【請求項11】 出荷指示用データベースに蓄積された
    貨物の出荷指示情報を取り出すステップと、 輸送スケジュール用データベースに蓄積された輸送スケ
    ジュールを取り出すステップと、 これら出荷指示情報と輸送スケジュールから、上記出荷
    指示にしたがった貨物配送経路を確定するステップと、 ノミネーション用データベースに登録された物流業者リ
    ストから上記確定した貨物配送経路を運行する物流業者
    のうち最適な物流業者を選定するステップと、 選定した物流業者に対して通信ネットワーク回線などを
    利用して、確定した出荷指示情報を配信するステップか
    らなることを特徴とする貨物の発注方法。
  12. 【請求項12】 少なくとも貨物明細情報として利用す
    る出荷指示情報と、保険金の算出基準となる保険条件な
    どから、当該貨物に対する保険金額を算出するステップ
    と、 ノミネートの中から保険業者を選定するステップと、 上記出荷指示情報、保険金額、配送区間などから保険料
    率を基準にして保険料を算出するステップと、 上記出荷指示情報、保険金額、保険料のそれぞれの情報
    に基づいて、電子データ化した貨物保険情報を作成する
    ステップからなることを特徴とする貨物保険情報作成方
    法。
  13. 【請求項13】 上記保険情報は、保険申し込み情報か
    若しくは保険証券情報であることを特徴とする請求項1
    2記載の貨物保険情報作成方法。
  14. 【請求項14】 上記出荷指示情報には、少なくとも物
    流基本6情報が含まれることを特徴とする請求項12記
    載の貨物保険情報作成方法。
  15. 【請求項15】 上記出荷指示情報、保険条件の情報、
    保険業者、保険料率などは何れもデータベース化された
    情報の中から抽出するようにしたことを特徴とする請求
    項12記載の貨物保険情報作成方法。
  16. 【請求項16】 貨物明細情報として利用する出荷指示
    情報を蓄積した蓄積手段と、 保険金の算出基準となる保険条件などの情報を蓄積した
    蓄積手段と、 ノミネートされた保険業者を蓄積した蓄積手段と、 保険料率の情報を蓄積した蓄積手段と、 これらの各情報から保険金、保険料を算出する算出手段
    と、 算出された保険金、保険料率およびこれらを算出するた
    めに使用した出荷指示情報から、電子データ化した保険
    情報を作成するようにしたことを特徴とする貨物保険情
    報作成装置。
  17. 【請求項17】 上記保険情報は、保険申し込み情報か
    若しくは保険証券情報であることを特徴とする請求項1
    6記載の貨物保険情報作成装置。
  18. 【請求項18】 上記出荷指示情報には、少なくとも物
    流基本6情報が含まれることを特徴とする請求項16記
    載の貨物保険情報作成装置。
  19. 【請求項19】 貨物の出荷指示を出すサイトと、保険
    業者側のサイトとが通信ネットワーク回線で相互に接続
    され、情報が電子データとして流通するシステムであっ
    て、出荷指示側のサイトには、貨物保険情報作成手段が
    設けられ、この貨物保険情報作成手段は、 貨物明細情報として利用する出荷指示情報を蓄積した蓄
    積手段と、 保険金の算出基準となる保険条件などの情報を蓄積した
    蓄積手段と、 ノミネートされた保険業者を蓄積した蓄積手段と、 保険料率の情報を蓄積した蓄積手段と、 これらの各情報から保険金、保険料を算出する算出手段
    とを有し、 算出された保険金、保険料率およびこれらを算出するた
    めに使用した出荷指示情報から、電子データ化した保険
    情報を作成すると共に、 上記保険業者側のサイトには、上記通信ネットワーク回
    線を経由して上記保険情報を受信し、上記保険情報を承
    認したときであって、この保険情報が保険申し込み情報
    であるときには保険証券を発行する証券発行手段が設け
    られたことを特徴とする貨物保険作成システム。
  20. 【請求項20】 上記出荷指示情報には、少なくとも物
    流基本6情報が含まれることを特徴とする請求項19記
    載の貨物保険情報作成システム。
  21. 【請求項21】 貨物配送のための注文オーダがあった
    とき、予め入手しておいた出船予定情報より選択した特
    定の出船予定に対してプレブッキングを行うと共に、指
    定した出船予定に関連する情報を船荷証券用ドラフト情
    報として使用するステップと、 船荷証券の証券予約番号が付加されて戻された確認用の
    出船予定情報に対してブッキング指示を行うステップ
    と、 出荷要求に応じ、上記確認用出船予定情報に出荷指示情
    報を付加して新たな船荷証券用ドラフト情報を作成する
    ステップと、 この新たな船荷証券用ドラフト情報を最終的な船荷証券
    用ドラフト情報として送り出すステップによって、船荷
    証券のドラフト情報を自動作成するようにしたことを特
    徴とする船荷証券用ドラフトの自動作成方法。
  22. 【請求項22】 上記最終の船荷証券用ドラフト情報
    に、証券番号と、証券発行日付を追加することで、有効
    な船荷証券なることを特徴とする請求項21記載の船荷
    証券用ドラフトの自動作成方法。
  23. 【請求項23】 上記出船予定に関連する情報には、少
    なくとも物流基本6情報が含まれることを特徴とする請
    求項21記載の船荷証券用ドラフトの自動作成方法。
  24. 【請求項24】 出船予定情報蓄積手段と、貨物の出荷
    指示情報の蓄積手段と、 これら2つの蓄積手段より読み出した出船予定情報と出
    荷指示情報から、特定の出船予定に対してブッキングを
    行うブッキング手段と、 上記出船予定情報とブッキング情報から、上記貨物に対
    して発行される船荷証券のドラフト情報を作成する作成
    手段と、 上記ブッキング情報やドラフト情報を配信する配信手段
    とで構成され、 この作成手段で作成されたドラフト情報を船会社側に配
    信し、該船会社側で上記ドラフト情報に、証券番号と証
    券発行日付を記入することで、上記貨物に対する船荷証
    券が作成されるようにしたことを特徴とする船荷証券用
    ドラフト情報の自動作成装置。
  25. 【請求項25】 上記配信は、通信ネットワーク回線経
    由で行われるようになされたことを特徴とする請求項2
    4記載の船荷証券用ドラフト情報の自動作成装置。
  26. 【請求項26】 貨物の出荷指示を出すサイトと、物流
    業者側のサイトとが通信ネットワーク回線で相互に接続
    され、情報が電子データとして流通するシステムであっ
    て、出荷指示側のサイトには、 出船予定情報を蓄積する蓄積手段と、 出荷指示情報を蓄積する蓄積手段と、 貨物配送のための注文オーダがあったとき、予め入手し
    ておいた出船予定表より選択した特定の出船予定に対し
    てブッキングを行ったときの出船予定に関連する情報を
    船荷証券用ドラフト情報として蓄積するドラフト情報蓄
    積手段とを備え、上記物流業者側のサイトには、 最新の出船予定情報を配信する配信手段と、 上記ブッキング情報の配信を物流業者側で確認し、証券
    予約番号を付す船荷証券情報確認手段と、 受信した船荷証券用ドラフト情報に対して、証券番号と
    証券発行日付を付して、上記貨物に対する船荷証券を発
    行する船荷証券発行手段とを備え、 上記両サイトでの電子データの授受過程で上記船荷証券
    用のドラフト情報が順次追加されて船荷証券が完成する
    ようにしたことを特徴とする船荷証券自動発行システ
    ム。
  27. 【請求項27】 上記出船予定に関連する情報には、少
    なくとも物流基本6情報が含まれることを特徴とする請
    求項26記載の船荷証券自動発行システム。
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