JP2001282864A - 機能ブロック修正方法 - Google Patents

機能ブロック修正方法

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JP2001282864A
JP2001282864A JP2000090995A JP2000090995A JP2001282864A JP 2001282864 A JP2001282864 A JP 2001282864A JP 2000090995 A JP2000090995 A JP 2000090995A JP 2000090995 A JP2000090995 A JP 2000090995A JP 2001282864 A JP2001282864 A JP 2001282864A
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JP2000090995A
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Mayumi Okuno
真由美 奥野
Toshiyuki Yokoyama
敏之 横山
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部調達または既存の機能ブロックを利用し
てLSI設計を行う場合に、所定の機能の名称が重複す
ることによる変更作業時の手作業による入力ミスや設計
の後戻りが発生し、設計効率がおちる。 【解決手段】 利用する全ての機能ブロックの機能記述
データに含まれる前記名称を抽出し、該抽出した名称の
うち前記機能ブロック間で重複している名称があるか否
かを判別し、重複している名称があると判別された場合
に該名称についての情報を示す重複情報3aを出力し、
該重複情報3aに基づいて前記名称の変更内容を示す修
正情報4aを作成し、該修正情報4aに基づいて前記名
称を変更している。よって、前記名称が重複していない
機能ブロックが得られ、前記重複に伴う変更作業時の手
作業による入力ミスや設計の後戻りの発生を防ぐことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、半導体装置の設計に用
いられる機能ブロックの修正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの高集積化とともに設計が
複雑化しており、この複雑化を回避するために設計資産
を再利用することが不可欠になっている。そこで、外部
調達した機能ブロックを使用することや既存の機能ブロ
ックを再利用することにより設計期間の短縮を実現して
いる。このLSI設計に利用する前記機能ブロックの機
能記述データは、通常階層構成になっており複数のブロ
ックから構成されており、ブロック名/サブブロック名
やグローバル変数は独自の命名法に基づいて命名されて
いる。
【0003】よって、前記のように新たに外部調達また
は既存の機能ブロックを利用してLSI設計を行う場
合、前記機能ブロック間でブロック名/サブブロック名
やグローバル変数名等の名称が重複している可能性があ
る。もし、前記機能ブロック間で名称が重複していれ
ば、重複しない名称に前記機能記述データを手作業で修
正しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような機能記述デ
ータでの前記名称の重複は、LSI設計を行っている過
程で発覚し、その度に修正しなければならないので、手
作業による入力ミスや設計の後戻りが発生し設計効率が
おちることになる。
【0005】本発明は前記従来の課題を解決するために
なされたものあって、変更作業時の入力ミスや設計の後
戻りの発生を抑制し、設計効率を向上させる機能ブロッ
ク修正方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、機能記述データにより構成される機能ブ
ロックを複数用いる場合の機能ブロック修正方法におい
て、利用する全ての前記機能ブロックの機能記述データ
に含まれる所定の機能の名称を抽出する機能名抽出処理
と、前記抽出した名称のうち前記機能ブロック間で重複
している名称があるか否かを判別する機能名重複処理
と、前記機能名重複処理で重複している名称があると判
別された場合に該名称についての情報を示す重複情報を
出力する機能名情報出力処理と、前記重複情報に基づい
て前記名称の変更内容を示す修正情報を作成する機能名
作成処理と、前記修正情報に基づいて前記名称を変更す
る機能名変更処理とを行うという手段を採用している。
【0007】本発明によれば、入力ミスや設計の後戻り
の発生を抑制し、設計効率を向上させる機能ブロック修
正方法が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、機能記述データにより構成される機能ブロックを複
数用いる場合の機能ブロック修正方法において、利用す
る全ての前記機能ブロックの機能記述データに含まれる
所定の機能の名称を抽出する機能名抽出処理と、前記抽
出した名称のうち前記機能ブロック間で重複している名
称があるか否かを判別する機能名重複処理と、前記機能
名重複処理で重複している名称があると判別された場合
に該名称についての情報を示す重複情報を出力する機能
名情報出力処理と、前記重複情報に基づいて前記名称の
変更内容を示す修正情報を作成する機能名作成処理と、
前記修正情報に基づいて前記名称を変更する機能名変更
処理とを行うことを特徴とする機能ブロック修正方法で
あり、ある1つのLSI設計において前記所定の機能の
名称が重複していない機能ブロックが得られ、前記重複
に伴う変更作業時の手作業による入力ミスや設計の後戻
りの発生を防ぐことができるという作用を有する。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記機能名作成
処理では、前記名称が重複している機能ブロックのうち
1つの機能ブロックでは前記重複している名称の変更を
行わないように前記修正情報を作成する請求項1に記載
の機能ブロック修正方法であり、変更箇所をできるだけ
少なくして機能記述データを変更することで設計の後戻
りや入力ミスの発生を防ぐことができるという作用を有
する。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記機能名作成
処理では、前記名称が重複している機能ブロックすべて
で前記重複している名称を変更するように前記修正情報
を作成する請求項1に記載の機能ブロック修正方法であ
り、重複している名称の情報をすべて変更することでド
キュメント等に記載されている前記所定の機能に関する
情報の混乱を避け、設計の後戻りや入力ミスの発生を防
ぐことができるという作用を有する。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記機能名作成
処理では、前記名称が重複している機能ブロックにおけ
る前記名称をすべて変更するように前記修正情報を作成
する請求項1に記載の機能ブロック修正方法であり、前
記機能ブロック毎に前記名称にを例えば一律先頭文字を
付加することで設計の後戻りや入力ミスの発生を防ぐこ
とができるという作用を有する。
【0012】請求項5に記載の発明は、更に、前記修正
情報に基づいて各種の設計データに含まれる前記名称を
変更する処理を行う請求項1〜請求項4に記載の機能ブ
ロック修正方法であり、前記修正情報に基づいて設計に
必要となるテストベンチや論理合成の制約データやドキ
ュメントといった設計データに対して前記名称の変更を
行うことができ、前記設計データの前記名称を機能記述
データと一致させることで、設計データの編集作業によ
る入力ミスの発生や前記名称が違うことによる誤解を防
ぐことができるという作用を有する。
【0013】請求項6に記載の発明は、前記機能名作成
処理では、作成した前記修正情報の中に前記抽出した名
称と重複している名称があるか否かを確認し、重複して
いる名称がある場合には前記修正情報を修正する請求項
1〜請求項5に記載の機能ブロック修正方法であり、重
複している名称がない前記修正情報を作成することがで
きるという作用を有する。
【0014】請求項7に記載の発明は、機能記述データ
により構成される機能ブロックを複数用いる場合の機能
ブロック修正方法において、利用しようとする機能ブロ
ックの機能記述データに含まれる所定の機能の名称を抽
出する機能名抽出処理と、前記抽出した名称が、利用さ
れている機能ブロックの前記名称が登録されている利用
機能名リストに登録されているか否かを判別する利用機
能名重複処理と、前記機能名重複処理で前記名称が登録
されていると判別された場合に該名称についての情報を
示す重複情報を出力する機能名情報出力処理と、前記重
複情報に基づいて前記名称の変更内容を示す修正情報を
作成する機能名作成処理と、前記修正情報に基づいて前
記名称を変更する機能名変更処理と、前記変更した後の
名称、および前記抽出した名称のうち前記利用機能名リ
ストに登録されていなかった名称を該利用機能名リスト
に登録する利用機能名登録処理とを行うことを特徴とす
る機能ブロック修正方法であり、複数のLSI設計にお
いて前記所定の機能の名称が重複していない機能ブロッ
クが得られ、前記重複に伴う変更作業時の手作業による
入力ミスや設計の後戻りの発生を防ぐことができるとい
う作用を有する。
【0015】請求項8に記載の発明は、前記機能名作成
処理では、作成した前記修正情報の中に前記抽出した名
称および前記利用機能名リストに登録された名称と重複
している名称があるか否かを確認し、重複している名称
がある場合には前記修正情報を修正する請求項7に記載
の機能ブロック修正方法であり、重複している名称がな
い前記修正情報を作成することができるという作用を有
する。
【0016】請求項9に記載の発明は、前記所定の機能
が、前記機能ブロックを構成するブロックである請求項
1〜請求項8に記載の機能ブロック修正方法であり、ブ
ロック名が重複していない機能ブロックが得られ、ブロ
ック名の重複に伴う変更作業時の手作業による入力ミス
や設計の後戻りの発生を防ぐことができるという作用を
有する。
【0017】請求項10に記載の発明は、前記所定の機
能が、前記機能ブロックで使用しているグローバル変数
である請求項1〜請求項8に記載の機能ブロック修正方
法であり、グローバル変数名が重複していない機能ブロ
ックが得られ、グローバル変数名の重複に伴う変更作業
時の手作業による入力ミスや設計の後戻りの発生を防ぐ
ことができるという作用を有する。
【0018】以下、本発明の実施の形態について図面に
基づいて説明する。
【0019】(第一の実施形態)図1は、本発明の一実
施の形態による機能ブロック修正方法の手順を示すフロ
ー図であり、以下、この機能ブロック修正方法について
図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、機
能ブロックの機能記述データに含まれる所定の機能が、
前記機能ブロックを構成するブロックである場合につい
て説明する。また、図1ではLSI設計で3つの機能ブ
ロック、すなわち機能ブロックABC1a、機能ブロッ
クDEF1b、機能ブロックGHI1cを利用する場合
を示している。
【0020】<機能名抽出処理>(ステップST10) LSI設計に利用する機能ブロックの機能記述データ
は、通常階層構成になっており複数のブロックから構成
されており、まず、この機能ブロックの機能記述データ
より、全ての階層のブロック名(サブブロック名を含
む)を抽出する。図1に示す例では、3つの機能ブロッ
ク1a、1b、1cから機能名抽出結果2を得ることが
できる。機能ブロックABC1aはブロック名a,aa,ab,
abc,ac,adの各ブロックで、機能ブロックDEF1bは
ブロック名b,ba,bb,abc,bc,bdの各ブロックで、機能ブ
ロックGHI1cはブロック名c,ca,cb,abc,cc,cdの各
ブロックで構成されていることがわかる。
【0021】<機能名重複処理>(ステップST11) 次いで、前記機能名抽出結果2に基づいて前記機能ブロ
ック間で重複しているブロック名があるか否かの判別を
行う。この結果、重複しているブロック名がなかった場
合には以降の処理は行わずに終了する。図1の例では、
ブロック名abcが重複しているのでブロック名が重複し
ていると判断される。
【0022】<機能名情報出力処理>(ステップST1
2) 前記機能名重複処理での判別の結果、重複しているブロ
ック名があった場合にはこの重複しているブロック名つ
いての情報を示す機能名重複情報3aを出力する。図1
の例では、ブロック名abcが重複しているので、重複の
ある機能ブロック名と重複しているブロック名abcとを
組み合わせ前記機能名重複情報3aとして出力してい
る。
【0023】<機能名作成処理>(ステップST13) 次いで、前記機能名重複情報3aに基づいて重複してい
るブロック名をどのように変更するかを示す機能名修正
情報4aを作成する。次いで、この作成した前記機能名
修正情報4aに含まれる修正情報が、前記機能名抽出処
理で抽出したブロック名と重複していないかどうかを確
認する。この結果、重複しているブロック名がない場合
には、作成した前記機能名修正情報4aを出力する。
【0024】一方、重複しているブロック名がある場合
には前記機能名修正情報4aを修正する。この場合、再
度前記機能名抽出処理で抽出したブロック名と重複して
いないかどうかを確認することになり、この一連の動作
は重複しているブロック名がなくなるまで繰り返し行わ
れることになる。
【0025】図1の例では、重複しているブロック名ab
cを機能ブロックABC1aではブロック名abc1に、機
能ブロックDEF1bではブロック名abc2に、機能ブロ
ックGHI1cではブロック名abc3にするという機能名
修正情報4aを作成している。この例では、この機能名
修正情報4aに含まれる修正情報が、前記機能名抽出処
理で抽出したブロック名と重複していないのでこの機能
名修正情報4aを出力することになる。
【0026】<機能名変更処理>(ステップST14) 前記機能名修正情報4aに基づいて前記機能ブロックの
機能記述データのブロック名を変更する。図1の例で
は、前記機能名修正情報4aに基づいて各機能ブロック
を修正し、編集済みの機能ブロックABC5a、機能ブ
ロックDEF5b、機能ブロックGHI5cを得る。
【0027】なお、前記したように本実施の形態では、
機能ブロックの機能記述データに含まれる所定の機能
が、前記機能ブロックを構成するブロックである場合に
ついて説明したが、前記所定の機能が前記機能ブロック
で使用しているグローバル変数等であっても構わない。
【0028】以上のように、LSI設計を行う前に利用
する機能ブロックの機能記述データに含まれる所定の機
能の名称が重複しているか否かを判別し、重複している
名称を変更しているので、前記所定の機能の名称が重複
していない機能記述データが得られ、前記重複に伴う変
更作業時の手作業による入力ミスや設計の後戻りの発生
を防ぐことができる。
【0029】前記機能名修正情報の作成についてはいく
つかの方法があり、これらの例を以下に説明する。この
各例においては、図1で示した機能ブロックABC1
a、機能ブロックDEF1b、機能ブロックGHI1c
を利用して説明を行っている。
【0030】「機能名修正情報の第1の例」図2は機能
名修正情報の第1の例を示す図である。前記のようにし
て機能名抽出処理(ステップST10)によって機能名
抽出結果2が得られ、機能名重複処理(ステップST1
1)、機能名情報抽出処理(ステップST12)によっ
て機能名重複情報3aが得られる。ここまでの機能名抽
出結果2、機能名重複情報3aの内容についても図1の
例と同様である。
【0031】次に、機能名作成処理(ステップST1
3)では、重複しているブロック名abcを、重複してい
る3つの機能ブロックのうち1つではそのままブロック
名abcとして利用し、それ以外の機能ブロックでは前記
ブロック名を変更して機能名修正情報4bを作成する。
すなわち、重複しているブロック名abcを機能ブロック
ABC1aではブロック名abcに、機能ブロックDEF
1bではブロック名d_abcに、機能ブロックGHI1c
ではブロック名g_abcにするという機能名修正情報4b
を作成している。
【0032】この変更方法では、最小の変更で前記所定
の機能の名称が重複していない機能記述データが得られ
る。
【0033】「機能名修正情報の第2の例」図3は機能
名修正情報の第2の例を示す図である。前記のようにし
て機能名抽出処理(ステップST10)によって機能名
抽出結果2が得られ、機能名重複処理(ステップST1
1)、機能名情報抽出処理(ステップST12)によっ
て機能名重複情報3aが得られる。ここまでの機能名抽
出結果2、機能名重複情報3aの内容についても第1の
例と同様である。
【0034】次に、機能名作成処理(ステップST1
3)では、重複しているabcというブロック名を重複し
ている3つの機能ブロックすべてにおいて変更して機能
名修正情報4cを作成する。すなわち、重複しているブ
ロック名abcを機能ブロックABC1aではブロック名a
_abcに、機能ブロックDEF1bではブロック名d_abc
に、機能ブロックGHI1cではブロック名g_abcにす
るという機能名修正情報4cを作成している。なお、図
1に示した例は本機能名修正情報の第2の例である。
【0035】この変更方法では、重複している前記所定
の機能の名称をすべて変更することで前記所定の機能の
名称が重複していない機能記述データが得られる。
【0036】「機能名修正情報の第3の例」図4は機能
名修正情報の第3の例を示す図である。前記のようにし
て機能名抽出処理(ステップST10)によって機能名
抽出結果2が得られる。この機能名抽出結果2の内容に
ついても第1の例と同様である。次に、機能名重複処理
(ステップST11)、機能名情報抽出処理(ステップ
ST12)によって、重複しているブロック名がある機
能ブロックと該機能ブロックの全てのブロック名とを組
み合わせて機能名重複情報3bを作成する。
【0037】次に、機能名作成処理(ステップST1
3)では、機能名重複情報3に示されるブロック名をす
べて変更して機能名修正情報4dを作成する。すなわ
ち、機能ブロックABC1aではすべてのブロック名の
先頭にabc_を、機能ブロックDEF1bではすべてのブ
ロック名の先頭にdef_を、機能ブロックGHI1cでは
すべてのブロック名の先頭にghi_を付加するという機能
名修正情報4dを作成している。
【0038】この変更方法では、前記所定の機能の名称
が重複しているすべての機能ブロックにおいて前記名称
をすべて変更することにより、前記所定の機能の名称が
重複していない機能記述データが得られる。
【0039】(第二の実施形態)図5は、本発明の他の
実施の形態による機能ブロック修正方法の手順を示すフ
ロー図であり、以下、この機能ブロック修正方法につい
て図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態でも、
機能ブロックの機能記述データに含まれる所定の機能
が、前記機能ブロックを構成するブロックである場合に
ついて説明する。また、図5ではLSI設計で新たに機
能ブロックABC1aを利用する場合を示している。
【0040】<機能名抽出処理>(ステップST20) 前記したようにLSI設計に利用する機能ブロックの機
能記述データは、通常階層構成になっており複数のブロ
ックから構成されており、まず、第一の実施の形態と同
様にこの機能ブロックの機能記述データより、全ての階
層のブロック名を抽出する。図5に示す例では、前記機
能ブロックABC1aから機能名抽出結果11を得るこ
とができる。この機能ブロックABC1aは、ブロック
名a,aa,ab,abc,ac,adの各ブロックで構成されているこ
とがわかる。
【0041】<利用機能名重複処理>(ステップST2
1) 次いで、既に利用を行っている機能ブロックのブロック
名が登録されている利用機能名リスト10と、前記機能
名抽出結果11とに基づいて重複しているブロック名が
あるか否かの判別を行う。この結果、重複しているブロ
ック名がなかった場合には以降の処理は行わずに終了す
る。図5の例では、前記利用ブロックリスト10にはブ
ロック名b,ba,bb,abc,bc,bd,c,ca,cb,cc,cdが登録され
ており、前記機能ブロックABC1aはブロック名abc
が重複しているのでブロック名が重複していると判断さ
れる。
【0042】<機能名情報出力処理>(ステップST2
2) 前記機能名重複処理での判別の結果、重複しているブロ
ック名があった場合には重複しているブロック名ついて
の情報を示す機能名重複情報12を出力する。図5の例
では、ブロック名abcが重複しているので、ブロック名a
bcを前記機能名重複情報12として出力している。
【0043】<機能名作成処理>(ステップST23) 次いで、前記機能名重複情報12に基づいて重複してい
るブロック名をどのように変更するかを示す機能名修正
情報13を作成する。次いで、この機能名修正情報13
に含まれる修正情報が、前記機能名抽出処理で抽出した
ブロック名および前記利用ブロックリスト10に登録さ
れたブロック名と重複していないかどうかを確認する。
この結果、重複しているブロック名がない場合には、作
成した前記機能名修正情報13を出力する。
【0044】一方、重複しているブロック名がある場合
には前記機能名修正情報13を修正する。この場合、再
度前記機能名抽出処理で抽出したブロック名および前記
利用ブロックリスト10に登録されたブロック名と重複
していないかどうかを確認することになり、この一連の
動作は重複しているブロック名がなくなるまで繰り返し
行われることになる。
【0045】図5の例では、重複しているブロック名ab
cをブロック名a_abc にするという機能名修正情報13
を作成している。この例では、この機能名修正情報13
に含まれる修正情報が、前記機能名抽出処理で抽出した
ブロック名および前記利用ブロックリスト10に登録さ
れたブロック名に重複していないのでこの機能名修正情
報13を出力することになる。
【0046】<機能名変更処理>(ステップST24) 前記機能名修正情報13に基づいて前記機能ブロックの
機能記述データのブロック名を変更する。図5の例で
は、前記機能名修正情報13に基づいて前記機能ブロッ
クABC1aを修正し、編集済みの機能ブロックABC
14aを得ることになる。
【0047】<利用機能名登録処理>(ステップST2
5) 次に、前記編集済みの機能ブロックを構成するすべての
ブロック名を前記利用機能名リスト10に追加登録し、
新たに編集済み利用機能名リスト15を得ることにな
る。図5の例では前記編集済みの機能ブロックABC1
4aのブロック名a,aa,ab, a_abc ,ac,adすべてを前記
利用機能名リスト10に追加登録する。よって、ブロッ
ク名b,ba,bb,abc,bc,bd,c,ca,cb,cc,cd,a,aa,ab,a_abc,
ac,adが登録された前記編集済み利用機能名リスト15
が得られることになる。
【0048】なお、前記のように本実施の形態では、機
能ブロックの機能記述データに含まれる所定の機能が、
前記機能ブロックを構成するブロックである場合につい
て説明したが、前記所定の機能が前記機能ブロックで使
用しているグローバル変数等であっても構わない。
【0049】このように、LSI設計に利用する機能ブ
ロックの機能記述データに含まれる所定の機能の名称を
リスト化しておき、該所定の機能の名称が重複している
か否かを判別し、重複している名称を変更しているの
で、前記所定の機能の名称が重複することを回避でき、
前記重複に伴う変更作業時の手作業による入力ミスや設
計の後戻りの発生を防ぐことができる。
【0050】(第三の実施形態)図6は、本発明の他の
実施の形態による機能ブロック修正方法の手順を示すフ
ロー図であり、以下この機能ブロック修正方法について
図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態でも、機
能ブロックの機能記述データに含まれる所定の機能が、
前記機能ブロックを構成するブロックである場合につい
て説明する。また、図6では前記機能記述データを変更
した機能ブロックが、機能ブロックABC1a、機能ブ
ロックDEF1b、機能ブロックGHI1cである場合
を示している。
【0051】前記ブロック名は、前記機能記述データ以
外にも例えば仕様書などのドキュメント、テストベン
チ、論理合成スクリプト等の設計データにが含まれてい
る。前記機能記述データにおいて前記ブロック名を変更
した場合、前記設計データについても前記ブロック名を
変更する必要が生じる。
【0052】そこで、前記各実施の形態で得られた前記
機能名修正情報4aに基づいて、前記設計データ20を
変更し(設計データ機能名修正処理、ステップST3
0)、修正済み設計データ21を得る。
【0053】図6に示す例では、前記機能名修正情報4
aに基づいて、ブロック名abcを機能ブロックABC1
aではブロック名abc1に、機能ブロックDEF1bでは
ブロック名abc2に、機能ブロックGHI1cではブロッ
ク名abc3に変更された修正済み設計データ21が得られ
ることになる。
【0054】このように、設計に必要となるテストベン
チや論理合成の制約データやドキュメントといった設計
データに対して前記名称の変更を行うことができ、前記
設計データの前記名称を機能記述データと一致させるこ
とで、設計データの編集作業による入力ミスの発生や前
記名称が違うことによる誤解を防ぐことができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る機能ブロッ
ク名修正方法では、LSI設計を行う前に利用する機能
ブロックの機能記述データに含まれる所定の機能の名称
が重複しているか否かを判別し、重複している名称を変
更しているので、前記所定の機能の名称が重複していな
い機能ブロックが得られ、LSI設計途中で発生する可
能性のある不具合を削減することができ、設計の後戻り
の発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による機能ブロック修正
方法の手順を説明するためのフロー図である。
【図2】本発明の一実施の形態による機能ブロック修正
方法での機能名修正情報の第1の例を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態による機能ブロック修正
方法での機能名修正情報の第2の例を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態による機能ブロック修正
方法での機能名修正情報の第3の例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施の形態による機能ブロック修
正方法の手順を説明するためのフロー図である。
【図6】本発明の他の実施の形態による機能ブロック修
正方法の手順を説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
1a〜1c 機能ブロック 2、11 機能名抽出結果 3、12 機能名重複情報 4a〜4d、13 機能名修正情報 5a〜5c、14a 編集済み機能ブロック 10 利用機能名リスト 15 編集済み利用機能名リスト 20 設計データ 21 編集済み設計データ ST10、ST20 機能名抽出処理 ST11、 機能名重複処理 ST12、ST22 機能名情報出力処理 ST13、ST23 機能名作成処理 ST14、ST24 機能名変更処理 ST21 利用機能名重複処理 ST25 利用機能名登録処理 ST30 設計データ機能名修正処理

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機能記述データにより構成される機能ブ
    ロックを複数用いる場合の機能ブロック修正方法におい
    て、 利用する全ての前記機能ブロックの機能記述データに含
    まれる所定の機能の名称を抽出する機能名抽出処理と、 前記抽出した名称のうち前記機能ブロック間で重複して
    いる名称があるか否かを判別する機能名重複処理と、 前記機能名重複処理で重複している名称があると判別さ
    れた場合に該名称についての情報を示す重複情報を出力
    する機能名情報出力処理と、 前記重複情報に基づいて前記名称の変更内容を示す修正
    情報を作成する機能名作成処理と、 前記修正情報に基づいて前記名称を変更する機能名変更
    処理とを行うことを特徴とする機能ブロック修正方法。
  2. 【請求項2】 前記機能名作成処理では、前記名称が重
    複している機能ブロックのうち1つの機能ブロックでは
    前記重複している名称の変更を行わないように前記修正
    情報を作成する請求項1に記載の機能ブロック修正方
    法。
  3. 【請求項3】 前記機能名作成処理では、前記名称が重
    複している機能ブロックすべてで前記重複している名称
    を変更するように前記修正情報を作成する請求項1に記
    載の機能ブロック修正方法。
  4. 【請求項4】 前記機能名作成処理では、前記名称が重
    複している機能ブロックにおける前記名称をすべて変更
    するように前記修正情報を作成する請求項1に記載の機
    能ブロック修正方法。
  5. 【請求項5】 更に、前記修正情報に基づいて各種の設
    計データに含まれる前記名称を変更する処理を行う請求
    項1〜請求項4に記載の機能ブロック修正方法。
  6. 【請求項6】 前記機能名作成処理では、作成した前記
    修正情報の中に前記抽出した名称と重複している名称が
    あるか否かを確認し、重複している名称がある場合には
    前記修正情報を修正する請求項1〜請求項5に記載の機
    能ブロック修正方法。
  7. 【請求項7】 機能記述データにより構成される機能ブ
    ロックを複数用いる場合の機能ブロック修正方法におい
    て、 利用しようとする機能ブロックの機能記述データに含ま
    れる所定の機能の名称を抽出する機能名抽出処理と、 前記抽出した名称が、利用されている機能ブロックの前
    記名称が登録されている利用機能名リストに登録されて
    いるか否かを判別する利用機能名重複処理と、 前記機能名重複処理で前記名称が登録されていると判別
    された場合に該名称についての情報を示す重複情報を出
    力する機能名情報出力処理と、 前記重複情報に基づいて前記名称の変更内容を示す修正
    情報を作成する機能名作成処理と、 前記修正情報に基づいて前記名称を変更する機能名変更
    処理と、 前記変更した後の名称、および前記抽出した名称のうち
    前記利用機能名リストに登録されていなかった名称を該
    利用機能名リストに登録する利用機能名登録処理とを行
    うことを特徴とする機能ブロック修正方法。
  8. 【請求項8】 前記機能名作成処理では、作成した前記
    修正情報の中に前記抽出した名称および前記利用機能名
    リストに登録された名称と重複している名称があるか否
    かを確認し、重複している名称がある場合には前記修正
    情報を修正する請求項7に記載の機能ブロック修正方
    法。
  9. 【請求項9】 前記所定の機能が、前記機能ブロックを
    構成するブロックである請求項1〜請求項8に記載の機
    能ブロック修正方法。
  10. 【請求項10】 前記所定の機能が、前記機能ブロック
    で使用しているグローバル変数である請求項1〜請求項
    8に記載の機能ブロック修正方法。
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