JP2006221368A - ライブラリ提供方法及びライブラリ提供装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 LSI設計データを生成する際に、ライブラリの属性情報に起因した不具合を容易に確認する。
【解決手段】 複数のライブラリを用いて生成した設計データにおける各ライブラリの属性情報を当該ライブラリと共に提供するライブラリ提供装置であって、複数のライブラリを用いて生成した設計データにおける各ライブラリの属性情報を抽出し、抽出した属性情報が提供された所望の属性情報と一致するか否かを判定し、該判定結果を生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のライブラリを用いて生成した設計データにおける各ライブラリの属性情報を当該ライブラリと共に提供する技術に関するものである。
大規模集積回路(LSI:Large Scale Integration Circuit)を設計する場合、コンピュータ上で動作するプログラムからなる設計自動化ツールを様々に組み合わせて用いることによって論理設計、論理検証を行い、設計データを生成している(例えば、特許文献1)。
これら複数の設計自動化ツールで必要となる各種ライブラリがライブラリプロバイダ(半導体メーカー)からライブラリユーザ(LSI設計者)に提供され、LSI設計が行われている。
ここで、LSI設計に使用する設計自動化ツールとしては、論理機能をバブルチャートからRTL(Register Transfer Level)へ変換するRTLエントリーツール、設計したRTLの機能検証を行うための検証ツール、そのRTLをゲート回路へと変換する論理合成ツール、そのRTLと論理合成により生成されたゲート回路の等価性を検証するツール等がある。これら複数の設計自動化ツールの間で設計データの変換を行い、最終的にライブラリプロバイダによるLSI製造に必要とされる設計データを提供するデザインフローが構成される。
近年のように、LSI設計データが数百万ゲートにもなる大規模システムLSIの開発の場合には、通常の論理機能モジュール、I/Oセル、PLL(phase-locked loop)やdll(dynamic-link library)等の特殊マクロ、内蔵RAMモジュール以外にも、CPUなどのハードマクロ、外部作成IP(Intellectual Property)などの多種多様な機能モジュールがLSIに搭載される。そのため、ライブラリプロバイダはライブラリユーザに、LSIに搭載される機能部品ごとに異なるライブラリを提供し、ライブラリユーザは提供された複数のライブラリを用いてLSI設計データを生成している。
また、ライブラリプロバイダがシステムLSIに搭載されるハードマクロを開発して、ライブラリユーザに提供する場合や新規半導体プロセスの立ち上げ時には、ハードマクロや半導体プロセスの開発作業の進み具合に応じて順次ライブラリを提供するため、ライブラリユーザが開発に使用するライブラリは頻繁に更新されることになる。
このように頻繁にライブラリの更新が繰り返されると、設計者は使用すべきバージョンとは異なったライブラリを用いてしまう可能性があった。
従って、LSI設計データが個々のライブラリで所望のバージョンを使用して生成した設計データであることをライブラリプロバイダとライブラリユーザの双方で、正確に把握しておくことが品質を確保する上で重要となっている。
特開2002-024311号公報
しかしながら、上述した方法では、ライブラリユーザが複数のライブラリを用いて生成した設計データが所望のライブラリバージョンで生成されたものかを容易に確認することができなかった。
例えば、複数の開発拠点で同一ライブラリを使用して開発を行う場合、作業環境が複数存在するためオリジナルのライブラリが更新されると、複数の作業環境を同時に更新する必要が生じる。ところが、一方の開発拠点のみ、ライブラリのバージョンアップを行ってしまった場合、生成されるネットリストからはその情報が読み取れず、作業ミスが見逃されてしまう危険性があった。
特に、従来のライブラリ形態では、ライブラリのバージョンが設計データに詳細な情報として引き継がれなかったため、設計データが所望のライブラリで生成されたものか否かを容易に確認することができなかった。
更に、このような不具合が発生した場合、ライブラリユーザは再度所望のライブラリに設定し直してLSI設計データを生成する必要があるため、開発応答時間(TAT:Turn Around Time)が増大する。結果として、LSI設計データによって製造されるLSIの供給が遅延し、搭載される製品の開発日程にも影響を及ぼすといった問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、LSI設計データを生成する際に、ライブラリの属性情報に起因した不具合を容易に確認することを目的とする。
本発明は、複数のライブラリを用いて生成した設計データにおける各ライブラリの属性情報を当該ライブラリと共に提供するライブラリ提供方法であって、複数のライブラリを用いて生成した設計データにおける各ライブラリの属性情報を抽出する抽出工程と、前記抽出した属性情報が提供された所望の属性情報と一致するか否かを判定し、該判定結果を生成する生成工程とを有することを特徴とする。
また、本発明は、複数のライブラリを用いて生成した設計データにおける各ライブラリの属性情報を当該ライブラリと共に提供するライブラリ提供装置であって、複数のライブラリを用いて生成した設計データにおける各ライブラリの属性情報を抽出する抽出手段と、前記抽出した属性情報が提供された所望の属性情報と一致するか否かを判定し、該判定結果を生成する生成手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、LSI設計データを生成する際に、ライブラリの属性情報に起因した不具合を容易に確認することができる。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態におけるライブラリプロバイダ提供データの一例を示す図である。図1において、100はライブラリプロバイダ提供データであり、この例では、属性情報付加ライブラリ101、ライブラリ属性情報102、設計データライブラリ属性情報抽出モジュール103、ライブラリ属性情報判定結果生成モジュール104により構成されている。
110はライブラリプロバイダ(半導体メーカー)であり、ライブラリプロバイダ提供データを提供する。120はライブラリユーザ(LSI設計者)であり、ライブラリプロバイダ110からライブラリプロバイダ提供データ100の提供を受け、LSIの設計を行う。
ここで、ライブラリユーザ120に提供されるライブラリプロバイダ提供データ100の属性情報付加ライブラリ101について、図2を用いて説明する。図2は、図1に示す属性情報付加ライブラリ101の詳細な構成を示す図である。
LSIを設計する過程では、コンピュータ上で動作するプログラムからなる設計自動化ツールを様々に組み合わせて用いるため、各設計自動化ツールで参照可能なライブラリを提供する必要がある。
そこで、図2に示す例では、属性情報付加ライブラリ101を4つのライブラリで構成している。例えば、論理検証用ライブラリ201は、設計者が論理動作を記述したRTL(Register Transfer Level)コードを論理検証するツールが参照するためのライブラリである。論理検証用ライブラリ201を用いて論理検証したRTLコードを論理合成等によりRTLコードから回路図レベル(ゲートレベル)へと変換する。その際に参照されるのが、論理合成用ライブラリ204である。また、上述のRTLコードと、論理合成等によって生成されたゲートレベルのネットリストとの論理等価性を確認する際に使用されるのが、等価検証用ライブラリ202である。
更に、論理合成等によって生成されたゲートレベルのネットリストを用いてフロアプランの検討やレイアウト検討を行う場合に必要となる配置情報等を含んだ物理用ライブラリ203もある。
このような論理検証用ライブラリ201〜論理合成用ライブラリ204の各ライブラリは、更により詳細な複数種のライブラリで構成されている。
図2に示すように、論理合成用ライブラリ204は、NANDセルやINVERTERセル等で構成されるprimitive cell library211、RAMデータが含まれるmemory library212、入出力セルであるI/O library213、CPUブロック等が含まれるhard macro library214で構成されている。
また、論理検証用ライブラリ201、等価検証用ライブラリ202、物理検証用ライブラリ203も、論理合成用ライブラリ204と同様に、それぞれprimitive cell library211、memory library212、I/O library213、hard macro library214で構成されている。
次に、ライブラリプロバイダ提供データ100のライブラリ属性情報102について、図3を用いて説明する。図3は、ライブラリ属性情報の統合バージョン情報生成例を示す図である。
ライブラリユーザ120がLSIを設計する上で必要となる、primitive cell library211、memory library212、I/O library213、hard macro library214におけるバージョン情報からライブラリを一つのパッケージとして扱うために必要なライブラリ統合バージョン情報の生成過程を示したものである。
図3に示すように、第1回目のライブラリ提供では、primitive cell library301、I/O library302のみが提供され、ライブラリ統合バージョン情報305として「1.0」が定義される。第2回目のライブラリ提供では、memory library303が新規に提供され、I/O library302が「1.0」から「1.1」に更新され、ライブラリ統合バージョン情報305として「1.1」が定義される。第3回目のライブラリ提供では、更にhard macro library304が新規に提供され、primitive cell library301が「1.0」から「1.1」に更新され、ライブラリ統合バージョン情報305として「1.2」が定義される。
以下同様に、ライブラリが新規に提供されるか、或いは既に提供されているライブラリのバージョンが更新される毎にライブラリ統合バージョン情報305も更新される。
このようにして決定したライブラリ統合バージョン情報305がライブラリ属性情報となる。また、ここで定義されたライブラリ統合バージョン情報305がライブラリを構成するprimitive cell library211、I/O library212、memory library213、hard macro library214の各構成要素に組み込まれて属性情報付加ライブラリ101が構成される。
次に、図4及び図5を用いて、ライブラリプロバイダ110が提供するライブラリプロバイダ提供データ100をライブラリユーザ120がLSI設計に用いた場合に、従来のデザインフローとの違いについて説明する。
図4は、従来のライブラリを用いてライブラリユーザ120がLSI設計を行う場合のデザインフローを示す図である。
RTLデータ401は、LSI設計者が生成するハードウェア記述言語(HDL)等の設計データである。論理検証モジュール402で、RTLデータ401が所望の論理動作をするか否かといった論理検証が行われる。この論理検証が終了した時点でRTLデータ401は論理合成モジュール403により論理合成用ライブラリ406を参照してRTL記述からゲートレベルのネットリストへ変換される。
ここで、変換されたネットリストは、ネットリスト検証モジュール404に入力され、半導体プロセス依存のデザインルールに基づいた検証が行われる。このネットリスト検証モジュール404は、問題がないことを確認した段階で、ライブラリプロバイダ110に提供する設計データであるネットリストデータ405を出力する。
しかしながら、上述した従来のデザインフローでは、ライブラリプロバイダ110からライブラリバージョン情報等の属性情報が提供されたとしても、ライブラリユーザ120がLSI設計データを作成するために参照する論理合成用ライブラリ406の個々のライブラリには属性情報が存在しないため、ネットリストデータ405にはライブラリの属性情報が引き継がれない。
従って、ネットリストデータ405を作成した後で、ネットリストデータ405を参照したライブラリが適切なバージョンであるか否かを確認することができず、正否の判断をすることが容易ではなかった。
図5は、本実施形態における属性情報付加ライブラリを用いたライブラリユーザ120のデザインフローを示す図である。
RTLデータ501は、LSI設計者が生成するハードウェア記述言語(HDL)等の設計データである。論理検証モジュール502で、RTLデータ501が所望の論理動作をするか否かといった論理検証が行われる。この論理検証が終了した時点でRTLデータ501は論理合成モジュール503により属性情報付加ライブラリ506を参照してRTL記述からゲートレベルのネットリストへ変換される。
尚、このネットリストには、論理合成モジュール503で参照した属性情報付加ライブラリ506に組み込まれている個々のライブラリ構成要素に付加された属性情報が引き継がれている。そのため、ネットリストを解析することにより、論理合成時に参照したライブラリの属性情報を抽出することが可能となる。
次に、変換されたネットリストは、ネットリスト検証モジュール504及び設計データライブラリ属性情報抽出モジュール507に入力される。ネットリスト検証モジュール504では、半導体プロセス依存のデザインルールに基づいた検証が行われる。ネットリスト検証モジュール504は、問題がないことを確認した段階で、ライブラリプロバイダ110に提供する設計データであるネットリストデータ505を出力する。
一方、設計データライブラリ属性情報抽出モジュール507は、入力されたネットリストからネットリストを構成する個々のライブラリ構成要素に付加されている属性情報を抽出する。ここで、設計データライブラリ属性情報抽出モジュール507を用いて抽出した属性情報の抽出例を図6を用いて説明する。
図6は、本実施形態で抽出されるライブラリ属性情報の一例を示す図である。例えば、図6に示すように、ネットリストが「Macro1」、「Mem1」、「Mem2」、「function1」、「function2」のブロック名で構成されている場合、個々のライブラリ構成要素毎に属性情報を抽出する。この例では、各ブロックに使用されたライブラリ構成要素毎にセル名、ライブラリバージョン及びライブラリを生成したツールバージョンを表示するように設定している。
一般に、同一の論理合成の場合、図7に示すインスタンスから抽出したライブラリ属性情報の例のように、同一のライブラリ構成要素である「NAND02」に対しては複数のインスタンス(inst-1,inst-14,inst-178,inst-234)が同一のライブラリに適用される。そのため、そのライブラリバージョンは同一のものが使用される。しかしながら、このように全インスタンスに対してバージョン管理を行うと属性情報を含むデータ量は非常に増大してしまう。
そこで、図8に示すインスタンスから抽出したライブラリ属性情報の例のように、論理合成単位毎に、例えば「NAND02」であれば1つのインスタンス(inst-1)を代表値として使用することで、属性情報を含むデータ量の増大を抑えることができる。
但し、設計データの不具合等により、ネットリストでのセル置き換えといった技術変更指示(ECO:Engineering Change Order)処理が行われるような場合には、同一セルであってもライブラリバージョンが異なる可能性があるため、各ブロックを構成する個々のインスタンスを個別の構成要素として扱う図7に示すものを適用する必要がある。
図6では、図8に示すライブラリ属性情報に基づいて結果を表示している。図6に示す「function1」のブロックは、「NAND02」、「INV01」、「DFF01」で構成され、使用したライブラリバージョンは「3.6」、そのライブラリを生成したツールバージョンは「1.2」であったことを示し、これらのライブラリ属性情報が抽出される。
図5に戻り、設計データライブラリ属性情報抽出モジュール507で抽出された属性情報は、次のライブラリ属性情報判定結果生成モジュール508に入力される。また、ライブラリプロバイダ110から提供されたライブラリ属性情報510もライブラリ属性情報判定結果生成モジュール508に入力される。
尚、図1に示したライブラリ属性情報102は、図5に示すライブラリ属性情報510と同一のものである。
ライブラリ属性情報判定結果生成モジュール508では、ライブラリプロバイダ110から提供されたライブラリ自体のライブラリ属性情報510と、入力されたネットリストから設計データライブラリ属性情報抽出モジュール507で抽出された属性情報とを比較することで、ライブラリ属性情報判定結果509を生成する。
図9は、ライブラリ属性情報判定結果509の一例を示す図である。図9に示すように、ライブラリプロバイダ110から提供されたライブラリに含まれる属性情報は、ライブラリ属性情報(ライブラリ)で表示されている「3.6」がライブラリバージョンであり、ライブラリ属性情報(ツール)で表示されている「1.2」がライブラリを生成したツールバージョンであることを示し、その下に、ネットリストを構成する各ライブラリ構成要素の属性情報から抽出した属性情報との判定結果を示している。
図9に示す例では、ネットリストを構成する「Macro1」、「Mem1」、「function1」の各ブロックは設計データライブラリ属性情報抽出モジュール507で抽出したライブラリバージョンが「3.6」でライブラリ属性情報(ライブラリ)で表示されているライブラリバージョンの「3.6」と一致しているため、判定結果として「○」が表示されている。
また、ネットリストを構成する「Mem2」のブロックは、設計データライブラリ属性情報抽出モジュール507で抽出したライブラリバージョンが「3.5」でライブラリ属性情報(ライブラリ)で表示されているライブラリバージョンの「3.6」と一致しておらず、かつ、ネットリストから抽出したライブラリバージョンの方が古いため、判定結果として「×」が表示されている。
そして、ライブラリプロバイダ110から提供されたライブラリのバージョンと、設計データのバージョンとが異なるため、設計者へのメッセージとして、図9に示す例では、「Version is different」を表示し、設計者に注意を促している。
また、ネットリストを構成する「function2」のブロックは設計データライブラリ属性情報抽出モジュール507で抽出したライブラリバージョンが、ライブラリ属性情報(ライブラリ)よりも新しい場合や、ライブラリ属性情報が正しく読み取れない場合であり、ライブラリバージョンとして「ERROR」が表示されている。
この場合、ライブラリ属性情報の判定以前の問題であるため、ライブラリバージョンの判定結果として「?」を表示し、設計者へのメッセージとして「Unexpected Version」を表示し、設計者に不具合を明確な形で示している。
以上のように、LSI設計者はライブラリプロバイダ110が提供するライブラリ属性情報102、属性情報付加ライブラリ101、設計データライブラリ属性情報抽出モジュール103、ライブラリ属性情報判定結果生成モジュール104を用いることで、従来ではできなかったネットリストからライブラリ属性情報を抽出することが可能となる。
これにより、ライブラリユーザ120が設計データライブラリ属性情報抽出モジュール507及び、ライブラリ属性情報判定結果生成モジュール508によって得られるライブラリ属性情報判定結果509に問題があればすぐに作業を中断することができる。
また、ライブラリプロバイダ110に設計データを提出する前に、ライブラリ取り違い等の人為的なミスを早い段階で検証することができるので、設計データの品質を確保することも可能となる。
更に、ライブラリプロバイダ110がライブラリ属性情報判定結果509の提出をLSI設計データの受け入れ条件に追加すれば、ライブラリユーザ120のみでなく、ライブラリプロバイダ110の双方での二重の確認になり、品質を確保することができる。
また、ライブラリプロバイダ110はライブラリの取り違い等の人為的なミスをLSI設計データ提出前に事前に排除することができるので、不用な作業を回避することができる。
ところで、属性情報生成の一例としては、前述のように各ライブラリのバージョン情報を用いてライブラリ統合バージョン情報を生成して使用する方法を示したが、例えば単にライブラリのバージョン情報だけでなく、ライブラリ生成者、ライブラリ生成日時、及びライブラリ生成したツール情報を属性値として新たに定義し、ライブラリの属性情報生成に組み込んでライブラリの統合バージョン情報を得ても同様にライブラリを判定するための属性情報としての効果が得られる。
最後に、ライブラリ、及びツールの提供方法について説明する。図10は、ライブラリ及びツールの提供形態の一例を示す図である。この提供形態は、記録媒体、或いはネットワーク経由での提供時に、ライブラリ及びツールを1つの提供パッケージとして、一度にライブラリプロバイダ110からライブラリユーザ120に提供するものである。
図10に示すように、提供パッケージ1001は、属性情報付加ライブラリ1002、ライブラリ属性情報1003、設計データライブラリ属性情報抽出モジュール1004、ライブラリ属性情報判定結果生成モジュール1005で構成される。
この提供パッケージ1001であれば、ライブラリがバージョンアップした場合など、その都度、属性情報付加ライブラリ1002、ライブラリ属性情報1003、設計データライブラリ属性情報抽出モジュール1004、ライブラリ属性情報判定結果生成モジュール1005を提供することができる。
図11は、ライブラリ及びツールの他の提供形態の一例を示す図である。他の提供形態は、ライブラリを提供する場合には、ライブラリ提供パッケージを提供し、ツールを提供する場合には、ツール提供パッケージを提供するものである。
図11に示すように、ライブラリ提供パッケージ1101は、属性情報付加ライブラリ1102、ライブラリ属性情報1103で構成される。
また、ツール提供パッケージ1111は、設計データライブラリ属性情報抽出モジュール1104、ライブラリ属性情報判定結果生成モジュール1105で構成される。
このように、ライブラリ及びツールのパッケージを切り分けることにより、ツール提供パッケージ1111は初回のみ提供し、ライブラリ提供パッケージ1101はライブラリが更新された場合に提供してもライブラリユーザ120はライブラリ属性情報を判定する環境を得ることができる。
以上のように、LSI開発用ライブラリにライブラリのバージョン情報及びライブラリを生成したツール情報等からなるライブラリ属性情報と、ライブラリ属性情報を付加した属性情報付加ライブラリと、開発したLSI設計データのライブラリ属性情報を抽出し、抽出した設計データライブラリ属性情報がライブラリ属性情報と一致したか否かを判定し、その判定結果をライブラリプロバイダからライブラリユーザに提供する。
これにより、ライブラリユーザはその判定結果を確認することでライブラリ属性情報等に起因する問題を早期に修正することができる。
また、ライブラリプロバイダ側へリリースするLSI設計データの品質も向上させることができる。
更に、ライブラリプロバイダでは、ライブラリユーザの経験や設計能力に左右されずに、ライブラリ属性情報に起因した問題を回避できるので、LSI設計の後工程の作業を効率良く進めることが可能となる。
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
このプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本実施形態におけるライブラリプロバイダ提供データの一例を示す図である。 図1に示す属性情報付加ライブラリ101の詳細な構成を示す図である。 ライブラリ属性情報の統合バージョン情報生成例を示す図である。 従来のライブラリを用いてライブラリユーザ120がLSI設計を行う場合のデザインフローを示す図である。 本実施形態における属性情報付加ライブラリを用いたライブラリユーザ120のデザインフローを示す図である。 本実施形態で抽出したライブラリ属性情報の一例を示す図である。 インスタンスから抽出したライブラリ属性情報の一例を示す図である。 インスタンスから抽出したライブラリ属性情報の一例を示す図である。 ライブラリ属性情報判定結果509の一例を示す図である。 ライブラリ及びツールの提供形態の一例を示す図である。 ライブラリ及びツールの他の提供形態の一例を示す図である。
符号の説明
100 ライブラリプロバイダ提供データ
101 属性情報付加ライブラリ
102 ライブラリ属性情報
103 設計データライブラリ属性情報抽出モジュール
104 ライブラリ属性情報判定結果生成モジュール
110 ライブラリプロバイダ
120 ライブラリユーザ
201 論理検証用属性情報付加ライブラリ
202 等価検証用属性情報付加ライブラリ
203 物理用属性情報付加ライブラリ
204 論理合成用属性情報付加ライブラリ
501 RTLデータ
502 論理検証モジュール
503 論理合成モジュール
504 ネットリスト検証モジュール
505 ネットリストデータ
506 属性情報付加ライブラリ
507 設計データライブラリ属性情報抽出モジュール
508 ライブラリ属性情報判定結果生成モジュール
509 ライブラリ属性情報判定結果
510 ライブラリ属性情報

Claims (5)

  1. 複数のライブラリを用いて生成した設計データにおける各ライブラリの属性情報を当該ライブラリと共に提供するライブラリ提供方法であって、
    複数のライブラリを用いて生成した設計データにおける各ライブラリの属性情報を抽出する抽出工程と、
    前記抽出した属性情報が提供された所望の属性情報と一致するか否かを判定し、該判定結果を生成する生成工程と、
    を有することを特徴とするライブラリ提供方法。
  2. 前記ライブラリの属性情報は、各ライブラリのバージョン情報のうち、少なくとも1つの情報からライブラリの統合バージョンにより構成されることを特徴とする請求項1記載のライブラリ提供方法。
  3. 複数のライブラリを用いて生成した設計データにおける各ライブラリの属性情報を当該ライブラリと共に提供するライブラリ提供装置であって、
    複数のライブラリを用いて生成した設計データにおける各ライブラリの属性情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出した属性情報が提供された所望の属性情報と一致するか否かを判定し、該判定結果を生成する生成手段と、
    を有することを特徴とするライブラリ提供装置。
  4. 請求項1記載のライブラリ提供方法の各手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  5. 請求項4記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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