JP2001282862A - 建物設計支援システム - Google Patents

建物設計支援システム

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JP2001282862A
JP2001282862A JP2000089563A JP2000089563A JP2001282862A JP 2001282862 A JP2001282862 A JP 2001282862A JP 2000089563 A JP2000089563 A JP 2000089563A JP 2000089563 A JP2000089563 A JP 2000089563A JP 2001282862 A JP2001282862 A JP 2001282862A
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Koichi Tanaka
広一 田中
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 顧客自らが建物の間取りを作成する場合でも
設計建築会社の規格や標準設定等に対応した間取りを作
成することを可能にする建物設計支援システムを提供す
る。 【構成】 建物設計情報処理部1は、入力部2を介して
利用者により入力された建物要素図形(パーツ)の配置
情報に基づいて出力部3の画面上に建物要素図形を配置
していく処理を行うが、この配置において記憶部5から
建物要素についてのルール情報(設計建築会社が採用し
ている規格や標準設定等)を取得し、このルールに基づ
いた案内情報を生成して表示するように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅等の建物設計を
支援する建物設計支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】住宅や店舗等の建物を建てようとする場
合、顧客自身が建物の間取りを概ね作成し、これをベー
スに設計建築会社などで詳細を詰めることが一般的に行
われている。一方、住宅や店舗等をプレハブ化すること
によって工業化生産を推進していくことも望まれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、顧客が
作成した間取りを採用しようとすると、工業化生産を推
進することが難しくなる。一方、顧客の側では設計建築
会社がどのような規格化を行っているのかは知り得ず、
設計建築会社が採用している規格や標準設定等に対応し
た間取りを作成することは困難である。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑み、顧客自ら
が建物の設計をする場合でも設計建築会社が採用してい
る規格や標準設定等に対応した設計を行うことを可能に
する建物設計支援システムを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の建物設計支援
システムは、上記の課題を解決するために、利用者によ
り入力された建物要素図形の配置情報に基づいて画面上
に建物要素図形を配置する図形配置手段と、建物要素に
ついてのルール情報を提供するルール情報提供手段と、
建物要素図形を配置する場合に前記ルール情報を参照
し、このルールに基づいた案内情報を生成して画面表示
する案内情報生成手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】上記の構成であれば、顧客(利用者)は、
画面上で建物要素図形(階段や出入口等)を配置してい
くことにより、建物の間取りを作成していくことができ
る。このとき、建物要素についてのルール情報が参照さ
れ、このルールに基づいた案内情報が生成されて顧客に
提供されるから、顧客は前記ルールに基づいた間取り作
りを進めていくことができる。すなわち、顧客自らが建
物の間取りを作成する場合に、設計建築会社が設定した
ルール(柱配置や階段形状等のルール)に対応した間取
り作りが行えることになる。
【0007】建物要素図形として最初に主要室図形と階
段図形と出入口図形のいずれかを入力させるように構成
されているのがよい。また、建物要素図形として予め決
められた図形が画面上に一つ又は複数表示され、利用者
が選択した前記図形を利用者が選択した位置に配置する
ように構成されているのがよい。
【0008】ルール情報を含む建物要素に関する情報
は、建物の用途(例えば、事務所、レストラン等)に対
応して提供されるのがよい。また、土地を特定する情報
が入力される入力端末と、土地についての環境情報が蓄
積されたデータベースを備え、ルール情報を含む建物要
素に関する情報は、土地の環境情報に対応して提供され
るようにするのがよい。
【0009】各種の建物要素図形が配置された図形情報
に基づいて概略見積もり情報を生成する手段と、前記概
略見積もり情報を利用者に提供する手段とを備えてもよ
い。
【0010】図形配置手段とルール情報提供手段と案内
情報生成手段を成すソフトウェアがホスト側から利用者
の情報処理端末にダウンロードされ、利用者の情報処理
端末上で建物設計支援が行われるように構成されている
のがよい。
【0011】上記構成であれば、顧客は自宅の情報処理
端末(パーソナルコンピュータ等)を用いて設計建築会
社が設定したルール(柱配置や階段形状等のルール)に
対応した間取り作りが行えることになる。また、通信費
用を低減できる。すなわち、顧客の情報処理端末とホス
ト側とを接続したままで情報処理を行う形態を採用する
こともできるが、これでは顧客が間取りの作成を行って
いる間に通信費が嵩んでしまう。これに対し、ダウンロ
ードによって利用者の情報処理端末上で間取り作成を行
う構成であれば、通信費用を低減できることになる。
【0012】図形配置手段とルール情報提供手段と案内
情報生成手段を成すソフトウェアがホスト側から利用者
の情報処理端末にダウンロードされ、利用者の情報処理
端末上で建物設計支援が行われるとともに、各種の建物
要素図形が配置された図形情報をホスト側に送信し、ホ
スト側が前記図形情報に基づいて概略見積もりを行い、
前記概略見積もり情報を前記情報処理端末に送信するよ
うに構成されているのがよい。
【0013】上記構成であれば、顧客は自宅の情報処理
端末(パーソナルコンピュータ等)を用いて設計建築会
社が設定したルール(柱配置や階段形状等のルール)に
対応した間取り作りが行えるとともに、その見積もりも
自宅に居ながらにして得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、この発明の
第1実施形態を図1乃至図6に基づいて説明する。
【0015】図1は、この実施形態の建物設計支援シス
テムの概略構成を示した図であり、同図(a)は独立設
置タイプを示し、同図(b)は通信ネットワークを利用
するタイプを示している。この実施形態の建物設計支援
システム10は、建物設計情報処理部1、入力部(キー
ボード、マウス等のポインティングデバイス、タッチパ
ネル等)2、出力部(ディスプレイ、プリンタ等)3、
記憶部5を備えて構成される。同図(b)においては、
パーソナルコンピュータ12が入力部2及び出力部3を
成すと共に、ダウンロードされた建物設計ソフトを立ち
上げることで建物設計情報処理部1を成す。ホストコン
ピュータ11には、建物設計ソフトをダウンロードする
ための処理部が設けられる。パーソナルコンピュータ1
2及びホストコンピュータ11は共に通信機能を備え、
インターネット13を通じて情報の通信を行うようにな
っている。なお、パーソナルコンピュータ12に限ら
ず、情報の入出力及び通信が可能の機器であれば、どの
ような機器でもよい。また、インターネット13に限ら
ず、公衆回線、専用回線を用いたり、或いは無線で通信
を行うものでもよい。
【0016】記憶部5には、建物用途ごとの設計ルール
情報(設計建築会社が採用している規格や標準設定
等)、及びパーツ(建物要素図形)情報が格納されてい
る。図2(a)は設計ルール情報の詳細を示している。
この図の例では、用途として、事務所、レストラン、ト
レーニングジム、住宅、喫茶店、及び酒屋を挙げている
が、これらに限るものではない。また、設計ルールとし
て中柱ピッチ、室内柱配置、耐力壁配置、階段、及び出
入口を挙げているが、これらに限るものではない。図2
(b)はパーツ情報の詳細を示している。この図の例で
は、階段と出入口とドアを示しているが、これらに限る
ものではない。
【0017】図3(a)は前記図1(b)のネットワー
ク利用タイプにおいて、パーソナルコンピュータ12の
出力部3(ディスプレイ)に表示された画面を示してい
る。この画面は、インターネット13を通じてホストコ
ンピュータ11に用意されているホームページにアクセ
スし、「建物簡易設計サービス」の項目をクリックした
ときに表示される。利用者は、事務所の間取りを作成す
るのであれば、「事務所」を指定して送信を行うことに
なる。ホストコンピュータ11は、「事務所」を示す情
報を受け取ると、事務所用簡易設計ソフト(事務所用の
設計ルール及びパーツ情報を含む)をインターネット1
3を通じてパーソナルコンピュータ12に送信する。こ
のとき、パーソナルコンピュータ12の出力部3には図
3(b)の画面が表示される。
【0018】図4(a)はパーソナルコンピュータ12
においてダウンロードした事務所用簡易設計ソフトを立
ち上げ、建物の外形の図形を入力し、更に「A主要室配
置」を選択して主要室の図形を入力した状態を示してい
る。なお、利用者に適切な操作を促すために案内メッセ
ージ音声出力を行うようにしてもよい。そして、この図
においては、入力された主要室が広いことに起因して主
要室内に柱が1本立てられた状態の画面が表示されてい
る。すなわち、パーソナルコンピュータ12上に構成さ
れている建物設計情報処理部1は、主要室の面積情報を
事務所の室内柱配置のルール、具体的には「面積○m2
以上△m2 未満の部屋は1本の柱を立てる」という
ルールにより、柱を1本立てた図形とメッセージ「この
広さでは主要室内に柱が必要になります」とから成る案
内情報を生成して画面表示を行う。利用者は、主要室内
に柱を立てるのが嫌であればメッセージの欄の「いい
え」を指定する。なお、主要室の配置ルールとして、建
物の外形よりも主要室を大きくできないとする当然のル
ールが用意されている。
【0019】図4(b)は図4(a)で「いいえ」が指
定され、主要室の入力をやり直したときの画面を示して
いる。この図では、中柱が必要であるとのメッセージが
表示されている。これでよければ利用者は「はい」を指
定する。
【0020】図5(a)は「B階段配置」を選択して階
段の図形を入力した状態を示している。ここで、階段図
形として予め決められた図形(図2(b)参照)が画面
上にパーツとして一つ又は複数表示され、利用者が選択
した前記階段図形を利用者が選択した位置に配置できる
ようになっている。例えば、所望の階段図形の箇所にカ
ーソルを持ってきてクリックしたままマウスを移動させ
ることで所望の位置に階段図形を持ってくることができ
る。配置不能の箇所に階段図形が配置されると、「不可
です」のメッセージを生成して画面表示を行う(更に
は、音声出力を行うようにしてもよい)。一方、配置可
能の箇所に階段図形が配置されると、階段図形の四隅に
柱を示す画像を加えて表示する。すなわち、建物設計情
報処理部1は、階段配置のルール、具体的には「階段の
四隅に柱を立てる」というルールにより、柱を示す図形
から成る案内情報を生成して画面表示を行う。
【0021】図5(b)は「C出入口配置」を選択して
出入口の図形を入力した状態を示している。ここで、出
入口図形として予め決められた図形が画面上にパーツと
して一つ又は複数表示され、利用者が選択した前記階段
図形を利用者が選択した位置に配置できるようになって
いる。図示はしないが、配置不能の箇所(既に階段を配
置した場所等)に出入口図形が配置されると、「不可で
す」のメッセージを生成して画面表示を行う。また、こ
の図では「決定」のボタンが用意されている。このボタ
ンがクリックされると、建物設計情報処理部1は、この
間取り途中の状態で柱配置の計算を行う。
【0022】図6(a)は柱配置の計算を行っていると
きの画面を示している。この画面では「柱が設置された
箇所にはドア等は置けません。」のメッセージを表示し
ている。また、柱配置の算出結果に基づき柱を示す図形
から成る案内情報を生成して画面表示を行っている。ま
た、この図では「戻る」のボタンが用意されている。柱
配置に不満があれば、上記の「戻る」のボタンをクリッ
クすることで、前画面或いは初期画面に戻ることができ
る。
【0023】図6(b)は、更にトイレ、窓、ドア、壁
を配置した状態(間取り完了)を示した画面である。ま
た、この画面では、窓やドア等の図形として予め決めら
れた図形が画面上にパーツとして一つ又は複数表示さ
れ、利用者が選択した窓図形などを利用者が選択した位
置に配置できるようになっている。この間取りの作成後
に2階の間取りを同様の手法で作成していくが、その説
明は省略する。そして、2階の間取りが完了したとして
図の「見積もり」のボタンをクリックすると、建物設計
情報処理部1は、例えばダイヤルアップ接続を行い、イ
ンターネット13を通じて、当該間取り図形(各種の建
物要素図形が配置された図形情報)をホストコンピュー
タ11に送信する。ホストコンピュータ11は、前記図
形情報に基づいて概略見積もりを行う。この見積もり
は、例えば、中柱単価と個数の積算、選択された階段や
出入口の費用、窓単価と個数の積算等の処理を行うこと
で得ることができる。ホストコンピュータ11は、前記
概略見積もり情報をパーソナルコンピュータ12に送信
する。パーソナルコンピュータ12における建物設計情
報処理部1は、受け取った見積もり情報を表示する。
【0024】以上説明したように、顧客(利用者)は、
画面上で建物要素図形(外形、主要室、階段、出入口
等)を配置していくことにより、建物の間取りを作成し
ていくことができる。このとき、建物要素についてのル
ール情報が参照され、このルールに基づいた案内情報が
生成されて顧客に提供されるから、顧客は前記ルールに
基づいた間取り作りを進めていくことができる。すなわ
ち、顧客が自身の手で作り上げた間取りは、設計建築会
社が設定したルール(柱配置ルールや階段等の建物要素
など)に対応したものになる。従って、顧客が自身の手
で作り上げた間取りをベースに前記設計建築会社におい
て詳細を詰める場合に、間取りの作り直しといったこと
が殆ど無くなると考えられる。
【0025】なお、パーツ(建物要素図形)として設計
建築会社が設定したルールに対応したもの(主要室、階
段、出入口等)を主として示したが、上記ルールに対応
するものに限定するものではない。例えば、図3(a)
において「レストラン」が選択されたときには、設備内
容や価格等が既知である厨房セットなどをパーツとして
一つ又は複数提供してもよいし、或いは「トレーニング
ジム」が選択されたときには、大きさや価格等が既知で
あるトレーニングセットなどをパーツとして一つ又は複
数提供してもよい。また、パーツにカーソルをのせるな
ど所定の操作を行うことによってパーツの詳細説明や写
真画像が表示されるようにしてもよい。また、利用者が
作成した間取りをデータベースに蓄積していき、例え
ば、建物の用途ごとや土地環境ごとに利用者がどのよう
な間取りを望むのかを統計処理によって把握し、よくあ
るパターンの間取りを参考例として利用者に提供するよ
うにしてもよい。
【0026】(実施形態2)以下、この発明の第2実施
形態を図7乃至図9に基づいて説明する。
【0027】図7は、この実施形態の建物設計支援シス
テムの概略構成を示した図であり、同図(a)は独立設
置タイプを示し、同図(b)は通信ネットワークを利用
するタイプを示している。この実施形態の建物設計支援
システム10は、データベースDB、建物設計情報処理
部1、入力部(キーボード、マウス等のポインティング
デバイス、タッチパネル等)2、出力部(ディスプレ
イ、プリンタ等)3、記憶部5を備えて構成される。同
図(b)においては、パーソナルコンピュータ12が入
力部2及び出力部3を成すと共に、ダウンロードされた
建物設計ソフトを立ち上げることで建物設計情報処理部
1を成す。パーソナルコンピュータ12及びホストコン
ピュータ11は共に通信機能を備え、インターネット1
3を通じて情報の通信を行うようになっている。
【0028】データベースDBは、土地についての自然
環境情報、土地についての社会環境情報、土地について
の法的環境情報、及び地図データを蓄積している。図8
(a)は、 データベースDBの詳細(地図データは省
略)を示している。土地についての自然環境情報とは、
土地に固有の基本的に自然に由来する情報であり、例え
ば、気候情報(積雪量情報、降雨量情報、気温情報、湿
度情報、台風関連情報、日照情報等)、地耐力情報(盛
土、埋め立て情報等の自然に由来しない情報も含み得
る)、地震情報、塩害情報、土地傾斜情報、土地面積情
報、及び土地形状情報等がある。土地についての社会環
境情報とは、土地周辺に設置された人工物或いは土地周
辺を通過する人工物に由来する情報であり、騒音情報、
及び地域設備情報(都市インフラ情報等:図では道路幅
を示している)がある。法的環境情報とは、土地につい
ての法的な規制に関する情報であり、防火・準防火情
報、用途制限情報、建ぺい率情報、及び容積率情報等が
ある。
【0029】そして、この実施形態では、積雪量、地耐
力、地震、騒音などについては、5段階ランクで数字を
当てはめることとしている。ここでは、“5”の数値を
有する土地が最も悪条件であることを示し、“1”の数
値を有する土地が最も良い条件であることを示してい
る。一方、土地面積、道路幅、建ぺい率等については、
具体的な数値が記述される。土地形状については、例え
ば、その土地の測量情報が保有される。
【0030】記憶部5には、環境対応の設計ルール情
報、及びパーツ(建物要素図形)情報が格納されてい
る。図8(b)は、環境対応の設計ルール情報の詳細を
示している。この例では、前述の環境5段階ランクに対
応させて、各項目(積雪量や騒音等の項目)ごとに各種
ルールを記述している。例えば、積雪量の項目であれ
ば、中柱ピッチルール、室内柱ルール、及び耐力壁ルー
ルが記述されている。
【0031】図9(a)は前記図7(b)のネットワー
ク利用タイプにおいて、パーソナルコンピュータ12の
出力部3(ディスプレイ)に表示された画面を示してい
る。この画面は、インターネット13を通じてホストコ
ンピュータ11に用意されているホームページにアクセ
スし、「建物簡易設計サービス」の項目をクリックした
ときに表示される。利用者は、土地を特定する情報とし
て住所を選ぶのであれば、「住所入力」の項目を選択
し、住所を入力して送信を行うことになる。ホストコン
ピュータ11は、住所情報を受け取ると、前述の図8
(a)に示したデータに照らして、自然環境情報、社会
環境情報、及び法的環境情報(ランク情報)を取得す
る。そして、この環境ランクに基づいて、記憶部5から
ルール情報やパーツ情報を取得し、このルール情報及び
パーツ情報を含む簡易設計ソフトをインターネット13
を通じてパーソナルコンピュータ12に送信する。
【0032】図9(b)はダウンロードした簡易設計ソ
フトを起動し、建物の外形の図形を入力し、更に「A主
要室配置」を選択して主要室の図形を入力した状態を示
している。ここで、土地情報に基づいて得られた自然環
境情報の「積雪量」がランク5(豪雪地)であったとす
る。このように顧客の土地が豪雪地である場合、主要室
内に柱が2本立てられた状態の画面が表示される。すな
わち、パーソナルコンピュータ12に構成された建物設
計情報処理部1は、主要室の面積情報を室内柱ルール5
の内容、具体的には「面積○m2 以上△m2 未満の
部屋は2本の柱を立てる」というルールにより、柱を2
本立てた図形とメッセージとから成る案内情報を生成し
て画面表示を行う。利用者は、主要室内に柱を立てるの
が嫌であればメッセージの欄の「いいえ」を指定する。
その後は実施形態1と同様に間取り作成作業を進めてい
くが、ルールやパーツについては環境情報に対応したも
のが提供されており、利用者が建物を建てようとする土
地に合った建物設計が行えることになる。
【0033】なお、以上説明した実施形態では、間取り
を主に説明したが、この間取りに加え、同様の手法によ
り設備設計や装飾を支援したり、屋根や土台(基礎)等
について設計支援をするようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、顧客(利用者)が建物の間取りを作成していくとき
に建物要素についてのルール情報が参照され、このルー
ルに基づいた案内情報が生成されて画面を通じて顧客に
提供されるから、顧客は前記ルールに基づいた間取り作
りを進めていくことが可能になる。すなわち、顧客自ら
が建物の間取りを作成する場合に、設計建築会社が設定
したルールに対応した間取り作りが行えることになる。
また、顧客が建てようとする建物の用途や建てようとし
ている土地に対応した適切な設計を、顧客に煩わしい思
いをさせずに迅速に行わせることができる等の諸効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1の建物設計支援システム
の概略構成を示した図であり、同図(a)は独立設置タ
イプを示し、同図(b)は通信ネットワークを利用する
タイプを示した図である。
【図2】同図(a)は設計ルール情報の詳細を示した説
明図であり、同図(b)はパーツ情報の詳細を示した説
明図である。
【図3】同図(a)はパーソナルコンピュータのディス
プレイに表示された画面を示した説明図であり、事務所
用簡易設計ソフトをダウンロードしているときにディス
プレイに表示された画面を示した説明図である。
【図4】同図(a)(b)は各々所定の操作を起こった
ときにディスプレイに表示された画面を示した説明図で
ある。
【図5】同図(a)(b)は各々所定の操作を起こった
ときにディスプレイに表示された画面を示した説明図で
ある。
【図6】同図(a)(b)は各々所定の操作を起こった
ときにディスプレイに表示された画面を示した説明図で
ある。
【図7】この発明の実施形態2の建物設計支援システム
の概略構成を示した図であり、同図(a)は独立設置タ
イプを示し、同図(b)は通信ネットワークを利用する
タイプを示した図である。
【図8】同図(a)はデータベースの環境情報の内容を
示した説明図であり、同図(b)は環境情報に対応した
ルールテーブルを示した説明図である。
【図9】同図(a)(b)は各々所定の操作を起こった
ときにディスプレイに表示された画面を示した説明図で
ある。
【符号の説明】
1 建物設計情報処理部 2 入力部 3 出力部 5 記憶部 10 建物設計支援システム 11 ホストコンピュータ 12 パーソナルコンピュータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者により入力された建物要素図形の
    配置情報に基づいて画面上に建物要素図形を配置する図
    形配置手段と、建物要素についてのルール情報を提供す
    るルール情報提供手段と、建物要素図形を配置する場合
    に前記ルール情報を参照し、このルールに基づいた案内
    情報を生成して画面表示する案内情報生成手段と、を備
    えことを特徴とする建物設計支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建物設計支援システム
    において、建物要素図形として最初に主要室図形と階段
    図形と出入口図形のいずれかを入力させるように構成し
    たことを特徴とする建物設計支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の建物設計
    支援システムにおいて、建物要素図形として予め決めら
    れた図形が画面上に一つ又は複数表示され、利用者が選
    択した前記図形を利用者が選択した位置に配置するよう
    に構成されていることを特徴とする建物設計支援システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の建物設計支援システムにおいて、ルール情報を含む建
    物要素に関する情報は、建物の用途に対応して提供され
    るように構成されたことを特徴とする建物設計支援シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の建物設計支援システムにおいて、土地を特定する情報
    が入力される入力端末と、土地についての環境情報が蓄
    積されたデータベースを備え、ルール情報を含む建物要
    素に関する情報は、土地の環境情報に対応して提供され
    るように構成されたことを特徴とする建物設計支援シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の建物設計支援システムにおいて、各種の建物要素図形
    が配置された図形情報に基づいて概略見積もり情報を生
    成する手段と、前記概略見積もり情報を利用者に提供す
    る手段と、を備えたことを特徴とする建物設計支援シス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の建物設計支援システムにおいて、前記図形配置手段と
    前記ルール情報提供手段と前記案内情報生成手段を成す
    ソフトウェアがホスト側から利用者の情報処理端末にダ
    ウンロードされ、利用者の情報処理端末上で建物設計支
    援が行われるように構成されたことを特徴とする建物設
    計支援システム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の建物設計支援システムにおいて、前記図形配置手段と
    前記ルール情報提供手段と前記案内情報生成手段を成す
    ソフトウェアがホスト側から利用者の情報処理端末にダ
    ウンロードされ、利用者の情報処理端末上で建物設計支
    援が行われるとともに、各種の建物要素図形が配置され
    た図形情報をホスト側に送信し、ホスト側が前記図形情
    報に基づいて概略見積もりを行い、前記概略見積もり情
    報を前記情報処理端末に送信するように構成されたこと
    を特徴とする建物設計支援システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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