JP2001281944A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001281944A
JP2001281944A JP2000096743A JP2000096743A JP2001281944A JP 2001281944 A JP2001281944 A JP 2001281944A JP 2000096743 A JP2000096743 A JP 2000096743A JP 2000096743 A JP2000096743 A JP 2000096743A JP 2001281944 A JP2001281944 A JP 2001281944A
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JP2000096743A
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Takeo Tsunemi
常見  健夫
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 何れの給紙部から給紙されても、又、転写材
の種類やサイズによらず、又、特別な手段を用いること
なく、且つ、画像形成作業毎に設定する必要なく、常に
安定した搬送性と画質を得ることができる画像形成装置
の提供。 【構成】 感光ドラム(像担持体)1と転写帯電器(転
写手段)8との対向部である転写部位に転写材Pを導入
し、転写帯電器8にバイアスを印加して感光ドラム1上
のトナー像を転写材Pに静電的に転写する画像形成装置
において、転写材Pを給紙する給紙部(手差しトレイ2
3、カセット24,25,26)を複数有し、給紙する
各給紙部23,24〜26によってプロセス条件が設定
可能であるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を採
用した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置は広く用いられてい
るが、その一例を図1の概略断面図に示す。
【0003】図1において、1は像担持体である感光ド
ラムであって、この感光ドラム1の表面は一次コロナ帯
電器2によって例えば−700Vに一様に帯電される。
その後、原稿に対応した画像露光であるレーザー露光3
が感光ドラム1上に照射されると、該感光ドラム1上に
静電潜像が形成される。
【0004】上記静電潜像は現像装置4によって現像さ
れてトナー像として顕像化され、このトナー像は、レジ
ストローラ対22によって所定のタイミングで給送され
る転写材Pに、感光ドラム1に対向配置された転写帯電
器8によって転写される。
【0005】而して、トナー像の転写を受けた転写材P
は、分離帯電器9によって感光ドラム1から分離された
後に定着装置10に搬送され、該定着装置10でトナー
像の定着を受けることによって最終画像が得られる。
【0006】尚、感光ドラム1上に残留したトナーはド
ラムクリーニング装置11によって除去され、感光ドラ
ム1は前露光ランプ12による光照射によって残留電位
が除電されて次の画像形成に備えられる。
【0007】ところで、転写材Pは複数の収納部(カセ
ット)23,24,25,26より選択されて給紙され
る。尚、手差しトレイ23は最小給紙サイズのものから
最大給紙サイズの間の任意のサイズの転写材が収納、給
紙できるようになっている。
【0008】斯かる画像形成装置において、一般に転写
材として用いられるものは50g/m2 程度の薄紙から
130g/m2 、場合によっては200g/m2 程度ま
での厚紙まで種々の厚みのもの、又、大きさもハガキサ
イズからA3サイズまで種々の大きさのものがあり、そ
の通紙の方向も様々である。又、近年、環境への意識の
高まりを反映して種々の再生紙が用いられるようになっ
てきている。このように、電子写真方式を採用する画像
形成装置に用いられる転写材には、厚み、大きさ、縦横
の通紙方向や材質等、様々のものが使用される。これに
対して、通常、画像形成装置としての複写機、プリンタ
等の製品には用いられるべき転写材の仕様(大きさ、重
さ等)が決められている。
【0009】しかしながら、例えば転写材の厚みに関し
ては、厚さ(重さ)が規格内であっても転写材の剛性
(所謂紙のコシ)が小さいものもある。これは特に再生
紙に多く見られる。又、必ずしも仕様に含まれる転写材
ばかりが用いられるとは限らない。
【0010】実際に起こり得る問題としては、紙のコシ
の小さい薄紙や一部の再生紙、両面多重時の2面目にお
けるカールが大きな状況下等では、感光ドラム1から転
写材Pが分離できないでジャムとなり、時にはドラムク
リーニング装置11に転写材Pの先端が突っ込んでしま
う事態が発生する。
【0011】又、逆に厚紙の場合には上記のような分離
不良の問題は起きにくいが、転写材のインピーダンスが
大きいために転写不良が起き易く、ジャムにはならない
が部分的に転写されなかったり、濃度薄といった問題が
発生する。
【0012】そして、厚紙の場合、転写材先端が定着装
置に入った瞬間のショックによって転写材搬送スピード
が一時的に僅かに変化するため、そのときに転写部位に
存在する転写材の画像部分にブレが生じることがある。
又、定着装置と像担持体を同一のモータ等の駆動源から
駆動している場合には、駆動経路を振動が伝わって像担
持体の回転速度も一時的に僅かに変化することも同様の
現象を大きくする要因となっている。
【0013】更に、厚紙の場合、その熱容量が大きいた
めに定着装置の熱が厚紙に奪われて定着装置の温度が低
下し易く、トナーの転写材への定着性が低下するという
問題も発生する。
【0014】上記問題に対して、例えば転写性と像担持
体からの分離性に関しては、従来、薄紙や厚紙、再生紙
等、種々の紙種やサイズにも全て対応できるように平均
的な性能が得られる転写バイアスや分離バイアスの設定
を行っていた。
【0015】又、一部の画像形成装置においては、転写
材の厚みを自動的に検知する手段を設け、その検知結果
に基づいて転写条件や分離条件を制御することが行われ
ている。
【0016】更に、給紙しようとする転写材の種類を操
作部において画像形成作業毎に入力できるようにした画
像形成装置もあり、斯かる画像形成装置では入力された
情報に基づいて転写条件や分離条件を制御している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置には以下のような問題があった。
【0018】 種々の転写材の紙種や紙サイズに対し
て全て平均的に対応するために、逆にそれぞれの転写材
に対して適正な転写・分離バイアス等の条件が得られ
ず、画像形成装置の性能が十分に発揮されないばかり
か、時として薄紙や一部の再生紙、両面多重2面目のカ
ール発生時等に転写材の感光ドラムからの分離不良やジ
ャムの発生等の問題が発生する。
【0019】又、厚紙に対しては前述したような転写不
良や定着突入ショックによる画像ブレ、定着不良等の問
題を全ての転写材について解決することは困難である。
【0020】 転写材の厚みを自動検知する場合に
は、そのための特別な手段が必要となるため、画像形成
装置全体の複雑化やコストアップ等の問題が発生する。
【0021】 給紙しようとする転写材の種類を操作
部において画像形成作業毎に入力する作業は煩雑である
ため、入力を省略し勝ちであったり、入力自体を忘れ易
いために非効率的である。
【0022】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするは、何れの給紙部から給紙されて
も、又、転写材の種類やサイズによらず、又、特別な手
段を用いることなく、且つ、画像形成作業毎に設定する
必要なく、常に安定した搬送性と画質を得ることができ
る画像形成装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、像担持体と転写手段との対向部である転
写部位に転写材を導入し、転写手段にバイアスを印加し
て像担持体上のトナー像を転写材に静電的に転写する画
像形成装置において、転写材を給紙する給紙部を複数有
し、給紙する各給紙部によってプロセス条件が設定可能
であることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0025】<実施の形態1>図1は本発明に係る画像
形成装置要部の断面図であり、同図において、1は像担
持体である感光ドラムであって、この感光ドラム1の表
面は一次コロナ帯電器2によって例えば−700Vに一
様に帯電される。その後、原稿に対応した画像露光であ
るレーザー露光3が感光ドラム1上に照射されると、該
感光ドラム1上に静電潜像が形成される。
【0026】上記静電潜像は現像装置4によって現像さ
れてトナー像として顕像化され、このトナー像は、レジ
ストローラ対22によって所定のタイミングで給送され
る転写材Pに、感光ドラム1に対向配置された転写帯電
器8によって転写される。
【0027】而して、トナー像の転写を受けた転写材P
は、分離帯電器9によって感光ドラム1から分離された
後に定着装置10に搬送され、該定着装置10でトナー
像の定着を受けることによって最終画像が得られる。
【0028】尚、感光ドラム1上に残留したトナーはド
ラムクリーニング装置11によって除去され、感光ドラ
ム1は前露光ランプ12による光照射によって残留電位
が除電されて次の画像形成に備えられる。
【0029】ところで、本実施の形態に係る画像形成装
置には、4つの給紙部(手差しトレイ23とカセット2
4,25,26)が設けられており、これらの給紙部2
3〜26には図2に示すような転写材Pがそれぞれ収納
されている。
【0030】このとき、選択される給紙部(手差しトレ
イ23又はカセット24,25,26)に応じて図2
に示すように転写帯電器8のワイヤーに印加される転写
バイアスの総電流値が予め設定されている。カセット2
5には普通紙が収納されており、転写総電流値は標準的
な+300μAに設定されている。
【0031】カセット24から薄紙が給紙される場合、
該薄紙のインピーダンスが低いために転写総電流値は+
200μAと小さくて良い。逆に、カセット26の厚紙
が選択された場合には、該厚紙のインピーダンスが大き
いために転写総電流値は+350μAと大きく設定する
ことによって転写不良の発生を防止することができる。
又、手差しトレイ23からハガキが給紙される場合に
は、該ハガキが厚くてインピーダンスが大きく、又、サ
イズが小さくて非通紙部にも電流が流れ易いため、転写
総電流値は+375μAに設定されている。
【0032】以上のように常に給紙される転写材Pに応
じた最適な転写総電流が印加されるため、常に安定した
転写性能が得られる。
【0033】ここで、転写総電流値の切換方法を図3に
基づいて説明する。
【0034】図3は転写総電流値の制御系の構成を示す
ブロック図であり、同図に示すように、画像形成装置を
制御しているマイコンのCPU30とI/Oポート31
を結ぶバスライン32に電源駆動回路28がD/Aコン
バータ29を介して接続されており、該電源駆動回路2
8によって高圧電源27が駆動される。
【0035】ところで、プロセススピード、転写材の種
類・サイズ、両面・多重の1・2面等の条件によって転
写総電流値が決定され、図2に示したような最適な転
写総電流値がメモリ34に記憶されている。
【0036】而して、給紙部選択手段33によって給紙
部(手差しトレイ23又はカセット24,25,26)
が選択されると、その選択された給紙部に最適な転写総
電流値が選択されて高圧電源27から転写帯電器8のワ
イヤーに印加される。尚、実施の形態2以下に示す分離
電流の制御等も同様になされる。
【0037】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2について説明する。
【0038】本実施の形態も図1に示した画像形成装置
によって具現化される。本実施の形態では、選択される
給紙部に応じて分離帯電器9のワイヤーに印加される分
離バイアスの交流分電流値が図2に示すように設定さ
れている。即ち、カセット24から給紙される場合のみ
分離電流値を大きく設定する。これは、薄紙の場合には
コシが弱く、感光ドラム1に静電的に吸着した薄紙のコ
シによる分離力が弱いためである。
【0039】このように、給紙される給紙部によって最
適な分離電流が選択されるため、転写材によらず常に安
定した分離性と搬送性及び画質が得られる。
【0040】尚、転写材と感光ドラムとの静電吸着力は
転写電流値にも大きく依存するため、実施の形態1と組
み合わせることによってより大きな効果が得られる。
【0041】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3について説明する。
【0042】本実施の形態は、転写バイアスONのタイ
ミングを制御するものである。前述のように、転写材は
転写部で転写電流を受けると感光ドラム1に静電的に吸
着される。従って、転写材の先端部だけ画像に影響しな
い程度に転写電流をOFFするか小さくすることによっ
て特に薄紙の感光ドラム1からの分離性が大きく向上す
る。転写材が薄紙であれば、そのインピーダンスが小さ
いために若干小さ目の転写電流でも支障はないが、厚紙
の場合は先端が転写不良気味になり易いために薄紙の場
合だけ先端の転写電流を小さくする。
【0043】上記のことを図2のと図4のタイミング
チャートに基づいて説明する。
【0044】転写材先端は時間t0 に転写部に到達す
る。普通紙や厚紙の給紙部が選択されたときには、転写
材先端が転写部に到達する時間t0 よりも十分前に転写
バイアスを時間t2 においてONさせる。このとき、高
圧の立ち上がりには若干時間を要するため、時間t2
りも前の時間t1 において制御信号をONする。
【0045】一方、薄紙の給紙部が選択されたときに
は、時間t1 で第1の制御信号をONして第1の転写バ
イアスを印加した後、時間t0 で第2の制御信号に切り
換える。そして、時間t3 で所定の転写バイアスが印加
される。尚、薄紙の場合には時間t4 の時点では第1の
転写バイアスしか印加されていないが、転写には問題な
い。
【0046】以上のように給紙部によって転写バイアス
の印加タイミングを制御することにより、転写材の種類
によらず常に安定した転写性とドラム分離性及び搬送性
が得られる。
【0047】尚、実施の形態1、2の双方或は何れか一
方と組み合わせて制御するとより大きな効果が得られ
る。
【0048】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形
態4について説明する。
【0049】本実施の形態は、転写材の感光ドラムへの
静電吸着力、又、結果的に感光ドラムからの分離性に大
きく依存する感光ドラムの表面電位を給紙部に応じて制
御することを特徴とする。
【0050】一般に、転写材の感光ドラムからの分離性
は感光ドラムの表面帯電電位が低い程向上することが知
られている。このことを図5及び図6に示すドラム電位
図に基づいて説明する。
【0051】図5に示すように、一様な帯電電位Vd1
(例えば−700V)に帯電された感光ドラムにレーザ
ー光が照射されてVl1(例えば−150V)に電位が低
下したとする。その後、現像装置においてAC+DCの
バイアスが印加されてマイナスに帯電したトナーが現像
に供される。尚、Vdc1 は現像バイアスのDC成分の電
圧値である。
【0052】これに対して、図6に示すように、初期の
ドラム帯電電位Vd2(−500V)と低くし、それに対
応したレーザー光の照射と現像を行うことによって帯電
電位Vd の低いトナー像が得られる。但し、このとき、
Vl2とVdc2 の差である現像コントラスト電位Vcont2
が小さいために画像濃度が若干低くなることがある。し
かしながら、実用的に問題ない程度に画像濃度が低くな
ったとしても、薄紙のドラム分離性向上が非常に大きな
効果がある。尚、現像バイアスのDC成分であるVdc2
の値を大きくして濃度を高くするように補正しても良
い。
【0053】従って、薄紙の給紙部が選択されたときに
は、一次帯電器での感光ドラムの帯電電位を低くするこ
とによって転写材と感光ドラムとの間の静電吸着力が小
さくなり、転写材のドラム分離性が向上する。
【0054】以上のように、給紙部によって画像露光前
の感光ドラムの帯電電位、或は該帯電電位と感光ドラム
に照射されて画像に対応する静電潜像を形成するための
画像露光量の双方又は前記帯電電位と前記画像露光量及
び現像バイアスの全ての組み合わせを制御することによ
り、転写材の種類によらず常に安定した転写性とドラム
分離性及び搬送性が得られる。
【0055】尚、通常の文字画像の多い原稿等では、ト
ナーが存在する部分よりも白地部が多いために前記効果
が大きい。
【0056】<実施の形態5>次に、本発明の実施の形
態5について説明する。
【0057】本実施の形態は、感光ドラム上の静電潜像
を現像手段により顕像化した後に転写材が転写部へ達す
るまでの間に転写前露光手段によって感光ドラムに照射
される一様な転写前露光量を、給紙部に対応して制御す
ることを特徴とする。
【0058】前述のように、転写材の感光ドラムからの
分離性は、転写材が転写部に至る前の感光ドラム電位に
大きく依存し、この感光ドラム電位が小さい方が分離性
は良い。従って、画像形成装置に図7に示すような転写
前露光ランプ6を設置し、該転写前露光ランプ6によっ
て感光ドラム1を一様に露光する。
【0059】図5に示したように帯電している感光ドラ
ム上に全面露光することによって、図8に示すようにト
ナーの無い部分の電位が大きく下がる。尚、トナーの有
る部分は遮光されるために電位の変化は余りない。この
場合、トナーの有る部分と無い部分のコントラストが小
さくなるために転写・分離部での画像飛び散りが若干起
こり易いが、薄紙のドラム分離性は大きく向上し、前記
実施の形態4と同様の効果が得られる。
【0060】又、現像時には十分なコントラスト電位が
得られるため、前記実施の形態4よりも画像濃度を確保
し易いというメリットがある。そして、更に後述の実施
の形態6に示す転写前帯電器5に比べて構成が簡単で、
オゾンの発生がない等のメリットがある。
【0061】<実施の形態6>次に、本発明の実施の形
態6について説明する。
【0062】本実施の形態は、図9に示すように感光ド
ラム1に対向する転写前帯電器5を設置し、感光ドラム
1上の静電潜像を現像装置4により顕像化した後に転写
材Pが転写部へ達するまでの間に転写前帯電器5によっ
て感光ドラム1に印加される転写前帯電バイアスを、選
択される給紙部に対して最適に制御することを特徴とす
る。
【0063】即ち、本実施の形態は、現像後の感光ドラ
ム電位を制御する手段として実施の形態5で述べた転写
前露光ランプ6に代えて転写前帯電器5を設けたもので
あり、本実施の形態においても前記実施の形態5と同様
の効果が得られる。又、図10に示すように、転写前露
光ランプ6と転写前帯電器5を併用しても同様の効果が
得られる。尚、前記実施の形態5の転写前露光ランプ6
に比べて帯電電位を制御し易いというメリットがある。
【0064】<実施の形態7>次に、本発明の実施の形
態7について説明する。
【0065】本実施の形態は、選択された給紙部に対応
して定着装置の温調温度を制御することを特徴とする。
【0066】転写材の厚みが厚い場合、その熱容量が大
きいために定着装置の温度を大きく低下させるととも
に、転写材全体に十分に熱が伝わらないために定着不良
が発生し易い。逆に、常に温調温度を上げておくと、電
力が不必要に消費されるだけでなく、部品寿命の短縮、
設置環境の温度上昇、本体立ち上げに長時間を要する等
の弊害が発生する。
【0067】従って、例えば厚紙が収容された給紙部が
選択されたときに限り温調温度を上げるという制御を行
うことにより、前記弊害を最小限に抑えて常に安定した
定着性を得ることができる。具体的には、目標温度に到
達するまで画像形成スタートを待っても良く、連続画像
形成時には所定時間或は所定枚数経過後に温調温度を切
り替えるようにしても良い。
【0068】<実施の形態8>次に、本発明の実施の形
態8について説明する。
【0069】本実施の形態は、選択された給紙部に対応
してプロセススピードを制御することを特徴とする。
【0070】例えば厚紙でA3サイズの転写材が収容さ
れた給紙部が選択された場合、前述のように定着突入シ
ョックにより転写部での画像乱れが発生することがある
が、これは同じ構成であればプロセススピードが速い方
が顕著に発生する。
【0071】しかし、常にプロセススピードを遅くする
とプロダクティビティ(単位時間当たりの処理速度)が
低下し、又、転写材の長さが転写〜定着間距離よりも短
かければ無関係であり、又、薄紙では画像乱れは元々発
生しにくい。
【0072】従って、厚紙で且つ装置の転写〜定着間距
離よりも長い転写材が収容された給紙部が選択されたと
きに限ってプロセススピードを遅くすることによって、
プロダクティビティの低下を最小限に抑え、且つ、定着
突入ショックによる画像乱れを低減することが可能であ
る。
【0073】<実施の形態9>次に、本発明の実施の形
態9について説明する。
【0074】複数の給紙部を有する画像形成装置の場
合、通常はそれぞれの給紙部を転写材の種類やサイズに
よって使い分けることが多く、或る1つの給紙部に収容
された転写材の種類、サイズ等を頻繁に変えることはな
い。従って、各給紙部に収容する転写材の種類、サイズ
を画像形成装置の操作部から入力できるようにすると、
本発明の制御をより正確に行うことができる。一度入力
して設定してしまえば、以後はそれぞれの転写材に最適
なプロセス条件をメモリから読み出して制御が行われる
ため、転写材の厚み検知手段等の特別な手段を必要とせ
ず、又、画像形成作業毎の設定の必要もなく、常に安定
した転写・分離性、搬送性、定着性及び画質を得ること
が可能となる。
【0075】尚、転写材の種類やサイズの情報入力は本
実施の形態のように操作部で行う他、カセット部にダイ
ヤル等を設けて紙補給時に操作して本体側でそれを読み
取る等、任意の方法を用いることができる。
【0076】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、像担持体と転写手段との対向部である転写部位
に転写材を導入し、転写手段にバイアスを印加して像担
持体上のトナー像を転写材に静電的に転写する画像形成
装置において、転写材を給紙する給紙部を複数有し、給
紙する各給紙部によってプロセス条件が設定可能とした
ため、何れの給紙部から給紙されても、又、転写材の種
類やサイズによらず、又、特別な手段を用いることな
く、且つ、画像形成作業毎に設定する必要なく、常に安
定した搬送性と画質を得ることができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置要部
の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1〜3に係る画像形成装置
の制御設定値を示す図である。
【図3】転写総電流値の制御系の構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置のタ
イミングチャートである。
【図5】本発明の実施の形態4に係る画像形成装置のド
ラム電位図である。
【図6】本発明の実施の形態4に係る画像形成装置のド
ラム電位図である。
【図7】本発明の実施の形態5に係る画像形成装置要部
の断面図である。
【図8】本発明の実施の形態5に係る画像形成装置のド
ラム電位図である。
【図9】本発明の実施の形態6に係る画像形成装置要部
の断面図である。
【図10】本発明の実施の形態6に係る画像形成装置要
部の断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 一次帯電器 3 画像露光 4 現像装置 5 転写前帯電器 6 転写前露光ランプ(転写前露光手段) 8 転写帯電器 9 転写帯電器(転写手段) 10 定着装置 12 前露光ランプ 23 手差しトレイ(給紙部) 24〜26 カセット(給紙部) P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 376 G03G 21/00 372 Fターム(参考) 2H003 BB11 BB16 CC01 DD03 DD11 2H027 DA02 DA04 DC04 DC19 DE09 EA01 EA02 EA03 EA05 EA08 EA12 EA18 EC02 ED02 ED09 ED24 ED25 EE06 EF09 FA05 HB07 HB09 2H032 AA02 BA12 BA17 BA23 CA04 CA12 DA03 DA24 2H073 AA02 BA04 BA09 BA13 BA27 9A001 BB04 BB06 HH34 JJ35 KK16 KK29 KK42

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と転写手段との対向部である転
    写部位に転写材を導入し、転写手段にバイアスを印加し
    て像担持体上のトナー像を転写材に静電的に転写する画
    像形成装置において、 転写材を給紙する給紙部を複数有し、給紙する各給紙部
    によってプロセス条件が設定可能であることを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記プロセス条件は、転写バイアスの大
    きさ、転写バイアスON或は増加のタイミング又はその
    双方であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記プロセス条件は、転写材を像担持体
    から分離する分離装置の分離バイアスの大きさ又は分離
    バイアスのONのタイミング或はその双方であることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記プロセス条件は、画像露光前の像担
    持体の帯電電位又は該帯電電位と像担持体に照射されて
    画像に対応する静電潜像を形成するための画像露光量又
    はその双方或は前記帯電電位と前記画像露光量及び現像
    バイアスの全ての組み合わせであることを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記プロセス条件は、像担持体上の静電
    潜像を現像手段により顕像化した後に転写材が転写部へ
    達するまでの間に像担持体へ照射される転写前露光手段
    による一様な転写前露光量であることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記プロセス条件は、像担持体上の静電
    潜像を現像手段により顕像化した後に転写材が転写部へ
    達するまでの間に像担持体に対向する転写前帯電器へ印
    加される転写前帯電バイアスであることを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記プロセス条件は、トナーが転写され
    た転写材が熱と圧力を受ける定着装置の定着温度である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記プロセス条件は、像担持体表面の回
    転速度や転写材の転写部位を通過するときのプロセスス
    ピードであることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 各給紙部から給紙される転写材に関する
    情報を操作部より入力可能であることを特徴とする請求
    項1〜7又は8記載の画像形成装置。
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