JP2001281547A - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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JP2001281547A
JP2001281547A JP2000093921A JP2000093921A JP2001281547A JP 2001281547 A JP2001281547 A JP 2001281547A JP 2000093921 A JP2000093921 A JP 2000093921A JP 2000093921 A JP2000093921 A JP 2000093921A JP 2001281547 A JP2001281547 A JP 2001281547A
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lens
lens group
object side
positive
zoom
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JP2000093921A
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Hiroshi Sato
裕志 佐藤
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画素タイプのCCDを用いたデジタルスチ
ールカメラ等に用いるのに好適な3倍程度の変倍比を持
ち高い結像性能を有したズームレンズを提供。 【解決手段】 物体側より順に、負の第1レンズ群、正
の第2レンズ群、正の第3レンズ群、第4レンズ群より
構成され、第4レンズ群は少なくとも1面の非球面を有
し、広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レン
ズ群は、光軸上をまず像側に移動し、ズーミングの途中
で移動方向を反転して物体側に移動し、第2レンズ群
は、光軸上を物体側に単調に移動し、第3レンズ群は、
光軸上を物体側に単調に移動し、第4レンズ群は固定さ
れ、f1:第1レンズ群の焦点距離、f2:第1レンズ群
の焦点距離、f3:第1レンズ群の焦点距離としたと
き、0.95<|f1(1/f2+1/f3)|<2.2
5の条件式を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はズームレンズに関
し、デジタルスチルカメラ、もしくは、ビデオカメラ等
に用いられ、特に、高画素タイプのCCDを用いたカメ
ラに適した、高解像力を有しており、広角端でのFナン
バーが2.8程度、変倍比が3倍程度のズームレンズに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンの普及が進み、また、パ
ソコンを用いて画像データを扱うことも多くなり、画像
データを取り込むためのデジタルスチルカメラ等の需要
が増えている。また、CCDの高画素化にともない、よ
り高い結像性能を有するズームレンズの要望が高まって
きている。
【0003】CCD等の固体撮像素子を用いるカメラに
適した3倍程度のズームレンズは従来より技術開示され
ており、例えば、特開平10−133115号公報、特
開平10−39214号公報等、特開平10−1045
18号公報、及び、特開平11−23967号公報等が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来例では、広角端における歪曲収差が非常に大きか
ったり、広角端における画角が小さかったり、また、レ
ンズ全長が大きいという問題があった。
【0005】本発明は上記の課題に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、高画素タイプのCCDを用いたデ
ジタルスチールカメラ、ビデオカメラ等に用いるのに好
適な、3倍程度の変倍比を持ち、高い結像性能を有した
ズームレンズを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、下記の何
れかの手段により達成される。即ち、 (1)物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ
群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有
する第3レンズ群、および、第4レンズ群より構成さ
れ、前記第4レンズ群は少なくとも1面の非球面を有
し、広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1
レンズ群は、光軸上をまず像側に移動し、ズーミングの
途中で移動方向を反転して物体側に移動し、前記第2レ
ンズ群は、光軸上を物体側に単調に移動し、前記第3レ
ンズ群は、光軸上を物体側に単調に移動し、前記第4レ
ンズ群は固定され、以下の条件式を満足することを特徴
とするズームレンズ。
【0007】 0.95<|f1(1/f2+1/f3)|<2.25 ・・[1]式 但し f1:第1レンズ群の焦点距離 f2:第2レンズ群の焦点距離 f3:第3レンズ群の焦点距離 (2)以下の条件式を満足することを特徴とする前記
(1)に記載のズームレンズ。
【0008】 1.2<|f1(1/f2+1/f3)|<1.7 ・・・・[2]式 (3)被写体距離の変化に応じたフォーカシングは前記
第3レンズ群を移動することにより行い、以下の条件式
を満足することを特徴とする前記(1)または(2)に
記載のズームレンズ。
【0009】 0.4<|f1/f3|<1.1・・・・・・・・・・・・[3]式 (4)前記第4レンズ群は、プラスチックで形成された
1枚のレンズで構成され、以下の条件式を満足すること
を特徴とする前記(1)、(2)または(3)に記載の
ズームレンズ。
【0010】 |fW/f4|<0.05・・・・・・・・・・・・・・・[4]式 但し fW:全系の広角端の焦点距離 f4:第4レンズ群の焦点距離 (5)前記第1レンズ群は、物体側より順に、物体側に
凸面を向けた負のメニスカスレンズ、両凹レンズ、物体
側に凸面を向けた正のメニスカスレンズの3枚から構成
されたことを特徴とする前記(1)から(4)のいずれ
か1項に記載のズームレンズ。
【0011】(6)前記第2レンズ群は、物体側より順
に、1枚の正レンズおよび1枚の負レンズの2枚から構
成されたことを特徴とする前記(1)から(5)のいず
れか1項に記載のズームレンズ。
【0012】(7)前記第2レンズ群は、物体側より順
に、2枚の正レンズと1枚の負レンズの3枚から構成さ
れたことを特徴とする前記(1)から(5)のいずれか
1項に記載のズームレンズ。
【0013】(8)前記第2レンズ群を構成する正レン
ズのうち、最も物体側の正レンズのd線における屈折率
は、1.75以上であることを特徴とする前記(6)ま
たは(7)に記載のズームレンズ。
【0014】(9)前記第3レンズ群は、少なくとも1
面の非球面を有することを特徴とする前記(1)から
(8)のいずれか1項に記載のズームレンズ。
【0015】次に、前記(1)、(2)に記載の発明に
よれば、広角端から望遠端へのズーミングに際し、負の
屈折力を有する第1レンズ群は、光軸上をまず像側に移
動し、ズーミングの途中で移動方向を反転して物体側に
移動し、正の屈折力を有する第2レンズ群は光軸上を物
体側に単調に移動し、正の屈折力を有する第3レンズ群
は、光軸上を物体側に単調に移動している。
【0016】このような構成にすることで、負の屈折力
を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2、3
レンズ群の間隔を変化させて効果的に変倍がおこなえ、
光学系全体をコンパクトにすることが可能となる。
【0017】また、第4レンズ群として固定の非球面レ
ンズを配置することで、レンズ系をコンパクトにした際
に発生しやすい歪曲収差やコマ収差を良好に補正でき
る。
【0018】また、前記(3)に記載の発明によれば、
被写体距離の変化に応じたフォーカシングは第3レンズ
群を移動することによりおこなうことがのぞましい。第
1レンズ群を移動することによるフォーカシングも可能
であるが、第3レンズ群を移動するときに比べて大きく
重い群を動かすことになるためモーターの負担が大きく
なってしまうとともに、第1レンズ群の繰り出し時の光
束を確保するため、第1レンズ群のさらなる大型化を招
く。
【0019】また、前記(4)に記載の発明によれば、
第4レンズ群は1枚のプラスチックレンズで構成してコ
ストを抑えることもでき、この際、第4レンズ群の屈折
力を比較的小さく設定すれば、温度変化による焦点位置
の移動を小さくできる。
【0020】また、前記(5)に記載の発明によれば、
第1レンズ群は、物体側より順に、物体側に凸面を向け
た負のメニスカスレンズ、両凹レンズ、物体側に凸面を
向けた正のメニスカスレンズの3枚から構成されるのが
好ましく、このような構成にすることで、主に望遠側で
の球面収差を良好に補正することができる。
【0021】また、前記(6)に記載の発明によれば、
第2レンズ群は、物体側より順に、1枚の正レンズおよ
び1枚の負レンズの2枚から構成されるのがのぞまし
く、このような構成にすることにより、球面収差やコマ
収差を良好に補正しながら、全系をコンパクトにするこ
とができる。
【0022】また、前記(7)に記載の発明によれば、
第2レンズ群を、物体側より順に、2枚の正レンズと1
枚の負レンズの3枚から構成させることにより、球面収
差やコマ収差をさらに良好に補正することができる。
【0023】また、前記(8)に記載の発明によれば、
第2レンズ群を構成する正レンズのうち、最も物体側の
正レンズには、d線における屈折率が1.75以上の高
屈折率硝材を用いることがのぞましく、全系をコンパク
トにしたときにも、第2レンズ群で発生する球面収差を
小さくすることができる。
【0024】さらに、前記(9)に記載の発明によれ
ば、第3レンズ群は、少なくとも1面の非球面を有する
ことがのぞましく、非球面によりコマ収差を良好に補正
でき、また、第3レンズ群でフォーカシングを行なう際
には、被写体距離の変化によっても諸収差の変動を小さ
く抑えることができる。
【0025】ここで、上記の[1]式から[4]式につ
いて説明する。[1]式および[2]式は、十分コンパ
クトでありながら良好な結像性能を得るためのものであ
る。[1]式の上限を越えると、広角端において第1レ
ンズ群と第2、3レンズ群との間隔が大きくなり、全系
のコンパクト化が困難になる。逆に下限を越えると、第
1レンズ群で発生する諸収差が大きくなり、特に、広角
端での歪曲収差、倍率色収差、望遠端での球面収差の良
好な補正が困難になってしまう。よりコンパクト、高性
能なレンズを得るためには、[2]式の範囲内であるこ
とがより望ましい。
【0026】[3]式は、第3レンズ群の焦点距離を規
定するもので、十分コンパクトでありながら良好な結像
性能を得るためのものである。条件式の上限を越える
と、第3レンズ群で発生する球面収差、コマ収差が大き
くなり、第3レンズ群に非球面を用いたとしても補正が
困難になる。条件式の下限を越えると、バックフォーカ
スが増大し、またフォーカシングの際の第3レンズ群の
移動量が増大し、全長が長くなるので好ましくない。
【0027】[4]式は、第4レンズ群の屈折力を規定
するものである。第4レンズ群を1枚のプラスチックレ
ンズで構成した際に、該レンズの屈折力をこの式の範囲
内にすることで、温度変化時の焦点位置移動を十分小さ
くすることが可能となる。
【0028】
【実施例】本発明に係わる上記の条件を満たす実施例に
ついて説明する。なお、使用する記号は下記の通りであ
る。
【0029】f:焦点距離 F:Fナンバー ω:半画角 r:レンズ各面の曲率半径 d:レンズ厚、またはレンズ間隔 nd:屈折率 νd:アッベ数を示す ΔfB:常温+30℃でのバックフォーカスの変化量 非球面の形状は、光軸方向にX軸、光軸と垂直方向の高
さをhとし、Κ、A4、A6、A8、A10及びA12を非球
面係数としたとき、「数1」で表している。
【0030】
【数1】
【0031】次に、温度変化による屈折率の変化を「表
1」に示す。
【0032】
【表1】
【0033】但し、表1中の(*)印は、プラスチック
レンズを表わしている。 (実施例1)実施例1のレンズ断面を図1に示す。ま
た、レンズデータを表2、及び、表3に示す。
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】広角端の収差図(a)、中間域の収差図
(b)及び望遠端の収差図(c)を図2に示す。
【0037】本実施例では、[1]および[2]式で表
される数値が1.37となっており、この値は、[1]
および[2]式をともに満足しており、広角端での歪曲
収差、倍率色収差、望遠端での球面収差を良好に補正し
ながらコンパクトなレンズ系としている。また、[3]
式で表される数値が0.61となっており、この値は、
[3]式の範囲内であり、第3レンズ群で発生する諸収
差を抑えた上で、コンパクト化を達成している。また、
[4]式で表される数値が0.02となっており、この
値は、[4]式の範囲内であり、第4レンズ群を1枚の
プラスチックレンズで構成した際にも、温度変化時の焦
点位置移動を十分小さくすることができる。また、第2
レンズ群は、物体側より順に、2枚の正レンズと1枚の
負レンズの3枚から構成されており、球面収差やコマ収
差を特に良好に補正している。また、第2レンズ群を構
成する正レンズのうち、もっとも物体側の正レンズに
は、d線における屈折率が1.883の高屈折率硝材を
用いており、全系をコンパクトにしながら、第2レンズ
群で発生する球面収差を小さく抑えている。
【0038】(実施例2)実施例2のレンズ断面を図3
に示す。また、レンズデータを表4、及び、表5に示
す。
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】広角端の収差図(a)、中間域の収差図
(b)及び望遠端の収差図(c)を図4に示す。
【0042】実施例では、[1]および[2]式で表さ
れる数値が1.46となっており、この値は、[1]お
よび[2]式をともに満足しており、広角端での歪曲収
差、倍率色収差、望遠端での球面収差を良好に補正しな
がらコンパクトなレンズ系としている。また、[3]式
で表される数値が0.64となっており、この値は、
[3]式の範囲内であり、第3レンズ群で発生する諸収
差を抑えた上で、コンパクト化を達成している。また、
[4]式で表される数値が0.02となっており、この
値は、[4]式の範囲内であり、第4レンズ群を1枚の
プラスチックレンズで構成した際にも、温度変化時の焦
点位置移動を十分小さくすることができる。また、第2
レンズ群は、物体側より順に、2枚の正レンズと1枚の
負レンズの3枚から構成されており、球面収差やコマ収
差を特に良好に補正している。また、第2レンズ群を構
成する正レンズのうち、もっとも物体側の正レンズに
は、d線における屈折率が1.883の高屈折率硝材を
用いており、全系をコンパクトにしながら、第2レンズ
群で発生する球面収差を小さく抑えている。
【0043】(実施例3)実施例3のレンズ断面を図5
に示す。また、レンズデータを表6、及び、表7に示
す。
【0044】
【表6】
【0045】
【表7】
【0046】広角端の収差図(a)、中間域の収差図
(b)及び望遠端の収差図(c)を図6に示す。
【0047】実施例では、[1]および[2]式で表さ
れる数値が1.48となっており、この値は、[1]お
よび[2]式をともに満足しており、広角端での歪曲収
差、倍率色収差、望遠端での球面収差を良好に補正しな
がらコンパクトなレンズ系としている。また、[3]式
で表される数値が0.69となっており、この値は、
[3]式の範囲内であり、第3レンズ群で発生する諸収
差を抑えた上で、コンパクト化を達成している。また、
[4]式で表される数値が0.02となっており、この
値は、[4]式の範囲内であり、第4レンズ群を1枚の
プラスチックレンズで構成した際にも、温度変化時の焦
点位置移動を十分小さくすることができる。また、第2
レンズ群は、物体側より順に、2枚の正レンズと1枚の
負レンズの3枚から構成されており、球面収差やコマ収
差を特に良好に補正している。
【0048】(実施例4)実施例4のレンズ断面を図7
に示す。また、レンズデータを表8、及び、表9に示
す。
【0049】
【表8】
【0050】
【表9】
【0051】広角端の収差図(a)、中間域の収差図
(b)及び望遠端の収差図(c)を図8に示す。
【0052】本実施例では、[1]および[2]式で表
される数値が1.81となっており、この値は、[1]
式を満足しているが、[2]式は満足しておらず、
[1]および[2]式をともに満足している実施例と比
較すると、やや大きなレンズ系となっている。また、
[3]式で表される数値が1.08となっており、この
値は、[3]式の範囲内であり、第3レンズ群で発生す
る諸収差を抑えた上で、コンパクト化を達成している。
また、[4]式で表される数値が0.01となってお
り、この値は、[4]式の範囲内であり、第4レンズ群
を1枚のプラスチックレンズで構成した際にも、温度変
化時の焦点位置移動を十分小さくすることができる。ま
た、第2レンズ群は、物体側より順に、1枚の正レンズ
と1枚の負レンズの2枚から構成されており、球面収差
やコマ収差を良好に補正しながら、レンズ枚数を低減し
て低コスト化を図っている。
【0053】(実施例5)実施例5のレンズ断面を図9
に示す。また、レンズデータを表10、及び、表11に
示す。
【0054】
【表10】
【0055】
【表11】
【0056】広角端の収差図(a)、中間域の収差図
(b)及び望遠端の収差図(c)を図10に示す。
【0057】本実施例では、[1]および[2]式で表
される数値が1.48となっており、この値は、[1]
および[2]式をともに満足しており、広角端での歪曲
収差、倍率色収差、望遠端での球面収差を良好に補正し
ながらコンパクトなレンズ系としている。また、[3]
式で表される数値が0.70となっており、この値は、
[3]式の範囲内であり、第3レンズ群で発生する諸収
差を抑えた上で、コンパクト化を達成している。また、
[4]式で表される数値が0.02となっており、この
値は、[4]式の範囲内であり、第4レンズ群を1枚の
プラスチックレンズで構成した際にも、温度変化時の焦
点位置移動を十分小さくすることができる。また、第2
レンズ群は、物体側より順に、2枚の正レンズと1枚の
負レンズの3枚から構成されており、球面収差やコマ収
差を特に良好に補正している。また、第2レンズ群を構
成する正レンズのうち、もっとも物体側の正レンズに
は、d線における屈折率が1.883の高屈折率硝材を
用いており、全系をコンパクトにしながら、第2レンズ
群で発生する球面収差を小さく抑えている。
【0058】(実施例6)実施例6のレンズ断面を図1
1に示す。また、レンズデータを表12、及び、表13
に示す。
【0059】
【表12】
【0060】
【表13】
【0061】広角端の収差図(a)、中間域の収差図
(b)及び望遠端の収差図(c)を図12に示す。
【0062】本実施例では、[1]および[2]式で表
される数値が1.00となっており、この値は、[1]
式を満足しているが、[2]式は満足しておらず、
[1]および[2]式をともに満足している実施例と比
較すると、諸収差がやや大きいが、非常にコンパクトな
レンズ系としている。また、[3]式で表される数値が
0.41となっており、この値は、[3]式の範囲内で
あり、第3レンズ群で発生する諸収差を抑えた上で、コ
ンパクト化を達成している。また、[4]式で表される
数値が0.02となっており、この値は、[4]式の範
囲内であり、第4レンズ群を1枚のプラスチックレンズ
で構成した際にも、温度変化時の焦点位置移動を十分小
さくすることができる。また、第2レンズ群は、物体側
より順に、2枚の正レンズと1枚の負レンズの3枚から
構成されており、球面収差やコマ収差を特に良好に補正
している。また、第2レンズ群を構成する正レンズのう
ち、もっとも物体側の正レンズには、d線における屈折
率が1.883の高屈折率硝材を用いており、全系をコ
ンパクトにしながら、第2レンズ群で発生する球面収差
を小さく抑えている。
【0063】(実施例7)実施例7のレンズ断面を図1
3に示す。また、レンズデータを表14、及び、表15
に示す。
【0064】
【表14】
【0065】
【表15】
【0066】広角端の収差図(a)、中間域の収差図
(b)及び望遠端の収差図(c)を図14に示す。
【0067】実施例では、[1]および[2]式で表さ
れる数値が2.20となっており、この値は、[1]式
を満足しているが、[2]式は満足しておらず、[1]
および[2]式をともに満足している実施例と比較する
と、やや大きなレンズ系となっている。また、[3]式
で表される数値が1.08となっており、この値は、
[3]式の範囲内であり、第3レンズ群で発生する諸収
差を抑えた上で、コンパクト化を達成している。また、
[4]式で表される数値が0.02となっており、この
値は、[4]式の範囲内であり、第4レンズ群を1枚の
プラスチックレンズで構成した際にも、温度変化時の焦
点位置移動を十分小さくすることができる。また、第2
レンズ群は、物体側より順に、2枚の正レンズと1枚の
負レンズの3枚から構成されており、球面収差やコマ収
差を特に良好に補正している。また、第2レンズ群を構
成する正レンズのうち、もっとも物体側の正レンズに
は、d線における屈折率が1.883の高屈折率硝材を
用いており、全系をコンパクトにしながら、第2レンズ
群で発生する球面収差を小さく抑えている。
【0068】
【発明の効果】以上のように構成したので、下記のよう
な効果を奏する。3倍程度の変倍比を得て、かつ、ズー
ム領域全体にわたって良好な収差補正が可能になり、高
画素タイプのCCDに対応した高画質を実現するズーム
レンズを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のレンズ断面図である。
【図2】実施例1の広角端の収差図(a)、中間域の収
差図(b)及び望遠端の収差図(c)である。
【図3】実施例2のレンズ断面図である。
【図4】実施例2の広角端の収差図(a)、中間域の収
差図(b)及び望遠端の収差図(c)である。
【図5】実施例3のレンズ断面図である。
【図6】実施例3の広角端の収差図(a)、中間域の収
差図(b)及び望遠端の収差図(c)である。
【図7】実施例4のレンズ断面図である。
【図8】実施例4の広角端の収差図(a)、中間域の収
差図(b)及び望遠端の収差図(c)である。
【図9】実施例5のレンズ断面図である。
【図10】実施例5の広角端の収差図(a)、中間域の
収差図(b)及び望遠端の収差図(c)である。
【図11】実施例6のレンズ断面図である。
【図12】実施例6の広角端の収差図(a)、中間域の
収差図(b)及び望遠端の収差図(c)である。
【図13】実施例7のレンズ断面図である。
【図14】実施例7の広角端の収差図(a)、中間域の
収差図(b)及び望遠端の収差図(c)である。
【符号の説明】
1LG 第1レンズ群 2LG 第2レンズ群 3LG 第3レンズ群 4LG 第4レンズ群

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、負の屈折力を有する第
    1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈
    折力を有する第3レンズ群、および、第4レンズ群より
    構成され、前記第4レンズ群は少なくとも1面の非球面
    を有し、広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記
    第1レンズ群は、光軸上をまず像側に移動し、ズーミン
    グの途中で移動方向を反転して物体側に移動し、前記第
    2レンズ群は、光軸上を物体側に単調に移動し、前記第
    3レンズ群は、光軸上を物体側に単調に移動し、前記第
    4レンズ群は固定され、以下の条件式を満足することを
    特徴とするズームレンズ。 0.95<|f1(1/f2+1/f3)|<2.25 但し f1:第1レンズ群の焦点距離 f2:第2レンズ群の焦点距離 f3:第3レンズ群の焦点距離
  2. 【請求項2】 以下の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項1に記載のズームレンズ。 1.2<|f1(1/f2+1/f3)|<1.7
  3. 【請求項3】 被写体距離の変化に応じたフォーカシン
    グは前記第3レンズ群を移動することにより行い、以下
    の条件式を満足することを特徴とする請求項1または2
    記載のズームレンズ。 0.4<|f1/f3|<1.1
  4. 【請求項4】 前記第4レンズ群は、プラスチックで形
    成された1枚のレンズで構成され、以下の条件式を満足
    することを特徴とする請求項1、2または3に記載のズ
    ームレンズ。 |fW/f4|<0.05 但し fW:全系の広角端の焦点距離 f4:第4レンズ群の焦点距離
  5. 【請求項5】 前記第1レンズ群は、物体側より順に、
    物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ、両凹レン
    ズ、物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズの3枚
    から構成されたことを特徴とする請求項1から4のいず
    れか1項に記載のズームレンズ。
  6. 【請求項6】 前記第2レンズ群は、物体側より順に、
    1枚の正レンズおよび1枚の負レンズの2枚から構成さ
    れたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に
    記載のズームレンズ。
  7. 【請求項7】 前記第2レンズ群は、物体側より順に、
    2枚の正レンズと1枚の負レンズの3枚から構成された
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載
    のズームレンズ。
  8. 【請求項8】 前記第2レンズ群を構成する正レンズの
    うち、最も物体側の正レンズのd線における屈折率は、
    1.75以上であることを特徴とする請求項6または7
    に記載のズームレンズ。
  9. 【請求項9】 前記第3レンズ群は、少なくとも1面の
    非球面を有することを特徴とする請求項1から8のいず
    れか1項に記載のズームレンズ。
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