JP5202076B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばビデオカメラや電子スチルカメラ、TVカメラ(放送用カメラ)、銀塩写真用のカメラ等に好適なものである。
近年、固体撮像素子を用いたビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、そして銀塩フィルムを用いたカメラ等の撮像装置は高機能化され、又装置全体が小型化されている。そしてそれに用いる撮影光学系としてレンズ全長が短く、コンパクトでしかも高解像力のズームレンズであることが要求されている。
これらの要求に応えるズームレンズとして、物体側の第1レンズ群以外のレンズ群を移動させてフォーカスを行う、所謂リヤーフォーカス式のズームレンズが知られている。
一般にリヤーフォーカス式のズームレンズは第1レンズ群を移動させてフォーカスを行うズームレンズに比べて第1レンズ群の有効径が小さくなり、レンズ系全体の小型化が容易になる。また近接撮影、特に極至近撮影が容易となり、さらに小型軽量のレンズ群を移動させているので、レンズ群の駆動力が小さくて済み迅速な焦点合わせが出来る等の特徴がある。
リヤーフォーカス式のズームレンズとして、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群の4つのレンズ群を有する4群ズームレンズが知られている。この4群ズームレンズの1つとして、第2レンズ群を移動させて変倍を行い、第4レンズ群を移動させて変倍に伴なう像面変動の補正とフォーカスを行う4群ズームレンズが知られている。
一般にカメラの非使用時(非撮影時)に収納性を高めるには各レンズ群を沈胴させるのが効果的である。しかしながら第2レンズ群が殆どの変倍機能を有する上記のズームタイプの4群ズームレンズでは第1レンズ群、第2レンズ群の偏心に対する敏感度が大きすぎて沈胴構造には適さない。
これに対して、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群の4つのレンズ群より成る沈胴構造に適したズームレンズが知られている(特許文献1〜4)。
特許文献1のズームレンズは、第1レンズ群を単レンズで構成すると共に、各レンズ群の間隔を変化させてズーミングを行い、第4レンズ群を移動させフォーカスを行っている。これにより全体を簡素化して沈胴構造にも適したズーム比3程度のズームレンズを開示している。
又、特許文献2のズームレンズは、各レンズ群を移動させてズーミングを行うズーム比5程度のズームレンズを開示している。
特許文献3、4のズームレンズは、各レンズ群を移動させてズーミングを行うズーム比10以上のズームレンズを開示している。
一方、ズームレンズを構成する一部のレンズ群を光軸と垂直方向に変位させてズームレンズが振動したときに生ずる画像ぶれを補正したズームレンズが知られている(特許文献5)。
特許文献5は物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群の4つのレンズ群を有する4群ズームレンズを開示している。
そして、第3レンズ群全体を光軸と垂直方向に振動させて像ブレを補正し、静止画像を得るズームレンズを開示している。
特開平10−62687号公報 特許2003−315676号公報 特許2006−171655号公報 特開2006−133632号公報 特開平7−199124号公報
一般にズームレンズを小型化するためには、ズームレンズを構成する各レンズ群の屈折力を強めつつ、レンズ枚数を削減すれば良い。しかしながら、このようにしたズームレンズは、各面の屈折力の増加に伴いレンズ肉厚が増してしまい、レンズ系全体の短縮効果が不十分になると同時に諸収差の補正が困難になってくる。
またカメラの非使用時に各レンズ群を沈胴して収納しようとするとメカ構造的にどうしてもレンズ及びレンズ群の倒れなどの誤差が大きくなってくる。このときレンズ及びレンズ群の敏感度が大きすぎると光学性能の劣化やズーミング時の像ゆれが生じてしまう。このためズームレンズにおいては、レンズやレンズ群の敏感度はなるべく小さくするのが望ましい。
特許文献1で示されたズームレンズは比較的、第1レンズ群や第2レンズ群の敏感度が小さくなるので沈胴構造には適している。しかしながら第1レンズ群がズーミング時に固定であるので広角端におけるレンズ全長の短縮化や前玉径の小型化が難しい。
特許文献2では、第3レンズ群による変倍の負担を適切に定める事により、ズーム比5倍程度のズームレンズを得ている。特許文献2において、より高倍率化を実現するためには、第2レンズ群との変倍の分担を適切にすることが必要になる。
特許文献3で示されたズームレンズは、第1レンズ群の焦点距離を適切に設定することで、全系の小型化と諸収差の補正をバランス良く行っている。しかしながら第1レンズ群のズーミングにおける移動量が大きいため、沈胴長の短縮のためには、より多段の鏡筒構造を必要とする。
特許文献4で示されたズームレンズは、ズーミング時の第2レンズ群の横倍率の変化を15以下となるようにしており、この結果、高倍率化を実現することが難しい。
特許文献3や4で示されたレンズ構成により、より高倍率化を実現するためには、第4レンズ群の変倍負担を大きくする事が必要である。ところが望遠端において第4レンズ群の結像倍率を大きくすると、第4レンズ群が光軸方向に移動したときのピント移動量が小さくなる。これは、温度変化や部品公差によるピント変動を第4レンズ群で補正しようとすると駆動量が大きくなり、良くない。
一方で、第4レンズ群の結像倍率を小さくすると、第4レンズ群の変倍負担は小さくなり、必然的に、他のレンズ群の屈折力やズーミング時の移動量が大きくなる。このため、コンパクトな沈胴構造のレンズ鏡筒としつつ高い光学性能を確保する事が困難になる。
前述した4群ズームレンズにおいて、高ズーム比とレンズ系全系の小型化を図りつつ良好な光学性能を得るには、各レンズ群の屈折力やレンズ構成、そして各レンズ群のズーミングに伴う移動条件を適切に設定することが重要となる。
特にズーミングに伴う各レンズ群の移動条件、第2レンズ群の屈折力(焦点距離の逆数)や第4レンズ群の結像倍率等を適切に設定することが重要となってくる。
これらの構成を適切に設定しないと、高ズーム比を確保しつつ、全ズーム範囲で高い光学性能を有した沈胴構造に適したズームレンズを得るのが大変困難になってくる。
本発明は、高ズーム比で、かつ全ズーム範囲にわたり高い光学性能が得られる小型のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成され、各レンズ群が移動してズーミングを行うズームレンズであって、広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群は広角端に比べて望遠端において物体側に位置するように移動し、前記第4レンズ群は物体側に凸状の軌跡で移動しており、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記ズームレンズの広角端における焦点距離をfw、前記第4レンズ群の望遠端における結像倍率をβ4tとするとき、
−2.5 <f2/fw <−1.8
0.49<1−β4t2 < 0.80
4.0<f3/fw<6.0
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、高倍率化を図ると共に、広角端から望遠端に至る全ズーム範囲にわたり良好なる光学性能を有するズームレンズが得られる。
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施例について説明する。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成されている
そして各レンズ群が移動してズーミングを行っている。特に、広角端から望遠端へのズーミングに際し該第1レンズ群は広角端に比べて望遠端において物体側に位置するように移動し、該第4レンズ群は物体側に凸状の軌跡で移動している。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図、図2、図3はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。
図4は本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図5、図6はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、望遠端における収差図である。
図7は本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図8、図9はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、望遠端における収差図である。
図10は本発明の実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図11、図12はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、望遠端における収差図である。
図13は本発明のズームレンズを備えるカメラ(撮像装置)の要部概略図である、各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルカメラそして銀塩フィルムカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。
レンズ断面図において、L1は正の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群である。
SPは開口絞りであり、第3レンズ群L3の物体側に配置している。
Gは光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。
IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に、銀塩フィルム用カメラのときはフィルム面に相当する感光面が置かれる。
収差図において、d、gは各々d線及びg線である。ΔM、ΔSはメリディオナル像面、サジタル像面である。倍率色収差はg線によって表している。ωは半画角(撮影画角の半分の値)であり、単位は「度」である。fnoはFナンバーである。
尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例では、広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印のように各レンズ群を移動させている。
具体的には、各実施例では広角端から望遠端へのズーミングに際して図中矢印のように第1レンズ群L1を像側に凸状の軌跡を描いて移動させている。このとき広角端に比べ望遠端において物体側に位置するように移動させている。第2レンズ群L2を像側へ、第3レンズ群L3を物体側へ移動させ、第4レンズ群L4を物体側に凸状の軌跡で描いて移動させている。
ズーミングに際し、広角端に比べて望遠端において第1レンズ群L1と第3レンズ群L3を物体側に位置する様に移動させることで広角端におけるレンズ全長を短くしつつ、大きなズーム比が得られるようにしている。
特に、各実施例では、広角端から望遠端へのズーミングに際して第3レンズ群L3を物体側に移動させることにより、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4に変倍分担を持たせている。更に正の屈折力の第1レンズ群L1をズーム範囲の途中で物体側へ移動することで第2レンズ群L2に大きな変倍効果を持たせている。これにより第1レンズ群L1と、第2レンズ群L2の屈折力をあまり大きくすることなく高いズーム比を得ている。第1レンズ群L1はズーミングに際して、像側に凸形状の軌跡を描くことで、広角端近傍での第1レンズ群L1と開口絞りSPの間隔を短縮し、前玉径を縮小にしている。
また、第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカスを行うリヤーフォーカス式を採用している。
望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には矢印4cに示すように第4レンズ群L4を前方に繰り出すことによって行っている。第4レンズ群L4の実線の曲線4aと点線の曲線4bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端へのズーミングに伴う際の像面変動を補正するための移動軌跡を示している。
各実施例では、小型で軽量な第4レンズ群L4をフォーカスの為に移動することで迅速なフォーカスを行っている。例えば自動焦点検出を迅速に行うのを容易にしている。
各実施例においては、第3レンズ群L3を光軸と垂直方向の成分を持つように移動させて光軸と垂直方向に像を変位させて光学系全体が振動したときの像ぶれを補正している。即ち、撮影画像の位置を補正している。
これにより、可変頂角プリズム等の光学部材や防振のためのレンズ群を新たに付加することなく防振を行うようにし、光学系全体が大型化するのを防止している。
なお、各実施例において、開口絞りSPはズーミングに際して他のレンズ群、特に第3レンズ群L3と独立に移動している。これによって広角域近傍での入射瞳位置を物体側に配置させて、前玉有効径を小さくしている。
尚、機構上の簡素化のため、開口絞りSPを第3レンズ群L3と一体にて移動しても、又固定としてもよい。第3レンズ群L3と一体に移動すると移動/可動で分けられる群数が少なくなり、メカ構造が簡素化しやすくなる。
また、開口絞りSPを固定とする場合は絞りユニットを移動させる必要がないため、ズーミングの際、駆動させるアクチュエータの駆動トルクを小さく設定できる省電力化の点で有利となる。
各実施例では、第2レンズ群L2の焦点距離をf2、ズームレンズの広角端における焦点距離をfw、第4レンズ群L4の望遠端における結像倍率をβ4tとする。このとき、
−2.5 <f2/fw <−1.8 ・・・(1)
0.49<1−β4t2 < 0.80 ・・・(2)
なる条件を満足している。
条件式(1)及び(2)は、変倍に寄与する第2レンズ群L2の焦点距離や第4レンズ群L4の撮影倍率を規定したものである。
条件式(1)の上限を超えると、第2レンズ群L2の屈折力が強くなりすぎて、ズーミングの際に生じる像面変動の補正が困難になる。下限を超えて第2レンズ群L2の屈折力が弱くなりすぎると、高倍率化のためには第2レンズ群L2のズーミング時の移動量を大きくする必要が生じ、この結果レンズ全長が長くなり、鏡筒が大型化してくるので良くない。
条件式(2)の下限を超えると、各レンズの製造の際の部品公差や温度変化により生ずるピント位置の変動を、フォーカスレンズ群である第4レンズ群L4の駆動により補正する際の駆動量が大きくなる。
この結果、収差変動が増大してくるので良くない。上限を超えると第4レンズ群L4の変倍負担が小さくなりすぎて、高倍率化が困難になる。
尚、各実施例において、更に収差補正を良好に行い、かつズーミングの際の収差変動を小さくしつつ高倍率化を図るには、条件式(1)、(2)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
−2.25<f2/fw <−1.85 ・・・(1a)
0.49<1−β4t2 < 0.70 ・・・(2a)
各実施例によれば、以上の如く条件式(1)、(2)を満足することにより、高ズーム比で、ズーム全域にわたり高い光学性能を有した小型のズームレンズを得ることができる。
本発明において、更に好ましくは次の諸条件のうちの1以上を満足するのが良い。第1、第3、第4レンズ群L1、L3、L4の焦点距離を順にf1、f3、f4とする。
第1レンズ群L1と第3レンズ群L3の広角端から望遠端までのズーミングにおける光軸方向の移動量をそれぞれm1、m3とする。このとき、
4.0< f3/fw <6.0 ・・・(3)
4.5< f4/fw <8.0 ・・・(4)
10< f1/fw <25 ・・・(5)
1.2< m1/m3 <3.0 ・・・(6)
なる条件のうち1以上を満足していることが望ましい。
各実施例では、それぞれの条件式を満足することによって、それに応じた効果を得ている。次に各条件式の技術的な意味について説明する。
条件式(3)及び(4)は、変倍に寄与する第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の屈折力を適切に設定し、ズーム全域で良好なる光学性能を得るためのものである。
条件式(3)の下限を超えて第3レンズ群L3の焦点距離が短くなると、屈折力の増加に伴うズーミング時の収差変動を抑制するのが困難になる。更に第3レンズ群L3で防振を行うときの、偏芯や像ブレに対する敏感度が上がってしまうので良くない。上限を超えると第3レンズ群L3の屈折力が小さくなるため、他のレンズ群で変倍負担をする必要が生じる。或いは充分なズーム比を得るために、第3レンズ群L3のズーミング時の移動量を大きくする必要が生じるため、レンズ系の小型化が困難になる。
条件式(4)は第4レンズ群L4の屈折力に関し、条件式(3)と同様にズーム全域で良好な収差補正を実現するための条件である。第4レンズ群L4は適切な変倍負担によりピント面に対する敏感度を適切に得るためには、屈折力が条件式(4)の範囲に収まるのが良い。
また、条件式(4)は第4レンズ群L4のズーミング及びフォーカスの際の移動量とも密接に関連している。第4レンズ群L4は高倍率化によりフォーカスの際の駆動量が大きくなる。条件式(4)は第4レンズ群L4の移動量を適切に抑え、隣接するレンズ群やガラッスブロックとの物理的な干渉を避ける働きも兼ねている。
条件式(5)は第1レンズ群L1の焦点距離を規定したものである。条件式()の下限を超えて屈折力が強くなるとズーミングに際して第1レンズ群L1の移動量が少なくなる。このため、望遠端において第2レンズ群L2との間隔が狭くなってくる。
その結果、主変倍レンズ群である第2レンズ群L2にて充分なズーム比を得るのが難しくなってくる。又、第1レンズ群L1の屈折力の増大に伴い色収差の発生が多くなり、これを抑制するためには、第1レンズ群L1の構成レンズ枚数を増やす必要があり、この結果全系が大型化してくるので良くない。
条件式(5)の上限を超えると、第1レンズ群L1の屈折力が弱くなり過ぎて、充分なズーム比を確保するためには第1レンズ群L1のズーミング時の移動量を増大する必要がある。その結果、沈胴鏡筒とするとき、構成が複雑化になり、鏡筒の小型化が困難になる。
条件式(6)は、ズーミングの際に移動する第1レンズ群L1と第3レンズ群L3の移動量の比率をあらわしたものである。
ここで言う移動量とは、広角端と望遠端におけるレンズ群の光軸上の位置の相対差(距離)を表す。条件式(6)の下限を超えると、第1レンズ群L1のズーミングにおける繰出しが小さくなるため、望遠端における第2レンズ群L2との間隔が小さくなり、第2レンズ群L2で充分なズーム比を得るのが難しくなる。
また、広角端と望遠端において、レンズ全長の差が小さくなり、画角の大きな広角端において、前玉(第1レンズ群L1)と開口絞りSPの間隔が充分に短縮されず、鏡筒径が増大してくるので良くない。
条件式(6)の上限を超えると、第1レンズ群L1のズーミングにおける繰出し量が第3レンズ群L3のそれと比較して大きくなりすぎる。このため、沈胴構造の鏡筒を構成するには、より多段で第1レンズ群L1を収納する必要が生じるため、全系の小型化が困難になる。
尚、各実施例において、更に収差補正を良好に行いつつ、かつズーミングの際の収差変動を小さくして高倍率化を図るには、条件式(3)〜(6)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
4.2< f3/fw <5.0 ・・・(3a)
4.6< f4/fw <7.0 ・・・(4a)
10< f/fw <20 ・・・(5a)
1.2< m1/m3 <2.0 ・・・(6a)
以上のように各実施例によれば、ズーミングにおける各レンズ群の移動量と各レンズ群の屈折力等を適切に設定することで、高ズーム比にもかかわらずレンズ全長が短いズームレンズが得られる。
特に広角端から望遠端に至る全ズーム範囲にわたり良好なる光学性能を有するズームレンズを得ることができる。
次に各レンズ群のレンズ構成に関して説明する。
第1レンズ群L1の構成は次のとおりである。第1レンズ群L1は有効レンズ径が大きくなるので、レンズ枚数が少ない方が小型化及び軽量化に好ましい。
そこで各実施例においては、負レンズと正レンズを接合した接合レンズと、正レンズより構成している。これにより高ズーム比により発生する球面収差と色収差の発生を抑制している。
第2レンズ群L2の構成は次のとおりである。実施例1及び3においては、物体側の面が凸でメニスカス形状の負レンズ、両レンズ面が凹形状の負レンズ、物体側の面が凸形状の正レンズの独立した3つのレンズより構成している。
これによってズーミング時の収差変動を少なくし、特に広角端における歪曲収差や望遠端における球面収差を良好に補正している。
特に、実施例3では、更に良好な光学性能を得るために、メニスカス形状の負レンズの像側の面を非球面形状としている。
又、実施例2及び4においては、実施例1、3に比べて物体側が凸でメニスカス形状の負レンズを追加した3枚の負レンズと1枚の正レンズで構成している。具体的には物体側が凸でメニスカス形状の2つの負レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズ、物体側が凸面の正レンズより構成している。
これにより広角域における非点収差の発生を抑制し、広角端における画角をより大きくするのを容易にしている。
第3レンズ群L3の構成は次のとおりである。各実施例においては2枚の正レンズと像面側の面が凹形状の負レンズを含むように構成している。そして第2レンズ群L2と第3レンズ群L3間の主点間隔を小さくすることで第3レンズ群L3以降のレンズ長を短縮している。
又、第3レンズ群L3は1以上の非球面を有するようにしている。これによってズーミングに伴う収差変動を良好に補正している。
また、実施例2及び4では、接合レンズを用いる事で、ズーミングの際の色収差の変動を抑制している。又、第3レンズ群L3を光軸と垂直方向の成分を持つように移動させて、即ち光軸から偏芯させて防振動作を行う際の、偏芯による収差発生を最小限に抑えている。
具体的には実施例1、3では物体側から像側へ順に、物体側が凸面の正レンズ、物体側の面が凸でメニスカス形状の負レンズ、物体側が凸面の正レンズより成っている。
又、実施例2、4では物体側が凸面の正レンズ、物体側の面が凸でメニスカス形状の負レンズ、物体側が凸でメニスカス形状の負レンズと正レンズとを接合した接合レンズより成っている。
第4レンズ群L4の構成は次のとおりである。
各実施例において、第4レンズ群L4は物体側の面が凸形状の正レンズと負レンズの接合レンズにより構成している。
これによりフォーカスの際の収差変動、特に色収差の変動を少なくしている。
次に、本発明の実施例1〜4に各々対応する数値実施例1〜4を示す。各数値実施例においてiは物体側からの光学面の順序を示し、riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔、ndiとνdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数を示す。
またkを離心率、A’、B、’、C、C’、D、Eを非球面係数、光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、非球面形状は、
x=(h /R)/[1+[1−(1+k)(h/R)2] 1/2 ]+Bh+Ch
+Dh+Eh10+A’h3+B’h5+C’h7
で表示される。但しRは曲率半径である。また例えば「E−Z」の表示は「10−Z」を意味する。
数値実施例において最後の2つの面は、フィルター、フェースプレート等の光学ブロックの面である。
各実施例において、バックフォーカス(BF)はレンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算長により表したものである。レンズ全長は最も物体側の面から最終面までの距離に、バックフォーカスを加えたものである。
また、各数値実施例における上述した条件式との対応を表1に示す。
[数値実施例1]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 146.716 2.000 1.80610 33.3
2 37.7078 5.700 1.49700 81.5
3 -221.781 0.200 1.
4 38.6611 3.800 1.77250 49.6
5 182.811 可変
6 39.9550 1.200 1.88300 40.8
7 8.3169 4.860 1.
8 -32.7836 0.750 1.77250 49.6
9 23.8567 0.700 1.
10 17.5880 2.200 1.92286 18.9
11 87.0390 可変
12 (絞り) 可変
13* 10.8245 3.000 1.58313 59.4
14 -396.367 2.300 1.
15 17.1011 0.700 1.84666 23.9
16 9.2454 1.000 1.
17 22.2534 1.800 1.49700 81.5
18 -891.992 可変
19 29.5945 2.500 1.69680 55.5
20 -26.5457 0.600 1.84666 23.9
21 -70.8270 可変
22 ∞ 1.310 1.49831 65.1
23 ∞

非球面データ
(第13面)
k=-3.30975E-01 B= 8.42815E-05 C= 3.57003E-05 D= 4.24248E-07
E=-7.36052E-10 A’=-7.28960E-05 B’=-9.74820E-05 C’=-6.20040E-06

各種データ
ズーム比 24.27
広角 中間 望遠
焦点距離 5.15 25.69 124.98
Fナンバー 2.92 3.60 4.03
画角 34.7 7.9 1.63
像高 3.56 3.56 3.56
レンズ全長 97.69 104.30 115.70
BF 12.05 20.99 8.76
d5 0.90 28.87 46.79
d11 30.02 9.07 1.59
d12 13.24 4.20 2.00
d18 8.16 7.87 23.26
d21 7.00 15.94 3.71

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 64.12
2 6 -10.22
3 13 23.69
4 19 33.82
[数値実施例2]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 77.0564 1.950 1.80610 33.3
2 37.8403 6.800 1.49700 81.5
3 3016.789 0.200 1.
4 38.7115 4.500 1.60311 60.6
5 183.274 可変
6 39.7791 1.000 1.88300 40.8
7 11.3803 2.100 1.
8 25.3390 0.850 1.83481 42.7
9 8.4470 4.000 1.
10 -20.3934 0.800 1.83400 37.2
11 147.337 0.200 1.
12 22.4277 2.250 1.92286 18.9
13 -89.4136 可変
14 (絞り) 可変
15* 12.6063 3.000 1.69350 53.2
16 72.1260 3.000 1.
17 51.5991 0.900 1.64769 33.8
18 13.4014 0.500 1.
19 19.5320 0.700 2.00330 28.3
20 9.0535 2.150 1.72000 50.2
21 -42.7155 可変
22 25.9828 3.300 1.77250 49.6
23 -10.3841 0.600 1.80610 33.3
24 -79.5614 可変
25 ∞ 0.800 1.51633 64.1
26 ∞

非球面データ
(第15面)
k= 7.50153E-01 B= -9.16920E-05 C=-1.11116E-06 D= 3.51763E-08
E=-5.84379E-10

各種データ
ズーム比 18.89
広角 中間 望遠
焦点距離 4.50 19.68 85.02
Fナンバー 2.82 4.29 5.58
画角 40.5 11.1 2.6
像高 3.85 3.85 3.85
レンズ全長 89.86 101.16 131.43
BF 10.50 19.08 11.43
d5 0.90 24.01 46.75
d13 20.96 4.49 2.00
d14 12.21 2.33 2.25
d21 6.50 12.45 30.19
d24 7.00 15.58 7.94

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 69.46
2 6 -8.90
3 15 21.40
4 22 27.66

[数値実施例3]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 168.837 2.000 1.80610 33.3
2 39.7930 6.000 1.49700 81.5
3 -191.074 0.200 1.
4 40.1495 3.800 1.77250 49.6
5 191.588 可変
6 49.1924 1.200 1.80610 40.7
7* 8.6489 5.155 1.
8 -35.4707 0.750 1.77250 49.6
9 24.8350 0.700 1.
10 18.2875 2.200 1.92286 18.9
11 83.2531 可変
12 (絞り) 可変
13* 10.9436 3.000 1.583126 59.4
14 -126.335 2.300 1.
15 16.3941 0.700 1.84666 23.9
16 9.2339 1.000 1.
17 26.1209 1.800 1.49700 81.5
18 -203.961 可変
19 25.3089 2.500 1.69680 55.5
20 -21.8784 0.600 1.84666 23.9
21 -98.1680 可変
22 ∞ 1.310 1.49831 65.1
23 ∞

非球面データ
(第7面)
k=-2.14440E-02 B=-3.89797E-06 C= 5.39912E-08
(第13面)
k=-4.28120E-01 B= 8.18844E-05 C= 3.49977E-05 D= 5.07879E-07
E=-7.80620E-10 A’=-7.95365E-05 B’=-9.14104E-05 C’=-6.65261E-06

各種データ
ズーム比 19.46
広角 中間 望遠
焦点距離 5.15 22.64 100.24
Fナンバー 2.80 3.56 4.00
画角 34.7 8.95 2.04
像高 3.56 3.56 3.56
レンズ全長 97.66 101.69 112.56
BF 10.03 17.33 8.53
d5 0.80 28.00 47.13
d11 26.93 11.43 1.68
d12 17.34 2.81 2.39
d13 8.66 8.22 18.93
d19 7.00 14.30 5.50

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 66.05
2 6 -11.01
3 13 22.23
4 19 34.28
[数値実施例4]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 81.5805 2.000 1.80610 33.3
2 32.0934 5.800 1.49700 81.5
3 -431.793 0.200 1.
4 32.6655 4.000 1.69680 55.5
5 162.575 可変
6 73.7617 1.000 1.88300 40.8
7 11.5213 1.900 1.
8 29.3570 0.850 1.83400 37.2
9 9.7394 3.300 1.
10 -28.5177 0.800 1.83400 37.2
11 59.8686 0.200 1.
12 20.8222 2.250 1.92286 18.9
13 -80.4179 可変
14 (絞り) 可変
15* 11.7844 3.000 1.69350 53.2
16 2857.738 3.000 1.
17 58.3627 0.900 1.64769 33.8
18 13.4980 0.500 1.
19 32.4951 0.700 2.00330 28.3
20 8.0844 2.400 1.74400 44.8
21 -48.8300 可変.
22 19.4546 2.700 1.77250 49.6
23 -14.5403 0.600 1.80610 33.3
24 -191.527 可変
25 ∞ 0.800 1.51633 64.1
26 ∞

非球面データ
(第15面)
k= 1.38974 B=-1.58071E-04 C=-2.00290E-06 D= 3.83159E-09
E=-5.84379E-10

各種データ
ズーム比 19.42
広角 中間 望遠
焦点距離 5.15 22.36 100.00
Fナンバー 2.87 4.11 5.54
画角 36.9 9.81 2.21
像高 3.87 3.87 3.87
レンズ全長 89.23 97.54 109.01
BF 10.75 16.66 6.76
d5 0.90 21.48 36.18
d13 22.75 7.00 1.75
d14 12.22 2.87 2.00
d21 6.50 13.44 26.21
d24 8.00 13.91 4.01

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 53.91
2 6 -9.75
3 15 23.37
4 22 24.13
Figure 0005202076
次に各実施例に示したようなズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施形態を図13を用いて説明する。
図13において、20はカメラ本体、21は実施例1〜4で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。22はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。23は固体撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダである。
このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置が実現できる。
本発明の実施例1の広角端におけるレンズ断面図 本発明の実施例1に対応する数値実施例1の広角端の収差図 本発明の実施例1に対応する数値実施例1の望遠端の収差図 本発明の実施例2の広角端におけるレンズ断面図 本発明の実施例2に対応する数値実施例2の広角端の収差図 本発明の実施例2に対応する数値実施例2の望遠端の収差図 本発明の実施例3の広角端におけるレンズ断面図 本発明の実施例3に対応する数値実施例3の広角端の収差図 本発明の実施例3に対応する数値実施例3の望遠端の収差図 本発明の実施例4の広角端におけるレンズ断面図 本発明の実施例4に対応する数値実施例4の広角端の収差図 本発明の実施例4に対応する数値実施例4の望遠端の収差図 本発明の撮像装置の概略図
符号の説明
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
d d線
g g線
ΔM メリディオナル像面
ΔS サジタル像面
SP 絞り
G CCDのフォースプレートやローパスフィルター等のガラスブロック
ω 半画角
fno Fナンバー

Claims (14)

  1. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成され、各レンズ群が移動してズーミングを行うズームレンズであって、広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群は広角端に比べて望遠端において物体側に位置するように移動し、前記第4レンズ群は物体側に凸状の軌跡で移動しており、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記ズームレンズの広角端における焦点距離をfw、前記第4レンズ群の望遠端における結像倍率をβ4tとするとき、
    −2.5 <f2/fw <−1.8
    0.49<1−β4t2 < 0.80
    4.0<f3/fw<6.0
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第4レンズ群の焦点距離をf4とするとき、
    4.5<f4/fw<8.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1のズームレンズ。
  3. ズーミングに際して、前記ズームレンズを構成する各レンズ群とは独立に移動する開口絞りを有することを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項のズームレンズ。
  4. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
    10< f1/fw <25
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項のズームレンズ。
  5. 前記第1レンズ群と前記第3レンズ群の広角端から望遠端までのズーミングにおける光軸方向の移動量をそれぞれm1、m3とするとき、
    1.2< m1/m3 <3.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項のズームレンズ。
  6. 広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群は像側に凸形状の軌跡を描いて移動することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項のズームレンズ。
  7. 前記第3レンズ群を、光軸と垂直方向の成分を持つように移動させて、前記ズームレンズが振動したときの撮影画像の位置を補正することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項のズームレンズ。
  8. 前記第2レンズ群は、物体側が凸でメニスカス形状の負レンズ、両レンズ面が凹形状の負レンズ、物体側が凸面の正レンズより成ることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項のズームレンズ。
  9. 前記第2レンズ群は、物体側が凸でメニスカス形状の負レンズ、物体側が凸面でメニスカス形状の負レンズ、両レンズ面が凹形状の負レンズ、物体側が凸面の正レンズより成ることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項のズームレンズ。
  10. 前記第4レンズ群は、物体側が凸形状の正レンズと負レンズとの接合レンズより成ることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項のズームレンズ。
  11. 前記第3レンズ群は、物体側から像側へ順に、物体側が凸面の正レンズ、物体側が凸面でメニスカス形状の負レンズ、物体側が凸面の正レンズより成ることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項のズームレンズ。
  12. 前記第3レンズ群は、物体側から像側へ順に、物体側が凸面の正レンズ、物体側が凸面でメニスカス形状の負レンズ、物体側が凸面でメニスカス形状の負レンズと正レンズとを接合した接合レンズより成ることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項のズームレンズ。
  13. 固体撮像素子に像を形成することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項のズームレンズ。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する固体撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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