JP2001281111A - 軸受振動監視装置 - Google Patents

軸受振動監視装置

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JP2001281111A
JP2001281111A JP2000090453A JP2000090453A JP2001281111A JP 2001281111 A JP2001281111 A JP 2001281111A JP 2000090453 A JP2000090453 A JP 2000090453A JP 2000090453 A JP2000090453 A JP 2000090453A JP 2001281111 A JP2001281111 A JP 2001281111A
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JP2000090453A
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Hiroyuki Saito
宏幸 齋藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な操作によって回転機の軸受の振動の異常
を看過することなく警報を発し、運転員の負担を軽減す
ることのできる軸受振動監視装置を提供する。 【解決手段】回転機の軸受の振動を検出する検出器1a
〜1hから入力されるデータを処理するデータ処理手段
2aの出力データと前記読出し手段2dにて読み出され
たデータとの偏差を演算する偏差演算手段2gと、運転
員が警報値を入力する第2の入力装置3cからの要求を
処理する第2の入力処理手段2iと、前記偏差演算手段
2gの演算結果を入力しこのデータを基に前記第2の入
力処理手段2iにて設定した警報値を設定する手動警報
値設定手段2hと、前記データ処理手段2aにて入力さ
れたデータを絶対値の警報にて監視する固定警報値設定
手段2kと、データがこの固定警報値設定手段2kにて
設定された警報値を超過した場合または前記手動警報値
設定手段2hに設定された警報値を超過した場合に警報
出力装置4へ警報出力の要求をする警報出力処理手段2
jとを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タービン発電機等
の回転機の軸受の振動を監視する軸受振動監視装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】回転機の一例としてタービン発電機をと
ると、タービン発電機の軸受の振動検出系は図10に示す
ようになっている。すなわち、高圧タービン,中圧ター
ビン,低圧タービン及び発電機が軸直結されているとす
ると、それらの回転軸を支承する軸受に振動検出器1a
〜1hが取り付けられている。
【0003】振動検出器1a〜1hによって採取された
振動信号データは図12に示す軸受振動監視装置2に入力
して処理され、図11に示す表示画面によって運転監視し
ている。
【0004】図12に示した軸受振動監視装置のデータ処
理手段2aに入力された振動信号データは、タービンの
起動モードであるコールド起動,ウォーム起動,ホット
起動毎に記憶手段2bに記憶し保存される。記憶手段2
bから過去データを読み出すには、入力装置3aにて必
要なデータを要求し、入力手段2cにて入力処理され、
読出し手段2dにて読み出され、データ処理手段2aか
ら入力されたデータ(今回データ)と重ね合わせる重合
わせ手段2eにて加工され、出力処理手段2fにて出力
装置3bへ出力し、図11に示したような表示画面によっ
て振幅値を表示し軸受振動の傾向を監視している。
【0005】図11は、重合わせ表示の表示例であり、図
中のaは過去データ,bは今回データを示す。図におい
て、監視範囲はタービン回転数0rpm〜定格回転数まで
である。軸受振動監視装置の記憶手段2bから読出し手
段2dにて読み出された過去データaは、監視範囲内で
表示される。タービンを起動するとタービン回転数が上
昇するとともに、今回データbが表示画面上に実時間で
表示され、過去データaと比較しながら今回データbの
傾向を監視している。
【0006】警報は、固定警報値設定手段2kにて設定
される固定値により監視され(絶対値による監視)、警
報値を逸脱すると警報出力処理手段2jから警報出力装
置4へ警報が出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
軸受振動監視装置においては、入力装置3aの台数,出
力装置3bの台数及び表示画面数の制約により、軸受振
動の傾向を監視する図11のSVグラフ(Speed-Vibratio
nグラフ)を全て(1a〜1hの計8枚)常時表示する
ことができない。そのため、表示していない軸受のSV
グラフの振幅値が正常値と著しく異なり異常値を表示し
た場合にも警報が出力されず、運転員が気付かないとい
うことがある。
【0008】また、SVグラフを表示するには、ワンタ
ッチ操作で指示することができず、入力装置3aにて必
要な情報を選別し要求しなければならないので、運転員
の負担となっている。
【0009】そこで本発明は、簡単な操作によって回転
機の軸受の振動の異常を看過することなく警報を発し、
運転員の負担を軽減することのできる軸受振動監視装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
軸受振動監視装置は、回転機の軸受の振動を検出する検
出器から入力されるデータを処理するデータ処理手段
と、このデータ処理手段の出力データを記憶し保存する
記憶手段と、運転員の要求を入力する第1の入力装置か
らの要求を処理する第1の入力処理手段と、この第1の
入力処理手段からの要求で前記記憶手段からデータを読
み出す読出し手段と、前記データ処理手段の出力データ
と前記読出し手段にて読み出されたデータとを重ね合わ
せる重合わせ手段と、この重合わせ手段にて作成された
データを処理し出力装置に対して表示用出力をする出力
処理手段と、前記データ処理手段の出力データと前記読
出し手段にて読み出されたデータとの偏差を演算する偏
差演算手段と、運転員が警報値を入力する第2の入力装
置からの要求を処理する第2の入力処理手段と、前記偏
差演算手段の演算結果を入力しこのデータを基に前記第
2の入力処理手段にて設定した警報値を設定する手動警
報値設定手段と、前記データ処理手段にて入力されたデ
ータを絶対値の警報にて監視する固定警報値設定手段
と、データがこの固定警報値設定手段にて設定された警
報値を超過した場合または前記手動警報値設定手段に設
定された警報値を超過した場合に警報出力装置へ警報出
力の要求をする警報出力処理手段とを備えた構成とす
る。
【0011】この請求項1の軸受振動監視装置によれ
ば、出力装置にSVグラフを表示していなくても手動に
より設定した警報値を逸脱した場合に警報を発すること
により、運転員に注意を促し回転機の運転を支援するこ
とができる。
【0012】本発明の請求項2に係る軸受振動監視装置
は、前記請求項1の軸受振動監視装置において、読出し
手段によって記憶手段から読み出されたデータを平均し
自動的に警報値を演算する自動警報値演算手段と、偏差
演算手段の演算結果を入力しこのデータを基に前記自動
警報値演算手段にて計算された警報値を設定する自動警
報値設定手段と、この自動警報値設定手段と手動警報値
設定手段にて設定された警報値をそれぞれ設定する警報
切替手段と、運転員が前記自動警報値設定手段あるいは
前記手動警報値設定手段にて設定された警報値のどちら
を使用するかを選択する第2の入力装置からの要求を処
理する第2の入力処理手段とを備え、警報出力処理手段
は前記偏差演算手段にて演算された偏差値が前記警報切
替手段にて設定された警報値を超過した場合に警報出力
装置へ警報の出力を要求する構成とする。
【0013】請求項2の軸受振動監視装置によれば、出
力装置にSVグラフを表示していなくても、振動値が自
動にて演算し設定した警報値を逸脱した場合に警報を発
することによって、運転員に注意を促し運転支援をする
ことができるとともに、自動あるいは手動により設定し
た警報値を入力装置にて切替えることができる。
【0014】本発明の請求項3に係る軸受振動監視装置
は、請求項2の軸受振動監視装置において、プラント系
統図を自動表示するデータを設定している自動表示要因
データベースを備え、出力処理手段は出力装置の画面上
にプラント系統図を自動表示するための出力をする構成
とする。
【0015】請求項3の軸受振動監視装置によれば、警
報が発生したとき、あるいは警報値に急速に近づいたと
きに、出力装置の画面に対象プラント系統画面を自動表
示する。そうすることによって運転員が必要とする情報
を選別する煩わしい操作を必要とせず、運転員の負担を
軽減することができる。
【0016】本発明の請求項4に係る軸受振動監視装置
は、請求項3の軸受振動監視装置において、警報切替手
段に設定されている警報値を出力処理手段に設定する警
報値表示手段を備えた構成とする。
【0017】請求項4の軸受振動監視装置によれば、S
Vグラフの前回値データに設定した警報値を表示し、状
態監視を可能とするので、運転員は運転状態を一目で理
解することができる。
【0018】本発明の請求項5に係る軸受振動監視装置
は、請求項4の軸受振動監視装置において、読出し手段
によって記憶手段から読み出された過去データに演算処
理を施して最大値を演算する最大値演算手段を備え、出
力処理手段は出力装置の画面の振動値に関する表示をフ
リッカさせる構成とする。
【0019】請求項5の軸受振動監視装置によれば、過
去データから演算処理を施した最大値になった時点で出
力装置上のバーチャートをフリッカさせ、運転員に注意
を促し運転支援をすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態の軸受
振動監視装置を、図1を参照して説明する。すなわち、
本実施の形態の軸受振動監視装置2は、振動検出器1a
〜1hから入力される振動信号データをA/D変換等処
理するデータ処理手段2aと、このデータ処理手段2a
の出力データをタービンの起動モードであるコールド起
動,ウォーム起動,ホット起動毎に記憶/保存する記憶
手段2bと、運転員の要求を入力する第1の入力装置3
aからの要求を処理する第1の入力処理手段2cと、こ
の第1の入力処理手段2cからの要求で記憶手段2bか
らデータを読み出す読出し手段2dと、データ処理手段
2aの出力データと読出し手段2dにて読み出されたデ
ータとを重ね合わせる重合わせ手段2eと、この重合わ
せ手段2eにて作成されたデータを処理し出力装置3b
に表示させる出力処理手段2fとを備える。
【0021】また前記データ処理手段2aの出力データ
と読出し手段2dにて読み出されたデータとの偏差を演
算する偏差演算手段2gと、運転員が警報値を入力する
第2の入力装置3cからの要求を処理する第2の入力処
理手段2iと、偏差演算手段2gの演算結果を入力しこ
のデータを基に第2の入力処理手段2iにて設定した上
限警報値を設定する手動警報値設定手段2hと、手動警
報値設定手段2hに設定された警報値を超過した場合
に、警報出力装置4へ警報出力の要求をする警報出力処
理手段2jとを備えた構成とする。
【0022】さらに前記データ処理手段2aにて入力さ
れたデータを絶対値の警報にて監視する固定警報値設定
手段2kを備え、警報出力処理手段2jはまた、データ
がと固定警報値設定手段2kにて設定された警報値を超
過した場合に、警報出力装置4へ警報出力の要求をす
る。
【0023】次に、通常時の動作を説明する。上記のよ
うな構成とした本実施の形態の軸受振動監視装置におい
ては、データ処理手段2aにて入力された今回データ
と、読出し手段2dにて読み出した過去データとの偏差
を偏差演算手段2gにて演算し、その偏差が手動警報値
設定手段2hまたは固定警報値設定手段2kにて設定し
た警報値を逸脱した場合には警報を出力する。
【0024】本実施の形態によれば、軸受振動の傾向監
視のみに使用されていたSVグラフの今回データと過去
データの偏差に手動にて警報値を設定し監視するので、
SVグラフを表示していなくとも、警報値を逸脱した場
合には警報を出力することで運転員に注意を促し回転機
の運転支援をすることができる。
【0025】次に本発明の第2の実施の形態の軸受振動
監視装置を、図2を参照して説明する。図1と同じ部分
は同じ符号をつけて説明を省略する。すなわち、本実施
の形態の軸受振動監視装置は、読出し手段2dによって
記憶手段2bから読み出されたデータを移動平均あるい
は少なくとも単純平均し、自動的に警報値を演算する自
動警報値演算手段2lと、偏差演算手段2gの演算結果
を入力しこのデータを基に自動警報値演算手段2lにて
計算された警報値を設定する自動警報値設定手段2n
と、自動警報値設定手段2nと手動警報値設定手段2h
にて設定された警報値をそれぞれ設定する警報切替手段
2mとを備える。
【0026】また運転員が自動警報値設定手段2nある
いは手動警報値設定手段2hにて設定された警報値のど
ちらを使用するかを選択する第2の入力装置3cからの
要求を処理する第2の入力処理手段2iと、偏差演算手
段2gにて演算された偏差値が警報切替手段2mにて切
替え設定された警報値を超過した場合に警報出力装置4
へ警報の出力を要求する警報出力処理手段2jとを備え
た構成とする。
【0027】このような構成の本実施の形態の軸受振動
監視装置の通常時の動作を次に説明する。図3は、自動
警報値設定手段2nへデータを保存するプロセスをフロ
ーチャートとして表したものである。すなわち、入力装
置3aにて、タービン起動モードであるコールド起動,
ウォーム起動,ホット起動のいずれかのモードを設定す
ると、入力処理手段2cへ要求が通知され、読出し手段
2dにより記憶手段2bからそれぞれの起動モードの過
去データを読み出し、自動警報値演算手段2lにて移動
平均あるいは少なくとも単純平均し、上限の警報値を計
算し自動警報値設定手段2nへデータを保存する。
【0028】自動警報値設定手段2nと手動警報値設定
手段2hにて設定された警報値は、警報切替手段2mに
設定され、入力装置3cから入力される自動/手動警報
切替要求にて警報値を切り替える。
【0029】本実施の形態によれば、過去データから自
動的に警報値を計算し設定できるので、回転機の運転履
歴を反映した軸受振動監視を行うことができる。また、
自動あるいは手動にて設定した警報値の切替えも可能で
ある。
【0030】次に本発明の第3の実施の形態の軸受振動
監視装置を、図4を参照して説明する。すなわち、前記
第1及び第2の実施の形態における構成の他に、プラン
ト系統図を自動表示するデータを設定している自動表示
要因データベース2oと備え、出力処理手段2fは出力
装置3bの画面へプラント系統図を自動表示するための
データ処理も行う。
【0031】本実施の形態の軸受振動監視装置は、軸受
の振動が警報切替手段2mに設定されている警報値を超
過あるいは警報値に急速に近づいている場合に、出力装
置3bへプラント系統図を自動表示する機能を有する。
【0032】すなわち、振動検出器(1a〜1h)から
の入力が、前回起動時の上限警報値を超過した際、警報
切替手段2mから自動表示要因データベース2oへ自動
表示要求が通知され、出力処理手段2fから出力装置3
bへ画面表示要求が出力され、図6の上半に示すプラン
ト系統図が自動表示される。また同様に警報切替手段2
mにおいて今回データから少なくとも最小2乗法により
軸受振動の振幅の増加率を計算し、増加率が所定の値を
超過したときは警報切替手段2mから自動表示要因デー
タベース2oへ自動表示要求が通知され、プラント系統
図が自動表示される。
【0033】図5に示すように、図6の画面において自
動表示モードeが選択されている場合に、出力処理手段
2fから出力装置3bへ画面の自動表示が要求される
と、図6上半のプラント系統図を自動表示する。また、
図6の画面で自動表示モードeが選択されていない場合
に出力処理手段2fから出力装置3bへ画面表示が要求
されると、図6の画面に自動表示モードeをフリッカさ
せ運転員へ自動表示モードへ入れるよう注意を促す。
【0034】本実施の形態においては、上記のような構
成により、警報が発生した場合あるいは振動が警報値に
急速に近づいた場合、出力装置の画面が自動表示モード
に入っていて対象プラント系統画面が表示されていない
時に対象プラント系統画面を自動表示する。また、自動
表示モードに入っていない場合は自動表示モードをフリ
ッカさせ運転員に注意を促し、入力装置のキーを押すこ
とでプラント系統画面を自動表示する。こうして運転員
が必要とする情報を選別する煩わしい操作を必要とせ
ず、運転員の負担を軽減することができる。
【0035】次に本発明の第4の実施の形態の軸受振動
監視装置を、図8を参照して説明する。すなわち、警報
切替手段2mに設定されている警報値を出力処理手段2
fに設定する警報値表示手段2pを備えた構成である。
【0036】この実施の形態の軸受振動監視装置は次の
ように動作する。すなわち、出力装置3bの上に振動検
出器1a〜1h毎に図7に示すような上限警報値c,今
回データb及び過去データaのSVグラフを表示する。
上限警報値cは警報切替手段2mに設定されている値で
ある。
【0037】本実施の形態によれば、SVグラフの前回
値データaと上限警報値cを今回データbとともに表示
し振動の監視を行うので、運転員に回転機の運転状態が
一目で解るという効果がある。
【0038】次に本発明の第5の実施の形態の軸受振動
監視装置を図9を参照して説明する。すなわち、読出し
手段2bにて読み出された過去データから演算処理を施
した最大値を演算する最大値演算手段2qと、出力装置
3bの画面の振動値をフリッカさせる出力処理手段2f
とを備えた構成とする。
【0039】本実施の形態は次のように動作する。すな
わち、図6のプラント系統画面の下に示すようなバーチ
ャートを、前回起動時の演算を施した最大値になった時
にフリッカさせることにより、今回データも短時間内に
最大値になる可能性が高いことを運転員に知らせ注意を
促す。最大値演算手段2qは、過去データの最大値付近
の少なくとも3点のデータから最大,最小値を除いたデ
ータにより最大値を演算する。
【0040】本実施の形態によれば、上記の構成と動作
により、プラント系統画面のバーチャートをフリッカさ
せて運転員に注意を促し回転機の安全な運転を支援する
ことができる。
【0041】以上のように本発明の諸実施の形態の軸受
振動監視装置によれば、過去データを基に自動あるいは
手動により警報値を設定し、前回値と著しく異なった場
合は警報を発することによって運転員に注意を促し運転
支援することができる。あるいは、今回データが過去デ
ータと著しく異なり警報が発生あるいは警報値に急速に
近づいた場合に、出力装置の画面にプラント系統図を自
動表示することによって運転員が必要とする情報を選別
する煩わしい操作を必要とせず、運転員の負担を軽減す
ることができる。あるいは、SVグラフに前回値表示を
基に設定した警報値を表示し、運転員が運転状態の良否
を一目で判断することができる。あるいはまた、プラン
ト系統画面のバーチャートを過去起動データから演算を
施した最大値になった時にフリッカさせることによって
運転員に注意を促し、回転機の運転を支援することがで
きる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な操作によって回
転機の軸受の振動の異常を看過することなく警報を発
し、運転員の負担を軽減することのできる軸受振動監視
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の軸受振動監視装置
の構成を示す図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の軸受振動監視装置
の構成を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の軸受振動監視装置
におけるデータ処理のフローを示す図。
【図4】本発明の第3の実施の形態の軸受振動監視装置
の構成を示す図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の軸受振動監視装置
における表示のための処理のフローを示す図。
【図6】本発明の第3の実施の形態における画面表示の
プラント系統図及びバーチャートを示す図。
【図7】本発明の第4の実施の形態における画面表示の
SVグラフを示す図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の軸受振動監視装置
の構成を示す図。
【図9】本発明の第5の実施の形態の軸受振動監視装置
の構成を示す図。
【図10】蒸気タービン発電プラントにおける軸受振動
検出点を示したプラント系統図。
【図11】従来の軸受振動の画面表示のSVグラフを示
す図。
【図12】従来の軸受振動監視装置の構成を示す図。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h…振
動検出器、2…軸受振動監視装置、2a…データ処理手
段、2b…記憶手段、2c…入力処理手段、2d…読出
し手段、2e…重合わせ手段、2f…出力処理手段、2
g…偏差演算手段、2h…手動警報値設定手段、2i…
入力処理手段、2j…警報出力処理手段、2k…固定警
報値設定手段、2l…自動警報値演算手段、2m…警報
切替手段、2n…自動警報値設定手段、2o…自動表示
要因データベース、2p…警報値表示手段、2q…最大
値演算手段、3a…入力装置、3b…出力装置、3c…
入力装置、4…警報出力装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F16C 19/52 F16C 19/52 41/00 41/00 G06F 3/00 652 G06F 3/00 652C Fターム(参考) 2G024 AD23 BA27 CA13 FA14 2G064 AA17 AB02 AB22 BA02 CC54 CC62 DD06 DD15 3J011 AA11 EA05 3J101 FA21 GA26 5E501 AC02 AC32 BA16 FA14 FA32 FA44 FB28 FB44

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転機の軸受の振動を検出する検出器か
    ら入力されるデータを処理するデータ処理手段と、この
    データ処理手段の出力データを記憶し保存する記憶手段
    と、運転員の要求を入力する第1の入力装置からの要求
    を処理する第1の入力処理手段と、この第1の入力処理
    手段からの要求で前記記憶手段からデータを読み出す読
    出し手段と、前記データ処理手段の出力データと前記読
    出し手段にて読み出されたデータとを重ね合わせる重合
    わせ手段と、この重合わせ手段にて作成されたデータを
    処理し出力装置に対して表示用出力をする出力処理手段
    と、前記データ処理手段の出力データと前記読出し手段
    にて読み出されたデータとの偏差を演算する偏差演算手
    段と、運転員が警報値を入力する第2の入力装置からの
    要求を処理する第2の入力処理手段と、前記偏差演算手
    段の演算結果を入力しこのデータを基に前記第2の入力
    処理手段にて設定した警報値を設定する手動警報値設定
    手段と、前記データ処理手段にて入力されたデータを絶
    対値の警報にて監視する固定警報値設定手段と、データ
    がこの固定警報値設定手段にて設定された警報値を超過
    した場合または前記手動警報値設定手段に設定された警
    報値を超過した場合に警報出力装置へ警報出力の要求を
    する警報出力処理手段とを備えたことを特徴とする軸受
    振動監視装置。
  2. 【請求項2】 読出し手段によって記憶手段から読み出
    されたデータを平均し自動的に警報値を演算する自動警
    報値演算手段と、偏差演算手段の演算結果を入力しこの
    データを基に前記自動警報値演算手段にて計算された警
    報値を設定する自動警報値設定手段と、この自動警報値
    設定手段と手動警報値設定手段にて設定された警報値を
    それぞれ設定する警報切替手段と、運転員が前記自動警
    報値設定手段あるいは前記手動警報値設定手段にて設定
    された警報値のどちらを使用するかを選択する第2の入
    力装置からの要求を処理する第2の入力処理手段とを備
    え、警報出力処理手段は前記偏差演算手段にて演算され
    た偏差値が前記警報切替手段にて設定された警報値を超
    過した場合に警報出力装置へ警報の出力を要求すること
    を特徴とする請求項1記載の軸受振動監視装置。
  3. 【請求項3】 プラント系統図を自動表示するデータを
    設定している自動表示要因データベースを備え、出力処
    理手段は出力装置の画面上にプラント系統図を自動表示
    するための出力をすることを特徴とする請求項2記載の
    軸受振動監視装置。
  4. 【請求項4】 警報切替手段に設定されている警報値を
    出力処理手段に設定する警報値表示手段を備えたことを
    特徴とする請求項3記載の軸受振動監視装置。
  5. 【請求項5】 読出し手段によって記憶手段から読み出
    された過去データに演算処理を施して最大値を演算する
    最大値演算手段を備え、出力処理手段は出力装置の画面
    の振動値に関する表示をフリッカさせることを特徴とす
    る請求項4記載の軸受振動監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101858778A (zh) * 2010-05-28 2010-10-13 浙江大学 基于振动监测的风力发电机组故障自动诊断方法
CN102213116A (zh) * 2011-05-06 2011-10-12 上海发电设备成套设计研究院 汽轮机轴承安全风险在线监视与控制装置及方法
CN112729527A (zh) * 2020-11-25 2021-04-30 福州瑞华印制线路板有限公司 印制线路板加工用监测电镀缸震动自动报警的控制系统

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