JP2001281109A - 自動車の車輪のための被駆動軸における回転数及びトルクを測定し、かつ、走行状態をシミュレーションするための装置 - Google Patents

自動車の車輪のための被駆動軸における回転数及びトルクを測定し、かつ、走行状態をシミュレーションするための装置

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JP2001281109A
JP2001281109A JP2001028836A JP2001028836A JP2001281109A JP 2001281109 A JP2001281109 A JP 2001281109A JP 2001028836 A JP2001028836 A JP 2001028836A JP 2001028836 A JP2001028836 A JP 2001028836A JP 2001281109 A JP2001281109 A JP 2001281109A
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ノレス リヒャルト
Albert Norres
ノレス アルベルト
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    • G01L3/22Rotary-absorption dynamometers, e.g. of brake type electrically or magnetically actuated
    • GPHYSICS
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    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
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    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪の被駆動軸の回転数及びトルクを測定
し、かつ、走行状態をシミュレーションする装置で、駆
動軸と、回転子及び固定子を備えた少なくとも1つの電
気機械とを有し、該電気機械の回転子軸が駆動軸と機械
的に連結され、該駆動軸が、解除可能な結合部を介して
車輪のための被駆動軸と機械的に連結されている装置を
改良して、回転数−トルク測定の他に、風洞内での自動
車の流れ特性及び自動車における音響集中作用並びに、
従来の車輪を備えた自動車に対する、振動分析、騒音発
生、極端な条件下での材料応力をシミュレーションす
る。 【解決手段】 駆動軸4が、公知の形式でこの駆動軸に
対して同心的な固定子リング8によって取り囲まれてお
り、固定子6が公知の形式で固定子リング8に固定され
ており、該装置1の外周面が、ほぼ回転対称の自動車車
輪形状を有していて、該装置が自動車Aのホイールハウ
ジング9内に嵌め込まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車輪のた
めの被駆動軸における回転数及びトルクを測定し、か
つ、走行状態をシミュレーションするための装置であっ
て、駆動軸と、回転子及び固定子を備えた少なくとも1
つの電気機械とを有しており、該電気機械の回転子軸が
駆動軸と機械的に連結されていて、該駆動軸が、自動車
車輪のための被駆動軸と、相対回動不能である解除可能
な結合部を介して機械的に連結されている形式のものに
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車を開発及び検査するために、自動
車を停止させた状態でスタティックな(静的な)運転状
態及びダイナミックな(動的な)運転状態を検出するこ
とがますます重要になっている。何故ならば、このよう
な運転状態を検出するために必要な多くの測定は、自動
車の走行中に、高い費用をかけてのみ実施することがで
きるからである。このようなダイナミックな運転状態の
検出を自動車の停止状態でシミュレーションするため
に、走行時に自動車の被駆動軸において生じる負荷が、
この被駆動軸に接続された制御可能なトルク発信装置に
よって生ぜしめられるようになっている。このようなト
ルク発信装置は、電気機械特に従来の電気式の直流機と
して構成されており、この直流機によって適当な電気制
御を介して所望の負荷が加えられるようになっている。
【0003】このような形式の装置は、ドイツ連邦共和
国特許第3801647号明細書により公知である。こ
の公知の明細書によれば、2つの差動歯車伝動装置を備
えた四輪駆動装置をテストするための装置が開示されて
おり、この場合、直流−分巻電動機が、内燃機関によっ
て駆動される四輪駆動装置の車軸に接続されている。各
被駆動軸は、負荷するために、直流機によってもたらさ
れるトルクによって負荷されるようになっている。この
ような装置によって、停止している自動車における静的
な運転状態及び動的な運転状態が検出される。
【0004】しかしながらこのような装置は、風洞内に
置くためには多くの欠点がある。制動装置が、4つの被
駆動軸における車輪の代わりに、直流機に連結されてい
るので、この装置が四輪駆動装置から自動車に移し替え
られて風洞内で駆動される場合には、直流機の領域にお
ける空気の流れ特性は、従来の自動車の車輪における空
気の流れ特性とは異なることになる。これは全体的に、
自動車の流れ抵抗に作用し、直流機の領域において流れ
る空気による例えば渦流形成によって騒音が発生するこ
とになる。特に自動車の乗員室内での騒音測定において
は、このような流れ特性の変化は音の強さに作用し、ま
た自動車のCW値に作用することになる。
【0005】極端な温度において、並びにこの際に生じ
る、エンジン駆動下で及び/又は外部の力例えばブレー
キ力作用下で又は地面の穴の作用下で、例えば四輪駆動
装置の強いねじりにさらされる車体の材料負荷を検査す
ることも(この場合、4測定シミュレーション−車輪が
種々異なる高さで、互いに傾けられた平面上に位置して
いて、1回のテスト中に変えることさえもできる)、前
記装置によって可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、以上
のような従来技術のものから出発して、冒頭に述べた形
式の装置で、回転数−トルク測定の他に、風洞内での自
動車の流れ特性及び自動車における音の強さ並びに、従
来の車輪を備えた自動車に対する、前述の振動分析、騒
音発生、極端な条件下での材料応力をシミュレーション
することができるようなものを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明の第1の選択的な解決策によれば、駆動軸が、公知の
形式で、この駆動軸に対して同心的に配置された固定子
リングによって取り囲まれており、固定子が公知の形式
で固定子リングに固定されており、該装置の外側形状若
しくは外周面(Aussenumfang)が、ほぼ回
転対称である自動車車輪の形状を有していて、該装置が
自動車のホイールハウジング内に嵌め込まれている。
【0008】
【発明の効果】このような構成によって、装置の領域内
での流れる空気の特性は、従来の自動車の車輪の領域内
での流れる空気の特性に相当する。風洞内に配置され、
本発明による装置を備えた自動車は、従来の自動車の車
輪とほぼ同じ流れ抵抗及び同じ騒音発生を有している。
【0009】本発明の有利な実施態様によれば、回転子
は駆動軸に対して同心的に配置されており、従って駆動
軸は同時に回転子軸を形成しており、これに対して固定
子は固定子リングの環状円筒形の内側に沿ってリング状
に延在している。これによって、高価な機構なしで、従
来の電気機械に基づいて実現され得る、装置の特に簡単
な構造が得られる。
【0010】本発明の第2の選択的な解決策によれば、
駆動軸が、この駆動軸に対して同心的に配置された固定
子リングによって取り囲まれており、固定子が固定子リ
ングに固定されており、該装置の外側形状若しくは外周
面(Aussenumfang)が、ほぼ回転対称的な
自動車車輪の形状を有していて、該装置が自動車のホイ
ールハウジング内に嵌め込まれている。
【0011】このような構成によれば、前記第1の選択
的な解決策による構成におけるのと同様に、本発明によ
る装置を備えた自動車の音の強さ及び流れ特性は、従来
のタイヤを備えた自動車のものに相当する。
【0012】本発明の有利な実施態様によれば、回転子
が、駆動軸に対して同心的に配置されていて、その回転
軸が固定子リングに回転可能に支承されていて、伝動装
置を介して駆動軸に連結されている。従って、伝動装置
を適当に構成することによって、回転子軸の回転数を、
電気機械のために有利な回転数範囲内に調節することが
できる。
【0013】装置内に唯一の電気機械だけを構成するこ
とができる。本発明のその他の特に有利な構成によれ
ば、この装置は、それぞれ1つの回転子及び1つの固定
子を備えた多数の電気機械を有しており、これらの電気
機械は、互いに同じ間隔を保って、また固定子リングの
幾何学的な回転軸線に対して同じ間隔を保って固定子リ
ングの内側に配置されている。これによって、装置によ
って受容しようとするトルクを左右対称に及び均一なト
ルク分配で多数の電気機械に分配することが可能であ
る。これは特に、例えばフルブレーキ(全制動)をシミ
ュレーションする場合におけるような、自動車の大きい
負荷をシミュレーションする場合に有利である。何故な
らば、このような場合には、大きい負荷によって生じる
熱量が、広く全面に亘って周囲に伝達されるからであ
る。
【0014】回転子軸は、駆動歯付きベルト又は駆動チ
ェーンを介して駆動軸と駆動接続している。本発明の有
利な実施態様によれば、伝動装置は遊星歯車伝動装置に
よって形成されており、この遊星歯車伝動装置の太陽歯
車は駆動軸に相対回動不能に(つまり一緒に回転するよ
うに)結合されていて、太陽歯車によって駆動される遊
星歯車は、各電気機械の回転し軸に相対回動不能に結合
されている。これによって、伝動装置の特に簡単に実現
される構成が得られる。
【0015】太陽歯車と遊星歯車とは、互いに摩擦し合
う摩擦車によって形成されてもよい。しかしながら本発
明の有利な実施態様によれば、遊星歯車伝動装置は、互
いに噛み合う平歯車によって形成されている。これは、
太陽歯車と遊星歯車との相対回動不能な結合が常に保証
されるが、これに対して摩擦車を介しての連結は、摩擦
車が駆動されることによって摩耗すると、太陽歯車が遊
星歯車に対して大きくスリップするという危険性があ
る。
【0016】本発明の2つの選択的な解決策の特に有利
な別の実施態様によれば、電機機械は公知の直流機であ
る。直流機は電気技術において従来より公知であって、
広く普及している。従って、このようなスタンダードな
機械を選択することによって、珍しい電気機械と比較し
てコストの節約が可能である。また、直流機のための制
御技術及び調整技術は従来より公知であって、成熟した
技術と見なすことができる。
【0017】本発明による装置は、固定子リングと一緒
に地面上に直接載せることができる。本発明の2つの選
択的な解決策のさらに別の特に有利な実施態様によれ
ば、装置はその外周面で車輪リムを有していて、この車
輪リムは公知のタイヤを備えている。これによって、装
置の形状は、従来のタイヤの幾何学的な外径に事実上相
当する。また、自動車は、従来のタイヤを備えた自動車
と同様に、動かして、別の場所に移動させることがで
き、固定子リングを損傷の危険性にさらすことなしに、
駆動軸と固定子リングとの間の一時的な結合が形成され
るようになっていれば、固有のエンジン力によって走行
させることさえもできる。
【0018】本発明の第1及び第2の選択的な解決策の
さらに別の実施態様によれば、この装置は、機械式、液
圧式、空圧式又は電磁石式に駆動されるパルス発信器を
有しており、このパルス発信器は、地面によって形成さ
れたタイヤの走行面と協働して、パルス発信器が路面の
穴をシミュレーションするために、走行面に調整及び制
御可能なパルスの連続を発信するようになっている。こ
のような形式のパルス発信器によって、路面の起伏性を
シミュレーションすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示した実施例を用いて具体的に説明する。
【0020】図1〜図4には、本発明の第1実施例が示
されている。停止している自動車Aのスタティックな
(静的な)運転状態及びダイナミックな(動的な)運転
状態を測定するために、この自動車Aは風洞B内に配置
されており、この場合、空気は矢印方向で風洞Bを通っ
て流れる。排ガス測定のためにも、また風洞B内で空気
が汚されるのを避けるためにも、自動車Aの排ガスは、
図2に示したようにチューブCを通って風洞Bから導出
される。自動車Aのホイールハウジング9内に嵌め込ま
れた、本発明の第1実施例による装置1は、地面E上に
載せられていて、図2によれば電気導線2を介して測定
及び制御装置2aに接続されている。電気導線2によっ
て惹起される乱れによって生ぜしめられる付加的な音の
強さを避けるために、電気導線2は、排ガスチューブC
によって、音の強さ測定に関連した妨害範囲から導き出
されている。
【0021】第1実施例による装置1は、一方側が開放
した中空円筒形の形状を有していて、この中空円筒形の
閉じた底部4aは、ねじ10によって自動車車輪の被駆
動軸3のフランジ11に固定されている。駆動軸4は、
固定子リング(Statorkranz)8によって同
心的に取り囲まれており、この固定子リング8内で駆動
軸4は軸受20を介して回転可能に支承されている。駆
動軸4は、本発明の第1の選択的な実施例によれば同時
に、電気式の直流機の回転子5の回転子軸7を形成して
おり、この場合、回転子5の巻線は、駆動軸4の外周面
4bに設けられている。
【0022】直流機31の固定子6は、固定子リング8
に固定されていて、固定子リング8の環状円筒形の(K
reiszylinderisch)内周面8aに沿っ
て延びており、この場合、固定子リング8bの巻線は、
電気導線2を介して電気的な制御及び調整ユニット2a
に電気的に接続されている(図2参照)。これに対し
て、回転子5の巻線は公知の形式で、すり接触16及び
電気導線2を介して、電気的な制御及び・調整ユニット
2aに電気接続されており、この場合、すり接触16
は、鉢状の駆動軸4の円筒形の内周面に配置されてい
る。
【0023】すり接触16に向き合うスリップブラシ1
5は、円筒形体17の外周面に配置されており、この円
筒形体17は、駆動軸4に対して同心的に駆動軸4の中
空室内に挿入されていて、ねじ19を介して固定子リン
グ8に固定された円板18によって保持される。
【0024】円筒形体17は、中空円筒形の形状を有し
ていて、第2の電気機械のための固定子23のリングを
形成しており、この第2の電気機械は、被駆動軸3の回
転数を測定するための回転数測定部材として用いられ
る。回転数測定部材の固定子23は、円筒形体17の円
筒形の内周面8aに円環状に固定されている。円筒形体
17内には、回転子軸24が、回転子測定部材の回転子
22と共に、両端部で軸受24aを介して回転可能に支
承されており、この軸受24aは、駆動軸4及び被駆動
軸3に対して同心的に配置されていて、駆動軸4とドッ
グクラッチ24bを介して相対回動不能に(つまり一緒
に回転するように)連結されている。
【0025】固定子リング8の外周面8bには、この固
定子リング8に対して同心的に配置された車輪リム13
が設けられており、この車輪リム13は、ねじ14を介
して固定子リング8に相対回動不能に結合されている。
平底リム(Flachbettfelge)として構成
された車輪リム13は、従来の自動車車輪におけるのと
同様に、空気タイヤ13aを受容している。強い制動過
程のシミュレーションおいて、固定子リング8の回転運
動を阻止するために、第1実施例による装置1が測定個
所に配置されている場合には、この固定子リム8に回動
防止装置21が取り付けられている。この回動防止装置
21は、半径方向で空気タイヤ13aの外周面を越えて
延びていて、地面Eに対して保護されている。この回動
防止装置21は、自動車の下側に対しても支えられてお
り、これによって特に過大な負荷がかかった時に確実な
支持が得られる。
【0026】第1実施例による装置1の内部構造におけ
る空気の乱れを避けるために、装置1は、被駆動軸3と
は反対側が保護キャップ25によって覆われており、こ
の保護キャップ25は、クリップ結合26を介して、固
定子リング8に設けられた周方向溝に解除可能に固定さ
れている。
【0027】図2及び図3に示されているように、前記
第1実施例による装置1は、その外周面で、自動車車輪
のほぼ回転対称の形状を有していて、自動車Aのホイー
ルハウジング9内に嵌め込まれている。
【0028】さらに、路面の穴をシミュレーションする
ために、液圧式のパルス発信器27が設けられており、
このパルス発信器27は、図示されているように、地面
E内に、又は地面Eと空気タイヤ13aの走行面との間
に配置されていて、機械式、液圧式、空圧式又は電磁石
式に操作される、路面の穴をシミュレーションするため
の衝撃シリンダ28によって、パルスの連続が空気タイ
ヤ13aの走行面に発信される。
【0029】図5には、本発明による装置1の第2実施
例が示されている。自動車の被駆動軸3のフランジ11
には、ねじ10を介して、一方側が開放した鉢状の中空
円筒形の形状の駆動軸4の閉じた底部4aが固定されて
いる。駆動軸4はその外周面が固定子リング8によって
同心的に取り囲まれていて、この固定子リング8内で軸
受20を介して回転可能に配置されている。それぞれ1
つの回転子5とそれぞれ1つの固定子6とを備えた多数
の電気式の直流機31は、互いに同じ間隔を保って、ま
た固定子リング8の幾何学的な回転軸線32に対して同
じ間隔を保って、固定子リング8の内周面8aに配置さ
れている。各直流機31は固定子ケーシング33を有し
ており、この固定子ケーシング33は、固定子リング8
と、この固定子リング8に固定されたケーシング底部3
3aと、固定子リング8に解除可能に固定されたケーシ
ングカバー33bとによって形成されている。固定子ケ
ーシング33内には、回転子5の回転子軸7が軸受33
cを介して両端部で回転可能に支承されている。
【0030】各直流機31の回転子5の回転子軸7は、
その被駆動軸3に向いた側の端部で、平歯車の形状の遊
星歯車30を有しており、この遊星歯車30は、同様に
平歯車として構成され、被駆動軸4に相対回動不能に結
合された太陽歯車29(図6参照)と駆動接続されてい
る。固定子リング8の外周面8bには、この固定子リン
グ8に対して同心的に配置された車輪リム13が、ねじ
14を介して固定子リング8と相対回動不能に結合され
ている。平底リムとして構成された車輪リム13によっ
て、空気タイヤ13aが受容される。強い制動過程のシ
ミュレーションにおいて、固定子リング8の回転運動を
避けるために、装置1が測定位置に達すると直ちに、半
径方向で空気タイヤ13aを越えて突き出る回動防止部
材21が固定子リング8に固定される。
【0031】さらにまた、図3及び図4に示した第1実
施例におけるのと同様に、図5及び図6に示した第2実
施例による装置1は、その被駆動軸3とは反対側の端面
側が、保護キャップ25によって覆われており、この保
護キャップ25は、装置1の内部構造における空気の乱
れを避けるために、クリップ結合26によって、固定子
リング8に設けられた周方向溝にクリップ結合されてい
る。
【0032】図5から分かるように、この第2実施例の
ものも、その外周面が、自動車の車輪のほぼ回転対称的
な形状を有していて、自動車Aのホイールハウジング9
内に嵌め込まれている。
【0033】車輪リム13は、以上の2つの実施例では
ねじ14を介して固定子リング8に相対回動不能に結合
されている。しかしながら路面の穴をシミュレーション
するためにパルス発信器27を使用する場合には、車輪
リム13が相対回動不能ではなく、滑り軸受を介して固
定子リング8に結合されていて、幾何学的な回転軸線3
2を中心にして回転可能であれば、有利である。
【0034】特に制動過程をシミュレーションする際の
高い負荷時においては、直流機31が過熱されることが
ある。この場合には、冷却媒体例えば液状の窒素を介し
て冷却すれば効果的である。これによって直流機31の
負荷能力は大きくなり、この場合、液状の窒素は、別個
の管路を介して、図2に示した電気導線2と一緒に装置
1に供給される。このような形式の冷却システムでは、
電気コイルが超伝導材料より成っている電気機械が使用
される。
【0035】2つの実施例では、一体的な平底リムとし
ての車輪リム13が、多数の部分より組み合わせられた
リムとして構成されている。これによって、空気タイヤ
13aを車輪リム13に組み付ける作業が軽減される。
さらにまた、装置1を種々異なるタイヤ寸法に合わせる
ことができるようにするために、車輪リム13は、固定
子リング8に取り付けるための種々異なる外径寸法を有
していてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による装置を備えた自動車
の、風洞内における概略的な側面図である。
【図2】図1に示した第1実施例による自動車後部の拡
大図である。
【図3】第1実施例による装置の直径方向断面図であ
る。
【図4】第1実施例による装置の保護キャップを外した
状態の、図3の矢印IV方向で見た図である。
【図5】本発明の第2実施例の直径方向断面図である。
【図6】第2実施例による装置の保護キャップなしの状
態の、図5の矢印VI方向で見た図である。
【符号の説明】
A 自動車、 B 風洞、 C 排ガスチューブ、 1
装置、 2 電気導線、 2a 制御装置、 3 被
駆動軸、 4 駆動軸、 4a 底部、 4b外周面、
5 回転子、 6 固定子、 7 回転子軸、 8
固定子リング、 8a 内周面、 8b 外周面、 9
ホイールハウジング、 10 ねじ、 11 フラン
ジ、 12 ブレーキ、 13 車輪リム、 13a
空気タイヤ、 14 ねじ、 15 スリップブラシ、
16 すり接触、 17 円筒形対、 17a 内周
面、 18 円板、 19 ねじ、 20 軸受、 2
1 回動防止部材、 22 第2の電気機械の回転子、
23 第2の電気機械の固定子、 24 第2の電気
機械の回転子軸、 24a 回転子軸7のための軸受、
24b ドッグクラッチ、 25 保護キャップ、
26 クリップ結合、 27 パルス発信器、 28
衝撃シリンダ、 29 太陽歯車、 30遊星歯車、
31 直流機、 32 幾何学的な回転軸線、 33
固定子ケーシング、 33a ケーシング底部、 33
b ケーシングカバー、 33c軸受
フロントページの続き (72)発明者 アルベルト ノレス ドイツ連邦共和国 ゲルゼンキルヒェン ヴィーラントシュトラーセ 2

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車輪のための被駆動軸における
    回転数及びトルクを測定し、かつ、走行状態をシミュレ
    ーションするための装置であって、駆動軸と、回転子及
    び固定子を備えた少なくとも1つの電気機械とを有して
    おり、該電気機械の回転子軸が駆動軸と機械的に連結さ
    れていて、該駆動軸が、自動車車輪のための被駆動軸
    と、相対回動不能である解除可能な結合部を介して機械
    的に連結されている形式のものにおいて、 駆動軸(4)が、公知の形式で、この駆動軸に対して同
    心的に配置された固定子リング(8)によって取り囲ま
    れており、 固定子(6)が公知の形式で固定子リング(8)に固定
    されており、 該装置(1)の外周面が、ほぼ回転対称である自動車車
    輪の形状を有していて、該装置(1)が自動車(A)の
    ホイールハウジング(9)内に嵌め込まれている、 ことを特徴とする、自動車の車輪のための被駆動軸にお
    ける回転数及びトルクを測定し、かつ、走行状態をシミ
    ュレーションするための装置。
  2. 【請求項2】 回転子(5)が、駆動軸(4)に対して
    同心的に配置されていて、この駆動軸(4)が同時に回
    転子軸(7)を形成しており、これに対して固定子が、
    固定子リング(8)の円筒形の内側(8a)にリング状
    に延在している、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 自動車の車輪のための被駆動軸における
    回転数及びトルクを測定し、かつ、走行状態をシミュレ
    ーションするための装置であって、駆動軸と、回転子及
    び固定子を備えた少なくとも1つの電気機械とを有して
    おり、該電気機械の回転子軸が駆動軸と機械的に連結さ
    れていて、該駆動軸が、自動車車輪のための被駆動軸
    と、相対回動不能である解除可能な結合部を介して機械
    的に連結されている形式のものにおいて、 駆動軸(4)が、この駆動軸(4)に対して同心的に配
    置された固定子リング8)によって取り囲まれており、 固定子(6)が固定子リング(8)に固定されており、 該装置(1)の外周面が、ほぼ回転対称である自動車車
    輪の形状を有していて、該装置(1)が自動車(A)の
    ホイールハウジング(9)内に嵌め込まれている、 ことを特徴とする、自動車の車輪のための被駆動軸にお
    ける回転数及びトルクを測定し、かつ、走行状態をシミ
    ュレーションするための装置。
  4. 【請求項4】 回転子(5)が駆動軸(4)に対して偏
    心的に配置されていて、該回転子(5)の回転子軸
    (7)が固定子リング(8)に回転可能に支承されてい
    て、伝動装置を介して駆動軸(4)に連結されている、
    請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 装置(1)が、各1つの回転子(5)と
    各1つの固定子(6)とを備えた多数の電気機械(3
    1)を有しており、これらの電気機械(31)が、互い
    に同じ間隔を保って、また固定子リング(8)の幾何学
    的な回転軸線(32)から同じ間隔を保って、固定子リ
    ング(8)の内周面(8a)に配置されている、請求項
    4記載の装置。
  6. 【請求項6】 伝動装置が遊星歯車伝動装置(29,3
    0)によって形成されていて、該遊星歯車伝動装置の太
    陽歯車(29)が駆動軸(4)に相対回動不能に結合さ
    れていて、この太陽歯車(29)によって駆動される遊
    星歯車(30)が、各電気機械(31)の回転子軸
    (7)に相対回動不能に結合されている、請求項4又は
    5記載の装置。
  7. 【請求項7】 遊星歯車伝動装置(29,30)が、互
    いに係合し合う平歯車によって形成されている、請求項
    6記載の装置。
  8. 【請求項8】 電気機械が、公知の直流機である、請求
    項1から7までのいずれか1項記載の装置。
  9. 【請求項9】 装置(1)が外周面で車輪リム(13)
    を有していて、該車輪リム(13)が公知の空気タイヤ
    (13a)を備えている、請求項1から8までのいずれ
    か1項記載の装置。
  10. 【請求項10】 機械式、液圧式、空圧式又は電磁石式
    に駆動されるパルス発信器(27)を有しており、該パ
    ルス発信器(27)は、このパルス発信器(27)が路
    面の穴をシミュレーションするために、調整可能及び制
    御可能なパルスの連続を走行面に伝達するように、地面
    (E)によって形成されたタイヤ(13a)の走行面と
    協働する、請求項9記載の装置。
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