JP2001280517A - ボールバルブ - Google Patents

ボールバルブ

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JP2001280517A
JP2001280517A JP2000092673A JP2000092673A JP2001280517A JP 2001280517 A JP2001280517 A JP 2001280517A JP 2000092673 A JP2000092673 A JP 2000092673A JP 2000092673 A JP2000092673 A JP 2000092673A JP 2001280517 A JP2001280517 A JP 2001280517A
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JP
Japan
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drain
ball valve
cavity
stem
lower stem
Prior art date
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Application number
JP2000092673A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadayuki Nakanishi
定之 中西
Kuniyuki Nakatomi
邦幸 中富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラニオン式ボールバルブに設けられた下部
ステムの周囲に残留する水等のドレンを簡単な構造の排
出手段によって完全に抜くことができることにある。 【解決手段】 断面略球形或いは断面円筒形等の形状を
呈したボデー1,10内に貫通孔5を有するボール6を
上部ステム7と下部ステム8,19を介して回転自在に
設けたトラニオン式ボールバルブにおいて、この下部ス
テム8,19を軸装したボデー1,10の嵌合部21と
ボデー1,10内のキャビティ15,20とを連通部2
2を介して連通させてキャビティ15,20に残留して
いるドレン23を外部へ抜くようにしたボールバルブで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラニオン式ボー
ルバルブにおけるボデー内キャビティに残留した水等の
ドレンを完全に抜くことができるボールバルブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス等を供給するパイプイライ
ンに取付けたボールバルブは、装着した当初に水圧テス
トが行なわれ、このときに、ボデーキャビティの内部に
水圧テストに用いられた水が滞留して、これが残留水を
含むドレンとしてキャビティ内部に長期に亘って留まっ
てしまうことになる。
【0003】一般に、このドレンは、ボデーに設けられ
たドレン弁によって排出するようにしている。ところ
で、このドレン弁をボデーとボデーキャップとを溶接し
て一体化した球形のボデーに装着する場合、このドレン
弁は、ステムの軸装部分であるボデー内のボスと前記の
溶接部分がある等の構造上の理由からキャビティの底部
分から離れた部分に設けられているのが通常である。
【0004】一方、ボデーとキャップとを一体に溶接し
て全体形状が円筒形状のボデーを構成しているボールバ
ルブの場合も同様に、ドレン弁は、ステムを中心にして
上記の溶接部分とは反対側のボデーキャビティのボデー
部分に装着されているのが通常である。
【0005】また、ボデーに設けられた下部ステムは、
ボデーの嵌合部に装着されたベアリングを介して回転自
在に設けられており、上記の状態でキャビティの底部分
に滞留した一部のドレンが、この嵌合部分に流入して滞
留するおそれがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構造によると、図2に示すように、下部ステムを軸装し
たボデー内部のボス外周とキャビティ内部の外周域の底
部分に水等のドレンが滞留してしまい、また、図3に示
すように、円筒形状のボールバルブの場合も、ドレン弁
を設けた反対側のキャビティの底部分に長期的にドレン
が滞留する。
【0007】この残留水等のドレンは、図2又は図3に
示すように、予め装着されているドレン弁では抜くこと
ができない。その上、この残留水が下部ステムとボデー
の嵌合部に入ってそのままになると、その嵌合部分が凍
結するなどの原因でボールバルブの使用中に各種のトラ
ブルが発生する等の問題点を有している。
【0008】本発明は、上記の従来の問題点に鑑みて開
発したものであり、その目的とするところは、トラニオ
ン式ボールバルブに設けられた下部ステムの周囲に残留
する水等のドレンを簡単な構造の排出手段によって完全
に抜くことができ、各種のトラブルを確実に回避するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、断面略球形或いは断面円筒
形等の形状を呈したボデー内に貫通孔を有するボールを
上部ステムと下部ステムを介して回転自在に設けたトラ
ニオン式ボールバルブにおいて、この下部ステムを軸装
したボデーの嵌合部とボデー内のキャビティとを連通部
を介して連通させてキャビティに残留しているドレンを
外部へ抜くようにしたボールバルブである。
【0010】この場合、連通部は、キャビティの最低部
分と嵌合部内壁とを結ぶドレン孔であり、また、嵌合部
内壁とボデーの外部とは、ボデーに形成した排出孔で連
通させ、排出孔のボデー外部側にプラグ等のシール部材
を設ける。また、ドレン孔のボデー内部側にフィルタを
設けるとより好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明におけるトラニオン式ボー
ルバルブを示した一実施形態を図1乃至図5に従って説
明する。図1は、トラニオン式ボールバルブの縦断面図
であり、図2は、図1の部分拡大断面図である。同図に
よると、1は略球形状のボデーであり、このボデー1
は、ボデー部2とボデーキャップ3とを溶接4により一
体に構成している。このボデー1内に貫通孔5を有する
ボール6を上部ステム7と下部ステム8を介して回転自
在に設けている。また、下部ステム8は、略円筒形のボ
ス16に支承されており、このボス16によりボール6
との間隔が少なくなり、流体圧力による下部ステム8の
曲げ荷重を軽減してコンパクト化を可能にしている。図
中、9はボール6の両側に設けたシール機構である。図
3は、円筒形状のボデー10の例を示した部分断面図で
あり、同様にボデー部11とボデーキャップ12とを溶
接13で一体に構成している。なお、ボス16は、本例
におけるボールバルブに設けられているが、ボールバル
ブの構造によっては、このボスを設けていない場合も、
本発明の技術は包含される。
【0012】図2において、14はドレン弁であり、こ
のドレン弁14によりボデー1内のキャビティ15内に
滞留したドレンを排出するようにしている。このドレン
弁14をボデー部2とボデーキャップ3とを溶接して一
体化した球形のボデー1に装着する場合、このドレン弁
14は、下部ステム8の軸装部分であるボデー1内のボ
ス16と溶接4がある等の構造上の理由からキャビティ
15の底部17から離れた位置に設けられている。
【0013】一方、図3において、ボデー部11とキャ
ップ12とを溶接13して全体形状が円筒形状のボデー
10を一体的に構成しているボールバルブの場合も同様
に、ドレン弁18は、下部ステム19を中心にして溶接
13部分とは反対側のボデーキャビティ20に装着され
ているまた、図2及び図3において、下部ステム8,1
9を軸装したボデー1,10の嵌合部21とボデー1,
10内のキャビティ15,20とを連通部22を介して
連通させてキャビティ15,20に残留しているドレン
23を抜くようにしている。
【0014】この連通部22は、本例によると、キャビ
ティ15,20の最も低い位置の底部17,24と嵌合
部21の内壁とを結ぶドレン孔であるが、これに限定さ
れることなく、その他の構造を有した連通部であっても
良いし、ボールバルブの設置傾きに応じて、ドレンが滞
留する部位に任意の開口面積や複数の連通部を設けても
良い。また、ドレン孔は、キャビティ15,20の底部
17,24と嵌合部21の内壁とを斜めに結ぶように形
成すれば、ボス16の強度を阻害することがなくなる。
また、嵌合部21の内壁とボデー1,10の外部とは、
ボデーに形成した排出孔25で連通させ、また、排出孔
25のボデー外部側にプラグ等のシール部材26を設け
る。また、この排出孔25の端部に開閉弁を取り付ける
とより良い。
【0015】また、図4に示すように、ドレン孔22の
ボデー1,10の内部側にフィルタ27を設け、このフ
ィルタ27によりドレン23内の異物がドレン孔22に
入るのを防止している。
【0016】図5において、ボデー1,10の嵌合部2
1内で下部ステム8,19が回転するためのベアリング
28を示す。このベアリング28は、強化樹脂材29と
パンチング穴30をあけたSUS製多孔板31を熱間プ
レス等で一体形成し、強化樹脂材29を内側にして円筒
体としたものである。なお、図中、32はOリング、3
3はボルト34で固着したエンドプレートである。
【0017】次に、上記の実施形態の作用を説明する。
ガス等を供給するパイプイラインに取付けたボールバル
ブは、装着した当初に水圧テストが行なわれる。このと
き、図2及び図3に示すように、ボデーキャビティ1
5,20の内部に水圧テスト時に用いられた水が滞留し
て、これが残留水を含むドレンとしてキャビティ内部及
び軸装部に残留する。
【0018】この場合、本例によると、キャビティ1
5,20の底部17,24に残留しているドレン23が
フィルタ27で濾過されながらドレン孔22を通過して
下部ステム8,19の嵌合部21に装着されているベア
リング28に入り、外部に排出する場合は、シール部材
26を外すことによりドレン23を確実に排出すること
ができる。
【0019】また、連通部22を下部ステム8,19の
周囲に複数設けた場合には、ボールバルブの設置傾きが
あっても、ドレン23を確実に排出することができ、特
に、流路方向及びその直角方向に各一対設ければ、必要
最低限の連通部22で上記効果を実現できる。
【0020】
【発明の効果】従って、請求項1に係る発明によると、
トラニオン式ボールバルブに設けられた下部ステムの周
囲に残留する水等のドレンを簡単な構造の排出手段によ
って完全に抜くことができ、長期間に亘ってボールバル
ブを確実に運転駆動することができる。
【0021】また、キャビティの底部分と嵌合部内壁と
を結ぶドレン孔と嵌合部内壁とボデーの外部とをボデー
に形成した排出孔で連通させ、更に、排出孔のボデー外
部側にプラグ等のシール部材を設けているので、キャビ
ティの底部分のドレンと嵌合部内壁に滞留しているドレ
ンを外部に完全に排出することができる。
【0022】更には、ドレン孔のボデー内部側にフィル
タを設けているので、ドレン内の異物がドレン孔に入る
のを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるボールバルブの一例を示した縦
断面図である。
【図2】図1におけるボトムステム部分を示した拡大断
面図である。
【図3】ボールバルブの他例を示したボトムステム部分
の拡大断面図である。
【図4】ボトムステムに装着するベアリング構造の斜視
図である・
【図5】ボトムステムに装着するベアリング構造の斜視
図である・
【符号の説明】
1 ボデー 4 溶接 7 上部ステム 8 下部ステム 10 ボデー 13 溶接 15 キャビティ 17 底部 19 下部ステム 20 キャビティ 21 嵌合部 22 連通部 23 ドレン 24 底部 25 排出孔 27 フィルタ 28 ベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H051 AA07 BB10 CC03 CC11 FF02 3H054 AA03 BB25 BB30 CC03 CD02 GG02 3H066 AA06 BA38

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略球形或いは断面円筒形等の形状を
    呈したボデー内に貫通孔を有するボールを上部ステムと
    下部ステムを介して回転自在に設けたトラニオン式ボー
    ルバルブにおいて、この下部ステムを軸装したボデーの
    嵌合部とボデー内のキャビティとを連通部を介して連通
    させてキャビティに残留している水等のドレンを外部へ
    抜くようにしたことを特徴とするボールバルブ。
  2. 【請求項2】 上記連通部は、キャビティの底部分と嵌
    合部内壁とを結ぶドレン孔である請求項1に記載のボー
    ルバルブ。
  3. 【請求項3】 キャビティ側に位置するドレン孔にドレ
    ンの異物を濾過するフィルタを設けた請求項2に記載の
    ボールバルブ。
  4. 【請求項4】 上記嵌合部の内壁とボデーの外部とは、
    排出孔で連通させ、この排出孔のボデー外部側にプラグ
    等のシール部材を設けた請求項1乃至3に記載のボール
    バルブ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112648415A (zh) * 2020-12-15 2021-04-13 安徽银通物联有限公司 一种用于水流控制的单向球阀
WO2022145463A1 (ja) * 2020-12-28 2022-07-07 株式会社キッツ バルブ、および当該バルブの製造方法

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CN112648415B (zh) * 2020-12-15 2023-10-13 安徽银通物联有限公司 一种用于水流控制的单向球阀
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