JP2001279754A - 浴室床パンの建具取り付け構造 - Google Patents
浴室床パンの建具取り付け構造Info
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Abstract
た浴室床パンの建具取り付け構造を提供する。 【解決手段】 洗い場1の外周部に洗い場1の床面から
立ち下げて凹溝2を形成し、この凹溝2に建具支承用の
補助部材3を嵌め付け、この補助部材3を介して建具5
を洗い場1の外周部に取り付けた浴室床パンの建具取り
付け構造であって、上記の凹溝2の外側壁2aを、洗い
場1の床面より高く形成する。上記の補助部材3の端部
3aに当接させて、少なくとも側面を面取りしたシール
ド兼位置決め用の壁下部材6を、上記の凹溝2に嵌め合
わせて設ける。
Description
取付け構造に関し、更に詳しくは洗い場の外周部にドア
枠や壁パネルを壁下の水密性や防水性が高い状態で取り
付け可能に形成した浴室床パンの建具取付け構造に関す
るものである。
場の外周部に凹溝部を洗い場の床面より低い状態に形成
し、この凹溝部に補助部材を嵌め込み、この補助部材を
介してドア枠又は壁パネルを洗い場の外周部に取り付け
たものがある(例えば特開平10ー88637号公報参
照)。
は、安全で使い勝手が良くなるよう、出入口の段差を無
くすことができ、且つ施工を簡単、容易に行なうことが
できるだけではなく、壁下位置の水密性、防水性が高く
なるよう、形成されているのが望ましい。
周部に洗い場の床面より低い凹溝部を形成し、この凹溝
部に補助部材を嵌め込み、この補助部材を介して壁パネ
ル等を取り付けるのに過ぎなかった。従って従来構造
は、補助部材によって出入口の段差を解消でき、補助部
材で建具の取付作業を簡単化できるものの、この種の補
助部材は、通常、角筒状、中空状であるため、従来構造
によると、補助部材の端部における壁下の水密性、防水
性が低い、という問題点があった。
み、提案されたものである。従って本発明の技術的課題
は、洗い場の外周部に洗い場の床面から立ち下げて凹溝
を形成し、この凹溝に建具支承用の補助部材を嵌め込
み、この補助部材を介して建具を洗い場の外周部に設け
た浴室床パンの建具取り付け構造において、壁下の水密
性、防水性が良くなるよう形成した浴室床パンの建具取
り付け構造を提供することにある。
解決するために、次のような技術的手段を採る。
い場1の外周部に洗い場1の床面から立ち下げて凹溝2
が形成され、この凹溝2に建具支承用の補助部材3が嵌
め付けられ、この補助部材3を介して建具5が洗い場1
の外周部に取り付けられた浴室床パンの建具取り付け構
造であって、上記の凹溝2の外側壁2aが洗い場1の床
面より高く形成され、上記の補助部材3の端部3aに当
接させて、少なくとも側面が面取りされたシールド兼位
置決め用の壁下部材6が上記の凹溝2に嵌め合わされて
設けられたことを特徴とする(請求項1)。
とは、壁下部材6は側面だけではなく、底面も面取りさ
れるのでも良い、ということを意味する。底面も面取り
される場合は、防水処理剤4の逃げ箇所(液溜めの箇
所)が多くなり、シールド性が一層良くなる、という利
点がある。
溝2にドア枠7が嵌め付けられ、このドア枠7に対応す
る凹溝2の外側壁2aの上部が切り欠かれ、この外側壁
2aを越えて脱衣室8の側に張り出されたドア枠7の延
長部7aが、洗い場1の床面と略同じ高さに形成される
のが好ましい(請求項2)。
外側壁2aの上部だけ、切り欠くものであるから、浴室
床パンの強度を損なうことなく、出入口における躓きを
解消できる、という利点がある。
部材6が、凹溝2のコーナー位置S1に設けられるのが
好ましい(請求項3)。
防水性を向上させることができるからである。
に、凹溝2のコーナー位置S1に配置される壁下部材9
が、上記のコーナー位置S1に嵌め込まれるコーナー部
9aと、このコーナー部9aから横に延ばされた延長部
9bとで形成されると共に、上記のコーナー位置S1の
エッジ2bに対応する側面位置に、防水処理剤4の保溜
部91が縦溝状に形成されてなるのが好ましい(請求項
4)。
3に長さの違いがあっても調節でき、又防水処理剤4の
保溜部91によって凹溝2のコーナー位置S1に塗布す
る防水処理剤4が流れ出すことを防止できるからであ
る。
うに、コーナー配置用壁下部材9の延長部9bの長さD
1が、この壁下部材9以外の壁下部材6の、凹溝2の長
手方向に沿った長さD2と同一に選定されるのが好まし
い(請求項5)。
部材3は取付け位置A、Bが変わっても、同一寸法の一
種類のもので済むからである。具体的には、延長部9b
の長さD1が壁下部材6の長さD2と同じ寸法(例えば3
0mm)に選定されると、A、Bの位置の各補助部材3
は、寸法D3、D4が例えば770(mm)の同じ長さ
の、同一種類のもので済む。これに対し、長さD1が長
さD2と異なると、二種類の長さの補助部材3を用意する
煩わしさが生じるものである。
下部材6、9が、凹溝2の外側壁2aの内面に形成され
た凹部21と嵌合する凸部61を備えてなるのが好まし
い(請求項6)。
化でき、ひいては建具5の取り付け作業を迅速化、容易
化できるからである。
に、壁下部材6、9が凹溝2の底面壁に形成された上面
開口状の凹段差部22と嵌合する凸段差部62を備えて
なるのが好ましい(請求項7)。
化でき、建具5の取り付け作業を簡単化、迅速化できる
からである。又この場合は、壁下部材6の嵌め付け箇所
が底面壁であるから、底面壁の凹段差部22に防水処理
剤4が浸入し易く、従って防水処理剤4の逃げ箇所を確
保できる、という利点もある。
を添付図面に従って説明する。
洗い場1の外周部に洗い場1の床面から立ち下げて凹溝
2が形成されている。3は、この凹溝2に嵌め付けられ
た建具支承用の補助部材である。この補助部材3は、通
常、凹溝2との隙間に防水処理剤4が塗布される。本発
明は、この補助部材3を介して、建具5としての例えば
壁パネルが洗い場1の外周部に取り付けられるものであ
る。
切り)できるよう、洗い場1の床面より高く形成されて
いる。6は、上記の補助部材3の端部3aに当接させ
る、シールド兼位置決め用の壁下部材である。
5に示されるように、側面と底面が面取りされている。
6aは、面取り部である。この面取り部6aによって防
水処理剤4の保溜スペースS2(図1B参照)が取り付
け箇所の周面との間に作られる。防水処理剤4は、補助
部材3と凹溝2との隙間だけではなく、この保溜スペー
スS2を埋め、隙間を閉塞する。なお壁下部材6は、こ
の実施形態ではドア枠7との接合部と、凹溝2のコーナ
ー位置S1(図6参照)に設けられている。
に嵌め付けられている。そしてこのドア枠7に対応する
凹溝2の外側壁2aの上部は、図4に示されるように、
切り欠かれ、この外側壁2aを越えて脱衣室8の側に延
長部7aが張り出されている。又このドア枠7の延長部
7aは、洗い場1の床面と略同じ高さに形成されてい
る。
コーナー位置S1に配置されるコーナー配置用の壁下部
材9(図7、図8参照)を備えてなる。このコーナー配
置用の壁下部材9は、凹溝2のコーナー位置S1に嵌め
込まれるコーナー部9aと、このコーナー部9aから横
に延ばされた延長部9bとで形成されると共に、凹溝2
のコーナー位置S1のエッジ2bに対応する側面位置
に、防水処理剤4の保溜部91が縦溝状に形成されてい
る。
実施形態では壁下部材9の延長部9bの長さD1(この
実施形態では30mm)が、コーナー配置用壁下部材9
以外の壁下部材6の、凹溝2の長手方向に沿った長さD
2(この実施形態では30mm)と同一に形成されてい
る。同図において、D3、D4は、補助部材3の横幅(こ
の実施形態では共に770mm)であり、D5は浴室の
出入口側の横幅(この実施形態では1800mm)、D
6は補助部材3と延長部9bの長さとを足した距離であ
る。
置用壁下部材9の延長部9bの長さと、壁下部材6の長
さ とが同一であるから、Aの位置の補助部材3と、B
の位置の補助部材3は、共に同一サイズ(770mm)
で良く、それ故一種類の補助部材3で施工できる。
側壁を洗い場の床面より高く形成し、この凹溝に嵌め付
けた補助部材の端部に当接させて、少なくとも側面を面
取りした壁下部材を凹溝に設けたものである。
下部材によって、壁下の水密性、防水性を向上させるこ
とができる。
のAーA線拡大断面図、Bは要部平面図である。
平面図である。
平面図である。
ある。
時の要部平面図である。
ある。
図である。
時の要部平面図である。
ある。
Claims (7)
- 【請求項1】 洗い場の外周部に洗い場の床面から立ち
下げて凹溝が形成され、この凹溝に建具支承用の補助部
材が嵌め付けられ、この補助部材を介して建具が洗い場
の外周部に取り付けられた浴室床パンの建具取り付け構
造であって、上記の凹溝の外側壁が洗い場の床面より高
く形成され、上記の補助部材の端部に当接させて、少な
くとも側面が面取りされたシールド兼位置決め用の壁下
部材が上記の凹溝に嵌め合わされて設けられたことを特
徴とする浴室床パンの建具取り付け構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の浴室床パンの建具取り付
け構造であって、凹溝にドア枠が嵌め付けられ、このド
ア枠に対応する凹溝の外側壁の上部が切り欠かれ、この
外側壁を越えて脱衣室の側に張り出されたドア枠の延長
部が、洗い場の床面と略同じ高さに形成されたことを特
徴とする浴室床パンの建具取り付け構造。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の浴室床パンの建具
取り付け構造であって、壁下部材が、凹溝のコーナー位
置に設けられたことを特徴とする浴室床パンの建具取り
付け構造。 - 【請求項4】 請求項3記載の浴室床パンの建具取り付
け構造であって、凹溝のコーナー位置に配置される壁下
部材が、上記のコーナー位置に嵌め込まれるコーナー部
と、このコーナー部から横に延ばされた延長部とで形成
されると共に、上記のコーナー位置のエッジに対応する
側面位置に、防水処理剤の保溜部が縦溝状に形成された
ことを特徴とする浴室床パンの建具取り付け構造。 - 【請求項5】 請求項4記載の浴室床パンの建具取り付
け構造であって、コーナー配置用壁下部材の延長部の長
さが、この壁下部材以外の壁下部材の、凹溝の長手方向
に沿った長さと同一に選定されたことを特徴とする浴室
床パンの建具取り付け構造。 - 【請求項6】 請求項1乃至5の何れかに記載の浴室床
パンの建具取り付け構造であって、壁下部材が、凹溝の
外側壁の内面に形成された凹部と嵌合する凸部を備えて
なることを特徴とする浴室床パンの建具取り付け構造。 - 【請求項7】 請求項1乃至5の何れかに記載の浴室床
パンの建具取り付け構造であって、壁下部材が、凹溝の
底面壁に形成された上面開口状の凹段差部と嵌合する凸
段差部を備えてなることを特徴とする浴室床パンの建具
取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000090401A JP3654123B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 浴室床パンの建具取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3654123B2 JP3654123B2 (ja) | 2005-06-02 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000090401A Expired - Fee Related JP3654123B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 浴室床パンの建具取り付け構造 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3654123B2 (ja) |
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