JP2001278918A - 珪素含有化合物、レジスト組成物およびパターン形成方法 - Google Patents

珪素含有化合物、レジスト組成物およびパターン形成方法

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JP2001278918A JP2000095990A JP2000095990A JP2001278918A JP 2001278918 A JP2001278918 A JP 2001278918A JP 2000095990 A JP2000095990 A JP 2000095990A JP 2000095990 A JP2000095990 A JP 2000095990A JP 2001278918 A JP2001278918 A JP 2001278918A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高感度、高解像度を有し、特に高アスペクト
比のパターンを形成するのに適した2層レジスト法の材
料として好適に使用できるのみならず、耐熱性に優れた
パターンを形成することができる化学増幅ポジ型レジス
ト材料のベースポリマーとして有用な新規高分子シリコ
ーン化合物及び該化合物をベースポリマーとして含有す
る化学増幅ポジ型レジスト材料並びにパターン形成方法
を提供する。 【解決手段】 一般式(1)〜(3)から選ばれる一以
上の珪素含有置換基を含む化合物を提供する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子などの
製造工程における微細加工に用いられる化学増幅ポジ型
レジスト材料のベース樹脂として好適な高分子シリコー
ン化合物、及び遠紫外線、KrFエキシマレーザー光
(248nm)、ArFエキシマレーザー光(193n
m)、電子線、X線などの高エネルギー線を露光光源と
して用いる際に好適な化学増幅ポジ型レジスト材料、並
びにパターン形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの高集積化と高速度化に伴
い、パターンルールの微細化が求められている中、現在
汎用技術として用いられている光露光では、光源の波長
に由来する本質的な解像度の限界に近づきつつある。g
線(436nm)もしくはi線(365nm)を光源と
する光露光では、およそ0.5μmのパターンルールが
限界とされており、これを用いて製作したLSIの集積
度は、16MビットDRAM相当までとなる。しかし、
LSIの試作はすでにこの段階まできており、更なる微
細化技術の開発が急務となっている。
【0003】パターンの微細化を図る手段の一つとして
は、レジストパターン形成の際に使用する露光光を短波
長化する方法があり、256Mビット(加工寸法が0.
25μm以下)DRAM(ダイナミック・ランダム・ア
クセス・メモリー)の量産プロセスには、露光光源とし
てi線(365nm)に代わって短波長のKrFエキシ
マレーザー(248nm)の利用が現在積極的に検討さ
れている。しかし、更に微細な加工技術(加工寸法が
0.2μm以下)を必要とする集積度1G以上のDRA
Mの製造には、より短波長の光源が必要とされ、特にA
rFエキシマレーザー(193nm)を用いたフォトグ
ラフィーが最近検討されてきている。
【0004】IBMのイトー(Ito)、G.C.Wi
llsonらが、ポリヒドロキシスチレンの水酸基をt
ert−ブトキシカルボニルオキシ基(t−Boc基)
で保護したPBOCSTという樹脂にオニウム塩の酸発
生剤を加えた化学増幅ポジ型レジスト材料を提案して以
来、種々の高感度で高解像度のレジスト材料が開発され
ている。しかし、これらの化学増幅ポジ型レジスト材料
は、いずれも高感度で高解像度のものではあるが、微細
な高アスペクト比のパターンを形成することは、これら
から得られるパターンの機械的強度を鑑みると困難であ
った。また、上記のようなポリヒドロキシスチレンをベ
ース樹脂として使用し、遠紫外線、電子線及びX線に対
して感度を有する化学増幅ポジ型レジスト材料は、数多
く提案されている。しかし、段差基板上に高アスペクト
比のパターンを形成するには、2層レジスト法が優れて
いるのに対し、上記レジスト材料はいずれも単層レジス
ト法によるものであり、未だ基板段差の問題、基板から
の光反射の問題、高アスペクト比のパターン形成が困難
な問題があり、実用に供することが難しいのが現状であ
る。2層レジスト膜を一般的なアルカリ現像液で現像す
るためには、ヒドロキシ基やカルボキシル基等の親水基
を有する高分子シリコーン化合物であることが必要とい
うことが知られている。
【0005】近年、シリコーン系化学増幅ポジ型レジス
ト材料として、安定なアルカリ可溶性シリコーンポリマ
ーであるポリヒドロキシベンジルシルセスキオキサンの
フェノール性水酸基の一部をt−Boc基で保護したも
のをベース樹脂として使用し、これと酸発生剤とを組み
合わせたシリコーン系化学増幅ポジ型レジスト材料が提
案されている(特開平7−118651号公報、SPI
E vol.1952(1993)377等)。また、
珪素含有アクリルモノマーを用いたシリコーン含有ポリ
マーも提案されている(特開平9−110938号公
報)。
【0006】アクリルペンダント型の珪素含有ポリマー
の欠点として、酸素プラズマにおけるドライエッチング
耐性がシルセスキオキサン系ポリマーに比べて弱いとい
うところが挙げられる。これは珪素含有率が低いことが
理由として挙げられる。アクリルペンダント型で珪素含
有率を高めようとすると、酸不安定基や、密着性基が相
対的に少なくなり、溶解コントラストや密着性が低下す
るといった欠点が生じる。そこで、珪素を含有する酸不
安定基が提案された(J.Of Photopolym
er Sci. and Technol. Vol.
10,No.4 p585(1997),SPIE
vol.3678(1999)420,SPIE vo
l.3678(1999)214,SPIE vol.
3678(1999)241,SPIE vol.36
78(1999)420,SPIE vol.3678
(1999)562等)。
【0007】珪素珪素結合を持つものは高い珪素含有率
を得ることができるが、200nmの波長において強い
吸収があるため、ArFリソグラフィーに用いることが
困難であり、珪素が1個あるいは2個含有しているだけ
ではエッチング耐性を高めることができない。また、珪
素含有レジストは、酸素プラズマを用いたドライエッチ
ング時に、速やかに酸化されて二酸化珪素に変化するこ
とが望ましいが、そのためには、シロキサン結合を含ん
でいる方が有利であるともいわれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、シロキ
サンは、ArFはもちろん、F2レーザーの波長領域に
おいても比較的透明性が高いという特徴を持ち、ArF
やF2レーザーリソグラフィーにおける高解像性能が期
待できるだけでなく、エッチング耐性を飛躍的に高める
ことができることを見出した。更に、本発明の珪素含有
置換基は、酸脱離性能をも有し、解像性向上に寄与する
ことができることを見出した。本発明は、上記事情に鑑
みなされたもので、高感度、高解像度を有し、特に高ア
スペクト比のパターンを形成するのに適した2層レジス
ト法の材料として好適に使用できるのみならず、耐熱性
に優れたパターンを形成することができる化学増幅ポジ
型レジスト材料のベースポリマーとして有用な新規高分
子シリコーン化合物及び該化合物をベースポリマーとし
て含有する化学増幅ポジ型レジスト材料並びにパターン
形成方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討を行った結果、一般式(1)、
(2)、(3)から選ばれる一以上の珪素含有置換基を
含み、重量平均分子量が2,000〜1,000,00
0の高分子化合物によって効果的に珪素含有率を高める
ことができることを見いだした。
【化4】 (上式中、R1、R2は、各式ごとにそれぞれ独立に水素
原子又は炭素数1〜20のアルキル基を表し、R3
4、R5は、各式ごとにそれぞれ独立に炭素数1〜20
のアルキル基、ハロアルキル基、炭素数6〜20のアリ
ール基、又は式中の珪素原子とシロキサン結合で結合し
ている珪素含有基を表し、R3、R4、R5の少なくとも
一つが珪素含有基である。) 好ましくは、上記一般式(1)〜(3)で表される珪素
含有置換基の一部又は全部が、カルボン酸性水酸基、ア
ルコール性水酸基、又はフェノール性水酸基における水
素原子を置換している高分子化合物を提供する。また、
一般式(4)〜(9)のいずれかで表される繰り返し単
位を有し、該繰り返し単位の合計を0.1〜90モル%
含むことを特徴とする高分子化合物を提供する。
【化5】 (上式中、R6は、各式ごとにそれぞれ独立して、水素
原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数3〜20の
アリール基、又は炭素数1〜20のハロアルキル基を表
し、Aは、各式ごとにそれぞれ独立して、一般式
(1)、(2)、又は(3)で表される珪素含有置換基
を表し、R7は、炭素数1〜10のアルキレン基を表
し、pは、0〜5の整数を表す。) さらに、分子量又は重量平均分子量が100〜2,00
0の範囲内で、かつカルボン酸性水酸基、アルコール性
水酸基、及びフェノール性水酸基から選ばれる一以上の
置換基を有する化合物であって、該置換基の一部又は全
てが一般式(1)、(2)、又は(3)で表される珪素
含有置換基によって置換されている溶解制御剤を提供す
る。また、上記高分子化合物と、酸発生剤と、有機溶剤
とを含有してなる化学増幅型ポジ型レジスト組成物を提
供し、更に上記溶解制御剤、又は上記溶解制御剤と塩基
性化合物とを含有してなる化学増幅型ポジ型レジスト組
成物を提供する。また、酸不安定基を有する高分子化合
物と、酸発生剤と、有機溶剤と、上記溶解制御剤を含有
してなる化学増幅型ポジ型レジスト組成物、更に塩基性
化合物を含有してなる化学増幅型ポジ型レジスト組成物
を提供する。更に、これらのポジ型レジストを被加工基
盤上の有機膜上に塗布し、ベーク(プリベーク)してレ
ジスト膜を形成した後、パターン回路領域に放射線を照
射し、ベーク(ポストエクスポジュアーベーク)を行
い、アルカリ性水溶液で現像して照射部分を溶解させて
レジストパターンを形成し、酸素プラズマを発生させる
ドライエッチング装置で有機膜を加工させることを特徴
とするパターン形成方法を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のレジスト材料は、特には
化学増幅型として有効に用いられ、とりわけ化学増幅ポ
ジ型として用いることが好ましい。本発明では、一般式
(1)〜(3)から選ばれる一以上の珪素含有置換基を
含む高分子化合物を用いることができる。一般式
(1)、(2)、(3)で示される、珪素含有酸不安定
基を例示する。
【化6】
【0011】一般式(1)、(2)、(3)で表される
珪素含有酸不安定基は、好ましくは、カルボン酸性水酸
基、アルコール性水酸基、フェノール性水酸基の水素原
子を置換している。この好適な例としては、一般式
(4)〜(9)の繰り返し単位が挙げられる。本発明
は、一般式(4)〜(9)で示される繰り返し単位を、
好ましくは0.1〜90モル%、より好ましくは0.5
〜80%、特に好ましくは0.1〜70%を含有する高
分子化合物を提供する。その重量平均分子量は、ゲル浸
透クロマトグラフィー(GPC)を用いて測定する場
合、2,000〜1,000,000、より好ましくは
3,000〜100,000、特に好ましくは4,00
0〜50,000の範囲である。重量平均分子量が2,
000未満ではポリマーのガラス転移点が実用範囲より
低下する場合があり、1,000,000を超えるとレ
ジストパターン形成のパターン間にスカム(残さ)が生
じる場合があり不都合だからである。一般式(4)〜
(9)中のR6は、各式ごとにそれぞれ独立して、水素
原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数3〜20の
アリール基、又は炭素数1〜20のハロアルキル基を表
し、Aは、各式ごとにそれぞれ独立して、一般式
(1)、(2)、又は(3)で表される珪素含有置換基
を表す。なお、各式ごとにそれぞれ独立してとは、一般
式(4)と(5)のR6とAを例にとれば、一般式
(4)のR6と(5)のR6は、同一とは限らず、異なる
場合もある。本願明細書では、特に記載しない限り、各
一般式の符号は各一般式ごとに独立して表すものとす
る。
【0012】一般式(1)〜(3)から選ばれる一以上
の珪素含有置換基を含む高分子化合物は、モノマーのう
ちに一般式(1)〜(3)から選ばれる一以上の珪素含
有置換基を含むモノマーを含めて、公知の重合方法を用
いることにより得ることができる。一般式(1)〜
(3)から選ばれる一以上の珪素含有置換基を含むモノ
マーは、公知のものを用いることができる。
【0013】更に、コントラストを高めるために、
(1)、(2)、(3)で示される珪素含有酸不安定基
に加えて、該不安定基以外の酸不安定基を有することが
できる。このものは、珪素含有酸不安定基と同じく、カ
ルボン酸性水酸基、アルコール性水酸基、フェノール性
水酸基の水素原子を置換するものであり、種々選定され
るが、特に下記一般式(20)、(21)で示される
基、下記一般式(22)で示される炭素数4〜40の3
級アルキル基、炭素数1〜6のトリアルキルシリル基、
炭素数4〜20のオキソアルキル基等であることが好ま
しい。
【化7】
【0014】一般式(20)、(21)において、
8、R11は、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状、環状
のアルキル基であり、酸素、硫黄、窒素、フッ素などの
ヘテロ原子を含んでもよい。R9、R10は、水素原子、
炭素数1〜20の直鎖状、分岐状、環状のアルキル基で
あり、酸素、硫黄、窒素、フッ素などのヘテロ原子を含
んでも良く、aは0〜10の整数である。R9とR10
9とR11、R10とR11は、それぞれ結合して環を形成
しても良い。一般式(22)において、R12、R13、R
14は、炭素数1〜20の直鎖状、分岐状、環状のアルキ
ル基であり、酸素、硫黄、窒素、フッ素などのヘテロ原
子を含んでも良く,R12とR13、R12とR14、R13とR
14とは、互いに結合して環を結合しても良い。
【0015】一般式(20)に示される化合物を具体的
に例示すると、tert−ブトキシカルボニル基、te
rt−ブトキシカルボニルメチル基、tert−アミロ
キシカルボニル基、tert−アミロキシカルボニルメ
チル基、1−エトキシエトキシカルボニルメチル基、2
−テトラヒドロピラニルオキシカルボニルメチル基、2
−テトラヒドロフラニルオキシカルボニルメチル基等が
挙げられる。
【0016】一般式(21)で示される化合物を例示す
ると、1−メトキシエチル基、1−エトキシエチル基、
1−n−プロポキシエチル基、1−イソプロポキシエチ
ル基、1−n−ブトキシエチル基、1−イソブトキシエ
チル基、1−sec−ブトキシエチル基、1−tert
−ブトキシエチル基、1−tert−アミロキシエチル
基、1−エトキシ−n−プロピル基、1−シクロヘキシ
ロキシエチル基、メトキシプロピル基、エトキシプロピ
ル基、1−メトキシ−1−メチル−エチル基、1−エト
キシ−1−メチル−エチル基等の直鎖状もしくは分岐状
アセタール基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロ
ピラニル基等の環状アセタール基等が挙げられ、好まし
くはエトキシエチル基、ブトキシエチル基、エトキシプ
ロピル基が挙げられる。
【0017】一般式(22)に示される3級アルキル基
としては、tert−ブチル基、トリエチルカルビル
基、または下記に示す一般式(23)から(38)を具
体的にあげることができる。
【化8】
【0018】R15は、炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又
は環状のアルキル基を示し、具体的にはメチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、s
ec−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、シ
クロプロピル基、シクロプロピルメチル基、シクロブチ
ル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等を例示で
きる。R16は、炭素数2〜6の直鎖状、分岐状又は環状
のアルキル基を示し、具体的にはエチル基、プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル
基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、シクロプロピル
基、シクロプロピルメチル基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基等を例示できる。R
17は、水素原子、炭素数1〜6のヘテロ原子を含んでも
良い1価炭化水素基、炭素数1〜6のヘテロ原子を介し
ても良い1価炭化水素基を示す。ヘテロ原子としては、
酸素原子、硫黄原子、窒素原子を挙げることができ、−
OH、−OR(Rはアルキル基、以下同じ)、−O−、
−S−、−S(=O)−、−NH2、−NHR、−NR
2、−NH−、−NR−として含有又は介在することが
できる。R17、R18としては、水素原子、アルキル基、
ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、アルコ
キシ基、アルコキシアルキル基などを挙げることがで
き、これらは直鎖状、分岐状、環状のいずれでもい。具
体的には、メチル基、ヒドロキシメチル基、エチル基、
ヒドロキシエチル基、プロピル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、sec−ブチル基、n−ペンチル基、n−
ヘキシル基、メトキシ基、メトキシメトキシ基、エトキ
シ基、tert−ブトキシ基等を例示できる。各アルキ
ル基がそれぞれ炭素数1〜6のトリアルキルシリル基と
しては、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、ジ
メチル−tert−ブチルシリル基等が挙げられる。
【0019】R8、R11、R14は、炭素数4〜20のオ
キソアルキル基としても例示でき、3−オキソアルキル
基、又は下記式で示される基等が挙げられる。
【化9】
【0020】R8、R11、R14は、フェニル基、p−メ
チルフェニル基、p−エチルフェニル基、p−メトキシ
フェニル基等のアルコキシ置換フェニル基等の非置換又
は置換アリール基、ベンジル基、フェネチル基等のアラ
ルキル基等や、これらの基に酸素原子を有する、或いは
炭素原子に結合する水素原子が水酸基に置換されたり、
2個の水素原子が酸素原子で置換されてカルボニル基を
形成する下記式で示されるようなアルキル基等の基も挙
げることができる。
【化10】
【0021】本発明珪素含有高分子化合物は、密着性を
向上させるための置換基を含むモノマーを更に加えて重
合させることができる。密着性向上のためのモノマーと
は、無水物、エステル(ラクトン)、カーボネート、ア
ルコール、アミド、ケトンなどの親水性置換基を含むも
のであり、例えば下記のようなものが挙げられる。
【化11】 上式中、R6は、上述と同様な定義であり、各式ごとに
それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜20のアルキ
ル基、炭素数3〜20のアリール基、又は炭素数1〜2
0のハロアルキル基を表す。
【0022】
【化12】
【0023】また、更に珪素含有量を増やすことによっ
てドライエッチング耐性を高めることができるモノマー
を共重合することができる。このものは、珪素を含むモ
ノマーであり、例えば下記に示すものが例示される。
【化13】
【0024】上記高分子化合物を製造する場合、一般的
には上記モノマー類と溶媒を混合し、触媒を添加して、
場合によっては加熱或いは冷却しながら重合反応を行
う。重合反応は開始剤(或いは触媒)の種類、開始の方
法(光、熱、放射線、プラズマなど)、重合条件(温
度、圧力、濃度、溶媒、添加物)などによっても支配さ
れる。本発明の高分子化合物の重合においては、AIB
Nなどのラジカルによって重合が開始されるラジカル共
重合、アルキルリチウムなどの触媒を用いたイオン重合
(アニオン重合)などが一般的である。これらの重合
は、その常法に従って行うことができる。
【0025】本発明のレジスト材料には、更に溶解制御
剤を添加することができる。溶解制御剤としては、分子
量又は重量平均分子量が100〜2,000、好ましく
は150〜800である。分子量又は重量平均分子量が
100未満では、ベーク中に膜から揮発あるいは昇華す
る場合があり、分子量又は重量平均分子量が2,000
を超えるとパターン形成後スカム(残さ)が発生する場
合があり不都合だからである。また、本発明で用いる溶
解制御剤は、分子内にフェノール性水酸基を2つ以上有
する化合物の該フェノール性水酸基の水素原子又は分子
内にカルボキシ基を有する化合物の該カルボキシ基の水
素原子を一般式(1)、(2)、又は(3)で表される
珪素含有酸不安定基あるいは一般式(20)、(2
1)、又は(22)で示される酸不安定基により全体と
して平均10〜100モル%の割合で置換した化合物、
又は分子内にアルコール性水酸基を有する化合物の該ア
ルコール性水酸基の水素原子を一般式(1)、(2)、
又は(3)で表される珪素含有酸不安定基により全体と
して平均10〜100モル%の割合で置換した化合物を
配合することが好ましい。なお、フェノール性水酸基の
水素原子の酸不安定基による置換率は、平均でフェノー
ル性水酸基全体の0モル%以上、好ましくは30モル%
以上であり、その上限は100モル%である。カルボキ
シ基性水酸基の水素原子の酸不安定基による置換率は、
平均でカルボキシ基全体の50モル%以上、好ましくは
70モル%以上であり、その上限は100モル%であ
る。アルコール性水酸基の水素原子の酸不安定基の置換
率は、10モル%以上、好ましくは30モル%以上であ
り、上限は100モル%である。
【0026】この場合、かかるフェノール性水酸基を2
つ以上有する化合物又はカルボキシ基を有する化合物と
しては、下記式(D1)〜(D14)で示されるものが
好ましい。
【化14】 (但し、式中R201、R202はそれぞれ水素原子、又は炭
素数1〜8の直鎖状又は分岐状のアルキル基又はアルケ
ニル基を示す。R203は水素原子、又は炭素数1〜8の
直鎖状又は分岐状のアルキル基又はアルケニル基、或い
は−(R207hCOOHを示す。R204は−(CH2i
−(iは、2〜10の整数である。)、炭素数6〜10
のアリーレン基、カルボニル基、スルホニル基、酸素原
子又は硫黄原子を示す。R205は炭素数1〜10のアル
キレン基、炭素数6〜10のアリーレン基、カルボニル
基、スルホニル基、酸素原子又は硫黄原子を示す。R20
6は水素原子、炭素数1〜8の直鎖状又は分岐状のアル
キル基、アルケニル基、又はそれぞれ水酸基で置換され
たフェニル基又はナフチル基を示す。R207は炭素数1
〜10の直鎖状又は分岐状のアルキレン基を示す。R
208は水素原子又は水酸基を示す。jは0〜5の整数で
ある。u、hは0又は1である。s、t、s’、t’、
s’’、t’’はそれぞれs+t=8、s’+t’=
5、s’’+t’’=4を満足し、かつ各フェニル骨格
中に少なくとも1つの水酸基を有するような数である。
αは式(D8)、(D9)の化合物の分子量を100〜
1,000とする数である。)
【0027】上式中、R201、R202としては、例えば水
素原子、メチル基、エチル基、ブチル基、プロピル基、
エチニル基、シクロヘキシル基、R203としては、例え
ばR2 01、R202と同様なもの、或いは−COOH、−C
2COOH、R204としては、例えばエチレン基、フェ
ニレン基、カルボニル基、スルホニル基、酸素原子、硫
黄原子等、R205としては、例えばメチレン基、或いは
204と同様なもの、R 206としては例えば水素原子、メ
チル基、エチル基、ブチル基、プロピル基、エチニル
基、シクロヘキシル基、それぞれ水酸基で置換されたフ
ェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
【0028】本発明で使用される有機溶剤としては、酸
発生剤、ベース樹脂、溶解阻止剤等が溶解可能な有機溶
媒であれば何れでも良い。このような有機溶剤として
は、例えばシクロヘキサノン、メチル−2−n−アミル
ケトン等のケトン類、3−メトキシブタノール、3−メ
チル−3−メトキシブタノール、1−メトキシ−2−プ
ロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール等のアル
コール類、プロピレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレング
リコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ
エチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテ
ル類、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ート、乳酸エチル、ピルビン酸エチル、酢酸ブチル、3
−メトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオ
ン酸エチル、酢酸tert−ブチル、プロピオン酸te
rt−ブチル、プロピレングリコール−モノ−tert
−ブチルエーテルアセテート等のエステル類が挙げら
れ、これらの1種を単独で又は2種以上を混合して使用
することができるが、これらに限定されるものではな
い。本発明では、これらの有機溶剤の中でもレジスト成
分中の酸発生剤の溶解性が最も優れているジエチレング
リコールジメチルエーテルや1−エトキシ−2−プロパ
ノール、乳酸エチルの他、安全溶剤であるプロピレング
リコールモノメチルエーテルアセテート及びその混合溶
剤が好ましく使用される。有機溶剤の使用量としては、
一般式(1)〜(3)から選ばれる一以上の珪素含有置
換基を含み、重量平均分子量が2,000〜1,00
0,000の高分子化合物100重量部に対して100
〜5,000重量部、好ましくは200〜4,000重
量部、より好ましくは300〜3,000重量部であ
る。
【0029】本発明で用いる酸発生剤としては、下記一
般式(75)のオニウム塩、式(76)のジアゾメタン
誘導体、式(77)のグリオキシム誘導体、β−ケトス
ルホン誘導体、ジスルホン誘導体、ニトロベンジルスル
ホネート誘導体、スルホン酸エステル誘導体、イミド−
イルスルホネート誘導体等が挙げられる。
【化15】 一般式(75) において、R30は、炭素数1〜12の
直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数6〜12
のアリール基又は炭素数7〜12のアラルキル基を表
し、M+はヨードニウム、スルホニウムを表し、K-は非
求核性対向イオンを表し、bは2又は3である。) 一般式(76)において、R31、R32は炭素数1〜12
の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基又はハロゲン化
アルキル基、炭素数6〜12のアリール基又はハロゲン
化アリール基又は炭素数7〜12のアラルキル基を表
す。) 一般式(77)において、R33、R34、R35は炭素数1
〜12の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基又はハロ
ゲン化アルキル基、炭素数6〜12のアリール基又はハ
ロゲン化アリール基又は炭素数7〜12のアラルキル基
を表す。また、R34、R35は互いに結合して環状構造を
形成してもよく、環状構造を形成する場合、R34、R35
はそれぞれ炭素数1〜6の直鎖状又は分岐状のアルキレ
ン基を表す。
【0030】一般式(75)において、R30のアルキル
基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、シクロヘキシル基、2−オキソシクロヘキシル基、
ノルボルニル基、アダマンチル基等が挙げられる。アリ
ール基としてはフェニル基、p−メトキシフェニル基、
m−メトキシフェニル基、o−メトキシフェニル基、エ
トキシフェニル基、p−tert−ブトキシフェニル
基、m−tert−ブトキシフェニル基等のアルコキシ
フェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニ
ル基、4−メチルフェニル基、エチルフェニル基、4−
tert−ブチルフェニル基、4−ブチルフェニル基、
ジメチルフェニル基等のアルキルフェニル基が挙げられ
る。アラルキル基としてはベンジル基、フェネチル基等
が挙げられる。K-の非求核性対向イオンとしては、塩
化物イオン、臭化物イオン等のハライドイオン、トリフ
レート、1,1,1−トリフルオロエタンスルホネー
ト、ノナフルオロブタンスルホネート等のフルオロアル
キルスルホネート、トシレート、ベンゼンスルホネー
ト、4−フルオロベンゼンスルホネート、1,2,3,
4,5−ペンタフルオロベンゼンスルホネート等のアリ
ールスルホネート、メシレート、ブタンスルホネート等
のアルキルスルホネートが挙げられる。
【0031】一般式(76)において、R31、R32のア
ルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、アミル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基、ノルボルニル基、アダマンチル基等が挙げられる。
ハロゲン化アルキル基としてはトリフルオロメチル基、
1,1,1−トリフルオロエチル基、1,1,1−トリ
クロロエチル基、ノナフルオロブチル基等が挙げられ
る。アリール基としてはフェニル基、p−メトキシフェ
ニル基、m−メトキシフェニル基、o−メトキシフェニ
ル基、エトキシフェニル基、p−tert−ブトキシフ
ェニル基、m−tert−ブトキシフェニル基等のアル
コキシフェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチル
フェニル基、4−メチルフェニル基、エチルフェニル
基、4−tert−ブチルフェニル基、4−ブチルフェ
ニル基、ジメチルフェニル基等のアルキルフェニル基が
挙げられる。ハロゲン化アリール基としてはフルオロベ
ンゼン基、クロロベンゼン基、1,2,3,4,5−ペ
ンタフルオロベンゼン基等が挙げられる。アラルキル基
としてはベンジル基、フェネチル基等が挙げられる。
【0032】一般式(77)において、R33、R34、R
35のアルキル基、ハロゲン化アルキル基、アリール基、
ハロゲン化アリール基、アラルキル基としては、R31
32で説明したものと同様の基が挙げられる。なお、R
34、R35のアルキレン基としてはメチレン基、エチレン
基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレン基等が挙げ
られる。具体的には、例えばトリフルオロメタンスルホ
ン酸ジフェニルヨードニウム、トリフルオロメタンスル
ホン酸(p−tert−ブトキシフェニル)フェニルヨ
ードニウム、p−トルエンスルホン酸ジフェニルヨード
ニウム、p−トルエンスルホン酸(p−tert−ブト
キシフェニル)フェニルヨードニウム、トリフルオロメ
タンスルホン酸トリフェニルスルホニウム、トリフルオ
ロメタンスルホン酸(p−tert−ブトキシフェニ
ル)ジフェニルスルホニウム、トリフルオロメタンスル
ホン酸ビス(p−tert−ブトキシフェニル)フェニ
ルスルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸トリス
(p−tert−ブトキシフェニル)スルホニウム、p
−トルエンスルホン酸トリフェニルスルホニウム、p−
トルエンスルホン酸(p−tert−ブトキシフェニ
ル)ジフェニルスルホニウム、p−トルエンスルホン酸
ビス(p−tert−ブトキシフェニル)フェニルスル
ホニウム、p−トルエンスルホン酸トリス(p−ter
t−ブトキシフェニル)スルホニウム、ノナフルオロブ
タンスルホン酸トリフェニルスルホニウム、ブタンスル
ホン酸トリフェニルスルホニウム、トリフルオロメタン
スルホン酸トリメチルスルホニウム、p−トルエンスル
ホン酸トリメチルスルホニウム、トリフルオロメタンス
ルホン酸シクロヘキシルメチル(2−オキソシクロヘキ
シル)スルホニウム、p−トルエンスルホン酸シクロヘ
キシルメチル(2−オキソシクロヘキシル)スルホニウ
ム、トリフルオロメタンスルホン酸ジメチルフェニルス
ルホニウム、p−トルエンスルホン酸ジメチルフェニル
スルホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸ジシクロ
ヘキシルフェニルスルホニウム、p−トルエンスルホン
酸ジシクロヘキシルフェニルスルホニウム等のオニウム
塩、ビス(ベンゼンスルホニル)ジアゾメタン、ビス
(p−トルエンスルホニル)ジアゾメタン、ビス(キシ
レンスルホニル)ジアゾメタン、ビス(シクロヘキシル
スルホニル)ジアゾメタン、ビス(シクロペンチルスル
ホニル)ジアゾメタン、ビス(n−ブチルスルホニル)
ジアゾメタン、ビス(イソブチルスルホニル)ジアゾメ
タン、ビス(sec−ブチルスルホニル)ジアゾメタ
ン、ビス(n−プロピルスルホニル)ジアゾメタン、ビ
ス(イソプロピルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(t
ert−ブチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(n−
アミルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(イソアミルス
ルホニル)ジアゾメタン、ビス(sec−アミルスルホ
ニル)ジアゾメタン、ビス(tert−アミルスルホニ
ル)ジアゾメタン、1−シクロヘキシルスルホニル−1
−(tert−ブチルスルホニル)ジアゾメタン、1−
シクロヘキシルスルホニル−1−(tert−アミルス
ルホニル)ジアゾメタン、1−tert−アミルスルホ
ニル−1−(tert−ブチルスルホニル)ジアゾメタ
ン等のジアゾメタン誘導体、ビス−o−(p−トルエン
スルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−o−
(p−トルエンスルホニル)−α−ジフェニルグリオキ
シム、ビス−o−(p−トルエンスルホニル)−α−ジ
シクロヘキシルグリオキシム、ビス−o−(p−トルエ
ンスルホニル)−2,3−ペンタンジオングリオキシ
ム、ビス−o−(p−トルエンスルホニル)−2−メチ
ル−3,4−ペンタンジオングリオキシム、ビス−o−
(n−ブタンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシ
ム、ビス−o−(n−ブタンスルホニル)−α−ジフェ
ニルグリオキシム、ビス−o−(n−ブタンスルホニ
ル)−α−ジシクロヘキシルグリオキシム、ビス−o−
(n−ブタンスルホニル)−2,3−ペンタンジオング
リオキシム、ビス−o−(n−ブタンスルホニル)−2
−メチル−3,4−ペンタンジオングリオキシム、ビス
−o−(メタンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシ
ム、ビス−o−(トリフルオロメタンスルホニル)−α
−ジメチルグリオキシム、ビス−o−(1,1,1−ト
リフルオロエタンスルホニル)−α−ジメチルグリオキ
シム、ビス−o−(tert−ブタンスルホニル)−α
−ジメチルグリオキシム、ビス−o−(パーフルオロオ
クタンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス
−o−(シクロヘキサンスルホニル)−α−ジメチルグ
リオキシム、ビス−o−(ベンゼンスルホニル)−α−
ジメチルグリオキシム、ビス−o−(p−フルオロベン
ゼンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−
o−(p−tert−ブチルベンゼンスルホニル)−α
−ジメチルグリオキシム、ビス−o−(キシレンスルホ
ニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビス−o−(カン
ファースルホニル)−α−ジメチルグリオキシム等のグ
リオキシム誘導体、2−シクロヘキシルカルボニル−2
−(p−トルエンスルホニル)プロパン、2−イソプロ
ピルカルボニル−2−(p−トルエンスルホニル)プロ
パン等のβ−ケトスルホン誘導体、ジフェニルジスルホ
ン、ジシクロヘキシルジスルホン等のジスルホン誘導
体、p−トルエンスルホン酸2,6−ジニトロベンジ
ル、p−トルエンスルホン酸2,4−ジニトロベンジル
等のニトロベンジルスルホネート誘導体、1,2,3−
トリス(メタンスルホニルオキシ)ベンゼン、1,2,
3−トリス(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)ベ
ンゼン、1,2,3−トリス(p−トルエンスルホニル
オキシ)ベンゼン等のスルホン酸エステル誘導体、フタ
ルイミド−イル−トリフレート、フタルイミド−イル−
トシレート、5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシ
イミド−イル−トリフレート、5−ノルボルネン−2,
3−ジカルボキシイミド−イル−トシレート、5−ノル
ボルネン−2,3−ジカルボキシイミド−イル−n−ブ
チルスルホネート等のイミド−イル−スルホネート誘導
体等が挙げられるが、トリフルオロメタンスルホン酸ト
リフェニルスルホニウム、トリフルオロメタンスルホン
酸(p−tert−ブトキシフェニル)ジフェニルスル
ホニウム、トリフルオロメタンスルホン酸トリス(p−
tert−ブトキシフェニル)スルホニウム、p−トル
エンスルホン酸トリフェニルスルホニウム、p−トルエ
ンスルホン酸(p−tert−ブトキシフェニル)ジフ
ェニルスルホニウム、p−トルエンスルホン酸トリス
(p−tert−ブトキシフェニル)スルホニウム等の
オニウム塩、ビス(ベンゼンスルホニル)ジアゾメタ
ン、ビス(p−トルエンスルホニル)ジアゾメタン、ビ
ス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン、ビス
(n−ブチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(イソブ
チルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(sec−ブチル
スルホニル)ジアゾメタン、ビス(n−プロピルスルホ
ニル)ジアゾメタン、ビス(イソプロピルスルホニル)
ジアゾメタン、ビス(tert−ブチルスルホニル)ジ
アゾメタン等のジアゾメタン誘導体、ビス−o−(p−
トルエンスルホニル)−α−ジメチルグリオキシム、ビ
ス−o−(n−ブタンスルホニル)−α−ジメチルグリ
オキシム等のグリオキシム誘導体が好ましく用いられ
る。なお、上記酸発生剤は1種を単独で又は2種以上を
組み合わせて用いることができる。オニウム塩は矩形性
向上効果に優れ、ジアゾメタン誘導体及びグリオキシム
誘導体は定在波低減効果に優れるが、両者を組み合わせ
ることにより、プロファイルの微調整を行うことが可能
である。
【0033】本発明で用いる酸発生剤の配合量は、一般
式(1)〜(3)から選ばれる一以上の珪素含有置換基
を含み、重量平均分子量が2,000〜1,000,0
00の高分子化合物100重量部に対して0.2〜15
重量部、特に0.5〜8重量部とすることが好ましく、
0.2重量部に満たないと露光時の酸発生量が少なく、
感度及び解像力が劣る場合があり、15部を超えるとレ
ジストの透過率が低下し、解像力が劣る場合がある。
【0034】塩基性化合物は、酸発生剤より発生する酸
がレジスト膜中に拡散する際の拡散速度を抑制すること
ができる化合物が適しており、このような塩基性化合物
の配合により、レジスト膜中での酸の拡散速度が抑制さ
れて解像度が向上し、露光後の感度変化を抑制したり、
基板や環境依存性を少なくし、露光余裕度やパターンプ
ロファイル等を向上することができる(特開平5−23
2706号、同5−249683号、同5−15823
9号、同5−249662号、同5−257282号、
同5−289322号、同5−289340号公報等記
載)。
【0035】このような塩基性化合物としては、第一
級、第二級、第三級の脂肪族アミン類、混成アミン類、
芳香族アミン類、複素環アミン類、カルボキシ基を有す
る含窒素化合物、スルホニル基を有する含窒素化合物、
ヒドロキシ基を有する含窒素化合物、ヒドロキシフェニ
ル基を有する含窒素化合物、アルコール性含窒素化合
物、アミド誘導体、イミド誘導体等が挙げられるが、特
に脂肪族アミンが好適に用いられる。
【0036】具体的には、第一級の脂肪族アミン類とし
て、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、n−プ
ロピルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミ
ン、イソブチルアミン、sec−ブチルアミン、ter
t−ブチルアミン、ペンチルアミン、tert−アミル
アミン、シクロペンチルアミン、ヘキシルアミン、シク
ロヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、
ノニルアミン、デシルアミン、ドデシルアミン、セチル
アミン、メチレンジアミン、エチレンジアミン、テトラ
エチレンペンタミン等が例示される。第二級の脂肪族ア
ミン類として、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ−
n−プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ−n−
ブチルアミン、ジイソブチルアミン、ジ−sec−ブチ
ルアミン、ジペンチルアミン、ジシクロペンチルアミ
ン、ジヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジヘ
プチルアミン、ジオクチルアミン、ジノニルアミン、ジ
デシルアミン、ジドデシルアミン、ジセチルアミン、
N,N−ジメチルメチレンジアミン、N,N−ジメチル
エチレンジアミン、N,N−ジメチルテトラエチレンペ
ンタミン等が例示される。第三級の脂肪族アミン類とし
て、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−
プロピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリ−n−
ブチルアミン、トリイソブチルアミン、トリ−sec−
ブチルアミン、トリペンチルアミン、トリシクロペンチ
ルアミン、トリヘキシルアミン、トリシクロヘキシルア
ミン、トリヘプチルアミン、トリオクチルアミン、トリ
ノニルアミン、トリデシルアミン、トリドデシルアミ
ン、トリセチルアミン、N,N,N’,N’−テトラメ
チルメチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメ
チルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメ
チルテトラエチレンペンタミン等が例示される。
【0037】また、混成アミン類としては、例えばジメ
チルエチルアミン、メチルエチルプロピルアミン、ベン
ジルアミン、フェネチルアミン、ベンジルジメチルアミ
ン等が例示される。芳香族アミン類及び複素環アミン類
の具体例としては、アニリン誘導体(例えばアニリン、
N−メチルアニリン、N−エチルアニリン、N−プロピ
ルアニリン、N,N−ジメチルアニリン、2−メチルア
ニリン、3−メチルアニリン、4−メチルアニリン、エ
チルアニリン、プロピルアニリン、トリメチルアニリ
ン、2−ニトロアニリン、3−ニトロアニリン、4−ニ
トロアニリン、2,4−ジニトロアニリン、2,6−ジ
ニトロアニリン、3,5−ジニトロアニリン、N,N−
ジメチルトルイジン等)、ジフェニル(p−トリル)ア
ミン、メチルジフェニルアミン、トリフェニルアミン、
フェニレンジアミン、ナフチルアミン、ジアミノナフタ
レン、ピロール誘導体(例えばピロール、2H−ピロー
ル、1−メチルピロール、2,4−ジメチルピロール、
2,5−ジメチルピロール、N−メチルピロール等)、
オキサゾール誘導体(例えばオキサゾール、イソオキサ
ゾール等)、チアゾール誘導体(例えばチアゾール、イ
ソチアゾール等)、イミダゾール誘導体(例えばイミダ
ゾール、4−メチルイミダゾール、4−メチル−2−フ
ェニルイミダゾール等)、ピラゾール誘導体、フラザン
誘導体、ピロリン誘導体(例えばピロリン、2−メチル
−1−ピロリン等)、ピロリジン誘導体(例えばピロリ
ジン、N−メチルピロリジン、ピロリジノン、N−メチ
ルピロリドン等)、イミダゾリン誘導体、イミダゾリジ
ン誘導体、ピリジン誘導体(例えばピリジン、メチルピ
リジン、エチルピリジン、プロピルピリジン、ブチルピ
リジン、4−(1−ブチルペンチル)ピリジン、ジメチ
ルピリジン、トリメチルピリジン、トリエチルピリジ
ン、フェニルピリジン、3−メチル−2−フェニルピリ
ジン、4−tert−ブチルピリジン、ジフェニルピリ
ジン、ベンジルピリジン、メトキシピリジン、ブトキシ
ピリジン、ジメトキシピリジン、1−メチル−2−ピリ
ドン、4−ピロリジノピリジン、1−メチル−4−フェ
ニルピリジン、2−(1−エチルプロピル)ピリジン、
アミノピリジン、ジメチルアミノピリジン等)、ピリダ
ジン誘導体、ピリミジン誘導体、ピラジン誘導体、ピラ
ゾリン誘導体、ピラゾリジン誘導体、ピペリジン誘導
体、ピペラジン誘導体、モルホリン誘導体、インドール
誘導体、イソインドール誘導体、1H−インダゾール誘
導体、インドリン誘導体、キノリン誘導体(例えばキノ
リン、3−キノリンカルボニトリル等)、イソキノリン
誘導体、シンノリン誘導体、キナゾリン誘導体、キノキ
サリン誘導体、フタラジン誘導体、プリン誘導体、プテ
リジン誘導体、カルバゾール誘導体、フェナントリジン
誘導体、アクリジン誘導体、フェナジン誘導体、1,1
0−フェナントロリン誘導体、アデニン誘導体、アデノ
シン誘導体、グアニン誘導体、グアノシン誘導体、ウラ
シル誘導体、ウリジン誘導体等が例示される。
【0038】更に、カルボキシ基を有する含窒素化合物
としては、例えばアミノ安息香酸、インドールカルボン
酸、アミノ酸誘導体(例えばニコチン酸、アラニン、ア
ルギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、
ヒスチジン、イソロイシン、グリシルロイシン、ロイシ
ン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、リジ
ン、3−アミノピラジン−2−カルボン酸、メトキシア
ラニン)等が例示され、スルホニル基を有する含窒素化
合物として3−ピリジンスルホン酸、p−トルエンスル
ホン酸ピリジニウム等が例示される。ヒドロキシ基を有
する含窒素化合物、ヒドロキシフェニル基を有する含窒
素化合物、アルコール性含窒素化合物としては、2−ヒ
ドロキシピリジン、アミノクレゾール、2,4−キノリ
ンジオール、3−インドールメタノールヒドレート、モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N,N−
ジエチルエタノールアミン、トリイソプロパノールアミ
ン、2,2’−イミノジエタノール、2−アミノエタノ
−ル、3−アミノ−1−プロパノール、4−アミノ−1
−ブタノール、4−(2−ヒドロキシエチル)モルホリ
ン、2−(2−ヒドロキシエチル)ピリジン、1−(2
−ヒドロキシエチル)ピペラジン、1−[2−(2−ヒ
ドロキシエトキシ)エチル]ピペラジン、ピペリジンエ
タノール、1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン、
1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ピロリジノン、3
−ピペリジノ−1,2−プロパンジオール、3−ピロリ
ジノ−1,2−プロパンジオール、8−ヒドロキシユロ
リジン、3−クイヌクリジノール、3−トロパノール、
1−メチル−2−ピロリジンエタノール、1−アジリジ
ンエタノール、N−(2−ヒドロキシエチル)フタルイ
ミド、N−(2−ヒドロキシエチル)イソニコチンアミ
ド等が例示される。アミド誘導体としては、ホルムアミ
ド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルム
アミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,
N−ジメチルアセトアミド、プロピオンアミド、ベンズ
アミド等が例示される。イミド誘導体としては、フタル
イミド、サクシンイミド、マレイミド等が例示される。
【0039】更に、下記一般式(78)及び(79)で
示される塩基性化合物を配合することもできる。
【化16】 (式中、R41、R42、R43、R47、R48はそれぞれ独立
して直鎖状、分岐鎖状又は環状の炭素数1〜20のアル
キレン基、R44、R45、R46、R49、R50は水素原子、
炭素数1〜20のアルキル基又はアミノ基を示し、R44
とR45、R45とR 46、R44とR46、R44とR45とR46
49とR50はそれぞれ結合して環を形成してもよい。
S、T、Uはそれぞれ0〜20の整数を示す。但し、
S、T、U=0のとき、R44、R45、R46、R49、R50
は水素原子を含まない。)
【0040】ここで、R41、R42、R43、R47、R48
アルキレン基としては、炭素数1〜20、好ましくは1
〜10、更に好ましくは1〜8のものであり、具体的に
は、メチレン基、エチレン基、n−プロピレン基、イソ
プロピレン基、n−ブチレン基、イソブチレン基、n−
ペンチレン基、イソペンチレン基、ヘキシレン基、ノニ
レン基、デシレン基、シクロペンチレン基、シクロへキ
シレン基等が挙げられる。
【0041】また、R44、R45、R46、R49、R50のア
ルキル基としては、炭素数1〜20、好ましくは1〜
8、更に好ましくは1〜6のものであり、これらは直鎖
状、分岐状、環状のいずれであってもよい。具体的に
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル
基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ヘキシル基、ノ
ニル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
【0042】更に、R44とR45、R45とR46、R44とR
46、R44とR45とR46、R49とR50が環を形成する場
合、その環の炭素数は1〜20、より好ましくは1〜
8、更に好ましくは1〜6であり、またこれらの環は炭
素数1〜6、特に1〜4のアルキル基が分岐していても
よい。S、T、Uはそれぞれ0〜20の整数であり、よ
り好ましくは1〜10、更に好ましくは1〜8の整数で
ある。
【0043】一般式(78)、(79)の化合物として
具体的には、トリス{2−(メトキシメトキシ)エチ
ル}アミン、トリス{2−(メトキシエトキシ)エチ
ル}アミン、トリス[2−{(2−メトキシエトキシ)
メトキシ}エチル]アミン、トリス{2−(2−メトキ
シエトキシ)エチル}アミン、トリス{2−(1−メト
キシエトキシ)エチル}アミン、トリス{2−(1−エ
トキシエトキシ)エチル}アミン、トリス{2−(1−
エトキシプロポキシ)エチル}アミン、トリス[2−
{(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ}エチル]アミ
ン、4,7,13,16,21,24−ヘキサオキサ−
1,10−ジアザビシクロ[8.8.8]ヘキサコサ
ン、4,7,13,18−テトラオキサ−1,10−ジ
アザビシクロ[8.5.5]エイコサン、1,4,1
0,13−テトラオキサ−7,16−ジアザビシクロオ
クタデカン、1−アザ−12−クラウン−4、1−アザ
−15−クラウン−5、1−アザ−18−クラウン−6
等が挙げられる。特に第三級アミン、アニリン誘導体、
ピロリジン誘導体、ピリジン誘導体、キノリン誘導体、
アミノ酸誘導体、ヒドロキシ基を有する含窒素化合物、
ヒドロキシフェニル基を有する含窒素化合物、アルコー
ル性含窒素化合物、アミド誘導体、イミド誘導体、トリ
ス{2−(メトキシメトキシ)エチル}アミン、トリス
{(2−(2−メトキシエトキシ)エチル}アミン、ト
リス[2−{(2−メトキシエトキシ)メチル}エチ
ル]アミン、1−アザ−15−クラウン−5等が好まし
い。
【0044】なお、上記塩基性化合物は1種を単独で又
は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合
量は、一般式(1)〜(3)から選ばれる一以上の珪素
含有置換基を含み、重量平均分子量が2,000〜1,
000,000の高分子化合物100重量部に対して
0.01〜2重量部、特に0.01〜1重量部が好適で
ある。配合量が0.01重量部より少ないと配合効果が
なく、2重量部を超えると感度が低下しすぎる場合があ
る。
【0045】本発明のレジスト材料には、上記成分以外
に任意成分として塗布性を向上させるために慣用されて
いる界面活性剤を添加することができる。なお、任意成
分の添加量は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量と
することができる。界面活性剤としては、非イオン性の
ものが好ましく、パーフルオロアルキルポリオキシエチ
レンエタノール、フッ素化アルキルエステル、パーフル
オロアルキルアミンオキサイド、含フッ素オルガノシロ
キサン系化合物等が挙げられる。例えばフロラード「F
C−430」、「FC−431」(いずれも住友スリー
エム社製)、サーフロン「S−141」、「S−14
5」、「S−381」、「S−383」(いずれも旭硝
子社製)、ユニダイン「DS−401」、「DS−40
3」、「DS−451」(いずれもダイキン工業社
製)、メガファック「F−8151」、「F−17
1」、「F−172」、「F−173」、「F−17
7」(大日本インキ工業社製)、「X−70−092
(含フッ素オルガノシロキサン系)」、「X−70−0
93(含フッ素オルガノシロキサン系)」(いずれも信
越化学工業社製)等を挙げることができる。好ましく
は、フロラード「FC−430」(住友スリーエム社
製)、「X−70−093(含フッ素オルガノシロキサ
ン系)」(信越化学工業社製)が挙げられる。
【0046】本発明のレジスト材料を使用してパターン
を形成するには、公知のリソグラフィー技術を採用して
行うことができる。例えば、シリコンウェハー等の基板
上にスピンコーティング等の手法で膜厚が0.01〜
1.0μmとなるように塗布し、これをホットプレート
上で60〜200℃、10秒〜10分間、好ましくは8
0〜150℃、30秒〜5分間プリベークする。次いで
目的のパターンを形成するためのマスクを上記のレジス
ト膜上にかざし、波長300nm以下の遠紫外線、エキ
シマレーザー、X線等の高エネルギー線もしくは電子線
を露光量1〜200mJ/cm2程度、好ましくは10
〜100mJ/cm2程度となるように照射した後、ホ
ットプレート上で60〜150℃、10秒〜5分間、好
ましくは80〜130℃、30秒〜3分間ポストエクス
ポージャベーク(PEB)する。更に、0.1〜5%、
好ましくは2〜3%テトラメチルアンモニウムハイドロ
オキサイド(TMAH)等のアルカリ水溶液の現像液を
用い、10秒〜3分間、好ましくは0.5〜2分間、浸
漬(dip)法、パドル(puddle)法、スプレー
(spray)法等の常法により現像することにより基
板上に目的のパターンが形成される。なお、本発明材料
は、特に高エネルギー線の中でも254〜120nmの
遠紫外線又はエキシマレーザー、特に248nmのKr
F、193nmのArF、157nmのF2、146n
mのKr2、134nmのKrAr、126nmのAr2
などのエキシマレーザー、X線及び電子線による微細パ
ターンニングに最適である。また、上記範囲を上限及び
下限から外れる場合は、目的のパターンを得ることがで
きない場合がある。
【0047】
【実施例】以下、合成例及び実施例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記例に制限されるもので
はない。 1) 珪素含有ポリマーの合成例 ポリマー1 2Lのフラスコ中でモノマー1の70gとモノマー4の
45gをトルエン560mlに溶解させ、十分に系中の
酸素を除去した後、開始剤AIBN5.5gを仕込んだ
後、60℃まで昇温して24時間重合反応を行った。得
られたポリマーを精製する為に、反応混合物をヘキサン
/エーテル(3:2)混合溶媒中に注ぎ、得られた重合
体を沈澱・分離したところ、100gの白色重合体が得
られた。反応液を濃縮後、純水20L中に注いでポリマ
ーを沈殿させた。得られたポリマーをアセトンに溶か
し、純水20L中に注いでポリマーを沈殿させる操作を
二回繰り返した後、重合体を分離し、乾燥させた。この
ようにして得られた90gの白色重合体は光散乱法によ
り重量平均分子量が9800g/molであり、GPC溶出
曲線より分散度(=Mw/Mn)が1.60の重合体で
あることが確認できた。さらに、1H−NMRを測定す
ることにより、ポリマー中にモノマー1とモノマー4が
モル比ほぼ1:1で含まれていることが確認できた。
【0048】ポリマー2 ポリマー1のモノマー1をモノマー2に変えてポリマー
2を得た。重量平均分子量が10200g/molであり、
GPC溶出曲線より分散度(=Mw/Mn)が1.70
の重合体であることが確認できた。さらに、1H−NMR
を測定することにより、ポリマー中にモノマー2とモノ
マー4がモル比ほぼ1:1で含まれていることが確認で
きた。
【0049】ポリマー3 ポリマー1のモノマー1をモノマー3に変えてポリマー
3を得た。重量平均分子量が10500g/molであり、
GPC溶出曲線より分散度(=Mw/Mn)が1.85
の重合体であることが確認できた。さらに、1H−NM
Rを測定することにより、ポリマー中にモノマー3とモ
ノマー4がモル比ほぼ1:1で含まれていることが確認
できた。
【0050】ポリマー4 ポリマー1のモノマー1をモノマー5、モノマー4をモ
ノマー6に変えてポリマー4を得た。重量平均分子量が
6800g/molであり、GPC溶出曲線より分散度(=
Mw/Mn)が1.80の重合体であることが確認でき
た。さらに、1H−NMRを測定することにより、ポリ
マー中にモノマー5とモノマー6がモル比ほぼ1:1で
含まれていることが確認できた。
【0051】使用したモノマー1〜6及び得られたポリ
マー1〜5を以下に示す。
【化17】
【0052】
【化18】
【0053】2)レジスト組成例 ポリマー1-4で示されるシリコーンポリマー,PAG
1、2で示される酸発生剤,DRI1、2で示される溶
解制御剤、FC−430(住友3M製)0.01重量%
を含むプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート(PGMEA)溶媒1000重量部に十分に溶解さ
せ、0.1μmのテフロン製のフィルターをろ過するこ
とによってレジスト液をそれぞれ調整した。シリコンウ
ェハーに下層ノボラック系レジスト材料としてOFPR
−800(東京応化工業社製)を塗布し、300℃で5
分間加熱し,硬化させて0.5μmの厚みにした。
【0054】その上にブリューワーサイエンス社製反射
防止膜(DUV−30)をスピンコートして100℃3
0秒、20060秒ベークして55nmの厚みにした。
レジスト液を硬化させたDUV−30/ノボラックレジ
スト上へスピンコーティングし、ホットプレートを用い
て100℃で90秒間ベークして0.2μmの厚さにし
た。これをKrFエキシマレーザーステッパー(ニコン
社製,NA0.60)を用いて露光し、100℃で90
秒間ベーク(PEB)2.38重量%テトラメチルアン
モニウムヒドロキシド(TMAH)を行うと,ポジ型の
パターンを得ることができた。
【0055】その後、平行平板型スパッタエッチング装
置、東京エレクトロン社製TE8500を用いて、酸素
ガスをエッチャントガスとしてエッチングを行った。下
層レジスト膜のエッチング速度が150nm/minで
あるのに対し、本レジスト膜は15nm/min以下で
あった。2分間エッチングすることによって本レジスト
膜に覆われていない部分の下層レジスト膜は完全に消失
し、0.5μmの厚さの2層レジストパターンが形成で
きた。このエッチング条件を以下に示す。酸素ガス流
量:50sccm、ガス圧:1.3Pa、rfパワー:
50W、dcバイアス:450V。
【0056】3)レジストの評価 「感度」は、0.20μmラインアンドスペースが1:
1に解像している露光量を感度とし、この露光量におい
て解像している最も小さな寸法を解像度とした。結果を
表1に示す。
【0057】使用したPAG1、PAG2、DRI1、
DRI2、及びトリス(2−メトキシメトキシエチル)
アミン(TMMEA)の構造式を以下に示す。
【化19】
【0058】
【表1】
【0059】
【発明の効果】本発明のレジスト材料は、高エネルギー
線に感応し、300nm以下の波長における感度、解像
性、酸素プラズマエッチング耐性に優れている。従っ
て、本発明の高分子化合物およびレジスト材料は、これ
らの特性より、特に優れた2層レジスト用の材料となり
得るもので、微細でしかも基板に対して垂直なパターン
を容易に形成でき、このため超LSI製造用の微細パタ
ーン形成材料として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/039 601 G03F 7/039 601 7/075 511 7/075 511 7/40 521 7/40 521 H01L 21/027 H01L 21/30 502R (72)発明者 長谷川 幸士 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内 (72)発明者 金生 剛 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内 Fターム(参考) 2H025 AA01 AA02 AA03 AA09 AA12 AB16 AC04 AC05 AC06 AC08 AD03 BE00 BE07 BE10 BF30 BG00 CB34 CB43 CB45 CB52 CB55 CC03 CC20 FA17 FA41 2H096 AA25 BA11 DA01 EA03 EA05 EA06 EA07 FA01 GA08 HA24 4J002 BK001 BK002 BQ001 BQ002 FD202 GP03 4J100 AB07P AE09P AK32Q AL08P AL08Q AL51P AQ07P AR09P AR11P BA15P BA80P BC53Q CA01 CA04 CA23 DA01 JA38

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)〜(3)から選ばれる一以
    上の珪素含有置換基を含み、重量平均分子量が2,00
    0〜1,000,000の高分子化合物。 【化1】 (上式中、R1、R2は、各式ごとにそれぞれ独立に水素
    原子又は炭素数1〜20のアルキル基を表し、R3
    4、R5は、各式ごとにそれぞれ独立に炭素数1〜20
    のアルキル基、ハロアルキル基、炭素数6〜20のアリ
    ール基、又は式中の珪素原子とシロキサン結合で結合し
    ている珪素含有基を表し、R3、R4、R5の少なくとも
    一つが珪素含有基である。)
  2. 【請求項2】 上記一般式(1)〜(3)から選ばれる
    一以上の珪素含有置換基の一部又は全部が、カルボン酸
    性水酸基、アルコール性水酸基、又はフェノール性水酸
    基における水素原子を置換している請求項1記載の高分
    子化合物。
  3. 【請求項3】 一般式(4)〜(9)のいずれかで表さ
    れる繰り返し単位を有し、該繰り返し単位の合計を0.
    1〜90モル%含む請求項2に記載の高分子化合物。 【化2】 (上式中、R6は、各式ごとにそれぞれ独立して、水素
    原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数3〜20の
    アリール基、又は炭素数1〜20のハロアルキル基を表
    し、Aは、各式ごとにそれぞれ独立して、一般式
    (1)、(2)、又は(3)で表される珪素含有置換基
    を表し、R7は、炭素数1〜10のアルキレン基を表
    し、pは、0〜5の整数を表す。)
  4. 【請求項4】 分子量又は重量平均分子量が100〜
    2,000の範囲内で、かつカルボン酸性水酸基、アル
    コール性水酸基、及びフェノール性水酸基から選ばれる
    一以上の置換基を有する化合物であって、該置換基の一
    部又は全てが一般式(1)、(2)、又は(3)で表さ
    れる珪素含有置換基によって置換されている溶解制御
    剤。 【化3】 (上式中、R1、R2は、各式ごとにそれぞれ独立に水素
    原子又は炭素数1〜20のアルキル基を表し、R3
    4、R5は、各式ごとにそれぞれ独立に炭素数1〜20
    のアルキル基、ハロアルキル基、炭素数6〜20のアリ
    ール基、又は式中の珪素原子とシロキサン結合で結合し
    ている珪素含有基を表し、R3、R4、R5の少なくとも
    一つが珪素含有基である。)
  5. 【請求項5】 請求項2又は請求項3に記載の高分子化
    合物と、酸発生剤と、有機溶剤とを含有してなる化学増
    幅型ポジ型レジスト組成物。
  6. 【請求項6】 酸不安定基を有する高分子化合物と、酸
    発生剤と、有機溶剤と、請求項4に記載の溶解制御剤と
    を含有してなる化学増幅型ポジ型レジスト組成物。
  7. 【請求項7】 さらに、請求項4で示される溶解制御剤
    とを含有してなる請求項5に記載の化学増幅型ポジ型レ
    ジスト組成物。
  8. 【請求項8】 さらに、塩基性化合物を添加してなる請
    求項5〜7のいずれかに記載の化学増幅型ポジ型レジス
    ト組成物。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8のいずれかに記載のポジ型
    レジストを被加工基盤上の有機膜上に塗布し、ベークし
    てレジスト膜を形成した後、パターン回路領域に放射線
    を照射し、ベークを行い、アルカリ性水溶液で現像して
    照射部分を溶解させてレジストパターンを形成し、酸素
    プラズマを発生させるドライエッチング装置で有機膜を
    加工させることを特徴とするパターン形成方法。
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